最終更新:ID:r0LSTcNdfw 2023年08月03日(木) 07:16:38履歴
「その、「誰かのためになりたい」という気持ちが、料理を一番美味しくしますよ」
【氏名】木律 史埜
【性別】女性
【年齢】17歳
【身長・体重】153cm・44kg
【肌色】白目【髪色】黒【瞳色】黒
【スリーサイズ】75/53/81
【外見・容姿】大人しそうな女子生徒。制服をきっちりと着こなしている。
【属性】混沌・善
【魔術系統】-
【魔術属性】-
【魔術特性】-
【魔術回路】質:D 量:E 編成:正常(残留)
【起源】『緻密』
【所属】私立木楼高等学校2-E、料理研究部
【性別】女性
【年齢】17歳
【身長・体重】153cm・44kg
【肌色】白目【髪色】黒【瞳色】黒
【スリーサイズ】75/53/81
【外見・容姿】大人しそうな女子生徒。制服をきっちりと着こなしている。
【属性】混沌・善
【魔術系統】-
【魔術属性】-
【魔術特性】-
【魔術回路】質:D 量:E 編成:正常(残留)
【起源】『緻密』
【所属】私立木楼高等学校2-E、料理研究部
料理研究部現部長。
一年次より圧倒的な実力を見せつけた、学生の域を超えた腕前。
独創的な発想や一風変わった料理ができるタイプの上手さではなく、魚の焼き加減や米の炊き加減、だしや
調味料の濃さなど繊細な調整が得意で基礎スペックが高い。
そのため和風料理を主な得意分野とするが、基礎的な技術のレベルが高いためそれ以外も問題なく作れる。
得意料理として、つまみになるようなちょっとした小料理について異様に詳しいが、これは彼女の家庭環境が影響している。
一年次より圧倒的な実力を見せつけた、学生の域を超えた腕前。
独創的な発想や一風変わった料理ができるタイプの上手さではなく、魚の焼き加減や米の炊き加減、だしや
調味料の濃さなど繊細な調整が得意で基礎スペックが高い。
そのため和風料理を主な得意分野とするが、基礎的な技術のレベルが高いためそれ以外も問題なく作れる。
得意料理として、つまみになるようなちょっとした小料理について異様に詳しいが、これは彼女の家庭環境が影響している。
公輪亞海の同級生。現在は別のクラスだが、主に美甘和音経由で面識はある。
古くから続く名家である木律家の一人娘であり、大きな和風建築のお屋敷に住んでいる。
木律家は九曜衆の子孫の家系ではあるが、何代も前に魔術の道を廃しているため史埜には名残程度の魔術回路が残るのみ。
一応女子しか子供が生まれなかった時も婿入りで家名を残すなどはしており、正真正銘初代「木律*1」の直系の子孫ではある。
料理研究部に所属。その実力は一年次からエース級であり、今年の文化祭以後は部長職を引き継いだ。
就職も料理関連が良いのではないかと言われるほどであり、その噂は部活外にも広まっている。
そのため家庭科の授業、特に調理実習ではにぎねちゃん様と並び神のように崇められている。
イメージカラー:日陰に咲く花
特技:料理
好きなもの:父
苦手なもの:車、停電、父を飲みに誘うすべての人間
天敵:夕方にもう売り切れてる食材
願い:ひとりにしないで
【一人称】私
【二人称】あなた、さん付け
【三人称】あの人、さん付け
古くから続く名家である木律家の一人娘であり、大きな和風建築のお屋敷に住んでいる。
木律家は九曜衆の子孫の家系ではあるが、何代も前に魔術の道を廃しているため史埜には名残程度の魔術回路が残るのみ。
一応女子しか子供が生まれなかった時も婿入りで家名を残すなどはしており、正真正銘初代「木律*1」の直系の子孫ではある。
料理研究部に所属。その実力は一年次からエース級であり、今年の文化祭以後は部長職を引き継いだ。
就職も料理関連が良いのではないかと言われるほどであり、その噂は部活外にも広まっている。
そのため家庭科の授業、特に調理実習ではにぎねちゃん様と並び神のように崇められている。
イメージカラー:日陰に咲く花
特技:料理
好きなもの:父
苦手なもの:車、停電、父を飲みに誘うすべての人間
天敵:夕方にもう売り切れてる食材
願い:ひとりにしないで
【一人称】私
【二人称】あなた、さん付け
【三人称】あの人、さん付け
古くから影宮の地にある木律家。その長女として生まれる。
家系として身体が弱いらしく、史埜が生まれるまでの間に既に父方の祖母を除いた祖父母は他界、父方の祖母も小学生の頃に亡くしている。
また同時期に母親を交通事故で失っており、現在は父と二人暮らし。
遺産や生命保険金のお陰で生活にはそこまで困っていないものの、かといって働かずにどうにかなるほど裕福でもないため父は連日遅くまで働いている。
そんな父のせめてもの力になろうと学び始めたのが料理だった。
現在では完全に料理することが生活の一環になっている。
学校帰りにスーパーで食材の買い物をし、家に着いたらシャワーで汗を流してから仕込み。
平均10時前後に帰宅する父を玄関で迎え、荷物やスーツなどあれこれを片付ける間に風呂を済ませてもらい、その後は夕飯を一緒に食べ、たまに晩酌も付き合う……というのがいつものルーティン。
部活のある日は持ち帰れるものを作り夕飯のおかずにしたり、新しい晩酌のつまみをあれこれ試したりと、家庭と部活動をうまく両立している。
家系として身体が弱いらしく、史埜が生まれるまでの間に既に父方の祖母を除いた祖父母は他界、父方の祖母も小学生の頃に亡くしている。
また同時期に母親を交通事故で失っており、現在は父と二人暮らし。
遺産や生命保険金のお陰で生活にはそこまで困っていないものの、かといって働かずにどうにかなるほど裕福でもないため父は連日遅くまで働いている。
そんな父のせめてもの力になろうと学び始めたのが料理だった。
現在では完全に料理することが生活の一環になっている。
学校帰りにスーパーで食材の買い物をし、家に着いたらシャワーで汗を流してから仕込み。
平均10時前後に帰宅する父を玄関で迎え、荷物やスーツなどあれこれを片付ける間に風呂を済ませてもらい、その後は夕飯を一緒に食べ、たまに晩酌も付き合う……というのがいつものルーティン。
部活のある日は持ち帰れるものを作り夕飯のおかずにしたり、新しい晩酌のつまみをあれこれ試したりと、家庭と部活動をうまく両立している。
料理マシーンと形容されることがあるほどおとなしい性格。
かといって喋らないわけでも喋れないわけでもなく、自分から人に話しかけない。
話が始まりさえすれば普通に会話が成り立つため、単に他人とのコミュニケーションを自分から始めようとしないだけである。
また、名家に生まれているだけあり品行方正。箸のマナーや鳥居の通り方など細かいところまでしっかりしている。
そんなわけで、クラスでは地味というほど存在感がないわけではないものの決して目立つわけではない……といったポジション。
家庭環境上仕方ないところもあるが、それでもなお異常といって相違ない程のドがつくファザコン。
普段人に話しかけないのも暇な時はいつも父のことを考えているからであり、趣味と言える料理も切っ掛けから何から何まで全て父のため。
また、自分の食事を食べて貰いたいので、父が外で食事を済ませることを極端に嫌がる。最近では、自分を理由に飲み会を断って帰ってきてくれる父、という状況に愉悦を覚える段階まで来ている。
当の父からは料理はともかくスキンシップは拒まれ気味で、一緒に風呂に入り背中を流そうとしたり添い寝したりキスしようとして止められる事が多々ある。しかしあまりに諦めず何度も向かっていくので添い寝だけ何度か許された。
高校生になってからは父が酒に酔った時なら母親似の自分の容姿を活かして手を出させる事ができないか、とまで考えているが、現状父の理性が勝っている(そもそも史埜の前で泥酔しない)状態。
なお育ちと性根が良いので薬を盛ろうとか無理矢理酒飲まそうとかは考えない。むしろ考えついても実行しない。
一応周囲に隠す気はあるようだが、好みのタイプを聞かれた時に「年上の……少し草臥れた……痩せぎみで……30歳くらい年上で……妻に先立たれた可哀想なおt……おじさん……」とうっかり答え、同級生を戦慄させたことがある。
かといって喋らないわけでも喋れないわけでもなく、自分から人に話しかけない。
話が始まりさえすれば普通に会話が成り立つため、単に他人とのコミュニケーションを自分から始めようとしないだけである。
また、名家に生まれているだけあり品行方正。箸のマナーや鳥居の通り方など細かいところまでしっかりしている。
そんなわけで、クラスでは地味というほど存在感がないわけではないものの決して目立つわけではない……といったポジション。
家庭環境上仕方ないところもあるが、それでもなお異常といって相違ない程のドがつくファザコン。
普段人に話しかけないのも暇な時はいつも父のことを考えているからであり、趣味と言える料理も切っ掛けから何から何まで全て父のため。
また、自分の食事を食べて貰いたいので、父が外で食事を済ませることを極端に嫌がる。最近では、自分を理由に飲み会を断って帰ってきてくれる父、という状況に愉悦を覚える段階まで来ている。
当の父からは料理はともかくスキンシップは拒まれ気味で、一緒に風呂に入り背中を流そうとしたり添い寝したりキスしようとして止められる事が多々ある。しかしあまりに諦めず何度も向かっていくので添い寝だけ何度か許された。
高校生になってからは父が酒に酔った時なら母親似の自分の容姿を活かして手を出させる事ができないか、とまで考えているが、現状父の理性が勝っている(そもそも史埜の前で泥酔しない)状態。
なお育ちと性根が良いので薬を盛ろうとか無理矢理酒飲まそうとかは考えない。むしろ考えついても実行しない。
一応周囲に隠す気はあるようだが、好みのタイプを聞かれた時に「年上の……少し草臥れた……痩せぎみで……30歳くらい年上で……妻に先立たれた可哀想なおt……おじさん……」とうっかり答え、同級生を戦慄させたことがある。
料理の師匠枠がもう一人くらいいてもいいかなって。
蓮くんや店長やにぎにぎにぎねちゃんで足りてる気もするけど好きな人に思いやりを以て云々とか教えてくれる感じの子欲しくない?って思いました。
ちなみに何らかの理由でこの子が死ぬとパパは耐えきれず自殺してしまうので木律は断絶します。あーあ。
蓮くんや店長やにぎにぎにぎねちゃんで足りてる気もするけど好きな人に思いやりを以て云々とか教えてくれる感じの子欲しくない?って思いました。
ちなみに何らかの理由でこの子が死ぬとパパは耐えきれず自殺してしまうので木律は断絶します。あーあ。
公輪亞海:別のクラスの同級生。公輪さん。
もともと和音経由で一応知り合いだったが、どこか放っておけない雰囲気を感じていた。
ひょんなことから彼女の料理上達イベントの一端を担うことになる。
「レシピ通りに作ることが正義ではないのはその通りです、が。ひとまずは基本の味を知っておくことも大事です」
「愛情は最高の隠し味と言いますが、それが自己愛ではいけません。……「私はこれが一番おいしいと思う」は、実のところ人への愛ではないのです」
美甘和音:和音さん。一年生の頃は同じクラスで、今は別のクラスの同級生。
木楼高で双璧を為す料理上手の片割れとして一目置いている。だが、料理研究部に何度勧誘しても靡いてくれない難敵でもある。
メニューを増やすことに関しては、和食メインの史埜に比べ和音の方に一日の長があるため、レパートリーに不足を感じたら相談に行く相手。
そのぶん割と恩があると感じているので彼女からの頼み事はよほどアホな話でない限り断らない。
「和音さん。今度、以前話していたブルガリア料理についてご教授を願いたいのですが……。えぇ。折角ですし部室で。いえ勧誘ではないですよ、さすがに諦めましたから……」
「え、私の料理を?それは……いえ、もちろん構いませんが、緊張しますというか……。緊張、しますよ。私、あなたのことは尊敬しているんですから」
高坂一真、土厳清吾:昔馴染。現在は別クラス。
家同士が古い知り合いで、同年代であることも相まって昔からよく顔を合わせたり遊んだりした仲。
あまり男性のことを名前で呼ばない史埜が珍しく名前、しかも呼び捨てで呼ぶ二人でもある。そのため他の生徒からはただならぬ関係と誤解されることもまれにあるが、全員が口を揃えて否定する。
彼らに比べると家のことについて知らない(知るより前に詳しい家族がいなくなった)史埜にとっては、家の繋がりがある相手というより単なる幼馴染としての認識の方が強い。
もし自分に気があるようなら申し訳ないな、などと思った時期もあったが、二人ともそういう気配は全くないので安心して友達をやっている。
「……一真は、仮に女の子に料理作ってもらうなら、女の子らしい可愛い料理と自分の好みの料理どっちが嬉しい?……そう。ありがと、参考にする。あぁ、お礼に一回くらいお弁当作ってあげよっか。好みのやつ。確か昔から笹身好きだったよね?」
「ん、ちょっとうちの部費多くないかな?知り合いだからって贔屓しちゃ駄目だよ、清吾。こんなに無くても足りるし、何より節制とやりくりもいいお嫁さんの……え?私の料理サイトの投稿が実績扱いになってるの?なんでアカウント知ってるの?あ、和音さん伝ね?やっぱり……」
伊東董和:クラスメイト。友人。
実のところ史埜にとって「一真と清吾が助けた女の子」というのは至ってよくある知り合いの関係である。
二人がどこかしらで助けてきた女の子が薄い恋を募らせて、そして自分達が三人でいる時に史埜を見て諦める。
人一倍、恋の感情にだけは敏感な史埜はそんな光景に何度も気付いてきた。
ただ、彼女はそんな中でも臆せず(もしくは恋ゆえの盲目か)友人として振る舞い、そして再開を果たした後もその恋慕を秘め続けている。
そんな姿を応援したいと思いつつ、基本的に外堀ガンガン埋めて既成事実!GO!という自分の考えは合わないだろうな……と恋愛相談のようなものはしていない。
「あんな頑固な油汚れがこんなにあっさりと……。すごいね、董和ちゃん。……でも、美化委員とはいえ、 部活の掃除を手伝わせてしまってごめんなさい。何かお礼……といっても、私は料理くらいしかできないけど」
「好きな人?……うん、クラスにはいない。董和ちゃんになら教えてもいいんだけど……あ、董和ちゃんが好きな人教えてくれたら教えてあげる。……ちょっと意地悪、かな?」
八槻傑:別クラスの生徒。
名前程度しか認識すらしていなかったが突然告白されたので丁重にお断りした。
その後、彼の生態に少しだけ興味が湧いたので多少評判などを聞き出したり、剣道部の試合の情報などを気にかけて見るなどしている。
知った上での感想としては、愛の多いその在り方は史埜にとって理解し難いものではあるが、かといって忌避すべきものでもない。
むしろ公然と気持ちを伝えるその勇気自体は好ましいとすら思っている。無論、それで多少でも靡くほど木律史埜という女は容易くないのだが。
「──ごめんなさい、私、貴方の事を深く存じあげないので。急に言われましても、お付き合いはできませんね」
「ああ、見たことがあると思ったら、剣道部の……なるほど。え?誰にでもすぐ告白している、ですか?それは中々無b……いえ、勇気のある方なんですね」
もともと和音経由で一応知り合いだったが、どこか放っておけない雰囲気を感じていた。
ひょんなことから彼女の料理上達イベントの一端を担うことになる。
「レシピ通りに作ることが正義ではないのはその通りです、が。ひとまずは基本の味を知っておくことも大事です」
「愛情は最高の隠し味と言いますが、それが自己愛ではいけません。……「私はこれが一番おいしいと思う」は、実のところ人への愛ではないのです」
美甘和音:和音さん。一年生の頃は同じクラスで、今は別のクラスの同級生。
木楼高で双璧を為す料理上手の片割れとして一目置いている。だが、料理研究部に何度勧誘しても靡いてくれない難敵でもある。
メニューを増やすことに関しては、和食メインの史埜に比べ和音の方に一日の長があるため、レパートリーに不足を感じたら相談に行く相手。
そのぶん割と恩があると感じているので彼女からの頼み事はよほどアホな話でない限り断らない。
「和音さん。今度、以前話していたブルガリア料理についてご教授を願いたいのですが……。えぇ。折角ですし部室で。いえ勧誘ではないですよ、さすがに諦めましたから……」
「え、私の料理を?それは……いえ、もちろん構いませんが、緊張しますというか……。緊張、しますよ。私、あなたのことは尊敬しているんですから」
高坂一真、土厳清吾:昔馴染。現在は別クラス。
家同士が古い知り合いで、同年代であることも相まって昔からよく顔を合わせたり遊んだりした仲。
あまり男性のことを名前で呼ばない史埜が珍しく名前、しかも呼び捨てで呼ぶ二人でもある。そのため他の生徒からはただならぬ関係と誤解されることもまれにあるが、全員が口を揃えて否定する。
彼らに比べると家のことについて知らない(知るより前に詳しい家族がいなくなった)史埜にとっては、家の繋がりがある相手というより単なる幼馴染としての認識の方が強い。
もし自分に気があるようなら申し訳ないな、などと思った時期もあったが、二人ともそういう気配は全くないので安心して友達をやっている。
「……一真は、仮に女の子に料理作ってもらうなら、女の子らしい可愛い料理と自分の好みの料理どっちが嬉しい?……そう。ありがと、参考にする。あぁ、お礼に一回くらいお弁当作ってあげよっか。好みのやつ。確か昔から笹身好きだったよね?」
「ん、ちょっとうちの部費多くないかな?知り合いだからって贔屓しちゃ駄目だよ、清吾。こんなに無くても足りるし、何より節制とやりくりもいいお嫁さんの……え?私の料理サイトの投稿が実績扱いになってるの?なんでアカウント知ってるの?あ、和音さん伝ね?やっぱり……」
伊東董和:クラスメイト。友人。
実のところ史埜にとって「一真と清吾が助けた女の子」というのは至ってよくある知り合いの関係である。
二人がどこかしらで助けてきた女の子が薄い恋を募らせて、そして自分達が三人でいる時に史埜を見て諦める。
人一倍、恋の感情にだけは敏感な史埜はそんな光景に何度も気付いてきた。
ただ、彼女はそんな中でも臆せず(もしくは恋ゆえの盲目か)友人として振る舞い、そして再開を果たした後もその恋慕を秘め続けている。
そんな姿を応援したいと思いつつ、基本的に外堀ガンガン埋めて既成事実!GO!という自分の考えは合わないだろうな……と恋愛相談のようなものはしていない。
「あんな頑固な油汚れがこんなにあっさりと……。すごいね、董和ちゃん。……でも、美化委員とはいえ、 部活の掃除を手伝わせてしまってごめんなさい。何かお礼……といっても、私は料理くらいしかできないけど」
「好きな人?……うん、クラスにはいない。董和ちゃんになら教えてもいいんだけど……あ、董和ちゃんが好きな人教えてくれたら教えてあげる。……ちょっと意地悪、かな?」
八槻傑:別クラスの生徒。
名前程度しか認識すらしていなかったが突然告白されたので丁重にお断りした。
その後、彼の生態に少しだけ興味が湧いたので多少評判などを聞き出したり、剣道部の試合の情報などを気にかけて見るなどしている。
知った上での感想としては、愛の多いその在り方は史埜にとって理解し難いものではあるが、かといって忌避すべきものでもない。
むしろ公然と気持ちを伝えるその勇気自体は好ましいとすら思っている。無論、それで多少でも靡くほど木律史埜という女は容易くないのだが。
「──ごめんなさい、私、貴方の事を深く存じあげないので。急に言われましても、お付き合いはできませんね」
「ああ、見たことがあると思ったら、剣道部の……なるほど。え?誰にでもすぐ告白している、ですか?それは中々無b……いえ、勇気のある方なんですね」
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