kagemiya@ふたば

【元ネタ】『王書シャー・ナーメ』他
【CLASS】ランサー
【真名】フェリドゥーン
【異名・別名・表記揺れ】ファリードゥーン スラエータオナ スリタ
【性別】男性
【身長・体重】198cm・108kg
【容姿】赤い服を着た青年
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力：A 耐久：B 敏捷：A+ 魔力：C 幸運：C 宝具：A+

聖霊に授かった解呪の技。
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。

竜種を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
この世全ての悪を身に宿した毒と炎の竜蛇ザッハーク、あるいはアジ・ダハーカを打ち倒したドラゴンスレイヤーの証。

『直感』と同等のスキル。
直感は戦闘における第六感だが、『啓示』は目標の達成に関する事象全て（例えば旅の途中で最適の道を選ぶ）に適応する。
邪竜を打ち倒す運命の子として生まれたランサーが持つ力。

耐久のパラメータをランクアップさせ、攻撃を受けた際の被ダメージを減少させる。
複合スキルであり、対毒スキルの能力も含まれている。
悪蛇がもたらす毒と病への耐性を身に着けている。

軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
王として五百年に渡る善政を敷いた頃の姿であればさらにランクが高くなる。

『旗槍』
槍に革の前掛けを結びつけ、更にそれを黄金と宝石で飾った旗。
通常はこれを振るって戦う。

ペルシア叙事詩『王書シャー・ナーメ』に登場する神話時代の英雄。
両肩に蛇を背負った暴君ザッハークを打ち倒す運命を持って生まれた。
その運命を恐れたザッハークは、フェリドゥーンの父とフェリドゥーンの育ての親である雌牛ビルマーヤを殺したが、フェリドゥーンを見つけることは出来なかった。
それから十六年、成長したフェリドゥーンはザッハークを倒すことを決意し、彼の下にザッハークに反逆するべく旗を掲げた人々が集まる。
その中の一人、鍛冶師カーヴェにビルマーヤの頭を模した鎚矛を作らせこれを武器として、天使の導きに従い軍を率いザッハークとの戦いに挑む。
フェリドゥーンたちはエルサレムを攻め落とすと最後は宮殿で一対一で対決し、鎚矛の一撃でザッハークの頭を打ち砕き勝利する。
再び現れた天使の言葉に従いザッハークをダマーヴァンド山の洞窟奥に封印し戦いを終える。
後にフェリドゥーンは王位に就き五百年の長きに渡って国を治めることになる。
ランサーとしてのフェリドゥーンは王となるよりも前、ザッハークを討伐した時の姿で現れる。
他に竜に姿を変える力や、魔術、占術、医術などを操る技なども持ち、ランサー以外のクラスにも対応する。

ランク：B 種別：対軍宝具 レンジ：1〜50 最大捕捉：100人
暴君にして邪竜たる王ザッハークに抗するため、フェリドゥーンの下に集った人々が掲げた旗。
鍛冶師カーヴェの前掛けを槍の先に結びつけ、更に黄金と宝石で飾ったこの旗は、後々の時代までペルシアの主権を象徴することになる。
旗を掲げ鼓舞することで自分と味方のステータスを一時的に強化し、同時に『ザッハークに抗うもの』としての能力、つまりE-ランク相当の『竜殺し』を付与する。
また、これ自体も僅かながら竜殺しの力を持っている。

ランク：A 種別：対魔宝具 レンジ：1〜50 最大捕捉：1人
ザッハークを終末の時までダマーヴァンド山に封じる縄と杭と鎖。
世界の法則を縫い留める最果ての槍を模した封印兵器。
三重の束縛によって、行動阻害、スキル及び宝具の封印、全ステータスの大幅な低下の三つの封印を対象にかける。
非常に強力な封印術である反面、封印中の相手を滅ぼすことは出来ないと言う欠点も持つ。
悪及び竜属性を持つ者に対しては更に効果が上昇。

ランク：A+ 種別：対竜宝具 レンジ：1〜5 最大捕捉：1人
ザッハークとの戦いに向けて鍛冶師カーヴェが作った虹色に輝く武器。牛頭を象った鎚矛とも剣とも言われる。
ランサーの切り札。槍と言うには少々無理があるかも知れないが、本人は槍と言い張る。
真名開放により、七色の輝きと共にザッハークを討ち取った極大の一撃を放つことが出来る。
射程距離や攻撃範囲の点で対人宝具扱いだが、純粋な破壊力だけならば対軍、対城宝具にも匹敵する威力を持つ。
悪及び竜属性を持つ者に対しては更に破壊力が上昇。
後に他の英雄に受け継がれた伝説を持ち、そのために同意があれば他者に譲渡出来る他、ランサーの消滅後もしばらくは現世に残る性質を持つ。

悪を許さず善を求め、弱きを助けるためにこの世の悪にも立ち向かう、正義を貫く男。
その性質上、マスターの命令に対して必ずしも忠実とは行かないが、互いの方向性が一致するならば頼もしい味方となるだろう。
精神的にもザッハークと戦った青年期に寄っているため王としての自覚は薄い。
あと牛乳が好き。

【一人称】俺　【二人称】お前 あんた ○○(呼び捨て)　【三人称】あいつ

タフムーラス
ご先祖。
自分が封じるだけしかできなかった悪魔を縛り上げ、あろうことか乗りこなすと言うとんでもない人物。
戦うことならばともかく、封印にかけては間違いなくあっちの方が一枚も二枚も上手だろう。
『……それはともかく。
　あー……うん、そうか、うん、女性でしたか、はい。
　子孫である俺がいる以上どうにかしたんだろうが、どうやって子供を……いや聞いていいのかこれは』

ロスタム
後の時代の英雄。牛頭の鎚矛を手にした一人。
『雄獅子アルスラーン、王騎士パフラヴァーン、偉大なる英雄ロスタム！
　……そうか、あの鎚矛はお前の手に渡ったか。
　お前のような勇者が持つのなら、きっとビルマーヤも喜ぶだろう。
　上手く使ってやってくれ、頼んだぞ』

クルサースパ？
いつか現れる英雄……ではないようだ。
『……？
　まあ、信用できる男ではありそうだ。
　何しろ、その名を背負っているんだからな』

ウルスラグナ
勝利と打破を意味する名を持つ神性。
『ああ、祈るとも。
　善と勝利が、遍く人々の上に、あるように』

アジ・ダハーカ
『悪なる蛇竜』

『アジ・ダハーカ』

『俺の名を、顔を、運命を』

『この鎚矛の輝きを、覚えているか』

『お前が其処にいるのなら』

『俺は』

『此処に、いるぞ！』

槍（打撃属性）