kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実、ローレライ伝説、都市伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】泥新宿の森林
【異名・別名・表記揺れ】泥新宿の樹海
【性別】女
【面積】およそ30km^2
【外見・容姿】新宿の一角に突如現れた森林と、その内部にある渦のある川の岩礁の上に佇む人魚のような女性
【地域】ハンガリー、ドイツ、日本
【年代】19世紀、神代？、1200年前
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・植物
【ステータス】筋力：E　耐久：D　敏捷：D　魔力：A　幸運：C　宝具：EX

サーヴァントとしての気配を完全に断つ。
アサシンが潜む森の中に於いて、アサシンを気配によって発見することは不可能。
攻撃時も一切ランクが落ちない。

それもそのはず。アサシンが潜む森林――樹海そのものがアサシンなのだから。
アサシンの気配で満ち満ちた森林内部でアサシンの気配を感知するなど、
砂漠の中で一粒の砂を探すようなものである。

魅惑の美声の亜種スキル。他者を魅了し、引き寄せる歌を歌う。
特殊な伝承補正により、船乗りに対して効果アップ。
ちなみにこのスキルは歌そのものに惹きつけるため、
同性異性関わらず効果を発揮する。

このサーヴァントが現界した瞬間、
周囲一帯に鬱蒼とした森が出現する。
この樹海そのものがアサシンの一部。
というか割合的にはむしろ人魚がアサシンの一部。

イメージや迷信、風評によって
在り方を捻じ曲げられた怪物の名。
姿や能力、性質が変貌してしまう。
アサシン自身は本人よりも曲の方が有名になってしまったことから、
その曲の主役である女性へと変貌してしまっており、
森林の方は“富士の樹海”に対する『一度入れば脱出できない』
『自殺の名所である』などの迷信により魔の森と化している。

森林に対する無辜の怪物によるもの。
文明の利器、即ち人間が開発した機械類を狂わせる。
上記スキルと合わせ、アサシンが潜む森からは脱出不能。
アサシン自身も脱出できない。
富士の樹海ではコンパスや電子機器が使えなくなると言われる。

ローレライはセイレーンの一種とされ、
セイレーンはいずれかの神の血を引くとされる。
幻霊合体により殆ど薄れてしまっている。

ランク：EX　種別：対衆宝具　レンジ：40　最大捕捉：100人
アサシンが潜む森の中に響き渡るアサシンの歌声。
暗い雰囲気のこの歌にはある呪いが込められた魔曲である。
その呪いとは“自殺への誘い”。この歌を聴いた者は自殺への衝動が強まり、
最終的には自ら命を絶ってしまう。自殺の方法は人によりまちまち。
森から脱出できれば抵抗のチャンスがあるが、
森の中に於いてはその呪いは絶大であり、最高ランクの対魔力や精神防御をもってしても殆ど防げない。
――無論、それはアサシン自身も例外ではない。
この曲を歌い終わるとアサシンは自殺をする。
……のだが、しばらくすると再出現しまた歌い始める。
そのインターバルの間は安全なのかと思いきや、その間もアサシンの歌声は響いている。

特殊な伝承補正により、船乗り――正確には船に乗ったエピソードを持つ対象には効果が増す。

ランク：B++　種別：対軍宝具　レンジ：40　最大捕捉：60人
上記宝具の亜種というか応用。上記の宝具に概念的な志向性を持たせたもの。
歌の効果対象を船乗りのみに絞ることで、自殺の呪い効果も増幅し、
更に音波による物理的ダメージも生じるようになる。
ただし滅多に使おうとしない。

ランク：A++　種別：対軍宝具　レンジ：40　最大捕捉：60人
アサシンが潜む『泥新宿の森林』そのもの。
無辜の怪物の影響により在り方が歪んだ青木ヶ原樹海には以下の効果がある。
・この森林に足を踏み入れれば脱出できない。よほどの幸運でもない限り。
・文明の利器は尽く狂う。GPSやナビ、グーグルアース、果てはコンパスでも正しい方位を示せない。
・森林では辺り一面に悲しげな歌が響いている。この歌を聞けば誰であれ自殺してしまう。
ただし、その過程や方法は問わない。
・森林で殺人を行おうとすると森の怒りに触れる。
・時間がたつごとに、森の植物は増えてゆく。
・森林の内部では脱出できなかった者たちによる集落ができている。が、彼らもいつかは自殺する。

このサーヴァントを構成する英霊及び幻霊は以下の三騎。
ひとつ、ハンガリー出身の作曲家、シェレシュ・レジェー。
彼の代表作は『暗い日曜日』。自殺の聖歌として有名であり――言わずと知れた『聞けば自殺する曲』である。
この曲があまりにも有名になった結果本人も暗い日曜日のイメージで塗りつぶされ、女性化してしまっている。
ちなみに彼も自殺しているが、これは作曲者である彼自身が暗い日曜日の影響を誰より受けたから。
……ではない。
彼はある日自殺の素晴らしさに目覚めてしまい、それを広めるべく暗い日曜日という魔曲を作曲するに至った、というのが真実である。
無論、ここまで強力な自殺誘発効果は無辜の怪物によるものであるが。

ふたつ、ドイツのライン川に伝わる伝承、ローレライ。ギリシア神話のセイレーンの一種ともされるこの人魚は、
歌声によって船乗りを誘惑し、川の渦に引き込んで沈没させてしまう。
見れば視界を失うともされ、彼女が佇む岩の下にはニーベルングの黄金が眠っているとも言われる。
そんな彼女の正体は不実な恋人に絶望してライン川に身を投げた乙女――すなわち入水自殺した少女である。
また、大元のセイレーンも歌を聞かせて生き残った人間がいたことで海に身を投げて自殺している。
しかしそれでも声は死なず、死後も歌声が船乗りたちを誘うとされ、その逸話がアサシンの自殺後も機能する歌声として表れている。
みっつ、山梨県富士河口湖町・鳴沢村にまたがって広がる森、青木ヶ原樹海。
……と、それに関する迷信、都市伝説群。
曰く、一度入れば脱出できない。
曰く、自殺の名所である。
曰く、磁場によってコンパスや電子機器、通信機器などが狂う。
曰く、内部の蔦植物などは自殺者の臓器である。
曰く、内部には自殺に失敗した者たちの集落がある。
……どれもこれも俗説であるが、その無辜の信仰により魔の森として幻霊として成立した。

自殺の聖歌を作り上げた英霊が、自身が辿りついた自殺の素晴らしさをより広めるために、
自殺に関わる幻霊と合体したもの。
森の奥で自殺の聖歌を歌い続け、謳い続ける人魚。それが彼女である。
樹海を含めてアサシンであるため、人魚のアサシンがいくら自殺しようと何度でも出現する。

イメージカラー：エメラルドグリーン
特技：自殺、歌、作曲
好きなもの：自殺
嫌いなもの：殺されること
天敵：星の開拓者、幸運EX。ただし姉御は例外。啓示スキル持ち。山火事などの森林破壊
願い：自殺の素晴らしさをみんなにも教えてあげる

【一人称】私　【二人称】あなた　【三人称】さん

アマデウス：音楽家としての偉大なる先人
アマデウスオルタ：無辜の怪物大変ですよね
海賊系サーヴァント：ライダーで船乗り……カモですね
泥新宿の殺人事件：相容れない。入ってきたら縛るね……
トーキョークーロンの主：私と同じタイプの！　……真似したわけじゃないんです本当ですって！
……死にますね
富士山：私の中の幻霊が友情を感じています
アガルタのキャスター：『殺されたくない』という部分では意見が合うが、根本的な部分でかみ合わない。
泥新宿のフェイカー：森(わたし)を焼かれたんですけど！！！　許さない許せない！！！！
……残り火で焼身自殺はやらせてもらいましたがね！　転んでもただでは起きませんよ！

ローレライ：自分に含まれる幻霊と同じ英霊。こちらに含まれるローレライが幻霊である以上、一騎だけで霊基を成立させている英霊のローレライは尊敬の対象。お話してみたい。
泥アガルタのアヴェンジャー：素直に憧れられるのは素直に嬉しいので好き。二人で歌いながら一緒に死ぬのはどうかしら？

ウェルテル：自殺、いいですよね……
自分も自殺して、他人も自殺させるという似通った宝具を持ち、自殺をこよなく愛するもの同士シンパシーを感じている。
今回のレジェーはアサシンだが、スーサイド適性も十分に有している。