2ちゃんねるオカルト板「心霊ちょっといい話」のまとめwiki

631 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/03/24 11:45
動物の話しでも良いのだろうかな・・・

産まれた時から体が弱くて風邪ひけば肺炎になる様な
手のかかる子供だったんだけど、ある時親子の猫が
我家に迷い込んできた。
母親らしき猫と子猫。その日当然の様に学校を休んで
自宅で寝ていた私がその猫に気がつき、そのまま我家で
面倒を見る事になった。

不思議とその猫は私にだけなつき、何処に行くにも一緒で
その影響で友人も急に増え、外にも出る様になり学校の
出席率もだんだんよくなってきた。


子猫が近所のおばさんに気に入られ、そのまま
引き取られる事になった。引き取られた日の夜
親猫はずっと泣いていた。

その年の夏、交通事故に会い、死にそうになる。
と、言うか死にかけた。生きていたのが不思議な状態
だったらしい。家族はふと子猫の事を思い出したそうだ。
が、取り戻す事も出来ず、その内親猫も元気になった。

まだまだ学校は休む事が多く、毎年出席日数がギリギリ
の状態。冬のある日、親猫の様子がヘンな事に気が付き、
一晩中一緒にいた。が、そのまま死んでしまった。


そのショックから数日間泣いてばかりいた。
お墓はお花が綺麗に咲いて暖かな場所にしてほしいと
泣きながら親に言ったらしい。(私は覚えていないけど)
その希望通り、親の所有の山で眺めが良く、季節の花が
常に咲き乱れる場所に埋められた。

が、その日をさかいに病気知らずの体になった。
親も驚いたが、本人が一番驚いた。
祖母が言うには、猫が病気を一緒に持っていった
のだろう。最後に一番私にとって欲しいモノを
渡していったのだろう、と言った。

今では病弱なんて言葉は無縁。偶然かもしれないけど
あの猫は福猫だった様に思う。

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