kagemiya@ふたば

【元ネタ】中国神話
【CLASS】ライダー
【マスター】天宮鏡華
【真名】白澤はくたく
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【属性】
【ステータス】筋力： 耐久： 敏捷： 魔力： 幸運： 宝具：

世界全てに刻まれたありとあらゆる情報を、対象者の脳に流し込む。
この能力の行使を受けた相手は、分子単位での全ての事柄に対する原初からの情報が強制的に頭に流れ込んでくるため、
脳の処理が追いつかなくなり、自己を認識できなくなった対象者は情報として分解される。
その後は一冊の本のような形状に変換され、白澤が接続する『英知の本棚』（アカシック・レコード）にただの記録情報として収められる。
本来この宝具は攻撃に用いられる事は少なく、自ら歴史を刻もうとする人間に知識を与える際に限定的に使用される。

天宮鏡華のサーヴァント。外見は白衣を纏った黒髪の優男。サーヴァントである身分を偽る際には、『トレイス』という偽名を使う。
何事にも超然的に構え、誰に対しても飄々とした態度で接する。
彼の真名は中国の伝承に登場する神獣「白澤」。白澤は『知』という概念そのものが形を得た存在である。
人から人へ。親から子へ。過去から未来へ。
そうして姿形を変えて人の歴史を原初の過去から遥か未来まで『駆け抜けてきた』からこそ、ライダーとしての適性を得た。

「私はなんでも知っている――が、それだけだ。歴史を紡ぐのはいつだって人間だ。」

だからこそ、彼は自らの力で何かを成そうとする人間に協力は惜しまない。
だから、聖杯に願いをかけるマスターの召喚に応じる事はない。
そんな彼が天宮鏡華のサーヴァントとなったのは、彼女が人間として何かを成そうとしているからに他ならない。




「――恐れるな。後ろを見ろ。過去を振り返れ。」

「お前のちっぽけな半生ではなく、黎明よりこの世全てに刻まれてきた足跡を。」

「――そら、『知』はいつもお前の傍に在る。」

――いつもと変わらぬ、人を喰ったような顔が脳裏に浮かぶ。
――ああ、その通りだ。
――姿はなくとも、確かにあいつはそこに居るのだ。

(『Fate/Unlimited Trace』より抜粋)