kagemiya@ふたば

……実は、彼女は英霊の座には存在していない。
というのも、彼女の「死」は第三者からも、世界からも確認されておらず、現在も尚「生死不明」という状態が保たれているため。
であれば、何故こうして英霊―――と類似した存在―――として喚び出されるのかといえば……。

彼女は、その「死」の直前に“異なる世界”へと転移してしまった“放浪者ストレンジャー”であったためだ。
何処かの世界の或る剣士のように、アメリア・イアハートもまた、世界から弾き出されて時空を旅する存在と化してしまった。
とは言え、剣士と異なるのは「剪定事象」の存在ではないということ。彼女は基本的に、この「汎人類史」を生きたアメリア・イアハートである。
が、何らかの理由により……単純な“旅人”としての特性故か……彼女は転移の体質を身に着けてしまい、世界一周飛行中に別世界へと移動。
幾度と無く時空を周り続け……その中で、召喚という一つの“縁”によって喚び出される。即ち、彼女は「未だ生き続けているアメリア・イアハート本人」である。

とは言え、英霊として……サーヴァントとして喚び出される以上、そのスキルや宝具は基本的な英霊のものに匹敵する。
これはサーヴァントという器、規格に収められた影響であり、召喚陣等が関わらない単純な転移であれば、その戦闘力は生身の人間と同じになってしまう。

召喚：「初めまして！私はアメリア・イアハート、ストレンジャーなの！
　　それで、キミは……私のマスター？そっか！それじゃあこれからよろしくね、マスターっ！
　　早速だけど……何処か一緒に飛びに行かない？」

レベルアップ：「うん、いい調子！」
霊基再臨：「これが霊基再臨……ちょっとくすぐったいけど、なんだか力が溢れてくる感じ！」
その2：「そろそろ新しい服を用意しないと！……でも私、あんまりオシャレさんじゃないからなあ」
その3：「どうかな？昔着てた服をアレンジしてみたんだけど……似合う？ほんとにっ！？そっか……えへへ、頑張った甲斐があったよ」
最終：「……それじゃあ、出かけようか。マスター、きみはどこに飛びたい？私は何処にだって行けるよ
　　　キミが似合うって言ってくれたこの服で……キミと一緒に行きたいんだ。どこまでも、どこまでも、あの大空を―――」

開始：「テイクオフ！」
その2：「今日はどこまで行けるかな？」

スキル：「ねえ、君は空は好き？」
その2：「行けるとこまで！」
選択：「うん！」
その2：「オッケー！」
その3：「行くよ！」
攻撃：「飛び上がれっ！」
その2：「ほらほら！」
その3：「まだまだ！」
EX：「もっともっと、飛ばしてあげる！」

宝具選択：「どこまでも行くよ！」
その2：「それじゃあ、ね！」
宝具：「『素晴らしき空への愛情アメイジング・エア・ハート』 ――――生きている限り、私達はどこへだって行けるんだ」

小ダメージ：「あうっ」
大ダメージ：「きゃあああっ！？」

戦闘不能：「ごめんね……ごめん、ね……」
その2：「私は……どこに落ちたんだっけ……」
勝利：「私、戦うよりも飛んでいる方が好きだな……ね、これから一緒に飛びに行こうよ！」
その2：「お疲れ様！良い指揮だったよ、マスター！」

会話：「どこか行きたいの？どこにでも連れて行ってあげる！」
その2：「マスターは大切な相棒だよ！キミと一緒なら、私は頑張れるから！」（ぐだ男時）
その3：「マスターは大切な親友だよ！キミがそばに居てくれるから、私はとっても楽しいんだ！」（ぐだ子時）
その4：「主従、って言うのはよくわからないけど……キミが私を必要としてくれるなら、私はどんなことでも手伝うよ！」

好きなこと：「空を飛ぶことっ！快晴の大空を無我夢中で駆け抜ける……キミと一緒なら、もっと気持ちいいかな？」
嫌いなこと：「向かい風は嫌いだけど、その分やってやろう！って気持ちにもなれるんだよね……困難に立ち向かってこそパイロットだもん！」
聖杯について：「なんでも願うが叶うなら…………本当の私を、見つけてほしいな」

ぐだ子時
絆：「どうしたの？一緒に飛びに行く？」
その2：「実は私、昔はずっと一人で飛んでたからさ……誰かと飛ぶ、ってことに慣れてないんだ」
その3：「でも、うん、悪くない。キミとなら―――相棒と一緒なら、どこへだって、どこまでも飛んでいけるんだよ！」
その4：「だから……もし、私が居なくなったその時は……キミに、私を見つけてほしいんだ」
その5：「へ？ずっと一緒にいれば問題ない……？ぷっ、あははっ！もう、それじゃお願いの意味が無いじゃん！
　　　　でも、ちょっと安心したかな。そうだよね、そんなヘンテコな返しをしてくれるキミがいるなら……
　　　　……私が“私”じゃなくなっても、きっとキミだけは気付いてくれる。そうだよね、ずっと一緒に居てくれる“親友”なんだから！」

ぐだ男時
絆：「ねぇ、一緒にどこか飛びに行かない？」
その2：「空は飽きた？んー……じゃあ海に行こうか！大西洋でも太平洋でも、一面の海原をひとっ飛びだよ！」
その3：「隣に誰かが居てくれる、って……こんなに嬉しいことなんだね。誰かと回る空は、なんだか一回り広くなったみたい！」
その4：「空を越えて海の向こう、キミとはいろんな世界を回ったね。風の向くまま気ままに乗って……いつも側に、キミが居てくれた」
その5：「……あれ？おかしいな。あんなに色々な景色を見て回ったはずなのに……私、キミの顔ばっかり見てた気がする
　　　　あ、あははっ！恥ずかしいな……でも、楽しかったよ。一人で飛ぶ空よりも、キミと飛ぶ空のほうが何倍も―――――
　　　　―――ありがと、マスター。そしてこれからもよろしくね、相棒！………さて、それじゃあ明日はどこに出かけようか！」

イベント：「フェスティバル？面白そう！久し振りにはしゃいじゃおうかな？」
誕生日：「ハッピーバースデー！さて、私からの誕生日プレゼントはー……じゃん！マフラー！これでもう空を飛んでても寒くないよ！」