※武器シリーズ名は公式のものではありません。管理人が暫定的につけたものになります。公式発表があり次第修正します。

両手剣:惡王丸

Ver.2.2実装
伝説の「惡王」がかつて愛用していた刀。刀身が大きく威厳があるが、振るうと驚くほど軽い。
海祇出身の猛将が使っていた刀。
噂によると、彼が扱った剣術は我流の「月曚雲」と「夕潮」、この二つだけだったそうだ。
だが、この二つの剣術を使った彼は、戦場でも試合でも誰にも負けたことがないという。

ヘビや魚は冷血な動物だとよく言われるが、冷血な生き物であるほど、燃えるような情景に酔いしれるものである。
民衆の夢を実現するために、大御神は凝集した雷雲に挑んだ。
海祇を追って遠征に出た人々の中で、あるひとりの少年が際立って、いた。
海祇は彼の勇猛さと恐れを知らぬ姿を高く評価し、「東山王」の封号を与えた。
しかし年月が経つにつれ、王の称号は忘れ去られ、代わりに敵からの蔑称となった。
「惡王」、大蛇が使役する凶悪なる手下、ヤシオリ島で猛威を振るった魔王…

命のやり取りは、少年を海の塩のように荒々しい戦士へと変えた。
だが、そんな彼でも、
遠征前、神社の傍らで海中の月に託した願いだけは消えなかった。

「いつの日か影向山の頂上に立って、雷王の居城を見下ろす」
「天守閣の上で、伝説の影向大天狗と心躍る決闘をする」
「そして、その面を菖蒲と曚雲姉さんにお土産として持ち帰るんだ!」

最後には、まるで砂上の楼閣を崩すように、波がすべての夢を洗い流してしまった。
赤紅の星のような天狗の面が、戦乱により海砂のように粉々になった。
深海の月光のように、在りし日の少年の心を照らしてくれた巫女は、もう帰ってこない。
そして、「惡王」も大蛇と共に、まばゆい一筋の稲光を正面から受けたのであった。

長柄武器:斬波のひれ長

Ver.2.2実装
海淵の底にある光り輝く素材によって作り上げられた薙刀。かつては天狗一族が所有していた。
海祇の名将である「海御前」の薙刀。その刃には海淵の青白い光が輝いている。
かつて、この者が鳴神の水軍を畏怖させたことは、長い島唄の中で語り継がれている。

双子の海祇巫女が口ずさんだ鯨の歌は、波に乗って、島民の夢と共に流れていった。
海祇の勇士たちは皆、双子の巫女に希望と闘志を託した。
先陣が、波の花のように白い長巻を高く掲げ、他の島へと進軍せよと叫んだ。
しかし、大御神とその配下である大将の輝きが、まばゆい迅雷に届くことはない…
やがて、曚雲は漆黒の鴉羽に呑み込まれた。彼女たちと合唱していた巨鯨も、海の底へと沈んでいく。
幼い童のように追い縋った先陣の藩主も、大地の裂け目へと消えていった。

「海御前」は波にさらわれ、各島の共通する伝説となった。
その伝説とは、戦友の骸を取り戻すため、単身で天狗の軍陣へと乗り込み、奮戦の末に命を落としたというもの。
または身を隠した彼女が、旗艦に乗って世界の端にある闇の海へと出航した、という説もある。
彼女が、かつて世に波風を立てたことを証明するものは、この鋭い薙刀しかない。

荒れ狂う波が海にある限り、その歌の記憶は語り継がれていくだろう。
言い伝えによれば、ホラガイと深海に沈んだ巨鯨の腹からは、今も歌の余韻が聞こえてくるそうだ。

弓:曚雲の月

Ver.2.2実装
螺鈿と珊瑚でできた精巧な弓。月色の弓幹には凄然たる光沢を放っている。
海祇島の巫女である曚雲が使っていた長弓。
月明かりに照らされた波の花のように、純白で美しい。

巫女は遠海の妖獣を友とし、海祇の泡のように儚い夢のため雷雲と戦った。
心の通じ合う仲間と共に波を渡り、船首が立てる波の花に身を隠した…
海祇の後を追う、帰ることの出来ない旅であった。最後は、共に凄惨な終わりを迎えている。

「海祇大御神様が起こした戦争、その実りのない結末は、最初から決まっていたのかもしれない」
「だが、その記憶を残し、『犠牲』の種を植えれば、価値あるものになるかもしれない」

過去の唄は、海祇の双子である彼女と「海御前」の通じ合う心を讃え、
船首が立てる白い波の花の中、弓を引き、槍を持った二人の姿について歌っている…
遠い唄は、彼女と若い「東山王」が海獣に乗り、夜に遊んだことを思い出させた。
かつて彼女が勇士に語った砕けた明日と、耳もとで囁いたあの優しくも悲しい声…

波の静かな日には、巫女である双子が深海の巨鯨と合唱し、
淵下の淡く光る白夜と漆黒の常夜、そして大御神と燃えるように輝く玉枝のことを語った。
彼女は月明かりの下、力以外に取り柄を持たない、あの無鉄砲な少年と共に波と戯れた…

「俺が伝説の大天狗からお面を奪い取ったら、約束通りやり残したことを果たしてくれるよな」

「いいよ。でも、もしその時になってもまだ君がくだらないことを言っていたら、巨鯨に荒波を立てさせて、君の口を洗ってやれって命じるから」

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