最終更新: nevadakagemiya 2017年06月19日(月) 00:32:11履歴
新宿の特異点を経て、更なる特異点の発生に備えねばならないことを知った藤丸立香とカルデア職員たち。
それでも新宿幻霊事件は一応の収束を見、新たな仲間・ホームズを加えてカルデアは新たな体勢で動き出そうとしていた。
そんな矢先、新たな亜種特異点が発見される。時代は西暦1273年。
場所は今のイスラエル・イェルサレム。
かつて第六特異点が存在していた時間・場所と全く同じ位置に特異点が顕現していた。
変わらずマシュ・キリエライトは同行が難しいと判断するダ・ヴィンチ。
そこに現れたのはカルデアに召喚されていたセイバーのサーヴァント・ガウェインだった。
召喚当初は特異点の記憶は持ち合わせていない彼であったが、カルデアに残された記録を読み進めていくうちにその内心に一つの気持ちが沸き上がって来たのである。
もしこの特異点が第六特異点と同じならば、事態が起こる前に収められはしないか───。
そんな想いを胸に、ガウェインは立香に同行することとなる。
レイシフトをして訪れた場所は、果たして第六特異点とどこまでも似た世界だった。
砂漠を支配する神王オジマンディアス、荒れ地に隠れる山の翁たち、そして聖抜を行う獅子王配下の円卓の騎士たち。
しかし、どれもが少しずつ、しかし決定的に異なっている。
難民を拉致する悪漢と化した山の翁たち。
スフィンクスを用いて圧政にして悪政を行うオジマンディアス。
かつてカルデアに味方した者たちは、立ち位置は同じでありながら根本的に異なる悪人と化していた。
更に三蔵法師と俵籐太、アーラシュは影も形もない。
円卓の騎士は誰一人欠けることはなく、かつての厳しさはどこへやら、常に彼らには和やかな雰囲気が漂う。
そうでありながら聖抜のみならず聖罰までも変わらず為している。
そして何よりもかっての第六特異点と大きく異なること。
それは民衆の誰もが聖抜をありがたいものであると捉え、聖罰ですら仕方のないものと受け取って自らその首を剣の前へ差し出していた。
あまりにも異様な光景に、立香とガウェインは調査を始める。
謎を追うに従って、第六特異点の記憶を取り戻してゆくガウェイン。
そして彼らは遂に異常の中核にいる存在に突き当たる。
この歪んだ世界を生み出し、孤独な人形遊びに捕らわれたその存在は、しかしどこまでも獅子王の救済の成功を成し遂げようとしていた。
それがたとえ自分以外の全てが偽物で、全く意味のない救済のレプリカでしかない行為だったとしても。
その中核たる存在とは───。
「ですから私は今度こそ成し遂げます。聖抜───人類の救済を」
【出典】アーサー王伝説
【地域】ブリテン
【CLASS】ルーラー?
【真名】ガレス(オルタ)
【性別】女性
【身長・体重】149cm・32kg
【肌色】生気のない白 【髪色】白蝋のような光沢のある白 【瞳色】琥珀色
【スリーサイズ】 B71/W48/H72
【外見・容姿】 10代後半
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・悪
【外見・容姿】ボロ布同然の衣服で最低限の部位だけを覆った痩せ細った少女。火傷と傷だらけの焼死体のような姿でありながら、瞳だけは爛々と輝いている。
【地域】ブリテン
【CLASS】ルーラー?
【真名】ガレス(オルタ)
【性別】女性
【身長・体重】149cm・32kg
【肌色】生気のない白 【髪色】白蝋のような光沢のある白 【瞳色】琥珀色
【スリーサイズ】 B71/W48/H72
【外見・容姿】 10代後半
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・悪
【外見・容姿】ボロ布同然の衣服で最低限の部位だけを覆った痩せ細った少女。火傷と傷だらけの焼死体のような姿でありながら、瞳だけは爛々と輝いている。
筋力:E+++ 耐久:B 敏捷:C 魔力:EX 幸運:E 宝具: A+
「私が円卓の騎士たちを、お兄様を、ランスロット卿を、みんなを狂わせました。だから此度は、何をしようと成し遂げるのです。ええ、今度こそ、私は自分で自分の道を選びます」
「私が円卓の騎士たちを、お兄様を、ランスロット卿を、みんなを狂わせました。だから此度は、何をしようと成し遂げるのです。ええ、今度こそ、私は自分で自分の道を選びます」
アヴェンジャーとしての固有スキル。
復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
彼女は何かに憎悪を向ける存在ではなく、何かに憎悪を向けられる存在でもない。
ただしある存在に対してのみ、このスキルは非常に強力に作用する。
「決して私は赦しません。私の愛するものたちを悲しませた、私自身を」
復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
彼女は何かに憎悪を向ける存在ではなく、何かに憎悪を向けられる存在でもない。
ただしある存在に対してのみ、このスキルは非常に強力に作用する。
「決して私は赦しません。私の愛するものたちを悲しませた、私自身を」
決して忘れることのない忘れることのない憎悪の思い。
時がどれほど流れようとも、その憎悪は決して晴れない。
たとえ、憎悪より素晴らしいものを知ったとしても。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃は敵の急所を適切に突く。
彼女の後悔は決して消えはしない。
たとえかの特異点は消え、全てはなかったことになったとしても。
「私には果たすべき贖罪がある。たとえ誰であろうと、それの邪魔はさせません」
時がどれほど流れようとも、その憎悪は決して晴れない。
たとえ、憎悪より素晴らしいものを知ったとしても。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃は敵の急所を適切に突く。
彼女の後悔は決して消えはしない。
たとえかの特異点は消え、全てはなかったことになったとしても。
「私には果たすべき贖罪がある。たとえ誰であろうと、それの邪魔はさせません」
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
魔力を毎ターン回復する。
しかし湧き上がる魔術は全てが炎へと転化され、自身の肉体や力へは還元されない。
むしろその炎は全身を焼き、彼女の肉体を苛み続ける。
「"不浄"のギフトよ、私を焼いてください。あなたが私を焦がす時だけ、私は清くなれるのですから」
魔力を毎ターン回復する。
しかし湧き上がる魔術は全てが炎へと転化され、自身の肉体や力へは還元されない。
むしろその炎は全身を焼き、彼女の肉体を苛み続ける。
「"不浄"のギフトよ、私を焼いてください。あなたが私を焦がす時だけ、私は清くなれるのですから」
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
厳密にはスキルではなく後述の宝具の応用であるためこのランクであるが、実際の出力はC相当とむしろ低下している。
しかし既に肉体が限界を迎えている彼女は、このスキルで筋力をブーストしなければまともに剣を振り上げることすらできない。
力を込める度に瘴気が全身から沸き上がり、彼女の身体を汚してゆく。
「痛いですよ? 誰かを傷つけるための剣を振るうのです、自分がそれ以上に苦しまねば釣り合いがとれません」
厳密にはスキルではなく後述の宝具の応用であるためこのランクであるが、実際の出力はC相当とむしろ低下している。
しかし既に肉体が限界を迎えている彼女は、このスキルで筋力をブーストしなければまともに剣を振り上げることすらできない。
力を込める度に瘴気が全身から沸き上がり、彼女の身体を汚してゆく。
「痛いですよ? 誰かを傷つけるための剣を振るうのです、自分がそれ以上に苦しまねば釣り合いがとれません」
歪曲本来呼び出されたクラスが強制的に歪められ、別のクラスの特性を付与された証。
元のクラスのクラス別スキルのいずれかが低下する。
複数のサーヴァントが肉体に融合しており、その上強い感情によりクラスが歪んでいるため、元のクラスそのものが失われている。
「これが私のクラスです。本来の獅子王に代わり聖抜を為すには、裁定者となる他ありません」
元のクラスのクラス別スキルのいずれかが低下する。
複数のサーヴァントが肉体に融合しており、その上強い感情によりクラスが歪んでいるため、元のクラスそのものが失われている。
「これが私のクラスです。本来の獅子王に代わり聖抜を為すには、裁定者となる他ありません」
精神が錯乱しているため、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。
ただし、同ランクの精神汚染がされていない人物とは意思疎通ができない。
罪なき存在を殺害した者には相応の応報があって然るべきだとは考えているが、本来の殺害を好まない彼女と異なり、無辜の民を容赦なく殺害する行為に対してなんの感慨も抱かなくなっている。
また、「ここが自らが作った特異点である」と「ここは獅子王が作り出した特異点である」という矛盾した情報をどちらも正しいと信じ込んでいる。(もちろん正しいのは前者のみ)
「何を言っているんですか?ここが聖都です。私は聖杯の力でもう一度、やり直すチャンスを得たのですよ?」
ただし、同ランクの精神汚染がされていない人物とは意思疎通ができない。
罪なき存在を殺害した者には相応の応報があって然るべきだとは考えているが、本来の殺害を好まない彼女と異なり、無辜の民を容赦なく殺害する行為に対してなんの感慨も抱かなくなっている。
また、「ここが自らが作った特異点である」と「ここは獅子王が作り出した特異点である」という矛盾した情報をどちらも正しいと信じ込んでいる。(もちろん正しいのは前者のみ)
「何を言っているんですか?ここが聖都です。私は聖杯の力でもう一度、やり直すチャンスを得たのですよ?」
ランク:B 種別:対清宝具 レンジ:0 最大捕捉:触れたもの全て
かつて神聖円卓領域にて獅子王によって付与されたギフト「不浄」が宝具にまで消化されたもの。
常時発動型。
ギフト保持者の魔力を炎へと変換し、その手に触れたあらゆる不浄なものを焼き尽くす炎を発生させる。
この能力は手で触れた武器や物品などにも転移し、それで触れた不浄もまた炎上させる。
この炎は不浄なものが完全に燃え尽きるまで決して消えることはなく、この炎を引き離すには燃えている部分を切り離すほかない。
また不浄が焼き尽くされた後も「不浄を抱いた罪」としてその表面はいつまでもくすぶり続ける。
対象が不浄であるかどうかの判断基準は「ガレスが清純だと思うか否か」。
つまり厳密には不浄なものを焼くのではなく、清純ではないものを例外なく焼き尽くすのである。
清くないものだけを焼かない宝具ゆえに、その種別は対清宝具と分類される。
そしてその判定の対象はガレス自身もまた例外ではない。
「燃やせ、焼け、焦がせ。我が王より授かりし祝福 は、あらゆる「罪」を赦しません。私の腕は、ただ汚れを清める為にのみ存在するのです」
かつて神聖円卓領域にて獅子王によって付与されたギフト「不浄」が宝具にまで消化されたもの。
常時発動型。
ギフト保持者の魔力を炎へと変換し、その手に触れたあらゆる不浄なものを焼き尽くす炎を発生させる。
この能力は手で触れた武器や物品などにも転移し、それで触れた不浄もまた炎上させる。
この炎は不浄なものが完全に燃え尽きるまで決して消えることはなく、この炎を引き離すには燃えている部分を切り離すほかない。
また不浄が焼き尽くされた後も「不浄を抱いた罪」としてその表面はいつまでもくすぶり続ける。
対象が不浄であるかどうかの判断基準は「ガレスが清純だと思うか否か」。
つまり厳密には不浄なものを焼くのではなく、清純ではないものを例外なく焼き尽くすのである。
清くないものだけを焼かない宝具ゆえに、その種別は対清宝具と分類される。
そしてその判定の対象はガレス自身もまた例外ではない。
「燃やせ、焼け、焦がせ。我が王より授かりし
ランク:E
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人
「この栄光は貴方のために 」が変質した宝具。
自身の外観に健常なものを投影し、自身の負っているダメージや傷害を他者から隠すことができる。
この宝具の変化は本来の第六特異点における召喚でギフトを受け取った時点で生じており、彼女が「敵」を押さえ込んだことでダメージを受け、非常に魔力消費の少ないこの宝具すら使えないほどに消耗するまで、他の騎士たちは傷ついていたガレスの外観の変化に気づくことができなかった。
「私の姿を晒せば、民や円卓の皆を恐れさせてしまいます。そのために、私が自らの姿を偽装する手段は必要不可欠でした」
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人
「
自身の外観に健常なものを投影し、自身の負っているダメージや傷害を他者から隠すことができる。
この宝具の変化は本来の第六特異点における召喚でギフトを受け取った時点で生じており、彼女が「敵」を押さえ込んだことでダメージを受け、非常に魔力消費の少ないこの宝具すら使えないほどに消耗するまで、他の騎士たちは傷ついていたガレスの外観の変化に気づくことができなかった。
「私の姿を晒せば、民や円卓の皆を恐れさせてしまいます。そのために、私が自らの姿を偽装する手段は必要不可欠でした」
"一度目"に彼女を殺した剣。彼女の「逡巡」の罪の象徴。
真名解放はできない上に持ち主にあった技術も伴っていないが、それでもその堅牢さは並みの剣を易々と凌駕する。
「私は二度選択を謝りました。一度目は愛する兄と師の間に挟まれ───結局選択することはできなかった。その「逡巡」ゆえに私は死に、そして二人の溝は決定的なものとなった。その結果、ブリテンは破滅した」
真名解放はできない上に持ち主にあった技術も伴っていないが、それでもその堅牢さは並みの剣を易々と凌駕する。
「私は二度選択を謝りました。一度目は愛する兄と師の間に挟まれ───結局選択することはできなかった。その「逡巡」ゆえに私は死に、そして二人の溝は決定的なものとなった。その結果、ブリテンは破滅した」
"二度目"に彼女を殺した剣。彼女の「転嫁」の罪の象徴。
真名解放はできない上に持ち主にあった技術も伴っていないが、それでもその剛胆さは並みの剣を易々と凌駕する。
「二度目は自分の立つべき立場を問われ───私はその選択を私の師に任せた。その「転嫁」ゆえに私は使命を果たしきれず破滅し、そしてそこから騎士たちは立ち止まることができなくなった」
「ゆえに私は自らの意志で、自らの判断の元にこちらを選択します。私が決めた、私が進む道を今は歩いています」
真名解放はできない上に持ち主にあった技術も伴っていないが、それでもその剛胆さは並みの剣を易々と凌駕する。
「二度目は自分の立つべき立場を問われ───私はその選択を私の師に任せた。その「転嫁」ゆえに私は使命を果たしきれず破滅し、そしてそこから騎士たちは立ち止まることができなくなった」
「ゆえに私は自らの意志で、自らの判断の元にこちらを選択します。私が決めた、私が進む道を今は歩いています」
第六特異点にて獅子王の配下となりながらも、カルデアのマスターが現れる前に散った唯一の騎士、ガレス卿。
オルタ化に伴い肌は血色を失い頭髪と瞳の色が変化しているが、それらが些末に思えるほどに外観は変わり果てている。
両手はギフトの洗浄により見る影もなく焼け焦げ、ほぼ完全に炭化している。
両腕はその炎の余波で皮が焼け落ちて肉が剥き出しになり、染み出す体液が焼かれて蒸発することにより常に薄く湯気が包み込んでいる。
衣服もすぐに燃えてしまうために必要最低限のボロ布しか身につけていない。
左脇腹と顔面右半分はケロイドに覆われて固まっており、それに伴い右目は潰れている。
両足は比較的ダメージが少ない方だが、それでも無数の傷が治癒することなく膿んでいる。
更に残された左目にもミイラのような濃い隈ができている。
全身が骨と皮にまで痩せこけ、その中で瞳だけが狂気的な輝きを放つ。
自身はルーラーを自称するが、クラススキルを見れば一目瞭然であるように実際のクラスはアヴェンジャーである。
終局特異点で自己矛盾により破滅した魔神柱ガミジンの魔術が散逸、更にあらゆる特異点の根幹であった終局特異点そのものが崩壊したことで全ての特異点が混じり合い発生した時空の歪みにより、その魔術は偶然第六特異点へと到達した。
罪人の魂を繋ぎ止めるその魔術特性により肉体が失われた状態で特異点に留まり続けていた霊基は聖都の崩壊と騎士の破滅を目撃し、その無念をもまたその一部として吸収、増幅した霊基とガミジンから得た聖杯の力で第六特異点に酷似した亜種特異点を生み出した。
亜種特異点に存在する第六特異点の人物は皆が「ガレスが認識していた人格を持った人形」であり、実際の人物と人格が異なるのはそのため。
オジマンディアスたちは存在は知りつつも性格を知らなかったために模倣が煩雑であり、三蔵法師たちは存在すら知らなかったためにこの亜種特異点には存在しない。
極めて特殊な状況で生み出された、本来ならばサーヴァントの枠にすら届かない不完全な霊基の幻霊を聖杯の力で無理矢理サーヴァントの枠にまで押し上げたもの。
その性質上、「召喚」という形でこのサーヴァントを形にする事は不可能である。
彼女の願いは、「かつて獅子王が目指した聖抜と人類の救済を成し遂げる」こと。
精神が取り返しのつかないレベルで錯乱しているため、もう一度やり直すことができているのだと信じ込んでおり、また自らが生み出した人形以外は「外敵」以上の個々の判別ができない。
「消えてください。これ以上私の邪魔をするのならば、私はあなた方を外敵とみなし排除するしかありません。これ以上、不要な犠牲を払いたくはない。あなた方は聖抜に合格した、聖都に迎え入れられるべき存在なのですから」
オルタ化に伴い肌は血色を失い頭髪と瞳の色が変化しているが、それらが些末に思えるほどに外観は変わり果てている。
両手はギフトの洗浄により見る影もなく焼け焦げ、ほぼ完全に炭化している。
両腕はその炎の余波で皮が焼け落ちて肉が剥き出しになり、染み出す体液が焼かれて蒸発することにより常に薄く湯気が包み込んでいる。
衣服もすぐに燃えてしまうために必要最低限のボロ布しか身につけていない。
左脇腹と顔面右半分はケロイドに覆われて固まっており、それに伴い右目は潰れている。
両足は比較的ダメージが少ない方だが、それでも無数の傷が治癒することなく膿んでいる。
更に残された左目にもミイラのような濃い隈ができている。
全身が骨と皮にまで痩せこけ、その中で瞳だけが狂気的な輝きを放つ。
自身はルーラーを自称するが、クラススキルを見れば一目瞭然であるように実際のクラスはアヴェンジャーである。
終局特異点で自己矛盾により破滅した魔神柱ガミジンの魔術が散逸、更にあらゆる特異点の根幹であった終局特異点そのものが崩壊したことで全ての特異点が混じり合い発生した時空の歪みにより、その魔術は偶然第六特異点へと到達した。
罪人の魂を繋ぎ止めるその魔術特性により肉体が失われた状態で特異点に留まり続けていた霊基は聖都の崩壊と騎士の破滅を目撃し、その無念をもまたその一部として吸収、増幅した霊基とガミジンから得た聖杯の力で第六特異点に酷似した亜種特異点を生み出した。
亜種特異点に存在する第六特異点の人物は皆が「ガレスが認識していた人格を持った人形」であり、実際の人物と人格が異なるのはそのため。
オジマンディアスたちは存在は知りつつも性格を知らなかったために模倣が煩雑であり、三蔵法師たちは存在すら知らなかったためにこの亜種特異点には存在しない。
極めて特殊な状況で生み出された、本来ならばサーヴァントの枠にすら届かない不完全な霊基の幻霊を聖杯の力で無理矢理サーヴァントの枠にまで押し上げたもの。
その性質上、「召喚」という形でこのサーヴァントを形にする事は不可能である。
彼女の願いは、「かつて獅子王が目指した聖抜と人類の救済を成し遂げる」こと。
精神が取り返しのつかないレベルで錯乱しているため、もう一度やり直すことができているのだと信じ込んでおり、また自らが生み出した人形以外は「外敵」以上の個々の判別ができない。
「消えてください。これ以上私の邪魔をするのならば、私はあなた方を外敵とみなし排除するしかありません。これ以上、不要な犠牲を払いたくはない。あなた方は聖抜に合格した、聖都に迎え入れられるべき存在なのですから」
上記の経緯からも分かるように、このサーヴァントは英霊ガレスの反転した姿ではない。
それゆえにその性格もまた彼女のものが反転したものとは言えない。
無表情・無感情・無感動を絵に書いたような性格。
言葉としては感情的な反応や私見も口にするが、それらもどこまでも淡々とした口調であるため、その発言自体が規定の定められた文章を返しているだけのようにしか聞こえない。
プログラムされたアナウンスのような誰に対しても余所余所しい敬語のみで会話し、文章中に断定口調を多用する。
発言の一つ一つは簡素で冷徹なものであるが、口を開く機会そのものは多くむしろ饒舌。
問いを投げられれば必ず返答する、彼女の側から会話を打ち切ることは決してしない、対象に攻撃を行う際は必ずその相手にそのことを宣言しそれを受け止めるのを待ってから初めて攻撃を開始するなど、思いの外几帳面で律儀な面もまた垣間見える。
このようにまるで機械のような行動を見せる彼女であるが、そのクラスがアヴェンジャーであることから分かるようにその内心には消えることのない憎悪と怒りが渦巻いている。
彼女の言動を見ていれば明らかであるが、その対象は自分自身である。
実際のところ、この姿になろうともガレスとしての彼女の嗜好や嫌うものなどは通常時と一切変化していない。
しかし積み重なった罪悪感と自身に組み込まれた第六特異点にて散った騎士たちの無念、そしてアヴェンジャーというクラスが完全に彼女の思考を飲み込み、莫大なまでの自罰心を沸き出させているのである。
そのため可能の行動は精神的・肉体的あらゆる手段で自分自身を痛めつけるようなもののみに固定されており、自分で自分を傷つけている間にその精神が完膚無きまでに破壊し尽くされた成れの果てこそが、現在の彼女の姿である。
すなわち彼女とは獅子王の後継者でもなければ墜ちた円卓の騎士のひとりでもなく、自分のせいで永遠に失われたものを取り戻そうと無意味にもがきつつ、止まることのない自傷を繰り返すだけただの一人の少女なのである。
「…………。知りません。そんな感情はとうの昔に棄てました。あの時、私を斬ったお兄様のように」
「今の私は裁定者。ガレスなどという名前では呼ばないでください。呼ばないでください……! ダメ、いやっ……! もう、誰にも甘えるわけにはいかないの……!」
イメージカラー:焦げ茶
特技:なし
好きなもの:なし
嫌いなもの:自分
天敵:リチャード一世?
願い:獅子王の目指した救済の完遂
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】彼・彼女
それゆえにその性格もまた彼女のものが反転したものとは言えない。
無表情・無感情・無感動を絵に書いたような性格。
言葉としては感情的な反応や私見も口にするが、それらもどこまでも淡々とした口調であるため、その発言自体が規定の定められた文章を返しているだけのようにしか聞こえない。
プログラムされたアナウンスのような誰に対しても余所余所しい敬語のみで会話し、文章中に断定口調を多用する。
発言の一つ一つは簡素で冷徹なものであるが、口を開く機会そのものは多くむしろ饒舌。
問いを投げられれば必ず返答する、彼女の側から会話を打ち切ることは決してしない、対象に攻撃を行う際は必ずその相手にそのことを宣言しそれを受け止めるのを待ってから初めて攻撃を開始するなど、思いの外几帳面で律儀な面もまた垣間見える。
このようにまるで機械のような行動を見せる彼女であるが、そのクラスがアヴェンジャーであることから分かるようにその内心には消えることのない憎悪と怒りが渦巻いている。
彼女の言動を見ていれば明らかであるが、その対象は自分自身である。
実際のところ、この姿になろうともガレスとしての彼女の嗜好や嫌うものなどは通常時と一切変化していない。
しかし積み重なった罪悪感と自身に組み込まれた第六特異点にて散った騎士たちの無念、そしてアヴェンジャーというクラスが完全に彼女の思考を飲み込み、莫大なまでの自罰心を沸き出させているのである。
そのため可能の行動は精神的・肉体的あらゆる手段で自分自身を痛めつけるようなもののみに固定されており、自分で自分を傷つけている間にその精神が完膚無きまでに破壊し尽くされた成れの果てこそが、現在の彼女の姿である。
すなわち彼女とは獅子王の後継者でもなければ墜ちた円卓の騎士のひとりでもなく、自分のせいで永遠に失われたものを取り戻そうと無意味にもがきつつ、止まることのない自傷を繰り返すだけただの一人の少女なのである。
「…………。知りません。そんな感情はとうの昔に棄てました。あの時、私を斬ったお兄様のように」
「今の私は裁定者。ガレスなどという名前では呼ばないでください。呼ばないでください……! ダメ、いやっ……! もう、誰にも甘えるわけにはいかないの……!」
イメージカラー:焦げ茶
特技:なし
好きなもの:なし
嫌いなもの:自分
天敵:リチャード一世?
願い:獅子王の目指した救済の完遂
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】彼・彼女
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