最終更新:ID:r4nvbEaWrg 2018年04月04日(水) 09:59:19履歴
あらかじめ地脈を自身の領地として陣地化する能力。
同時に複数の領地を作成可能だが、設置にはある程度の広さを必要とする。
領地内では霊脈や生命体から少しずつ魔力を徴収し、精製蓄積する。
領土が複数あっても吸い取った魔力は一元化して管理され、ステータスの増強や現界魔力の確保に利用が可能。
同時に複数の領地を作成可能だが、設置にはある程度の広さを必要とする。
領地内では霊脈や生命体から少しずつ魔力を徴収し、精製蓄積する。
領土が複数あっても吸い取った魔力は一元化して管理され、ステータスの増強や現界魔力の確保に利用が可能。
人間観察を更に狭くした技術。
対象となる人間が将来的にどのような形で有用性を獲得するかの目利きに極めて優れている。
ただし、その為にはある程度会話や様子を見ることで、その人間の得手不得手などを理解する必要がある。
対象となる人間が将来的にどのような形で有用性を獲得するかの目利きに極めて優れている。
ただし、その為にはある程度会話や様子を見ることで、その人間の得手不得手などを理解する必要がある。
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:20人
フィリップ4世に仕えた側近たち。
あらゆる分野でのスペシャリストが揃い、各々の専門分野ではフィリップ4世自身を遥かに超える能力を持つ。
サーヴァントがサーヴァントを召喚するようなもの。
維持にかかる魔力は大きく、王の直轄地スキルによるサポートが無ければ長時間の運用や複数人の同時使役は難しい。
豊富なリソースがあって初めて安定した使用が可能。
魔力さえ潤沢であれば、必要に応じて部下を召喚し様々な状況に対応が出来る。
フィリップ4世に仕えた側近たち。
あらゆる分野でのスペシャリストが揃い、各々の専門分野ではフィリップ4世自身を遥かに超える能力を持つ。
サーヴァントがサーヴァントを召喚するようなもの。
維持にかかる魔力は大きく、王の直轄地スキルによるサポートが無ければ長時間の運用や複数人の同時使役は難しい。
豊富なリソースがあって初めて安定した使用が可能。
魔力さえ潤沢であれば、必要に応じて部下を召喚し様々な状況に対応が出来る。
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:666人
異端者を罰する裁きの炎。
悪属性か信仰系スキルを持つ者に対しては追加ダメージを与える。
この炎は肉体ではなく魂を焦がす。対魔力による影響を受けない代わりに、物理的な破壊力も持たない。
真名開放時は王の直轄地内の領域を包み込む巨大な火炎となる。
威力はそれまでに吸い上げた魔力が多いほど上昇する。
異端者を罰する裁きの炎。
悪属性か信仰系スキルを持つ者に対しては追加ダメージを与える。
この炎は肉体ではなく魂を焦がす。対魔力による影響を受けない代わりに、物理的な破壊力も持たない。
真名開放時は王の直轄地内の領域を包み込む巨大な火炎となる。
威力はそれまでに吸い上げた魔力が多いほど上昇する。
13世紀〜14世紀にかけてのフランス及びナバラ王。
異名は端麗王。その名の通り、端正な顔立ちと美しい金髪を誇り、ついでに高身長。
テンプル騎士団を壊滅に追い込んだこと、そして男子高校生が大好きなアナーニ事件で有名。
フィリップ4世の治世は熾烈で急進的であった。
最も特徴的な点は、法律顧問(レジスト)という側近を揃えていたことである。
彼らは王の顧問会議に招聘された法律の専門家である。
顧問会議といえばその中核を成すのは当然王族。そして若き王子たちや貴族が次いで行う中でこうした世俗の者を招き入れたのは前代未聞のことであった。
貴族たちに左右されない絶対王権の確立を狙っていたと見ることが出来る。
王が欲するところは即ち法が欲するところであるとし、官僚制を推め中央集権を図っていたのである。
フィリップ4世の即位当時、イングランドとフランスは比較的平和な時代を送っていた。
聖王ルイ9世はフィリップ2世尊厳王がジョン欠地王から奪った土地を返還してまでヨーロッパの平和的共存を望んでいた。1259年のパリ条約である。
そこでフィリップ4世はフランス王の名の下にイングランドのエドワード1世長足王に対し、アキテーヌ領の没収を宣言して挑発。
まんまとイギリスから侵攻をかけさせる形で戦争の再開に成功する。
戦上手の弟シャルルに戦争を任せ、イングランド軍を破りフランスはアキテーヌの占領を完了。
エドワード1世はフランドル泊ギーと手を組みフランス軍を挟撃することで抵抗を試みるが、対してフィリップ4世はフランドルに先制攻撃をかけてこれを破る。
フランス軍優勢のままフランドル伯と休戦協定を結んで挟撃体制を崩した。
フィリップ4世は抵抗の術が無くなったエドワード1世に和平を持ちかけ、モントルイユ条約を締結した。
しかし、まだ戦争が終わったわけではない。エドワード1世と結んだのは和平だが、フランドル伯と結んだのはただの休戦であったからだ。
イングランドの抵抗が無くなったことでフィリップ4世はフランドルへの進攻を再開し、実効支配に成功する。
フランドル伯ギーは捕らえられ、虜囚として一生を終えることになってしまった。
この様に狡猾な手段を用い、合理的に戦争を進めたフィリップ4世であるが、そんな彼にも敵があった。
それは軍事費である。戦争をすれば金が減るのは自明の理である。
フィリップ4世はあらゆる手を尽くして財源の確保に努めた。
例えば貨幣の鋳造である。当然ながら貨幣の鋳造は普通の領主は行うことの出来ない、言わば国王の特権である。
金貨の改鋳をして金の含有量を下げ、その差額分を収入として懐に収めた。
また、フランス史上初の間接税であるマルトート税を羊毛に課して徴収している。
更にユダヤ人とロンバルディア人の財産を没収し軍事費に充てていた。
そして次に目をつけたのが教会である。何故ならば聖職者たちはフランスに住んでいるがフランス国民ではない。
彼らはローマ教皇に仕える者でありフランスの家臣ではないのである。フランスに住む以上、そこから経済負担を課すのはある意味当然だったといえる。
建前は税金ではなく経済的な援助であるが、実質的には課税と変わりはない。これに腹を立てたのが、ダンテにボロクソに叩かれた教皇ボニファティウス8世である。
ボニファティウス8世は教皇の権力を強調し、フィリップ4世に課税を取りやめ服従するように命令する。
フィリップ4世はこれに対し、聖職者と貴族、市民で結成される三部会を開いた。
建前はあらゆる身分からの意見をまとめる為の議会であるが、実質的な狙いは全国民から支持を得た上での徴収であるという大義名分を得ることであるのは明白である。
教皇とフランス王の熱い政治合戦が火花を散らす中、フランドルがフランスに対し反乱を起こす。
それに乗じてボニファティウス8世はウナム・サンクタムと呼ばれる勅書を出してフィリップ4世を弾劾した。
そこでフィリップ4世はエドワード1世に対し領土の返還を行った。更にフランドルの地からも駐留軍を引くことを決意する。
つまりイングランド、フランドルと余計な争いを起こす可能性を断ち、対教皇戦に一点集中するという意思の表れである。
火種を消し後顧の憂いを断ったフィリップ4世はイタリアに法律顧問のギョーム・ノガレを派遣。ボニファティウス8世の生家のあるアナーニを強襲して教皇の身柄を略取した。
これが名前だけ覚えている世界史用語筆頭のアナニーアナーニ事件である。
アナーニの住人の反発により教皇の身柄は手放すことになったが、あまりの辱めにボニファティウス8世は怒りが頂点に達し死亡した。教皇を憤死させた男という呼び名はここから来ている。
かくしてフィリップ4世が擁立した新教皇クレメンス5世の手によってウナム・サンクタムは取り消され、フィリップ4世は実質的な勝利を得たのであった。
教皇との争いも終結し、フィリップ4世はテンプル騎士団の征服に乗り出す。
テンプル騎士団は異端とされフィリップ4世の手で壊滅させられるが、現代では名誉回復が行われ冤罪であったとするのがカトリック教会の見解であることをまず述べておく。
フィリップ4世がテンプル騎士団に目を向けたのは大きく3つの理由が挙げられる。
一つはテンプル騎士団が有していた多大な富である。例のごとく軍資金集めかといえば事はそう単純では無い。
騎士団が金を持っていたのはつまるところ信者の献金が大元である。聖地奪還の遠征に参加できない者が剣の代わりに金で援助したのが最初であった。
この献金により資金力を得た騎士団は、遠征が終わった後はその金を利用して貴族や王家に対し金貸しを始めた。
これによりひどい時ではフランス王家の金庫がそのままテンプル騎士団に接収されたことさえあったという。
借金の金額の把握さえままならず、返済額も確認できない状態であり、事実は不明だが騎士団が過払い金を掠めているという疑念が存在していた。
二つ目の理由は、騎士団が武装している点である。聖職者とはいえ、自国民でない者が剣を携えて街を跋扈出来るのだ。
騎士団本部といえば王城にも劣らぬ軍事基地となっており、そんな砦をいくつも持っている騎士団はフランスにとって目の上のたんこぶである。
三つ目の理由は世論である。現代でもフリーメイソンとの関係がまことしやかにささやかれるテンプル騎士団だが、それは当時から続く風潮である。
テンプル騎士団員は男色に耽っている。怪しげな黒魔術の儀式を行っている。そんな黒い噂は絶えなかった。
これらの理由が合わさり、フリップ4世は騎士団を背教行為の疑いで強制調査をかけた。
騎士団員全員の逮捕に踏み切り、テンプル騎士団総団長であったジャック=ド・モレーは火刑に処された。
既に教皇のクレメンス5世はフィリップ4世の手中にあった。加えて三部会の招集により、聖職者・貴族・市民のすべてからテンプル騎士団の逮捕は承認済みである。
クレメンス5世の手によりウォクス・イン・エクセルソという勅書が出されテンプル騎士団はここに廃止された。
しかし騎士団の資産は病院騎士団に移譲され、フィリップ4世が得ることは叶わなかった。目的が全て達成されたわけではなかったが、フィリップ4世によるテンプル騎士団壊滅の目論見はここに幕を下ろす。
モレーの火刑から8ヶ月後、フィリップ4世は脳梗塞で急死。享年四十六歳。
クレメンス5世もその7ヶ月前に死去している。前年にはアナーニ事件や騎士団壊滅に尽力したギョームも没している。
火に炙られたモレーの呪いだと言われているが、真相は不明である。
テンプル騎士団の生き残りが、拷問にかけられた仲間の敵討ちをしたという説もある。
騎士団壊滅後の僅かな期間もフィリップ4世は息子ルイ10世喧嘩王とシャルル4世禿頭王の妻が起こした不倫騒動、課税に対する不満の爆発、フランドル領の反乱への対応に追われていた。
フィリップ4世の評価は難しいとされている。
彼は前述したとおり、法律顧問を側近として抱え入れていた。
度重なる戦争もフィリップ4世自身が表に出ることは殆どなく、もっぱら弟が率いていた。
つまり優秀な部下に恵まれていただけで本人は凡庸では無かったのかという説がある。
彼は寡黙な王と呼ばれるほど口数が少なく、端麗王という渾名も美貌以外に褒めることろが無かったのではないかという理由である。
実際に当時から石像や梟に例えられ、まるで置物のようだとする証言もある。ただしこれはフィリップ4世と敵対していた者たちの言葉である。
また、あまりに急進的な改革は法律顧問の暴走によるものでフィリップ4世は傀儡に過ぎないという意見もある。
いずれの説にせよ裏付けがあるわけではない。
しかし多くの側近を抱えながらイングランドや教皇相手に立ち回った戦略・外交は、仮に複数人の法律顧問による意思決定では難しかっただろう。
また法律顧問を選出した人の才能を見抜く鑑識眼は確かだった。
異名は端麗王。その名の通り、端正な顔立ちと美しい金髪を誇り、ついでに高身長。
テンプル騎士団を壊滅に追い込んだこと、そして男子高校生が大好きなアナーニ事件で有名。
フィリップ4世の治世は熾烈で急進的であった。
最も特徴的な点は、法律顧問(レジスト)という側近を揃えていたことである。
彼らは王の顧問会議に招聘された法律の専門家である。
顧問会議といえばその中核を成すのは当然王族。そして若き王子たちや貴族が次いで行う中でこうした世俗の者を招き入れたのは前代未聞のことであった。
貴族たちに左右されない絶対王権の確立を狙っていたと見ることが出来る。
王が欲するところは即ち法が欲するところであるとし、官僚制を推め中央集権を図っていたのである。
フィリップ4世の即位当時、イングランドとフランスは比較的平和な時代を送っていた。
聖王ルイ9世はフィリップ2世尊厳王がジョン欠地王から奪った土地を返還してまでヨーロッパの平和的共存を望んでいた。1259年のパリ条約である。
そこでフィリップ4世はフランス王の名の下にイングランドのエドワード1世長足王に対し、アキテーヌ領の没収を宣言して挑発。
まんまとイギリスから侵攻をかけさせる形で戦争の再開に成功する。
戦上手の弟シャルルに戦争を任せ、イングランド軍を破りフランスはアキテーヌの占領を完了。
エドワード1世はフランドル泊ギーと手を組みフランス軍を挟撃することで抵抗を試みるが、対してフィリップ4世はフランドルに先制攻撃をかけてこれを破る。
フランス軍優勢のままフランドル伯と休戦協定を結んで挟撃体制を崩した。
フィリップ4世は抵抗の術が無くなったエドワード1世に和平を持ちかけ、モントルイユ条約を締結した。
しかし、まだ戦争が終わったわけではない。エドワード1世と結んだのは和平だが、フランドル伯と結んだのはただの休戦であったからだ。
イングランドの抵抗が無くなったことでフィリップ4世はフランドルへの進攻を再開し、実効支配に成功する。
フランドル伯ギーは捕らえられ、虜囚として一生を終えることになってしまった。
この様に狡猾な手段を用い、合理的に戦争を進めたフィリップ4世であるが、そんな彼にも敵があった。
それは軍事費である。戦争をすれば金が減るのは自明の理である。
フィリップ4世はあらゆる手を尽くして財源の確保に努めた。
例えば貨幣の鋳造である。当然ながら貨幣の鋳造は普通の領主は行うことの出来ない、言わば国王の特権である。
金貨の改鋳をして金の含有量を下げ、その差額分を収入として懐に収めた。
また、フランス史上初の間接税であるマルトート税を羊毛に課して徴収している。
更にユダヤ人とロンバルディア人の財産を没収し軍事費に充てていた。
そして次に目をつけたのが教会である。何故ならば聖職者たちはフランスに住んでいるがフランス国民ではない。
彼らはローマ教皇に仕える者でありフランスの家臣ではないのである。フランスに住む以上、そこから経済負担を課すのはある意味当然だったといえる。
建前は税金ではなく経済的な援助であるが、実質的には課税と変わりはない。これに腹を立てたのが、ダンテにボロクソに叩かれた教皇ボニファティウス8世である。
ボニファティウス8世は教皇の権力を強調し、フィリップ4世に課税を取りやめ服従するように命令する。
フィリップ4世はこれに対し、聖職者と貴族、市民で結成される三部会を開いた。
建前はあらゆる身分からの意見をまとめる為の議会であるが、実質的な狙いは全国民から支持を得た上での徴収であるという大義名分を得ることであるのは明白である。
教皇とフランス王の熱い政治合戦が火花を散らす中、フランドルがフランスに対し反乱を起こす。
それに乗じてボニファティウス8世はウナム・サンクタムと呼ばれる勅書を出してフィリップ4世を弾劾した。
そこでフィリップ4世はエドワード1世に対し領土の返還を行った。更にフランドルの地からも駐留軍を引くことを決意する。
つまりイングランド、フランドルと余計な争いを起こす可能性を断ち、対教皇戦に一点集中するという意思の表れである。
火種を消し後顧の憂いを断ったフィリップ4世はイタリアに法律顧問のギョーム・ノガレを派遣。ボニファティウス8世の生家のあるアナーニを強襲して教皇の身柄を略取した。
これが名前だけ覚えている世界史用語筆頭の
アナーニの住人の反発により教皇の身柄は手放すことになったが、あまりの辱めにボニファティウス8世は怒りが頂点に達し死亡した。教皇を憤死させた男という呼び名はここから来ている。
かくしてフィリップ4世が擁立した新教皇クレメンス5世の手によってウナム・サンクタムは取り消され、フィリップ4世は実質的な勝利を得たのであった。
教皇との争いも終結し、フィリップ4世はテンプル騎士団の征服に乗り出す。
テンプル騎士団は異端とされフィリップ4世の手で壊滅させられるが、現代では名誉回復が行われ冤罪であったとするのがカトリック教会の見解であることをまず述べておく。
フィリップ4世がテンプル騎士団に目を向けたのは大きく3つの理由が挙げられる。
一つはテンプル騎士団が有していた多大な富である。例のごとく軍資金集めかといえば事はそう単純では無い。
騎士団が金を持っていたのはつまるところ信者の献金が大元である。聖地奪還の遠征に参加できない者が剣の代わりに金で援助したのが最初であった。
この献金により資金力を得た騎士団は、遠征が終わった後はその金を利用して貴族や王家に対し金貸しを始めた。
これによりひどい時ではフランス王家の金庫がそのままテンプル騎士団に接収されたことさえあったという。
借金の金額の把握さえままならず、返済額も確認できない状態であり、事実は不明だが騎士団が過払い金を掠めているという疑念が存在していた。
二つ目の理由は、騎士団が武装している点である。聖職者とはいえ、自国民でない者が剣を携えて街を跋扈出来るのだ。
騎士団本部といえば王城にも劣らぬ軍事基地となっており、そんな砦をいくつも持っている騎士団はフランスにとって目の上のたんこぶである。
三つ目の理由は世論である。現代でもフリーメイソンとの関係がまことしやかにささやかれるテンプル騎士団だが、それは当時から続く風潮である。
テンプル騎士団員は男色に耽っている。怪しげな黒魔術の儀式を行っている。そんな黒い噂は絶えなかった。
これらの理由が合わさり、フリップ4世は騎士団を背教行為の疑いで強制調査をかけた。
騎士団員全員の逮捕に踏み切り、テンプル騎士団総団長であったジャック=ド・モレーは火刑に処された。
既に教皇のクレメンス5世はフィリップ4世の手中にあった。加えて三部会の招集により、聖職者・貴族・市民のすべてからテンプル騎士団の逮捕は承認済みである。
クレメンス5世の手によりウォクス・イン・エクセルソという勅書が出されテンプル騎士団はここに廃止された。
しかし騎士団の資産は病院騎士団に移譲され、フィリップ4世が得ることは叶わなかった。目的が全て達成されたわけではなかったが、フィリップ4世によるテンプル騎士団壊滅の目論見はここに幕を下ろす。
モレーの火刑から8ヶ月後、フィリップ4世は脳梗塞で急死。享年四十六歳。
クレメンス5世もその7ヶ月前に死去している。前年にはアナーニ事件や騎士団壊滅に尽力したギョームも没している。
火に炙られたモレーの呪いだと言われているが、真相は不明である。
テンプル騎士団の生き残りが、拷問にかけられた仲間の敵討ちをしたという説もある。
騎士団壊滅後の僅かな期間もフィリップ4世は息子ルイ10世喧嘩王とシャルル4世禿頭王の妻が起こした不倫騒動、課税に対する不満の爆発、フランドル領の反乱への対応に追われていた。
フィリップ4世の評価は難しいとされている。
彼は前述したとおり、法律顧問を側近として抱え入れていた。
度重なる戦争もフィリップ4世自身が表に出ることは殆どなく、もっぱら弟が率いていた。
つまり優秀な部下に恵まれていただけで本人は凡庸では無かったのかという説がある。
彼は寡黙な王と呼ばれるほど口数が少なく、端麗王という渾名も美貌以外に褒めることろが無かったのではないかという理由である。
実際に当時から石像や梟に例えられ、まるで置物のようだとする証言もある。ただしこれはフィリップ4世と敵対していた者たちの言葉である。
また、あまりに急進的な改革は法律顧問の暴走によるものでフィリップ4世は傀儡に過ぎないという意見もある。
いずれの説にせよ裏付けがあるわけではない。
しかし多くの側近を抱えながらイングランドや教皇相手に立ち回った戦略・外交は、仮に複数人の法律顧問による意思決定では難しかっただろう。
また法律顧問を選出した人の才能を見抜く鑑識眼は確かだった。
冷ややかな目をした男装の麗女。召喚後は現代におけるフォーマルな服装としてビジネススーツを着用しており、どことなく大企業の社長の様な雰囲気を漂わせる。
生前は性別が露呈しないように信頼出来る部下を通して、出来る限り女性とバレない様に政治を行なっていた。
しかし部下の登用に関しては性別の隠蔽以上に、優秀な人材を国政に活かすことを重要視していた。
自分は英才教育を受けて育ったが、完全無欠ではない。王は全てにおいて頂点である必要はなく、優れた個性を持つ者を統べる立場にあるという考えによるものだった。
その為にサーヴァントとして召喚された現代でも仲間の存在を重要視する傾向にある。
ややぶっきらぼうでな言葉遣いだが不思議な魅力があり、統率力は高い。
判断力にも優れており、フィリップ4世自身非凡な人物であることがわかる。
マスターに対しても最低でも一芸を要求するので信頼関係を構築するハードルは高い。
だが一度認められれば全幅の信頼を寄せてもらえる。能力でも技術でも精神でも、何か光るものがあるマスターでなければお眼鏡に叶うのは難しい。
また、属性は悪であるが敬虔であり善を尊ぶ為に悪人と組むことは基本的に出来ない。
以上の様に気難しく人を選ぶきらいはあるが、歯車が噛み合った時にはこの上ない働きを見せてくれるだろう。
聖杯にかける望みは世界征服。世界を統一し、優秀な人間だけによる統治で全ての地球人類を導くため。
私利私欲ではなく、最も多くの人間が幸せになるにはこの方法しか無いと本気で考えている。
高潔だが高慢なフィリップ4世らしい望みである。
イメージカラー:青
特技:人材発掘
好きなもの:統制
嫌いなもの:無能な働き者
天敵:
願い:
【一人称】余 【二人称】貴公
生前は性別が露呈しないように信頼出来る部下を通して、出来る限り女性とバレない様に政治を行なっていた。
しかし部下の登用に関しては性別の隠蔽以上に、優秀な人材を国政に活かすことを重要視していた。
自分は英才教育を受けて育ったが、完全無欠ではない。王は全てにおいて頂点である必要はなく、優れた個性を持つ者を統べる立場にあるという考えによるものだった。
その為にサーヴァントとして召喚された現代でも仲間の存在を重要視する傾向にある。
ややぶっきらぼうでな言葉遣いだが不思議な魅力があり、統率力は高い。
判断力にも優れており、フィリップ4世自身非凡な人物であることがわかる。
マスターに対しても最低でも一芸を要求するので信頼関係を構築するハードルは高い。
だが一度認められれば全幅の信頼を寄せてもらえる。能力でも技術でも精神でも、何か光るものがあるマスターでなければお眼鏡に叶うのは難しい。
また、属性は悪であるが敬虔であり善を尊ぶ為に悪人と組むことは基本的に出来ない。
以上の様に気難しく人を選ぶきらいはあるが、歯車が噛み合った時にはこの上ない働きを見せてくれるだろう。
聖杯にかける望みは世界征服。世界を統一し、優秀な人間だけによる統治で全ての地球人類を導くため。
私利私欲ではなく、最も多くの人間が幸せになるにはこの方法しか無いと本気で考えている。
高潔だが高慢なフィリップ4世らしい望みである。
イメージカラー:青
特技:人材発掘
好きなもの:統制
嫌いなもの:無能な働き者
天敵:
願い:
【一人称】余 【二人称】貴公
ジャック=ド・モレー:
殺したはずの相手。余じゃない部下がやった――ではなく、テンプル騎士団周りの悪評が真実であると確信していたため、騎士団への拷問を含め最初から殺すつもりだった。
仮に現界先で出逢えば当然もう一度焼いてやるつもり。というか既に魔術に手を染めてるのでもう言い逃れは出来ない。
しかし個人的に恨みがあるわけではなく、フィリップ4世側から確執の様なものはない。
ボニファティウス8世:
生前の宿敵。幾度となく政治合戦で火花を散らし、結果的に勝利を収めた。
死に方があまりにも無様過ぎたので、生前のことは全て水に流してやるつもり。それどころか、また憤死させるつもりで煽りまくる。
敵対した場合は流石に聖杯を手にさせるつもりはないので容赦なく倒すが、味方にいれば弄り倒す。良くも悪くも政治家なフィリップ4世にしてはこの対応は珍しい。
ジョン=ザ=ラックランド:
ジョンの欠地の影響はフィリップ4世の代でも続いていた。
フィリップ4世はフランス側なので、恨むどころかイングランドにはバカな王がいてこっちはラッキーだったなと思っている。
若き日のジョンの精神性を実際に見ればそれなりの評価は下すだろう。
ただ彼のスキルは、所領を増やす必要のあるフィリップ4世と絶望的に噛み合わないので、肩を並べるのは無理だろう。
ダンテ・アリギエーリ:
同時代の詩人。晩年には神曲の地獄篇をイタリアから取り寄せて読んだことがある。感情の起伏が少ないフィリップ4世にしては珍しく爆笑してしまったとか。
完結前に死んでしまったため続きが気になっているが、絶対に読ませてはいけない。
マクシミリアン・ロベスピエール:
憐憫の目で見ている。ほっとくとこういう暴走したのが出てくるから、一握りの天才による厳格な統治こそが最も優れているのだろうな。うnうn。
殺したはずの相手。余じゃない部下がやった――ではなく、テンプル騎士団周りの悪評が真実であると確信していたため、騎士団への拷問を含め最初から殺すつもりだった。
仮に現界先で出逢えば当然もう一度焼いてやるつもり。というか既に魔術に手を染めてるのでもう言い逃れは出来ない。
しかし個人的に恨みがあるわけではなく、フィリップ4世側から確執の様なものはない。
ボニファティウス8世:
生前の宿敵。幾度となく政治合戦で火花を散らし、結果的に勝利を収めた。
死に方があまりにも無様過ぎたので、生前のことは全て水に流してやるつもり。それどころか、また憤死させるつもりで煽りまくる。
敵対した場合は流石に聖杯を手にさせるつもりはないので容赦なく倒すが、味方にいれば弄り倒す。良くも悪くも政治家なフィリップ4世にしてはこの対応は珍しい。
ジョン=ザ=ラックランド:
ジョンの欠地の影響はフィリップ4世の代でも続いていた。
フィリップ4世はフランス側なので、恨むどころかイングランドにはバカな王がいてこっちはラッキーだったなと思っている。
若き日のジョンの精神性を実際に見ればそれなりの評価は下すだろう。
ただ彼のスキルは、所領を増やす必要のあるフィリップ4世と絶望的に噛み合わないので、肩を並べるのは無理だろう。
ダンテ・アリギエーリ:
同時代の詩人。晩年には神曲の地獄篇をイタリアから取り寄せて読んだことがある。感情の起伏が少ないフィリップ4世にしては珍しく爆笑してしまったとか。
完結前に死んでしまったため続きが気になっているが、絶対に読ませてはいけない。
マクシミリアン・ロベスピエール:
憐憫の目で見ている。ほっとくとこういう暴走したのが出てくるから、一握りの天才による厳格な統治こそが最も優れているのだろうな。うnうn。
美青年とはすなわちアルトリア化である。
マスターに名前呼ばせるならフィリとかそんな感じで。
思いっきりテンプル騎士団及びモレー関係に喧嘩売る立場。
CV川澄オルタ
召喚:「余の名はフィリップ。フランス王にしてナバラ王。キャスタークラスのサーヴァントとして召喚に応じ参上した。余の力、無駄にするなよ」
レベルアップ:「ふむ、魔力が体に馴染んだな」
霊基再臨:「よくやった。必ずや報いよう」
その2:「礼を言う」
その3:「余は人を使うことはあれど、人を導くことは終生叶わなかった。王には貴公の方が適しているのかもしれんな」
最終:「やはり余は間違えていなかった。仕えるべき主がいれば、人は十全の力を発揮できる。マスター、余を存分に使うといい」
開始:「殲滅する。生命が惜しくば財産を置いて去れ」
その2:「戦いか。備えは済ませてある」
スキル:「今だ。無駄にするな」
その2:「蹂躙する」
選択:「ああ」
その2:「任せるがいい」
その3:「請け負った」
攻撃:「ふん」
その2:「燃えろ!」
その3:「消えろ!」
EX:「そこだ、突撃せよ!」
宝具選択:「充分だ。制圧にとりかかろう」
宝具:「不浄を誅す焔をここに。フランス国王の名において焚刑に処す!断罪すべき異端者達 !!」
小ダメージ:「くそっ」
大ダメージ:「な、なんだとっ!」
戦闘不能:「ちっ、ここまでか……」
その2:「命運尽きたか……詰めが甘かったな」
勝利:「余一人では勝利は無かった。感謝するぞマスター」
その2:「良き采配であったぞ」
会話:「他人に意見を求めても良い。だが立ち止まるな。世界を救うというのなら、休む暇は無い」
その2:「良い面構えだ。英霊を真に従えるには、並の気概ではいられぬぞ」
その3:「人にはそれぞれ適正がある。貴公は剣を振るえぬが、だからこそ余の様なサーヴァントが必要なのだろう。恥じ入ることはない」
その4:「貴公の作品は読んだ。なかなかに刺激的だったぞ。ついては続きについて聞かせてもらいたいのだが……なぜバツの悪そうな顔をする?」
好きなこと:「金はいくらあっても良い。贅沢に興味は無いが、元手が無ければ何も出来んからな」
嫌いなこと:「いいか、借金は安易に作るな。制度を細部まで把握し、無理なく返済計画を立てろ。借りたかどうかも分からぬ負債に追われるのは辛いぞ……」
聖杯について:「絶対君主制は非常に優れた政治システムだ。能無き民草が不相応に政に手を出せば、碌な結末にはなるまいよ」
絆:「戦闘行動は専門ではないが、それなりに果たせるはずだ。貴公が命じるのであれば、剣を振るのも吝かではない」
その2:「そうだな、どちらかと言えば余はデスクワーク派だ。前線に立てぬわけではないが、人事や会計、監査の方が役立てるだろう」
その3:「余は王であるが、貴公であれば臣下として仕えるのも異存はない」
その4:「誇るべき臣下がいた。彼らは優秀で忠実であった。此度の生は、余が貴公にとってその様な存在でありたいのだが」
その5:「余は貪欲だ。理想を得るために、ひたすらに走り続けた。今、貴公の理想は余の理想だ。戦いを終えるまで貴公に殉じ続けよう」
イベント:「無駄遣いではないだろうな? 余が言えたことではないが……」
誕生日:「労いが必要か? ふむ、どうしたものか」
マスターに名前呼ばせるならフィリとかそんな感じで。
思いっきりテンプル騎士団及びモレー関係に喧嘩売る立場。
CV川澄オルタ
召喚:「余の名はフィリップ。フランス王にしてナバラ王。キャスタークラスのサーヴァントとして召喚に応じ参上した。余の力、無駄にするなよ」
レベルアップ:「ふむ、魔力が体に馴染んだな」
霊基再臨:「よくやった。必ずや報いよう」
その2:「礼を言う」
その3:「余は人を使うことはあれど、人を導くことは終生叶わなかった。王には貴公の方が適しているのかもしれんな」
最終:「やはり余は間違えていなかった。仕えるべき主がいれば、人は十全の力を発揮できる。マスター、余を存分に使うといい」
開始:「殲滅する。生命が惜しくば財産を置いて去れ」
その2:「戦いか。備えは済ませてある」
スキル:「今だ。無駄にするな」
その2:「蹂躙する」
選択:「ああ」
その2:「任せるがいい」
その3:「請け負った」
攻撃:「ふん」
その2:「燃えろ!」
その3:「消えろ!」
EX:「そこだ、突撃せよ!」
宝具選択:「充分だ。制圧にとりかかろう」
宝具:「不浄を誅す焔をここに。フランス国王の名において焚刑に処す!
小ダメージ:「くそっ」
大ダメージ:「な、なんだとっ!」
戦闘不能:「ちっ、ここまでか……」
その2:「命運尽きたか……詰めが甘かったな」
勝利:「余一人では勝利は無かった。感謝するぞマスター」
その2:「良き采配であったぞ」
会話:「他人に意見を求めても良い。だが立ち止まるな。世界を救うというのなら、休む暇は無い」
その2:「良い面構えだ。英霊を真に従えるには、並の気概ではいられぬぞ」
その3:「人にはそれぞれ適正がある。貴公は剣を振るえぬが、だからこそ余の様なサーヴァントが必要なのだろう。恥じ入ることはない」
その4:「貴公の作品は読んだ。なかなかに刺激的だったぞ。ついては続きについて聞かせてもらいたいのだが……なぜバツの悪そうな顔をする?」
好きなこと:「金はいくらあっても良い。贅沢に興味は無いが、元手が無ければ何も出来んからな」
嫌いなこと:「いいか、借金は安易に作るな。制度を細部まで把握し、無理なく返済計画を立てろ。借りたかどうかも分からぬ負債に追われるのは辛いぞ……」
聖杯について:「絶対君主制は非常に優れた政治システムだ。能無き民草が不相応に政に手を出せば、碌な結末にはなるまいよ」
絆:「戦闘行動は専門ではないが、それなりに果たせるはずだ。貴公が命じるのであれば、剣を振るのも吝かではない」
その2:「そうだな、どちらかと言えば余はデスクワーク派だ。前線に立てぬわけではないが、人事や会計、監査の方が役立てるだろう」
その3:「余は王であるが、貴公であれば臣下として仕えるのも異存はない」
その4:「誇るべき臣下がいた。彼らは優秀で忠実であった。此度の生は、余が貴公にとってその様な存在でありたいのだが」
その5:「余は貪欲だ。理想を得るために、ひたすらに走り続けた。今、貴公の理想は余の理想だ。戦いを終えるまで貴公に殉じ続けよう」
イベント:「無駄遣いではないだろうな? 余が言えたことではないが……」
誕生日:「労いが必要か? ふむ、どうしたものか」
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