ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「…………形など、堅さなど無意味なものだ。それが物質である限り……儂の前では、等しく腐朽する」


基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】ジャービル・イブン・ハイヤーン
【異名・別名・表記揺れ】(西洋圏では)ゲーベル、ゲベルス、錬金術の祖、化学の父
【性別】不明
【身長・体重】193cm・--kg
【肌色】無し 【髪色】無し 【瞳色】妖しく光る黄色
【外見・容姿】全身を白の外套で覆い、顔に巻き付けたローブから妖しく瞳だけが輝いている靄めいた異貌
【地域】イラク(バグダート、クーファ)
【年代】8世紀後半から9世紀初頭
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:B 幸運:B 宝具:B

【クラス別スキル】

陣地作成:B

 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。”工房”の形成が可能。

道具作成:A++

 魔力を帯びた道具を作成できる。
 化学、薬学の礎となった彼の発見は、塩酸、硫酸、硝酸といった発明にも繋がった。
 またエリクサの作成も行っていたという彼は、錬金術師として最高位のランクを有する。

【保有スキル】

天賦の叡智:B

 並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
 肉体面での負荷や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、B〜Cランクの習熟度で発揮可能。

錬金術:A

 物質の転換により、時に卑金属を金に変え、時にあらゆる病を癒やすとされた魔術大系の一つ。
 彼が残した著書の多くがヨーロッパへと伝わり、数多くの書物に影響を及ぼした他、「錬金術Alchemy」の語源ともなった。
 錬金薬、所謂エリクサの発明にも成功し、卑金属から数千倍もの貴金属を錬成したという彼の卓越した技術。
 錬金術師の中で優秀なのではなく、彼という存在が“一流の錬金術師の基準”となっている。

化学式:A+++

 科学ではなく化学。物質が物質に及ぼす影響を用い、相互作用や様々な反応を引き出す学問の総称。
 錬金術より派生した部門とも言えるもので、Aクラス以上ともなれば同クラスの魔術に匹敵する神秘を宿す。
 そんな化学という概念の礎を築き上げた者こそ、このジャービル・ブン・ハイヤーンである。

形なき器:C

 実体を持たない朧の存在。靄、影のような物質で構成される身体は、物理的な干渉に耐性を持つ。
 魔力を含んだ攻撃、また魔術に対しては効果を持たず、通常の英霊と同様のダメージを負ってしまう。
 Cランクでは「核」となる心臓部が不可欠であり、そこを破壊されてしまうと数日間現界が不可能になるほどの痛手を追う。
 

【宝具】

黒き地の書キタブ・アル・ケミヤ

ランク:B 種別:対知宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 小脇に抱えられた一冊の書物。彼が唯一残したとされる、大魔術師ジャービルの著作。
 ヨーロッパでは「金属貴化秘宝大全」とも訳され、中世ヨーロッパに於ける錬金術の基盤となった。
 原題である「Kitab al-Kimya」は後に錬金術を意味する「錬金術Alchemy」の語源ともなり、また「化学chemistry」にも変化した。
 これはその著作を根底とし、“ジャービル”という存在が記したというおよそ400以上もの書物―――
 化学、薬学より始まり、冶金学、天文学、占星術、哲学、物理学、音楽といった叡智が結集された記録媒体である。
 言ってしまえば“ジャービル”という存在……或いは、大衆が作り上げた“ジャービル”という偶像の証そのもの。
 自分が記したかどうかに関わらず、数多の分野に於ける功績を確たるものとし、宝具として昇華せしめたもの。
 この書物に内包される400もの著書、その全てがDランク相当の魔術宝具として成立し、行使が可能となる。
 多岐に渡る魔術、学術が収められたもので、これ一冊さえあれば大魔術すらも詠唱の補佐無しに発動出来る。

王の水アクア・レギア

ランク:B+ 種別:対物質宝具 レンジ:1-30 最大捕捉:1人
 彼の周囲を漂う琥珀色の液体。ジャービルが発明した功績のうちの一つ「王水」を宝具としたもの。
 濃塩酸と濃硝酸という強酸性の液体を配合することによって生まれる、あらゆる金属を溶かし尽くすとされる液体。
 金や白金といった高い耐酸性を持つ金属すらも溶かし尽くすこの液体は、やがてヨーロッパへ渡り「王の水」と称されるようになる。
 宝具として神秘を得たことにより酸化力を増し、ほぼ全ての金属を触れただけで溶かし、或いは腐食させ、消滅させる。
 魔力が宿っていようと関係無く、金属を含むのであれば礼装すらも侵食しうるほど。時にはサーヴァントの鎧や盾、武器をも蝕む。
 但し、欠点として「銀」のみ溶かす事は出来ず、侵食自体も不可能。これは性質もあるが、概念的な弱点でもある。
 また金属などの括りに縛られない物質……宝具や神造兵器といった類のものも蝕むことは出来ない。

 普段は彼の周囲を漂っており、幾つかの球体として浮遊している。
 自立式の使い魔としても機能するが、あまりにも強い侵食性を持つため魔力を通し難く、基本的には礼装に近い形で使用。
 あらゆる鉄の刃を阻む盾となり、あらゆる鋼の守りを腐敗させる刃ともなる万能の液体だが……上述以外にも欠点がもう一つ。
 それは、生物や有機物に対して一切の効力を持たないこと。つまり人間が触ったとしても、多少ピリピリする程度のただの水である。
 実際の王水の場合、人間にとっては劇薬ともなるが……この宝具はあくまでも「金属を溶かす水」という側面が強調されている。
 故に、人が触ったとしても影響はなく、毒性も薄い。相手によっては全く無意味な宝具となりうる。
 

【Weapon】

王の水アクア・レギア

 宝具が武具となる。基本的には相手に向かって放ったり、盾として利用。
 液体なので固体としての性質は持たず、どのような用途でも球体のままで扱われる。
 霧のように細かく散布する事も可能で、その場合は周囲の金属や機械類を無条件で腐食し蝕む範囲攻撃と化す。
 ただし即効性は薄く、レンジ内の金属類の耐久性を徐々に下げる程度に留まるので使い勝手はあまり良くない。
 対軍時、また精密機械を相手にする場合に効果的。濃度を上げれば効果は高まるが、その分消費する魔力も多くなっていく。

【解説】

8世紀後期から9世紀初頭にかけて活躍した錬金術師。
数々の著作を残し、その多くはヨーロッパへと伝わり西洋錬金術の礎ともなった。
エリクサの作成にも成功し、大エリクサとも呼ばれた錬金薬で病を完治させたとの逸話も残っている。

そんな彼の学術は錬金術に留まらず、後に錬金術から派生することとなる化学史にも影響を及ぼした。
人類で初めて酸・アルカリの分離に成功、それらの概念を確立させ、塩酸や硝酸といった発明も残すなど礎を築き上げ
有機化合物の生成にも成功。また現代でも使われる蒸留器の原型、アランビックの発明も行うなど、多大なる功績を残した。
その業績から、彼は多くの者から「化学の父」と称されるようになり、現代化学へと繋がる標を残したのだった。

一方、その400にも上る著書の多くは、彼の名に仮託した贋作であるとの声も大きく
一時期はその実在性自体が疑われ、中世ヨーロッパでの信仰もあり、多くの学者が「ジャービルは架空の錬金術師」だと推測していた。
その後の研究により実在性は確立されたものの、明かされていない部分も多く、英霊となって尚謎の多い存在である。

【人物・性格】

ひたすらに学問の追求のみを目的とする、生粋の学者らしい性格の人物。
他人との関わりに興味を示さず、そもそも自分……化学に由来するもの以外への関心も持たない。
魔術師然としてはいるが、あちらに比べてより自己完結の気が強く、人間が少なからず持ちうる欲、理想、目的と言ったものすら持ちえない。
彼はただ、目の前にある謎を解き明かし、そこから生まれた謎へ執着するだけ。その在り方は生物というよりも、一種の機械……いや、現象に近い。

「研究さえ出来ればそれで良い」というスタンスのため、聖杯戦争自体には乗り気ではない。
ただ、聖杯という物質がどのようなもので構成されるのか、それを解き明かしたいという一心で参加している。
キャスターのため戦闘は不得手だが、得物を持つ相手であれば優位に立ち回ることも可能。


イメージカラー:錆色
特技:研究、侵食
好きなもの:酸性のもの、錆びた鉄、朽ちた街
嫌いなもの:卑金属、生物全般、形のないもの
天敵:KURE5-56
願い:「……そうだな。儂は、まだ見ぬ物質を解き明かしたい。そのためだけに、此処にいる」

【一人称】儂 【二人称】お主、お前、貴様 【三人称】やつ、あの男/女

FGOステータス


FGOマテリアル


セリフ集

【因縁キャラ】

アル・ラーズィー:同郷の博学者。
 自身が築き上げた錬金術という学問を突き詰め、さらなる段階へと進めた万能の天才。
 似通った頭脳、同じ様な部類の人間であると認識しているが、同時に錬金術師である限り「分かり合う」事は無いだろうとも理解している。
 また、化学という分野に関しても色々と功績を残しているので、その部分では素直に嬉しい。

アル・ジャザリー:同郷の博学者。
 全く別物の学者ではあるものの、非常に興味深い発明を残しているので関心を持っている。
 機械、精密に組み上げられた機構というものはまさしく「未知」のものなので、新たな発見にも繋がるやもしれない……というのが理由。
 ちなみに、宝具の性質的には彼にとっての天敵でもある。

ヘルメス・トリスメギストス:尊敬を抱く錬金術の祖。
 その尊敬はもはや信仰にも近く、他人にあまり興味を示さないジャービルが“自分よりも上”であると明確に認識している数少ない人物。
 もし出逢ったならば、顔には出さないだろうが……とてつもなく興奮し、語彙が若干減る。所謂限界オタクと化す。

ピタゴラス:尊敬を抱く賢者。
 錬金術部門ではなく、当時のアラビア・ペルシャ圏としては比較的メジャーな尊敬対象。
 当時知られていた賢者としてはソクラテスにも並ぶ人物であり、憧れ。とりあえず識っていることを延々と話し合いたい。

【コメント】

王水の響きの良さに惹かれてで調べてたら思ってたよりも凄い人だった
ビジュアルのイメージはFFの黒魔道士の帽子をターバンにした感じです

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計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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