2ちゃんねるオカルト板「心霊ちょっといい話」のまとめwiki

288 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/23 21:26
スレ違いかもしれんがとりあえず書こうか。

あれは漏れが14歳のときだった。受験勉強もせずだらだら毎日過ごしていた。
そして、受験の日が来て、受かるはずもない高校を受けた。
その数日後、いきなり熱が出た。
3〜4日ぐらい続いたと思う。
親は「インフルエンザかなんかだろうから、とりあえず薬飲んで寝てろ」と言うんで、素直に従っていた。
そして熱が出て2日目。ちょうど俺の15歳の誕生日。
その日に爺ちゃんが死んだ。
俺は熱のある体を無理やり起こして病院に行った。まだ誰も到着していなく、
俺と親父と看護士だけだった。
親父は病院について爺ちゃんの顔を見るなり、泣き出してしまった。
でも、俺は不思議と涙は出なかった。そりゃあそうだ。
物心ついたときからもう爺ちゃんはボケていた。あまり良い思い出がない。
とりあえず、俺は家に帰ることにした。

次の日、何故か熱は下がり、すこぶる健康に。

葬式が終わり、親戚の家に行った。
小さな祭壇みたいなところに遺骨を置いて、親父が「爺ちゃんと話しとけ」って言うんで、
とりあえず遺骨の前に座った。
何を話していいのかわからず、適当に「元気?」などと心の中で思ってみた。
なんで元気?なんだろうな。もう死んでるのに。
そうすると、線香の煙が流れていた方向と逆の方向に行きだした。
もちろん風など吹いてないし、そういう感じもしなかった。
不思議に思って今度は「向こうは楽しい?」と思ってみた。
また違う方向に線香の煙が向かっていく。これは中3の漏れにはとてつもなく不思議だった。
そのときは両親にこのことは話さなかった。

そして見事に受験に失敗。浪人して前回受けた高校を受験して、合格した。
合格してしばらくして両親に線香の煙のことを話した。
あまりリアクションがなくてつまらなかったが、ひとつ話が聞けた。
昔、漏れがまだ2〜3才の時かな。その時爺ちゃんは漏れを猛烈に可愛がってくれていたらしく、
「ほかの孫には何も買ってきたことはないのに、お前にだけはお土産を買ってきたなあ。」
と、爺ちゃんの可愛がりぶりを話してくれた。
思えば熱が出たのも、誕生日に逝ってしまったのも、何か関係があるんじゃないか。
漏れはそれほど思っていたなかったけど、爺ちゃんは漏れのことをものすごく想ってくれていたんじゃないか。
そう思ったときは涙が出そうだった。

駄文スマソ

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