不休のソリスト・フリーナ | |
CV | 水瀬いのり |
誕生日 | 10月13日 |
所属 | フォンテーヌ廷 |
???(神の目*1) | 水 |
命ノ星座 | 頌歌者座 |
審判の舞台で、誰よりもスポットライトを浴びる存在――拍手が鳴り響き、その幕が閉じられるまで。 |
第1重:「愛は野の鳥 哀願しても手懐けられぬ」
第2重:「女は気まぐれ 水面に揺らぐ浮草のよう」
第3重:「秘密は心に秘められた 誰もこの名を知り得ない」
第4重:「地獄に堕ちずして いかに生の価値を知る!」
第5重:「あぁ!その者の名は…!」
第6重:「僕の歌を聴きたまえ―― さあ 愛の杯を掲げよう!」
戦闘天賦
通常攻撃・ソリストの誘い
サロン・ソリティア − フリーナのサロン・ソリティアには、いつも決まったメンバーが訪れる。しかしその他にも、クラバレッタさんやシュヴァルマラン婦人、ジェントルマン・アッシャーが訪れることもある。そして、愛鬱な水曜日には歌い手が現れる。
万民のカルナバル − 「喝采せよ!讃えよ!刮目せよ!さあ、杯を掲げよう!宴のない毎夜など、醒めた苦痛な昼間を浪費しているに過ぎない…あっ、えっと、その…未成年者は代わりにブドウジュースを飲むのが良いと思うよ!」
固有天賦
終わりなき円舞
聴き手なき独白
蒼海もまた舞台なり
フリーナのオリジナル料理。フォンテーヌで「プル・ラ・ジャスティス」とは「正義のために」を意味する。彼女はかつて大きな舞台の上で、最も崇高な正義が誕生する瞬間を目の当たりにした。この重層的な風味、起伏に富んだ波乱万丈…最終的に重荷から解放される安堵感。彼女自身の経験から着想を得たんだろうか?
名刺の飾り紋。
ひとりでケーキを全部食べられるかな。それとも、毎日一個ずつ食べたら、一週間で食べ終わるかな。でも、ケーキってそんなに長持ちしないよね。まあ…心配しないで。これからは、たくさんの友達と分け合うことができるよ。
勢い盛んな「エピクレシス歌劇場」に足を踏み入れなければ、この地の神がなぜ「大スター」の名を冠しているのか、異国の旅人には理解できないかもしれない。
演劇だろうが審判だろうが、彼女はいつも時間どおりに観客たちの上にある専用席に現れては、笑ったり怒ったり、大きな声を上げて興奮したりして、人々にステージで繰り広げられる演目よりも深い印象を残している。
人々は新鮮で満ち足りた体験を得ようとチケットを買い求めるため、その点においてフリーナは絶対公正のヌヴィレットよりも好感が持てる。
尊敬の仕方とは、対象を仰ぎ見るだけではない。フォンテーヌの民がフリーナに抱く尊敬の念には独特なスタイルがあると言えるし、もしくは「好き」という一言で表したほうが正確とも言える。
彼女は完璧でもないし、強いわけでもないかもしれないが、ステージ上では最も信頼のおける存在だ。なぜなら、一度も人々を失望させたことがないのだから。
フォンテーヌの文学界で流行っている一つのたとえに、「フリーナは、無数の人々の心の中で決して色褪せない青春の思い出のよう」というものがある。青春が常にあることを望まない人はいないだろう。
――青春が過ぎ去っても、彼女は永遠にそこにいて、ステージのスポットライトを追えば見ることができる。
(好感度2で解放)
「エピクレシス歌劇場」の象徴的シンボルとして、フリーナは審判のすべての過程において自由な発言権を有する。
彼女の質問は好奇心によるものが多く、よく事件と論理的な関係がほとんどない質問をしては観衆たちをどっと笑わせることがある。
しかし観客たちは、彼女には事件の全貌を理解する能力などなく、ただ自分の存在をアピールするために冗談めいたことを言っているだけじゃないのか?と疑問を抱く。だが、そのたびフリーナは非常に的を射た意見を投げかけるのだ。
もちろん、口に合わないスイーツを食べたとか、パレードを見逃したとかの理由で事件にまったく興味が湧かないこともあるが、負け惜しみばかりを口にする神もまた面白いので、その場に居合わせた観衆たちは全員満足するという。
しかし、そんなフリーナが好き放題に振る舞うのをやめる時がある。それは、彼女が歌劇の役者としてステージに上がる時だ。
フォンテーヌには昔から現在に至るまで数多くの著名な歌劇作品が伝わっており、不定期に「エピクレシス歌劇場」で上演される。重要な役柄はいつもその時に最も人気のある役者が演じることになる。
公演の前には抽選のような一幕が存在する――劇団がフリーナに招待状を送り、その日機嫌が良ければ彼女が招待に応じ、人と神が共演する舞台を作り上げるのである。
ひとたび招待に成功すると公演当日はフォンテーヌの祝日となる。「エピクレシス歌劇場」の立ち見席チケットが完売しても、まだ観衆の熱意を満たすには程遠い。
音楽が始まり神がステージに登ると、人々の目に映るのはもう先ほどまでの好き放題に振る舞う可愛らしい神様ではなく、脚本に書かれた人物そのものとなる。
威風堂々、勇猛果敢、あるいは陰険狡猾で貪欲で謎を秘めたフリーナの一挙手一投足は、程よく、そして完全無欠であり、まるでこのステージのために生まれてきたかのようだ。
こうした素晴らしい演技を何度も見せてくれる彼女こそ、フォンテーヌの人たちから「大スター」と呼ばれるにふさわしいと言えるだろう。
苦労して劇場内に入り込んだスチームバード新聞の有名な記者はそれを見るなり心を奪われ、しばらくしてようやく記事にインタビューを盛り込むことを思い出した。
「あなたが練習しているところを見たことがないのですが、神であるあなたはなぜそんなに演技がお上手なのでしょうか?」
するとフリーナからは、ことのほかシンプルで傲慢な答えが返ってきた――「だって僕は神だからね。はい、次の質問!」
(好感度3で解放)
フリーナの時間は大半が事件や公演に費やされているが、これら二つがたとえ無くとも、彼女は色々な外交や政務の応対の場に姿を見せる。
もちろん彼女の仕事は通常、表に立って応対するのみに限られており、裏での実際の職務、応対場面での重要な発言に関してはすべて他の人が受け持っている。
これらの仕事を代わってくれる人に対し、フリーナは深く感謝している――なぜなら、他国の神は常に大小様々なことで悩みが尽きないと聞いており、現在の生活がとても得難いものであることを理解しているからだ。
また、彼女は神として模範を示すべきだと考え、手が空いているときにはパレ・メルモニアの実際の業務に加わろうとしたことがある。
…だが結果は、毎回必ず人間やメリュジーヌに遠回しに断られた。その理由は「今は神に任せられる重要な仕事がない」というものだった。
それを聞いて最初は嬉しがっていたが、回数を重ねるうちに彼女もパレ・メルモニアの仕事で退屈しのぎをするのは叶わないことだと気づいた。
また、フリーナには小動物と戯れるという、大半の人が知らない趣味があった。
フォンテーヌの透き通った広大な水域、美しい風景、可愛らしい精霊も数多くいる。いつも人間を相手にしていた彼女にとって、気分転換にちょうどよかった。
ただ、動物たちの習性はみな異なるため、フリーナの気ままな性格が動物たちの逆鱗に触れてしまうこともあった。たとえばボウシクラゲが噴き出す泡を顔面から浴びたり、狩猟刀エイに追いかけ回されたり…
ある意味、水中の世界は陸上よりも原始的で野蛮である。何と言ってもここの住人たちは相手が神だからといって気を使うことはないのだ。
しかし月日が経って、フリーナは最も親しく触れ合える動物を見つけた――それは砂浜に寝そべって日光浴をするプクプク獣である。
顔をつついてもお腹を撫でても、さらにはごろごろと転がしてみても何の反応も示さず、せいぜいこちらを向いて無言の抗議をするくらい。
「どうだい?こういうのが好きなのか?フフッ、僕もだ!」
――ちょっとしたミスコミュニケーションもあるが、今では仲良しである。
(好感度4で解放)
フリーナはよく、いつも思いつきばかりでルールを守らないという印象を他人に与えがちだが、公演の前後などの特殊な状況では厳格な基準を持っている。
例えば、道具の作りや配色、照明のオンオフのタイミング、音楽の開始タイミングやリズムなど、すべて彼女が納得いくまで調整する。
そのため、神との共演は容易いものではなく、かなりの心血を注ぐ必要があり、人々もこのフォンテーヌの「大スター」に仕えるのに苦労している。大物気取りをするのが好きだという噂まであるほどだった。
かつて著名な劇団がフリーナと共演する機会を得たが、彼女の要求を満たすことが難しかったため彼らは承諾したふりをしておき、実際の稽古や公演準備では当初の慣れた方法で対応しようとしていた。
劇団長はこれに対してあらかじめ勝算があり、フリーナの性格を考慮して既成事実を作って上手い話でもしておけば、彼女の要求水準を下げることができ、多くの厄介事を省けると考えていた。
だがその結果、劇団メンバーが公演用の道具を「エピクレシス歌劇場」まで苦労して運んでいるときに、ステージ上のフリーナがまったく別の劇団に設営作業を指揮しているのを目撃した。
「ああ、だってキミたちが僕の意見にちっとも耳を貸さないから、別の劇団と公演をやることにしたんだ。」
劇団長は少しあっけにとられた。彼の計画によれば、フリーナは設営が完了して初めて「問題点」に気づくことになっていたのだ。
しかし、すでに準備が完了している箇所から判断すると、彼女の指示に厳格に従った劇団の舞台効果は確かに優れていた。一般の観客には見分けがつかないが、プロの視点から見れば公演内容の優劣は細かい点において一目瞭然であった。
だが劇団長もここで引き下がるのを良しとせず、フリーナが契約の精神に欠けており、代替案があったのに事前に彼らに伝えなかったことを非難した。
当然フリーナは、この悪人が先に訴えることで流れを掴もうとする行為を容認できず、信じられないというような表情をして大きな声で言い返した。
「まさか、僕が簡単に騙される馬鹿だとでも思ったのかい?誰か、彼らをここからつまみ出してくれ!」
(魔神四章五幕クリア/好感度5で解放)
長い公演とは輪廻のようなもので、カーテンコールの日は遥か遠く、予言の危機が続いている限りこの神の物語も続いていく。
フォンテーヌの人々は長い間フリーナの正体を疑わなかったが、ほんの小さな亀裂から信頼は崩壊する。一度それが始まれば、取り返しがつかないことを彼女は知っていた。
暴かれることで負う代償は彼女にとって受け入れられないものである。長年積み重ねてきた努力が無駄になり、フォンテーヌという国も存在しなくなってしまう。
そこで彼女は喜ぶべき時は思い切り笑い、悲しむべき時は激しく泣き、自慢すべき時は神の地位をはっきり誇張しようと努力して、一瞬たりとも気を緩めなかった。
フリーナはこれが一種のパフォーマンスであり、危機が去るその時まで貫き通せば、仮面を脱ぎ捨てて感情を表現する自由を得られるのだと理解していた。
しかし彼女はだんだんと、自分が演じてきた神としての立ち振る舞いが、彼女自身を蝕み始めていることに気づいた。
フリーナの心の中に恐ろしい困惑が生じた。もし喜ぶべき時に笑わなかったら、どんな反応をすればいいのだろう?
もしかしたら、彼女はもともと笑うのがあまり好きではなく、ちょっとした挫折で自暴自棄になってしまう女の子なのかもしれない。しかし、そんな感情は次第に薄れていった。
舞台芸術家はいつも、ある人物を完璧に演じたいなら、まずはその人物になる方法を考えろと言う。
その観点からするとフリーナが演じる水神は非の打ち所がなく、彼女が歯を食いしばって切望の末に得た結果であった。
だが人々にとってステージはほんの一瞬の出来事に過ぎないため、公演が終わった後のことについては誰も触れたことがない。
フリーナはあまりにも長いこと演じすぎて、元に戻る道さえも砂埃の中に埋もれてはっきりと見えなくなってしまった。
(魔神四章五幕クリア/好感度6で解放)
原罪の危機はついに終息し、フォンテーヌに新たな秩序が形成された。影響を受けた地域も徐々に復興が進み、人々には未来に対する前向きな期待が生まれた。
だが唯一、フリーナだけが新たな世界のどこにも含まれていない。彼女はすぐにパレ・メルモニアを去り、「エピクレシス歌劇場」に姿を現すこともなくなった。
彼女はただ一刻も早く辛い記憶から離れたかっただけであり、その後人々が彼女について論争を繰り広げることなど気にしたくもなかった――水神の物語はここで幕を閉じるべきなのだ。
しかし、責務を完全に果たした役者がどの方向に進むべきかなど、誰も答えを示すことはできず、「自由」はその時点でも漠然とした概念に過ぎなかった。
フリーナの荷物は新しく借りた部屋の隅に積まれたままで、片付ける気力も起きない。ただベッドに横たわり、がらんとした天井を見つめていた。
彼女の知る人々は、新たなルールの下ですぐに身の置き所を見つけた――力や責任、友情などから彼らの重要性は替えがきかないものであった。
しかし、そんな状況の中で「自由」を手に入れた人は、言い換えれば誰にも必要とされていないということではないだろうか?
そう思い至った頃、彼女の部屋に初めての訪問者であり思いがけない相手――決闘代理人のクロリンデがやってきた。
クロリンデはフリーナの今の居住環境に驚きつつ、すぐに彼女のために費用を負担してもっといい部屋を用意したいと申し出た。フリーナはあの手この手でようやく彼女の申し出を諦めさせたが、彼女も絶対に引き下がらないつもりのようで、仕方なく部屋と荷物を片付けることにした。
その後、クロリンデはここに来た理由を明かした。普段、彼女は他人と社交的な集まりに参加することはほとんどない。だが、その夜は珍しく何人かの旧友に会うことになっていた。その友人がたまたまフリーナと知り合いであり、しばらくフリーナに会っていなかったため誘いに来たのだという。
以前なら、フリーナは間違いなくそのような誘いを断っただろう。彼女が自分の正体を隠し通すには、誰とも親密に関わるべきではなかったからだ。
フリーナが少しびくびくしながら顔を上げると、クロリンデは少し微笑む。フリーナがかつてどう思っていたのか、とっくに理解していたかのように彼女の心の内をずばり言い当てた。
「どうでしょう、もう今は断る理由もなくなったのではありませんか?」
「僕は…そういうのは得意じゃないんだ。つまり…キミらを興ざめさせてしまうんじゃないか?」
その夜、フリーナは初めて友人と酒を酌み交わすとはどういう感じなのかを体験した。最初は少しぎこちなかったが、酒が二杯進むと彼女の正体が露わになった。クロリンデがすぐに彼女を止めていなかったら、フリーナはテーブルに飛び乗っていただろう。
――あまりおしゃべりが好きでないクロリンデにとって、化けの皮がはがれたフリーナにここまでの破壊力があるとは思いもしなかった。
その時のフリーナには、まだ今後の方向性など何も分からなかったかもしれない。だが少なくとも「自由」とは、もう孤独ではないということを知っている。
(好感度4で解放)
フリーナはかつて、フォンテーヌの図書館で人気のない本を読んだ。物語の主人公は、荘厳で華麗な邸宅で働く侍従。
天真爛漫な少女クラバレッタは新聞紙面に載っていた広告を見て、深い山奥にある邸宅での仕事に応募した。少し鈍い一面もあったが、彼女はそこのメイドとして雇われた。
邸宅の主人はめったに姿を見せず、口数の多い夫人と礼儀作法を重んじる勲功爵が代わって管理を行っており、少女はここでの日々を厳しい束縛もなく自由に過ごしていた。
ここで働く人々は長いこと街に下りていないらしく、メイドは彼らに最新の歌劇を歌って聴かせたり、最近流行のボードゲームの遊び方を教えたりして、すぐに親しくなって打ち解けた。
ただ、その邸宅にはある絶対のルールがあった――地下三階に続く重い木の扉の向こうは主人だけが知る秘密が封印されているため、誰も近づいてはならないというものだ。
メイドはその秘密を知りたいとも思ったが、ここでの素晴らしい生活のほうが大事だった。そうしてゆっくりと時は流れた。ある日のこと、勲功爵からもうすぐ主人が訪れると聞き、侍従たちは慌ただしく準備を始めた。
祭りのように賑やかなパーティーが行われ、楽しそうな笑い声が邸宅を包みこんだ翌日、主人が一向に現れないのでメイドが見にいくと、なんとそこには冷たくなった主人の死体があった。
警察隊は、容疑者が侍従たちの中にいると目星をつける。ひどく気を揉んだメイドは主人の死が邸宅の秘密と関係があると考え、ついに禁じられた扉を開くことを決心した。
ところが扉は邸宅のホールに面しており、中央階段の前に立っているのは彼女のよく見知った夫人。すると、夫人は奇異な質問を投げかけてきた。
「あなたが今日応募してきたクラバレッタかしら?」
フリーナに衝撃が走った。この場面が、彼女の記憶の中にある似たような経験と共鳴したかのようだった。
フリーナはメイドや侍従たちの幸せな日常生活が羨ましく、また彼女がその暮らしを守るために秘密に立ち向かった勇気に感心した。
その後、フリーナの夢の中に同じ邸宅が出てきた。自分はクラバレッタであった。息を切らしながら秘密の扉に駆け寄り、深呼吸してから扉を押す。
扉の向こうからは激しい海水が流れ込み、邸宅は一瞬のうちに水没して警察隊だけでなく夫人や勲功爵、そして自分自身も跡形もなく溶けてしまった。
フリーナはそこで目が覚め、周りを見回してから心を落ち着かせた。彼女は、この本の後のストーリーを思い出さずにはいられなかった――
クラバレッタが扉を開いたことで引き起こされたタイムループ、それにより主人の死の謎、そして邸宅の秘密を解き明かし、ここにいるすべての住人のために古の呪いを解いたのだ。
「ありがとう、クラバレッタ。」
――彼女は、この物語に良い結末をもたらした勇猛果敢な少女に心から感謝した。
そして、物語の中で生き生きと描かれたいくつかの人物のイメージは、最終的に可愛らしい姿で想像されて誕生し、フリーナのそばに寄り添っている。
???(神の目*2)
(頌歌者の章一幕クリア/好感度6で解放)
「人として生きるというのは、秘密を隠し、苦痛を味わい、孤独とともに歩むこと。それでも君は、それを望むの?」
偶然の巡り合わせによって、頓挫していたミュージカル「水の娘」がついにエピクレシス歌劇場で披露される機会を得て、公演は大成功を収めた。
フリーナが代わって演じたヒロインのコリオは、人間が生きるために必要な淡水を取り戻すために自らを犠牲にすることを決め、その意志によって水を元の流れに導き戻した。
台本の筋書きによれば、彼女は消失する直前に空から降ってくる神の目を手に入れるはずだったが、それに手を伸ばさず神の目の意に任せて孤独に海底に落ちていく。
しかし公演の本番中、なんとフリーナに本物の神の目が出現した。
神の目とは人間たちの最も強い願いに応える形で現れるものだが、この神の目は彼女の過去に対する称賛のようなものであった。
フリーナは神の目を手にした。そこから発せられる輝きはまるで、今回の公演によって再び満たされた自分の心のようであった。
演劇という行為は彼女に多くの苦痛をもたらし、もう再び舞台に上がりたくないとさえ思わせたが、このステージの輝きと素晴らしさを最も理解しているのは間違いなく彼女であり、舞台上で夢を追う人々を導いて応援できるのも自分だと思った。
これから自分は何をすべきか…ずっと悩んできたこの問題に決着がついた彼女は、明確な答えを見つけ出した。
――観客の視点からこの世界を見つめ直し、最高の演劇を作り出すことである。
彼女の視線は歌劇だけに留まらず、演劇と関係のあることならすべて興味を持って裏方としてそこに加わった。
中でも注目に値するのは、「水の娘」の公演が終わったあと、神の目を手にしたフリーナはとても落ち着いており、美辞をよく口にしていたこと。劇団を去ってからすぐに、彼女はかつて逆鱗に触れてしまった「地方伝説」を探し出し、雪辱を果たそうと目論んだ。だがその結果、かなりの苦労をすることになった。
失敗に終わっても諦めず、夜自分の部屋で神の目を研究していると、今度は建物全体を水浸しにしてしまうという問題を起こした。
サロンメンバーと一緒に何とか被害に遭った建物を片付けたとき、彼女は物件の管理人から最後通牒を受け取った――
「たとえそれが勲功爵や夫人であっても、当物件ではペットの飼育を固く禁じます。」
初めまして… | 何をボーっと突っ立っているんだい?嬉しさのあまり、言葉も出なくなったのかな?そう、この僕こそが、フォンテーヌで知らぬ者はいない大スター、フリーナだ。スケジュールがびっしり埋まっている僕に会えるなんて、キミは本当に運がいいよ。 |
世間話・お茶会 | お茶会は淑女の必修科目さ。お茶会における礼儀作法を学びたいなら、僕が教えてあげよう。 |
世間話・面白いこと | はぁ、つまんないの。何か面白いことはないかい? |
世間話・人気 | あ〜あ、人気すぎるのも悩ましいものだね。まっ、こんなに好かれているんだから、仕方ないか。 |
雨の日… | なんて雨だ!ま、待った…これで水が溢れたり…しないだろうね? |
雪の日… | へえ、ここは撮影にぴったりの場所だね。 |
晴れの日… | この焼けつくような日差しの熱さ…普段使っている照明くらい熱いよ。まったく、太陽が一つだけで本当によかった。 |
暴風の日… | 「耳を澄ましてごらん。風から不穏な囁きが聞こえる。それは、忘れ去られた海獣が悪夢を見ているときの寝言さ」――どうして悪夢だと分かるのかって?…だって、恐怖は外に伝わるものじゃないか? |
砂漠にいる時… | なんとも荒れ果てた大地だ。この僕が、水の恵みを与えてやろう! |
おはよう… | おはよう…ふわぁあ〜…こんなに早く起きる必要あるのかい?もう少し寝てても…いいと思うけど… |
こんにちは… | やあ!僕のケーキはどこだい?えっ、朝に食べたばっかりだって…?もぉ――僕からすると、それってずいぶん経ってるんだけど? |
こんばんは… | こんばんは…はぁ、最近クラバレッタさんが、ダイエットをするから付き合ってほしいって言うんだ。ふんっ、僕は先月よりもウエストが一回り以上細くなってるし、体型のコントロールだってもう十分気を配ってるのに――ほら見て、キミも分かるでしょ? |
おやすみ… | ふわぁ…僕も眠たくなってきたから、また明日。時間通りに起こしておくれよ… |
フリーナ自身について・応援団 | お茶会に参加した子たちのことが知りたい?あの子たちは僕の忠実な従者さ。コホンッ、特別に紹介してあげよう!まずはクラバレッタさん。時々僕の服を間違えて切っちゃうのが玉に瑕だけど、一番かわいいメイドだ。そして次はシュヴァルマラン婦人。頼りになるマネージャーで、僕の生活面を隅々までサポートしてくれている。最後に説教の好きなジェントルマン・アッシャー。礼儀作法に関するすべてを担当している。フフッ、僕のお茶会に参加することを許したとはいえ、彼らに認められるにはキミもまだまだ努力が必要だよ! |
フリーナ自身について・歌唱 (好感度4で解放) | 歌唱力にはかなり自信があるけど、僕が歌うに相応しい歌詞はそう多くない。劇団の創作者たちにはもっと頑張ってほしいね。あまり、僕を待たせないでおくれよ。 |
関係について… | コホンッ、僕たちの仲なんだ。あまりかしこまる必要はないよ。もっと肩の力を抜くといい。なんだいその顔は?まさか、端から「敬意」なんてなかったと言うわけじゃないだろうね? |
同行について… (頌歌者の章一幕クリア/好感度6で解放) | 「僕」の物語は幕を閉じた。これから上演されるのは「僕たち」の物語だ…ということは、ギャラも二倍になるってことかな?やったぁ! |
「神の目」について… (頌歌者の章一幕クリア/好感度4で解放) | あのいにしえの予言が終わりを迎え、すべてが幕を閉じた後、僕はひどく落ち込んだよ。舞台に立つ者は観客からもてはやされ、数多の視線と期待を寄せられる。けれど、彼らが期待していたのは僕じゃない…僕が演じていたあの「神」だってことを、誰よりも僕は知っていた…あの日々の中で、僕が本当に得たのは孤独だけだったよ。だからこそ、一度は演技に関するすべてに嫌気が差したし、部屋に閉じ込もりもした。でも、観客の前に再び姿を見せ、舞台にまた上がったとき、胸の不安がいつの間にか消えていたことに初めて気付いたんだ。今の僕は、彼らの眼差しを素直に受け止めることができる。これも…僕がやっと自分を「演じる」ことができるようになったからかもね。 |
シェアしたいこと・歌劇 | フォンテーヌの歌劇は数回にわたって革新を経てきたんだけど、そのたびに反対の声が多く上がった。歌劇場に集まって騒ぎを起こす人も大勢いてね、耳が痛いのなんの。だから、彼らを脅してやったのさ――「こんなくだらないことのために争うのは禁止だ」ってね。それに合わせるようにヌヴィレットが杖で地面を叩いたら、一瞬で歌劇場は静まり返ったよ。僕って、つい威厳に満ちた一面を見せちゃうところがあるんだよね。皆、理解してくれてるといいんだけど。 |
興味のあること・ルエトワール | 僕はルエトワールが大好きなんだ。この生物は誰も見ていない場所でも光を放ってる。僕に言わせれば、ルエトワールこそ一番の「スター」さ。はぁ、ルエトワールが主役の劇があったらいいのになぁ。そしたら僕も、群れから離れたかわいいヒトデを心から演じられるのに。 |
リネとリネットについて… (魔神四章五幕クリア/好感度4で解放) | リネとリネットのことはもちろん知っているよ。前々から彼らの公演にはよく行っていたからね。確かに二人の人気は目を見張るものがあるけど、それでも僕とは比べものにならない。だって、すべての席を埋め尽くせる公演は僕が舞台に立ったときだけだからね。もちろん、立ち見席も売り切れになるほどさ。まあ今は…その…も、もう引退したんだから、人気が落ちるのは当然のことだろ! |
ヌヴィレットについて… (魔神四章五幕クリア/好感度4で解放) | ヌヴィレットがこの数百年、フォンテーヌのために貢献してきたことはとても感謝しているよ。僕が民を欺いてきた罪を追及する気もないようだしね。それに、今の僕はもう彼と仕事のやり取りをしなくていいから、ずいぶん長いことパレ・メルモニアには行っていない。これは双方にとっていいことなんじゃないかな? |
ナヴィアについて・スイーツ (好感度4で解放) | ナヴィアが焼いたマカロンを食べたことはあるかい?彼女のスイーツに対する造詣は、僕にも劣らないものだと認めざるを得ないね。食感と甘さもさることながら、あのマカロンに描かれた模様…なんっっってかわいいんだ!まるで芸術作品だよ!一体どうやったのかな。まさか、本当に才能だけで?くぅ〜、この僕が敗北感を味わうなんて…今度、絶対に聞き出さないと! |
ナヴィアについて・心 (魔神四章二幕クリア/好感度4で解放) | 彼女はとても強いよ。ああいった人は、何が起ころうとも立ち直り、何ともないフリをする。そうすることで、周りの人は余計なプレッシャーを背負わずに済むんだ。かつてカーレスとクロリンデの決闘を見届けた僕には分かる。ナヴィアは…そういうところが、どんどん父親に似てきているよ。 |
「召使」について… (魔神四章四幕クリア/好感度4で解放) | 「召使」?だ、誰のことだい?も、もう忘れちゃったなぁ。そんな恐ろしいやつを頭の中に残したままにしてたら、悪夢を見ちゃうだろ? |
シャルロットについて… (魔神四章五幕クリア/好感度4で解放) | 最近、シャルロットが忙しくしている姿をよく見かけるよ。僕に独占インタビューしたいようだけど、いくら断っても諦めてくれなくてね。だから、ちょっとうんざりしてたんだ。ただ、彼女は揺るぎない目でこう言ってきたよ――「人々に本当のあなたをもっと知ってもらいたい。きっとみんなも、あなたの苦しんだ心のうちを理解してくれるはずですから」ってね。正直、その好意にどう応えたらいいのか僕には分からない。もしかしたら、彼女の言うことはもっともなのかもしれないけど…まだ心の準備ができていないんだ… |
リオセスリについて… (好感度4で解放) | 彼とはあまり交流がないけど、ヌヴィレットが信頼できると言っていたから、たぶんいい人なんだろう!そうだ、この前、彼からお茶が届いたんだ。悪くない味だったよ。 |
クロリンデについて… (魔神四章五幕クリア/好感度4で解放) | 僕の印象だと、クロリンデはあまり話すのが好きじゃない。でも彼女は何度も僕のそばに立ち、危険から守ってくれた。だから、彼女のことはとても信頼しているよ。うん…ちょっとだけさびしい気持ちもあるけど、今はもう会う理由が…あっ、そうだ!今度、お茶会に招待すればいいんじゃないか! |
フリーナを知る・1 | 僕について興味があるって?ふーん、まあそれも仕方ないね。なんたって僕は、かつてフォンテーヌで一番人気の大スターだったし!毎日数え切れないほどのパパラッチが、僕のプライベートを探ろうと躍起になっていたよ。まっ、その辺に関しては慣れていたから、あしらうのなんてお手の物だったけど。もちろん、その経験をキミに活かすつもりはない。キミならそうだね…美味しいデザートと交換に、僕の秘密を教えてあげてもいいよ。 |
フリーナを知る・2 (好感度3で解放) | 最近、「サーフィン」っていうスポーツを勧められて、試しにやってみたんだ。荒波の中でバランスを保つのは簡単じゃなかったけど、すぐにコツを掴めてね。もしかしたら、そういう才能があったりするのかな?とにかく、一面に広がる海の上で、風と波を間近に感じられるのは悪くなかったよ。キミも試してみるといい。 |
フリーナを知る・3 (好感度4で解放) | 時間があったら、旅で見聞きしてきたことをもっと教えてくれないかい?僕はキミの話すキテレツなストーリーが結構好きなんだ。まあ、実を言うと…色んな物事に興味を持ちやすい反面、飽き性なんだけどね。う〜ん、「情熱」っていうのは、簡単に生まれたものほど失いやすいのかも。でもキミといるときは、楽しい気持ちがずっと続くような感じがするんだ。とても不思議だと思わないかい? |
フリーナを知る・4 (頌歌者の章一幕クリア/好感度5で解放) | これまでの僕は、少し自分を蔑ろにしてたんじゃないかって、近頃そう考えるようになったんだ。神としての威厳を保つために、生活を楽しむなんてことまったくしてこなかったからね。だから先日ショッピングに出かけて、見たこともないものをたくさん買ってみたんだ。七色に光るティーバッグ、全自動伸縮式のナイフとフォーク、それからタツノコ専用の鞍とかね…まあ結局、どれもほとんど使い道がなくって、劇団の小道具用に預けちゃったけど。変だなぁ、モラを払うまではどれも役に立つ気がしてたのに… |
フリーナを知る・5 (魔神四章五幕クリア/好感度6で解放) | 人々は往々にして、過去を語り、失われた美を惜しむ。そして未来を語っては、不明瞭な明日のためにすべてを犠牲にしてもいいと思っているんだ。僕はそれに賛同できないけど、とても羨ましく感じるよ。だって僕は、過去も未来もない世界で生きていたんだから。恐怖を振り払うために、より強く、より神に近い自分を作り上げ、それを演じた。何百年という時が過ぎて、僕が演じてきた「姿」も、やがて本当の僕と混ざり合ったんだ。今となっては、僕にもその見分けがつかない…いや、もう見分ける必要がないのかもしれない。かつて歩んできた道が今の僕を紡いだのなら、あの完璧とは言えなかった演劇も、僕の一番大切な一部なんだろう。 |
フリーナの趣味… | 『女王の栄冠』だけど、まだ続編は出ないのかい?残念…こういう正義が悪を成敗する王道作品は、いくら見ても飽きないよ。 |
フリーナの悩み… | 今晩のパスタは、どのソースにしようか… |
好きな食べ物… | 精巧に作られたデザートを前に嫌な顔をする人なんていないさ。でも、僕に「好き」って言わせるには、もっと努力しないとダメだね。いいかい、スイーツは歌劇と同じで、「配役」から「舞台セット」まで、細かく考える必要があるんだ。そうして初めて、最後の「公演」で輝くことができるのさ! |
嫌いな食べ物… | ずばり言わせてもらうけど、僕は「創作料理」のほとんどが好きじゃない。今までヘンテコな料理をたくさん食べてきたけど、得られたのはトラウマだけだったよ。 |
贈り物を受け取る・1 | へえ?芳醇な香りに、繊細な食感…まさかキミが料理に精通していたとはね。悪くないセンスだよ。 |
贈り物を受け取る・2 | 「普通」すぎる!ふんっ、なんの特徴もない料理を認めることはできないよ! |
贈り物を受け取る・3 | 普段、こういうのを食べているのかい?はぁ、僕のパスタをキミに分けてあげよう。 |
誕生日… | 誕生日おめでとう!ほら、プレゼントにこのチケットをあげよう。『ハッピーデー』の特等席を取ってあるから、ぜひ観に来てくれ。うん?『ハッピーデー』が何か知りたいだって?うーん、サプライズにとっておきたかったんだけど…まあいいや、これは僕自ら練習している歌劇なんだ。内容は…たくさんの人が集まり、とある大切な人を祝うというものさ。もう分かっただろ?だからさ、絶対に来ておくれよ! |
突破した感想・起 | 神の目って本当に使い慣れないなぁ…ねえ、使い方を教えてよ?あっ…忘れてた…キミも神の目を使ったことがないんだったね。 |
突破した感想・承 | 自分で鍛えて得た力はやっぱり違うね。フフン、ありがとう。 |
突破した感想・転 | 良い調子だ!どんな状況でも輝く一面を見せられるなんて、さすがは僕だね。 |
突破した感想・結 | まさか、僕にこんなによくしてくれるなんて。これって、キミが僕の「力」を必要としてるって受け取っていいんだよね?ただ…今の僕には…キミに十分な見返りをあげられないかも…えっ?大事なのは僕「自身」?そっか…なら、これからは一緒に、僕たちの未来を演じよう。 |
元素スキル・1 | 僕を讃えよ! |
元素スキル・2 | お披露目だ! |
元素スキル・3 | ジャジャ〜ン! |
元素スキル・4 | 開幕だ。 |
元素スキル・5 | 光よ。 |
元素スキル・6 | キミに捧げよう。 |
元素爆発・1 | 世界を熱狂の渦に。 |
元素爆発・2 | 光り輝くがいい! |
元素爆発・3 | 歌え、僕の名の下に! |
宝箱を開ける・1 | ケーキに乗った王冠のように、予想外のサプライズだね。 |
宝箱を開ける・2 | 受け取るといい。コホンッ…僕が許そう! |
宝箱を開ける・3 | 面白いものは多ければ多いほどいい。 |
HP低下・1 | ひ、ひとまず休戦を… |
HP低下・2 | まずいまずい! |
HP低下・3 | 助けて―― |
仲間HP低下・1 | 僕の実力をとくと見るといい! |
仲間HP低下・2 | 僕の出番だね! |
戦闘不能・1 | これも…ある種の解放、なのかな? |
戦闘不能・2 | 結局、成し遂げられなかった… |
戦闘不能・3 | 見るな…僕の惨めな姿を… |
重ダメージを受ける・1 | 何をするんだい! |
重ダメージを受ける・2 | やめてくれ! |
チーム加入・1 | やっぱり僕から離れられないんだね。 |
チーム加入・2 | 楽しい旅になるといいね。 |
チーム加入・3 | よ〜く見ておくといい。 |
曰く、愉しみを失った者は枯れた花の如く―― |
僕の「花期」を延ばすためにも、何か面白いエピソードをシェアしてくれないかい? |
日中限定 | 夜間限定 | ||
💬おはよう、フリーナ。 | 💬おやすみ、フリーナ。 | ||
おはよう。あれ…もうこんな時間? | おやすみ。ふぅ…静かな夜はいつも、頭の中であれこれと考えてしまうよ。 | ||
どうやら昨日はよく眠れたみたいだね。今日はどこか遊びにでも行こうか? | よし、考えるのはやめだ!はやく休むとしよう! |
💬もうここには慣れた?(初期開放)
💬もうここには慣れた? | |||
もちろんさ。見晴らしがよくて、天気もいい。バケーションにはもってこいの場所だね。 | |||
まさかこんな広い土地を買って、きちんと手入れまでしているなんて。かなりこだわってたりもするんじゃない? | |||
💬「買って」はないかな… | |||
ああ、そういえば聞いたことがあったよ。璃月の技術なんだって?一体どんな仕組みなのかな? | |||
壺を分解して調べてみたいけど、元に戻せる自信が今のところないから、やめておくよ。 | |||
この場所は本当に面白い。まるで無限の可能性が秘められているようだ。ただ唯一残念なのは、静かすぎるところかな。ここで過ごしていて、寂しいと感じたことは? | |||
もっと賑やかにしたかったら、そうだね…舞踏会を開いてみてはどうだろう?フォンテーヌの上流階級の人間たちはキミと仲良くしたがっているし、それを機に思いっきり踊ってみるのも悪くないはずだ。 | |||
💬誰でもここに入れるわけじゃない。 | 💬大切な人しかここには連れてこない。 | ||
そ、そうなんだ。うん…なら、小さなダンスパーティでもしようか! | |||
大勢の人を招待する必要も、入念な準備をする必要もない。この世界を僕たちの舞台に見立てて、気ままなエチュードを演じるんだ。 | |||
ほら――何を突っ立っているんだい?僕から手を伸ばせとでも? | |||
💬シャルウィダンス? | |||
喜んで。でも…キミって踊れるのかい? | |||
💬ええと、それは… | 💬そこそこ踊れるかな? | ||
じゃあ、僕の手を握って。ゆっくりと、まずは腕と足を伸ばすんだ。 | |||
僕の歩調に合わせるだけでいい。フォンテーヌで最も輝かしいスターの僕にとって、こんなのは朝飯前だからね。 |
💬一緒にお話ししない?(好感度4で開放)
💬一緒にお話ししない? | ||||
「お話し」…これはまた特別な言葉だね。 | ||||
人と人の間には遥かな隔たりが存在するというのに、言葉という形で互いの心を理解することができる。 | ||||
けど、交流にも代価が伴うんだ。心がぶつかり合えば、癒すことのできない傷が残ってしまう―― | ||||
だから人々は、孤独も、親しみも恐れる。 | ||||
💬そんな真面目なことを言うなんて… | ||||
まったく、僕の素晴らしい言葉を聞いて、感想はたったそれだけなのかい!? | ||||
僕みたいな麗しい者は、生きていると感慨に耽ることがままある。そういった現実で得られる経験こそ、素晴らしい劇中歌にとっては欠かせないものなのさ。 | ||||
💬じゃあ、フリーナはおしゃべりが嫌いなの? | ||||
そういうわけじゃないよ。ただ、「孤独も親しみも恐れる」というセリフがたまたま思い浮かんでね… | ||||
キミも経験したことがあるだろ?難しい言葉を使って、自分をより特別に見せようとしたことが。 | ||||
💬…確かに。 | 💬別にない。 | |||
おや!なんとも正直者だね。キミは生まれながらにして、スポットライトを浴びる側の人間のようだ。 | 本当?もしかして僕だけなのかな…いや、ありえない…これはきっと、キミがまだその喜びに気付けていないからだ。 | |||
これまで僕が演じてきたものは、そのほとんどが「独り芝居」でね。そろそろ飽きてきてたんだ。キミが「二人目の主役」になってくれるなら、僕たちの劇の幅も広がるんだけど… | いっそのこと、今から試してみるのはどうだろう?心の中の感情を取り出して、直感を頼りに深刻そうに語るんだ。 | |||
そうだね…最近のもので、キミに合いそうな演目は… | 💬「人生は…終わりなき演劇…」 | 💬「想いは…メロピデ要塞にいるかのよう…」 | ||
あっ!ちょうど数日前に面白い歌劇を観たんだ。後でメイクしてあげるから、一緒に演じてみようよ! | うーん…なんていうか…初心者にしては悪くなかったかな。 | |||
始めは何事も上手くいかないものさ。けど練習を重ねれば、キミも僕と同じように、非凡な一面をたくさん見せられるようになるよ。 | ||||
そのときは一緒に練習をしよう。キミと僕で、セリフの掛け合いをしながら作るんだ。ほとんどの名作はこうして生まれてくるんだよ。どう、面白いでしょ? |
💬何かやりたいことはある?(好感度7で開放)
💬何かやりたいことはある? | |||
そうだね…実は今、やりたいことが夜空に浮かぶ星の数ほどあるんだ。 | |||
でもまあ、今やるべきことと言ったら、ここに家具をいくつか追加することかな。 | |||
💬えっ、今の感じは好きじゃなかった? | |||
そ、そんながっかりした顔を見せなくてもいいじゃないか。別に悪いとは言ってないよ… | |||
でも!息を呑むような景観というものは、衣装ケースの中の服と同じでね――多ければ多いほどいい。 | |||
特にお茶会で使う家具や装飾なんかは、こまめに取り換えて、新鮮さを保つ必要がある。 | |||
中には「クラシックスタイルが一番いい」って言う人も多いけど、それと保守的なのはまた別の話さ。 | |||
💬よく言った! | 💬フリーナは物知りなんだね! | ||
へえ、僕の考えを理解できるなんて、キミもなかなか趣味がいいね。 | フフッ、興味のある分野のことは、たっぷりと時間をかけて「世界一」を目指すと決めているんだ。 | ||
とにかく、家具を追加するのは僕のアイデアだから、費用も僕が持とう。 | |||
心配しないでくれ。今月はまだ、シュヴァルマラン婦人から支出超過の通知を出されていない。つまり、僕のポケットマネーにはまだ余裕があるということだ。 | |||
💬よくモラを使いすぎるの? | 💬興味津々って顔に書いてあるよ。 | ||
し、仕方ないだろ?世の中にはかわいいものや新しいものがあんなにもあるんだから、買わずにはいられないじゃないか… | 僕のギャラのことだよ。前にも言ったことあるでしょ?この数百年の間、たまに舞台に上がっていたんだ。だから、多少はモラが貯まっているのさ。 | ||
はぁ…どうやら、もうちょっと節約したほうがいいみたいだね…よし、来月から本気出すよ! | そのお金はシュヴァルマラン婦人に管理させてる。彼女は僕より投資や取引が得意だから。 | ||
これから先、長いことお金に困ることはまずないだろう。それでも、シュヴァルマラン婦人には毎月の計画を立ててもらっているんだ。まっ、ちょっとぐらい超えたところで大して問題はないさ。 |
リネから | 水神フリーナ様は行動が独特な方でね。簡単に言うと、普段の話し方も一種のパフォーマンスなんだ。フォンテーヌ人は卓越した舞台演出を何よりも愛してるからね、フリーナ様を崇敬してる人も少なくないのさ。 |
リネットから | フリーナ様の行動について、その真意を知るのは難しいし、有益な情報も見出せない。何だか、あの一挙一動はまるで別人を演じてるような…さすがは神様、凡人の視点からじゃ到底測れない。 |
フレミネから・回避 | す…水神さまを客観的に評価するなんて、ぼ、ぼくには無理だから。うん…この話題はやめよう。それに、ぼくはあの方とあまり関わったことないし…見方も偏っちゃうと思う。 |
フレミネから・判断 | えっと、どうしてもっていうなら、水神様が観客としてそこにいる姿を見たことがあるよ。あの方は話してる時の姿がとても印象的だけど、逆に黙ってる時は何か意味深な表情をしてる気がする…あの目は、まるで光の届かない海底みたいなんだ。何か深い秘密を隠していて、他人に触れられるのを怖がってるような…ご、ごめん…ただの憶測だから。 |
ヌヴィレットから (魔神四章五幕クリアで解放) | 今こうして、彼女の「公演」はついに幕を閉じた。「パフォーマンス」とは想像から生み出されるものだが、フリーナはそれをもってして自らの責務を果たしたのだ…臆病な者が狂気を用いて自らを勇敢にする――今まで実にご苦労であった。 機会があれば、彼女の舞台に拍手を送りたい…うむ、機会が出来次第、そうするとしよう。 |
リオセスリから (獄守犬の章一幕クリアで解放) | 俺が罪を認めるのが早すぎたせいか、フリーナ様は当時の審判でつまらなそうな顔をしながら、早々に退場してしまった。水神様を失望させてしまうなんて、とんだ重大事故さ。ふむ、今後はもっといい茶葉を贈ってさしあげないとな。 |
シャルロットから | 水神フリーナ様の言動は人々の心を動かす力があるの。あの方は生まれながらの大スターだわ。ユーフラシアさんは以前、一人の記者を密着取材に行かせたことがあるんだけど、彼はしばらくして辞職したの。 辞めた理由は…私の調査によると、彼が写真を撮るたびに、フリーナ様が写真を確認し、納得するまで撮り直しを要求したんだって。一番ひどかったときは、フリーナ様のポーズ一つを撮るのに、127回も撮り直したって… |
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