撮影でハワイへとやってきた瑞樹と巴。美しい風景
とは裏腹に、巴はユニットにおける自身の立場に
悩んでいた。巴の異変に気づいた瑞樹は、彼女の
様子から自分に関係することだと察する。そこで
瑞樹は、巴から話を聞く役割をPに託す。そして
Pと話すことで、巴は巴なりの答えを見つけた。
とは裏腹に、巴はユニットにおける自身の立場に
悩んでいた。巴の異変に気づいた瑞樹は、彼女の
様子から自分に関係することだと察する。そこで
瑞樹は、巴から話を聞く役割をPに託す。そして
Pと話すことで、巴は巴なりの答えを見つけた。
ハワイ | |
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瑞樹 | 来たわよ、ハワイ!! |
いつ来ても、ここは開放的ね〜。 ミズキ、大胆になっちゃうわ♪ 思い切って、水着になっちゃおうかしら? | |
巴 | …………。 |
瑞樹 | あら……? 巴ちゃん、もしかして元気ない? |
巴 | ん? いや、そんなことはないが…… ちょいとした時差ボケくらいはあるかもしれんな。 |
瑞樹 | それは良くないわね。 ホテル着いたら、まずは休憩しましょう。 明日からの撮影に響いたら大変だもの。 |
巴 | いや、大丈夫じゃ。 気にするようなもんでもないしな。 これくらいなら、かえって動いとったほうがええわ。 |
瑞樹 | なら、いいけど…… 少しでも具合が悪くなったら、すぐに言ってね。 |
巴 | おう、もちろんじゃ! |
瑞樹 | よろしい♪ じゃあ、ホテルに荷物を置いたら街に繰り出すわよー! もちろん、プロデューサー君もね♪ |
巴 | おう! |
touch:おー! | |
瑞樹 | うーん、遊んだわねー♪ そろそろお茶でもしましょう! パンケーキが美味しいお店を知ってるの♪ |
巴 | おお、ええのう! いや、姉御は本当に物知りじゃ! 本当に……流石じゃ。 |
瑞樹 | ふふっ、ありがと♪ |
巴 | ……ああ。 |
瑞樹オススメのカフェ | |
巴 | さて、注文も済んだし…… ちょいと手洗いに行ってくる。 |
瑞樹 | 行ってらっしゃい。 場所はわかる? |
巴 | 簡単な英語はわかるけえ、大丈夫じゃ。 こほん。 えくすきゅーずみー! |
瑞樹 | ……巴ちゃん、おかしいわね。 私に何か隠してるみたい。 |
それもハワイに来てからじゃないわ。 ちょっと前から……どことなく変だった。 | |
お家や学校で何かあった…… って考えるのは違うわよね。 きっと、私に関係することだわ。 | |
……何にせよ、 不甲斐ないわね。 パートナーなのに相談してもらえないなんて。 | |
touch:パートナーだから、かもしれないよ | |
瑞樹 | 優しいわね、プロデューサー君。 励ましてくれて、ありがとう。 でも、このままじゃいけないわよね。 |
ここは海外……日本じゃないわ。 旅の恥は掻き捨てってわけじゃないけど、 いつもと違う場所なら話してくれるかもしれない。 | |
……その役目は、プロデューサー君。 君に任せるわ。 ちょっと妬けるけど……お願いね。 | |
巴 | ……ん。 プロデューサー、ひとりか? 姉御はどこに行ったんじゃ? |
touch:買いたいものを思い出したらしいよ | |
巴 | そうか……。 それなら、仕方がないのう。 まあ、すぐ戻ってくるか。 |
touch:巴に質問する | |
○○P | 最近、何かあった? |
巴 | なんじゃ、出し抜けに……。 ああ、いや……うむ。そうじゃな。 プロデューサーに隠してもはじまらんか。 |
……単刀直入に訊くぞ。 どうして、姉御とうちを組ませたんじゃ? | |
うちが姉御に憧れてるからか? もし、理由がそれだけなら……。 …………。 | |
touch:それだけなら? | |
巴 | それだけなら…… それはユニットとは言えんじゃろう。 うちには、姉御に返せるもんがないことになる。 |
姉御に見せてやれるだけの、自分……。 憧れた相手に対等を吠えられるだけのなにかが、 うちの中にあるとは……まだ思えん。 | |
それくらい、うちにとって姉御は、大きい女じゃ……。 だから、このままじゃあ、うちは……。 | |
ただの…… 足手まといじゃ。 | |
touch:質問に答える | |
○○P | ふたりを組ませた理由は、それだけじゃない。 ふたりには、ふたりにしかできないユニットの形が確かにある。 |
そう信じたから、組んでもらったんだ。 巴たちは、お互いにとって特別な存在になれる。 | |
巴 | ……本気で言っとるんか。 |
touch:本気だよ | |
○○P | それはきっと、 巴だからこそ、出来ることなんだ。 |
touch:川島瑞樹の本気を引き出すことは | |
巴 | …………そうか。 |
まったく…… そう思っとったんなら、最初っから言っておくもんじゃ。 ガラにもなく、ウジウジしたじゃろうが。 | |
touch:巴に謝る | |
巴 | いや……いいんじゃ。 物事には時機っちゅうもんがある。 今が、ちょうどそのときだったんじゃろう。 |
瑞樹 | あら? プロデューサー君に呼ばれたんだけど…… 巴ちゃん、ひとりだけ? |
巴 | ああ。 ちょいと外してもらったんじゃ。 |
……瑞樹の姉御。 話があるんじゃ。 聞いてくれるか? | |
瑞樹 | ……ええ。 よろこんで。 |