kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】蔡祐さいゆう
【異名・別名・表記揺れ】承先(字)
【性別】男性
【身長・体重】210cm・140kg
【肌色】褐色【髪色】赤【瞳色】金
【外見・容姿】煌々と燃え盛る焔の様な赤と黒光りする漆黒、金を差し色とした巨大な猛獣のような威容を誇るゴツい明光鎧を身に纏った巨漢
【地域】中国・西魏
【年代】506年〜559年
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・機械・愛する者
【ステータス】筋力：A　耐久：A+　敏捷：B　魔力：D　幸運：D　宝具：B

　ひとつの凶器として機能するべく人為的に改造された存在である蔡祐は、戦闘能力が増幅され、それ以外の運用の柔軟性が損なわれる...が、ランクは低く、人格面や機能面の問題はほとんどない。

　咆哮を上げながら戦場を駆ける圧倒的威容を誇る蔡祐を見た者達が這是鐵猛獸啊！鉄の猛獣が来るぞ！と叫び逃げ出したという逸話から。
　威容と勇猛の複合スキルであり、恐れを知らずに先陣を切る巨躯は敵兵を大いに畏怖させ、戦意を削ぎ落とす。

　明光鎧とは中国古代後期に用いられた甲冑・鎧の一種であるが、蔡祐が身に纏う...或いは肉体と半ば一体化したソレは当時の時代水準を越えた時代錯誤遺物オーパーツ...中華ガジェットである。
　耐久をランクアップさせ、高度な演算機能による多人数戦闘への適応、自動追尾システムによる射撃精度と殺傷効率アップなどの効果を得る。
　宝具でもあるが、真名解放を行なっていない状態では通常武装として判定される。

　主である宇文泰に膝枕をされた.....のではない。敗戦に怯えて、心細くなり眠れずにいた宇文泰にバーサーカーが膝枕した逸話や、裏切り者を叱責して斬り捨てた功績を評価され、宇文泰に「私はこれから君を息子として扱おう。君は私を父として扱うのだ！」と言われた逸話がスキルとなったもの。
　演算能力を無駄遣いした*1脳内シミュレーションしたイマジナリー宇文泰からの声援や後押しを受けることで「黒獺*2が言うなら頑張ろう！！黒獺のために頑張ろう！！」という気になって精神面を強化しつつストレスフリーになることで自身の状態をリフレッシュする。
　耿豪が保有する宇文泰の赦免とほぼ同じ効果。実際の宇文泰の意思が介入していないことも含めて。
　おまけとして膝枕にリラックス&リフレッシュ効果が付与される。
　固いが、なんか温かくて落ち着くらしい。

ランク：D+　種別：対軍宝具(自軍)　レンジ：50　最大捕捉：100人
　裏切りには死あるのみ。自陣営に対して向けられる対軍宝具であり、粛清の刃。
　威圧による精神攻撃により平伏させたのちに、心拍、呼吸の乱れ、殺気の有無、魔力の流れの変化すら読み解き、確実に裏切り者を見つけ出し、容赦無く斬り捨てる。無論、裏切り者特効攻撃。
　なお、裏切り者の発見、生捕りにするだけに止めることも可能。
　その性質上、特定陣営のトップによる"粛清許可"が真名解放に必須となるため、マスター次第では無用の長物となる。

ランク：B　種別：対人(自身)宝具　レンジ：1　最大捕捉：1人
　『明光鐵鎧・所向無敵めいこうてつがい・むかうところてきなし』、とも。
　明光鐵鎧を身に付けて戦ったバーサーカーが正に向かう所敵無しという活躍を見せたことに由来する。
　魔力を消費することで明光鐵鎧に内蔵された三つの機能、即ち光鱗装甲バリアフルアーマー、光速演算ハイスピードオペレーション、光芒狙撃レーザーキャノンを拡張させ、圧倒的な戦闘能力を発揮する。
　光鱗装甲バリアフルアーマーを拡張させれば、明光鐵鎧全体が光り輝き、耐久性がさらに強化、人の身では絶対に不可能な領域耐久A++へと至り、装甲の自己修復機能を得る。
　光速演算ハイスピードオペレーションを拡張させれば、演算機能が冴え渡り、周辺環境の走査による限定的な未来予知すら可能となる。
　光芒狙撃レーザーキャノンを拡張させれば、射撃精度と威力はさらに向上し、極めて精密な"部位のみ"を狙った狙撃や対軍規模の連射掃射すら可能となる。

　強力な機能の代償として消費魔力は高く、1つの機能を拡張させるのに平均的なBランク宝具の行使と同量の魔力を消費する為、余程の魔術師でもないと複数の機能を同時に拡張するのは難しいだろう。
　さらに全機能拡張時には超過駆動による継続的な負荷ダメージが発生する。

　通常の弓も使えるが、もっぱら手甲部分に取り付けられた光芒狙撃レーザーキャノンを用いた射撃を多用する。
　単発で対軍性能を発揮するレベルの火力は有さないが、雑兵を撃ち払うには十二分。

　中国南北朝時代、西魏の将。
　若くして利発で親孝行、力も強く、乗馬や射撃の技術も優れていたという。
　宇文泰が原州にいたとき、召されてその幕下の直近で仕えた。
　宇文泰が元進らが密かに叛逆を企てている事を察知すると、蔡祐と相談して諸将を召し出し、諸将の前で異心を持つものがいることを告げ、蔡祐を見つめた。
　すると蔡佑は立ち上がって外に出ると、刀を持ち、鎧を身に纏った姿で目を瞋らせて「朝になって気が変わり、夜になってまた気が変わるとは、貴様らは人間なのか？ 裏切り者の首は切るぞ！」と叫ぶと、諸将は「将軍が忠誠と裏切りを区別してくれることを願っています」と言い、平伏した。
　そして蔡祐は元進とその一党を斬り捨てた。
　宇文泰はこの出来事から蔡祐を高く評価し、「私はこれから君を息子として扱おう。君は私を父として扱うのだ！」と言ったという。

　河橋の戦いでは下馬して徒歩で奮戦し、数人の兵士を殺害した。
　部下が「いざとなったら馬に乗って逃げてください」と忠告すると「宇文泰が私を息子のように扱うのに、どうして自分の命を考えることができるのか！」と激怒し、そして十数名の部下を率いて多くの敵を殺した。
　東魏軍は蔡佑に援軍が来ないことを知ると、何十もの包囲を敷いて降伏を促すが「お前の首を取れば公爵になれるのに、なぜ盗賊の官位を求めなければならない」と罵り、矢を放ちながら立ち向かい、数回の戦闘の末、敵は恐れをなして退散し、蔡佑の側は一人ほどの被害しか出さぬ内に自軍へと帰還した。
　その後、先に退却していた宇文泰と出会う。宇文泰は蔡佑を見て、「承先、お前がいるからもう怖くない」と言い、敗戦に怯えて、心細く眠れずにいた宇文泰は蔡佑の膝の上で眠りについた。
　その後も実力で爵位を上げ、多くの戦いで功績を得た。
　明光鐵鎧を身に付けた蔡祐は正に向かう所敵無しという活躍をし、東魏の人は蔡祐を「鉄猛獣」と呼び、遭遇を避けたという。

　宇文泰が危篤に陥ると病床に近侍し、看病したが、甲斐なく死去すると、蔡祐は大いに悲しみ嘆き、気疾に臥せった。
　その二年後、蔡祐も原州にて病没した。

　中華サイボーグ。おそらくは父である蔡襲が発掘、或いは継承した技術により改造されたと思われるが、詳細は不明。
　物々しい鎧に包まれたその姿は人間離れしているが、意外にも情が深く、忠義に篤い。その心、焼けた鉄が如し。
　受けた恩は忘れず、裏切りには憤怒し、恩人の死には悲嘆を隠さず、贅沢を好まず、質素倹約を良しとする。
　そしていざ戦いとなれば思考を切り替え、勇猛果敢に敵陣に攻め込み、容赦無く蹂躙する。
　彼にとっての戦闘とは功績を上げる手段であり、自らの性能を示す機会である。
　狂える獣が如き力を持つが、引き時を見極めたり、防戦に徹する能力も高い。ただ殺戮するだけの存在は性能不足であるとも考えている。

イメージカラー：紅蓮に燃える黒光する鐡
特技：膝枕、戦闘
好きなもの：宇文泰、節倹な生活
嫌いなもの：贅沢すぎる食べ物
天敵：上司、耿豪
願い：主命がままに、自身の性能を発揮する。

【一人称】私【二人称】貴方、貴女、〇〇殿【三人称】貴方がた、〇〇殿、呼び捨て

　蔡防具。