2ちゃんねるオカルト板「心霊ちょっといい話」のまとめwiki

876 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/04 17:48
かなり怪しい話。
分裂とか言われても、実際それっぽかったからもしかすると幻覚かもしれない。
ただ、自分では本当に体験したとしか言えない話だが、、、、

私は喘息持ちで、むかしから台風が来りすると特にですがひどい喘息で寝こんだり
することがしょっちゅうだった。

不覚にも大学受験に失敗し、東京の予備校に行って安い下宿(ほんとに神田川の歌のような)
に浪人中住んでいた。
1年間完璧とは行かないまでも自分なりにはがんばって、明日はセンター試験という日。
不運にも大雪が降り、また、追い込みとかで無理をしたためか、夜中にひどい喘息。
喘息の薬も効かず、大げさな話死を覚悟した。そのころどっかの女性歌手が喘息で亡くなったと、
言う話もあったので、もしやと覚悟した。

(続く)
877 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/04 18:00
(>>876 続き)

喘息を持っている人は分かると思うが、ひどい喘息のときは、苦しくてとても寝ていられない。
寝たら死ぬかなといういやな予感さえさせるほど苦しい。
だが、疲れていた事もあってか、気を失ったのかうつらうつらと眠ってしまい、
その夢の中、真っ白い蛇がうねうねと私の首を締め付けている。一匹一匹はとても細い蛇だが、
それが数十匹も私の首に絡み付いてとても苦しい。息ができない。
ここからが不思議なのだが、東京に出る際に私の祖母が体の弱い私のお守りにと
持たせてくれたお守りを、私はいつも持ち歩き部屋にいるときは部屋の壁に掛けていた。

その時もいつも通り壁に掛けていたのだが、夢か現実か、その壁の方に小さい人がいる。
お守りの前の棚の上に、神主のような格好をした背中に白い光をたたえたような小人が
こちらをじっと見ているのが、ぼんやりと見えた。
夢の中でも錯乱していた私は、「お迎えか?」とマジでおもったそのとき、はっきりとは
分からなかったが、その小人が弓を構えるような格好をしたかと思うと、「パン!」と
手を打つような音が聞こえた。
そのとたん首の周りの蛇がはじける様に飛び散って、それぞれ部屋の隅に消えていった。

(続く)
878 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/04 18:10
(>>877 続き)

そこからの記憶はあいまいなのだが、隣の部屋の下宿生が、うなされていた私の声を
聞きつけて、様子を見に来ていた。とてもいいやつで、「救急車よぼうか?」とおろおろしていたが、
なぜか気がついたときには、あれほどひどかった喘息は引いていて、普通に呼吸ができる。
ほっとしたそのときお守りが気になり、壁を見るとちゃんとそのままで何も変わった様子がない。
隣の部屋の友人に、今会ったその話を聞かせると、「やっぱり病院行った方がいいよ」と信じてもらえなかったが、
どうもリアルな感じがして、今でも不思議でいる。

いまでは、夢でも妄想でもなんでもいい。ただ、自分の事をいつも心配してくれている祖母の
気持ちが守ってくれたんだと信じている。(いや、まだ死んでないけど)

だからといって、結局その年のセンター試験は実力以上の結果が出せたわけでもなく、
またまた浪人することになってしまったんだけどね。
(今はちゃんと大学でて働いてます)

(以上)

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