基本情報

幻光で惑わすトリック・リネ
CV下野紘
誕生日2月2日
所属ブーフ・ド・エテの館
神の目
命ノ星座黒斑猫座
話術に長け、優れた表現力を持つフォンテーヌの名高い魔術師。巧妙な手品と言葉で観客たちの心を動かす。

命ノ星座

第1重:奇想天外の芸当
第2重:巧言令色の誘引
第3重:玄妙敏速の手品
第4重:熟知熟練の方策
第5重:隠密強襲の通則
第6重:本心相違の微笑

天賦

戦闘天賦
 通常攻撃・フォース・カード
 ビウィルダー・ライト − 「ご存知の通り、マジシャンの常套手段はわざと観客の注意を引くこと…そう、こっちを見ているうちに、あそこのハットと助手が消えてしまっている。どう?面白いでしょう?」
 大魔術・ミラクルパレード − 「それじゃ、見せてあげよう。よ〜く見ててね、これは僕たちだけの、唯一無二のミラクルタイムだ!」
固有天賦
 息を呑むパフォーマンス
 フィナーレの喝采
 鋭い観察術

オリジナル料理「キューブトリック」(パート・ドゥ・フリュイ)

リネのオリジナル料理。彼はあなたが採ってきたばかりの果物の上にビロードをかざしてからまた外した。すると目の前に現れたのは色とりどりのグミ。一粒口に入れた途端、心にある変化が起きたようだ。もしかして、これもまた大魔術師が人に気づかれないようにこっそりと施した、人の心を虜にする魔術なのだろうか?

好感度名刺「リネ・幻像」

名刺の飾り紋。
マジックの大きなカテゴリーのひとつである「消失マジック」。リネのトリックのほとんどは「偽り」を見せている。共犯者であるあなたが目を瞑ってくれるなら、すべての問題は消失するだろう。

ストーリー

キャラクター詳細

フォンテーヌの人々は様々な推理小説に熱中しており、精巧に作り込まれた事件の構想や意表をついたストーリーの逆転劇について、いつも興味津々に語り合っている。
マジックはこのような体験をスポットライトの下で再現し、チケット一枚と余暇さえあれば、拍手と歓声に包まれた不思議な旅を楽しませてくれる。
一番期待値が高いのはどのマジシャンの「ツアー」かと問われれば…ほとんどの愛好家たちはリネの名をあげるだろう。
スマートでロマンに溢れる彼は、豊かな才能の持ち主だ。何事にも頓着しないように見えるリネだが、彼は次々と奇跡を起こすことができる魔術師なのである。
マジックの業界では、「十八番」さえあれば名声を我が物にでき、かなりの期間、衣食住に困ることはない。
しかしリネのパフォーマンスは常に、新しい趣向に溢れている。貧しい出自のリネは、名声や利益に対して貪欲であるがゆえに、創作の歩みを止めないのだろうと人々は語る。
しかし実際には、彼はただパフォーマーとして常に真新しさを追求したいと思っているだけだ。全力で臨まなければ溢れんばかりのパフォーマンスへの意欲を完全燃焼できないと感じているのだ。
だから彼は、どれほど要望があっても同じショーを繰り返し観たいという観客の期待に応えることはない。そのため、もう一度観たいと願う熱心なファンを落胆させることもある。
――そして、チケットを手にして彼のショーを観るたび、今日見たショーは二度と見られないのだろうと、観客たちは口惜しさを募らせるのだ。

キャラクターストーリー1

(好感度2で解放)
ただ、空腹を満たしたかったから。それがマジックの世界に足を踏み入れた最初のきっかけだった。しかしフォンテーヌで自分の居場所を手に入れてからも、リネは技を磨き続けた。
マジックの恩恵によって自分や妹は生きるチャンスを得ただけでなく、本来両親から与えられるはずだった「初めての称賛」をも手に入れた。
彼にとって、パフォーマンスは早くから生活の一部であった。ステージに上がるたび観客は歓声を上げたが、リネが人気に酔うことはなく、むしろ彼は困惑していた。
マジックショー自体に夢中になっているのなら、観客たちはどうしてわざわざ「リネ」のステージに注目してくれるのだろう?
言い換えれば――花びらやカードのトリックに魅了されている観客たちも、より派手なショーがあれば次はそちらに引き寄せられていってしまうだろう。マジシャンは、常に新しいショーを見せ続けることしかないのだろうか?
その後のショーで、観客たちはある変化に気づく――マジックショーの合間合間で、リネが観客とやり取りをする機会が増えたのだ。
彼は少しももったいぶる事なく日常の様々な面白い事を喜んで共有し、観客がマジックのタネを知りたいと求ても一向に気にしなかった。
とはいえ…洞察力のある観客は、リネの話が真実ではなく、ショーの雰囲気を盛り上げるための伏線に過ぎないことに気が付いただろう。
それでも、この善意の嘘にこだわる者はいなかった。彼のショーには真偽を見極められない部分が多すぎて、マジシャン本人でさえマジックの一部と化していたのだ。
彼はこれからも観客とつかず離れずの距離を保ち、他人への優しさと奇妙なマジックのバランスを意のままに操り、その微笑みで人々にあらゆる想像力を与えていくことだろう。
富める者にも貧しき者にも、悲しむ者にも喜ぶ者にも、どんな者にだって、想像力さえあればマジックの魅力は等しく伝わるのだ。
不思議で優雅なイメージで広く知られるリネだが、ある人の評価によれば、ショーの雰囲気を作り出す技もマジックと同じくらい巧みなのだという。
「そうかな?僕はただ、みんなに現実からちょっと離れて、一休みしてもらいたいだけだよ。」

キャラクターストーリー2

(好感度3で解放)
リネの新しい家は、フォンテーヌ廷の一角にある「ブーフ・ド・エテの館」だった。
そこにはリネ兄妹と同じような経歴を持つ孤児が沢山いて、家族のように助け合い、孤児としての自分たちの人生を受け入れようとしていた。
しかし、リネたちがこの場所に溶け込むまでの過程は、あまり順調なものではなかった。館の管理者から紹介されたところで、元からいた子供たちにとって新たな「よそ者」をすぐに受け入れるのは難しいことだったのだ。
そんな重苦しい雰囲気の中、リネットが衆目の中で館の取水設備を壊してしまい、皆の不信感は頂点に達した。
そこでリネは自ら責任を負い、日常生活に支障をきたさないよう設備を修理することを約束した。
リネは機械の原理についてはちっとも詳しくなかったが、リネットがよく小型設備を壊してしまうことがあったので、感覚のみに頼って修理することには慣れていた。
しかし残念なことに、取水設備の複雑さは彼の想像を遥かに上回るものであった。どうにかもう一度動かすことには成功したものの、根本的な問題を解決できたかどうかは分からなかった。
リネが途方に暮れていると、ある物静かな少年が設備の点検と修理を買って出てくれて、謝罪までしてくれた。
どうやら、その少年は「ブーフ・ド・エテの館」の設備の維持補修を一身に担っているようだった。パーツの老朽化をすぐに発見できなかったのは自分の責任で、壊したのはリネットのせいではないと彼は話した。
リネは責任の話にはほとんど関心がなかったが、少年の素晴らしい手際を何度も褒めた。そしてリネは、リネットが物を壊してしまった時にすぐ対応できるように、少年から技術を学びたいと考えた。
断ることが苦手だった少年は、小さな作業部屋でリネに助手をしてもらうことにした。時が経つにつれ、リネと少年――「フレミネ」は確かな友情を築いていった。
リネはフレミネにせよ他の仲間にせよ、館の仲間たちのためには時間を惜しまなかったが、仲間たちの過去には一切触れず、ただいつも静かに側にいてあげるのだった。
「エゴを満たすための思いやりを必要とする人なんていない。」――これはリネも納得する、リネットが導き出した答えだ。
更に時が経つにつれ、館の仲間たちはリネに昔の話をするようになり、リネも次第に家の用事をよりうまく処理できるようになっていった。
どんどん館の中心人物になっていくリネに向けて、フレミネは、そこまでする必要はないのにと、理解できずにいる本心を露わにしたこともある。
それに対してリネは最初、今後も妹のリネットが色々な機械を壊してしまいそうで申し訳ないから、フレミネの助手を買って出たのだと冗談混じりに言った。
しかし、そんな言い訳がフレミネにもう通用しないことは明らかだったので、彼の目線に応えて、リネは正直に告げた。
「リネットは唯一の家族だから。僕はあいつから『家族』との接し方を学んだんだ。」

キャラクターストーリー3

(好感度4で解放)
「ブーフ・ド・エテの館」の創立記念日、子供たちは家の飾り付けに大忙しだった。
館のメンバーにとって、外で開かれるお祭りなど、彼らの暮らしとはまったく無関係な、冷たく無情なものであり、彼らに確かな温もりをもたらしてくれるのはこの家だけだった。
リネの計画のもと、みんなは動き出した。リネットは記念日の飾り付けに使うものを山ほど買ってきて、他の子供たちと一緒に色とりどりのテープを飾り、手書きのお祝いメッセージを掲げた。
フレミネはマジックの小道具がちゃんと動くかチェックしていた。リネはフレミネの腕を信頼していたので、今回の装置の設計をすべて彼に委ねたのだ。
そしてリネはといえば、誰よりも忙しく動き回ってみんなの進捗状況を確認するとともに、オリジナルの盛大なマジックのために、最後の仕掛けを密かに仕上げていた。
みんなの協力のおかげで、パーティーは無事に開催された。ホールはレコーダーから響く軽やかな歌声で満たされ、子供たちは踊ったり食事を楽しんだりした。この日は誰の誕生日でもなかったが、自分たちが生まれ変わる記念日だと、誰もが感じていた。
クライマックスはもちろんリネ、リネット、フレミネが準備した創立記念日を祝う大がかりなマジックだ。部屋の真ん中にはマジックボックスが置かれ、みんな息を呑んで待っている。
マジックの驚きを損なわないよう、その中身についてはリネットとフレミネですら知らされていなかった。辺りが暗くなり、箱の前にいるリネに視線が注がれた。期待が高まりすぎたせいか、慣れっこのはずの彼も、さすがに少し固い表情だ。
「これから僕が言うことはちょっと大げさかもしれないけど…僕が贈りたいのは、僕たちの人生において一番大事な『プレゼント』さ」
クラッカーがパンパンと鳴り響き、空っぽだったはずのマジックボックスがひとりでに開くと、みんなは歓声を上げ、驚き、呆然として…やがてあたりはシンと静まった。
そこに現れたのはプレゼントなどではなく、館の管理者でありオーナーでもある人物…つまり、みんなの「お父様」だったのだ。
「お父様」は厳格で慎み深いイメージで、普段はあまり姿を現さない。そして、「お父様」がいるときは誰も勝手な発言や行動をすることはない。
こんなにふざけた方法で「お父様」を登場させるなんて、リネは気でも狂ったのか――
しかしそんな子供たちの反応を見ても、「お父様」は声を尖らせることはなく、リネが完璧に秘密を守り、マジックを期待通り成功させたことを褒めた。
その夜、子供たちは「お父様」とデザートを分け合い、「お父様」はその場にいる子供たちにケーキを切り分けてやり、自身もそれを少し味わった。
彼らの「お父様」がしばし重責を忘れて家族愛に満ちたひとときを楽しむことができたのは、リネの創立記念日のマジックにおける、最も不思議な部分であったと言えるだろう。

キャラクターストーリー4

(魔神四章二幕クリア/好感度5で解放)
マジックと秘密はリネの足元にどんどん積み重なっていき、やがて塔の如くそびえ立つようになった。彼は塔の頂上に立って風の匂いを感じ、行き交う人々を見下ろしながらもう後戻りできないことを自覚していた。
次から次へと観客の目線を惹きつけるマジックの技のためにも、後に「ブーフ・ド・エテの館」で背負うことになる責任のためにも、彼は嘘を利用することに慣れざるを得なかった。
時に利益を得るために嘘を使うこともあったが、大抵は大勢の者を面倒に巻き込まないようにするために使った。
リネは、一度信頼が崩れてしまえば評判の天秤は二度と機能しなくなり、良い目標ですら悪と曲解されてしまう事を理解している。
そのため、彼は他者と協力する際にも、不必要な情報は一切公開しなかった。おかげで作戦はより順調に進み、全員にとって理想的な結果が得られるのが常だった。
しかし、嘘が風とともに消え去ることはない。だからリネはいつも精巧な幻たちを注意深く保ち、利害関係者と距離を置く必要があった。
――塔が高くなりすぎて、いつしか彼に触れられる者がいなくなり、彼らの姿さえ曖昧にぼやけてしまうまで。
しかしリネは常に冷静であり続けた。彼は嘘と共存する道を選んだのだ。その道は長く、孤独だ。
誰もがステージの上でライトに照らされて輝く「大魔術師リネ」を知っているが、彼らが愛するのはその不思議でロマンチックな一面や手が届かない存在という一面のみであって、その奥底にある彼自身の心を知るわけではない。
それでも、彼には他人に打ち明ける資格はなく、日々歯を食いしばって前進するしかない。高所から落下したときの痛みという代償に彼は耐えられないからだ。
リネはあまりに多くのキャラクターを演じてきたためか、「自分」というものがよく分からなくなり、困惑することがある。
彼はまた、塔の夢を見た。塔の上にある足場はますます狭まり、塔の下には「裏切り」という名の死の霧が立ち込め、行き場がない。
しかし、墜ちる前に彼の手を掴む者があった。その手から伝わってくる懐かしくて温かい感覚が、魂を肉体に引き戻し、自分を取り戻させてくれた。
「ありがとう、リネット…」
少年は目覚め、静かにひとりごちた。

キャラクターストーリー5

(魔神四章二幕クリア/好感度6で解放)
フォンテーヌで活動を行う「ブーフ・ド・エテの館」の目的は正当なものだったが、彼らはいつも過激な手段を取った。「お父様」の影響力を使ってフォンテーヌ廷の内部をコントロールしなくては、問題が起きないことを保証できないからである。
「執律庭」にはリネからの資金援助を受ける役人がおり、館の作戦のために情報を提供し、不当な行為による影響を排除してくれる。
役人にとっても、このようなやり方にはそれなりのリスクが伴うのだが、現在のフォンテーヌには「お父様」のように冗長な規則を避けて直接行動を起こせるだけの力を持つ者がいないと役人は感じていたため、すべてを完璧にこなした。
リネはかつて、「これからは何があっても協力するし、君が危険な目に遭ったときは僕が助けにいくよ…ああ、でもあんまり期待はせずに、自己防衛もしっかりね。」と冗談混じりで言った。
役人は、リネが「気遣い」を表する方法としてそんな科白を言っただけだとわかっていたが、それでも不吉な予感が的中することを常に恐れていた。そしてついに彼の行ったことが発覚し、逮捕されようとした瞬間…役人は緊急連絡用の装置でリネに連絡を入れた。
現場に到着した警察隊員はこの装置を見つけ、役人の幼稚さを笑った。連絡装置など、有事の際に館側が自分たちを守れるよう知らせてもらうことが目的で持たせたのであり、助けに来るような愚か者はいるはずがないのだ。
しかし、役人の答えは非常にシンプルだった。たとえこれが、単に彼らを捜査の手から逃がすためのものだったとしても、今までの協力が間違った選択だとは思えなかった。
ところが、警察隊員が役人を護送しようとした矢先…周囲にあらかじめ設置されていた発煙装置から濃い煙が立ちのぼり、役人はその数秒間にまばゆい炎の光を見た――
その後、「サーンドル河」に落ちた役人は、フレミネによって救出された。
後に聞いた話では、警察隊員たちは犯人が飛行装置を使って現場を逃亡したと考え、空に光る火の手を追いかけるのに時間を費やしたらしい。しかし、結局発見されたのは、グライダーの下にある服を着た状態の丸太のみであった…
これは、リネが前もって警察隊の注意をそらすために仕掛けておいた装置であった。実際、役人は地下から脱出していたのだ。
役人は、魔術師のことも館のこともさほど信頼していなかったので、装置のボタンを押したときもあまり期待はしていなかったと認めた。それでも、わずかな可能性に賭けてみようと思ったのだった。
「あははっ!他人を信じるのも一種の賭けだからね。」
「まぁ安心してよ。魔術師はいつもでたらめばかり言うものだけど、観客の期待に背くことは絶対にないんだからさ。」

ロスランド

(好感度4で解放)
リネとリネットが飼っている猫たちの中に、「ロスランド」という名の特殊な猫がいる。
猫たちはそれぞれ館内に自分の縄張りを持つが、中でもロスランドはリネのハットに夢中だった。
ハットはマジシャンにとって重要な道具だ。つまり、リネがそれを使うときはロスランドを追い出さなければいけないわけであり、不満そうに鳴いて出ていく姿を見るのはとても心苦しい――ましてや、ようやく「家」を手に入れたリネとリネットなのだから、尚更だ。
そこで二人は代わりになるものを探し始めたのだが、どんなにきれいで快適そうなねぐらを探してきても、ロスランドは見向きもしなかった。
そこでリネは、まったく同じハットを用意した。さすがにこれならロスランドもケチを付けないだろうと思ったのだが、すると今度はなんと新しいハットまで独占し、どちらを持っていこうとしても恨めしそうな顔をするのだった。
とはいえ、この程度の気ままな行動を責めることもできないので、リネはあれこれ考えた末にある解決策を思いついた。それは、ロスランドもマジックの一部にしてしまうというものだった。
リネとリネットは、ハットのぬいぐるみを作った。普段はロスランドのクッションだが、ショーのときにはロスランドに中に入ってもらうと、とても粋で可愛い姿になった。
ロスランドがまったく人見知りせず、むしろ新しい仕事を気に入った様子だったのは意外だった。ひょっとすると、舞台照明が楽しかったのだろうか?ショーの最中、少しの間「ねぐら」を離れることがあっても、ロスランドはさほど独り占めをしたがらなくなった。
ある時、ショーでリネが珍しくミスをして、本来変化させるべきカードをステージ裏に置いてきてしまったことがあった。
観客の期待の目がリネに注がれる中、応急策を考える猶予はわずか数秒。しかも、常に余裕なふうでいなければならない。
ふと、宙に浮かべたハットが予想外に重いことに気づいた。見れば、空っぽだったはずのハットの中に、いつの間にかロスランドが隠れているではないか。
ハット姿の「ぬいぐるみ」がおしゃれに登場し、更に小さなシルクハットの中からリネのカードがこぼれると、会場はあっという間に湧き上がった。リネはホッとすると同時に、とても驚いた。
きっとロスランドは見たり聞いたりするうちに、いつの間にかマジックショーの技を身につけていたのだろう。

神の目

(魔神四章二幕クリア/好感度6で解放)
リネットが神に選ばれて以来、果たすべき任務はますます難しく危険なものになっていった。
恐ろしい危険を伴う作戦やあまりにも過酷な隠密行動は神の目を持ったリネットにしか達成できず、次第に二人が別れて任務を遂行するケースも増えてきた。
リネがそれに順応できなかったのは、小さな頃からいつも二人で一緒に過ごしてきたからという理由だけではない。離れることに動揺しているのが、自分だけではないことを理解していたからだ。
これまでと同じように常にリネットの側にいて、できる限り助けてやりたい。それが彼の譲れない願いだった。
あるいは――心が純粋ではなくなったから、自分には神に見守られる資格が与えられないのだろうか…そうリネは考えた。二人の間にある大きな力の差は一向に埋まらない。ならば…
リネは慎重に「お父様」と対面し、リネットと作戦を共にするために奇怪で危険をはらむ「邪眼」の力を手にしたいと提案した。
「お父様」はしばらく黙り込んだのち、リネに対して珍しく怒りの表情を見せた。身をすくませる斜めの十字架は、今にもリネの魂を射抜いてしまいそうだ。
「リネットはそれを望んでいるのか?」
短くも力強い質問は、リネの心に張り詰めていた糸を断ち切った。目まいの中で、妹の言葉が再び頭の中を巡った。
――「エゴを満たすための思いやりを必要とする人なんていない。」
問うまでもなく、わかった。「邪眼」を使ってでも、妹と作戦を共にしたいという考えは許されることがないだろう。リネは、自分の考えがどれほどでたらめなものであったかを痛感した。
「お父様」は立ち去った。リネが力不足を感じたのはこれが初めてのことではなかったし、彼はもう答えを見つけていたのだと、「お父様」は気づかせてくれた。
リネは部屋に閉じこもって、「お父様」の言葉の意味を理解した――兄妹が街を放浪していた頃、リネが見つけた答えは「マジック」だった。ならば、今出せる答えは何だろう?
リネは、リネットの最近の任務リストを見つけ出すと、各任務の計画フローを細かく分析して妹の取りうる行動を脳内でシミュレートした。
ターゲットに接近する時に、そこまで危険な谷を通る必要があるだろうか?
現場から離脱する時に、そこまで流れが急な川に飛び込む必要があるだろうか?
――否。神の目の光に覆われて、リネット自身が見えなくなっているだけだ。
リネは、リネットの行動について綿密な計画を組み立てた。妹に対する理解に基づいて最適なルートを決めるとともに、極めて実用的な道具を作り、最も適切な合流ポイントを定めた。
兄妹の信頼関係は変わらず、任務に行く時のリネットの目には、以前のような張り詰めた様子がなくなった。そして指定のポイントで合流できた時には、幸せそうに抱きしめ合った。
家族を守りたいという純粋な願いは、神に選ばれるかどうかによって変わるものではなかったのだ。
しかし完璧な計画だったとしても、想定外の状況をすべて予測するのは難しい。何十回も順調に任務をこなした頃、館の子供たちはある裏切りに巻き込まれ、リネットの足跡も露呈してしまった。
兄妹の目の前にあるのは、切り立った崖。すべてはリネットが神の目を手に入れたあの夜の再演のようだった――しかし今回は、リネが眼前の危機を逆転させる番だった。
緊急用のパラグライダーを開いて、リネットを抱えて飛び降りる。その瞬間、追っ手がやってきて続けざまに発砲した。
リネは懸命に方向をコントロールし、幾度も銃弾を避けたが、いくつかがパラグライダーに命中した。ついにパラグライダーはバランスを失い、二人は地面に向かって墜落していった…
それでもリネは歯を食いしばり、諦めようとはしなかった。たとえ運命がやっと見つけた「家族を守る」という答えを否定したとしても、最後まで抗ってみせる。
この速度で落ちれば決して助からないことを知っていた追っ手たちは余裕の表情を浮かべた。しかしその時、突然上空で炎が燃え上がり、パラグライダーは近くにある流れが急な川のほうへと向かっていった。
炎の力は墜落方向を大きく変え、風の力が二人を衝撃から守った。月夜の下で絡み合って広がった二つの光は、フィナーレで沸き起こる拍手のように、ゆっくりと消えていった。
リネは手の平の中で輝く神の目を見つめていたが、その意味を推し測ろうとはしなかった。すでに彼にとって、それは重要なことではなかったからだ。

メール


ボイス

対話

初めまして…やあ、僕はテイワットでもっとも卓越した大魔術師――リネ。驚いた?意外だった?どうして僕が君の前に現れたのか知りたい?それはね――君のそのトパーズのように透き通った目…それがとっても気に入ったからさ!ぜひとも君のために、もう一度ショーをやらせてよ。今度は絶対に、瞬きしちゃダメだからね。
世間話・よそ見大魔術師を前にして、まだよそ見する余裕なんてあるのかい?そんなんじゃ、最高の瞬間を逃しちゃうよ!
世間話・妹親愛なる妹――リネット…今ごろ何してるのかな?きっと、僕のことが恋しくてしょうがないだろうね!
世間話・目に映るものが真実「目に映るものが真実」――この道理を、観客たちが信じてくれてるといいんだけどね。そうすれば、僕も数え切れないほどのトリックを生み出せるから。
雨の日…うーん、こんな天気じゃ、お星さまも見れないや。そうだね…僕がお星さまを出してあげよっか?
雨上がり…ラッキー、晴れた晴れた。もしかして、誰かが空の上でマジックでもやってるのかな?
雪の日…ハクションッ…ふぅ…一説では、誰かが自分のことを噂してたり、想ってたりするとくしゃみが出るらしいけど…もしかしてリネットかな?それとも――君?
風の日…ふぅ、危なかった。ハットが風に飛ばされたら、この中の道具が頭上に落ちてきちゃうからね。
暴風の日…風が強すぎて、カードが――おーい、待ってくれよ、どこに行くんだ!君たちの主はここだよ!
おはよう……うぅ〜ん、もう少し寝かせて…ん?君だったんだ――うん、どうりでこんなに天気がいいわけだ。なんたって、君が来たんだから。
こんにちは…午後はマジック道具をチェックして、それから新しいマジックの構想を練らなきゃ。君も一緒にどう?ねっ、いいでしょ!ついでに僕の助手を務める動物たちにも餌をやってあげてよ。きっと気が合うはずだからさ。
こんばんは…こんばんは。今夜は大魔術師のショーがあるんだ。まさか、忘れてないよね?
おやすみ…
(好感度4で解放)
おやすみ。眠れないなら、催眠用の道具があるけど…あっ、やっぱりやめとこう。ゆっくり休んで。美しい夢が、夜明けまで君に付き添ってくれますように。
リネ自身について・口上手そうだ、一つ言っておかなきゃいけないことがあるんだけど…別にみんなに対してこんな風に喋ってるわけじゃないからね。相手が君だからだよ。
リネ自身について・相棒
(好感度4で解放)
あーあ――リネットがいないから、待機モードに入る…身の回りのことは一人でこなせるけど、やっぱり慣れないや。君なら分かってくれるでしょ?だって…君にはいつもパイモンがついてるから。
隠し事について…あ〜、これはまた切り込んだ話題だね…うーんと、甘い果実って、いつも棘だらけの場所に実るんだ。じゃないと、食いしん坊の狐に食べられちゃうからね…これもすべて、自分を守るためってわけ!まあ、確かに僕はちょっとした嘘をたま〜につくことがあるし、それに抵抗もないよ。でも僕たちの間柄なら、そんなの些細な隠し事に過ぎないでしょ?そうだと思わないかい?
原則について…
(好感度6で解放)
マジシャンがマジックのタネを明かすなんて、普通はしないことさ…でも、もし僕のことを「リネ先生」って呼ぶ生徒になってくれるなら、その「原則」も変わらなくはない。君の理解力と忍耐力は、どれくらいかな?本当に楽しみだ。
「神の目」について…
(好感度4で解放)
魔術師が神の目を持って舞台に上がると、疑われちゃうんだ。だから、事前に外すようにしてる。僕の神の目に興味があるのなら、今度のショーでは君が代わりに保管しててくれないかい?ちゃんと見張っててよ、気がついたら僕の手元に戻ってる、なんてことがないようにね。
シェアしたいこと…マジックは一種のパフォーマンスであるだけでなく、物の考え方の一つでもある。世の中には一見普通であっても、多くの謎を秘めたものがたくさんあるんだよ。
興味のあること…猫の耳は感情を表現できるんだ。後ろに折れてたら恐怖や警戒を表す。ピンと立ってたり、たまに外のほうを向いてたりしたら、おおかた機嫌がいいってことだよ。あと、もし耳を素早くピクピクさせてたら、周囲の状況を警戒して探ってるってこと…よく観察を重ねていけば、君にも分かるようになるよ。
「お父様」について・家
(好感度4で解放)
「お父様」は僕たちに家を与えてくれた。僕たちの成長を導き、みんなが努力すべき方向を教えてくれた。僕がすべきことは簡単さ。忠誠心を維持し、そして…僕たちの家を守ることだ。
「お父様」について・王
(魔神四章二幕クリア/好感度6で解放)
子供だけで作られた王国…僕たちの王は「お父様」。僕は知っている――国王がいつか後継者を選ぶことも、その後継者が僕になることも…でも同時に、僕はそれに対して恐怖を抱くんだ…ふぅ…誰にも言わないでね、特に…妹とフレミネには。
リネットについて・モード
(好感度4で解放)
リネットの口数が少ないって?それはね、モードが違うからだよ。今度、まず最初に「会話モード、オン」って言ってごらん。運が良ければ、会話が長く続くだろうから。運が悪かったらどうなるかって?安心して、たとえリネットに睨まれても、それはそれで普段とは違うリネットを見られたことになるでしょ?
リネットについて・双子
(好感度4で解放)
僕とリネットは小さい頃から一緒にいた。苦しい時も、二人一緒なら耐えられたし、楽しいことは互いに分かち合ってきた。家族、それは僕たちにとって一番大切なものなんだ。だから、家族と別れた君の苦しみを、僕たちは理解できる…もし何か手がかりを見つけたら、絶対に教えるね。
フレミネについて…
(好感度4で解放)
僕のウブな弟は、未だに童話を信じてる。まったく、羨ましい限りさ。あっ、これは彼から聞いたんじゃないよ。ある日、彼がこっそり引き出しにしまってるものをうっかり見ちゃってね…本当にうっかりだから!絶対内緒にしてよ、じゃないと、怒らせちゃうだろうから。
ヌヴィレットについて…
(好感度4で解放)
ヌヴィレットさんは公の場に姿を現すことが滅多にない。それに、わざと人と距離を置いてるみたいなんだ。最初は僕の気のせいかと思ったけど、観察に長けたリネットでさえそう思ってるようだから、きっとそうなんだろう。
フリーナについて…
(好感度4で解放)
水神フリーナ様は行動が独特な方でね。簡単に言うと、普段の話し方も一種のパフォーマンスなんだ。フォンテーヌ人は卓越した舞台演出を何よりも愛してるからね、フリーナ様を崇敬してる人も少なくないのさ。
千織について…
(好感度4で解放)
お世辞は彼女に通用しない。真に見る目のある者だけが、彼女に認められるんだ。彼女が僕のことをどう見てるかって?その質問はちょっと傷つくなぁ。僕は見る目があるうえに、みんなに対して真摯に向き合ってるじゃないか。
ナヴィアについて…
(魔神四章二幕クリア/好感度4で解放)
まさか僕のことを知らないのに、手を差し伸べてくれるなんてね。君たちがいなかったら、僕とリネットはきっと冤罪から逃れることができなかっただろう…とにかく、君たちには感謝してるよ。今度、天気のいい日にみんなを招待して、カフェ・ルツェルンで一番美味しいお菓子をごちそうしよう。
シャルロットについて…
(魔神四章二幕クリア/好感度4で解放)
あれ以来、シャルロットさんから何度もインタビューのお誘いが来てね…えーっと、かれこれもう二十回ぐらいかな。彼女はスクープに対して生まれ持った嗅覚を持ってるみたいで、その性格も異様なほど執着するタイプなんだ。正直、彼女の「ビッグニュース」の中心人物にはなりたくないよ。だから、毎回違う理由を見つけては断るようにしてるんだ。
クロリンデについて…
(好感度4で解放)
決闘代理人として、クロリンデさんはかなり有名なんだ。でも最近新聞で読んだんだけど、何やら面倒事を抱えてるらしいよ…マスコミは彼女の話を掘り下げるのが大好きなんだけど、彼女はきっと…そういった行為が大嫌いだと思う。
エミリエについて…
(好感度4で解放)
彼女のデザインした香水を嗅いだことある?僕は結構好きでね、一つ買おうとしたんだけど…リネットのしっぽが違う意見を持ってたもんだから、仕方なくあきらめたんだ。
リネを知る・1どうやら、僕たちはお互いに興味を持ってるみたいだね、とても光栄だよ!ははっ、安心して。その魅力的な瞳を見ると、君に嘘をつくなんてこと心が傷んでできないから。
リネを知る・2
(好感度3で解放)
マジックが永遠に失敗しないなんて、そんな保証は到底できない。僕にとってパフォーマンスで重要なのは、種を見破られるのを避けることじゃなく、いつ何時も冷静を保ち、臨機応変に対処すること。たとえ小さなミスをしても、それがパフォーマンスの一環だと観客に信じ込ませれば、依然として忘れられないステージにできるんだ。
リネを知る・3
(好感度4で解放)
風や雨から守ってくれる両親を持たず、幼い頃から路頭を彷徨ってきた孤児。それは普通の人より多くの苦しみを経験することを意味する。でも、そういった経験があったからこそ、今の僕とリネットがいるんだ。それに今は、そこそこ悪くない暮らしを送れてるしね…「家族」、観客…僕のハットにはたくさんの人の期待が込められてるんだよ!
リネを知る・4
(好感度5で解放)
ははっ、今になっても僕の言葉を完全には信じ切れないのかい?どうやら君は、警戒心がすごく強いんだね。まあ、人に騙される心配がなくなるからいいことだけど。あっ、それと…ちゃんと僕を見張っててね。瞬きするタイミングも、慎重に選んだほうがいい…じゃないと、君がよそ見してるうちに、とんでもない大嘘をばらまきに行っちゃうから!その時は、君も責任を問われるだろうね。
リネを知る・5
(好感度6で解放)
「本当」の僕は、普段みたいに外向的でも話しやすいわけでもない。大半の場合、みんなと親しくなろうと言葉の「マジック」を使ってるだけなんだ…本来の僕に、君は同情するかい?それともこういうやり方は…バカだって思うかな。
リネの趣味…ねえねえ、見て――ほら、かわいいウサギさんだよ、君は好きかい?えっ、この子がどうやってハットから出てきたのか気になる?うんうん!観客の驚いた顔は、すべての魔術師が愛してやまないものなんだよ。
リネの悩み・誤魔化すどうしよう?僕の最大の悩みは――大魔術師であるこの僕を前にしても、君が悩みについて考えちゃうことさ。
リネの悩み・ハト
(好感度4で解放)
昔はいつもハトを放し飼いにしてたんだ。ハトたちはいつも、自分で僕のところまで戻ってきてくれたよ。でもある時、戻ってきたハトが数羽減ってたことがあってね。痕跡を辿って見つけると、その子たちはもうピジョンパイになってた。今でも、どうやったらハトたちに「自由」と「安全」を同時に与えられるのか、僕には分からないんだ。
好きな食べ物…この水槽を見て。さっ、手を入れてごらん、水しか入ってないでしょ?確認できた?それじゃ、いくよ!この布で覆ったら…ほら、魚が現れた!どう?このマジックを、君のお手製の魚料理と交換しない?
嫌いな食べ物…ショーのために、僕とリネットは似たような体型を維持する必要がある。だから、揚げ物はなるべく避けてるんだ。僕は大丈夫だけど、リネットが大変でね――街中にあるフィッシュフライが本当にいい香りなんだ!
贈り物を受け取る・1君が直々に作った美味しい料理を食べられるなんて、これ以上に光栄なことはないね。
贈り物を受け取る・2いい腕だね、すごく美味しいよ!ごちそうさま〜
贈り物を受け取る・3マジックを見せてあげるよ。この布をかぶせたら、僕と一緒にカウントダウンをしてね――スリー、ツー、ワン!はい、消えちゃった!
誕生日…ここに羽根が一枚ある。ごくごく普通の羽根だよ、触って確かめてごらん。確認は終わった?パンッ――実は…お祝いのクラッカーでした。お誕生日おめでとう!ほら、これ見て。クラッカーから飛び出てきた紙切れを捕まえたよ。次はこれを燃やすから、君は願い事をしてね。それと同時に、誕生日プレゼントを想像するんだ。スリー、ツー、ワン――へぇ、なるほどね〜君の考えが分かったよ。さあ、僕のハットに手を入れて――どう?君の欲しかったプレゼントで合ってるかい?
突破した感想・起あれ、これらの素材で僕にマジックをさせるのかと思ったよ。
突破した感想・承何も変化がなかったら、逆に君をもっと驚かせられるかな?
突破した感想・転君が僕を信じてくれる。これ以上嬉しいことはないよ。
突破した感想・結こんなに尽くしてくれるなんて、僕の心を盗もうとしてるのかい?そうだとしたら…おめでとう!我が親愛なる弟子、もしくは仲間というべきかな――君はもう、見事にそれを成し遂げてるよ!

アクション

元素スキル・1ちょっとしたトリックさ。
元素スキル・2注目!
元素スキル・3サプライズだよ。
元素爆発・1フィナーレといこうか!
元素爆発・2イッツ・ショータイム!
元素爆発・3拍手のご用意を!
宝箱を開ける・1この道具でこれらを全部消してみせよう…な〜んてね、冗談さ。
宝箱を開ける・2マジックポケットに入れよう。
宝箱を開ける・3これも宝箱マジックの一種かい?
HP低下・1偽装死トリックでもやらせるつもりかい?
HP低下・2悪くないトリックだ…
HP低下・3大丈夫だよ。
仲間HP低下・1まだ僕がいるのを忘れないで!
仲間HP低下・2ペースが乱れてきてるよ?
戦闘不能・1リネット…
戦闘不能・2僕のパフォーマンスに、失敗はない…!
戦闘不能・3早く幕を…下ろして…
ダメージを受ける・1平気さ。
重ダメージを受ける・1落ち着こう…
チーム加入・1へへっ!「巡業する魔術団」だね。
チーム加入・2喜んで手を貸すよ。
チーム加入・3君に誘ってもらえるなんて光栄だよ。

壺洞天

対面中やっぱり…
やあ。
遠方新しいマジック…
リネット…
道具の手入れ…
いい気分…
次の公演…

対話

やあ。
やっぱり、来ると思ってたよ!
日中限定夜間限定
💬おはよう、リネ。💬おやすみ、リネ。
おはよう。おやすみ。
毎朝、君に会えたらいいのにな。もし眠れないなら、一緒に猫を数えてあげるよ。

💬もうここには慣れた?(初期開放)
💬もうここには慣れた?
君の家ってすごいんだね!僕みたいな大魔術師でさえ、こんなところ見たことも聞いたこともないよ!
だけどもし、もう完全にこの場所に慣れたなんて言ったら…君は僕が嘘をついてると思うかい?
💬嘘だと思う。💬信じてる。
それは傷つくなぁ――えへへっ、君の信頼を得られて光栄だよ。
でもね、これは確かに本当のことなんだ。君を前にすると、いつも嘘がつけなくなるんだ…君の傷ついた顔を見たくないからかな?
どうやら、もうしばらくここにいないとダメみたいだね!だって、君からの信頼を得るには、時間に頼るしかなさそうだからさ。コホンッ、話を戻そう!僕のことをこんなに気にかけてくれるのは、もっといてほしいから、でしょ?
僕のこと、追い出したりしないでよ?だったら、ちゃんとしたおもてなしを期待してもいいよね?

💬一緒にお話ししない?(好感度4で開放)
💬一緒にお話ししない?
いいよ。じゃあ、僕のハットを見て。普段と何が違うか、気付けるかな?
💬特に違いはない。
もっとよく見てよ。ほら、もう少し近づいてさ。
💬うん。
どう、分かった?模様かな、それとも色かな?もう何度も見てきたでしょ。
💬やっぱり分からない。💬大きさ?
そっか、残念だな…でも結論は間違ってないよ。残念。まあ、わざと君の誤解を招くように言ったんだけどね。
このやり取りをしてる間に、ちょっとしたトリックを使って君からあるものを盗ませてもらった。その代わりカードを一枚、君のバッグに入れておいたよ。
僕が何を盗んだのか、当ててごらん?
💬財布?💬心?💬注意力?
あははっ、そうそう。僕ってお金に目がないコソ泥なんだ。どうりでお金をたくさん稼げるわけだね。それは思いもしなかった答えだね。なんだか僕までドキドキしてきちゃったよ。さすが。鋭いね、正解だ!
でもハズレ、正解は「注意力」だ。お金よりももっと価値のあるものだよ!でも正解は「注意力」だ。「心」ほど価値はないけど、魔術師にとってすごく大事なものなんだよ!
これを理解して練習を重ねていけば、君も優秀な魔術師になれるよ!
…さてと、そろそろカードを返してくれるかい?

💬何かやりたいことはある?(好感度7で開放)
💬何かやりたいことはある?
ここの主である君に、一つ意見を聞いてもいいかな?
💬どうしたの?そんな改まって…
ここの居心地は快適で、安全性も申し分ない。動物を飼うのにぴったりだと思うんだ。
うん、少し飼ってる。飼育経験はあまりない…
実は、もうその子たちとは丁重に挨拶をさせてもらったよ。大丈夫。君がこのことに反対しない限り、僕は自分が持ってるすべての知識をシェアしてもいいと思ってる。
もちろん…直接触れたり、自分で持ってきた食べ物をあげたりなんてことはしてない。そういうのは、君の許可を得てからにしたほうがいいからね。仮に何か心配な点があるのなら、もちろんその考えを尊重しよう。
💬なんだか今日はやけに誠実だね…
ははっ、普段の誇張した振る舞いのせいで、君に偏った印象を残しちゃったかな?
だったら、ちゃんと反省しないとだね。
とにかく…僕は自分の助手を務める動物たちに、暖かくて自由で、そして平和な家を用意してあげたいんだ。
暮らしに困ることなく…愛情も、ちゃんとした世話も受けられる…
正直、考えられる限りベストな選択がここなんだ。でも、そのせいで君にプレッシャーをかけたくはないし、その目的を果たすために巧みな言葉で丸め込むつもりもない…
もし君が、心の底からあの子たちを引き取りたいって思ってくれるのなら、それが一番いいってだけさ。

ギフトセット

ギフトセット「」
(準備中)

ギフトセット「」
(準備中)

服装

幻影の戯猫

リネの衣装。猫が伸びをするのは完全に信頼している人の前でだけ。そういった人の前以外では爪を隠して微笑む。まるで魔術師の甘言のように、親しみ深くも、ある程度の距離を保っている。

登場ストーリー・エピソード

任務

(準備中)

他キャラクターからのコメント

リネットから・阿吽の呼吸私とリネはずっと一緒で、言葉を交わさなくても相手の考えが分かるの。だから二人きりになると、リネはいつもより静かになる。リネの言ってること、何が本当で何が嘘なのかって?実は私、全部知ってるの…けど、それは極秘事項だから。
リネットから・心配リネは普段からいつも自信満々で、物事をそつなくこなす。あるいは、すべての人に自分はそうであると思わせてる。だから、いざトラブルが起こると、よく一人で完璧に解決しようと思ってしまうの…そんなところを見かけたら、どうかリネのことをよろしくね。
フレミネから・パフォーマンス家にいる時、リネはよくぼくにちょっとしたマジックを披露してくれるんだ。ぼくを笑わせられると、リネはすごく喜んで「このマジックなら観客のみんなを満足させられるはずだ」って言う…ぼくって、普段そんなに笑わないのかな?
フレミネから・仮面リネはぼくたちのチームのリーダーで、いつもみんなのお兄さんとして振る舞ってる…でも、リネは無理してるってぼくは気付いたんだ。だから、たまには仮面を外したほうがいいよって言ったんだけど…それを認めないどころか、ケンカにまでなって…その一件があって以来、ぼくはその話題に触れないようにしてるんだ。
リオセスリから
(魔神四章四幕クリアで解放)
認めよう――「壁炉の家」が水の下に仕込んだスパイを処理したのは、ある種の挑発だった。それなのに、あっちのとった措置といえば、子供を数人送りこんで来ただけだった。まったく困ったもんさ。本気で彼らを犠牲にしてもいいと思ってるのか、それとも俺が子供に酷いことはしないのを読んだのか…はぁ。
ヌヴィレットから(リネとリネットについて)あの公演はとても愉しませてもらった、君もそうだろう?あれがリネ君とリネット君が魅せるマジックの世界だ――驚くほどすべてがまやかしではあるが、信じる心を持てば如何なることも叶ってしまう。
フリーナから(リネとリネットについて)
(魔神四章五幕クリアで解放)
リネとリネットのことはもちろん知っているよ。前々から彼らの公演にはよく行っていたからね。確かに二人の人気は目を見張るものがあるけど、それでも僕とは比べものにならない。だって、すべての席を埋め尽くせる公演は僕が舞台に立ったときだけだからね。もちろん、立ち見席も売り切れになるほどさ。まあ今は…その…も、もう引退したんだから、人気が落ちるのは当然のことだろ!
シャルロットからはぁ…またもリネさんに断られちゃった。これで何回目かしら…でも大丈夫!断られれば断られるほど、確信が強くなるんだ。彼にはきっと、とんでもない価値の謎が隠されてて、それが絶対前代未聞のビッグニュースだって思うの。必ず掘り出して見せるわ!

メディア

『テイワット』メインストーリーチャプターPV-「足跡」

https://www.youtube.com/watch?v=iRDcHzO3qZI
「フォンテーヌの章」代表キャラクターとして出演。

序曲PV「フィナーレへの歓宴」

https://www.youtube.com/watch?v=tILKOAdPuIo
逆順で紡がれた歌に聴き入り
歓躍と悲泣の舞を愉しみ
喝采なき幻劇に興ずる…

舞台に上がり、座に着いたのなら
この一切を興じよう――すべてが幕を下ろすまで

エピソード リネ「掌中の天穹」

https://www.youtube.com/watch?v=Y5IU_DgfdlY
魔術師の使命とは、想像力の限界に挑戦することだ。
白月の光は彼の手のひらに注がれ、奇跡の集まる宇宙を照らしてゆく。

キャラクター実戦紹介 リネ「ハットの影で」

https://www.youtube.com/watch?v=VrSs1PGt1ZI
大魔術師のハットは底なしで、すべてのサプライズを仕舞えるのだと云う。
――すっごく不思議…一体どうやったの!?
その言葉が届いたのだろうか。ハットの底から笑っているような、それでいて笑っていないような、猫の鳴き声が響いた。

チュートリアル動画 リネ「光の下で真実を探して」

https://www.youtube.com/watch?v=tdzCRUys3b8
マジックのタネに対する過度な追求は、無粋だと言われがちだ。しかし、リネがこれを厭うことはない。
もし舞台の光の中で、彼の真意を暴き出せる者がいたならば…それはそれで、奇跡だと言えるだろう。
動画内字幕※スキル解説などフレーバーではない部分は畳んでいます
マジックとはリアルな幻像だ
世にも奇妙な幻像を見せるのが得意な者は マジシャンの中でも随一の存在と言える
歌劇場のポスター
レストランスタッフの推薦 そして巷の話題などを見るに
今「最も人気な大魔術師」が誰かは 言うまでもないだろう
『へへっ!「巡業する魔術団」だね』
リネにとって マジックは舞台上のものだけでなく
その巧妙なトリックは生活にまで溶け込んでいる
戦場を舞台とするなら
弓は小道具であり
同じように相手に「サプライズ」をもたらす
観察に長けた者は 死角をよく理解している
リネがチームにいる時
フォンテーヌ地域の特産の位置がミニマップ上に表示され
採集の効率が上がる

盛大なショーは観客を魅了する
熱烈な喝采が送られれば
マジシャンは即興で新たにマジックを披露するだろう

技術を駆使し アドリブの利く演者こそが
最高の魔術師だ
リネはまさにそれに相応しい

人は騙されたくないと言うが
自らの意志で観客席に座り
「意図的な欺瞞」を目的としたマジックを観賞する
ひと時の華美な幻像に浸りたいのか
或いは偽りを見抜く慧眼を自分に期待しているのか…
どちらにせよ 深く考える必要はないだろう
どれだけ真に迫ったマジックも 演出でしかない
無常な運命における
貴重な娯楽と思えばいい

ストーリームービー「栄誉は再び受け継がれる」

https://www.youtube.com/watch?v=sXZvNQ-96p8
幾多の歳月が過ぎようとも、誰一人覚えていなくとも。
星々が輝き始めるとき、僕は最後の挽歌をあなたに与えよう。

ギャラリー

(追記予定)

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