※武器シリーズ名は公式のものではありません。管理人が暫定的につけたものになります。公式発表があり次第修正します。

片手剣:磐岩結緑

※Ver.1.3で実装
穢れのない翠玉によって彫られた宝剣。振るうと、嘆息が漏れ出るかのような風音が聞こえる。
璃月が創られた時、帝君は玉石の剣を持ち、大地を歩んだと言われている。
歳月の試練を潜り抜いて尚、血で洗った濃緑の剣は未だに輝きを放つ、
血は千年もの雨とともに流れ、詰まった思いと恨みは容易に払えない。

「玉石は碧色の水の魂と優しさを持ち、残された宿怨を洗い流す」
「だが、殺戮の武器にされた美玉の痛みは、誰が慰めてあげられるのか?」

名を忘れた友は、ため息と共に不平を吐いた。
だが、止まる事のない運命はその惻隠の言葉をもかき消した。

長い年月を跨ぎ、血まみれに死闘を交わした敵とも喜びを分け合い、
やがて裏切るであろう親友、憎しみが消えた宿敵とも一杯飲み交わせるだろう。
この宝剣もその時、誰かの贈り物として磨き上げられ、
「結緑」と名付けられた緑の玉石も、元は平和と華麗のために彫琢されたもの。

酒器が血で溢れ、温情が冷酷な欲望によって引き裂かれ、塵と化して飛び散った。
贈り損ねた贈り物、伝え損ねた友情、共に旧友へと向ける刃となった。

長柄武器:和璞鳶

※Ver.1.2反映済み
魔神の美玉で作った長槍、遠昔の海獣を倒せる重さと鋭さがある。
璃月創立当初、海は巨大な妖怪と魔神の楽園だった。
昔の人は海を恐れながら日々を送った。微力ながらも海と戦っていた。

長い間、巨大すぎる海獣はこの広い海域の王であった。
岩の創造神が作った石クジラと戦っても力は衰えなかった。

あれは璃月の人に「八虬」と呼ばれた魔獣。深海では負け知らず。
海から浮上すると、伴う波は津波のように人の船と家を壊した。

そして岩神は玉石と磯岩を使って、一匹の石鳶を作った。

石は生まれた途端に、大地の束縛から飛び立ち、空を駆け回った。
投げ出した長槍は烈日のように、魔獣と岩クジラの海底の戦場まで貫通した。
そして、二度と浮上することなく、巨獣もろとも深海の底まで沈んだ。
それ以来、璃月の人は海の巨獣の咆哮から解放された。

法器:碧落の瓏

Ver.3.6実装
緑色の玉でできた礼器。空と水の輝きを放っている。
伝説によると、碧色の美玉は空から降ってきたもので、絶えることなく流れる緑水に洗われていたという。
暗晦の土や緑青の残滓、そして腐った木から解放され、
古の素朴なその身は、若い人間の職人によって削られ、彫られた。
最後は精緻な玉器となり、祭器として水に投げ込まれる佳日を待つだけとなった…

「私の言う通りだ」と、雨林の国の学者は茶を飲みながらこう言った――「歴史の本質は衰微と破滅にある。」
「人間の堕落を防ぐことができるのは、神の慈悲と知恵だけだ。そうでなければ、ただの人は自らを滅ぼしてしまう。」
「山川の間にある人けのない幽深なる遺跡を見てみろ。仙力と言語を失った山にいる獣を見てみろ…」
「過去の民は誰にも知られず亡くなった。たとえ過去の諸王や酋長でさえ、さざ波をあまり立てることはなかった。」

沈玉の谷の先人たちは元々そこに住んでいたわけではなく、彼らは代々紅紫の鉱山に住んでいた。
部族と世家は鉱坑を中心に生活し、彼らは山に沿って住処と集落を建ててきた…
しかし、鉱坑の底に隠されている深き罪悪は誰にも知られず、地下に埋もれている。
高天の裁きは人を許すことなどない。災厄の後、先人たちは一族を率いて北上するのを余儀なくされた。

翹英荘の年寄りは、沈玉の谷の先人たちは南にある天坑から移動してきたと言う。
彼らは玉からなる壮大な祭壇をもたらし、誰も解読のできない古の廃墟を残した…
魔神たちの残酷な戦争が始まった時、沈玉の谷の先人たちはすでに無数の部族に衰退していた。
彼らの末裔はかつて、とある忘れ去られた魔神を信仰していたが、それもやがて歴史の中で塵となって消えていったのだ。

「それは違う」と、黒い長衣に身を包んだ客卿が答えた。「人の歴史にはいつも新生が含まれている。」
「繁栄も堕落も、すべて人間自身から来るものだ。選択がなければ、盛衰など語れないだろう。」
「古い遺跡は、今や訪れる人がいない。だが、その住民たちは苦難を乗り越えて今日まで生き残った…」
「先人たちは消えることで、今の繁栄と引き換えた…たとえ彼らがすでに、新たな神の民として溶け込んでいたとしても。」
「この世には力の及ばぬことが数多とあるが、時局に彼らは飲まれたのではなく、彼ら自身が選択をしたのだ。」
「そして神の法度と知恵は、人間の共通認識に基づくものであり、好き勝手にやるものではない。」

しばらくして、茶席でのこの小さな議論は終わった。人と神との言い争いは、いつもいわれのない口論で終わるのだ。
しかし、碧水の川は変わらず流れている。その中に投げ込まれた祭器の碧玉の瓏も、先主のように、輝きを変えることはなかった。

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