最終更新:ID:N+RAFeVE0g 2021年11月24日(水) 12:32:11履歴
根源到達を目標とする魔術師、鍵夜家の家系に生まれる。
この世界の聖杯戦争において、サーヴァントの魂を注ぎ込む小聖杯は人間の心臓に埋め込まれている。
鍵夜家の一族は聖杯戦争開幕当初から関わっており、彼らは代々心臓に小聖杯を埋め込む人身御供の家系。
小聖杯の外装として聖杯戦争の開幕までそれを守り続ける役目にある。
家の風習の例に漏れず、宗次も自らの体に小聖杯を宿し、子が成人になった時にそれを移植しお互いの心臓を移し替える。
だが、息子の鍵夜透は小聖杯の移植に拒否反応を示し昏睡状態に陥る。
宗次は根源を至る魔術師の家系にしては異端であり、家族への情に厚かった。
日々の研鑽を無視し、人生の目標は根源への到達から透の回復にすり替わっていく。
この1970年ごろは心臓の移植手術が法で認められていなかったため、
非合法な手段で心臓を手に入れては息子への移植実験を目論むが、全てパッチテストの段階で拒否反応が生じる。
聖杯の外装として体の機能が書き換わり、通常の人間の心臓を拒むようになってしまった。
唯一の手立てとして、魔術回路の伴った強靭な魔術師の心臓であれば移植の可能性があると判明した。
しかし、秘匿や研鑽を旨とする魔術師が自らの心臓を易々と手放すはずもない。
非合法のルートで入手することも考えたが、相当以上の魔術師に手を出せば必ず足がつき、しっぺ返しを受けるのは避けられない。
息子の現状に行き詰まりを抱えていた宗次は、ある計画を思いつく。
第二次聖杯戦争で持ち去られたロンギヌスの欠片を探し出し、聖杯戦争の開幕の準備を始めたのだ。
根源という餌に釣られれば、心臓に潤沢な魔術回路を持った魔術師が続々とやってくる。
息子の心臓の確保の目途はついた。
1998年。さらに転機が訪れる。
工房の近隣で起きた単身交通事故。そこで脳死状態の若者を発見した。
念のため彼の身柄を工房に連れて行くと、彼の心臓を透は拒絶しなかった。
全くの偶然であったが、すぐさま心臓の移植手術を実施。
小聖杯の移植には成功したが、息子は新たな心臓を得ても目覚めなかった。
この失敗は、魔術師の心臓が必要であるという宗次の考えをさらに加速させていく。
自らもロンギヌスの欠片を用いてランサーの召喚を行いマスターとなり準備を完全なものとした。
満がランサーを召喚すると共に、自作自演によって鍵夜家から姿を消す。
息子に小聖杯という爆弾を抱えさせたままの聖杯戦争は避けられた。
これで安全に息子を救済することができる。
根源への到達も何もかもがどうでもいい。
全ては息子のために。
この世界の聖杯戦争において、サーヴァントの魂を注ぎ込む小聖杯は人間の心臓に埋め込まれている。
鍵夜家の一族は聖杯戦争開幕当初から関わっており、彼らは代々心臓に小聖杯を埋め込む人身御供の家系。
小聖杯の外装として聖杯戦争の開幕までそれを守り続ける役目にある。
家の風習の例に漏れず、宗次も自らの体に小聖杯を宿し、子が成人になった時にそれを移植しお互いの心臓を移し替える。
だが、息子の鍵夜透は小聖杯の移植に拒否反応を示し昏睡状態に陥る。
宗次は根源を至る魔術師の家系にしては異端であり、家族への情に厚かった。
日々の研鑽を無視し、人生の目標は根源への到達から透の回復にすり替わっていく。
この1970年ごろは心臓の移植手術が法で認められていなかったため、
非合法な手段で心臓を手に入れては息子への移植実験を目論むが、全てパッチテストの段階で拒否反応が生じる。
聖杯の外装として体の機能が書き換わり、通常の人間の心臓を拒むようになってしまった。
唯一の手立てとして、魔術回路の伴った強靭な魔術師の心臓であれば移植の可能性があると判明した。
しかし、秘匿や研鑽を旨とする魔術師が自らの心臓を易々と手放すはずもない。
非合法のルートで入手することも考えたが、相当以上の魔術師に手を出せば必ず足がつき、しっぺ返しを受けるのは避けられない。
息子の現状に行き詰まりを抱えていた宗次は、ある計画を思いつく。
第二次聖杯戦争で持ち去られたロンギヌスの欠片を探し出し、聖杯戦争の開幕の準備を始めたのだ。
根源という餌に釣られれば、心臓に潤沢な魔術回路を持った魔術師が続々とやってくる。
息子の心臓の確保の目途はついた。
1998年。さらに転機が訪れる。
工房の近隣で起きた単身交通事故。そこで脳死状態の若者を発見した。
念のため彼の身柄を工房に連れて行くと、彼の心臓を透は拒絶しなかった。
全くの偶然であったが、すぐさま心臓の移植手術を実施。
小聖杯の移植には成功したが、息子は新たな心臓を得ても目覚めなかった。
この失敗は、魔術師の心臓が必要であるという宗次の考えをさらに加速させていく。
自らもロンギヌスの欠片を用いてランサーの召喚を行いマスターとなり準備を完全なものとした。
満がランサーを召喚すると共に、自作自演によって鍵夜家から姿を消す。
息子に小聖杯という爆弾を抱えさせたままの聖杯戦争は避けられた。
これで安全に息子を救済することができる。
根源への到達も何もかもがどうでもいい。
全ては息子のために。
魔術師でありながら家族への情に厚い価値観を持っていたのが彼を狂わせた。
基本的には善人であるが、我が子のためなら何をも犠牲にできる精神を持っている。
また、拾った鍵夜満を孫として扱っていたが、やはり小聖杯の器としてしか見ていない。
表向きは魔術師であることを隠し、好々爺としてふるまっていた。
住民からの評判は上々。孫と共に仲睦まじく暮らしている様を見事に演じていた。
基本的には善人であるが、我が子のためなら何をも犠牲にできる精神を持っている。
また、拾った鍵夜満を孫として扱っていたが、やはり小聖杯の器としてしか見ていない。
表向きは魔術師であることを隠し、好々爺としてふるまっていた。
住民からの評判は上々。孫と共に仲睦まじく暮らしている様を見事に演じていた。
入相梓
協力者。心臓の確保と引き換えに大聖杯を提供する協定を結ぶ。
白装束を装い狂言誘拐させ満を聖杯戦争に巻き込むと彼女と共に暗躍を始める。
心臓の強奪を彼女に任せており、基本的には事態を裏で見通すポジションに就く。
コルネリア
梓と共に召喚したランサー。
御三家として召喚システムに不正を働き本来の7騎の計上とは別に召喚する。
だが、あくまで透のための心臓が目的であるため彼女の制御に関しては戦闘を楽しむきらいがある梓に任せている。
鍵夜満
孫という体で向い入れた生贄。心臓を奪い小聖杯を埋め込んだ。
彼にかける愛は全て偽りであり、その存在をすべて利用しようとしている。
朱城徹
正規のランサーのマスター。
无の心臓に狙いをつける前は数少ない男性魔術師であり、心臓を狙う有力候補だった。
現在は狙いを切り替えているが、もしも无の心臓に不備が生じた際の予備と考えている。
基本的なルートで相対すことはないが、戦闘を交えた場合は悪辣な態度で事を構える。
「お前は予備だ、スペア風情が」
「愛を利用だと?我が愛は初めから息子にしか注がれておらん。小聖杯の器なんぞを、愛すと思っているのか?」
无
心臓に狙いをつけた老戦士。
齢こそ70を数えるものの強靭な肉体と潤沢な魔術回路は息子の心臓に移植するのにふさわしいと判断。
実際の心臓の摘出は、人間をバラした経験が多い梓に一任している。
何も知らない子供を利用する宗次は彼から大きな怒りを買うだろう。
協力者。心臓の確保と引き換えに大聖杯を提供する協定を結ぶ。
白装束を装い狂言誘拐させ満を聖杯戦争に巻き込むと彼女と共に暗躍を始める。
心臓の強奪を彼女に任せており、基本的には事態を裏で見通すポジションに就く。
コルネリア
梓と共に召喚したランサー。
御三家として召喚システムに不正を働き本来の7騎の計上とは別に召喚する。
だが、あくまで透のための心臓が目的であるため彼女の制御に関しては戦闘を楽しむきらいがある梓に任せている。
鍵夜満
孫という体で向い入れた生贄。心臓を奪い小聖杯を埋め込んだ。
彼にかける愛は全て偽りであり、その存在をすべて利用しようとしている。
朱城徹
正規のランサーのマスター。
无の心臓に狙いをつける前は数少ない男性魔術師であり、心臓を狙う有力候補だった。
現在は狙いを切り替えているが、もしも无の心臓に不備が生じた際の予備と考えている。
基本的なルートで相対すことはないが、戦闘を交えた場合は悪辣な態度で事を構える。
「お前は予備だ、スペア風情が」
「愛を利用だと?我が愛は初めから息子にしか注がれておらん。小聖杯の器なんぞを、愛すと思っているのか?」
无
心臓に狙いをつけた老戦士。
齢こそ70を数えるものの強靭な肉体と潤沢な魔術回路は息子の心臓に移植するのにふさわしいと判断。
実際の心臓の摘出は、人間をバラした経験が多い梓に一任している。
何も知らない子供を利用する宗次は彼から大きな怒りを買うだろう。
タグ
コメントをかく