kagemiya@ふたば

【元ネタ】小説『レ・ミゼラブル』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ジャン・ヴァルジャン
【異名・別名・表記揺れ】ジャン・バルジャン、起重機のジャン
【性別】男性
【身長・体重】201cm・124kg
【髪色】茶髪　【瞳色】青色
【外見・容姿】拘束具を彷彿とさせる鉄仮面に、近代風の礼装を着用した巨漢の男
【地域】フランス
【年代】19世紀
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力：B+　耐久：B　敏捷：D　魔力：D　幸運：D　宝具：C

　全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
　召喚の際に付け加えられたもので、本人のバーサーカー適性はそれほど高いわけではない。

　復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
　嘗て人の世を憎み、心を闇に落とした彼の側面が取り沙汰されたもの。性質としてはバーサーカーよりもアヴェンジャーに近い。

　一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
　使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

　多方面に発揮される天性の才能。
　戦術、遁術、隠密術、脱獄術など多岐に渡る専業スキルについて、Cクラス以上の習熟度を発揮できる。
　時に垂直の壁を登り逃げ延び、時に拘束から抜け出し逃げ延びた彼の技術がスキルとなったもの。

　戦闘から離脱する能力。
　また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

　銀で造られた美しきメノラー。
　神からの祝福を受け、司祭よりの恩恵を受けたこの燭台は、あらゆる混沌、悪性を排し清い魂を齎す。
　一度は悪に囚われ闇に堕ちたヴァルジャンを救い、生き方を指し示した穢れなき代物。
　バーサーカーという属性が与えられたため、本人の意向により現在は失われている。

ランク：C　種別：対人宝具　レンジ：1　最大捕捉：10人
　己の信念のためであれば、あらゆるものを用いてそれを貫き通した彼の信念。
　及び確固たる意志が成す『技術』であり、彼が手にしたものはどのようなものであれ「彼の武具」として扱われる。
　それが単なる木材に過ぎずとも、その手に握られれば「信念」を貫くための糧となる。
　ジャヴェールに迫られて尚臆さず、手にした木材で銃を握る者に相対した逸話が由来となったもの。

ランク：D　種別：対人宝具　レンジ：0　最大捕捉：1人
　マドレーヌ市長。ユルティーム・フォーシュールヴァン。ユルバン・ファーブル。
　他、数多くの場面で偽名・変装により身元を眩ませた彼の「欺く」能力。それは他人の人生を再現する一つの『技術』。
　「名を持った誰か」になることは出来ないが「名を持たない誰か」となることは出来る。
　つまりマスターやサーヴァントに変装することは出来ないが、一般市民や婿の人間として他人の目を欺くことは出来る、というもの。

ランク：EX　種別：対運命宝具　レンジ：-　最大捕捉：1人
　彼の数奇なる人生。幾多の災難に見舞われ、それでも尚己を貫き、そして息絶えた男の生涯。
　ジャン・ヴァルジャンとして過ごした運命は霊基に刻まれ、彼の宿命として常にその在り方を定め続ける。
　「始まり」と「終わり」が必ず定められ、覆すことは出来ない。彼が喚び出され、消滅するまで発揮され続ける特異なる「運命に対する宝具」。
　どのような困難があろうとも生き延びる。泥臭く、地を這いつくばって、血反吐を零しながらも抗い続ける。
　その過程で多くの不運が彼を襲うだろう。狂い、嘆き、闇に身を落としてしまいたくなるほどの苦難が待ち受けているだろう。
　それでも――――彼は、己の信念のために身体を起こす。守ると決めたものの為に、そう決めた己の心を貫く為に。

　己が栄光の為でなく。徒手にて死せず、無毀なる魂を抱いた。
　そんな彼の生き様を――――人は『ああ、無情LesMiserables』と評したのだ。

　四肢から垂れ下がった古びた鎖。
　足より伸びる鎖には鉄球が繋がっているものの、それが足枷となっているような素振りは見せない。
　振り回して武器のように扱える他、ある程度伸縮が可能なため縄のようにも使用可能。

　クラシックな形状の火縄銃。
　装備として登録されているだけで、実際に使用されることはない。
　武器の機能を持たないのではなく――――彼の信条による使用制限。

大河小説『レ・ミゼラブル』に登場する、数奇なる運命を辿った男。

貧しい家庭で育ったヴァルジャンは、腹を空かせた子供のためにパンを盗み投獄される。
幾度となく脱獄を試み、積み重なった刑期は19年。務めを終えて出てくる頃には、青年は46歳という壮年となっていた。
長きに渡る投獄生活の中で多くの憎悪を、悔恨を、社会に対する不満を抱いた「怪力男」。

ある日、そんな自分を匿ってくれた司教の私物を盗み、あろうことか教会から逃げ出してしまう。
その様子を警官に見咎められ、司教にも犯行が伝えられてしまうが、司教は「その銀の食器は私が彼にあげたものだ」と伝え
更には銀の燭台すらも彼に差し上げ、全ては神の恩寵によるものだとして彼の行いを赦したのだ。
司教の情愛を受けて己を悔い改め、男はどんな事があろうとも純然と、清く正しく生きるのだと決意した。

やがて彼は市長として生き、その過程で市警ジャヴェールに追われ、情婦の娘コゼットと共に逃避行を続けることとなるが
「バーサーカー」というクラスに当て嵌められる彼にとっては、あまり実感の沸かぬ出来事だろう。

思慮深く相手を想い、案ずることの出来る人物。
優しさ故に思い悩む事はあれど、最後は己の善に従って生きた。
だがバーサーカーとして喚び出される彼は、この世全てに憎悪を抱いた巨躯なる囚人に過ぎない。

個人としての人格は失われている――――が、ただ一点「小さな娘」を相手にした時のみ、その狂気が薄れる。
また蝋燭の明かりを見ると苦しむ等、通常のバーサーカーとはどこか違った様子を度々見せる。


イメージカラー：鈍い銀色
特技：壁登り、逃走
好きなもの：なし
嫌いなもの：なし
天敵：ジャヴェール
願い：なし

【一人称】なし　【二人称】なし　【三人称】なし

アーム・ジョー：アメリカにて伝わる英雄
　奇しくも同じ名の宝具を持つ英雄同士。大いなる相手を前に、臆することなく挑んだ鋼の男。
　屈強なる肉体、そして精神に感銘を抱く。遥か遠い地の英雄であろうとも、掲げた信念、そして信仰は同じ。

劣化バサスロみたいになった