最終更新:ID:iq5vCjSqBA 2024年09月16日(月) 15:26:45履歴
場所 | マップ全域にランダム出現 |
条件 | 特になし |
神階 | 憑物 |
位勲 | 第六位 |
備考 |
段階1:お客様ご案内
あなたの目の前に突如バスが止まる。お客さん、どうぞ、と声が聞こえる。どうやら、あなただけを誘っているようだ。「望む場所までお連れします。お連れの人はなんとかしますよ」そう話しかける声はどこから聞こえるのだろう。乗らなければバスは去る。乗った場合段階2。
段階2:ここは夜行バス
中に入ると、一般的なバスとは席の配置が違うようだ。カーテンをかけられるようになっており、たくさんの人が座っているだろう他の席の中身は決して見えない。個人のプライバシーを尊重したのか、はたまた怪異に取り込まれたのか、見たいとも思わないだろう。「お客さん、席はあちらですよ」指定席らしい。
自分の席は最奥の端だった。拒否すればバスは霧散し、何もなかったかのようになる。
席に座ると強烈な眠気が発生し、段階3
自分の席は最奥の端だった。拒否すればバスは霧散し、何もなかったかのようになる。
席に座ると強烈な眠気が発生し、段階3
段階3:闇夜に伸びる猥雑な悪意(?)
目を覚ますと、甘い快感があなたの身体をくすぐる。びりびりと痺れる感覚は、寝ている間に自由を奪っていたようだ。とはいえ身動きができないほどではない、頭がうまく回らないだけ。バスに乗るなら降りるまでじっとしているのが当然だと、思い込むだけ。
そして、黒い影があなたに覆い被さった。
魅入られたが故に愛撫される。抵抗する精神状態まで回復し抵抗した場合、バスは霧散。ランダムな位置に飛ばされ、パーティと自動で合流する。
振り解かなかった場合時間経過に合わせて「行為」が進む。なにもしなかったらさいごまでやられるよ
精神干渉はなく神気による雰囲気作りから純粋な愛情を注ぐ行為であるため、こんなことしてる場合じゃないと説き伏せればどんな状態からでも抵抗可能。目的地までは行けないが、ある程度の距離をワープできる。
またこの怪異は童貞なので、うまいこと言いくるめて気を引きつつお預けしてやれば、無言で最後までバスに乗せてくれる。また乗せてくれる。チョロいのでキープして都合の良いタクシーにしよう。
元ネタ
夜行バスの女性トラブル。本当にあるので美少女の「」ゲミヤは気をつけましょう。
イベント名称:安らぎを壊す亀
怪異名称:アキレスと亀
神階:霊
位勲:第六位
発生場所:日照湖・漁村部
発生条件:攻略手段がある時
初期情報:
「やぁウサギくん、遅かったじゃないか」
君たちは、怪しげな亀に話しかけられました。
「どうだい? また一つ、レースで勝負しないかい? もちろん僕と君が同時に走ったら勝てないから、少し先行するハンデをもらうがね」
怪異名称:アキレスと亀
神階:霊
位勲:第六位
発生場所:日照湖・漁村部
発生条件:攻略手段がある時
初期情報:
「やぁウサギくん、遅かったじゃないか」
君たちは、怪しげな亀に話しかけられました。
「どうだい? また一つ、レースで勝負しないかい? もちろん僕と君が同時に走ったら勝てないから、少し先行するハンデをもらうがね」
段階1:
絶対追いつけない亀とレースするだけ。亀がゴールすると無限に終わらない現象に取り込まれるとか縮むとかで死ぬ。
段階2:
亀に攻撃やレース事態への妨害を行うと無限地獄へ落ちる。
解法:
以下のロジックを破るとクリア。
(A)貴方が進む
(B)亀はそれより先にいる
(C)亀は貴方より先にいる
AとBが真であるときCもまた真である。
位置入れ替えやワープなど通常の移動手段と異なる方法で亀が先にいるという論理を破綻させる。
この論理に文句言う場合はキャロルのパラドックスで対抗し無限に話が進まなくなる。
(A)貴方が進む
(B)亀はそれより先にいる
(C)亀は貴方より先にいる
AとBが真であるときCもまた真である。
位置入れ替えやワープなど通常の移動手段と異なる方法で亀が先にいるという論理を破綻させる。
この論理に文句言う場合はキャロルのパラドックスで対抗し無限に話が進まなくなる。
元ネタ:アキレスと亀のパラドックス及びルイス・キャロル著「亀がアキレスに言ったこと」
アキレスと亀のパラドックスは、古代ギリシャの哲学者ゼノンが提起した有名なパラドックスです。このパラドックスは、運動と無限小の概念について考えさせられる面白い逆説です。
状況をイメージすると以下のようになります。
・アキレスは素早く走れるが、亀は非常に遅い
・アキレスは亀に100メートル後れをとっている
・亀が進んだ距離の間に、アキレスはその地点に到達するまでに、さらに亀が進む距離があり、それを無限に繰り返す
つまり、アキレスが最初の100メートルを進めば、亀は少し進んでいる。
次にアキレスがその地点に到達すると、今度は亀はさらに少し進んでいる。
このように無限に続くため、アキレスは決して亀に追いつけないというパラドックスです。
この逆説は、距離を無限に細分化できるという前提に基づいています。
しかし現実には、距離や時間には最小の単位があり、無限小の概念は成り立ちません。
つまり、アキレスは最終的に亀に追いつくことができます。
このパラドックスは当時の人々に大きな驚きをもたらし、運動と無限小について深く考えさせられました。
今日でも運動や無限の概念を理解する上で重要な一例とされています。
「亀がアキレスに言ったこと」は、ルイス・キャロルが1895年に哲学雑誌『Mind』に寄稿した短い対話です。
この対話は、論理学の基本的な問題をユーモラスに提示しています。
アキレスと亀は、論理的推論の無限後退について議論します。
亀は、ある前提から論理的に導かれる結論を受け入れるためには、その前提自体を受け入れるための新たな前提が必要であり、これが無限に続くと主張します。
この対話は、論理的推論の根底にある前提を受け入れることの必要性を示唆しており、そのパラドックスは「キャロルのパラドックス」として知られています。
状況をイメージすると以下のようになります。
・アキレスは素早く走れるが、亀は非常に遅い
・アキレスは亀に100メートル後れをとっている
・亀が進んだ距離の間に、アキレスはその地点に到達するまでに、さらに亀が進む距離があり、それを無限に繰り返す
つまり、アキレスが最初の100メートルを進めば、亀は少し進んでいる。
次にアキレスがその地点に到達すると、今度は亀はさらに少し進んでいる。
このように無限に続くため、アキレスは決して亀に追いつけないというパラドックスです。
この逆説は、距離を無限に細分化できるという前提に基づいています。
しかし現実には、距離や時間には最小の単位があり、無限小の概念は成り立ちません。
つまり、アキレスは最終的に亀に追いつくことができます。
このパラドックスは当時の人々に大きな驚きをもたらし、運動と無限小について深く考えさせられました。
今日でも運動や無限の概念を理解する上で重要な一例とされています。
「亀がアキレスに言ったこと」は、ルイス・キャロルが1895年に哲学雑誌『Mind』に寄稿した短い対話です。
この対話は、論理学の基本的な問題をユーモラスに提示しています。
アキレスと亀は、論理的推論の無限後退について議論します。
亀は、ある前提から論理的に導かれる結論を受け入れるためには、その前提自体を受け入れるための新たな前提が必要であり、これが無限に続くと主張します。
この対話は、論理的推論の根底にある前提を受け入れることの必要性を示唆しており、そのパラドックスは「キャロルのパラドックス」として知られています。
場所 | 月影山 |
条件 | 該当領域に明確な目的を持たずに侵入する(山そのものに用事はないが、他の場所に行くために通り抜けようとした。何となく興味本位で立ち寄ったなど) |
神階 | 霊 |
位勲 | 第一位 |
段階1:忘却されしものの棲家
幽かに霧がかった山道を進む天体魔術師は、理解を超えた場所にある摩訶不思議な小道に迷い込む。
それは、異界常識が敷かれた森林を掻き分けるように作られた、ぐねぐねと曲がりくねった道だ。
先程まで夜であったはずだが、空は霧に霞んでいるものの昼のように明るい。
泥濘の通路の先に何があるかは分からず、何処までも続いているように見える。
現実と空想を繋ぐ場所の左右には木々が立ち並び、静寂の樹林に包まれている。
この道を外れて奇妙な世界を抜け出そうとする試みは、どんなに歩いても結局は始まりの道に戻ってしまうという形で失敗に終わる。
誰も知らない妖精郷の木々を破壊した場合、劈くような叫び声が聞こえると共に、破壊規模に応じた「呪い」を受ける。
1〜2本の木を破壊したくらいならば、生命力を削減されるものの、死に至ることはない。
怪異ぶっ殺しガールは、長く険しい道筋を進むしかない、と理解して先に進む。
それは、異界常識が敷かれた森林を掻き分けるように作られた、ぐねぐねと曲がりくねった道だ。
先程まで夜であったはずだが、空は霧に霞んでいるものの昼のように明るい。
泥濘の通路の先に何があるかは分からず、何処までも続いているように見える。
現実と空想を繋ぐ場所の左右には木々が立ち並び、静寂の樹林に包まれている。
この道を外れて奇妙な世界を抜け出そうとする試みは、どんなに歩いても結局は始まりの道に戻ってしまうという形で失敗に終わる。
誰も知らない妖精郷の木々を破壊した場合、劈くような叫び声が聞こえると共に、破壊規模に応じた「呪い」を受ける。
1〜2本の木を破壊したくらいならば、生命力を削減されるものの、死に至ることはない。
怪異ぶっ殺しガールは、長く険しい道筋を進むしかない、と理解して先に進む。
段階2:名辞を禁忌とする領域
途中で赤一色に塗られた小さなお家*1を発見しつつ、一方通行の道を進むと、彷徨う女の子は果てしない獣道の先からやってきたウサギの頭部を持つ男性と遭遇する。
「こんばんわ、久方ぶりの客人よ」
干し草愛好家は丁寧に挨拶を行う。
陰陽博士の孫弟子はこれに対して礼儀正しく返事をする必要がある。
敵意を持って接した場合、聴き耳を立てるものは嗜めるように喋り出す。
「君のその無作法な態度、恥ずかしいと思わなくてはいけないよ。慎みを覚えるべきだね。そう、子ウサギのように」
そう言って指をパチンと鳴らすと、異界に棲むウサギ人間の身体に奇妙な紋様が浮かび上がり、そして一瞬で姿を消す。
そして「ちょっとした呪い」を受けた獣耳に似た髪型の少女の頭部からウサギの耳が生えてくる。
聴覚が増すが、人智の及ばぬ空間に巣食う何かの声が四六時中聞こえるようになってしまう。現実に帰還した時には元に戻る。
先制攻撃を行った場合、ふわふわなもの は即座に姿を消し、向こう見ずな流星使い は呪詛返しにより、その攻撃を受けたのに等しい肉体的損傷という「代償」を支払うことになる。
きちんと礼節を持って対応した場合、長耳の紳士は満足そうに頷く。
「ここではかれこれ数百年、新顔を見ていなくてね。毎日思索に耽っていたのだよ。君の名前は?」
ここで自分の名前を名乗っては決して、決していけない。
名乗った場合、会話の相手は愛らしくも恐ろしい笑みを浮かべる。
「いい名前でしょ?それじゃあ、私はもう行くね」
「え、ええ。いや、ちょっと待って!私も連れて行って!!」
「キミは此処に居なさい。ずっとね。私は行くよ」
「そんな...私は...私は、誰?貴方は...?わた、しは...?」
ウサギに閉じ込められたものは少女の殻に潜むものに存在を奪われた。ほどなくして自分自身が何者であったかも忘れ去るだろう。GAMEOVERである。
名乗る事を丁寧に断ると、毛並みが美しきものは再び口を開く。
「どこかで頭をぶつけたのかね?私はただ君の名前の加減を知りたいだけなのだが...まぁいい。行きたまえ」
茶色い毛の貴人は脇に退いて未知なる道の先に進む事を促す。
昏き夜を歩むものは昔から此処にいるウサギに一つだけ質問することができる。
この不可解極まる森林はどのような場所?という質問を投げかけると、このように返す。
「此処は名も無きものが集う場所。遥か古から、今にかけて、未来でも、永遠に」
喋るウサギは何者か?何という名前?という質問には、このように返す。
「ほう、面白い質問だ。誰だと思う?どんな名前だと?」
ここでうっかり名前を推測して「名付けてしまう」と、狡猾な語り部は愛らしくも恐ろしい笑みを浮かべる。
先ほどと似た流れで存在を奪われ、GAMEOVERとなる。
名前が思いつかない事を丁寧に謝罪すると、ウサギの怪異は微笑みながら姿を消す。
瑠璃色の髪の乙女は、延々と思える道程の彼方を目指し、進む。
「こんばんわ、久方ぶりの客人よ」
干し草愛好家は丁寧に挨拶を行う。
陰陽博士の孫弟子はこれに対して礼儀正しく返事をする必要がある。
敵意を持って接した場合、聴き耳を立てるものは嗜めるように喋り出す。
「君のその無作法な態度、恥ずかしいと思わなくてはいけないよ。慎みを覚えるべきだね。そう、子ウサギのように」
そう言って指をパチンと鳴らすと、異界に棲むウサギ人間の身体に奇妙な紋様が浮かび上がり、そして一瞬で姿を消す。
そして「ちょっとした呪い」を受けた獣耳に似た髪型の少女の頭部からウサギの耳が生えてくる。
聴覚が増すが、人智の及ばぬ空間に巣食う何かの声が四六時中聞こえるようになってしまう。現実に帰還した時には元に戻る。
先制攻撃を行った場合、ふわふわなもの は即座に姿を消し、向こう見ずな流星使い は呪詛返しにより、その攻撃を受けたのに等しい肉体的損傷という「代償」を支払うことになる。
きちんと礼節を持って対応した場合、長耳の紳士は満足そうに頷く。
「ここではかれこれ数百年、新顔を見ていなくてね。毎日思索に耽っていたのだよ。君の名前は?」
ここで自分の名前を名乗っては決して、決していけない。
名乗った場合、会話の相手は愛らしくも恐ろしい笑みを浮かべる。
「いい名前でしょ?それじゃあ、私はもう行くね」
「え、ええ。いや、ちょっと待って!私も連れて行って!!」
「キミは此処に居なさい。ずっとね。私は行くよ」
「そんな...私は...私は、誰?貴方は...?わた、しは...?」
ウサギに閉じ込められたものは少女の殻に潜むものに存在を奪われた。ほどなくして自分自身が何者であったかも忘れ去るだろう。GAMEOVERである。
名乗る事を丁寧に断ると、毛並みが美しきものは再び口を開く。
「どこかで頭をぶつけたのかね?私はただ君の名前の加減を知りたいだけなのだが...まぁいい。行きたまえ」
茶色い毛の貴人は脇に退いて未知なる道の先に進む事を促す。
昏き夜を歩むものは昔から此処にいるウサギに一つだけ質問することができる。
この不可解極まる森林はどのような場所?という質問を投げかけると、このように返す。
「此処は名も無きものが集う場所。遥か古から、今にかけて、未来でも、永遠に」
喋るウサギは何者か?何という名前?という質問には、このように返す。
「ほう、面白い質問だ。誰だと思う?どんな名前だと?」
ここでうっかり名前を推測して「名付けてしまう」と、狡猾な語り部は愛らしくも恐ろしい笑みを浮かべる。
先ほどと似た流れで存在を奪われ、GAMEOVERとなる。
名前が思いつかない事を丁寧に謝罪すると、ウサギの怪異は微笑みながら姿を消す。
瑠璃色の髪の乙女は、延々と思える道程の彼方を目指し、進む。
段階3:語られざる彼方の原野
若き異界探索者は奇怪な哺乳類と別れて終わりの見えない道をひたすらに進む。
毒々しい色の巨大なキノコ*2を見つけながらも、ひたすらに歩き続けると、今度は幽けしものの小道の端に傷付いた狼が現れる。
牙を持つものは懇願するかのように幻想的な女性を見つめて口を開く。
「な、何でもいいから...食べ物をくれ...」
怪異観察者が何の食べ物も持っていないなら、その旨を説明して丁重に謝れば、空腹に倒れし者は残念がるが、特に問題なく先に進める。
五行を識るものが地に伏せた野生動物をガン無視しようとしたり、先制攻撃した場合、白銀に輝くものはよろめきながらも立ち上がるか、素早く攻撃を回避して唸り声をあげた後、呪詛を放って瞬く間に発話を注意するべき地帯の奥に消えて行く。
甘味愛好家の姉が何かしらの食べ物を持っていた場合、はらぺこのオオカミに与えることができる。
夢中で渡された食べ物を貪ると、満足げな銀毛は感謝の言葉と共に体毛を毟り取って渡してくる。
円環を廻すものはそれを丁重に受け取っても、こんなもの要らんわ!と無碍にしてもいい。
丁重に受け取った場合は、古き人狼は人ならざるものが棲まう場所の奥に姿を消す。
無碍にした場合は、怒れる幻獣は唸り声をあげた後、呪詛を放って瞬く間に忌まわしき森の奥に消えて行く。
森の闇に属するものを名付けたり、好奇心故に命を落とす生き物の名前を知られたりした場合は、古く尊き神秘の具現は憎悪に満ちて狩猟対象を睨み付けた後、瞬時に「狼の体毛と人肉を混ぜ合わせた肉塊」に変異させられ、死亡する。
燃費の悪い狼人間の呪詛を受けた幼くも成熟したものは急激に疲労し、滅茶苦茶お腹が減ってしまう。さらに、保有していた魔力も死ぬギリギリまで削減され、魔術回路の駆動率も低下する。
時間経過で回復するが、少なくとも本日中は開位 レベルの魔術しか使えない状況に陥るだろう。
それでも、何とか、迷いなきヒトが異常と理不尽に満ちた小道を進み続けると、空間の裂け目 のようなものを見つけることができる。
ここに辿り着ければ、現実へと帰還可能。
毒々しい色の巨大なキノコ*2を見つけながらも、ひたすらに歩き続けると、今度は幽けしものの小道の端に傷付いた狼が現れる。
牙を持つものは懇願するかのように幻想的な女性を見つめて口を開く。
「な、何でもいいから...食べ物をくれ...」
怪異観察者が何の食べ物も持っていないなら、その旨を説明して丁重に謝れば、空腹に倒れし者は残念がるが、特に問題なく先に進める。
五行を識るものが地に伏せた野生動物をガン無視しようとしたり、先制攻撃した場合、白銀に輝くものはよろめきながらも立ち上がるか、素早く攻撃を回避して唸り声をあげた後、呪詛を放って瞬く間に発話を注意するべき地帯の奥に消えて行く。
甘味愛好家の姉が何かしらの食べ物を持っていた場合、はらぺこのオオカミに与えることができる。
夢中で渡された食べ物を貪ると、満足げな銀毛は感謝の言葉と共に体毛を毟り取って渡してくる。
円環を廻すものはそれを丁重に受け取っても、こんなもの要らんわ!と無碍にしてもいい。
丁重に受け取った場合は、古き人狼は人ならざるものが棲まう場所の奥に姿を消す。
無碍にした場合は、怒れる幻獣は唸り声をあげた後、呪詛を放って瞬く間に忌まわしき森の奥に消えて行く。
森の闇に属するものを名付けたり、好奇心故に命を落とす生き物の名前を知られたりした場合は、古く尊き神秘の具現は憎悪に満ちて狩猟対象を睨み付けた後、瞬時に「狼の体毛と人肉を混ぜ合わせた肉塊」に変異させられ、死亡する。
燃費の悪い狼人間の呪詛を受けた幼くも成熟したものは急激に疲労し、滅茶苦茶お腹が減ってしまう。さらに、保有していた魔力も死ぬギリギリまで削減され、魔術回路の駆動率も低下する。
時間経過で回復するが、少なくとも本日中は
それでも、何とか、迷いなきヒトが異常と理不尽に満ちた小道を進み続けると、空間の
ここに辿り着ければ、現実へと帰還可能。
「名付け難し森」の掟
・この世界は極めて脆弱な「現実性」を持つ空想(童話)世界である。
・この世界のもの(生物及びランドマーク)には「名前」がない。
・人は様々なものに「名前」を付けることによって正しさで縛り上げ、固定 し、自分と他者、自我と世界を区別するものだ。
しかし、此処にそのような縛りは存在せず、ただ曖昧な状態で漂っている。
事象未確定の無銘領域。
・この世界に迷い込んだ貴方と同行者も「名前」がない状態に陥る。名前を忘れてしまったり、自我が消えて行くようなことはない。
存在の「ファイル名」の記述が一時的に消えるようなもの。この世界から抜け出すことができれば元に戻る。
・この世界に棲むもの...名も無き「妖精」たちは曖昧であるが故に、他のものに「名前」を付けることはできない。
・しかし、この世界の外から来た「人間」は、この世界のものに「名前」を付けられる。「名前」が付けられたものは曖昧な状態から抜け出し、概念が確定する。
・同時に「名付け親」の概念も確定する。
・自分の名前を明かす行為も「名付け」と見做され、概念が確定する。
・「名付け」が成立すると、この世界の異界常識 により、「名付けられたもの」と「名付け親」の概念の融合、混濁、置換が行われる。
・妖精ではない物体やランドマーク、仮に大木に「名前」を付けたとする。
すると「名付け親」の肉体に葉が生えたり、皮膚が樹皮化する、思考能力の鈍化などの異常が発生。その後、大木が自律した生命体のように動き出す。
大木が「名付け親」に近づくに連れて異常は深刻化し、接触した瞬間、一瞬にして大木と貴方は混じり合い「所々に脈動する肉塊がこびり付いた大木」と成り果てる。
異常により死亡する前に「名付けたもの」を破壊すれば、肉体も元に戻り、概念確定も解除される(ただし、木々を破壊した場合は呪いを受ける)。
「森」そのものや「小道」など、広大で巨大な、どう考えても破壊不可能なものを名付けてしまった場合は、森の木々や地面の泥濘と混じり合わされて死ぬ。
・妖精に「名前」を付けるか、妖精に貴方の「名前」を知られてしまった場合、「概念が確定した存在」を支配、改変する「空想具現化」の亜種である「現実改変能力」により、即死するか、即座に概念を置換されて存在を奪われる。抵抗は基本的に不可能。
・同行者を「名付け」たり、「名付けられて」しまった場合、悲劇が起こる。どちらかが、或いは両方が、死ぬだろう。
・「名付け」を回避するには、一貫した名前、肩書、呼称を避けて、毎回異なる描写だけで呼唱する必要がある。
・「名前」関連の常識とは別に、内部での木々や妖精への攻撃や不敬は「禁忌」と判定され、呪いを受けたり、呪詛返しが行われる。
「森」という呪われ易い場での呪詛である為、その威力は現代魔術論を逸脱した凶悪なものとなる。
・まとめると、この世界のものを一貫した「名前」で呼ばないように心がけて、かつ時に罠に嵌めてこようとする妖精を攻撃せずに、礼儀正しく対応し続けて進めばいい。
・この世界のもの(生物及びランドマーク)には「名前」がない。
・人は様々なものに「名前」を付けることによって正しさで縛り上げ、
しかし、此処にそのような縛りは存在せず、ただ曖昧な状態で漂っている。
事象未確定の無銘領域。
・この世界に迷い込んだ貴方と同行者も「名前」がない状態に陥る。名前を忘れてしまったり、自我が消えて行くようなことはない。
存在の「ファイル名」の記述が一時的に消えるようなもの。この世界から抜け出すことができれば元に戻る。
・この世界に棲むもの...名も無き「妖精」たちは曖昧であるが故に、他のものに「名前」を付けることはできない。
・しかし、この世界の外から来た「人間」は、この世界のものに「名前」を付けられる。「名前」が付けられたものは曖昧な状態から抜け出し、概念が確定する。
・同時に「名付け親」の概念も確定する。
・自分の名前を明かす行為も「名付け」と見做され、概念が確定する。
・「名付け」が成立すると、この世界の
・妖精ではない物体やランドマーク、仮に大木に「名前」を付けたとする。
すると「名付け親」の肉体に葉が生えたり、皮膚が樹皮化する、思考能力の鈍化などの異常が発生。その後、大木が自律した生命体のように動き出す。
大木が「名付け親」に近づくに連れて異常は深刻化し、接触した瞬間、一瞬にして大木と貴方は混じり合い「所々に脈動する肉塊がこびり付いた大木」と成り果てる。
異常により死亡する前に「名付けたもの」を破壊すれば、肉体も元に戻り、概念確定も解除される(ただし、木々を破壊した場合は呪いを受ける)。
「森」そのものや「小道」など、広大で巨大な、どう考えても破壊不可能なものを名付けてしまった場合は、森の木々や地面の泥濘と混じり合わされて死ぬ。
・妖精に「名前」を付けるか、妖精に貴方の「名前」を知られてしまった場合、「概念が確定した存在」を支配、改変する「空想具現化」の亜種である「現実改変能力」により、即死するか、即座に概念を置換されて存在を奪われる。抵抗は基本的に不可能。
・同行者を「名付け」たり、「名付けられて」しまった場合、悲劇が起こる。どちらかが、或いは両方が、死ぬだろう。
・「名付け」を回避するには、一貫した名前、肩書、呼称を避けて、毎回異なる描写だけで呼唱する必要がある。
・「名前」関連の常識とは別に、内部での木々や妖精への攻撃や不敬は「禁忌」と判定され、呪いを受けたり、呪詛返しが行われる。
「森」という呪われ易い場での呪詛である為、その威力は現代魔術論を逸脱した凶悪なものとなる。
・まとめると、この世界のものを一貫した「名前」で呼ばないように心がけて、かつ時に罠に嵌めてこようとする妖精を攻撃せずに、礼儀正しく対応し続けて進めばいい。
元ネタ:名無しの森、SCP-4000)
『鏡の国のアリス』にて、主人公であるアリスのアイデンティティを確立する切っ掛けとなった名無しの森。
この森には「名前」がなく、侵入したものはあらゆるものが持つ「名前」を忘却してしまう。自分の名前さえも。
今回、貴方が迷い込んだのは、名無しの森と似てもいるが、全く違う異界常識 で稼働する、名も無き妖精郷であったようだ。
元ネタ(真)と違い、名辞災害が発生するのは妖精郷内部のみ、意思がない物体に名辞した場合は物体を破壊すれば対処可能で、名付けた側の概念確定も解除される、などマイルドになっている。
この森には「名前」がなく、侵入したものはあらゆるものが持つ「名前」を忘却してしまう。自分の名前さえも。
今回、貴方が迷い込んだのは、名無しの森と似てもいるが、全く違う
元ネタ(真)と違い、名辞災害が発生するのは妖精郷内部のみ、意思がない物体に名辞した場合は物体を破壊すれば対処可能で、名付けた側の概念確定も解除される、などマイルドになっている。
場所 | 森林があるエリア全て |
条件 | 憤怒の大罪イベントをクリア。貴方が受けている肉体的・精神的なダメージ量に応じて、出現率が上がる |
神階 | 憑物 |
位勲 | 第二位 |
備考 | 一度遭遇するとループを挟まない限り再出現しない |
段階1:かなしいときや いたいときは
数々の怪異や八卦の陣営との激戦を繰り返す貴方は、少なからず疲弊し、傷付いていた。
肉体的にも、精神的にも。
自己修復の魔術式を自動詠唱する魔術刻印があればだいぶマシになるのだろうが...貴方は刻印を持っていない。
霞む視界、虚となる意識の中、貴方は森の中にいる何かが、こちらを見つめていることに気がつく。
肉体的にも、精神的にも。
自己修復の魔術式を自動詠唱する魔術刻印があればだいぶマシになるのだろうが...貴方は刻印を持っていない。
霞む視界、虚となる意識の中、貴方は森の中にいる何かが、こちらを見つめていることに気がつく。
段階2:とにかく おっぱい
それは、豊満で肉感的な身体を持つ「全裸の女性」だった。
乳白色の肌、淡い金の長髪、透き通った青い瞳。
そして「馬の耳」と「頭部に生えた槍のように鋭い角」「巨大な乳房」...
女性は母性あふれる微笑みを浮かべながら、貴方を手招きする。
貴方はこれを拒否することもできるが...疲弊の程度によっては、抗うこともできずに、ふらふらと手招きに応じてしまうだろう。
女性は近づいて来た貴方を両手で抱き留め...頭部を柔らかな乳房に埋めて授乳を行う。
こうなってしまったら、もはや逃れることはできない。
甘く蕩けるような、いい匂いのするおっぱいに溺れるしかないのだ。
そして、口の中に母乳が注がれる。
クリーミーで濃厚な美味しいミルク...あまりの美味しさに夢中になって吸いまくってしまうだろう。
どんなに強く吸われても女性は気にすることなく、貴方の頭を撫でながら授乳を続ける。
すると、貴方の肉体に明確な変化が現れる。
あらゆる傷はみるみるうちに修復されていき、毒素と呪いは消滅し、メンタルも癒されていく。
この女性...かのアーサー王伝説に登場する一角獣 の母乳は"小人を巨人へと育て上げる"ほどの神秘を宿した途轍もないおっぱいだ。
ただ癒すのではなく「より強いカタチへと生まれ変わらせる」という性質を持つが、その真の恩恵に与るには数年間を共に過ごし、継続的に授乳されなくてはならない。
一夜のみとは言え、かの聖獣の授乳を受けた貴方は「疲弊して傷付いた状態」から「無傷で健康で元気満タンな状態」に"生まれ変わり"、完璧な状態で復活する。
「その存在の本来あるべきカタチ」へと回帰現象であり、回復不能の呪詛を帯びた傷や神代の呪詛、猛毒も完全に治癒、修復させる。
完全に回復すると、女性は近くの木に貴方を優しくもたれさせた後、森の奥に姿を消す。
イベントは終了する。
なお、貴方以外の同行者に対する授乳は首を振って拒否される。
基本的に貴方だけを「これから待ち受ける苦難に負けないように、母乳を与えるべき子ども」と判断するようだ。
戦いになることはまず無いだろうが、仮に戦闘になると「巨大な一角獣 」としての本性を露わとし、聖槍にも等しい角で容赦無く串刺しにしてくる。
どっかの母乳大好き怪異の群れを、単独で蹴散らせるレベル。
乳白色の肌、淡い金の長髪、透き通った青い瞳。
そして「馬の耳」と「頭部に生えた槍のように鋭い角」「巨大な乳房」...
女性は母性あふれる微笑みを浮かべながら、貴方を手招きする。
貴方はこれを拒否することもできるが...疲弊の程度によっては、抗うこともできずに、ふらふらと手招きに応じてしまうだろう。
女性は近づいて来た貴方を両手で抱き留め...頭部を柔らかな乳房に埋めて授乳を行う。
こうなってしまったら、もはや逃れることはできない。
甘く蕩けるような、いい匂いのするおっぱいに溺れるしかないのだ。
そして、口の中に母乳が注がれる。
クリーミーで濃厚な美味しいミルク...あまりの美味しさに夢中になって吸いまくってしまうだろう。
どんなに強く吸われても女性は気にすることなく、貴方の頭を撫でながら授乳を続ける。
すると、貴方の肉体に明確な変化が現れる。
あらゆる傷はみるみるうちに修復されていき、毒素と呪いは消滅し、メンタルも癒されていく。
この女性...かのアーサー王伝説に登場する
ただ癒すのではなく「より強いカタチへと生まれ変わらせる」という性質を持つが、その真の恩恵に与るには数年間を共に過ごし、継続的に授乳されなくてはならない。
一夜のみとは言え、かの聖獣の授乳を受けた貴方は「疲弊して傷付いた状態」から「無傷で健康で元気満タンな状態」に"生まれ変わり"、完璧な状態で復活する。
「その存在の本来あるべきカタチ」へと回帰現象であり、回復不能の呪詛を帯びた傷や神代の呪詛、猛毒も完全に治癒、修復させる。
完全に回復すると、女性は近くの木に貴方を優しくもたれさせた後、森の奥に姿を消す。
イベントは終了する。
なお、貴方以外の同行者に対する授乳は首を振って拒否される。
基本的に貴方だけを「これから待ち受ける苦難に負けないように、母乳を与えるべき子ども」と判断するようだ。
戦いになることはまず無いだろうが、仮に戦闘になると「巨大な
どっかの母乳大好き怪異の群れを、単独で蹴散らせるレベル。
元ネタ:『鸚鵡の騎士』に登場する一角獣
若き日のアーサー王は、冒険を求めて身分を隠し、一人航海の旅に出た。
しかし、数々の冒険を乗り越えて帰国しようとした時に嵐に見舞われ、航路から大きく外れた船は砂浜に乗り上げて座礁し、アーサーは海岸に取り残されてしまった。
荒涼とした海岸を眺めていると、森の端に四角い赤い塔を見つける。
アーサーは助けを求めてそこに向かった。
そこは扉も窓もない奇妙な塔だった。
最初、アーサーの呼びかけに返事はなかったが、何度も呼びかけている内に塔の天辺に男の頭が現れ「何の用だ」と不機嫌そうに呼びかけに答えた。
アーサーは座礁した自分の船を砂浜から解放するために助けが欲しいのだと説明した。
見知らぬ男の態度は少し和らいだように見えた。
「しかし、息子が狩りから戻るまではどうすることもできない。 もし待つ覚悟があるのなら、私たちが何とかしましょう」
出入り口のない不思議な塔に住む見知らぬ男に興味を持ったアーサーは腰を落ち着けて待つことにした。
やがてアーサーは、どうしてこんな辺鄙な場所に住んでいるのかと男に尋ねた。
男は自分の身の上を語り出す。
「私はドワーフで、昔はノーザンブリアの王に仕えていました」
「ご存知のように、ドワーフの生活は不安定なもので、物事がうまくいかないと他の人よりも非難を浴びる可能性が高いのです」
「王の不興を買ってしまった私は追放され、妻とともにこの荒涼とした土地に追放されました」
「妻はかわいそうなことに、出産してすぐに亡くなりました」
「彼女を埋葬した後、私は赤ん坊を外套に包み、風雨や野獣から夜をしのげる場所を探しに行ったのです」
「ここからそう遠くない森の中で、枯葉でいっぱいの大きな木のうろを見つけました」
「赤ん坊の揺りかごにはちょうどいいと思ったので、葉をふっくらとさせて枕にし始めると、ガサガサという音がして、枯れ葉の中から子鹿が現れました」
「木のうろは子鹿の巣だったのです」
「どうしたものかと子鹿を眺めていると、それぞれの子鹿の眉間の真ん中に小さな角が生えているのを見つけました」
「これは子鹿ではない...一角獣 だ!」
「私はびっくりして、しばらくどうしていいか分かりませんでした」
「すると突然、子鹿たちの母親が戻って来ました」
「彼女は大きな白い獣で、どんな雌馬よりも大きく、眉には槍のような鋭い角が生えていました」
「彼女の目には、ユニコーンの子を盗もうとしている、あるいは危害を加えようとしている外敵に向けるような輝きがあったので、私はパニックになって逃げ出しました」
「それから、自分の赤ん坊を置いて来たことに気づきました」
「私は恐怖で震えながらも木のうろに忍び寄り、見てみると、彼女は木のうろに横たわって、赤ん坊に授乳をしていました」
「その夜、私は近くに隠れ、凍え死にそうになりながら、どうすべきか決めかねていました」
「私よりもユニコーンのほうが赤ん坊に栄養をやれるのは明らかだが、野生の獣に世話などできるだろうか...?」
「朝になるとユニコーンは餌を探しに出て行きました」
「私は赤ん坊を巣から連れ出し、洗って、できる限り暖かくなるように包んでやりました」
「私はバレる前にこの子を巣に戻そうと思ったが、その前に母ユニコーンが戻ってきました」
「しかしこのとき、彼女はとても甘く優しい態度で私を迎えました」
「彼女の青い目には怒りの輝きはなく、子ユニコーンと一緒に横になると、彼女は私に子供を返すように頭で合図しました」
「その日から乳離れするまで、ユニコーンは赤ん坊の乳母であり続けました。そして私は空洞のある木の近くに小屋を建て、家族として一緒に暮らしたのです」
「ユニコーンの乳のおかげで、小人だった息子は巨人に成長し、やがて素手で木を根こそぎ倒すことができるようになりました」
「やがてユニコーンは私のためにこの塔を建ててくれました。獣に襲われないように、入り口も窓もない塔を。そしてユニコーンは今でも私の息子と、いつも一緒にいるのです」
ドワーフが話を終えると、地面が震え始めた。
「噂をすれば息子が来ましたぞ」
ドワーフが言った。
アーサーはその話をどこまで信じていいのかわからなかったが、死んだ熊を片方の肩に軽々とかけ、もう片方の肩には強力な棍棒を担いで、森から颯爽と出てきた巨人を見て、話が真実であると悟り、強い感銘を受けた。
その横には乳白色のユニコーンが小走りでやってきた。
そして巨人の息子はアーサーをひょいと持ち上げて、塔の天辺まで運んだ。
出入り口の無い塔にどうやって入るのだろうか?というアーサーの疑問は忽ち氷解した。
翌日、巨人の息子と母ユニコーンはアーサーの座礁船をいとも容易く砂浜から動かし、海に戻した。
アーサーは故郷を目指し、再び出航した。
しかし、数々の冒険を乗り越えて帰国しようとした時に嵐に見舞われ、航路から大きく外れた船は砂浜に乗り上げて座礁し、アーサーは海岸に取り残されてしまった。
荒涼とした海岸を眺めていると、森の端に四角い赤い塔を見つける。
アーサーは助けを求めてそこに向かった。
そこは扉も窓もない奇妙な塔だった。
最初、アーサーの呼びかけに返事はなかったが、何度も呼びかけている内に塔の天辺に男の頭が現れ「何の用だ」と不機嫌そうに呼びかけに答えた。
アーサーは座礁した自分の船を砂浜から解放するために助けが欲しいのだと説明した。
見知らぬ男の態度は少し和らいだように見えた。
「しかし、息子が狩りから戻るまではどうすることもできない。 もし待つ覚悟があるのなら、私たちが何とかしましょう」
出入り口のない不思議な塔に住む見知らぬ男に興味を持ったアーサーは腰を落ち着けて待つことにした。
やがてアーサーは、どうしてこんな辺鄙な場所に住んでいるのかと男に尋ねた。
男は自分の身の上を語り出す。
「私はドワーフで、昔はノーザンブリアの王に仕えていました」
「ご存知のように、ドワーフの生活は不安定なもので、物事がうまくいかないと他の人よりも非難を浴びる可能性が高いのです」
「王の不興を買ってしまった私は追放され、妻とともにこの荒涼とした土地に追放されました」
「妻はかわいそうなことに、出産してすぐに亡くなりました」
「彼女を埋葬した後、私は赤ん坊を外套に包み、風雨や野獣から夜をしのげる場所を探しに行ったのです」
「ここからそう遠くない森の中で、枯葉でいっぱいの大きな木のうろを見つけました」
「赤ん坊の揺りかごにはちょうどいいと思ったので、葉をふっくらとさせて枕にし始めると、ガサガサという音がして、枯れ葉の中から子鹿が現れました」
「木のうろは子鹿の巣だったのです」
「どうしたものかと子鹿を眺めていると、それぞれの子鹿の眉間の真ん中に小さな角が生えているのを見つけました」
「これは子鹿ではない...
「私はびっくりして、しばらくどうしていいか分かりませんでした」
「すると突然、子鹿たちの母親が戻って来ました」
「彼女は大きな白い獣で、どんな雌馬よりも大きく、眉には槍のような鋭い角が生えていました」
「彼女の目には、ユニコーンの子を盗もうとしている、あるいは危害を加えようとしている外敵に向けるような輝きがあったので、私はパニックになって逃げ出しました」
「それから、自分の赤ん坊を置いて来たことに気づきました」
「私は恐怖で震えながらも木のうろに忍び寄り、見てみると、彼女は木のうろに横たわって、赤ん坊に授乳をしていました」
「その夜、私は近くに隠れ、凍え死にそうになりながら、どうすべきか決めかねていました」
「私よりもユニコーンのほうが赤ん坊に栄養をやれるのは明らかだが、野生の獣に世話などできるだろうか...?」
「朝になるとユニコーンは餌を探しに出て行きました」
「私は赤ん坊を巣から連れ出し、洗って、できる限り暖かくなるように包んでやりました」
「私はバレる前にこの子を巣に戻そうと思ったが、その前に母ユニコーンが戻ってきました」
「しかしこのとき、彼女はとても甘く優しい態度で私を迎えました」
「彼女の青い目には怒りの輝きはなく、子ユニコーンと一緒に横になると、彼女は私に子供を返すように頭で合図しました」
「その日から乳離れするまで、ユニコーンは赤ん坊の乳母であり続けました。そして私は空洞のある木の近くに小屋を建て、家族として一緒に暮らしたのです」
「ユニコーンの乳のおかげで、小人だった息子は巨人に成長し、やがて素手で木を根こそぎ倒すことができるようになりました」
「やがてユニコーンは私のためにこの塔を建ててくれました。獣に襲われないように、入り口も窓もない塔を。そしてユニコーンは今でも私の息子と、いつも一緒にいるのです」
ドワーフが話を終えると、地面が震え始めた。
「噂をすれば息子が来ましたぞ」
ドワーフが言った。
アーサーはその話をどこまで信じていいのかわからなかったが、死んだ熊を片方の肩に軽々とかけ、もう片方の肩には強力な棍棒を担いで、森から颯爽と出てきた巨人を見て、話が真実であると悟り、強い感銘を受けた。
その横には乳白色のユニコーンが小走りでやってきた。
そして巨人の息子はアーサーをひょいと持ち上げて、塔の天辺まで運んだ。
出入り口の無い塔にどうやって入るのだろうか?というアーサーの疑問は忽ち氷解した。
翌日、巨人の息子と母ユニコーンはアーサーの座礁船をいとも容易く砂浜から動かし、海に戻した。
アーサーは故郷を目指し、再び出航した。
怪異名称 | 一物獣チンコーン |
場所 | Hタワー |
条件 | 憤怒の大罪イベントをクリア。女性の同行者が多ければ多いほど遭遇率が上がる |
神階 | 魂 |
位勲 | 勲三等 |
段階1:汝の処女を証明せよ
額からデカい男性器の生えた馬が佇んでいる。一物獣チンコーンである。
一物獣チンコーンである。
それは、先端部から汁を滴らせ、バッキバキに勃起した、薄い本 でもそう見ないレベルのごんぶとおちんぽが、デコに生えた、巨大馬である。
まさに馬並みッッッッ。
チンコーンは、野生の感で貴方の存在にいち早く気がつくと、あからさまに興奮状態になり、ジリジリと近寄ってくる。
突如訪れた貞操の危機。
品性下劣なる害獣と怪異ぶっ殺しガールの壮絶な戦いが始まる。
一物獣チンコーンである。
それは、先端部から汁を滴らせ、バッキバキに勃起した、
まさに馬並みッッッッ。
チンコーンは、野生の感で貴方の存在にいち早く気がつくと、あからさまに興奮状態になり、ジリジリと近寄ってくる。
突如訪れた貞操の危機。
品性下劣なる害獣と怪異ぶっ殺しガールの壮絶な戦いが始まる。
段階2:膣内 に挿入 るゾイ!膣内 膣内 ゾイ!!
怪異「一物獣チンコーン」との性交...もとい戦闘が開始されてしまう。
この怪異は貴方の殺害ではなく、女性をブチ犯すことを目的としている。
基本的に貴方を性交対象と定めるが、他に女性の同行者が居る場合はそちらも対象とする。
故に、積極的に攻めようとはせずに膣内 にギンギンな男根をぶっ刺す絶好の機会を窺って慎重に行動する。
腹立たしいことに幻想種...?としてのスペックは結構高く、特に敏捷性は平均的なランサークラスのサーヴァントにも匹敵する。貴方早いのね。
しかも、仮に攻撃を当てたとしても後述する「弱点」を破壊しない限り有効打とはならず、しつこく性交を続行する。
この怪異最大の特徴は言うまでも無いが、額にくっ付いた"肉棒"である。
とても太いうえに、なんか自在に伸び縮みしたりする。
勃起状態になった陰茎は途轍もない硬度を誇り、英霊の武具とも打ち合うことができる。
さらに強い粘性で対象を拘束しつつ性的興奮を付与する「白濁液」を放ったり(連射はできないが、性欲がすんごいので何回出しても尽きることなく、勃起状態は維持される)、視認した女性に対する強力な精神攻撃も可能とする。
これは、魔眼に対する対抗策として知られる「卑猥なものを見せつけ、不快な情報を叩き付ける行為」と同質のもの。
色んな意味でご立派な馬は、額の摩羅を淫靡なリズムで左右に振りながら「ほれぇ...これが今からお前の膣内 に挿入 るペニスじゃあ...みてみぃ...ほらみてみぃや...」と言わんばかりに見せ槍をしてくる。
この行為は特定の業界 における"決まりごと"を踏襲する「儀式」としての側面もあり、視認した女性(サーヴァント含む)に耐性をある程度無視して恐怖や羞恥といった精神弱体を与えた上に、肉体にも悪影響を与え、興奮状態に陥らせる。
うっかり隙を晒してしまい、この怪異に押し倒されてしまうと、聳り立つデコチンコで衣服や貞操帯の類もブチ抜かれ、犯されてしまう。
ただし、不滅属性の防御は当然ながらブチ抜けない。
この時、性交対象が「処女」だった場合は満足げにSEXを継続する。
しかし、性交対象が「非処女」だった場合は露骨に不機嫌になり、伸縮自在のチンポで胎内を乱暴に蹂躙し、腹部を突き破って犯し殺す。
性行為中と行為に及んだ直後は夢中になる余りに完全に隙だらけとなる。
しょうもないエロ怪異のくせして無駄に強いが、弱点はある。
この怪異は前述した通り「射精」して攻撃を行う。
つまり...精液を作り出す「睾丸」が存在するのだ。
羞恥と屈辱感を堪えながらもDICKの根元をよーく観察すると、半分内部に収納されていて見えづらかったが、そこには確かに金玉がある。
陰嚢は全然柔らかく、貴方がグーパンするだけでも容易く破壊できる。
タマタマを破壊すれば、この怪異は絶叫して悶え苦しんだ果てに消滅する。
ただ「陰茎」を狙っただけでは弱点をついた事にならず「陰嚢」を正確に攻撃する必要があるので注意が必要。
ちなみに、馬として男性器が本来付いているべき場所には、何も付いていない。
脳とチンチンが直結しているのかもしれませんね。淫獣がよ。
また、魅了耐性が皆無なので、その手のスキルを持つ女性の味方が同行していれば、其方に釘付けとなり、メロメロになって暴走する。
暴走状態だと性欲に支配されて理性的な判断力を喪失した上に、視野も狭くなる。
少なくとも貴方の貞操は護られるだろう。
なお、魅了スキルを持っていなくても、秘部を露出するなどすれば、ある程度のヘイトコントロールが可能。
精神攻撃の影響を受けない男性の味方の存在も有効となるが、一部の同性愛者や男の娘は影響を受ける...らしい。
この怪異は貴方の殺害ではなく、女性をブチ犯すことを目的としている。
基本的に貴方を性交対象と定めるが、他に女性の同行者が居る場合はそちらも対象とする。
故に、積極的に攻めようとはせずに
腹立たしいことに幻想種...?としてのスペックは結構高く、特に敏捷性は平均的なランサークラスのサーヴァントにも匹敵する。
しかも、仮に攻撃を当てたとしても後述する「弱点」を破壊しない限り有効打とはならず、しつこく性交を続行する。
この怪異最大の特徴は言うまでも無いが、額にくっ付いた"肉棒"である。
とても太いうえに、なんか自在に伸び縮みしたりする。
勃起状態になった陰茎は途轍もない硬度を誇り、英霊の武具とも打ち合うことができる。
さらに強い粘性で対象を拘束しつつ性的興奮を付与する「白濁液」を放ったり(連射はできないが、性欲がすんごいので何回出しても尽きることなく、勃起状態は維持される)、視認した女性に対する強力な精神攻撃も可能とする。
これは、魔眼に対する対抗策として知られる「卑猥なものを見せつけ、不快な情報を叩き付ける行為」と同質のもの。
色んな意味でご立派な馬は、額の摩羅を淫靡なリズムで左右に振りながら「ほれぇ...これが今からお前の
この行為は
うっかり隙を晒してしまい、この怪異に押し倒されてしまうと、聳り立つデコチンコで衣服や貞操帯の類もブチ抜かれ、犯されてしまう。
ただし、不滅属性の防御は当然ながらブチ抜けない。
この時、性交対象が「処女」だった場合は満足げにSEXを継続する。
しかし、性交対象が「非処女」だった場合は露骨に不機嫌になり、伸縮自在のチンポで胎内を乱暴に蹂躙し、腹部を突き破って犯し殺す。
性行為中と行為に及んだ直後は夢中になる余りに完全に隙だらけとなる。
しょうもないエロ怪異のくせして無駄に強いが、弱点はある。
この怪異は前述した通り「射精」して攻撃を行う。
つまり...精液を作り出す「睾丸」が存在するのだ。
羞恥と屈辱感を堪えながらもDICKの根元をよーく観察すると、半分内部に収納されていて見えづらかったが、そこには確かに金玉がある。
陰嚢は全然柔らかく、貴方がグーパンするだけでも容易く破壊できる。
タマタマを破壊すれば、この怪異は絶叫して悶え苦しんだ果てに消滅する。
ただ「陰茎」を狙っただけでは弱点をついた事にならず「陰嚢」を正確に攻撃する必要があるので注意が必要。
ちなみに、馬として男性器が本来付いているべき場所には、何も付いていない。
脳とチンチンが直結しているのかもしれませんね。淫獣がよ。
また、魅了耐性が皆無なので、その手のスキルを持つ女性の味方が同行していれば、其方に釘付けとなり、メロメロになって暴走する。
暴走状態だと性欲に支配されて理性的な判断力を喪失した上に、視野も狭くなる。
少なくとも貴方の貞操は護られるだろう。
なお、魅了スキルを持っていなくても、秘部を露出するなどすれば、ある程度のヘイトコントロールが可能。
精神攻撃の影響を受けない男性の味方の存在も有効となるが、一部の同性愛者や男の娘は影響を受ける...らしい。
元ネタ:-
バイコーンの亜種。或いはユニコーンに対する「凶暴な処女厨である」というイメージのみが先行した結果、産まれ落ちた怪異だと思わしい。
処女厨であるが、処女を看破る能力は持たない。
取り敢えず挿入 てから確かめて、処女だったら満足げに堪能し、俺に処女を捧げられた事を光栄に思えよ的な態度で去って行くが、非処女だったらキレながら犯し殺す。
品性を疑う。
処女厨であるが、処女を看破る能力は持たない。
取り敢えず
品性を疑う。
場所 | 納屋備新町内・納屋備駅 |
条件 | 聖堂教会所属者(食の好みは問わない)に遭遇したことがあれば、出現率が上がる |
神階 | 霊 |
位勲 | 第六位 |
段階1:「───食うか?」
活気ある市街地の駅周辺には、多くの飲食店が軒を連ねているものだ。
安定のチェーン店に、老舗のカフェ、こだわりのラーメン店など...
最も、人ならざるものが蠢く夜に、営業している飲食店などある筈が───
あった。
一軒だけ、年季の入った中華料理店に明かりが灯っている。...何故か、営業しているのだ。
不審に思った貴方は、半開きの扉から店内を覗ってもいい。
そうした場合、貴方とその同行者は問答無用で中華料理店の内部に引き摺り込まれる。
そして、気がつくと席に座らされている。
店内は歴史ある中華料理店といった感じで、香り高い油と香辛料の香りが漂っている。
混乱する貴方の前に、この怪異の主にして、中華料理店の店主が姿を現す。
それは、満洲服を着た恰幅のよい中年女性だった。
顔には麻点 があり、温和な雰囲気と威圧感が同居している。
「ようこそ、我が陳興盛飯舗へ」
「私は陳劉氏...お前たちに麻婆豆腐を食わせる者だ」
中華料理に詳しい者がいれば、その名前に覚えがあるかもしれない。
それは清朝末期、陳興盛飯舗という食堂で「麻婆豆腐」という料理を作り出した女性ではなかったか───
「おっと、店内では物騒なものを収めたまえ。私を力で捩じ伏せても、私の固有結界───「麻婆」の固有結界『陳麻婆豆腐・陳興盛飯舗』からは逃れられぬよ」
「───当時の味を再現しつつ、現代の調理技法も取り入れ、数多の香辛料を配合した結果、辛味の深淵に到達した我が至高の一皿『红烧豆腐 大盛り』を15分以内に完食しない限りはな」
「最初の挑戦者は...辛いもの好きそうな青髪の小娘、お前だ」
...どうやら、本当に激辛料理チャレンジをこなさない限り、此処から脱出することは不可能なようだ。
安定のチェーン店に、老舗のカフェ、こだわりのラーメン店など...
最も、人ならざるものが蠢く夜に、営業している飲食店などある筈が───
あった。
一軒だけ、年季の入った中華料理店に明かりが灯っている。...何故か、営業しているのだ。
不審に思った貴方は、半開きの扉から店内を覗ってもいい。
そうした場合、貴方とその同行者は問答無用で中華料理店の内部に引き摺り込まれる。
そして、気がつくと席に座らされている。
店内は歴史ある中華料理店といった感じで、香り高い油と香辛料の香りが漂っている。
混乱する貴方の前に、この怪異の主にして、中華料理店の店主が姿を現す。
それは、満洲服を着た恰幅のよい中年女性だった。
顔には
「ようこそ、我が陳興盛飯舗へ」
「私は陳劉氏...お前たちに麻婆豆腐を食わせる者だ」
中華料理に詳しい者がいれば、その名前に覚えがあるかもしれない。
それは清朝末期、陳興盛飯舗という食堂で「麻婆豆腐」という料理を作り出した女性ではなかったか───
「おっと、店内では物騒なものを収めたまえ。私を力で捩じ伏せても、私の固有結界───「麻婆」の固有結界『陳麻婆豆腐・陳興盛飯舗』からは逃れられぬよ」
「───当時の味を再現しつつ、現代の調理技法も取り入れ、数多の香辛料を配合した結果、辛味の深淵に到達した我が至高の一皿『
「最初の挑戦者は...辛いもの好きそうな青髪の小娘、お前だ」
...どうやら、本当に激辛料理チャレンジをこなさない限り、此処から脱出することは不可能なようだ。
段階2:そう、辛さこそ至高、辛さこそ究極の味覚
(※画像はイメージです。実際に提供される商品とは異なる可能性がございます。)
激辛料理「
この
もうなんというか、食べる前から汗と涙が止まらなくなる、そんな感じである。
貴方はこの"聳え立つ紅蓮"を、あらゆる手段を尽くして制限時間内に完食しなければならない。
麻婆豆腐はなかなかの大盛りであり、貴方が全力で食べまくってもギリギリ15分で完食できるかどうかといったところ。
気合いで辛味に耐えて食べ進めようとするが、口に入れた瞬間と5分経過する毎に我慢の限界が訪れる。
つまり、食べるうちに「三回」の限界が訪れるので、その度に「別々の辛さを耐える手段」を考案、実行する必要がある。
「水や飲み物で辛味を洗い流す」「油分のあるものでカプサイシンを溶かす」「魔術による生理現象操作により一時的に味覚を抑え込む」「自己暗示で辛味の認識をぼかして食べる」「味方サーヴァントの応援系スキルや肉体賦活スキル、催眠魅了スキルで無理やり身体を動かして食べる」など。
「一度のチャレンジ中に三回、全く別々の手段で、辛味に耐える」必要があるので、例えば「水を飲む」と「ヨーグルトを飲む」は「水や飲み物で辛味を洗い流す」に含まれるので、同一の手段とする。
魔術による対処は「味覚そのものへの干渉」と「自己暗示による認識干渉」など激辛に対するアプローチが違っていれば、全く別の手段とする。
サーヴァントの助力による対処は「一度のチャレンジにおいて、同一サーヴァントによる助力は一回のみ」とする。
貴方がえげつない激辛の前に屈服し、完食できなかった場合は、ランダムで選ばれた同行者が次の挑戦者として選ばれ「
辛味耐性がある同行者が選ばれた場合は「限界」が訪れる回数が減るなどのメリットがある。
辛味耐性が低い同行者が選ばれた場合は「限界」が訪れる回数が増えるなどのデメリットがある。
これを完食者が出るまで繰り返し、同行者が全滅した場合は、再び貴方の前に麻婆豆腐が運ばれてくる。
仮に心が折れて完食を拒否してもGAMEOVERにはならないが、夜が終わり昼が来るまで、店内に閉じ込められることになる。
見事完食すると、完食者は凄まじい激辛と途轍もない痺れの中に確かな旨味を感じ取ることができる。
そして、満足げな表情で現れた店主は、激辛と激闘を繰り広げた勇者たちに杏仁豆腐の無料サービスを与える。
これを食べると、口が腫れるほどの激辛の後遺症は治まり、心地よい刺激のみが身体に残る。
そして、店の扉は開け放たれ、店主はこう言う。
「またのご来店をお待ちしています。或いは今ここで...おかわりでもいかがかな?」
貴方は店を出る。
激辛で汗だくになった身体が夏風で冷まされるのを感じて、イベントは終了する。
元ネタ:陳劉氏、ゲーム『Fate/unlimitedcodes』、ミニゲーム『衝撃のマーボー』)
清朝末期である1862年。四川省成都の北門にある万福橋の近くに陳富春とその妻である陳劉氏は「陳興盛飯舗」という食堂を開いた。
この場所は交通の要所であり、土地の守護神でもある城隍神を祭っている城隍廟もあったので、多くの人々が行き交う場所だった。
店主である陳富春は早くに亡くなるが、妻の陳劉氏が後を継いで店主となり、店を切り盛りした。
彼女が材料が乏しい中、有り合わせで作った料理が红烧豆腐 である。
陳興盛飯舗の客の多くは、天秤棒を使って油を運ぶ肉体労働者であり、彼らは豆腐や肉などの材料を持ち込み、籠の中から一杯の油を掬って、陳劉氏にこの豆腐料理を作ってもらったという。
红烧豆腐 の味はたちまち評判となり、その噂は中国全土に広まっていった。
陳劉氏の顔には麻点 があったので、红烧豆腐 は次第に“麻婆豆腐”と呼ばれるようになったという。
今回、怪異として現れた陳劉氏を名乗る存在は、陳劉氏という料理人の中に存在した暗黒面..."人に激辛料理を喰わせて悶絶させたい、しかして同時に激辛の中にある真の旨味へと導いてあげたい"という別人格 が、激辛という文化に対する狂おしき想念を収集する殻、或いはレンズとなり、実体化したものだと思わしい。
この場所は交通の要所であり、土地の守護神でもある城隍神を祭っている城隍廟もあったので、多くの人々が行き交う場所だった。
店主である陳富春は早くに亡くなるが、妻の陳劉氏が後を継いで店主となり、店を切り盛りした。
彼女が材料が乏しい中、有り合わせで作った料理が
陳興盛飯舗の客の多くは、天秤棒を使って油を運ぶ肉体労働者であり、彼らは豆腐や肉などの材料を持ち込み、籠の中から一杯の油を掬って、陳劉氏にこの豆腐料理を作ってもらったという。
陳劉氏の顔には
今回、怪異として現れた陳劉氏を名乗る存在は、陳劉氏という料理人の中に存在した暗黒面..."人に激辛料理を喰わせて悶絶させたい、しかして同時に激辛の中にある真の旨味へと導いてあげたい"という
場所 | 納屋備新町内・ビル街 |
条件 | 貴方が下着の上にスカートを履いた状態で、発生場所に侵入する |
神階 | 魂 |
位勲 | 第三位 |
段階1:ビルかぜとともに
今日はやけに風が強い。
高層建築群の周辺で発生する風害───俗にいうビル風によるものだろうか、体幹を「強化」してもバランスを崩しそうになるほどだ。
強風に吹かれながらもビル街を進む貴方。
すると突然、"下方向から吹き上がるつむじ風"が襲い掛かる。
必然的に、貴方のスカートは捲れ上がり、下着が露わになってしまうだろう。
貴方の他にスカートを履いている同行者がいた場合も、同様の被害を受ける。
単なる自然現象から逸脱した破廉恥な風を受けた貴方は、自分が何らかの怪異の影響下にあることに気がつくだろう。
しかし、舞い上がるスカートを手で押さえながら周囲を見渡しても、風を操る何者かの存在は発見できない。
そうしている間にも、吹き荒れる強風がスカートを捲りまくってくる。
渦巻く風に阻まれて、近くの建造物の内部に逃げ込む事も困難だ。
これ以上の痴態を晒す前に一刻も早く、悪戯な風の主を発見し、速やかに退治せねばならない。
高層建築群の周辺で発生する風害───俗にいうビル風によるものだろうか、体幹を「強化」してもバランスを崩しそうになるほどだ。
強風に吹かれながらもビル街を進む貴方。
すると突然、"下方向から吹き上がるつむじ風"が襲い掛かる。
必然的に、貴方のスカートは捲れ上がり、下着が露わになってしまうだろう。
貴方の他にスカートを履いている同行者がいた場合も、同様の被害を受ける。
単なる自然現象から逸脱した破廉恥な風を受けた貴方は、自分が何らかの怪異の影響下にあることに気がつくだろう。
しかし、舞い上がるスカートを手で押さえながら周囲を見渡しても、風を操る何者かの存在は発見できない。
そうしている間にも、吹き荒れる強風がスカートを捲りまくってくる。
渦巻く風に阻まれて、近くの建造物の内部に逃げ込む事も困難だ。
これ以上の痴態を晒す前に一刻も早く、悪戯な風の主を発見し、速やかに退治せねばならない。
段階2:いや〜ん!エッチな風さんですぅ❤️
怪異「悪戯な風」の捜索及び討伐が開始される。
怪異の舞台はビル街である。
明らかに異常であると分かる凄まじいビル風が吹き荒れており、貴方の行動を大幅に阻害する。
絶え間なく吹き付ける剥離流は転倒と下着の露出を誘発し続け、時折吹く強烈な谷間風は対風防御を固めていないと体を持っていかれ、ビルやコンクリートに叩きつけられてしまうほどの威力を誇る。
この怪異は性欲旺盛だが、殺意はあんまりないのでちゃんと頭部を守っていれば死にはしないだろう。
現代魔術を逸脱した神秘により引き起こされる旋風はサーヴァントの動きすらも妨げ、飛行による脱出も困難とする。
最初はスカートを捲るだけの、可愛らしい悪戯しか仕掛けてこないが、時間が経つに連れて興奮してきたのか、鎌鼬の連続発射による衣服裁断(何故か肉体は切れない)と強風による強制脱衣を試みてくる。
仮に貴方かその同行者の女性の一人が全裸にされてしまうと、近くの物陰でブシャ!という、液体が勢いよく吹き出したような音が聞こえた後、強風は吹き止む。
音が聞こえた場所を調べると、地面に飛び散った魔血の痕跡を発見できるが、それを吹き出したであろう怪異の主は見つからない。
イベントは終了する(非討伐扱い)。
怪異の舞台はビル街である。
明らかに異常であると分かる凄まじいビル風が吹き荒れており、貴方の行動を大幅に阻害する。
絶え間なく吹き付ける剥離流は転倒と下着の露出を誘発し続け、時折吹く強烈な谷間風は対風防御を固めていないと体を持っていかれ、ビルやコンクリートに叩きつけられてしまうほどの威力を誇る。
この怪異は性欲旺盛だが、殺意はあんまりないのでちゃんと頭部を守っていれば死にはしないだろう。
現代魔術を逸脱した神秘により引き起こされる旋風はサーヴァントの動きすらも妨げ、飛行による脱出も困難とする。
最初はスカートを捲るだけの、可愛らしい悪戯しか仕掛けてこないが、時間が経つに連れて興奮してきたのか、鎌鼬の連続発射による衣服裁断(何故か肉体は切れない)と強風による強制脱衣を試みてくる。
仮に貴方かその同行者の女性の一人が全裸にされてしまうと、近くの物陰でブシャ!という、液体が勢いよく吹き出したような音が聞こえた後、強風は吹き止む。
音が聞こえた場所を調べると、地面に飛び散った魔血の痕跡を発見できるが、それを吹き出したであろう怪異の主は見つからない。
イベントは終了する(非討伐扱い)。
段階3:風が止むとき
この怪異を調伏するには、見えざる怪異の主が何処にいるのかを探る必要がある。
先に言っておくと、この怪異は「透明」であり、さらに風に乗ってビル街を高速で飛行している。
妖精眼などの異能持ちであれば、一瞬視界に捉えられるかもしれないが、それでも強風に翻弄されながら、高速移動する怪異に攻撃を命中させることは難しいだろう。
重要なのはこの怪異が「明らかに女性の痴態を観察する為に、強風を発生させている」ことだ。
つまり、可能な限り、貴方や同行者の下着や裸体を見る為に、いい感じのポジションで観察しているということ。
また、痴態を観察するのに夢中になるあまりに、大気操作が疎かになることもある。
露骨に怪異を討伐しようと殺気を張り巡らせていると、怪異側も警戒するので、敢えて警戒を解き(解いているように見せかけて)下着を見せつけたり、誘惑するような行動を取って「怪異の目を釘付け」にしておき、怪異側から見て痴態を観測するのに一番適した場所を予測し、そこに攻撃を打ち込めば、案の定クリーンヒットして、呆気なく撃墜できる。
撃墜地点に駆け寄ると、6歳ほどの背中に蝶々の翅を生やした男の子の妖精が目を回して倒れている。
怪異の正体である妖精は、最後に目を開き
「○、○○...*3」
と言い残して消滅する。
風は止み、悶々とした思いを胸の内に秘めながらも、イベントは終了する。
先に言っておくと、この怪異は「透明」であり、さらに風に乗ってビル街を高速で飛行している。
妖精眼などの異能持ちであれば、一瞬視界に捉えられるかもしれないが、それでも強風に翻弄されながら、高速移動する怪異に攻撃を命中させることは難しいだろう。
重要なのはこの怪異が「明らかに女性の痴態を観察する為に、強風を発生させている」ことだ。
つまり、可能な限り、貴方や同行者の下着や裸体を見る為に、いい感じのポジションで観察しているということ。
また、痴態を観察するのに夢中になるあまりに、大気操作が疎かになることもある。
露骨に怪異を討伐しようと殺気を張り巡らせていると、怪異側も警戒するので、敢えて警戒を解き(解いているように見せかけて)下着を見せつけたり、誘惑するような行動を取って「怪異の目を釘付け」にしておき、怪異側から見て痴態を観測するのに一番適した場所を予測し、そこに攻撃を打ち込めば、案の定クリーンヒットして、呆気なく撃墜できる。
撃墜地点に駆け寄ると、6歳ほどの背中に蝶々の翅を生やした男の子の妖精が目を回して倒れている。
怪異の正体である妖精は、最後に目を開き
「○、○○...*3」
と言い残して消滅する。
風は止み、悶々とした思いを胸の内に秘めながらも、イベントは終了する。
元ネタ:フォレッティ
イタリアの伝承に語られる妖精。
フォレッティは単数系であり、複数形ではフォレットーと呼ぶ。
単に妖精の総称としても扱われることもあるが、その中でも風を司るものを指すことが多い。
風の妖精 、とも。
不可視になる能力や変身能力を持つ、つむじ風を巻き起こして人間にイタズラをする蝶の翅の生えた小さな男の子の姿をした、如何にも妖精らしいフォレッティもいるが、女性や少女を犯して食い物にする凶暴な個体や女性を誘惑し、気に入った女性に宝のありかを教える個体などもいる。
特に強力な個体の例として、軽快で善良だが「女に接吻する者」という意味の名前の通りに、昼の嵐に乗ってすれ違いざまに女性の唇を奪う「妖精王バサドーネ」や地震や嵐、猛吹雪などの厄災を引き起こし、年に一度聖人たちと戦いを繰り広げる「アマッザマレッドゥ」がいる。
今回、貴方が遭遇したフォレッティは、より多くの女性の痴態を観察するべく「ビル風」という概念を己の棲家とした特殊個体であったらしい。
強大な妖精の力を、女の子のスカートを捲って服を脱がせることに全振りしたハイスペック・エロガキ。
最悪である。
フォレッティは単数系であり、複数形ではフォレットーと呼ぶ。
単に妖精の総称としても扱われることもあるが、その中でも風を司るものを指すことが多い。
不可視になる能力や変身能力を持つ、つむじ風を巻き起こして人間にイタズラをする蝶の翅の生えた小さな男の子の姿をした、如何にも妖精らしいフォレッティもいるが、女性や少女を犯して食い物にする凶暴な個体や女性を誘惑し、気に入った女性に宝のありかを教える個体などもいる。
特に強力な個体の例として、軽快で善良だが「女に接吻する者」という意味の名前の通りに、昼の嵐に乗ってすれ違いざまに女性の唇を奪う「妖精王バサドーネ」や地震や嵐、猛吹雪などの厄災を引き起こし、年に一度聖人たちと戦いを繰り広げる「アマッザマレッドゥ」がいる。
今回、貴方が遭遇したフォレッティは、より多くの女性の痴態を観察するべく「ビル風」という概念を己の棲家とした特殊個体であったらしい。
強大な妖精の力を、女の子のスカートを捲って服を脱がせることに全振りしたハイスペック・エロガキ。
最悪である。
場所 | 納屋備新町内・ビル街 |
条件 | マイケル・オストログが同行していると確定で遭遇。既に調伏して強化を獲得している場合は出現しない |
神階 | 尊 |
位勲 | 勲三等 |
段階1:悪霧の都市へ
静寂に満たされた深夜のビル街。
貴方が歩いていると、急に小雨が降り出し、霧がかかり始める。
その霧は肉体を蝕む「硫酸の霧」だ。
霧の中に侵入した者は肉体を強酸で蝕まれ、視覚を妨害される。
魔術師であれば、魔力で眼球を保護し、肺や赤血球を「強化」して呼吸を止めるなどの対策を取ればどうにかなる。
また、この霧は怪異の主の「魔力放出(霧)」とでも言うべき能力によって発生したものであり、数秒で都市の一角を霧で包むことができるが、結界宝具の域には至っていないので強力な風属性の魔術などで一時的に霧を払う事も可能。
霧を払えなかった場合、怪異の主からの「完璧な奇襲」を受けてしまう。
最大限に防御を固めていない限り、貴方は霧の中から現れた「巨大な爪」に下腹部を抉られて即死する。
霧を払えた場合、貴方の前に怪異の主が姿を現す。
灰色の髪、赤く虚な瞳をした少女。
その頭部には狼のような耳が生えている。
この時、マイケル・オストログが同行していれば、この怪異の正体を即座に看破する。
かつて倫敦 で惨劇を巻き起こした正体不明の連続猟奇殺人鬼。
───切り裂きジャック の一人であると。
少女の形をした怪異 は、貴方を認識すると、怨嗟に満ちた咆哮を放ち、瞬く間に巨大な異形に変身する。
血塗られたナイフのような爪...貴方はこれこそが五人の娼婦を惨殺し、解体した凶器であると理解するだろう。
そして、猛獣の殺人鬼は体表から硫酸の霧を噴出して姿を消す。
───悪霧を此処に。狂える獣が生命を狩る、惨劇の夜が始まる。
貴方が歩いていると、急に小雨が降り出し、霧がかかり始める。
その霧は肉体を蝕む「硫酸の霧」だ。
霧の中に侵入した者は肉体を強酸で蝕まれ、視覚を妨害される。
魔術師であれば、魔力で眼球を保護し、肺や赤血球を「強化」して呼吸を止めるなどの対策を取ればどうにかなる。
また、この霧は怪異の主の「魔力放出(霧)」とでも言うべき能力によって発生したものであり、数秒で都市の一角を霧で包むことができるが、結界宝具の域には至っていないので強力な風属性の魔術などで一時的に霧を払う事も可能。
霧を払えなかった場合、怪異の主からの「完璧な奇襲」を受けてしまう。
最大限に防御を固めていない限り、貴方は霧の中から現れた「巨大な爪」に下腹部を抉られて即死する。
霧を払えた場合、貴方の前に怪異の主が姿を現す。
灰色の髪、赤く虚な瞳をした少女。
その頭部には狼のような耳が生えている。
この時、マイケル・オストログが同行していれば、この怪異の正体を即座に看破する。
かつて
───
少女の形をした
血塗られたナイフのような爪...貴方はこれこそが五人の娼婦を惨殺し、解体した凶器であると理解するだろう。
そして、猛獣の殺人鬼は体表から硫酸の霧を噴出して姿を消す。
───悪霧を此処に。狂える獣が生命を狩る、惨劇の夜が始まる。
段階2:地獄より
怪異「殺戮獣害 」との戦闘が開始される。
この怪異は武闘派サーヴァントにも匹敵する戦闘力を持つ異形の獣人である。
巨躯でありながら巧みに気配を隠し、放出した硫酸の霧の中に隠れ密む隠密性を持つ。
奇襲を喰らわない為にも、可能な限り霧は払っておくべきだろう。
魔力の残香を嗅ぎ取る嗅覚・聴覚により、特殊な方法を使わない限りは逃走も不可能に近い。
ただし、その場に何百人もの人間や霊体がいた場合は流石に追尾は難しくなる。
圧倒的な手数で───比喩ではなく、四〜六本ほどの異常に発達した四肢を増設して───獲物を切り刻む。
例え拘束されたとしても、獣化した肉体の一部を破棄する事により無理矢理抜け出して獲物に喰らい付く。
この怪異の攻撃には「人間」「人の力を持つ英雄」「今を生きる人類」への特攻性能を持つ為、注意が必要。
仮にだが、何らかの理由で人間の肉体を伴って現界した英霊が存在した場合、如何なる大魔性であろうとも、神々を殺す武勇を持とうとも「殺害可能」となる。
憎悪が込められた咆哮は聴いたものに恐慌を巻き起こすだけでなく、生半可な魔術を掻き消して無力化する「魔の域」へと至っている。
一小節以下の魔術は完全に雲散霧消させ、それ以上の大魔術の威力も減衰させる。
近距離で受けた場合は「強化」の解除や魔術回路から強制的に魔力を引き摺り出され、消耗してしまうなどの被害を受ける可能性がある。
獣の暴虐性と魔性の狡猾さを併せ持って対象を追い詰める恐るべき殺戮の獣であるが、弱点はある。
近現代に成立した存在でありながら、人の妄執と恐怖を糧として肥大化し、高位の魔獣にも匹敵する強度を持つ肉体を得ているが、猛獣であり、魔性であり、(幻想種としての)悪魔としての属性を持つ為、それらに対する特攻はとてもよく刺さる。
また、この怪異は「憎悪」を薪とする事で強力な獣性を己が裡から引き出している為、一部の精神干渉...魅了や恐怖、特に憎悪を和らげる慈愛系の戦意抑制を受けると「憎悪」が揺らいでしまい、弱体化してしまう。
最も、この怪異は精神が錯乱している為、それなりに高いランクの精神干渉でなければ意味を成さないだろう。
なお、マイケル・オストログがこの怪異にトドメを刺した場合、この「ジャック・ザ・リッパー」が背負う宿業や呪詛の一部を"奪い取った"として、例外的に『解体偽典 』による暗殺技能と敏捷ステータスの強化を獲得した上で、下記の宝具を習得できる。
この怪異は武闘派サーヴァントにも匹敵する戦闘力を持つ異形の獣人である。
巨躯でありながら巧みに気配を隠し、放出した硫酸の霧の中に隠れ密む隠密性を持つ。
奇襲を喰らわない為にも、可能な限り霧は払っておくべきだろう。
魔力の残香を嗅ぎ取る嗅覚・聴覚により、特殊な方法を使わない限りは逃走も不可能に近い。
ただし、その場に何百人もの人間や霊体がいた場合は流石に追尾は難しくなる。
圧倒的な手数で───比喩ではなく、四〜六本ほどの異常に発達した四肢を増設して───獲物を切り刻む。
例え拘束されたとしても、獣化した肉体の一部を破棄する事により無理矢理抜け出して獲物に喰らい付く。
この怪異の攻撃には「人間」「人の力を持つ英雄」「今を生きる人類」への特攻性能を持つ為、注意が必要。
仮にだが、何らかの理由で人間の肉体を伴って現界した英霊が存在した場合、如何なる大魔性であろうとも、神々を殺す武勇を持とうとも「殺害可能」となる。
憎悪が込められた咆哮は聴いたものに恐慌を巻き起こすだけでなく、生半可な魔術を掻き消して無力化する「魔の域」へと至っている。
一小節以下の魔術は完全に雲散霧消させ、それ以上の大魔術の威力も減衰させる。
近距離で受けた場合は「強化」の解除や魔術回路から強制的に魔力を引き摺り出され、消耗してしまうなどの被害を受ける可能性がある。
獣の暴虐性と魔性の狡猾さを併せ持って対象を追い詰める恐るべき殺戮の獣であるが、弱点はある。
近現代に成立した存在でありながら、人の妄執と恐怖を糧として肥大化し、高位の魔獣にも匹敵する強度を持つ肉体を得ているが、猛獣であり、魔性であり、(幻想種としての)悪魔としての属性を持つ為、それらに対する特攻はとてもよく刺さる。
また、この怪異は「憎悪」を薪とする事で強力な獣性を己が裡から引き出している為、一部の精神干渉...魅了や恐怖、特に憎悪を和らげる慈愛系の戦意抑制を受けると「憎悪」が揺らいでしまい、弱体化してしまう。
最も、この怪異は精神が錯乱している為、それなりに高いランクの精神干渉でなければ意味を成さないだろう。
なお、マイケル・オストログがこの怪異にトドメを刺した場合、この「ジャック・ザ・リッパー」が背負う宿業や呪詛の一部を"奪い取った"として、例外的に『
『五体無惨の殺戮獣害 』
ランク:A+〜E- 種別:獣化宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:-
『切り裂きジャックの正体は猛獣だった』という伝承に基づき、その姿を凶暴な獣へと変化させる。
...実際には切り裂きジャックの伝承とは関係なく、彼女が元から保有していた「生態」に近い異能が、切り裂きジャックの残酷な殺人に恐怖した人々による「どうか獣 の仕業であってくれ」「このような所業が人間の手によるものであって欲しくない」という押し付けや歪んだ願望により強化・変質したもの。
殺戮に特化した獣性魔術。
『悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて 』と同質の宝具であるが、周辺の人口密度よりも彼女の憎悪が想起されやすいシチュエーションによって威力が左右される。
晴天の荒野で使用した場合は「切り裂きジャックの残虐な犯行を可能とする、ナイフのような鋭い爪と精密な解体技術を持つ狼に似た獣人」程度の存在にしかなれないが「夜である」「霧が出ている」「殺害対象が女である」「殺害対象が生殖能力を持つ」などの条件が揃うにつれて、強化の限界値が上がっていき、最終的に都市を血の海で染める異形、武闘派サーヴァントに匹敵する戦闘力を持つ「殺戮獣」へと変貌する。
驚異的な筋力と敏捷性、恐慌を巻き起こして魔術を掻き消し雲散霧消させる咆哮、一度狙いを定めた獲物を何処までも追跡可能な聴覚・嗅覚なども発現する。
弱点としては、この宝具は彼女の「憎悪」を薪として自らの内側から「獣性」を引き摺り出すものなので、敵からの精神干渉を受けるなどして「憎悪」が揺らいでしまうと、著しく効果が下がってしまう。
また、近代兵器により幾らでも獣を殺せるようになってもなお、恐れられる獣害の具現でもある為、人間に対しては特攻ダメージが入る。
人属性の英霊や何らかの理由で「今を生きる人類」として現界しているサーヴァントに対しても強力な殺傷性を発揮する。
『解体偽典 』でこの宝具を習得した場合は「憎悪」以外の激しい感情を薪としても獣性を引き出すことができるようになる。
夜、霧、殺害対象が女性である事も獣化深度に影響する。
しかし、他のジャックほど深く、強く、呪わしいほどの「犯行動機」を持たないマイケル・オストログはこの宝具を十全に扱うことはできず、最高でもBランク程度に落ち着く。
(宝具による殺人強化が誰でも、どのような手段で殺しても適応される事を鑑みて。『本物』になり変わる為に、殺害対象や殺害方法に拘るほどの執念があれば、より高いランクで行使できたかもしれない。)
その場合、近接ステータスがワンランク上昇し、人型を逸脱する事はできないものの鋭い爪や牙を武器として扱えるようになり、魔力を消し飛ばす咆哮を可能とし、獣耳が生えて聴覚と嗅覚の強化が行われ、若干の人間・人属性特攻を得る。
オリジナルを超え得る可能性があるとはいえ、偽物であるが故の「軽薄さ」が露呈した結果と言える。
それでも相当強力ではあるが。
『切り裂きジャックの正体は猛獣だった』という伝承に基づき、その姿を凶暴な獣へと変化させる。
...実際には切り裂きジャックの伝承とは関係なく、彼女が元から保有していた「生態」に近い異能が、切り裂きジャックの残酷な殺人に恐怖した人々による「どうか
殺戮に特化した獣性魔術。
『
晴天の荒野で使用した場合は「切り裂きジャックの残虐な犯行を可能とする、ナイフのような鋭い爪と精密な解体技術を持つ狼に似た獣人」程度の存在にしかなれないが「夜である」「霧が出ている」「殺害対象が女である」「殺害対象が生殖能力を持つ」などの条件が揃うにつれて、強化の限界値が上がっていき、最終的に都市を血の海で染める異形、武闘派サーヴァントに匹敵する戦闘力を持つ「殺戮獣」へと変貌する。
驚異的な筋力と敏捷性、恐慌を巻き起こして魔術を掻き消し雲散霧消させる咆哮、一度狙いを定めた獲物を何処までも追跡可能な聴覚・嗅覚なども発現する。
弱点としては、この宝具は彼女の「憎悪」を薪として自らの内側から「獣性」を引き摺り出すものなので、敵からの精神干渉を受けるなどして「憎悪」が揺らいでしまうと、著しく効果が下がってしまう。
また、近代兵器により幾らでも獣を殺せるようになってもなお、恐れられる獣害の具現でもある為、人間に対しては特攻ダメージが入る。
人属性の英霊や何らかの理由で「今を生きる人類」として現界しているサーヴァントに対しても強力な殺傷性を発揮する。
『
夜、霧、殺害対象が女性である事も獣化深度に影響する。
しかし、他のジャックほど深く、強く、呪わしいほどの「犯行動機」を持たないマイケル・オストログはこの宝具を十全に扱うことはできず、最高でもBランク程度に落ち着く。
(宝具による殺人強化が誰でも、どのような手段で殺しても適応される事を鑑みて。『本物』になり変わる為に、殺害対象や殺害方法に拘るほどの執念があれば、より高いランクで行使できたかもしれない。)
その場合、近接ステータスがワンランク上昇し、人型を逸脱する事はできないものの鋭い爪や牙を武器として扱えるようになり、魔力を消し飛ばす咆哮を可能とし、獣耳が生えて聴覚と嗅覚の強化が行われ、若干の人間・人属性特攻を得る。
オリジナルを超え得る可能性があるとはいえ、偽物であるが故の「軽薄さ」が露呈した結果と言える。
それでも相当強力ではあるが。
元ネタ:『切り裂きジャック 』
...切り裂きジャックという殺人鬼については、もはや詳しく語るまでもないだろう。
このジャックの場合は『切り裂きジャックの正体は獣である』という噂話や伝承を元に構築された存在である。
彼女は元々、ロンドンに存在するとある"巨大学府"、その中でも「動物」を専門として扱う学部に所属していた一族の末裔であった。
己が裡から「獣性」を引き出す業や幻想生物の細胞因子に纏わる研究により、成果を上げていたその一族は苛烈な人体改造や複雑な異種配合の代償として、代を重ねるにつれて生殖能力が低下するという問題を抱えていた。
獣性の制御に特化した、希少な幻獣を素材とした「血族以外に移植すると喰い潰される」性質を持つ刻印の為に、養子を取ることも不可能。
19世紀当時、一族の当主であった女性は分家の男達を使い潰す勢いで、後継ぎを残そうと必死に努力した結果、一人の子供が産まれる。
その子供は、歴代でも随一の才能を持っていたのだが、"生殖能力を完全に欠いていた"。
長きに渡り生命を弄んできた罪が結実したかのように。
深く絶望した当主だったが、問題を解決する為の、おぞましい手段を思い付き、それを実行に移した。
刻印を移植した我が子に、一族のあらゆる研究成果、触媒、呪体を注ぎ込むことで、"改造し、生殖能力を作り出そうとしたのだ"。
...その結果、どうなったかは"巨大学府"の記録には一切残されていない。
その一族についての情報も、完全に抹消されている。
それから間も無くして、かの殺人鬼による惨劇が開始された。
犠牲者からは乳房・膣・子宮など女性的なアイデンティティを示す部位が切り取られていたというが...それは、どの様な意図で持ち去られたのだろうか?
真相は闇の中である。
このジャックの場合は『切り裂きジャックの正体は獣である』という噂話や伝承を元に構築された存在である。
彼女は元々、ロンドンに存在するとある"巨大学府"、その中でも「動物」を専門として扱う学部に所属していた一族の末裔であった。
己が裡から「獣性」を引き出す業や幻想生物の細胞因子に纏わる研究により、成果を上げていたその一族は苛烈な人体改造や複雑な異種配合の代償として、代を重ねるにつれて生殖能力が低下するという問題を抱えていた。
獣性の制御に特化した、希少な幻獣を素材とした「血族以外に移植すると喰い潰される」性質を持つ刻印の為に、養子を取ることも不可能。
19世紀当時、一族の当主であった女性は分家の男達を使い潰す勢いで、後継ぎを残そうと必死に努力した結果、一人の子供が産まれる。
その子供は、歴代でも随一の才能を持っていたのだが、"生殖能力を完全に欠いていた"。
長きに渡り生命を弄んできた罪が結実したかのように。
深く絶望した当主だったが、問題を解決する為の、おぞましい手段を思い付き、それを実行に移した。
刻印を移植した我が子に、一族のあらゆる研究成果、触媒、呪体を注ぎ込むことで、"改造し、生殖能力を作り出そうとしたのだ"。
...その結果、どうなったかは"巨大学府"の記録には一切残されていない。
その一族についての情報も、完全に抹消されている。
それから間も無くして、かの殺人鬼による惨劇が開始された。
犠牲者からは乳房・膣・子宮など女性的なアイデンティティを示す部位が切り取られていたというが...それは、どの様な意図で持ち去られたのだろうか?
真相は闇の中である。
場所 | 納屋備新町・ビル街 |
条件 | 昼か夜に「アーサー王伝説」に関連する存在に累計10回以上遭遇する(敵が味方かは問わない)。一度調伏したら二度と出現しない |
神階 | 荒神 |
位勲 | 第一位 |
段階1:はじまり
段階2:おしまい
終末装置「奈落の姫」が起動する。
それは、白い花嫁衣装に身を包んだ幼い少女の姿をしている。
この装置は竜種としての属性を持つが、竜としての超抜能力を殆ど行使しない。
する必要がない、とも言える。
この終末装置の破滅機能は「陥穽」である。
それは、自身の周囲の空間を歪め、虫喰い穴 ...異界へと通じる「門」を作り出す能力だ。
とある異聞にて、世界を墜落死させた「奈落の虫」と同質の異能。
開かれた「門」は周囲の物体を空間ごと飲み込み、墜落させる。
「門」が繋がった先は無限に落ち続ける「空洞」の概念世界であり、基本的に脱出は不可能。
極めて高レベルの飛行能力を保有していない限り、接近すると同時に飲み込まれて即死する。
あらゆる干渉に対して自動で「門」を開く事で、全方向からの同時攻撃も完全に無効化する。
五感を通した精神干渉も無効化ないし削減される。
この装置の本体は概念的に「無限に続く奈落、そのあり得ざる底」に存在しているのにも等しく、事実上無限の概念を貫けるような干渉以外は"届かず"、完全に無効化される。
例え、それが最強の幻想 による渾身の一撃であっても。
今回、怪異として顕現した「奈落の姫」は「終末装置ではあるが世界を滅ぼした経験がなく」「夜の影宮市が滅ぼすべき場所かわからず」「世界を滅ぼすよりも優先する目的がある」ので終末モチベが低く、霊基出力も低下しており、最大でも大エリア◎納屋備新町全域を吸い尽くして更地にする程度の被害を出したら姿を消す(非討伐扱い)。
(納屋備新町に居る他のネームド怪異や、味方となり得るNPCの扱いは怪異No.40と同じ扱いとする)
それは、白い花嫁衣装に身を包んだ幼い少女の姿をしている。
この装置は竜種としての属性を持つが、竜としての超抜能力を殆ど行使しない。
する必要がない、とも言える。
この終末装置の破滅機能は「陥穽」である。
それは、自身の周囲の空間を歪め、
とある異聞にて、世界を墜落死させた「奈落の虫」と同質の異能。
開かれた「門」は周囲の物体を空間ごと飲み込み、墜落させる。
「門」が繋がった先は無限に落ち続ける「空洞」の概念世界であり、基本的に脱出は不可能。
極めて高レベルの飛行能力を保有していない限り、接近すると同時に飲み込まれて即死する。
あらゆる干渉に対して自動で「門」を開く事で、全方向からの同時攻撃も完全に無効化する。
五感を通した精神干渉も無効化ないし削減される。
この装置の本体は概念的に「無限に続く奈落、そのあり得ざる底」に存在しているのにも等しく、事実上無限の概念を貫けるような干渉以外は"届かず"、完全に無効化される。
例え、それが
今回、怪異として顕現した「奈落の姫」は「終末装置ではあるが世界を滅ぼした経験がなく」「夜の影宮市が滅ぼすべき場所かわからず」「世界を滅ぼすよりも優先する目的がある」ので終末モチベが低く、霊基出力も低下しており、最大でも大エリア◎納屋備新町全域を吸い尽くして更地にする程度の被害を出したら姿を消す(非討伐扱い)。
(納屋備新町に居る他のネームド怪異や、味方となり得るNPCの扱いは怪異No.40と同じ扱いとする)
段階3:おしまい...?
数多くの終末装置の中でも随一の破壊性を持つ「奈落の姫」であるが、ただ一つだけ弱点が存在する。
それは父であり夫、或いは自分という装置を作り出した開発者とも表現できる存在、卑王ヴォーティガーンだ。
実際にこの少女の父親にして夫であるヴォーティガーンでなくとも、その名を持つブリテン王であれば問題ない。
彼女は、親愛なる父 を害することは出来ない。
仮に全世界を崩落させ、滅ぼすことができたとしても、ヴォーティガーンだけは墜落 せない。二度と。
事実上、ヴォーティガーン本人がこの場に居れば、この装置は機能を停止し、その指示に正確に従う。穏便に退去させる事も可能。
ヴォーティガーン本人がいない場合も「ヴォーティガーンを模したもの」で攻撃すれば、通る可能性がある。
便利な頭でっかちをヴォーティガーンっぽく変化させれば、この装置を騙して「門」を無効化して攻撃を直撃させられるかもしれないということ。
攻撃が通る確率はヴォーティガーンの再現率に左右されるが「星の輝きを喰らう竜」であるラーフはそれなりにヴォーティガーンポイントが高い。
ヴォーティガーンについて情報収集を行えば、ヴォーティガーンっぽさを向上させる事も可能。
仮にヴォーティガーン本人と面識がある人物と遭遇できれば、再現率はかなり高まる。
戦闘ではなく交渉によって退去を願う方法もある。
あちら側からコミュニケーションを取ることは一切無いが、意外にもこちらから話し掛ければ最低限の意思疎通が図れる。
もっとも声を届けるには「門」に吸い込まれるギリギリまで接近する必要があるが。
殆どの質問に対して首を傾げてまともに応答することはないが、目的や要求について質問すると「...ゔぉーてぃがーん、ほしい」とだけ呟く。
そう、世界を滅ぼすよりも優先する目的とは「推し のアイテムのダイナミック収集」である。
とても迷惑。
それを理解して何とか「ヴォーティガーンに関する物品を集めるから破壊をやめて欲しい」と伝えれば、一時的に「門」を閉じて待ってくれる。
そして、書店でヴォーティガーンが登場するアーサー王伝説に纏わる書籍やヴォーティガーンのフィギュアなどを大量に集めたり作ったりして渡せば、とても満足そうな笑みを浮かべた後に「門」を通って何処かへと消えて行く(この場合も調伏扱いとなる)。
この怪異を調伏すると、下記のアイテムを獲得できる。
それは父であり夫、或いは自分という装置を作り出した開発者とも表現できる存在、卑王ヴォーティガーンだ。
実際にこの少女の父親にして夫であるヴォーティガーンでなくとも、その名を持つブリテン王であれば問題ない。
彼女は、親愛なる
仮に全世界を崩落させ、滅ぼすことができたとしても、ヴォーティガーンだけは
事実上、ヴォーティガーン本人がこの場に居れば、この装置は機能を停止し、その指示に正確に従う。穏便に退去させる事も可能。
ヴォーティガーン本人がいない場合も「ヴォーティガーンを模したもの」で攻撃すれば、通る可能性がある。
便利な頭でっかちをヴォーティガーンっぽく変化させれば、この装置を騙して「門」を無効化して攻撃を直撃させられるかもしれないということ。
攻撃が通る確率はヴォーティガーンの再現率に左右されるが「星の輝きを喰らう竜」であるラーフはそれなりにヴォーティガーンポイントが高い。
ヴォーティガーンについて情報収集を行えば、ヴォーティガーンっぽさを向上させる事も可能。
仮にヴォーティガーン本人と面識がある人物と遭遇できれば、再現率はかなり高まる。
戦闘ではなく交渉によって退去を願う方法もある。
あちら側からコミュニケーションを取ることは一切無いが、意外にもこちらから話し掛ければ最低限の意思疎通が図れる。
もっとも声を届けるには「門」に吸い込まれるギリギリまで接近する必要があるが。
殆どの質問に対して首を傾げてまともに応答することはないが、目的や要求について質問すると「...ゔぉーてぃがーん、ほしい」とだけ呟く。
そう、世界を滅ぼすよりも優先する目的とは「
とても迷惑。
それを理解して何とか「ヴォーティガーンに関する物品を集めるから破壊をやめて欲しい」と伝えれば、一時的に「門」を閉じて待ってくれる。
そして、書店でヴォーティガーンが登場するアーサー王伝説に纏わる書籍やヴォーティガーンのフィギュアなどを大量に集めたり作ったりして渡せば、とても満足そうな笑みを浮かべた後に「門」を通って何処かへと消えて行く(この場合も調伏扱いとなる)。
この怪異を調伏すると、下記のアイテムを獲得できる。
奈落の白華
存在する筈のない、無限に続く奈落の底に咲くという白き花。淡い輝きを放っている。
滅び逝く国 とその終焉の担い手として産まれ落ちた少女に手向けられたもの。
極めて強力な「破滅」の概念を帯びており、超一級の魔術触媒・呪体として機能するが、どの様に加工しても一度効果を発揮したら夢のように消滅する。
また、これを加工できる者も神代でも有数の鍛治師や魔術師など、神域の加工者に限られる。
対幻想種(妖精、精霊を含む)、対生命、対世界特攻。
滅び逝く
極めて強力な「破滅」の概念を帯びており、超一級の魔術触媒・呪体として機能するが、どの様に加工しても一度効果を発揮したら夢のように消滅する。
また、これを加工できる者も神代でも有数の鍛治師や魔術師など、神域の加工者に限られる。
対幻想種(妖精、精霊を含む)、対生命、対世界特攻。
元ネタ:無銘「ヴォーティガーンの娘」
「ブリトン人の歴史」などで言及される名もなき女性。
ケント王国初代国王ヘンギストの美しき娘と白き竜の化身、卑王ヴォーティガーンの間に産まれた娘であり、
ヴォーティガーンの妃 。
彼女は父親と交わり、ファウストゥスという名の息子をもうけた。
かの王の齎した罪と災い、堕落を現す存在であり、彼女自身の人格を示す個別のエピソードは残っていない。
聖ゲルマヌスの祈りにより天から炎が降り注ぎ、ヴォーティガーンの城が全焼した時に死亡したという。
...異説では、城が焼かれた夜、大地が割れ、ヴォーティガーンを飲み込んだ。
翌朝、彼も、彼の娘 も、一緒に焼かれた者たちの遺骸も、何も発見されなかったという。
ブリテン島の意思、破滅の化身、終末装置であるヴォーティガーンの後継。
大神オーディンを祖とするヘンギストの血脈も取り込み、近親相姦による血の濃縮、堕落の果てに父をも超える終末装置として完成する筈であった奈落の姫君。
深き闇の底で微睡む、白き竜の花嫁。
生贄として誕生し、未来を喪失したお姫様。
...その目論みは、後一歩のところで聖ゲルマヌスに阻まれたようだ。
或いは、その機能の暴走により、父親もろとも奈落の底へと消えたのか。
仮にサーヴァントのクラスに当て嵌めるならばエンシェント・ドラゴン/ターミネーター。
人格は希薄。数多の罪の果てに産まれ落ちた存在であるが、純粋で無垢。
ある男が嫌悪した「責任を問われない、不誠実で免罪性のある装置」という在り方そのものと言える。
人類を墜落死させるためにヴォーティガーンによって掘られ、穿たれた究極の陥穽 であるが、人類を憎しみ、嫌う心はない。
憎悪も嫌悪もなく、ただ何もかもを突き落とす生ける奈落。
崩れ落ちる文明、墜落していく人間を見ても特に心を動かすことはないが「ヴォーティガーン」に関するもの、似た雰囲気を持つものに対しては強く執着する。
限りなく完璧に近い終末装置に生じた、唯一の欠陥 である。
ケント王国初代国王ヘンギストの美しき娘と白き竜の化身、卑王ヴォーティガーンの間に産まれた娘であり、
彼女は父親と交わり、ファウストゥスという名の息子をもうけた。
かの王の齎した罪と災い、堕落を現す存在であり、彼女自身の人格を示す個別のエピソードは残っていない。
聖ゲルマヌスの祈りにより天から炎が降り注ぎ、ヴォーティガーンの城が全焼した時に死亡したという。
...異説では、城が焼かれた夜、大地が割れ、ヴォーティガーンを飲み込んだ。
翌朝、彼も、彼の
ブリテン島の意思、破滅の化身、終末装置であるヴォーティガーンの後継。
大神オーディンを祖とするヘンギストの血脈も取り込み、近親相姦による血の濃縮、堕落の果てに父をも超える終末装置として完成する筈であった奈落の姫君。
深き闇の底で微睡む、白き竜の花嫁。
生贄として誕生し、未来を喪失したお姫様。
...その目論みは、後一歩のところで聖ゲルマヌスに阻まれたようだ。
或いは、その機能の暴走により、父親もろとも奈落の底へと消えたのか。
仮にサーヴァントのクラスに当て嵌めるならばエンシェント・ドラゴン/ターミネーター。
人格は希薄。数多の罪の果てに産まれ落ちた存在であるが、純粋で無垢。
ある男が嫌悪した「責任を問われない、不誠実で免罪性のある装置」という在り方そのものと言える。
人類を墜落死させるためにヴォーティガーンによって掘られ、穿たれた究極の
憎悪も嫌悪もなく、ただ何もかもを突き落とす生ける奈落。
崩れ落ちる文明、墜落していく人間を見ても特に心を動かすことはないが「ヴォーティガーン」に関するもの、似た雰囲気を持つものに対しては強く執着する。
限りなく完璧に近い終末装置に生じた、唯一の
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