真実を求める曇りなきモノクル・シャルロット | |
CV | 和氣あず未 |
誕生日 | 4月10日 |
所属 | スチームバード新聞社 |
神の目 | 氷 |
命ノ星座 | 真実明鏡座 |
元気に満ち溢れるスチームバード新聞の記者。いつも「真相」を求めて駆け回っている。 |
戦闘天賦
通常攻撃・寒色撮影技法
フレーミング・氷点法 − 「新聞に使う写真は、シンプルな構図と際立ったテーマが重要なの。でも一番肝心なのはやっぱり、心躍らせる瞬間を捉える才能ね!」
スチルフォト・多角的立証 − 「あらゆる側面から話を聞いて、起こった状況をありのままに復元する…良い報道をするためには、当然色んな角度から証拠を集めないといけないわ…そうすることで、報道に最適な視点を選ぶことができるってわけ!」
固有天賦
衝撃的モーメント
多様性リサーチ
主観シャッター
シャルロットのオリジナル料理。独占記事を追っている彼女に同行したとき、彼女から手渡されたスナック。フィッシュフライが口の中でサクサクと音を立てる。ふと横を見ると、彼女は元気に歩みを進めている。ふたつのリズムが次第に重なり合う…記事は未完成だけど、喜びと充足感はこの瞬間、クライマックスに達した。
名刺の飾り紋。
「一、独占記事を書いたわ!絶対に話題になる!二、結局…新聞社は事態が悪化する状況を鑑みて、プレスリリースに切り替えることに…。三、そのプレスリリースを書いた張本人が明日、被告としてエピクレシス歌劇場に立つことに。私の記事の出番ね!」
フォンテーヌ廷では、日々刻々と様々な「物語」が誕生している。
例えば、ロマリタイムハーバーが急に猫の手を借りたいほど忙しくなって、明らかにフォンテーヌ人ではない船員が大勢働いていたこと。ポワソン町の某魚屋が、唐突に一ヶ月間でいつもの三ヶ月分に当たる魚を買い占めたこと。某所の魚が格別美味しいというビラがフォンテーヌ廷に大量に出回ったこと…
凡庸な記者や一般市民は、それらを単独で発生した「物語」としか見ない。海面で絶えずうねる波のようにありふれた、些細な出来事ととらえるのだ。
三流記者たちも波を追いかけながら、その形、方向、流速といった退屈で「表層的な物語」を淡々となぞらえるだけ。
だがシャルロットにとって、これらの波は表層的なものでしかない。彼女が知りたいのは、波がなぜ激しく逆巻くのかといった物語なのだ。
海面を吹き荒れる狂風のせいなのか、タラッタ海底谷の底部の環境が複雑すぎるせいなのか、それともエルトン海溝の深部で微振動が起きているからなのか…
シャルロットはそうした「ディープなニュース」を追い求めていた。
記者は頑固で愚鈍な「記録者」ではなく、機敏で柔軟な「探求者」であるべき。
それがシャルロットの「仕事のモットー」だ。
どうすれば自分自身が「ディープなニュース」に押し流されずに済むか、その点についてはユーフラシア女史や明達な市民の皆さんのお力を拝借するしかなさそうだ。
(好感度2で解放)
シャルロットは幼い頃からこの世界に強い関心を抱いていた。
春の庭で最初に咲くレインボーローズのひと際美しい花びら。嵐のあと枝葉に覆われた大通りで楽しげに水たまりを踏む子どもたちと、その隣で困ったように笑う家族。砂浜にひっそりたたずむ美しい貝とその下からおずおずと世界をのぞき見る小さなカニ。誕生日に家族と一緒に食べたプクプクシュークリーム。それと…シューの中の色がちょっと濃すぎるクリーム…
他の人の目には、花はただの花であり、貝殻はただの貝殻、甘すぎるシュークリームもただのシュークリームにしか見えないし、世界とはそんなものだ。
でもシャルロットにとっては、視界の端に人知れず潜む「ディテール」こそが世界の全貌を描き出す鍵であった。
野生動物の生態が専門のベテラン記者であるシャルロットの父は、「観察」に興味を持つ娘の才能に気づいた。彼は娘の十歳の誕生日に、特注の「写真機」を贈った。サイズやボタンの位置にまでこだわった写真機は、シャルロットの手にぴったりなじんだ。
「誰もが物事の些細で特別なところに目を向けて観察するわけではない。シャルロット、それはお前の唯一無二の才能だよ。」
――シャルロットの父である「草原の記者」ガラノポロス氏はそう言った。
それからというもの、大きな記者の隣にはいつも小さな記者の姿があった。父娘のコンビはフォンテーヌ廷の街や森、河畔のあちこちに出没しては、大小一台ずつの写真機を手に、数々の美しい光景をフレームに収めた。
優しく厳しいガニュ・プチ夫人は二人の「取材」にしょっちゅう苦言を呈した。でもシャルロットの笑顔を見ると、あきらめた顔で素早く愚痴をひっこめるのが常だった。汚れた服や帽子に関しては、何でも器用にこなすガラノポロス氏に任せきりだった。
シャルロットには世界が巨大な宝の隠し場所に見えた。
そして写真は、彼女だけの宝の地図なのだ。
(好感度3で解放)
ガラノポロス氏がシャルロットに絶えず言い聞かせている言葉がある。
「写真に力強い美が宿っていれば、誰もそれを無視できない。」
ガラノポロス氏はシャルロットに断りを入れて、自分と彼女が撮影した写真を『スチームバード新聞』に送った。編集者たちは一瞬でその写真――主にシャルロットの撮った写真――に魅了された。彼らはガラノポロス氏の熟練の撮影技術を褒めたたえ、これまでと同様に紙面の目立つ場所にその素晴らしい写真を載せた。
写真が掲載されると、フォンテーヌ写真界に激震が走った。評論家たちは我先に称賛の声を上げ、新聞の切り抜き愛好家は自身のスクラップブックを華やかに彩りたい一心で、せっせと新聞を買い集めた。
評論家と記者仲間がガラノポロス氏の自宅を訪れ、美的センスの磨き方を尋ねようとしたとき…
ベテラン記者はシャルロットをそっと自分の前に押し出し、玄関先できょとんとする人々に静々と告げた。「私にはそんな写真はとても撮れません。それは全部うちの娘の手柄です!」
経験と幅広い見識を備えた紳士淑女たちはまず絶句し、それから驚愕の表情を浮かべた。そして誰からともなくヒソヒソ話を始め、最後には質問を始めた。
シャルロットは目をぱちくりさせて、仰天する大人たちを眺めた。それはまるで突然の嵐に見舞われ、慌てて隠れ場所を探す小さな虫のようだった。彼らは互いに触角を触れ合わせながら、「葉っぱはどこ!ねえ、葉っぱは!」と叫んでいるように見えた。
「はい!皆さん、こちらにご注目!」
幼い声に呼ばれてビクッと反射的に顔を上げた人々の目線の先で、特製の写真機がパシャリと音を立てた。
その刹那、玄関先で眉根を寄せ、口角を上げ、顔を真っ赤にして、髪を振り乱し、腕をぶんぶん振る人々の姿が写真に収められた。その細部が、嵐に遭遇して慌てふためく小さな虫たちの様子を存分に伝えていた。
小さな記者は写真機をぽんと叩き、にっこり笑った。
「この写真のタイトルは…『そんなんじゃダメ!』で決まりね。」
(好感度4で解放)
シャルロットの卓越した写真技術が評判を呼ぶと、原稿の依頼人、雑誌の編集者、新聞切り抜きの愛好家や父親の記者仲間がひっきりなしに訪ねてきた。その中に『スチームバード新聞』の編集長、ユーフラシア女史がいた。
女史は単刀直入に来意を告げた。シャルロットを「専属記者」として招き、撮影や取材、執筆を任せたいというのだ。
…だが普段は人の好い父親が、「専属記者」の件に関しては断固反対した。彼は娘に心根の腐った、腹に一物ある人々と付き合ってほしくなかったのだ。
「大自然は厳しいが、誠実だ。暴雨は理由もなしに降らないし、猛獣も訳もなく襲ってはこない。」
「だが人間は息をするように嘘をつく。人の顔は写真機で映せても、人の心にピントは合わせられない。」
父は娘の選択を応援したいと思っていた。でもそれ以上に、平凡で幸せな暮らしを送ってほしい、どろどろした人間関係に足を踏み入れてほしくないという思いのほうが強かった。
この世界はシャルロットにとっては宝の隠し場所。お宝の手がかりを記した写真は、彼女の宝の地図だ。
だが彼女は初めて気づいた。その宝の隠し場所の裏には、まだ発見されていない無数の「真実」が渦巻いているのだと。
そうした「真実」は「お宝」ではなく、ほの暗い未練の数々だ。人々はそれらを故意に隠蔽、破棄、偽装して、そこに投げ捨てることで永遠に葬り、それらにまつわる物事に決着をつけようとした。
シャルロットは自分ならそれを発掘して、すべての真実を明らかにできると気づいていた。花園でチューリップの球根を掘り出したり、貝殻からヤドカニを引っ張り出したり、リスの隠した木の実を見つけ出したりするように。
…鳥が山津波を見下ろし、穴ネズミが地震を察知し、魚が津波の到来を感知するように。
彼女は才能という責任を帯びていた。
「真実」を発掘する能力のある者には、その「真実」を世に知らしめる義務がある。
唯一の問題は、彼女に「勇気」があるか否かだ。
両親は沈黙で応えた。彼らはもう娘の決心に気づいていたのだ。立派に成長したシャルロットは鳥のように巣から飛び立つ日を迎えていた。
翌朝ユーフラシア女史が時間通り出社すると、『スチームバード新聞』社の入口に写真機とノートを抱えた準備万端のシャルロットがいた。
「ようこそわが社へ、シャルロットさん。」
ユーフラシア女史は手を差し出してこう言った――
「次のラヴェール賞は、あなただと信じてるわ。」
(好感度5で解放)
『スチームバード新聞』が出資して創設した「ラヴェール賞」は、フォンテーヌ廷の記者たちが最も価値を置く賞だ。
過去の受賞者には、傑出した記者がずらりと並んでいる。執律庭の苦難の道のりを取材し、未解決事件の真実を暴く過程を詳細に記したイライア女史。海洋生物の生態を撮影するために海辺で数十年暮らし、苦労の末に成功を収めたオブロー氏。また率直な物言いで知られるデューレブクス氏ももちろん受賞者だ。彼は数十年に及ぶ記者人生において、どんな脅しや個人攻撃にも屈することなく記事を書き続けた。
当然フォンテーヌ廷のメディア界に名をはせる天才記者シャルロットも、早々にその仲間入りを果たした。報道の分野で類いまれなる才能を発揮したシャルロットは、数度に渡る連続受賞を成し遂げたのだ。
評論家たちは彼女の記事を手放しで褒めたたえた。曰く、彼女の記事は「他の追随を許さない筆致」、「新鮮この上なき視点」、「疑問の余地なし」、「唯一無二」…
だがシャルロットに幾度も賞が与えられたのは、『スチームバード新聞』と「ラヴェール賞」選考委員会が結託していたからだと非難する者もいた。シャルロットは世間知らずのただの若手記者であり、彼らが名誉や利益のために推挙した操り人形に過ぎない…でなければ、なぜシャルロットが選考委員とあれほど親しいのだと。
だが部外者がどれだけ中傷しようと、シャルロットの才能は疑うべくもなかった。次期「ラヴェール賞」の選考が近づく頃には、彼女は同僚たちから次の受賞を確実視されていた。
彼女は犯罪集団のアジトに単身潜入し、悪徳業者の工場の極秘取材までこなした…幾多の障害や困難を乗り越え、片時も休まず無数の記事を書き上げた。真実を読者に届けたいというその一念で…記者としての素養、筆力、報道姿勢という点から見ても、シャルロットが選考委員の本命視する記者であることに疑いの余地はなかった。
人々は――特に投機家たち――シャルロットがどの記事を選考委員会に提出するか推理した。
その記事が「ラヴェール賞」獲得の足がかりになるはずだ、その記事の掲載紙はきっとプレミア感が増して…金銭的な価値が上がるはずだ、と。
だが誰も予想しなかったことが起きた。シャルロットは、提出するのはすでに掲載済みのどの記事でもなく、完成したばかりの最新記事だと宣言した。そこで史上まれに見る「真実」を明らかにするというのだ。
親愛なる読者の皆さん、どうか明日の『スチームバード新聞』の一面をお楽しみに!
(好感度6で解放)
「威信はどこに?『ラヴェール賞』選考に不正の疑い」
――それが授賞式当日の『スチームバード新聞』の一面だった。
その中でシャルロットは過去十年間に選考委員会常任委員と組織や個人との間で発生した金銭の授受、不公平な選考基準について詳細に指摘し、被害に遭った記者や報道の内容を具体的に列挙した。
報道が出ると、フォンテーヌ廷は騒然となった。記者が大挙して「ラヴェール賞」選考委員会の所在地に押しかけた。もちろんシャルロットもその中にいた。
写真機のシャッターが山海の鳴動のごとく鳴り響く中、彼女は事前に用意しておいた分厚い質問リストを広げ、呆然とする選考委員たちにそれを掲げて一つひとつ質問した。顔を真っ赤にした選考委員たちはしどろもどろに釈明したが、その説明は穴だらけだった。うろたえた彼らは質問の仕方がルール違反だと言い捨てると、記者たちの前からそそくさと姿を消した。
だがシャルロットの「報道」はまだ始まったばかりだった。
彼女は『スチームバード新聞』に「ラヴェール賞」関連の記事を続けざまに発表した。その矛先は選考委員会と結託する社内の人々にも向けられ、彼らがいかなる手段で利害関係にある記者を推薦したか、その記者からどんな見返りを受け取ったかを詳細に記した…
その記事はフォンテーヌ報道界に大騒動を巻き起こした。激しい糾弾の声を受け、執律庭は「ラヴェール賞」の徹底調査に乗り出した。選考作業を止め、疑惑の受賞者に対する本格的な聞き取り調査を始めたのだ。
シャルロットはその頃、新聞社に仮住まいしていた。彼女との「対話」を望む人々は、ユーフラシア女史によって固く断られた。終いには執律庭が社の入口に警備要員を派遣するほどだった。
シャルロットは誰も触れたがらない巨石を動かし、そこを隠れ蓑にする虫けらどもに強烈な「真相」を突きつけた。
執律庭の調査は三ヶ月で終わった。不正を働いた選考委員、不当な手段で賞を得ようとした記者、私腹を肥やした編集者…卑劣な者たちみな、当然の報いを受けた。
選考委員会も各方面の監督の下、組織を一新した。再編が終わった後、彼らが真っ先に手掛けたのは、威信の失墜した「ラヴェール賞」のトロフィーをシャルロットに贈ることだった。
だが、それはもはやただの鉄屑同然だった。
彼女にとっての真の栄誉は、あの一本の記事――とその後の多数の記事――が「真相」を白日の下にさらしたことである。
(好感度4で解放)
父親から贈られた写真機は、今も彼女と共にある。
彼女が『スチームバード新聞』の専属記者に本採用された後も、父はその厄介な仕事を嫌ってはいたが、結局は娘の意思を尊重した。
彼は装置と写真機の改造に詳しい友人に、小さな写真機の大幅な改良を依頼した。
たとえばもっと素早くカバーを取り外せたら、シャルロットは片手で簡単にフィルムを取り換えられる。また写真機の筐体が防水防火、耐爆耐衝撃なら、激しい衝撃を受けて外部構造が全壊しても筐体内部の写真には傷一つつかない…
最初は「その必要はないだろう…」と苦笑していた友人も、父親の粘りに負けて写真機に高性能の拡声器を取り付けた。起動するだけで、大きな警告音が鳴る仕組みだ。さらに側面には鋭利なナイフを隠した収納部があり、ボタンを押すだけで強力なバネがナイフを超高速で弾き出す構造になっていた…
そのうえ「スローシャッター機能」、「オートフォーカス装置」も追加された…
父は思いやりと無数の装置を搭載して、写真機を娘同様に全幅の信頼に値するこの世でたった一つの…スーパー写真機に仕立てあげた。
改造が終わったその日、シャルロットは写真機に「ヴェリテ」という新たな名を授けた。
その意味は――「真実」である。
(魔神四章二幕クリア/好感度6で解放)
「神の目」については、シャルロット自身もいつそれを手に入れたのかはっきりと言えない。
先日、水中作業員の待遇に関する新たな記事を書くために、潜水士を大勢雇用しているドーランダー社長を取材した。そのでっぷりと太った社長は真実を話すつもりなどハナからないのか、あらゆる質問を適当に受け流し、その場しのぎの回答に終始した。彼の雇用する潜水士たちも何も語ろうとはしなかった。
長期間の潜水による肺や鼓膜の深刻な損傷、過重労働による疲労の蓄積、ズタボロの潜水服や喉を通らない食事…だがドーランダーの前では、誰もが口を閉ざした。ドーランダーは収穫ゼロのシャルロットを見て、勝ったとばかりにほくそ笑んだ。
翌日、シャルロットはコネを使って潜水服を手に入れ、密かに業務中の潜水士に近づき、労働者酷使の実態を写真に収めた。そこは巨大な海底地溝で、フォンテーヌ廷の潜水規則では作業が厳禁とされる場所だ。
それから彼女はぷつりと消息を絶った。『スチームバード新聞』の記者に分かるのは、執律庭の警察隊員たちが社に出入りしているということだけだった。ユーフラシア女史は珍しく不安な顔を見せ、毎晩遅くまで社内に待機していた。
ある記者は、古びた格好をした人が全身ずぶ濡れで社の入口にうずくまって震えているのを見たと証言した。
またある記者は先日のタラッタ海底谷大地震の際、ドーランダーという人物の雇った潜水士がそこで引き揚げ作業をしていて、危うく誰かをケガさせるところだったと語った。
さらにある記者は、ドーランダーという人物が写真機の捜索に密かに懸賞金をかけていると話した。そこに彼にとって極めて重要な写真が収められているというのだ。
だがいずれにせよ、シャルロットはまだ姿を見せなかった。
しかし、記者がやられっぱなしでいるはずがない。『スチームバード新聞』の記者たちは秘密裏に行動を開始した。ある者は人脈を駆使してドーランダーの商売を探り、またある者は人知れず潜水士たちを尾行し、さらにある者は自らのペンで遠回しにドーランダーを非難した…
『スチームバード新聞』の目覚ましい働きにより、ドーランダーの労働者酷使の実態を報じる記事が完成した。
だが、その記事には証拠写真がなかった。記者たちが頭を悩ませていたその時…
新聞社のドアが突然バタンと開き、ぼろきれを身にまとい、モノクルや靴を失くしたシャルロットが大股で入ってきた。彼女は胸元に抱えた「ヴェリテくん」を机に置くと、笑って言った。
「写真ならここにあります!」
彼女に何があったか尋ねる者はいなかった。全員が申し合わせたように仕事を再開し、写真を一枚一枚記事に配置した。
翌日の『スチームバード新聞』にて、「ドーランダー、水中の守銭奴」と一面で報じられる予定だ。確かな証拠を元に不適正な雇用、給与のピンハネ、従業員の健康被害といった劣悪な雇用実態を指摘している。その記事には「スチームバード新聞記者」という署名が入っていた。
新聞発行の前夜、シャルロットはいつも通り、印刷所で最終校正をしていた。
最後の文字を確認し終え、原稿を閉じた時、彼女の手元にはアイスブルーの「神の目」が端座していた。
シャルロットはそれをまじまじと眺め、諦めたようにつぶやいた。
「…まあ、このことは記事にしないでおこう。」
初めまして… | 初めまして。『スチームバード新聞』の記者、シャルロットです。よろしくお願いします。もし時間があったら、特別インタビューを受けてくれませんか?君からはビッグニュースをたくさん掘り出せるって、記者の勘がそう教えてくれたのよ。 |
世間話・特ダネ | 鋭い観察 眼、冴え渡る頭脳さえ持ってれば、毎日特ダネを発見できる! |
世間話・記者 | フォンテーヌ廷には記者がたくさんいるけど、全員が全員、プロの資質を持ち合わせてるわけじゃないの。取材を受ける気になったら…やっぱり私のところに来てね。 |
世間話・スチームバード新聞 | 『スチームバード新聞』は優秀な新聞社で、先進的な考え方を持つ編集長と有能な記者がたくさんいるの。最も優秀なところは、原稿料の支払いがとても速いこと。 |
雨の日… | 写真機のレンズが水に濡れたらいけない! |
雷の日… | あっ!残念…また雷を撮りそびれた… |
雪の日… | 本当に寒いわね。指がシャッターを切れないくらい。 |
晴れの日… | なかなかいい光加減!さあ、ポーズをとって。写真を撮ってあげる! |
おはよう… | おはよう。今日の新聞はもう読んだ?まだ?じゃあ聞かせてあげるね… |
こんにちは… | もうお昼ご飯の時間だね。いいレストランを知ってるの。ついてきて。 |
こんばんは… | 夜はおしゃべりに最適な時間ね。何か話したいこととかある?記事に載せるかどうかは事前に相談するから、安心して。約束はちゃんと守るわ。 |
おやすみ… | おやすみ。早く休んでね。これから新聞社に原稿を確認しに行くから、また明日。 |
シャルロット自身について・職業 | 記者はあんまり好かれてる職業じゃないの。何せ、「嘘は優しいけど、真実は残酷だ」って言うくらいだからね。 |
シャルロット自身について・撮影 (好感度4で解放) | 面白いものを撮るときにしか、いい写真は撮れない。つまらないものを撮るときは…シャッターボタンを押しただけで、辛抱強いって褒められたいくらいよ。 |
長編特集について | さあ、取材を受け、輝く大スターになる準備はできてるかしら?ほら、まずは決めポーズをとって!パイモンも、びしっと飛んでちょうだい! |
扉絵を飾る人物について (魔神四章二幕クリア/好感度6で解放) | グッドニュース!次の『スチームバード新聞』の一面を飾る人物は君たちにするよう、ユーフラシアさんを説得してきたわ。そして、この私が直々に書いた特集記事も添えてね…え…?必要ないって?ユーフラシアさんにたくさんお願いしたのに!ちょっとだけ考え直してくれない?も…もう一回ご馳走してあげるから! |
「神の目」について… (好感度4で解放) | そうね…実は「風元素」の神の目が欲しかったの。そうしたら、風の力であちこち飛べて、色んな場所に行って取材できるわけでしょ。でも、この「氷元素」の神の目も悪くないわ。少なくとも写真機が熱暴走する心配がなくなったからね。 |
シェアしたいこと… | 真実至上主義、優れた物語。これが私のポリシーよ。え?どっちが重要かって?もちろん「真実性」だわ。「物語性」はあくまでも読者に理解してもらうための補助手段に過ぎないの。でも私の観察によると…読者には「真実」よりも、「物語」のほうが受けがいいみたい。 |
興味のあること… | 紹介するわ。一番の仲間兼助手、唯一無二の写真機「ヴェリテくん」よ。この子の帽子とネクタイは、千織さんにわざわざオーダーメイドしてもらったの。素敵でしょ?それに色んなシーンの取材に合わせて、違うスタイルのアクセサリーも何セットか仕立ててもらったのよ。 |
ナヴィアについて… (魔神四章二幕クリア/好感度4で解放) | ナヴィアのお父さんの冤罪が晴れて、「連続少女失踪事件」も無事解決したから、あの子はようやくほっとしたでしょう。それでも、なぜかナヴィアは最近、色んな悪いニュースの主役になってるの。でも私が新聞社にある、あの子に関する報道をすべて引き受けて、原稿の内容をコントロールしてるから大丈夫だけど… ただ…この件で私はユーフラシアさんに何度も叱られたの。でもナヴィアを助けるために、そして約束してたあの独占取材で根掘り葉掘り聞くためにも…叱られる甲斐はあると思うわ! |
リネについて… (好感度4で解放) | はぁ…またもリネさんに断られちゃった。これで何回目かしら…でも大丈夫!断られれば断られるほど、確信が強くなるんだ。彼にはきっと、とんでもない価値の謎が隠されてて、それが絶対前代未聞のビッグニュースだって思うの。必ず掘り出して見せるわ! |
リネットについて… (好感度4で解放) | 何を聞かれても、リネットさんはただ静かに目を伏せるだけ。何の表情もないのよ。まるで…クロックワーク人形みたいに。こんな記事を書いてみたいわ。『マジックの秘密――天才魔術師の「マリオネットアシスタント」』!…彼女はこの記事を読んでも何の反応もしないんだろうけど。 |
クロリンデについて… (好感度4で解放) | クロリンデさんはフォンテーヌ廷で最も有名で、最も謎めいた「決闘代理人」なの。個人的な情報筋から聞いた話だけど、彼女は独特な儀式で愛用の武器を手入れするらしいわ。もしかして、それが決闘で勝ち続けるカギとなってるのかしら?でも彼女は取材を受けたくないって公言してたから…そのことを直接彼女から聞くことはできないわね。 |
リオセスリについて… (魔神四章四幕クリア/好感度4で解放) | 最近はあの「公爵」に会ってたりしない?彼に関する情報を探ってくれた?特別許可券、特別許可食堂…「働かざる者食うべからず」…こんなありふれた情報は別にいいわよ。「公爵」のプライベートに関する話はないかしら?え、何?秘密だって?なんで君まで口が堅いのよ!私のご馳走を返して!この嘘つき!君なんかそのまま服役してなさいよ! |
エミリエについて… (好感度4で解放) | エミリエさんが作った香水はフォンテーヌ廷で一番素敵よ!この間は虫よけ、制汗、ニオイ対策までできる香水を薦めてくれたの。私みたいに外回りが多い人にはぴったりだわ。今日は手首にちょっとだけつけてみたの…ほら、嗅いでみて。とてもいい匂いよ。 |
千織について… (好感度4で解放) | 「千織屋」を細かく観察したことがあるわ。店内にはフォンテーヌの貴婦人や、評判を聞いて駆けつけてきた外国人観光客以外に、見るからにやばそうな人もしょっちゅう来てるの!顔に傷跡があってムキムキな人もいれば、覆面で懐に刀を携えてる人もいる…でも、彼らは手にお土産らしきものを持っていて、礼儀正しく丁寧なの。えっと…態度の悪い人は、ぶっ飛ばされて出ていくからね。私はその瞬間を撮ったことがあるわよ! |
フレミネについて… (魔神四章五幕クリア/好感度4で解放) | あれから、フレミネと何回か会ったわ。私の写真機助手の「ヴェリテくん」に興味津々で、レンズの改良をしてくれたの。実を言うと…「ヴェリテくん」をテキパキとバラバラに解体したのを見たとき、私はめちゃくちゃハラハラしてたのよ…でも予想外なことに、組み立て直したときも同じくテキパキしてて、とても慣れてるみたいだったわ。フォンテーヌ科学院出身じゃないかって疑ったんだけど、フレミネはそれを否定したの。 |
ヌヴィレットについて… (好感度4で解放) | 「最高審判官」にインタビューするなら、事前にすべての質問を書き出して、それをパレ・メルモニアの関連部署に審査してもらわなければならないの。審査に通った質問だけ、インタビューに採用される…インタビュー中のトラブルを避けるためにね。この流れは実に複雑すぎるわ。考えただけで疲れちゃうもの。 |
フリーナについて… (好感度4で解放) | 水神フリーナ様の言動は人々の心を動かす力があるの。あの方は生まれながらの大スターだわ。ユーフラシアさんは以前、一人の記者を密着取材に行かせたことがあるんだけど、彼はしばらくして辞職したの。 辞めた理由は…私の調査によると、彼が写真を撮るたびに、フリーナ様が写真を確認し、納得するまで撮り直しを要求したんだって。一番ひどかったときは、フリーナ様のポーズ一つを撮るのに、127回も撮り直したって… |
シャルロットを知る・1 | 「真実」を追い求めることに、リスクが付き物なのはよく分かってるわ。でも一つの「真実」に、一つの「独占記事」があるわけだから、絶対に見逃しはしない…コホンッ!つまり、記者の責務を果たす絶好のチャンスを見逃さないってこと。必ず、最も真実味のある、最も有力で、最も面白い独占記事をみんなにお届けするわ! |
シャルロットを知る・2 | 記者を始めたばかりの頃は、記事の書き方について何も知らなかったから、他の記事を読んで勉強するしかなかったの。『スチームバード新聞』以外に、少部数で発行される個人の刊行物も参考にしたわ。例えばフォンテーヌ廷の有名人のゴシップを報道する『ウォッチャー』、エンタメのイベントや大会を取り上げている『週刊エンターテイナー』、グルメを紹介する『メインシェフ』、でたらめとデマばっかりの『アメイジング!』とか。 これらの記事を読んでとてもインスパイアされたの。勉強になったことは…うーん、色んなスタイルの書き方を覚えたわね。 |
シャルロットを知る・3 | 真相を探るため、私は無職に扮して、評判の悪い食品工場の生産現場に潜り込み、六ヶ月間の雑用係をしたことがあるわ。十分な情報を集めた後、私は彼らのやったことを記事にして新聞に載せたの。 報道の反響が大きくて、食品工場は罰を受けたけど、その報復がきたわ。毎晩家に帰ると、枕元に脅迫状が置かれてたり、新聞社の入口に泥を塗られたりとか… 新聞社はすぐに通報し、私は「七聖召喚」の報道のために、モンドに派遣されていて、しばらく経ってからやっとフォンテーヌに戻ったの。 こんなことが何度もあったけど、ユーフラシアさんは一体どうやって解決したのかしら… |
シャルロットを知る・4 | 記者の道に入る前の幼い頃、私は好奇心旺盛で、世の中すべての事象の裏にはきっと謎があると思ってた。 私にとって世界は広大で、人が知らない物語がお宝のようにたくさん埋まってるの。裏に謎がありそうな出来事に遭遇するたびに、私は写真を撮って、アルバムに収めるようにしてきたわ。 これらの写真はすべて、私だけの「宝の地図」で…そして私は、あらゆる方法を使って、写真に隠されてる「真実」を解読しようとしてるの。 |
シャルロットを知る・5 | その「真実」にはどんな価値があるのか、何を意味してるのか、あるいはどんな事件と関係してるのかなんて、私は気にしない…ただそれを暴いてみたいだけ。冒険者の話で例えると、私は…宝探しの過程を楽しむ人なのかしら。最後にどんなお宝が見つかるかなんて、それほど執着しないの。 検証する中、私は色んな人と知り合った。フォンテーヌの友達、私のことを生まれながらの記者だと思ってくれるユーフラシアさん、そして一緒に「真実」を探して見届けてくれた君。みんなの助けがなければ、私はおそらく、あちこちで写真を撮ることしか知らない小娘のままだったでしょう。 とにかく…君の「特別インタビュー」を受けることができて、とても嬉しいわ。 |
シャルロットの趣味… | 写真機の色んなレンズを集めるのが大好きなの。あるレンズは長い焦点距離があって、あるレンズは画角が広い。そうだ、また別のレンズには特別な機能があって、撮った写真に色んなエフェクトが付くの。ほら例えばこのレンズ、これを使って人を撮ると、顔がまん丸く映るのよ…さあ!撮ってあげるから、パイモンも一緒に来てちょうだい! |
シャルロットの悩み… | 質問するときの態度がちょっと…激しすぎるから、私にあんまりよくない印象を抱いてる人も一定数いるの。毎回取材に行くと、みんな警戒してる様子で…はぁ、でも一部の取材対象には、わざとそんな態度を取らないといけないけど… |
好きな食べ物… | へへっ、私は甘いものが大好きなの。いくら食事をとっても、デザートは入るわ。お母さんの言葉を借りると…私の胃袋にはいつも、デザートのための場所が空いてるってね。 |
嫌いな食べ物… | 辛いものは食べられないの。胃袋に、超敏感なマシナリー・辛味測定型が入ってるのかしら…ちょっとのピリ辛でも、食べたら絶対痛くなるのよ…しかも、痛みが一日中続くし。ううぅ… |
贈り物を受け取る・1 | すごい料理の腕!新聞に料理コラムでも書こうかしら?レイアウトと写真の構図がもう浮かんできたわ。 |
贈り物を受け取る・2 | 悪くない味ね。今度時間があったら…私にも教えて? |
贈り物を受け取る・3 | はぁ…この味…そしてこの料理を食べた私、どっちも新聞に載るには十分ね… |
誕生日… | お誕生日おめでとう!今日の『スチームバード新聞』は読んだ?君へのお祝いメッセージが載ってるよ…ねえ、買ってないの?大丈夫。さっき新聞社を出たときに一部持ってきたから。ほら、ここよ。ここが私の確保できる一番のスペースなんだから。 |
突破した感想・起 | 不思議な感じ。記録しておかないと… |
突破した感想・承 | 本当にこんなものが人の成長に役立つんだね?前は聞いたことしかなかったけど、まさか自分で体験できる日が来るなんて… |
突破した感想・転 | 君は前にもこんな方法で他の人を手伝ったの?使う素材はどう違うの?それと…あっ、ごめん。また職業病が… |
突破した感想・結 | へぇ!思考が早くなって、力がみなぎってくるのを感じるわ。きっと、もっとたくさんの特ダネを掴めるに違いない!でもその前に、この素敵な瞬間を記念して、一緒に写真を撮りましょうよ! |
元素スキル・1 | 目線お願いしまーす! |
元素スキル・2 | はい、チーズ。 |
元素スキル・3 | ポーズお願いします! |
元素爆発・1 | 真実至上! |
元素爆発・2 | 特ダネよ! |
元素爆発・3 | シャルロットが、報道します! |
宝箱を開ける・1 | ほう!悪くないわね。 |
宝箱を開ける・2 | ここに箱を置いた人を取材してみたいわ。 |
宝箱を開ける・3 | これは落とし物リストに載ってないものよね? |
HP低下・1 | ま、まだ記録できる… |
HP低下・2 | まだ記事にすべきスクープが…! |
HP低下・3 | 写真機はまだ動く! |
仲間HP低下・1 | 気を付けて! |
仲間HP低下・2 | ちょっと!訃報なんて書きたくないわよ! |
戦闘不能・1 | スクープを…持ち帰らないと… |
戦闘不能・2 | 少なくとも…記録はできた… |
戦闘不能・3 | 見出しが、まだ… |
ダメージを受ける・1 | 失礼ね。 |
重ダメージを受ける・1 | レンズがっ! |
チーム加入・1 | 取材開始! |
チーム加入・2 | 記事のネタとかある? |
チーム加入・3 | 近づけば近づくほど、報道の真実味が増す。 |
やっと来た。ここは本当に不思議だね… |
たくさん写真を撮ったから、君に色んなことを聞きたいの。 |
日中限定 | 夜間限定 | ||
💬おはよう、シャルロット。 | 💬おやすみ、シャルロット。 | ||
おはよう。あっ!もうこんな時間、早く新しい新聞を取りに行かないと。 | おやすみ。うーん…普段この時間は、原稿の校正をしてるか、新しい原稿を書いてるんだけどね… | ||
戻ったら、君にも一部あげるね。 | こんなにリラックスできると、逆にちょっと慣れないわ。ふふっ… | ||
って…ちょっと待って。新しく書き上げた原稿を提出したっけ?たぶん…たぶん提出したよね… |
💬もうここには慣れた?(初期開放)
💬もうここには慣れた? | |||
ここはとても快適よ。特に光源が最高。どの角度から撮っても、キレイな写真が撮れるわ。 | |||
でも…私たちって「壺」の中にいるのよね? | |||
💬そうだよ。何か心配? | 💬この壺でお茶を淹れないから安心して。 | ||
別に心配ってほどじゃないけど。…もし、誰かがこの壺の蓋を開けて、中に水を注いだら… | へえ?まだやったことないの?残念。この壺で淹れたお茶がどんな味か、聞きたかったのに… | ||
ここはどうなるの?大雨?洪水?それとも底から水が上がっていく? | 以前、璃月の人に取材したとき、とある伝説を聞いたのよ。かつて、ある仙人は碧水川の半分を急須に注いでお茶を淹れた… | ||
記録しておきたいな…今すぐ外へ戻って、壺に水を注いでみてくれない? | その後、仙人は急須の中身を川に戻した。だから、碧水川が今の色になったんだって。 | ||
この伝説の真偽は分からないけど…機会があれば、碧水川の水からお茶の味がしないか確かめてみたいわ。 |
💬一緒にお話ししない?(好感度4で開放)
💬一緒にお話ししない? |
いいよ。どんな話が聞きたい?そうね…『アメイジング!』がやらかしたことを教えてあげる! |
『アメイジング!』はある特別取材を掲載したの。それによると――フォンタを製造して広めているのは、実はフォンテーヌ科学院による陰謀なんだって! |
💬ずいぶんと「甘い」陰謀だね。 |
でしょ?しかも、長い間フォンタを飲むと、歯と骨がボロボロになって… |
最終的には、介護が必要になるくらい、歩くことはおろか、食べることさえも難しくなるっていうのよ。 |
そうなれば、人間は色んなマシナリーに頼らなければならなくなる。つまり、マシナリーを開発して製造するフォンテーヌ科学院だけが大儲けできるってこと。 |
💬想像力が豊かすぎる! |
あのとき、私の同僚たちもそう思ってたわ。まあでも『アメイジング!』はでたらめとデマしか書かないってみんなは分かってるだろうから…あんまり気にしてなかったんだけど… |
予想外なことに、フォンタのことが好きじゃないフォンテーヌ人がそのデマを真に受けて…あるいは、口実を見つけたのかしら。 |
記事が掲載されてから、フォンタが子供たちの身体に有害だっていう、数え切れないほどの通報が共律庭に殺到したの。 |
彼ら曰く、フォンタは子供たちの歯を悪くするだけじゃなく、背が伸びなくなり、水やご飯を摂取できなくしたんだって… |
この騒ぎがエスカレートしてね。ハインリさんはやむを得ず私たちの公開インタビューを受け、自分の身体を使ってフォンタの無害性を証明するって言ったの… |
💬どうやって証明するの? |
インタビューされた日から六十歳になるまで、毎日フォンタを三杯飲み続けるって、ハインリさんは言ってたわ。 |
それに、毎月自分の健康診断書を『スチームバード新聞』で公開して、みんなに見てもらうって。 |
💬笑い話に聞こえるような… |
ははははっ。そうね。この件はうちのオフィスで語り継がれるおもしろニュースなの。 |
でも、ハインリさんは逆にこの件を利用して、フォンタを大々的に宣伝し、売り上げを大幅に伸ばしたのよ。 |
そして彼が言った、定期的な健康診断書の公開や、「六十歳までフォンタを飲む」っていう取り決めは…数ヶ月もしないうちに、みんなから綺麗さっぱり忘れ去られたけどね。 |
💬何かやりたいことはある?(好感度7で開放)
💬何かやりたいことはある? |
私…ちょっとこの辺りで写真を撮りたいんだけど、いいかしら? |
あと、あのまん丸くて、大きなヤマガラが喋れるなんて。記事に書いたら、きっと面白いと思うわ! |
💬それはマルに聞いてみないと… |
なるほど、あのヤマガラはマルっていう名前なんだね…誰かに関する記事を書くときは、必ず事前に本人の許可をもらうようにしてるから心配しないで。私だってプロの記者なんだから。 |
ところで、君がこういう不思議な壺を持ってることを記事にしてもいい? |
💬勘弁して、シャルロット大記者! |
はいはい。君が嫌なら、記事に書かないことにするよ。 |
でもさ…この壺を作ったのが誰なのか、ちょっとだけ教えてくれない? |
💬璃月の仙人だよ。 |
仙人ですって…?じゃ、じゃあ、その仙人を紹介してくれない?璃月の仙人の話はとても興味があるの。 |
私の知る限りでは、仙人を訪ねるには色んなルールやタブーがあるのよね…詳しく教えてくれる? |
💬そこまで複雑じゃない。連れてってあげる。 |
本当に!?じゃあ約束ね。準備ができたらお願いするから!約束破っちゃダメだよ! |
君は本当に人脈が広いわね。仙人とまで仲良くしてるなんて。 |
君っていう親友がいてくれるおかげで、特ダネにも事欠かないわ。へへっ。 |
仙人への独占インタビュー…見出しはどうしようかしら?『仙人調査』? |
いやいや、ちょっと失礼に聞こえるね。仙人たちに放り出されちゃうかもしれないわ… |
『絶雲仙跡』…そう!『絶雲仙跡:璃月仙人を訪ねる長き道のり』にしよう! |
シャルロットの衣装。「報道が真実味を欠いているのは、十分に近づけていないから。」――報道の仕事について、シャルロットがよく口にする言葉だ。たまに、彼女はこう補足したりもする。「もちろん、君のカメラがあまりよくないって可能性もあるけどね。」
リネから (魔神四章二幕クリアで解放) | あれ以来、シャルロットさんから何度もインタビューのお誘いが来てね…えーっと、かれこれもう二十回ぐらいかな。彼女はスクープに対して生まれ持った嗅覚を持ってるみたいで、その性格も異様なほど執着するタイプなんだ。正直、彼女の「ビッグニュース」の中心人物にはなりたくないよ。だから、毎回違う理由を見つけては断るようにしてるんだ。 |
リネットから (魔神四章二幕クリアで解放) | えっと…私もあの一件で、何度か彼女に捕まってインタビューを受けたの。リネに何回も断られてたのに、ほんと大した根性…たくさん質問を用意してくれてたけど、残念ながら何一つ答えてあげなかったわ。 |
フレミネから | どうしてか分からないけど、シャルロットさんはぼくがごく普通の潜水士だってことを信じてくれないんだ。それどころか、ぼくの出自には記事にすべき「特ダネ」が隠されてるって思ってるみたい…ぼくが嘘をついた時、自然に振る舞えなかったからかな? |
フリーナから (魔神四章五幕クリアで解放) | 最近、シャルロットが忙しくしている姿をよく見かけるよ。僕に独占インタビューしたいようだけど、いくら断っても諦めてくれなくてね。だから、ちょっとうんざりしてたんだ。ただ、彼女は揺るぎない目でこう言ってきたよ――「人々に本当のあなたをもっと知ってもらいたい。きっとみんなも、あなたの苦しんだ心のうちを理解してくれるはずですから」ってね。正直、その好意にどう応えたらいいのか僕には分からない。もしかしたら、彼女の言うことはもっともなのかもしれないけど…まだ心の準備ができていないんだ… |
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