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武人の赤い花

武芸を習う者は花を好まないが、この痛みを麻痺させる赤い花だけは別だ。
天賦の才があると師匠に認められて以来、武人はサボらず、日々稽古を行っていた。
武を極める道は決して簡単ではなく、怪我はつきものであった。そしてついに彼は大怪我をした。
他人に勧められて、彼は山で一本の赤い花を採った。
栄光である傷を縫合することはできなかったが、痛みを緩和することはできた。

武人の羽飾り

どこにもある鳥の羽根、熟練者はそれを鍛錬に使い、初心者はそれに扇子の素材に使う。
武芸に長けた強い武人は空を飛んでいる鳥からこの羽根を取った。
武芸の真髄は力と勢いだけでなく、
長年かけて培った機敏さも武人の誇りである。
自身の人並み以上の武芸を誇示するために、武人はこの羽根を胸につけていた。

武人の水時計

忍耐力の鍛錬時に使う道具、砂時計より安定している。
武人が腰につけていた水時計。
水流の衝撃を耐えた時、杭に立つ修行をした時、
すべての試練の苦痛を背負った時、
この時計はその一秒一秒を記録していた。

武人の酒器

繊細な作りをした金属の杯、武人が出陣する前に使う儀式の道具でしかない。
武人はいつも美酒を飲んでから試合に出る。
誇り高く強い相手に、武人は距離を空けたまま、盃を持ち上げて乾杯する。
明鏡止水の心になり、敬意を持って強情な相手と勝負する。
これこそが試合前の乾杯儀式の本意であり、決して勝利や栄辱のためではない。

武人のバンダナ

武人としての基本は精・気・神。バンダナをつけて、この三文字を忘れないようにする。
武人がかつて使っていた赤い頭巾、今になって少し色褪せた。
幼い頃入門した時の証であり、当時の彼の志を刻んでいる。
早朝、最初の鳥のさえずりが響く頃、若い武人は既に汗だくで森の中で稽古していた。
数年後、もう若くない武人は教官になったが、その勤勉さはずっと変わらなかった。

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