アイドルマスターシンデレラガールズに登場する川島瑞樹に関連する台詞まとめwikiです。

Pretty Liar > 第3話 All about Her

あらすじ

撮影において、ほぼリテイクのない楓に感服する奏。
だが楓は「高垣楓だから」という理由で遠慮されて
いるのではないか不安だという。その夜、
酒に酔って奏に介抱された楓は、本音を打ち明ける。
本当の私を真っ直ぐに見てほしい。ありのままを
見せる、それが自分のアイドル像なのだと。

コミュ

撮影中
監督カット!
んー、奏ちゃん、いまのところもう一回やろっか!
はい。すみません、よろしくお願いします。
撮影後
ふぅ……今日は、いつもよりリテイクを出してしまって。
……迷惑をかけてしまったわ。
まぁ、そんな日もありますよ。
良いものをつくる上で、リテイクは避けて通れませんし。
私たちは本職の女優さんではありませんし。
私たちなりに、全力を尽くしていればいいのだと思います。
それはもちろん、そうなのだけど……。
でも、ミスはミスよ。
そこに言い訳はしたくないじゃない。
奏ちゃんは、努力家ですね。
プライドが高いだけよ。嫌になるほどね。
それはとっても、素晴らしいことだと思いますよ。
さぁ、失敗は反省して、でも切り替えて、
明日からも頑張りましょう。
翌日
監督オッケー!
さすが楓ちゃん、文句なし!
はい、ありがとうございます。
監督よし、次いこっかー!
休憩中
ほとんどリテイク無し。さすがね、楓さん。
偶然ですよ。演じやすいシーンが多いだけです。
そうかしら。
私から見ても、楓さんの演技は自然で、
よくできていると思うけれど……。
どうでしょうね。
私にはむしろ、少し不安なんです。
不安?
ええ。自分で言うのもなんですけど……。
「高垣楓の演技だから」と思われている気がして。
遠慮されているというか……
「高垣楓がやったんだから、これでいい」というか。
なんだか、そう思われている気がするんです。
それは……まぁ、そうでしょうね。
楓さんが合格点以下の演技をすることは少ないでしょうし……。
それに、楓さんのスケジュールを考えると、
何度もリテイクを出すのも難しいでしょうから。
それで妥協させてしまうのも嫌ですし。
そんな風に高く見られてしまうのも嫌なんです。
私はただ、ひとりのアイドル、ここではひとりの役者なんです。
歌姫の高垣楓なんて、そんな人はいないんですよ……。
…………。
なんて。困らせちゃいましたね。
なんでもありません、忘れてください。
アパート
ただいま帰りました〜。
……酔った楓さんを連れて帰ってくることに、
少しずつ慣れてきている自分が恐ろしいわ……。
ほら、まずメイクを落として……。
ふふふふ。私たちのふたり暮らしも、だいぶ長くなってきましたね。
奏ちゃんのいろんな面を知れて、私は嬉しいです。
私のことも、知ってもらえていると思いますし。
いろんな面を知られてるなんて、なんだか少し恐ろしいわね。
矮小な私自身を、見抜かれてしまいそう。
そう思うのは、奏ちゃんがまだ若い証拠かもしれませんね。
大人になると、自分を正しく見てもらえることに、
安心するようになりますから。
ふぅん……。
そういうものかしら。
年を取るにつれて、ありのままの自分を受け入れていくんです。
自分に見合ったモノ、見合った環境。
その心地よさを知って、それに満足していく。
それ以上を求められても、
申し訳なくて、息苦しくなってしまう。
あら、高垣楓のホンネ?
お酒が入っているとはいえ、
なかなか衝撃的なこと聞いちゃったわね。
もう、奏ちゃんにもわかっているでしょう。
私はただの、ひとりの女性。
お酒を飲めば醜態だって晒しますし、
ときどき、朝寝坊だってします。
歌や演技だって、きちんとレッスンをして、やっています。
もちろんアイドルとして、求められた姿には応えます。
ですが……本当の私を真っ直ぐ見てほしい、
ありのままを見せる、それが私のアイドル像なんです。
本当の私、ね。
たしかに、私にも少し、貴女のことが見えてきた気がするわ。
……そう、本当の私。
楓さんが、そんなにその幻想を剥いでほしいのなら……。
私が、手伝ってあげましょうか?

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