アジ・ダハーカ
最終更新：ID:qA0zYYoT6Q 2020年10月06日(火) 23:53:27履歴
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿我は、獣なり。人理を喰らいて染める、悪の光輪者なり」
何者かの声が、響き渡る。
「我は、天地を断絶つ太極が片割れ。相反し交わらず、永劫の闘争を紡ぎ記す二天の神話」
「我は、人類を絶縁つ極光が片割れ。終わりなき螺旋の果てに座し、汝らの真価を示す鏡」
その声に呼応するかのように、自分たちの胸に光が灯り始める。
夜天を彩る星屑のような煌きが、一つ一つは小さくも眩き輝きが、地を白く照らし染める。
……そして、その光を塗り潰すが如く、暗黒の闇が空を覆い尽くしていく。
太陽の輝きも月の煌めきも届かぬ一面の漆黒。世界を喰らう獣の顎が如き天涯。
否、その程度のものではないと。もっと、そして最も恐るべきものだと、本能が警鐘を鳴らし続ける。
「ここに善悪の天秤は拮抗に達し、遍く世界は二元の宇宙と定まった」
「歓喜せよ、人類。我を倒すという一点において、汝らにはあらゆる行いが許される」
「非情も蛮行も大逆も無道も、総てが正義の執行として受け入れられるのだ」
……空が蠢き、割れていく。
世界を覆う程に大きく、光輝を絶やす程に黒き一対の大翼が開かれていく。
そしてその奥に広がる闇黒より、視界に収まらぬ程の巨体が姿を現す。
大陸なぞ容易く引き裂いてしまうような鋭い爪を、一振りで天雲を吹き飛ばせる程の長い尾を携えて。
三つの頭と三つの顎をうねらせて、紅く輝く六つの瞳が此方を見定めるように一瞥する。
「絶対の善による進化か、絶対の悪による淘汰か。いずれにせよ、汝らの未来は此処で定まる」
「いざ咆哮せよ！糾弾せよ！此度もまた我を打ち倒してみせよ！」
「かつてアフラマズダが、クルサースパがした如く！お前たちの魂の輝きでこの宇宙を照らすのだ！」
「敵わなければ、我が天輪が人理を焼却する！塵芥さえ残ること無く、人類という種は絶滅するだろう！」
それだけで、全身が震え上がり、膝を屈してしまいそうになる。
絶望の具現。世界を滅ぼす魔王。悪の体現者。
矮小なこの身では決して敵わないだろう相手。だが、戦わねばならない。勝たねばならない。
全力を尽くして、心を一つにして、立ち向かわねばならない。
視線を逸らすことなく睨み返す。一握りの勇気を拳に籠めて突き上げる。
「さあ足掻け！抗え！絆を以て立ち向かえ！お前たちの敵は＿＿＿＿＿」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿生きるために。
「＿＿＿＿＿悪は、此処にいるぞ！！！」
太陽よりも眩く、しかして悍ましき漆黒の光輪を背負いし蛇竜が、開戦の号砲を高らかに告げた。
ADVENT BEAST
1/∞
───人類悪 顕現───
基本情報 
【出典】古代ペルシア神話、ゾロアスター教
【CLASS】ビースト��
【真名】アジ・ダハーカ
【異名・別名・表記揺れ】アジ・ダハー、アジ・ダハーグ、アズダハー、ザッハーク
【性別】無し
【身長・体重】相対する相手に応じ変動
【肌色】暗黒 【髪色】漆黒 【瞳色】真紅
【外見・容姿】世界を覆う大きな翼と禍々しい三つ首を携えし、悪なる邪竜。
【地域】ペルシャ
【年代】神代、及び人類史
【属性】混沌・悪
【天地人属性】獣
【その他属性】魔性、竜種、超巨大
【ステータス】筋力：A+++ 耐久：A+++ 敏捷：B 魔力：EX 幸運：EX 宝具：EX
【CLASS】ビースト��
【真名】アジ・ダハーカ
【異名・別名・表記揺れ】アジ・ダハー、アジ・ダハーグ、アズダハー、ザッハーク
【性別】無し
【身長・体重】相対する相手に応じ変動
【肌色】暗黒 【髪色】漆黒 【瞳色】真紅
【外見・容姿】世界を覆う大きな翼と禍々しい三つ首を携えし、悪なる邪竜。
【地域】ペルシャ
【年代】神代、及び人類史
【属性】混沌・悪
【天地人属性】獣
【その他属性】魔性、竜種、超巨大
【ステータス】筋力：A+++ 耐久：A+++ 敏捷：B 魔力：EX 幸運：EX 宝具：EX
【クラス別スキル】
獣の権能：A
対人類、とも呼ばれるスキル。
過去、現在、未来のすべてにおいて“善悪”の概念を持つ種と戦うことを宿命づけられている。
ビースト�犬慮恩修鯀韻紡阿垢觴圓亘槐修濃｜里任�、ビースト�犬發泙秦餌Δ僚蟶澆鮠錣貿聴�できる。
そして互いが互いを不倶戴天の敵として認識するため、相対すれば戦いは避けられない。
過去、現在、未来のすべてにおいて“善悪”の概念を持つ種と戦うことを宿命づけられている。
ビースト�犬慮恩修鯀韻紡阿垢觴圓亘槐修濃｜里任�、ビースト�犬發泙秦餌Δ僚蟶澆鮠錣貿聴�できる。
そして互いが互いを不倶戴天の敵として認識するため、相対すれば戦いは避けられない。
単独顕現：B
善悪の比較が世にある限り、如何なる時代であっても出現できる。
加えて絶対悪には「一度打倒しても形を変え時を経て再臨する」という極めて厄介な特性があり、
即ち人類が善悪を超越した境地に到達しない限りビースト�犬隆袷瓦米と欧鷲垈椎宗�
また、このスキルを持つ者は存在が確定しているため、即死系・時間操作系の攻撃に対する耐性を有する。
加えて絶対悪には「一度打倒しても形を変え時を経て再臨する」という極めて厄介な特性があり、
即ち人類が善悪を超越した境地に到達しない限りビースト�犬隆袷瓦米と欧鷲垈椎宗�
また、このスキルを持つ者は存在が確定しているため、即死系・時間操作系の攻撃に対する耐性を有する。
根源接続：A
「 」から生じ、「 」を辿るもの。善悪にて世界の理を示すもの。
二元論とは陰陽ではなく善悪を以て描かれる太極図。そしてビースト�犬楼�の根源として創造された存在である。
悪を背負い善と戦うことを繰り返した果て、ビースト�犬脇鷂杵世鰺�解し「 」へと到達した。
それでもなお悪であることを捨てなかったのは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿偏に、人類というものを愛していたが故。
即ちヒトであることをやめ、怪物と成り果ててでも人類の未来のために己が身を捧げた、愚者の証明である。
二元論とは陰陽ではなく善悪を以て描かれる太極図。そしてビースト�犬楼�の根源として創造された存在である。
悪を背負い善と戦うことを繰り返した果て、ビースト�犬脇鷂杵世鰺�解し「 」へと到達した。
それでもなお悪であることを捨てなかったのは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿偏に、人類というものを愛していたが故。
即ちヒトであることをやめ、怪物と成り果ててでも人類の未来のために己が身を捧げた、愚者の証明である。
【保有スキル】
デュアリズム：EX
絶対悪としての特性。善悪の価値観の編纂権を有する。
ビースト�犬�顕現すると同時に発動し、ビースト�犬�悪、それ以外が善として強制的に再定義される。
人の世に於いて善悪の概念は移ろうものだが、ビースト�犬琉�性は決して揺らぐことは無い。
善悪の薄れた平和なる時にも、善悪入り乱れる混迷の世であっても、ビースト�犬録洋爐傍悗覆弘�として君臨する。
それ即ち、未来永劫悪の御旗を背負い、此方にて人の世を憂い続ける人類悪としての覚悟の現れ。
ビースト�犬�顕現すると同時に発動し、ビースト�犬�悪、それ以外が善として強制的に再定義される。
人の世に於いて善悪の概念は移ろうものだが、ビースト�犬琉�性は決して揺らぐことは無い。
善悪の薄れた平和なる時にも、善悪入り乱れる混迷の世であっても、ビースト�犬録洋爐傍悗覆弘�として君臨する。
それ即ち、未来永劫悪の御旗を背負い、此方にて人の世を憂い続ける人類悪としての覚悟の現れ。
絶対悪：EX
其は二元論の体現、善悪の均衡を保つもの。
『比較』の獣たるビースト�犬領呂蓮⊂錣鉾爐帆蠡个垢訌韻紡阿垢觴圓料輓呂汎嬰�になる。
善が強くなる程に悪たるビースト�犬眛瑛佑剖�くなり、その拮抗は如何なる奇跡を以てしても崩せない。
よってビースト�犬梁播櫃鳳�いて人類が一丸となって戦うことは前提かつ必須の条件となる。
『比較』の獣たるビースト�犬領呂蓮⊂錣鉾爐帆蠡个垢訌韻紡阿垢觴圓料輓呂汎嬰�になる。
善が強くなる程に悪たるビースト�犬眛瑛佑剖�くなり、その拮抗は如何なる奇跡を以てしても崩せない。
よってビースト�犬梁播櫃鳳�いて人類が一丸となって戦うことは前提かつ必須の条件となる。
千の魔術：A+++
千の邪智を以てして、万の呪詛を吐き紡ぎ、億の希望を喰い尽くさん。
悪の根源たるビースト�犬蓮⊃洋犹砲紡減澆垢訌蹐討遼盻儡霹廚叛楝海掘�如何なる魔術をも行使することができる。
加えて『比較』の理を組み込むことで、相手の魔術と同じものを使い相殺させるといった応用も可能。
ただし、固有結界などの特定の人物にしか持ち得ないものや、魔法などの規格外の術を打ち消すことはできない。*1
悪の根源たるビースト�犬蓮⊃洋犹砲紡減澆垢訌蹐討遼盻儡霹廚叛楝海掘�如何なる魔術をも行使することができる。
加えて『比較』の理を組み込むことで、相手の魔術と同じものを使い相殺させるといった応用も可能。
ただし、固有結界などの特定の人物にしか持ち得ないものや、魔法などの規格外の術を打ち消すことはできない。*1
ネガ・ジャスティス：A
善を背負う英雄と永劫戦い続ける絶対悪の権能。
悪性という呪詛を以て善性を侵す概念干渉。肉体を蝕み精神を穢し、魂までも蹂躙し死に至らしめる悪意の奔流。
『比較』の理を内包し、対象の善性が尊く美しいものである程に与える苦痛も倍増するという性質を有する。
また、善に属さない 存在からの干渉を完全に無効化するという隠された効果がある。
悪を滅するは善だけに非ず、邪悪の前には単なる悪は喰われるしかないという理を示したものであるものの、
絶対悪たる彼と対峙する者総てが善となる『デュアリズム』の特性上、発揮されることのない不要な効果の筈だが……？
悪性という呪詛を以て善性を侵す概念干渉。肉体を蝕み精神を穢し、魂までも蹂躙し死に至らしめる悪意の奔流。
『比較』の理を内包し、対象の善性が尊く美しいものである程に与える苦痛も倍増するという性質を有する。
また、善に
悪を滅するは善だけに非ず、邪悪の前には単なる悪は喰われるしかないという理を示したものであるものの、
絶対悪たる彼と対峙する者総てが善となる『デュアリズム』の特性上、発揮されることのない不要な効果の筈だが……？
戦闘続行：EX
例え致命傷を負おうとも、屈することなく戦い続ける往生際の悪さ。
竜種特有の生命力、蛇が持つ不死性などを備えているビースト�犬任△襪�、
しかし何よりも彼を立たせているのは心＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿最後の最期まで諦めない精神力に他ならない。
英雄とは絶体絶命の窮地に追い詰められても屈することなく、限界を超え必ず困難に打ち勝つもの。
故にこそ、彼らの対極たる絶対悪の魔王として創造されたビースト�犬發泙親韻原�さを有することは必然であった。
竜種特有の生命力、蛇が持つ不死性などを備えているビースト�犬任△襪�、
しかし何よりも彼を立たせているのは心＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿最後の最期まで諦めない精神力に他ならない。
英雄とは絶体絶命の窮地に追い詰められても屈することなく、限界を超え必ず困難に打ち勝つもの。
故にこそ、彼らの対極たる絶対悪の魔王として創造されたビースト�犬發泙親韻原�さを有することは必然であった。
【宝具】
『偽り写し記す万象 』
ランク：A 種別：対人(自身)宝具 レンジ：- 最大捕捉：-
「これもまた一つの報復。悪因は悪果を招き、応報は此処に成就せり＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
ゾロアスター教の聖典『遍く示し記す万象 』の偽典。『無限の残骸 』とも呼ばれる。
原典を同じくする復讐者が持つものとは詳細が異なり、こちらは「受けたダメージを糧に、自らの分身を作り出す」効果を持つ。
剣で体を刺したところから邪悪な生き物が無尽蔵に湧き出たという逸話と蛇が持つ脱皮の機能が融合したもので、
一定以上のダメージを蓄積した部位を殻のように剥ぎ取り、眷属たる蛇竜へと変幻させて従える。
蛇竜はビースト�犬�持つ『獣の権能』『絶対悪』『ネガ・ジャスティス』を共有する上、転換したダメージ量が多い程に強力となるため、
無暗に攻撃すれば無数の蛇竜が群れを成し、かと言って一撃を重くすれば本体に引けを取らない強力な個体が生じてしまう。
一方で殻が剥がれた部分は暫くの間防御力が低下し、また体力や魔力も消耗するために分身の製造も無制限では無い。
何より悪の総数が増えることで『絶対悪』による出力の向上が分散し、ビースト�庫楝里領呂�低下するという弱点が存在する。
よってビースト�犬瞭と欧砲蓮嵌楼呂旅�い強力な攻撃」を「連続して叩き込む」戦略が極めて有効となる。
「これもまた一つの報復。悪因は悪果を招き、応報は此処に成就せり＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
ゾロアスター教の聖典『
原典を同じくする復讐者が持つものとは詳細が異なり、こちらは「受けたダメージを糧に、自らの分身を作り出す」効果を持つ。
剣で体を刺したところから邪悪な生き物が無尽蔵に湧き出たという逸話と蛇が持つ脱皮の機能が融合したもので、
一定以上のダメージを蓄積した部位を殻のように剥ぎ取り、眷属たる蛇竜へと変幻させて従える。
蛇竜はビースト�犬�持つ『獣の権能』『絶対悪』『ネガ・ジャスティス』を共有する上、転換したダメージ量が多い程に強力となるため、
無暗に攻撃すれば無数の蛇竜が群れを成し、かと言って一撃を重くすれば本体に引けを取らない強力な個体が生じてしまう。
一方で殻が剥がれた部分は暫くの間防御力が低下し、また体力や魔力も消耗するために分身の製造も無制限では無い。
何より悪の総数が増えることで『絶対悪』による出力の向上が分散し、ビースト�庫楝里領呂�低下するという弱点が存在する。
よってビースト�犬瞭と欧砲蓮嵌楼呂旅�い強力な攻撃」を「連続して叩き込む」戦略が極めて有効となる。
『人よ、火を恐れよ。其は天地を焦がす滅命の光なり 』
ランク：EX 種別：対人理宝具 レンジ：測定不能 最大捕捉：全人類
「相克せよ、終滅せよ。光輪は逆様に廻り、悪の火を以ていざ天地を滅相せん＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
ゾロアスター教に伝わる光輪『人よ、火を拝せよ。其は天地を照らす繁栄の光なり 』の模倣。
拝火教において神聖なものである火を「万物万象を焼却する死と滅びの象徴」と定義し、その力を以て世界を焼き尽くす。
覇者の証たるクワルナフを反転させた漆黒の光輪は、人間同士の競争と成長、妬みや悔しさを薪として膨大な熱量を内包しており、
顕現したばかりの時点でも、解き放てば地球の三分の一は容易く焼却できる程の破壊力を秘めている。
そして善と悪の衝突を糧に光力は際限なく倍増していき、最終的には人理を破壊する滅命の極光となって地球全土に降り注ぐ。
……光を浴びぬ人はいない。地に文明を築き、繁栄してきた生命であるが故に、決して太陽の光から逃れることはできない。
天を覆い地を砕く漆黒の火の前に、防御も回避も意味を為さない。如何なる防壁も焼き貫き、如何なる神速にも追いついて焼滅させる。
この宝具に打ち勝つ術はただ一つ。心を合わせた人類が、その誇りを燃やし尽くして放つ全身全霊の一撃のみ。
光輪 とは即ち、手を取り合う人々が紡ぐ絆の円環。善性の、勇気の、可能性の証明こそが悪を退ける唯一絶対の武器なのだ。
「相克せよ、終滅せよ。光輪は逆様に廻り、悪の火を以ていざ天地を滅相せん＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
ゾロアスター教に伝わる光輪『
拝火教において神聖なものである火を「万物万象を焼却する死と滅びの象徴」と定義し、その力を以て世界を焼き尽くす。
覇者の証たるクワルナフを反転させた漆黒の光輪は、人間同士の競争と成長、妬みや悔しさを薪として膨大な熱量を内包しており、
顕現したばかりの時点でも、解き放てば地球の三分の一は容易く焼却できる程の破壊力を秘めている。
そして善と悪の衝突を糧に光力は際限なく倍増していき、最終的には人理を破壊する滅命の極光となって地球全土に降り注ぐ。
……光を浴びぬ人はいない。地に文明を築き、繁栄してきた生命であるが故に、決して太陽の光から逃れることはできない。
天を覆い地を砕く漆黒の火の前に、防御も回避も意味を為さない。如何なる防壁も焼き貫き、如何なる神速にも追いついて焼滅させる。
この宝具に打ち勝つ術はただ一つ。心を合わせた人類が、その誇りを燃やし尽くして放つ全身全霊の一撃のみ。
【Weapon】
六言呪詛
ビースト�犬�振るう千の邪智の一端にして、最も凶悪な六つの呪詛。
対魔書ヴェンディダードに記されし七大魔王の内、悪の主神アンリマユを除いた六柱の魔王に由来する悪辣な呪い。
「悪しき思考」を司るアカ・マナフは、神からの啓示や直感系のスキル・宝具の恩恵を反転させる。
「虚偽」の神格たるドゥルジは、吐いた虚言を真実と移し替え、嘘で現実を侵蝕し。
「背教」を唱えるタローマティは、信仰や信念に由来する精神系の加護の効果を打ち消し。
「無秩序」を招くサルワは、指揮系統を乱して味方への恩恵の付与成功率を大幅に引き下げる。
そして「熱」の魔王たるタルウィは行動による消耗を激化させ、「渇き」の魔王たるザリチェは呪詛の効果を倍増させる。
対魔書ヴェンディダードに記されし七大魔王の内、悪の主神アンリマユを除いた六柱の魔王に由来する悪辣な呪い。
「悪しき思考」を司るアカ・マナフは、神からの啓示や直感系のスキル・宝具の恩恵を反転させる。
「虚偽」の神格たるドゥルジは、吐いた虚言を真実と移し替え、嘘で現実を侵蝕し。
「背教」を唱えるタローマティは、信仰や信念に由来する精神系の加護の効果を打ち消し。
「無秩序」を招くサルワは、指揮系統を乱して味方への恩恵の付与成功率を大幅に引き下げる。
そして「熱」の魔王たるタルウィは行動による消耗を激化させ、「渇き」の魔王たるザリチェは呪詛の効果を倍増させる。
【解説】
ゾロアスター教において、あらゆる悪の根源として語られる蛇竜。悪の光輪者 。
三頭三口六目で、頭はそれぞれ「苦痛」「苦悩」「死」を表しており、また天を隠す程に巨大な翼を持つ。
伝説では千の魔術を駆使し、善神の軍勢や人間たちを苦しめるも、英雄スラエータオナによって一度は打倒される。
しかし幾ら体に剣を突き刺しても、その傷口から邪悪な怪物が這い出すために完全に殺すことはできず、
スラエータオナは止む無くアジ・ダハーカをダマーヴァンド山の地下深くに幽閉したという事。
やがて訪れる終末の時に封印から解き放たれるアジ・ダハーカは、世界に存在する生物の三分の一を滅ぼすが、
長きに渡る善と悪の戦いの果てに英雄クルサースパによって倒されることが定められている。
人は、悪に縋らねば生きていけない。悪に襲われなければ、自らの正義を自覚できないが故に。
人は、善に縋らねば生きていけない。善に護られなければ、自らの正義を確信できないが故に。
二元論とは、人を善と悪の闘争に晒すことで発展と進化を齎すために創造された宇宙観であった。
しかし現代において、そういった正義を示す争いは減りつつある。
正義は無く悪も無く、ただ欲望のままに貪り、何かを得ることなく屍を積み上げていく無駄の極み。
やがて人類は欲望の果てに自らを滅ぼす。或いは、彼らの闘争によって傷つき続けている星の意思によって滅ぼされる。
その最悪の事態を防ぐために、破滅の未来を覆すためにビースト�犬聾柔い帽瀘廚魏未燭后�
今こそが終末の時であると。人類が滅びるか進むかの未来を決める審判の刻であると。
停滞し続けるだけの秩序を壊し、無意味に乱すだけの混沌を正し、二元の神話を世界に敷く。
彼の顕現した宇宙にあるのはただ二つ。絶対的な悪と、それに立ち向かう善。即ち我と汝らのみ。
戦え。戦え。未来永劫戦い続けろ。苦難に立ち向かい試練に立ち向かい地獄に立ち向かい、勝利を掴み取るのだ。
全人類が一丸となって、譲れぬ正義を懸けて戦う時こそ、お前たちの魂は輝くのだから。
死力を尽くせ。これを乗り越えた先には素晴らしい未来が待っているのだから、幾らでも戦えるだろう？
当て馬には我がなろう。汝らが輝くために、汝らの正しさを証明するために、如何なる悪行をも尽くそう。
お前たちのために、我は災厄の獣となろう。絶対の悪となろう。我が総てを懸けて、汝らの生命を輝かせよう＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿！
その根幹にあるのは、自身を他者と比較し、弱きを恥じ、強きを求める競争心こそが人を強くするという固定観念。
人類が成長することを求めながら、善と悪という牢獄に縛り付け、その中から出ることを許さないという矛盾。
以上の決意をもって彼のクラスは決定された。
絶対悪なぞ偽りの名。
其は人間が押し付けた、人類を最も輝かせるために生じた大災害。
その名もビースト�検�A 。
人理修復の物語とは異なる世界にて顕現した、七つの人類悪のひとつ、『比較』の理を持つ獣である。
三頭三口六目で、頭はそれぞれ「苦痛」「苦悩」「死」を表しており、また天を隠す程に巨大な翼を持つ。
伝説では千の魔術を駆使し、善神の軍勢や人間たちを苦しめるも、英雄スラエータオナによって一度は打倒される。
しかし幾ら体に剣を突き刺しても、その傷口から邪悪な怪物が這い出すために完全に殺すことはできず、
スラエータオナは止む無くアジ・ダハーカをダマーヴァンド山の地下深くに幽閉したという事。
やがて訪れる終末の時に封印から解き放たれるアジ・ダハーカは、世界に存在する生物の三分の一を滅ぼすが、
長きに渡る善と悪の戦いの果てに英雄クルサースパによって倒されることが定められている。
◆■◆
人は、悪に縋らねば生きていけない。悪に襲われなければ、自らの正義を自覚できないが故に。
人は、善に縋らねば生きていけない。善に護られなければ、自らの正義を確信できないが故に。
二元論とは、人を善と悪の闘争に晒すことで発展と進化を齎すために創造された宇宙観であった。
しかし現代において、そういった正義を示す争いは減りつつある。
正義は無く悪も無く、ただ欲望のままに貪り、何かを得ることなく屍を積み上げていく無駄の極み。
やがて人類は欲望の果てに自らを滅ぼす。或いは、彼らの闘争によって傷つき続けている星の意思によって滅ぼされる。
その最悪の事態を防ぐために、破滅の未来を覆すためにビースト�犬聾柔い帽瀘廚魏未燭后�
今こそが終末の時であると。人類が滅びるか進むかの未来を決める審判の刻であると。
停滞し続けるだけの秩序を壊し、無意味に乱すだけの混沌を正し、二元の神話を世界に敷く。
彼の顕現した宇宙にあるのはただ二つ。絶対的な悪と、それに立ち向かう善。即ち我と汝らのみ。
戦え。戦え。未来永劫戦い続けろ。苦難に立ち向かい試練に立ち向かい地獄に立ち向かい、勝利を掴み取るのだ。
全人類が一丸となって、譲れぬ正義を懸けて戦う時こそ、お前たちの魂は輝くのだから。
死力を尽くせ。これを乗り越えた先には素晴らしい未来が待っているのだから、幾らでも戦えるだろう？
当て馬には我がなろう。汝らが輝くために、汝らの正しさを証明するために、如何なる悪行をも尽くそう。
お前たちのために、我は災厄の獣となろう。絶対の悪となろう。我が総てを懸けて、汝らの生命を輝かせよう＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿！
その根幹にあるのは、自身を他者と比較し、弱きを恥じ、強きを求める競争心こそが人を強くするという固定観念。
人類が成長することを求めながら、善と悪という牢獄に縛り付け、その中から出ることを許さないという矛盾。
以上の決意をもって彼のクラスは決定された。
絶対悪なぞ偽りの名。
其は人間が押し付けた、人類を最も輝かせるために生じた大災害。
その名もビースト�検�
人理修復の物語とは異なる世界にて顕現した、七つの人類悪のひとつ、『比較』の理を持つ獣である。
【人物・性格】
人類の善性を愛し、人類の正義を憂い、人類の可能性を信じる獣。
絶対悪を体現するその圧倒的なまでの威容は、ただそこに在るだけで相対する者の精神を委縮させ心をへし折り、
気の弱い者は目を合わせる、声を聞く、名前を呼ぶだけでも呪詛に侵され死に至る程。
その性格は極めて尊大かつ無慈悲。超然的な視座に立ち、その言動の全ては個人ではなく人類全体に向けられている。
悪として人類と向き合うというスタンスに基づき、如何なる状況であっても真正面から激突し、邪智の限りを尽くして正義を捩じ伏せる。
例え相手がどれだけ弱く小さくとも、全身全霊を尽くして倒そうとする容赦の無さは、人類にとっては極めて厄介なもの。
その根幹にあるのは溢れんばかりの人類愛であり、誇りを燃やし尽くして前進する人類に尊敬の念を抱いている。
闘志を煽ることはあっても、本心から人の努力を嘲笑うことは決して無く。奮起し限界を超える人の雄姿を何よりも尊ぶ。
そしてそれに応えんと自らもまた限界を超えて力を高めるその様は、立ち位置さえ違えば勇者と呼ばれていたであろうもの。
事実彼は世界を救う英雄足り得る高潔な精神の持ち主であり、そしてその全てをかなぐり捨てて獣に堕ちるほどの男であった。
イメージカラー：純黒
特技：邪智全般、全身全霊で立ち向かうこと
好きなもの：人類の善性、人類の勇気、人類の可能性
嫌いなもの：神や部外者、人類の停滞、意志なき行動
天敵：クルサースパ、アンリマユ、三代目
願い：人類に幸運あれ。その輝きを我は慈しみ、未来永劫護り続けよう。
絶対悪を体現するその圧倒的なまでの威容は、ただそこに在るだけで相対する者の精神を委縮させ心をへし折り、
気の弱い者は目を合わせる、声を聞く、名前を呼ぶだけでも呪詛に侵され死に至る程。
その性格は極めて尊大かつ無慈悲。超然的な視座に立ち、その言動の全ては個人ではなく人類全体に向けられている。
悪として人類と向き合うというスタンスに基づき、如何なる状況であっても真正面から激突し、邪智の限りを尽くして正義を捩じ伏せる。
例え相手がどれだけ弱く小さくとも、全身全霊を尽くして倒そうとする容赦の無さは、人類にとっては極めて厄介なもの。
その根幹にあるのは溢れんばかりの人類愛であり、誇りを燃やし尽くして前進する人類に尊敬の念を抱いている。
闘志を煽ることはあっても、本心から人の努力を嘲笑うことは決して無く。奮起し限界を超える人の雄姿を何よりも尊ぶ。
そしてそれに応えんと自らもまた限界を超えて力を高めるその様は、立ち位置さえ違えば勇者と呼ばれていたであろうもの。
事実彼は世界を救う英雄足り得る高潔な精神の持ち主であり、そしてその全てをかなぐり捨てて獣に堕ちるほどの男であった。
イメージカラー：純黒
特技：邪智全般、全身全霊で立ち向かうこと
好きなもの：人類の善性、人類の勇気、人類の可能性
嫌いなもの：神や部外者、人類の停滞、意志なき行動
天敵：クルサースパ、アンリマユ、三代目
願い：人類に幸運あれ。その輝きを我は慈しみ、未来永劫護り続けよう。
【因縁キャラ】
- ザッハーク
ペルシア神話において、自らの同一存在、或いは化身として語られる悪王。
その実態は、英雄スラエータオナによってダマーヴァント山に封印された彼より悪を受け継いだ、二代目と呼ぶべき存在。
世に善悪の概念がある限り、絶対悪たるアジ・ダハーカは、時を経て世界を跨ぎ形を変えて再臨するという特性を持つ。
スラエータオナによって封印と言う形で打倒された彼が器として選んだのが、当時王となっていたザッハークであった。
悪霊イブリースという仮初めの姿でザッハークに接触したアジ・ダハーカであったが、
まるで彼の到来を予知していたようにザッハークは彼を受け入れ、自らを器として捧げる代わりに一つ願いを叶えて欲しいと語った。
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斯くして此処に契約は交わされ、ザッハークは新たなる蛇竜として世に顕現を果たしたのであった。
「ああ、覚えているとも。我ならざる我を討ちし正義の証明者」
ペルシア神話において、自らの同一存在たるザッハークを打ち倒した英雄。
厳密には相対した訳では無いが、その勇気を、その正義の証明を、アジダハーカは我が身のことの如く想起できる。
絶対悪たる彼が何よりも尊ぶ人間の模範であり、善性の象徴の一つ。大いなる正義の英雄。
故にこそ、今一度対峙すればその闘志は最高潮に達し、彼との衝突は悪の光輪の熱量を高める糧となるだろう。
「我が前でその名を背負う覚悟を認めよう。さあ、汝が正義を証明するがいい」
遥か未来、終末の時に解き放たれる自身を討伐することが宿命づけられた英雄。
厳密にはクルサースパ本人ではなく、その名に相応しき何かを果たすべく召喚された英雄のようだが、
アジ・ダハーカはそのような事情など知ったことかと言わんばかりに奮い立つ。
「善智たりし超越者よ。世を救うと言うならば、その光明を以て我を打倒して見せよ」
二元論の原点たるゾロアスター教の開祖。いずれ出会い得る救世主。
善と悪の闘争を後世に伝えた者という点に関心を、アフラマズダが認めたその善性に期待を抱いている。
感情の表現が薄いという点を除けば、彼もまたアジ・ダハーカが求める善き人類の模範の一人である。
「独りで悪を斃さんとするか。愚かなり、器と代われ！貴様に我が前に立つ資格無し！」
ゾロアスター教における善の主神、その名を背負う器とそのものたる神。
人類が一丸となって戦うことを望むアジ・ダハーカにとって、全てを置き去りにする神の彼の在り方は好ましくない。
振り返ることなく、眼前の全てを轢殺して、独り善がりの勝利の掴む。そんな極点を、一体誰が望むだろうか。
一方で器となった少年の、その甘い理想論は気に入っており、『
善と悪は決して分かり合えない。だがそれでもと言葉を尽くす彼を、善き人間の模範として最大限の礼を示している。
「さあ、勇者にして英雄たる七道の踏破者よ！お前の勇気はそんなものでは無いだろう！」
ペルシア神話において語られる大いなる戦士。勇者にして英雄たる男。
アジ・ダハーカの二代目の器たるザッハークの血を受け継ぐ彼は、実のところ、三代目になる可能性を秘めていた。
青年期は勇者として悪鬼たちと決闘を繰り広げた彼は、しかし壮年期は英雄として人との戦争に向かい、多くの苦悩を抱えた。
それでもなお最後まで善性を抱き続けた彼をアジ・ダハーカは尊敬し、故に絶対悪として容赦なく襲い掛かる。
例え悪竜に身を窶そうとも変わらぬ本質、誰かのために奮い立つ勇気こそ、アジ・ダハーカが望む人類の輝きであるが故に。
「此度の我は絶対悪、悪をも喰らう邪悪である。故に、汝らも試してやろう」
対魔書ヴェンディダードに記されし、熱と渇きを司る魔王たち。
同じ悪に属する同胞ではあるが、ビーストとして顕現したアジ・ダハーカはその特性上、仲間というものを持ち得ない。
よってアジ・ダハーカを経由しない方法で召喚した場合、悪神たる彼女らも相対する敵にカテゴライズされる。
アジ・ダハーカ個人は、その「愛するが故に試練として立ちはだかる」思想を共有する者として非常に好ましいと思っている。
- アンリマユ
片や、より善き未来を望む故の人類悪。贄として捧げたもの。
片や、細やかな平和を築く為の必要悪。礎として捧げられたもの。
この世全ての悪を背負う者でありながら、その在り方は何もかもが対極で、故に相容れることは無いのだ。
【コメント】
悪に負けるな。善に縋るな。善悪抱擁の果てにこそ、真の光は差すだろう。
SLAY BEAST AFTER
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