2ちゃんねるオカルト板「心霊ちょっといい話」のまとめwiki

393 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/04 10:14
なんでそういう話になったのか良くは覚えていませんが
「良く当たる霊能者のところへ行ってみよう。」と言うことになりその時つき合っていた彼女と車で2時間かけて近県のその霊能者さんという人の家に行きました。

その霊能者さんを紹介してくれた人によると、お金は受け取らないし、手ぶらで行っても平気だよ、といわれていましたが手ぶらというわけにも行きませんのでちょっとしたお土産を用意して行きました。
着いてみるとごく普通の家で、その霊能者さんも実に普通のおばさんで、何だか気抜けしてしまいました。

どういう霊能者さんか?というと、具体的な話ですと、わたしの友達の友達(友達の友達なんていうとちょっと眉唾っぽいですかね?)がこの霊能者さんともともと親しいのです。 この時も前々からそれを聞いていて「良く当たる霊能者らしいよ」という事でやってきたのでした。

この話は又聞きになるので、あまり正確ではないかも知れませんが
その友達のお父さんが亡くなるのを予言した。という話を聞いていました。

 その友達に、霊能者さんがある日「お父さんは来年の何月何日に亡くなる、ついてはお父さんに保険を沢山かけておきなさい。
なぜなら、お父さんは死ぬときに「娘になにもしてやれなかった、お金も残せなかったし、苦労をかけてばかりいて死んでも死にきれない」と悔やんで無念を残して死ぬ。
だから、お父さんのためにも自分のためにも沢山保険をかけておきなさい。」
と言われたというのです。

その友達のお父さんは家にもろくに帰らないろくでなしな人で、ハッキリ言ってその友達はお父さんを嫌っていたのです。
だからどういう気持ちで保険をかけたのかは判りませんが、給料の半分以上を保険代にあてるほど保険をかけたのです。
もちろんそんなことをして、その友達の回りのみんなが止めましたし、同棲している彼氏は「頭がおかしくなったんじゃないか?」と本気で心配していました。

ですが、はたして。一年後、日にちは二日ほどずれたそうですがお父さんは亡くなってしまったというのです。
病院で亡くなったので保険金もすぐに払われて(億単位だという話です)そのお金で今住んでいるマンションを買った、と言う...

直接の友達ではないですが、わたしの回りでは知らない人がいない有名な話だったのです。
今流行の保険金殺人か?と言われそうですが、もちろんそんなことはなく病気が発見されてあっというまに亡くなってしまったと言うことでした。

そういうわけで、その時ちょっと気になっていることがあったのでわたしも見てもらうことになったというわけです。

あまり信じていなかったのと、ドライブがてらだったので、今考えると失礼極まりないですが
約束の時間に一時間も遅れてしまいました。
さすがに少しむっとされていましたが、快く迎えてくれました。
「あんた達が私のところへ来たのは偶然じゃないのよ。」
と、いきなりいうので、ここに来た理由が興味本位なのがばれてしまったようでちょっと驚きました。

この霊能者さんにはあらかじめ電話をして予約もするのですが、何故見てもらいたいのか理由を述べなければならないのです。
そのときに「あなたは来なくても大丈夫。」と言われることもあるそうですが
わたしたちは「重大な感じはないけれど来た方がいいね。」と言われたのです。

私はこの少し前にいろんな占い師のところに行く仕事があり、そこで初めて占いをしてもらったのですが
ニコニコと見ていた占い師さんのひとりが私の手を見るなり「車の運転をなさるなら、気を付けるように。」と突然まじめな顔で言うのでちょっと気になっていたのです。
その事を電話でこの霊能者さんに告げると
「それは見えない、気にしなくていい。あなた普段、怪我もあまりしないでしょう。」
と一蹴されてしまい、わたしとしてはわざわざ遠いところまで行ってみてもらう理由はそこで無くなってしまったのですが「...来た方がいいね。」と言うことで特に見てもらう理由も持たずに来てしまったというわけです。
ひっきりなしの相談がくるというので、世間話などで時間をつぶさせては迷惑だろうか?とも思ったのですが、招かれるまま家の中へ。
奥が仏間になっており、失礼ながらその家には不釣り合いな程の大きく立派な仏壇があり
「...霊能者と言うか、新興宗教の人なんじゃないのー??」とちょっと疑惑が...。
すると「この仏壇大きいでしょう、これはね...」とわたしの考えを先回りするように仏壇の話をされました。

仏壇は霊能者さんのご主人が突然買ってこられたとかで、最初はあまりに大きいこともあって「普通の家にこんな大きいものを買ってくるなんて、あんた変よ!」と言って邪魔にしていたそうですが
仏壇が来て少しした頃、枕元に霊能者さんの亡くなった父親が立って突然、霊能者の修行が始まったのだそうです。
端から見ると気がおかしくなったようにしか見えなかったそうですが、 過去や未来をぴたり、ぴたりと言い当て始めるようになって、回りの人も「修行」を信じるようになったそうです。

「なんでわたしが選ばれたのかは判らないけれど」という霊能者さんは
それからというもの時間の限り相談を受けたり、相談者の霊障と戦っているという話でした。
話しているとふーっと霊能者さんの目が遠くになってましたが、そう言うときはなんか見えているらしく
目の前のわたしたちはそのたびに内心「おっ」とびびっていました。
2、3度ふーっと目が遠くを見たあと「じゃあ、仏壇にお線香をあげて」といわれました。
「彼女は1っ本。あんたは3本たてなさい。」
言われるままにお線香をあげて拝んでみました。

手を合わせているとき、ちらりと霊能者さんを見たら
中空のなにかと交信しているのか軽くトランス状態です。
わたしはさっと目を伏せました。(こわいから)
拝み終わってクルリとわたしたちの方へ霊能者さんが向き直り、「大切なのはいつも先祖を忘れないこと。」
拝むのは仏壇でなくとも良いので、いつも目の届くところにお花とお水をあげて感謝しなさい。と
まあ、その時は「通り一遍な事を言うなあ」と思いました。
「彼女」と、彼女の方へ向き直ってポンと彼女の肩に手を置きました。「こことか」と右肩と腰の後ろをさすって「(体が)痛むだろうね、ちょっとジッとしていてねえ。」としばらくさすっていました。

すると、ぽろっと彼女が涙を流したので「あっ」と思いました。
わたしにも感じた、というか、なんというか判ったのです。

この話の半年以上前のことですが、彼女が妊娠して、絶対生まないと言うので
堕胎する事になってしまい、一時はわたしと彼女の仲は険悪になっていたのです。
気を遣ってくれているのか、霊能者さんはわたしたちになにも言いません。

わたしたちもなにも聞きませんでした。
しばらく体を指すってもらっていた彼女の顔を見たら、驚くほど表情が明るくなっていたので
内心本当に驚きました。
それから霊能者さんはしずかに話し始めました。

「あんたち、お母さん、お父さんは好きだろ?」
子供が親を恨むことはない、だから(水子が)祟るとか、災いがあるなんて言うことはないのだ。と
ご先祖様と一緒にお水とお線香をあげて感謝していればいいのだ。と話してもらって
気にしていないつもりだったのに、この事がとても心に重く負担になっていたのに気が付きました。
それから彼女は別室に連れて行かれて、何か話を聞いている様子でしたが
帰ったあともその時の話はしてくれませんでした。
すごく気になりますが聞かない方が良かったのかとも思います。もう別れちゃったし。

わたしはもっと仕事がうまくいくようにと父方の祖母の三代前のご先祖様を呼んであげる。と言われ
またお線香を3本あげて手を合わせました。
「いまいてくれるご先祖様も悪い訳じゃない、その証拠に大きな怪我も、ひどく悪いことも起きないでしょう。」
「だけど、あんたの仕事に興味があるご先祖が居るので来てもらおう。」

わたしは「三代前ねえ...」と、またまた疑いの気持ちがでてしまいました。
普通の家で祖母の三代前なんて江戸時代です。判らなくて当たり前なくらい古いことですから
なんとでも言えると思いました。
「但し、毎日お祀りしなければいけないよ。お祀りといってもテレビの上とか
よく目のいく場所にお水とお花をあげて手を合わせて感謝すればいいの。」
ということですが、ずぼらなうえ、家人に驚かれそうで結局やってません。もちろん仕事は左前です。

それから2年ほどたって祖母が亡くなって。親戚が沢山集まったとき、それとなく「祖母の三代前」を知っているかどうか聞いてみました。
すると、そのおじさん(89歳)が驚いて
「え?しらんのか。その人は○○県のxx川の治水を讃えられてで石碑にもなっているんだぞ。」と怒られてしまいました。

「ああ^^;、ちゃんとお祀りしとけば良かった〜」とマジで思いました。

前へ | 次へ


タグ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

スレッド別メニュー

スレ1(01/02/12)

スレ3(01/10/06)

どなたでも編集できます