最終更新: nevadakagemiya 2018年08月10日(金) 21:55:29履歴
【元ネタ】マビノギオン『エヴラウクの息子ペレドゥル 』
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】黒い乙女
y Forwyn Ddu (y=定冠詞 forwyn=乙女 du=黒)
【表記揺れ】black maiden(英)
【性別】女(無性・可変)
【外見・容姿】血槍を携えた黒いドレスの女性/黒い鎧の騎士/黒い泥状の人影/その他
【地域】カムリ(ウェールズ)
【年代】不明
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】非人型・聖杯
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:B 宝具:EX
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】
y Forwyn Ddu (y=定冠詞 forwyn=乙女 du=黒)
【表記揺れ】black maiden(英)
【性別】女(無性・可変)
【外見・容姿】血槍を携えた黒いドレスの女性/黒い鎧の騎士/黒い泥状の人影/その他
【地域】カムリ(ウェールズ)
【年代】不明
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】非人型・聖杯
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:B 宝具:EX
変化、幻術などの複合スキル。
ウェールズの幻想種湖の乙女 ───Fateにおいて幻術の達人とされる彼女達によって創り出された存在。
質量を持った幻像というのが本質であり、様々に姿を変える。
過去未来現在を映す湖面のごとく、見知らぬ者や知っている者の姿を借りることも多い。
ウェールズの幻想種
質量を持った幻像というのが本質であり、様々に姿を変える。
過去未来現在を映す湖面のごとく、見知らぬ者や知っている者の姿を借りることも多い。
聖杯を求めんとする者に試練を課すことができる。
試練とは、達成可能でなければ成立しないものである。それゆえに、不可能な試練を課された者には達成可能とする加護が働くこととなる。
逆に、確実に達成可能な場合には失敗の可能性が生まれることとなる。
試練とは、達成可能でなければ成立しないものである。それゆえに、不可能な試練を課された者には達成可能とする加護が働くこととなる。
逆に、確実に達成可能な場合には失敗の可能性が生まれることとなる。
y Waywffon Waedlyd (y=定冠詞 Waywffon=槍 Waedlyd=流血/血塗れの)
後世の聖杯伝説でグラールがカリス(イエスの聖杯)と習合されて以降は、ロンギヌスの聖槍と同一視されるようになるが、この時点では明らかに基督信仰とは異質な槍であった。
近代のアーサー王伝説研究者R.S.ルーミスは、アイルランドケルト神話のケルトハルらが持つ、血を欲する毒槍をルーツに求めたが、「ケルト」というウェールズとアイルランドを一緒くたに語る幻想の色眼鏡を外して見れば共通性は薄いと言わざるを得ない。
宝具としては後述の宝具グラールと一対のもので、グラールに満ちた魔力を放出(ビーム)したり、生贄をグラールに捧げて魔力を満たしたりできる。
また、伝承にあるように恐怖、恐慌などを振り撒くパッシブ効果を持つ、
ランク:EX 種別:祭典宝具 レンジ:? 最大捕捉:? |
- すると、二人の若者が広間に入ってきて、まっすぐ部屋に進んでくるのが見えた。とてつもなく大きな槍を持ち、その槍の口金の部分からは、三筋の血潮が床へと流れていた。このようないでたちで若者が入ってくるのを見ると、一同は叫び声と悲しみの声をあげたので、耐えがたいほどになってしまった。
後世の聖杯伝説でグラールがカリス(イエスの聖杯)と習合されて以降は、ロンギヌスの聖槍と同一視されるようになるが、この時点では明らかに基督信仰とは異質な槍であった。
近代のアーサー王伝説研究者R.S.ルーミスは、アイルランドケルト神話のケルトハルらが持つ、血を欲する毒槍をルーツに求めたが、「ケルト」というウェールズとアイルランドを一緒くたに語る幻想の色眼鏡を外して見れば共通性は薄いと言わざるを得ない。
宝具としては後述の宝具グラールと一対のもので、グラールに満ちた魔力を放出(ビーム)したり、生贄をグラールに捧げて魔力を満たしたりできる。
また、伝承にあるように恐怖、恐慌などを振り撒くパッシブ効果を持つ、
y Graal Santaidd (y=定冠詞 Graal=大皿/盆 Santaidd=聖なる)
ウェールズの伝説とクレティアンの著作における神秘の「グラール(大皿/盆)」とイエスの「聖杯(カリス)」が習合されたのは、ロベール・ド・ボロンの著した『聖杯由来の物語』においてである。
ロベール・ド・ボロンは、最後の晩餐で用いられた杯がアリマタヤのヨセフの手によって持ち出され、イエスの遺体を引き取る際に脇腹から流れた血を杯に満たした……といったストーリーによってグラールとカリスを繋げたのだ。
以降はこれが定着し、アーサー王伝説流布本サイクル及びマロリー版においても踏襲されることとなる。
近代の研究者は、アイルランドケルト神話のダグザが持つ大鍋をグラールのルーツに求めたが、「ケルト」というウェールズとアイルランドを一緒くたに語る幻想の色眼鏡を外して見れば共通性は薄いと言わざるを得ない。
宝具としては、まだ魔力や英霊の魂などを満たされていない聖杯。願望機になりうるものである。
英霊や魔力などを捧げていくことによって願望機として機能するようになる。
捧げられた魂や魔力の質によって特性が変化していく。
『エヴラウクの息子ペレドゥル』においては、グラールの上に捧げられた生首はカエル・ロイウの魔女達に討たれた無念を持ち、それゆえ従兄弟のペレドゥルをカエル・ロイウの魔女達への復讐に導いたのだ……と、ここでは解釈する。
魔術儀式用に造られた聖杯と比べて、神秘の格は高いが不安定であり、ある程度満たされた段階からは、周囲の願望や感情に反応して様々な現象を発現する半暴走状態となっていくことがある。
ランク:EX 種別:聖杯 レンジ:? 最大捕捉:? |
- 見よ、二人の乙女が入ってきた。大きな金属製の盆を持ち、その盆の上には男の首が載っており、首のまわりには大量の血が流れていた。そしてまたも一同が悲鳴と叫び声をあげ、この家の中で、彼ら二人と同じように平然としていられる者はいないという状態になった。
ウェールズの伝説とクレティアンの著作における神秘の「グラール(大皿/盆)」とイエスの「聖杯(カリス)」が習合されたのは、ロベール・ド・ボロンの著した『聖杯由来の物語』においてである。
ロベール・ド・ボロンは、最後の晩餐で用いられた杯がアリマタヤのヨセフの手によって持ち出され、イエスの遺体を引き取る際に脇腹から流れた血を杯に満たした……といったストーリーによってグラールとカリスを繋げたのだ。
以降はこれが定着し、アーサー王伝説流布本サイクル及びマロリー版においても踏襲されることとなる。
近代の研究者は、アイルランドケルト神話のダグザが持つ大鍋をグラールのルーツに求めたが、「ケルト」というウェールズとアイルランドを一緒くたに語る幻想の色眼鏡を外して見れば共通性は薄いと言わざるを得ない。
宝具としては、まだ魔力や英霊の魂などを満たされていない聖杯。願望機になりうるものである。
英霊や魔力などを捧げていくことによって願望機として機能するようになる。
捧げられた魂や魔力の質によって特性が変化していく。
『エヴラウクの息子ペレドゥル』においては、グラールの上に捧げられた生首はカエル・ロイウの魔女達に討たれた無念を持ち、それゆえ従兄弟のペレドゥルをカエル・ロイウの魔女達への復讐に導いたのだ……と、ここでは解釈する。
魔術儀式用に造られた聖杯と比べて、神秘の格は高いが不安定であり、ある程度満たされた段階からは、周囲の願望や感情に反応して様々な現象を発現する半暴走状態となっていくことがある。
ブリテン島の13宝物のひとつ。自動で兵士型の駒が動く遊戯盤。
『エヴラウクの息子ペレドゥル』の作中においてその名で呼ばれることはないが、特徴が一致するため同一のものと思われる。
ペレドゥルはこれを観戦すると、肩入れをしていた側の駒が負け、買った側の駒が歓声をあげたため腹を立てて湖に放り込んでしまった。
現れた黒い乙女はペレドゥルに対し、盤の所有者の女帝への償いのため黒い男討伐の試練を課す。
ランサーはこれを試練の小道具や、行列の触媒などとして使用する。
『エヴラウクの息子ペレドゥル』の作中においてその名で呼ばれることはないが、特徴が一致するため同一のものと思われる。
ペレドゥルはこれを観戦すると、肩入れをしていた側の駒が負け、買った側の駒が歓声をあげたため腹を立てて湖に放り込んでしまった。
現れた黒い乙女はペレドゥルに対し、盤の所有者の女帝への償いのため黒い男討伐の試練を課す。
ランサーはこれを試練の小道具や、行列の触媒などとして使用する。
円卓の聖杯伝説の原型のひとつと目される『エヴラウクの息子ペレドゥル(の物語)』に登場する謎多き人物。
ペレドゥル(パーシヴァル)の前に、ある時はペレドゥルの従兄弟の若者(黄色い髪をした若者)として、ある時は血を流す槍を持って歩む者として、血を流す首を載せた大皿(グラール)を掲げた乙女として、そしてペレドゥルを罵り不可解な試練を与える醜き黒い乙女として現れる。
ペレドゥルが不思議の城に辿り着いた際に正体を明かす。
ペレドゥル(パーシヴァル)の前に、ある時はペレドゥルの従兄弟の若者(黄色い髪をした若者)として、ある時は血を流す槍を持って歩む者として、血を流す首を載せた大皿(グラール)を掲げた乙女として、そしてペレドゥルを罵り不可解な試練を与える醜き黒い乙女として現れる。
ペレドゥルが不思議の城に辿り着いた際に正体を明かす。
- 「私が、黒い乙女に姿を変えてアルスルの宮廷へ参上したのです。それからあなたは、盤を投げ捨て、エスビディノンギルからやってきた黒い男を殺し、ついで鹿を殺し、石の厚板の下にいる黒い男と戦われた。また、この私が、血だらけの首を盆の上に載せて運び、切っ先から握りのところまで血が流れている槍を持って歩んだのです。あの首は、あなたの従兄弟の一人のもの。彼を殺したのはカエル・ロイウの魔女たち。あなたの伯父を足なえにしてしまったのも、あの魔女たちです。そして私は、あなたの従兄弟にあたる者なのです。あなたがこうして仇を返してくださることは、まえもって予言されていたのですよ」
- 長槍のペレドゥル
- エヴラウクの息子ペレドゥル。パーシヴァルのウェールズ伝承における名前。
聖杯に関わる試練を巡ってさまよい、カエル・ロイウの魔女達への仇討ちへと導かれる。
なお、パーシヴァルが聖杯を「手に入れる」のはドイツ中世文学や他作者によるクレティアンの続編においてであり、マビノギオンやクレティアンにおいてはグラールを手に入れることはない。
影之宮市(仮)(→企画ページ)の怪奇もしくは不思議のひとつ、「聖杯行列」
血を流す槍持ちが先導し聖杯を掲げる、神出鬼没の無言のパレード。
無言で通り過ぎるだけだが、槍や杯について質問をすると一斉に振り向き、謎めいた課題を与えるという。
サーヴァントの多く集う影之宮市(仮)にどこからかやってきたサーヴァントの1人。
定住する際に土地そのものをマスターに指定し、自身が持つ宝具の聖杯と結び付いているため人間のマスターや他の聖杯を要しない。
怪奇「聖杯行列」を伝承や魔術知識で調査すると聖杯伝説ゆかりの案件だと判明するため、聖杯を目的とする者のシナリオフックとして機能できる。
7つの試練を達成すると聖杯を使わせてくれるが、中身はシナリオの都合に合わせて適当に変わる。しょぼかったり普通だったり誰かの願いに汚染されてたりすることがある。
また、この聖杯によってサーヴァントが召喚され(てい)ることもありうる。
血を流す槍持ちが先導し聖杯を掲げる、神出鬼没の無言のパレード。
無言で通り過ぎるだけだが、槍や杯について質問をすると一斉に振り向き、謎めいた課題を与えるという。
サーヴァントの多く集う影之宮市(仮)にどこからかやってきたサーヴァントの1人。
定住する際に土地そのものをマスターに指定し、自身が持つ宝具の聖杯と結び付いているため人間のマスターや他の聖杯を要しない。
怪奇「聖杯行列」を伝承や魔術知識で調査すると聖杯伝説ゆかりの案件だと判明するため、聖杯を目的とする者のシナリオフックとして機能できる。
7つの試練を達成すると聖杯を使わせてくれるが、中身はシナリオの都合に合わせて適当に変わる。しょぼかったり普通だったり誰かの願いに汚染されてたりすることがある。
また、この聖杯によってサーヴァントが召喚され(てい)ることもありうる。
影之宮市(仮)でタタリのようなギミックが欲しいと聞いたので、聖杯関連で似たようなことができそうなネタを引っ張ってきた
「試練賦課」でお使いでもバトルでもレクリエーションでも適当なクエストを発生させられ、試練賦課の加護によってマスターでも一時的にサーヴァントに勝てるようになったりする
「湖映幻像」で因縁の相手や思い出の人物などの姿もとれる
聖杯の特性が可変なのでギャグにもシリアスにも対応できるはず
「聖杯を求めるなら[パン食い競争]に勝ちなさい」([]の中身を適当なものに入れ替えよう)
「校長室に隠されたカツラを見つからないように持ってきなさい」
「ビーチバレー大会で優勝しなさい」
余談:昔FGOのネタバレでアイリ出るって聞いた時はこいつの擬似鯖で黒アイリで来るかと思ってました
引用文は特に注釈ない限り、中野節子訳『マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集』より
「試練賦課」でお使いでもバトルでもレクリエーションでも適当なクエストを発生させられ、試練賦課の加護によってマスターでも一時的にサーヴァントに勝てるようになったりする
「湖映幻像」で因縁の相手や思い出の人物などの姿もとれる
聖杯の特性が可変なのでギャグにもシリアスにも対応できるはず
「聖杯を求めるなら[パン食い競争]に勝ちなさい」([]の中身を適当なものに入れ替えよう)
「校長室に隠されたカツラを見つからないように持ってきなさい」
「ビーチバレー大会で優勝しなさい」
余談:昔FGOのネタバレでアイリ出るって聞いた時はこいつの擬似鯖で黒アイリで来るかと思ってました
引用文は特に注釈ない限り、中野節子訳『マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集』より
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