最終更新: nevadakagemiya 2022年05月03日(火) 22:37:51履歴
其処は、永劫に回帰する牢獄。独り滅びに足掻くは、絶望をその眼に映した悪魔の頭脳
ロストベルトNo. | Lostbelt No.2 |
分岐基点時代 | A.D.2045? |
異聞深度 | C++ |
場所 | アメリカ合衆国本土→"屍骸覆う揺り籠" |
導き手 | ウィリアム・N・アークライト ヴィルジニア・アルベルジェッティ |
・まず、全人類は義体化され病や老い、障害から解放されている。
だが、後述の巨大コンピューターと全てが接続され、自由意志や判断能力などの大半が奪われている。
・巨大コンピューターの中心は"悪魔の頭脳"ジョン・フォン・ノイマン。生きたままコンピューターとなり、膨大な機械と混ざりながらも尚自我を保つ存在。
彼がこの異聞帯の人類の意思を1人で決定している。言い換えるならば、この異聞帯で人類と言っていいのは彼1人と言える。
・全人類が機械と融合し、合理性を極めた結果感情や感動などと言ったものがない状態になっている。
そう言った側面を取り戻そうと、感情や感動を呼び戻せる英霊≒芸術家英霊が偶発的に召喚されやすい。
・他、ダイソンスフィアを解体するべく、異聞帯に抵抗する土地が技術者英霊や科学者英霊などを召喚している。
・上記2種類の英霊とは別に、UNSDAPが英霊召喚術を用いて科学者英霊などを召喚している。
が、彼らは一部のスキル(数秘術、天賦の叡智など)の計算能力だけを抽出され『英霊生体コンピューター』とされ、ダイソン建造と維持の要とされてしまっている。
・土地に呼ばれた技術者英霊たちはそれを取り戻そうとしているが、一部は義体化された人類たちにより囚われ英霊収容所へ幽閉され、英霊生体コンピューターへと改造される。
義体化された人類は、英霊生体コンピューターと接続されている為、サーヴァントに対してダメージを通す事が出来る。
・人民全員がノイマンと接続されている為、監視の目の多さにおいては異聞帯において随一。
だがそれらは基本エネルギー源たる太陽がある球殻内部に向けられている為、外殻側は監視の目が少ない。
また、外殻側はダイソンの物資からいらないものを破棄するための廃棄場にもなっている。
だが、後述の巨大コンピューターと全てが接続され、自由意志や判断能力などの大半が奪われている。
・巨大コンピューターの中心は"悪魔の頭脳"ジョン・フォン・ノイマン。生きたままコンピューターとなり、膨大な機械と混ざりながらも尚自我を保つ存在。
彼がこの異聞帯の人類の意思を1人で決定している。言い換えるならば、この異聞帯で人類と言っていいのは彼1人と言える。
・全人類が機械と融合し、合理性を極めた結果感情や感動などと言ったものがない状態になっている。
そう言った側面を取り戻そうと、感情や感動を呼び戻せる英霊≒芸術家英霊が偶発的に召喚されやすい。
・他、ダイソンスフィアを解体するべく、異聞帯に抵抗する土地が技術者英霊や科学者英霊などを召喚している。
・上記2種類の英霊とは別に、UNSDAPが英霊召喚術を用いて科学者英霊などを召喚している。
が、彼らは一部のスキル(数秘術、天賦の叡智など)の計算能力だけを抽出され『英霊生体コンピューター』とされ、ダイソン建造と維持の要とされてしまっている。
・土地に呼ばれた技術者英霊たちはそれを取り戻そうとしているが、一部は義体化された人類たちにより囚われ英霊収容所へ幽閉され、英霊生体コンピューターへと改造される。
義体化された人類は、英霊生体コンピューターと接続されている為、サーヴァントに対してダメージを通す事が出来る。
・人民全員がノイマンと接続されている為、監視の目の多さにおいては異聞帯において随一。
だがそれらは基本エネルギー源たる太陽がある球殻内部に向けられている為、外殻側は監視の目が少ない。
また、外殻側はダイソンの物資からいらないものを破棄するための廃棄場にもなっている。
年代 | 名称 | 概要 |
20世紀前半 | 不可思議な予兆 科学技術急進期 | 元々は複数人の科学者たちが全世界で2045年に終末が訪れるという危機感、あるいは予兆を感じるという不可解な現象が多発した事に端を発する。 科学者たちはその未来視と同時に未来の科学知識も得ており、その超技術を用いて終末に抗おうとした。その中にジョン・フォン・ノイマンもいた。 |
A.D.1943前後 | ペーパークリップ作戦 アメリカ、第二次世界大戦勝利 | アメリカが汎人類史と同様に実行したペーパークリップ作戦(ドイツからの技術者や科学者大量引き抜き)は、科学者が強力なこの異聞においてより絶大な効果を発揮し、大戦勝利の鍵となった。 さらにその後、ドイツ以前に降伏した他の枢軸国陣営からも根こそぎ人員を徴用し、加えて連合国にも半ば強制する形で協力を要請。汎人類史を上回る規模での技術開発体制を構築した。 |
20世紀後半 | 核の冬 | 結果として、アメリカの科学技術は汎人類史以上に発展。核を使わずに勝利が出来たが、それは逆に核の恐怖が人類に刻み込まれなかったことを意味する。 冷戦体制をスキップしたことで先んじてテロとの戦いが始まり、全世界の局所戦闘に積極的に戦術核が投入される。報復や自爆テロでも核が平然と使用され、放射能被曝や遺伝子異常も頻発。地獄の如き光景が当たり前のようになった。 |
A.D.195X〜 | 悪魔の頭脳の絶望 | 大戦が終わっても尚繰り返される凄惨な事件は、汎人類史以上の悍ましさを見せた。ノイマンはそれを目にし続け、人類に絶望した。 |
A.D.196X〜 | 人類義体化推進期 | 戦争による凄惨な環境、遺伝子異常を起こした肉体で生き抜くために、人類は身体を義体へと置き換える技術をどんどんと発展させていった。 「個があるために争いが起きる」という思想に目覚めていたノイマンは発展した技術を用い、義体化を支援しながらも無断でバックドアを組み込む。 上記の過程で興味を示し、協力した人間こそがメンゲレである。その為この異聞帯ではメンゲレは非常に強い信仰を得ている英霊になっている。 |
〜A.D.2000 | 全人類統一 | そのままノイマンは全人類を義体化・一体化。全人類の意思は1つに纏められ、悪魔の頭脳の元に発展し続けるが……どこかの瞬間にその歴史は途絶えてしまうことを、理由*1のわからないままに未来演算で察知する。 (この発展の中でダイソンスフィア建造案もあったが、結局不可能なまま終わった) |
A.D.2045? | 剪定 | 未来消失を解決する手段として、より科学技術を進ませようと考えた未来のノイマンは、自身の記憶を過去の科学者たちに転送することにした。 (2045年の未来視の真の意味とは、彼の転送記憶が前回の周回までにループして得た100年以上の主観的な時間感覚によるものに過ぎず、西暦2045年そのものを意味するものではなかった。) だがそれはむしろ逆効果であり、彼が繰り返せば繰り返すほどに消失の時間は早まり、行き詰まっていった。 |
だが、その剪定事象をアナンシが拾い上げ、O-13を導き手として配置し異聞帯として蘇生・召喚する。 導き手としてはO-13第二席、ウィリアム・N・アークライトとO-13第十二席、ヴィルジニア・アルベルジェッティがあてがわれる形となった。 |
異聞帯を維持する王として、同時に召喚する対象に選ばれたダイソン・スフィアは、その星系における太陽以外の天体全てを素材として消費することにより現界する特性を持つ。 これにより異聞帯成立後まもなく、「この異聞帯内部に存在する天体全て」である北米大陸はダイソンスフィアとなって太陽全周へと位置を移した。 異聞帯間の概念的距離はそのままであり、異聞帯外側から見れば北米大陸を取り巻く嵐の壁を越えた瞬間に太陽外周までワープするかのような奇怪な空間接続が成立している。 |
アークライト博士は人類最後の1人と言っても過言ではないノイマンと接触、自らがダイソンスフィアを召喚したマスターであり大令呪の持ち主であることを明かし協力関係を結ぶ。 |
人民の管理はヴィルジニア・アルベルジェッティに一任されている。人民の思想と思考はあくまでノイマンが管理するが、行動すべてを管理出来るわけではないため。 その点をヴィルジニアが管理し、物資管理・運搬や警備などを指揮していた。 |
カールから協力者としてUNSDAPを紹介される。彼らは一部が濾過を免れたたまま、この異聞帯に迷い込んでいたのだ。 カールは彼らに協力の代償として英霊召喚術を与え、彼らはヨーゼフ・メンゲレ【異聞帯】を召喚する。だがUNSDAPはUNSDAPで別の思惑があり、やがてはO-13と亀裂が生じる事になる。 (ノイマンをナチ思想に染め上げるウイルスを開発し、それを投与して異聞帯をナチ化させ支配する腹積もりでいる) なお、博士は早い段階でこれを理解しており時期が来たら切り離す予定でいた。ただし利己欲に駆られたディエール・ファブリティウスに裏をかかれる事となる。 |
アドルフ・フンダーツトも彼らUNSDAPと同様に濾過を免れ迷い込んでおり、後に汎人類史の人々と合流することになる。 |
この異聞帯のアキレス腱にして、舞台でもあり、そして"異聞の王"となった恒星級巨大サーヴァント。
科学への憧れ、という強大な信仰により、天体級にカリカチュアされた器を得て召喚された、一種の疑似サーヴァントに近い。
このダイソンスフィアが完成したことで、ノイマンの予測した行き詰まりの解消に繋がると思われたが……。
ノイマンはこれをソーラー・テクノロジー・アドバンスド・コースフィア・システム。SOL-TACS と名付けた。
科学への憧れ、という強大な信仰により、天体級にカリカチュアされた器を得て召喚された、一種の疑似サーヴァントに近い。
このダイソンスフィアが完成したことで、ノイマンの予測した行き詰まりの解消に繋がると思われたが……。
ノイマンはこれをソーラー・テクノロジー・アドバンスド・コースフィア・システム。
巨大なダイソン・スフィアの内の全てを管理する、"悪魔の頭脳"ノイマンと一体の超スーパーコンピューターをさらに強化する、英霊利用技術。
英霊の能力を制限する"器 "の仕組みを用いた非人道的な英霊使役の極地。
捕らえた英霊の霊基を、「霊子チップ」という器に移し替え、一部のスキルのみを提供する礼装と化してしまう。
埋め込まれた英霊の持つ一部のスキル(特によく使われるのは天賦の叡智や星の開拓者、術理解明など)のみが機能し、マザーコンピューターたるノイマンがそれらを扱えるようになる。
この異聞帯においては、ダイソン解体の為のカウンターとして工学や物理学に長けたはぐれサーヴァントが多く召喚されたこともあり、皮肉にも英霊生体コンピューターとしてノイマンに役立つスキルを増やす結果になった。
英霊の能力を制限する"
捕らえた英霊の霊基を、「霊子チップ」という器に移し替え、一部のスキルのみを提供する礼装と化してしまう。
埋め込まれた英霊の持つ一部のスキル(特によく使われるのは天賦の叡智や星の開拓者、術理解明など)のみが機能し、マザーコンピューターたるノイマンがそれらを扱えるようになる。
この異聞帯においては、ダイソン解体の為のカウンターとして工学や物理学に長けたはぐれサーヴァントが多く召喚されたこともあり、皮肉にも英霊生体コンピューターとしてノイマンに役立つスキルを増やす結果になった。
英霊生体コンピューター用の英霊を収容し改造する収容所。基本的な管理は超国家社会主義ドイツ労働者党が行う。
アークライト博士は、「異聞帯に湧く汎人類史の野良サーヴァント」が危険因子だと考え、まずこれを掃討しつつリソースを増やす計画に出た。
英霊生体コンピューターへの加工には時間がかかる為、捉えてから加工するまでの間に英霊たちを封じる為の収容所が必要となる。
その為に作り出されたのが英霊収容所である。
アークライト博士は、「異聞帯に湧く汎人類史の野良サーヴァント」が危険因子だと考え、まずこれを掃討しつつリソースを増やす計画に出た。
英霊生体コンピューターへの加工には時間がかかる為、捉えてから加工するまでの間に英霊たちを封じる為の収容所が必要となる。
その為に作り出されたのが英霊収容所である。
この世界における全ての人類に施されている技術。頭脳をネットワークに接続したり、肉体を機械に置換する技術。
未来から与えられた記憶を基にしたオーバーテクノロジーであり、ノイマンとメンゲレが主導で人々に施していた。
だが、その過程で人類に絶望したノイマンが無断で全ての義体にバックドアを設置。
自らを制御用マザーコンピューターと一体化し全世界同時ハッキングを行使することで全人類の義体を掌握。
この世界に生きる全ての人間の思想と思考は強制的に統一される形となった。
現在の人類はその全身の9割が機械になっており、残っているのは脳や生殖機能を司る一部分のみ。ただ残っている脳もその意思決定のほとんどはノイマンに支配され自我と呼べるものは意味をなしていない。
また、ノイマンと繋がっている為、英霊生体コンピューターの力でサーヴァントのスキルを使用し、数で勝ればサーヴァントに対しても戦えるようになっている。
未来から与えられた記憶を基にしたオーバーテクノロジーであり、ノイマンとメンゲレが主導で人々に施していた。
だが、その過程で人類に絶望したノイマンが無断で全ての義体にバックドアを設置。
自らを制御用マザーコンピューターと一体化し全世界同時ハッキングを行使することで全人類の義体を掌握。
この世界に生きる全ての人間の思想と思考は強制的に統一される形となった。
現在の人類はその全身の9割が機械になっており、残っているのは脳や生殖機能を司る一部分のみ。ただ残っている脳もその意思決定のほとんどはノイマンに支配され自我と呼べるものは意味をなしていない。
また、ノイマンと繋がっている為、英霊生体コンピューターの力でサーヴァントのスキルを使用し、数で勝ればサーヴァントに対しても戦えるようになっている。
名前 | 所属 | 分類 | 解説 |
ウィリアム・N・アークライト | O-13 | 導き手 | 神秘に見切りをつけ、科学による全人類の幸福を願っている科学者。 だが、科学が人々を幸福にするどころか全ての幸福を奪い去ったとまで言えるこの異聞帯の現状に嘆いている。 加えて、暗躍を続ける超国家社会主義ドイツ労働者党にもまた頭を抱えている。 |
ヴィルジニア・アルベルジェッティ | O-13 | 導き手 | 狂的なまでに平等を目指し続けている平等至上主義者。 英霊を自分が持つのは不平等、という理念の下に英霊召喚を行わなかったが、自らの部下であるペシュメルガが傷ついたことで英霊召喚を決意する……。 |
アドルフ・フンダーツト | 汎人類史協力者 | 汎人類史の記憶を保持している異聞帯の住民の1人。聖杯戦争の記憶も保持している。 かつて、自分の顔も知らぬ兄弟たちを使い潰した超国家社会主義ドイツ労働者党が暗躍していると知り、汎人類史勢に協力してダイソンを破壊することを決意する。 | |
ジョン・フォン・ノイマン[異聞帯] | 異聞帯の住人 | この異聞帯における唯一の"人"とも言える存在。 コンピューターと一体化し、全ての人間とコンピューターと接続、その支配権を得ている。彼が人類に絶望し、そして義体化による意識統一を謀った事がこの異聞帯の分水嶺と言える。 |
名前 | 分類 | 解説 |
ダイソン・スフィア | 異聞帯の王 | 異聞帯にて築き上げられた超巨大カリカチュアに、"科学への憧れ"という信仰を宿し生まれた超巨大英霊。 その大きさは完全に太陽を包み、この地表を隙間なく建造物が覆う、まさしく科学による星の捕食の究極系。 |
ヨーゼフ・メンゲレ【異聞帯】 | 異聞帯側英霊 | 超国家社会主義ドイツ労働者党がO-13から得た英霊召喚技術により呼びだした異聞帯の英霊。 汎人類史では死の天使と恐れられた男だが、この異聞帯では人体と機械を融合させる技術を確立した 英霊として名を馳せる。 だが本質は変わっておらず、愛の名の下に人の命を弄ばんと迫る。 |
リチャード・P・ファインマン | 汎人類史英霊 | 英霊収容所にて囚われていたサーヴァントの一人。基本は一緒にいるバーサーカー共のお守り。 だが異聞帯の敵側の首謀者にかつての憧れであったノイマンがいると知って、汎人類史に力を貸す。 最後にはその手に持つアースセルによりノイマンとダイソンの接続を絶ち、ノイマンを解放した。 |
泥新宿の泥人形 | 汎人類史英霊 | 義体化した人々が行き交う中で、一人目立っていた泥人形を外套として纏う謎の英霊。 その正体は別世界のノイマンその人であり、そしてアヌンナキと呼ばれる宇宙人である。 ある英霊との連携により宇宙よりノイマンを攻撃。多大なダメージを与えた。 |
イライザ | 汎人類史英霊 | 土地が呼びだした異聞帯打倒のための切り札になる英霊。 最初は自分にできる事などあるのだろうかと不安がっていたが、「機械と人間の心を通わせる」というその在り方が、義体化により失われた人間らしい心を取り戻させる一因となる。 |
ゴーギャン | 汎人類史英霊 | 土地が呼びだした芸術家英霊の1人。人々に"心"を取り戻させる一助になると同時に、汎人類史の人々に隠れ家などを紹介する。 |
他、順次追記・枠追加予定
ヴィルジニアのサーヴァント、ファインマンに連なる技術者英霊、ゴーギャンに連なる芸術家英霊は募集予定です。開始はしばしお待ちください。
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