ロスタム
最終更新：ID:It/xTdXXYg 2021年05月09日(日) 08:49:58履歴
基本情報 
【出典】イラン叙事詩『王書』
【クラス】ライダー
【真名】ロスタム
【異名・称号】雄獅子 のロスタム、王騎士
【性別】男性
【身長・体重】242cm・168kg
【肌色】褐色 【髪色】茶 【瞳色】黒
【外見・容姿】
白の布を額に巻きつけたペルシャ系の青年。
獅子を想起させる筋骨隆々の巨躯と、なみなみと生気の灯った鋭く光る瞳を持つ。
【地域】西アジア
【年代】神話時代
【属性】中庸・善
【天地人属性】地
【クラス】ライダー
【真名】ロスタム
【異名・称号】
【性別】男性
【身長・体重】242cm・168kg
【肌色】褐色 【髪色】茶 【瞳色】黒
【外見・容姿】
白の布を額に巻きつけたペルシャ系の青年。
獅子を想起させる筋骨隆々の巨躯と、なみなみと生気の灯った鋭く光る瞳を持つ。
【地域】西アジア
【年代】神話時代
【属性】中庸・善
【天地人属性】地
ステータス
筋力：A+ 耐久：B 敏捷：B 魔力：C+ 幸運：D 宝具： A
クラス別スキル
対魔力：B+
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
B+ランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化、場合によってはそれ以上の魔術も無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
ペルシアの悪しき邪竜アジ・ダハーカの化身たる蛇王、ザッハークの玄孫でもあるロスタムは、純然な神代の竜の因子を保有している。
五代の時を経て劣化してはいるものの、その血に流れる神秘性から得る対魔力は本来、あらゆる魔術を無効化し得るほどに強大なもの。
ただし、それは彼自身の、イランを脅かす邪なる魔的な存在を良しとしない在り方と相反する要素でもあるため、魔力ステータス共々ランクダウンしている。
B+ランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化、場合によってはそれ以上の魔術も無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
ペルシアの悪しき邪竜アジ・ダハーカの化身たる蛇王、ザッハークの玄孫でもあるロスタムは、純然な神代の竜の因子を保有している。
五代の時を経て劣化してはいるものの、その血に流れる神秘性から得る対魔力は本来、あらゆる魔術を無効化し得るほどに強大なもの。
ただし、それは彼自身の、イランを脅かす邪なる魔的な存在を良しとしない在り方と相反する要素でもあるため、魔力ステータス共々ランクダウンしている。
騎乗：A+
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
A+ランクでは竜種を除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことができる。
「竜馬」と称される巨躯の幻想馬、ラクシュを自在に駆った事による高ランクの騎乗スキル。
人並み外れた怪力を持っていた彼は、普通の馬に乗ると少し力をかけただけで地を這わせ、殺してしまうという有り様だった。
そんな中でラクシュは、彼の怪力にも耐えることのできる唯一の馬であったという。
A+ランクでは竜種を除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことができる。
「竜馬」と称される巨躯の幻想馬、ラクシュを自在に駆った事による高ランクの騎乗スキル。
人並み外れた怪力を持っていた彼は、普通の馬に乗ると少し力をかけただけで地を這わせ、殺してしまうという有り様だった。
そんな中でラクシュは、彼の怪力にも耐えることのできる唯一の馬であったという。
保有スキル
勇猛：A+
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
イラン王国に仕えながら多くの艱難を乗り越え、その敵を打ち倒し続けてきたロスタムは、非常に高ランクでこのスキルを保有している。
イラン王国に仕えながら多くの艱難を乗り越え、その敵を打ち倒し続けてきたロスタムは、非常に高ランクでこのスキルを保有している。
仕切り直し：C
戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出す。
また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。
息子ソフラーブとの戦闘に於いて、殺されかけながら詭計を用いて逃れた逸話。
また王子イスファンディヤールとの対決に於いて、戦線離脱の後に体勢を立て直し勝利を収めた逸話による。
しかし前者の例では、この仕切り直しこそが、彼の最大の悲劇へと繋がっていった。
後述の宝具『七道程』による常識外れな生命力もあり、彼はなまなかに倒れる事はない。
また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。
息子ソフラーブとの戦闘に於いて、殺されかけながら詭計を用いて逃れた逸話。
また王子イスファンディヤールとの対決に於いて、戦線離脱の後に体勢を立て直し勝利を収めた逸話による。
しかし前者の例では、この仕切り直しこそが、彼の最大の悲劇へと繋がっていった。
後述の宝具『七道程』による常識外れな生命力もあり、彼はなまなかに倒れる事はない。
神秘殺し：B+
彼は護国の英雄として、イラン王国に仇なす数々の幻想種や悪鬼を殺し、その身をペルシアの繁栄に捧げた。
イラン王国を脅かす悪鬼の軍勢を単独、無双の下に蹴散らし、その頭領アルザングと、並びにイラン最大の悪鬼「白鬼」を打ち倒した逸話。
それは彼の成した最大の功績たる七つの難業、「七道程」の最終行程として数えられている。
イラン王国を脅かす悪鬼の軍勢を単独、無双の下に蹴散らし、その頭領アルザングと、並びにイラン最大の悪鬼「白鬼」を打ち倒した逸話。
それは彼の成した最大の功績たる七つの難業、「七道程」の最終行程として数えられている。
霊鳥の加護：B
イラン神話上にたびたび登場する霊鳥、シームルグによる加護。
彼の父、白髪のザールの育て親にして彼の出生にも関わったこの霊鳥の加護は、彼の肉体にも魔的な力を授けた。
彼が生まれた時、西アジア━━━イランでは既に神々の時代は幕を下ろし、人間の時代へと世界は移り変わっていた。
そんな中でロスタムは、幼少期から常軌を逸した怪力と魁偉な容貌を持ち、まるで神代の英雄がごとき力を発揮する。
その力の源こそ、この鳥が授ける霊的な加護。彼の余りある生命力を支える礎が、固有スキルとして現れたものである。
これにより彼は「怪力」スキルと同等の恩恵を人の身でありながら受ける事が出来る。A+ランクもの筋力ステータスはこの加護に起因する。
彼の父、白髪のザールの育て親にして彼の出生にも関わったこの霊鳥の加護は、彼の肉体にも魔的な力を授けた。
彼が生まれた時、西アジア━━━イランでは既に神々の時代は幕を下ろし、人間の時代へと世界は移り変わっていた。
そんな中でロスタムは、幼少期から常軌を逸した怪力と魁偉な容貌を持ち、まるで神代の英雄がごとき力を発揮する。
その力の源こそ、この鳥が授ける霊的な加護。彼の余りある生命力を支える礎が、固有スキルとして現れたものである。
これにより彼は「怪力」スキルと同等の恩恵を人の身でありながら受ける事が出来る。A+ランクもの筋力ステータスはこの加護に起因する。
宝具
『七 道 程』
ランク：A+ 種別：対人宝具 レンジ：- 最大捕捉：1人
彼のもっとも高名な逸話。
イラン国王カーウースが北方の悪鬼に捕らえられた折、その身を救うために乗り越えた七つの艱難の道程。
其を見事に潜り抜けた事に由来する、彼自身の"成長の証"そのものである。
悪鬼の棲処に向かうための道程として、獅子・竜・魔女を退治し、水もない灼熱の砂漠と、全く灯りのない暗黒の世界を超えて「五難」を数える。
第六はカーウースを捕らえた悪鬼の親玉、アルザングを斃し、王を助け出す事でこれを為す。
最後に、暗闇の牢内で失明した王の瞳を癒すため、最大の悪鬼たる「白鬼 [Div-e-Sepid]」を滅ぼし、その脳と血とを飲ませる事により、『七道程』の栄光は達されたのである。
これらの功業によって彼は神の恩寵を受け、聖なる守護による不死性を得る。そしてその後の想像を絶する700年もの長きにわたる生涯を、イラン王国の敵を打ち倒すために捧げたのだ。
彼はサーヴァントとして尋常でなく高い生命力を誇るが、その正体こそ、この宝具によって授けられる「七つの命を賄う魔力」である。
その点ではギリシアの大英雄、ヘラクレスの所持する宝具『十二の試練』と逸話と性質が似ている。
相違点としては、前者は「命のストック」として、蘇生魔術の重ねがけによって12個分の生命を得る宝具であるが、こちらは「命の増幅」として、彼自身の生命の器そのものを7つ分にまで引き上げるという効果として現れる。
ヘラクレスを「12本のHPバーを持つ」と例えた場合、ロスタムは「通常の7倍長いHPバーを持つ」といった表現となるだろう。
彼のもっとも高名な逸話。
イラン国王カーウースが北方の悪鬼に捕らえられた折、その身を救うために乗り越えた七つの艱難の道程。
其を見事に潜り抜けた事に由来する、彼自身の"成長の証"そのものである。
悪鬼の棲処に向かうための道程として、獅子・竜・魔女を退治し、水もない灼熱の砂漠と、全く灯りのない暗黒の世界を超えて「五難」を数える。
第六はカーウースを捕らえた悪鬼の親玉、アルザングを斃し、王を助け出す事でこれを為す。
最後に、暗闇の牢内で失明した王の瞳を癒すため、最大の悪鬼たる「
これらの功業によって彼は神の恩寵を受け、聖なる守護による不死性を得る。そしてその後の想像を絶する700年もの長きにわたる生涯を、イラン王国の敵を打ち倒すために捧げたのだ。
彼はサーヴァントとして尋常でなく高い生命力を誇るが、その正体こそ、この宝具によって授けられる「七つの命を賄う魔力」である。
その点ではギリシアの大英雄、ヘラクレスの所持する宝具『十二の試練』と逸話と性質が似ている。
相違点としては、前者は「命のストック」として、蘇生魔術の重ねがけによって12個分の生命を得る宝具であるが、こちらは「命の増幅」として、彼自身の生命の器そのものを7つ分にまで引き上げるという効果として現れる。
ヘラクレスを「12本のHPバーを持つ」と例えた場合、ロスタムは「通常の7倍長いHPバーを持つ」といった表現となるだろう。
『地平嘶く巨嶽の蹄』
ランク：B+ 種別：対軍宝具 レンジ：2〜50 最大捕捉：100人
彼の愛馬たる「竜馬」ラクシュを捕らえた投げ縄を象る宝具。
この輪を獣の首にかけてやる事で、たとえそれが幻想種であろうとも力づくで捕らえ、純粋な竜種でない限り飛び乗る事が出来る。
…が、彼がこの投げ縄をそういった目的で使う事は稀である。この宝具の真価は、これを虚空に向けて投擲した時に発揮される。
ロスタムが力強くこの投げ縄を振るえば、忽ちその輪の先の空間は割れ、瞬間、地を割るが如き馬の嘶きが辺りに轟く。
投げ入れた縄は音を立ててしなり出し、彼は其を自慢の筋力を以って、力づくでその先に在るモノを引き摺り出さんとする。
それによって初めて、彼の愛する巨嶽の竜馬━━━━━「ラクシュ」は、現世へと顕現するのだ。
巨象や獅子にも喩えられるこの馬は、非常に高い神秘をその身に宿した幻想馬。
水のごとき輝きと、炎のごとき激しさと謳われたその肉体は、走るたびに地を揺らし、嘶くたびに大気を震わせるほど。
そして彼もまたこの幻想馬へと飛び乗り、そして敵へと行うのは━━━━大質量を以って軌道上の全てを破砕する「突進攻撃」である。
ロスタムの巨躯を乗せて其処に聳え立つ王騎士 の姿は、まるで動く霊峰が如く敵の眼前へと立ち塞がる。
700年の神秘を宿した幻想馬による質量攻撃と、馬上から繰り出されるロスタムによる鎚矛の一撃。此を以って成す蹂躙走法こそ、彼の持ち得る最大の攻撃法にして、誇るべき生涯そのものの象徴である。
この宝具の明確な欠点として第一に、ラクシュの召喚には莫大な魔力消費を伴うという点が挙げられる。
理由は後述するが、たったそれだけでサーヴァント召喚に掛かる魔力を軽く超えてしまう上に、現界維持に際しても極悪な燃費を誇る。
並みの魔術師では、入念な準備を施した上でなお数分間の現界がせいぜいと言ったところ。
それでも此によって繰り広げられる強力無比な蹂躙にかかれば、十中八九は敵を滅するか、あるいは致命傷を与えるに至る事だろう。
其はひと時の間のみ蘇る、生きて荒野を駆けた夢。イランの大地の上を共に疾った記憶は、彼の内にて輝く鮮烈な、もっとも重要な「思い出」である。
彼の愛馬たる「竜馬」ラクシュを捕らえた投げ縄を象る宝具。
この輪を獣の首にかけてやる事で、たとえそれが幻想種であろうとも力づくで捕らえ、純粋な竜種でない限り飛び乗る事が出来る。
…が、彼がこの投げ縄をそういった目的で使う事は稀である。この宝具の真価は、これを虚空に向けて投擲した時に発揮される。
ロスタムが力強くこの投げ縄を振るえば、忽ちその輪の先の空間は割れ、瞬間、地を割るが如き馬の嘶きが辺りに轟く。
投げ入れた縄は音を立ててしなり出し、彼は其を自慢の筋力を以って、力づくでその先に在るモノを引き摺り出さんとする。
それによって初めて、彼の愛する巨嶽の竜馬━━━━━「ラクシュ」は、現世へと顕現するのだ。
巨象や獅子にも喩えられるこの馬は、非常に高い神秘をその身に宿した幻想馬。
水のごとき輝きと、炎のごとき激しさと謳われたその肉体は、走るたびに地を揺らし、嘶くたびに大気を震わせるほど。
そして彼もまたこの幻想馬へと飛び乗り、そして敵へと行うのは━━━━大質量を以って軌道上の全てを破砕する「突進攻撃」である。
ロスタムの巨躯を乗せて其処に聳え立つ
700年の神秘を宿した幻想馬による質量攻撃と、馬上から繰り出されるロスタムによる鎚矛の一撃。此を以って成す蹂躙走法こそ、彼の持ち得る最大の攻撃法にして、誇るべき生涯そのものの象徴である。
この宝具の明確な欠点として第一に、ラクシュの召喚には莫大な魔力消費を伴うという点が挙げられる。
理由は後述するが、たったそれだけでサーヴァント召喚に掛かる魔力を軽く超えてしまう上に、現界維持に際しても極悪な燃費を誇る。
並みの魔術師では、入念な準備を施した上でなお数分間の現界がせいぜいと言ったところ。
それでも此によって繰り広げられる強力無比な蹂躙にかかれば、十中八九は敵を滅するか、あるいは致命傷を与えるに至る事だろう。
其はひと時の間のみ蘇る、生きて荒野を駆けた夢。イランの大地の上を共に疾った記憶は、彼の内にて輝く鮮烈な、もっとも重要な「思い出」である。
『熾天に封鎖せ、我が暴威』
ランク：B 種別：対人宝具 レンジ：0 最大捕捉：1人
彼の右腕に嵌められた、輝ける三つの縞めのうをあしらった腕輪。
彼の肉体に宿る、神と霊鳥とより授かった力の内には本来、彼自身すら制御する事のできない、強大に過ぎる暴力が秘められていた。
それは歩むだけで地に足をめり込ませてしまうほどの、望む以上の力の過剰であった。其を再び以って天に預けた、その逸話。
この宝具は神による封鎖。その力の一部を抑える事で、彼を人間的な営み、及び理性の檻の中に押しとどめるための、熾天より降り来たる鎖━━━━所謂「リミッター」である。
神に懇願してその力を封じた彼であったが、生前、一度だけこの箍を外した事がある。
…それはよりによって、彼の息子ソフラーブとの戦いの場であった。互いに素性を明かさぬまま戦場にて相対した二人は二日の時を戦い合い、劣勢となったロスタムは三日目にして、この切り札を持ち出した。
その嵐のような力を以ってソフラーブを瀕死に追い込む彼であったが、今際の際、死にゆく眼前の戦士が息子である事を知ったロスタムは、大きく打ちひしがれる事となる。
心に深い傷跡を負った彼はその後、死に場を求めてさすらい、また死者蘇生の霊薬探しの旅も繰り広げたが、終ぞ、その方法が見つかることはなかった。
此は、彼の英雄譚の中に於いて、最大の�猗畄爿�の逸話。
常時発動型の自己封印宝具。
神に祈りを捧げる事で、彼の腕輪━━━彼が生前ソフラーブの誕生に際して託したもの━━━が発光し、消滅する事で解除される。
その瞬間、彼は己の力に呑まれる事で自我を失う。元より並外れたその筋力は、より一層怪物じみた物となる。
そして彼は「狂化」のかかったバーサーカー・クラスが如く、獅子の雄叫びと共に暴威の嵐を振りまく厄災と化してしまうのだ。
一定時間後、魔力を一通り出力し、その力が弱まりかけた瞬間、はるか天上から光り輝く7本の鎖が降り来て、彼の身体を拘束。
それと共に、瑪瑙の腕輪はその肉体へと返還される。再び封印状態となって理性を取り戻すと共に、天の神鎖は自然消滅する。
彼は生前の悲劇から、この宝具を自発的に使う事はない。仮に親しい者から命令されたとしても躊躇を覚えるほどに、彼はこの力の解放へと恐れを抱いているのだ。また大切な存在を失いたくはない、と。
ただし、マスターが令呪を使う程の決意を彼に示したのならば━━━━彼はその戦いが栄誉と使命あるものである事を確認した上で、この鎖を解く事であろう。
一方で、それが悪しき目的の為に使われようとするのなら、彼は自刃してでも其を拒絶する事となる。
彼はバーサーカーとして召喚される事もあるが、その場合はこの拘束が常に外れている状態で召喚される。
彼の右腕に嵌められた、輝ける三つの縞めのうをあしらった腕輪。
彼の肉体に宿る、神と霊鳥とより授かった力の内には本来、彼自身すら制御する事のできない、強大に過ぎる暴力が秘められていた。
それは歩むだけで地に足をめり込ませてしまうほどの、望む以上の力の過剰であった。其を再び以って天に預けた、その逸話。
この宝具は神による封鎖。その力の一部を抑える事で、彼を人間的な営み、及び理性の檻の中に押しとどめるための、熾天より降り来たる鎖━━━━所謂「リミッター」である。
神に懇願してその力を封じた彼であったが、生前、一度だけこの箍を外した事がある。
…それはよりによって、彼の息子ソフラーブとの戦いの場であった。互いに素性を明かさぬまま戦場にて相対した二人は二日の時を戦い合い、劣勢となったロスタムは三日目にして、この切り札を持ち出した。
その嵐のような力を以ってソフラーブを瀕死に追い込む彼であったが、今際の際、死にゆく眼前の戦士が息子である事を知ったロスタムは、大きく打ちひしがれる事となる。
心に深い傷跡を負った彼はその後、死に場を求めてさすらい、また死者蘇生の霊薬探しの旅も繰り広げたが、終ぞ、その方法が見つかることはなかった。
此は、彼の英雄譚の中に於いて、最大の�猗畄爿�の逸話。
常時発動型の自己封印宝具。
神に祈りを捧げる事で、彼の腕輪━━━彼が生前ソフラーブの誕生に際して託したもの━━━が発光し、消滅する事で解除される。
その瞬間、彼は己の力に呑まれる事で自我を失う。元より並外れたその筋力は、より一層怪物じみた物となる。
そして彼は「狂化」のかかったバーサーカー・クラスが如く、獅子の雄叫びと共に暴威の嵐を振りまく厄災と化してしまうのだ。
一定時間後、魔力を一通り出力し、その力が弱まりかけた瞬間、はるか天上から光り輝く7本の鎖が降り来て、彼の身体を拘束。
それと共に、瑪瑙の腕輪はその肉体へと返還される。再び封印状態となって理性を取り戻すと共に、天の神鎖は自然消滅する。
彼は生前の悲劇から、この宝具を自発的に使う事はない。仮に親しい者から命令されたとしても躊躇を覚えるほどに、彼はこの力の解放へと恐れを抱いているのだ。また大切な存在を失いたくはない、と。
ただし、マスターが令呪を使う程の決意を彼に示したのならば━━━━彼はその戦いが栄誉と使命あるものである事を確認した上で、この鎖を解く事であろう。
一方で、それが悪しき目的の為に使われようとするのなら、彼は自刃してでも其を拒絶する事となる。
彼はバーサーカーとして召喚される事もあるが、その場合はこの拘束が常に外れている状態で召喚される。
武具・武装
『古勇者の鎚矛 [Gurza 'i Gav-zar]』
彼の適性クラスはセイバー、アーチャー、ライダー、バーサーカーなどだが、どのクラスにおいても、父である白髪のザールより賜ったこの牛頭の鎚矛を主兵装、あるいは副兵装として持ち込む。
元は古き竜殺しの王フェリドゥーンが、蛇王ザッハーク討伐に際して造らせた武具であり、其に致命傷を与えた直接の原因となっている。
その後、フェリドゥーンの曾孫マヌーチェフルの後見人にして彼の祖父、「必殺のサーム」の手に渡るのだが、彼もまた巨大な毒竜を、この鎚を以って一撃の下に滅している。
本来はフェリドゥーン、および祖父サームの宝具であるが、ロスタムは単なる武具として所持する。
だが、幾代にも渡り英雄たちに受け継がれ、竜を殺してきたこの鎚矛は、ただそれだけで強力な「竜」特性への特効効果を宿す代物となっている。
元は古き竜殺しの王フェリドゥーンが、蛇王ザッハーク討伐に際して造らせた武具であり、其に致命傷を与えた直接の原因となっている。
その後、フェリドゥーンの曾孫マヌーチェフルの後見人にして彼の祖父、「必殺のサーム」の手に渡るのだが、彼もまた巨大な毒竜を、この鎚を以って一撃の下に滅している。
本来はフェリドゥーン、および祖父サームの宝具であるが、ロスタムは単なる武具として所持する。
だが、幾代にも渡り英雄たちに受け継がれ、竜を殺してきたこの鎚矛は、ただそれだけで強力な「竜」特性への特効効果を宿す代物となっている。
『御柳の枝矢 』
名誉と勝利に囚われた王子、イスファンディヤールを誅す際に用いた矢。
王子はロスタムと同じく七つの難業を超え、さらに幼少時、聖水にその身を浸ける事で不死性を獲得した不滅の英雄であった。
初めは苦戦を強いられる彼だったが、霊鳥シームルグの助言に従い、御柳の細枝から一本の矢を作る。
それを以ってロスタムは、闘争に執するイスファンディヤールの唯一の弱点。聖水に浸からなかった"瞳"を射抜く事によって、これに勝利したのである。
ライダークラスでは所持していない。
現地イランにおける召喚か、あるいはアーチャークラスとして召喚された場合、宝具として持ち込める。
効果としては、肉体に「弱点」を持つ類の逸話が存在する相手に対しては、その部位へと軌道を捻じ曲げながら飛翔する追尾矢となる。
なお『王書』において、ロスタムが王子イスファンディヤールに対してこの矢を放つ際の祈りの言葉は、アーラシュの『流星一条』における前口上とそっくり一致している。
Fate的には、ロスタム側のアーラシュへのリスペクトとも考えられるだろう。
王子はロスタムと同じく七つの難業を超え、さらに幼少時、聖水にその身を浸ける事で不死性を獲得した不滅の英雄であった。
初めは苦戦を強いられる彼だったが、霊鳥シームルグの助言に従い、御柳の細枝から一本の矢を作る。
それを以ってロスタムは、闘争に執するイスファンディヤールの唯一の弱点。聖水に浸からなかった"瞳"を射抜く事によって、これに勝利したのである。
ライダークラスでは所持していない。
現地イランにおける召喚か、あるいはアーチャークラスとして召喚された場合、宝具として持ち込める。
効果としては、肉体に「弱点」を持つ類の逸話が存在する相手に対しては、その部位へと軌道を捻じ曲げながら飛翔する追尾矢となる。
なお『王書』において、ロスタムが王子イスファンディヤールに対してこの矢を放つ際の祈りの言葉は、アーラシュの『流星一条』における前口上とそっくり一致している。
Fate的には、ロスタム側のアーラシュへのリスペクトとも考えられるだろう。
『霊鳥の羽根』
彼を守護する精霊鳥、シームルグの羽根の片鱗。
香炉に燃やす事で神秘的な輝きが舞い起こるとともに、周辺の人間の脳内に霊鳥シームルグが語りかけ、それによる有意義な助言を受け取ることができる。
また羽根そのものを貪る事で、使用者の生命力を回復する事ができる。回復量は"使用者の魂の器の半分"。
彼が使用した場合、宝具の効果で体力の1/14を回復するにとどまる。
他者にも使用可能で、その羽根による霊的な修復は、対象を瀕死の傷からでもピンピンと動けるまでに復活させられる。
…ただし魂を回復させると言っても、死者を生き返らせる事だけは出来ない。
本来は彼の父、白髪のザールの所持する宝具。その場合は霊鳥そのものを呼び出せる他、彼が所持する完全な羽根は全回復の力を持つ。
ロスタムが持つのはただ使い捨てのお守りのような道具にすぎず、所持するのもひとつきり。
香炉に燃やす事で神秘的な輝きが舞い起こるとともに、周辺の人間の脳内に霊鳥シームルグが語りかけ、それによる有意義な助言を受け取ることができる。
また羽根そのものを貪る事で、使用者の生命力を回復する事ができる。回復量は"使用者の魂の器の半分"。
彼が使用した場合、宝具の効果で体力の1/14を回復するにとどまる。
他者にも使用可能で、その羽根による霊的な修復は、対象を瀕死の傷からでもピンピンと動けるまでに復活させられる。
…ただし魂を回復させると言っても、死者を生き返らせる事だけは出来ない。
本来は彼の父、白髪のザールの所持する宝具。その場合は霊鳥そのものを呼び出せる他、彼が所持する完全な羽根は全回復の力を持つ。
ロスタムが持つのはただ使い捨てのお守りのような道具にすぎず、所持するのもひとつきり。
『虎竜の皮鎧 [Babr-e-Bayan]』
彼が戦に赴く前に着用する防具。毛髪のごとき漆黒色で、鎧と鎖帷子の上に着る。これを着たロスタムは、まるで羽を生やしたような姿となるという。
炎、水、またあらゆる武器に耐性を持ち、彼の耐久ステータスにはこの防具を常に着用しているがための影響もかかっている。
パランギン(Palangin)という名の虎の皮と、バブリェ・バヤン(Babr-e Bayan)という名の海竜の皮をなめして造られており、それ故虎の名の方を取ったパランギナ(Palangina)とも呼ばれる。
バブリェ・バヤンの海竜は、彼が14歳の頃にインドの地で狩ったものとされている。
炎、水、またあらゆる武器に耐性を持ち、彼の耐久ステータスにはこの防具を常に着用しているがための影響もかかっている。
パランギン(Palangin)という名の虎の皮と、バブリェ・バヤン(Babr-e Bayan)という名の海竜の皮をなめして造られており、それ故虎の名の方を取ったパランギナ(Palangina)とも呼ばれる。
バブリェ・バヤンの海竜は、彼が14歳の頃にインドの地で狩ったものとされている。
『巨嶽の竜馬 』
彼が「イラン全国の救済」を対価として得た愛馬。しばしば「唸る巨象」「息巻く竜」「山のごとき体躯」などと揶揄される。
象と見紛うばかりの、巨大かつ強靭な肉体を持つ。激すれば獅子の頭蓋をも蹴り砕き、幻想種の頂点に立つ竜の首筋さえも噛み千切る、まさしき無類の軍馬。
七道程の一つ「獅子殺し」はこの馬が代わりに達成している事もあり、彼の冒険の中では非常に重要な役割を果たしている。
ロスタムともども竜の因子を持ち、莫大な魔力と共に地を駆ける。時には命の危機を救い合い、そして最期には共に死した、まさに相棒の中の相棒である。
七道程を達成した恩恵たる神の寵愛はラクシュもまた受けており、ロスタム同様に桁外れな生命力を誇る。
彼と共に700年の時を生きたこの幻想馬に蓄えられた神秘性は、もはや生半なものではないだろう。
しかしこのために、 『地平嘶く巨嶽の蹄』によってラクシュを現世に呼び出す行為は、ラクシュもまた保有する『七道程』を追加発動させるという事になる。
即ち幻想種を七体一度に呼び出し使役するようなもので、ラクシュの莫大な魔力消費は此処にも原因がある。
象と見紛うばかりの、巨大かつ強靭な肉体を持つ。激すれば獅子の頭蓋をも蹴り砕き、幻想種の頂点に立つ竜の首筋さえも噛み千切る、まさしき無類の軍馬。
七道程の一つ「獅子殺し」はこの馬が代わりに達成している事もあり、彼の冒険の中では非常に重要な役割を果たしている。
ロスタムともども竜の因子を持ち、莫大な魔力と共に地を駆ける。時には命の危機を救い合い、そして最期には共に死した、まさに相棒の中の相棒である。
七道程を達成した恩恵たる神の寵愛はラクシュもまた受けており、ロスタム同様に桁外れな生命力を誇る。
彼と共に700年の時を生きたこの幻想馬に蓄えられた神秘性は、もはや生半なものではないだろう。
しかしこのために、 『地平嘶く巨嶽の蹄』によってラクシュを現世に呼び出す行為は、ラクシュもまた保有する『七道程』を追加発動させるという事になる。
即ち幻想種を七体一度に呼び出し使役するようなもので、ラクシュの莫大な魔力消費は此処にも原因がある。
解説
イラン叙事詩『王書(シャー・ナーメ)』の中においてその存在を綴られる、ペルシア最大の英雄。
神と霊鳥による聖なる守護を受けた彼は、700年もの時を生きてイラン王国に仕え、護国の勇者として生涯を戦い抜いた。
英雄の家系たるナリーマン家に生まれた白髪のザールと、蛇王ザッハークの血を引くルーダーベ姫との間に生を受けた。
誕生後から大いなる祝福を受けて育ち、霊鳥と神との加護を受け、程なく彼はイランに於いて誰にもまさる英雄と称されるようになる。
暴れ白象殺し、曾祖父ナリーマンの仇討ち、『七道程』…様々に誉れ高き功業を成し遂げ、ペルシアに於いて英雄として最上の称号たる『王騎士 』の位を得るまでに至る。
そうしてその身に栄光を手にするロスタムであったが、やがてその頭上にも、災厄の黒馬が降り立つ事となる。
様々な策謀、偶然、暗躍が交錯し、幸と不幸とが縄の如く絡み合う「廻る天輪」の中で、彼は息子殺しという非業な運命や、仕える国家の王子を倒さねばならぬ悲運に見舞われるようになる。
そしてその最期は、彼の地位を妬んだ弟シャガードによって罠に嵌められ、ラクシュ共々命を落とす…という、最大の英雄としてはあまりに酸鼻な結末と共に、彼は700年の生涯に幕を閉じる事となるのである。
この「廻る天輪」の中にて繰り広げられる様々なすれ違いから生まれる悲劇は、あまねくイランの人々の涙を誘い、そして彼の名とその存在は、彼らの間で愛される物語の筆頭となっている。
神が統べるこの世の運命は、時に人の望むところとは別様に書き付けられる━━━━
儚いこの世において成すすべもない、そうした非業なる「天輪」こそ、ペルシア世界で愛される悲劇のありようなのだ。
そんな彼だが、ライダークラスとしては、ラクシュに跨り地を力強く駆け巡った、悲劇を経験する以前の、愚直ながらまっすぐな青年時代を全盛期として召喚される。
護国の気概十分な時期であり、その瞳は未来への展望と生命力に満ちている。
この二度目の生では必ずやマスターの為に戦い、勝利を収めんと努める事だろう。
神と霊鳥による聖なる守護を受けた彼は、700年もの時を生きてイラン王国に仕え、護国の勇者として生涯を戦い抜いた。
英雄の家系たるナリーマン家に生まれた白髪のザールと、蛇王ザッハークの血を引くルーダーベ姫との間に生を受けた。
誕生後から大いなる祝福を受けて育ち、霊鳥と神との加護を受け、程なく彼はイランに於いて誰にもまさる英雄と称されるようになる。
暴れ白象殺し、曾祖父ナリーマンの仇討ち、『七道程』…様々に誉れ高き功業を成し遂げ、ペルシアに於いて英雄として最上の称号たる『
そうしてその身に栄光を手にするロスタムであったが、やがてその頭上にも、災厄の黒馬が降り立つ事となる。
様々な策謀、偶然、暗躍が交錯し、幸と不幸とが縄の如く絡み合う「廻る天輪」の中で、彼は息子殺しという非業な運命や、仕える国家の王子を倒さねばならぬ悲運に見舞われるようになる。
そしてその最期は、彼の地位を妬んだ弟シャガードによって罠に嵌められ、ラクシュ共々命を落とす…という、最大の英雄としてはあまりに酸鼻な結末と共に、彼は700年の生涯に幕を閉じる事となるのである。
この「廻る天輪」の中にて繰り広げられる様々なすれ違いから生まれる悲劇は、あまねくイランの人々の涙を誘い、そして彼の名とその存在は、彼らの間で愛される物語の筆頭となっている。
神が統べるこの世の運命は、時に人の望むところとは別様に書き付けられる━━━━
儚いこの世において成すすべもない、そうした非業なる「天輪」こそ、ペルシア世界で愛される悲劇のありようなのだ。
そんな彼だが、ライダークラスとしては、ラクシュに跨り地を力強く駆け巡った、悲劇を経験する以前の、愚直ながらまっすぐな青年時代を全盛期として召喚される。
護国の気概十分な時期であり、その瞳は未来への展望と生命力に満ちている。
この二度目の生では必ずやマスターの為に戦い、勝利を収めんと努める事だろう。
人物・性格
豪放な好青年。
快活で軽妙ながら太く一本筋の通った、勇猛果敢な戦士像を形にしたような人物。
生前からその身をイラン王国に捧げる「騎士」であった事もあり、マスターとサーヴァントという関係には驚くほどにすんなりと馴染む。
ただしそこにも相性は存在し、彼の信ずる拝火の教義から、善を成そうとする者には祝福の言葉と共に付き随おうとする。
その反面、悪を成そうとする者に対しては糾弾しつつそれを諌め、更生の余地もなければ武器を向けようとする事もある。
戦に生き、戦を以って敵を討つ事を自らの使命と考えており、聖杯戦争への気概は十分。
ただし、戦しか頭にない戦闘狂という訳では必ずしもなく、必要とあらば戦いを避けようともする。
同盟に際しても、それに値する相手かどうか判断する、人を見定める力にも確かなものがある。
それでも、後に人間的な悟りを手に入れる事となる非業な運命の数々に関しては、知識として持っていても、やはり実感としては薄い。
その影響もあるのか、精神的には未だ青さが残っており、感情的になってしまう事もしばしばである。
だが息子ソフラーブの悲劇に関してだけは、彼の魂に刻み付けられた疵でもある。
「この世に永遠に留まるものはいない」と言う信条を持つ彼ではあるが、その死に対してだけは、ただ一つの未練が残っている。
それは、ソフラーブを心に繋ぎ止めているがために、その命を悼み続けている…という訳ではない。ただそれは、もっと単純で、当たり前のこと。
故にその願いは、いかなる彼の側面においてもただひとつ。
「俺こそがロスタム。ナリーマンの子、サームの血を引く者。白髪のザールの子にして、お前の━━━━━━━━━━━
イメージカラー：舞い散る砂塵の薄茶
特技：大食い
好きなもの：善なる行動、イランの大地、使命ある闘争
嫌いなもの：悪しき心を持つ者、親子ゲンカ、由なき闘争
天敵：親族
願い：息子、ソフラーブの復活
【一人称】俺 【二人称】あんた／お前 【三人称】あいつ
快活で軽妙ながら太く一本筋の通った、勇猛果敢な戦士像を形にしたような人物。
生前からその身をイラン王国に捧げる「騎士」であった事もあり、マスターとサーヴァントという関係には驚くほどにすんなりと馴染む。
ただしそこにも相性は存在し、彼の信ずる拝火の教義から、善を成そうとする者には祝福の言葉と共に付き随おうとする。
その反面、悪を成そうとする者に対しては糾弾しつつそれを諌め、更生の余地もなければ武器を向けようとする事もある。
戦に生き、戦を以って敵を討つ事を自らの使命と考えており、聖杯戦争への気概は十分。
ただし、戦しか頭にない戦闘狂という訳では必ずしもなく、必要とあらば戦いを避けようともする。
同盟に際しても、それに値する相手かどうか判断する、人を見定める力にも確かなものがある。
それでも、後に人間的な悟りを手に入れる事となる非業な運命の数々に関しては、知識として持っていても、やはり実感としては薄い。
その影響もあるのか、精神的には未だ青さが残っており、感情的になってしまう事もしばしばである。
だが息子ソフラーブの悲劇に関してだけは、彼の魂に刻み付けられた疵でもある。
「この世に永遠に留まるものはいない」と言う信条を持つ彼ではあるが、その死に対してだけは、ただ一つの未練が残っている。
それは、ソフラーブを心に繋ぎ止めているがために、その命を悼み続けている…という訳ではない。ただそれは、もっと単純で、当たり前のこと。
故にその願いは、いかなる彼の側面においてもただひとつ。
「俺こそがロスタム。ナリーマンの子、サームの血を引く者。白髪のザールの子にして、お前の━━━━━━━━━━━
イメージカラー：舞い散る砂塵の薄茶
特技：大食い
好きなもの：善なる行動、イランの大地、使命ある闘争
嫌いなもの：悪しき心を持つ者、親子ゲンカ、由なき闘争
天敵：親族
願い：息子、ソフラーブの復活
【一人称】俺 【二人称】あんた／お前 【三人称】あいつ
因縁キャラ
・アーラシュ：
同じくペルシアの大英雄として伝えられる者。祖父サーム、父ザール、そして彼と同じく、マヌーチェフル王に仕えていたとされる。年代としてはサームと同期。
イランと異民族(トゥーラーン)の両民族間に国境を設け、見事その土地を安堵してみせた偉大なる弓兵として、その名はよく知っている。彼にとって非常に身近な英雄。
マヌーチェフルの死後、トゥーラーンが再びイランへと攻め入った事で、彼の齎した安寧は結果的に崩れてしまうこととなった。
だがその英雄的犠牲によってもたらされた確かなるいっときの安堵は、彼らペルシア人の心の中に、確かに残り続けている。
その功業を以ってペルシアにおける神々の時代は終わりを迎え、ザール、ロスタムら英雄の時代へと移り変わっていく。
彼は護国の為、その生涯をトゥーラーンや並み居る化け物たちとの戦いに捧げた。
しかしその長い生涯において彼は、遂にその終わりを見る事はなく。そして、その終わりを想像する事さえ、彼はしなかったのである。
そう言った点で在り方は異なる。彼は人々の為に戦いこそすれ、平和を望むことは無かったのだから。
「…「戦いに勝つ」なんてのは簡単だ。人より腕っぷしが強けりゃあ、誰にでもできる事だからな。…だがよ。そいつを綺麗さっぱり終わらせちまう事が、どれだけ難しい事だと思う？俺が700年の時をかけても、こればっかりは出来なかった。…もとよりこの世の常態は、善 と悪 があい争うものなのさ。」
「…それでも、英雄ってのは…戦いを少しでも、いい方向に終わらせるために在るものだ。だからこそ俺も、今度こそは…戦いを終わらせるために、ここに居たい。叶うのならば、かの射手 のように」
・蛇王ザッハーク
曾々祖父にあたる。イランを脅かす数々の怪物、竜、異民族の侵攻を撃退してきた彼としては、自身の中にこの悪しき王の血が混ざっているのは複雑な気分。
一応は父祖であるのだから敬うべきだとは感じているが、どうにも煮え切らないものである。
座においてある現世での記録を盗み見て大爆笑したのは秘密。もっとも本人ではなかったが、微妙な鬱憤は晴らせた。
「ああ、俺の父祖、ザッハークの事か。…イランの脅威にして邪竜の化身。俺の中にそいつが混ざってると考えると、ちと気味の悪いもんだぜ。…まぁだが、その血が俺の礎である事も確かだ。あまり蔑ろに出来たもんでもないが…さて。」
・カイ・ホスロー
「ホスローの旦那も此処にいたのか。大イーラーンの正統なる守護者、輝ける導き手！こうして再びお目通りが叶うとは光栄だ。またお役に立たせてくれよ。」
生前に仕えた君主。
カーウース亡き後、トゥーラーンとの戦いや統治に生を捧げた王として、かつての主として敬拝する。
その割に彼に接する際の言葉遣いはかなりフレンドリー。現在の彼はカーウースに仕えた実感しかないため……ではなく、生前からこのようだった。曰く、堅苦しい言葉遣いがどうしても似合わないとのこと。
あるいは真に偉大な王とは、接する者に自然と敬意と親しみとを感じさせるものであるのかも知れない。
アクヴァーン？何その首。気持ち悪。
・アンリマユ：
彼の崇拝する拝火教、ゾロアスター教における最大の悪神。
忌むべき悪の化身であり、避くべき象徴。災禍を振りまく者の名を聞いた時は、さしもの獅子の身も震えたものだ。が…
「アーリマン…悪の象徴、その化身か。…もっとも、俺の知る悪神とは様子が違うみてえだがな。善(アフラ)の光あまねくこの世で、俺たちを誘う悪(アンリ)。そいつを拒み打ち倒すのが、俺たち人間の強さだ。…もっとも…人が皆、それぐらい強けりゃいいんだがな…」
・クー・フーリン(原作及び各種派生)：
彼とこの英雄は伝説上、数々の類似点を持つ。
両者とも、その地域において最大の英雄とされている。幼いうちに強力な獣(マヌーチェフルの白象、クランの番犬)を倒している。戦闘では無双を誇る。その最期は罠にかけられ、しかし最後の一息で往生際の悪さを見せつける、など…
そんな事もあってか気の合う相手。しかしもう一つの共通点としてある、「自認せぬまま息子を戦闘によって殺害した事」に関していまだ未練を残す彼と、生前のしがらみに対して割り切りを見せるクー・フーリンとでは、やはりその在り方には、幾ばくかの相違が見られる。
「おう、アイルランドの。調子はどうだ？俺は…まあ、ぼちぼちさ。どうだい、これから酒でも付き合っちゃくれないか？…いいね、随分と快いもんだ。…俺を目下と思ってるわけじゃねえんだよな？」
・コンラ(各種派生)：
……。
彼は、クー・フーリンとこの少年とを見ると、彼が本意ではなく殺してしまった息子の事を重ね、古傷が開くような思いを抱く。
青年期の召喚という事もあり、それほどまでに生気を失う訳ではないにしても、それでも酷く心を痛めるだろう。
ただ、決定的に違うのは━━━━彼自身の手で殺してしまったソフラーブは、この少年ほど幼くは無かったという事だ。
もし自分と同じように、息子も英霊として在ったなら…あるいは、狂気に走っているだろうか。あるいは、憎悪を抱いているだろうか。
この少年の持つ数多くの側面から、彼はつい、息子の名残を見出そうとしてしまう。
「アイツの子か。言っても無駄かも知れねえが…親父は労ってやれよ。この世に、わが子の思い出として残るなんざ…もう…見るのも御免だぜ…」
・ヘラクレス：
似た逸話を持つ者として、親近感を感じている。…口にこそ出さないが、「息子殺し」という点においても一致する。
言葉が通じなくとも構わず、見かければ話しかけに行くが、当然ながら会話は成立していない。
それでも穏やかに語り合うような仕草を見せるのは、恐らく言葉よりも深い所で、理解し合える部分があるのだろう。
・アキレウス：
生まれ落ちて聖水に付けられ、そして身体の一部分だけが不死性を得ていない…という点で、彼が止むを得ず誅したイラン王子、イスファンディヤールを思い出させる。
しかし青年期の彼にとって、そういった複雑な感情が絡み合うにはまだ早いらしく、似てるなという程度のもの。
その若々しい勇猛ぶりには自身と似た雰囲気を感じるところもあり、ライダーとしても親近感を感じる相手の一人。
・イスラム教徒：
彼より後の時代、イラン…ペルシアを征服したイスラム教、ひいてはアラブ人たち。
物語中の「蛇王ザッハーク」はアラブ人による侵攻の脅威を象ったものという意味もあった。
しかし彼は、後にイランを覇した民族に対して恨み節をぶつけるような真似はしない。
700年の生涯を生きた彼にとって、移ろいゆく世界とは、至極当然のものでもあるからだ。
・オスマン一世：
『王書』にて記載される、彼が一生涯にわたり戦い続けた敵、トゥーラーン。
其は「テュルク系民族」、即ち他ならぬトルコ周辺の民族を指し示す言葉であるとされる。
故に、その親玉らしく振舞うこの男に対して、密かにライバル的意識を向けている。
・マフムード：
ガズナ朝のスルターン。彼の事績が記された初版の『王書』を手に入れた人物。
ペルシア文化の保護者であった経緯もあり、惜しみない賛辞の言葉を向ける相手でもある。
それにしても何故ちんこを？
・クロイソス：
イラン王国における『人の時代』のおこり、アケメネス朝ペルシアの祖たるキュロス二世に仕えた人物。
異国人ではあっても、彼のイラン王国に捧げた功績と忠誠心には、その姿を自身と重ね、敬意を示している。
・イスカンダル：
かつてペルシアへと侵攻した征服王。
その果敢なる征服者としての在り方は、かつて彼が戦い続けたどのトゥーラーンよりも勇猛で高潔だと、高く評価している。
ライダーとしても気になる相手。いつかブケファラスとラクシュとの手合わせを願いたいと思っている。
なお、彼が生前仕えた王「ケイ・カーウース」の名は、まさしくペルシアにて『征服王』の意を表す。それゆえに、評価も自然と高くなってしまうのだろう。
それにしても、ペルシア人にやたらと目をつけられているような気がする王である。
・トーマス・エジソン：
獅子の顔を持つ者。彼も同様に獅子と呼ばれたのと、また肉体もなかなか仕上がっているので親近感がわく。そのナリで筋力E…？
発明品の電球に付けられた「マズダランプ」の名称は、彼の崇拝する善神の名を取った物。
言うなれば「信仰の火を世界に広めた」者として、満足げにその功績を讃えている。
・泥新宿のセイバー：
「閻魔」とはインド神話の「ヤマ」を起源に持ち、それは『アヴェスター』で言及のある「イマ」と同一と見做されている。
さらにこれは『王書』内で語られる神々の時代に在ったペルシア最古の王朝、ベーシュダート朝における聖王ジャムシードへと派生する。
これはヤマがインド・イラン同一時代からの古い神格の一つである事に由来するもの。
このジャムシードから王位を簒奪したのが他ならぬ蛇王ザッハークであり、それを発端としてフェリドゥーンの伝説が始まるため、彼女とは直接的な面識こそなくとも、あながち無関係という訳でもない。
ただし閻魔としてではなく「イマ」から派生したジャムシードとしての繋がりであるため、もし出会ったのなら、こちらの王と勘違いしてしまう事だろう。
同じくペルシアの大英雄として伝えられる者。祖父サーム、父ザール、そして彼と同じく、マヌーチェフル王に仕えていたとされる。年代としてはサームと同期。
イランと異民族(トゥーラーン)の両民族間に国境を設け、見事その土地を安堵してみせた偉大なる弓兵として、その名はよく知っている。彼にとって非常に身近な英雄。
マヌーチェフルの死後、トゥーラーンが再びイランへと攻め入った事で、彼の齎した安寧は結果的に崩れてしまうこととなった。
だがその英雄的犠牲によってもたらされた確かなるいっときの安堵は、彼らペルシア人の心の中に、確かに残り続けている。
その功業を以ってペルシアにおける神々の時代は終わりを迎え、ザール、ロスタムら英雄の時代へと移り変わっていく。
彼は護国の為、その生涯をトゥーラーンや並み居る化け物たちとの戦いに捧げた。
しかしその長い生涯において彼は、遂にその終わりを見る事はなく。そして、その終わりを想像する事さえ、彼はしなかったのである。
そう言った点で在り方は異なる。彼は人々の為に戦いこそすれ、平和を望むことは無かったのだから。
「…「戦いに勝つ」なんてのは簡単だ。人より腕っぷしが強けりゃあ、誰にでもできる事だからな。…だがよ。そいつを綺麗さっぱり終わらせちまう事が、どれだけ難しい事だと思う？俺が700年の時をかけても、こればっかりは出来なかった。…もとよりこの世の常態は、
「…それでも、英雄ってのは…戦いを少しでも、いい方向に終わらせるために在るものだ。だからこそ俺も、今度こそは…戦いを終わらせるために、ここに居たい。叶うのならば、かの
補足：アヴェスターの矛盾？
・蛇王ザッハーク
曾々祖父にあたる。イランを脅かす数々の怪物、竜、異民族の侵攻を撃退してきた彼としては、自身の中にこの悪しき王の血が混ざっているのは複雑な気分。
一応は父祖であるのだから敬うべきだとは感じているが、どうにも煮え切らないものである。
座においてある現世での記録を盗み見て大爆笑したのは秘密。もっとも本人ではなかったが、微妙な鬱憤は晴らせた。
「ああ、俺の父祖、ザッハークの事か。…イランの脅威にして邪竜の化身。俺の中にそいつが混ざってると考えると、ちと気味の悪いもんだぜ。…まぁだが、その血が俺の礎である事も確かだ。あまり蔑ろに出来たもんでもないが…さて。」
・カイ・ホスロー
「ホスローの旦那も此処にいたのか。大イーラーンの正統なる守護者、輝ける導き手！こうして再びお目通りが叶うとは光栄だ。またお役に立たせてくれよ。」
生前に仕えた君主。
カーウース亡き後、トゥーラーンとの戦いや統治に生を捧げた王として、かつての主として敬拝する。
その割に彼に接する際の言葉遣いはかなりフレンドリー。現在の彼はカーウースに仕えた実感しかないため……ではなく、生前からこのようだった。曰く、堅苦しい言葉遣いがどうしても似合わないとのこと。
あるいは真に偉大な王とは、接する者に自然と敬意と親しみとを感じさせるものであるのかも知れない。
アクヴァーン？何その首。気持ち悪。
・アンリマユ：
彼の崇拝する拝火教、ゾロアスター教における最大の悪神。
忌むべき悪の化身であり、避くべき象徴。災禍を振りまく者の名を聞いた時は、さしもの獅子の身も震えたものだ。が…
「アーリマン…悪の象徴、その化身か。…もっとも、俺の知る悪神とは様子が違うみてえだがな。善(アフラ)の光あまねくこの世で、俺たちを誘う悪(アンリ)。そいつを拒み打ち倒すのが、俺たち人間の強さだ。…もっとも…人が皆、それぐらい強けりゃいいんだがな…」
・クー・フーリン(原作及び各種派生)：
彼とこの英雄は伝説上、数々の類似点を持つ。
両者とも、その地域において最大の英雄とされている。幼いうちに強力な獣(マヌーチェフルの白象、クランの番犬)を倒している。戦闘では無双を誇る。その最期は罠にかけられ、しかし最後の一息で往生際の悪さを見せつける、など…
そんな事もあってか気の合う相手。しかしもう一つの共通点としてある、「自認せぬまま息子を戦闘によって殺害した事」に関していまだ未練を残す彼と、生前のしがらみに対して割り切りを見せるクー・フーリンとでは、やはりその在り方には、幾ばくかの相違が見られる。
「おう、アイルランドの。調子はどうだ？俺は…まあ、ぼちぼちさ。どうだい、これから酒でも付き合っちゃくれないか？…いいね、随分と快いもんだ。…俺を目下と思ってるわけじゃねえんだよな？」
・コンラ(各種派生)：
……。
彼は、クー・フーリンとこの少年とを見ると、彼が本意ではなく殺してしまった息子の事を重ね、古傷が開くような思いを抱く。
青年期の召喚という事もあり、それほどまでに生気を失う訳ではないにしても、それでも酷く心を痛めるだろう。
ただ、決定的に違うのは━━━━彼自身の手で殺してしまったソフラーブは、この少年ほど幼くは無かったという事だ。
もし自分と同じように、息子も英霊として在ったなら…あるいは、狂気に走っているだろうか。あるいは、憎悪を抱いているだろうか。
この少年の持つ数多くの側面から、彼はつい、息子の名残を見出そうとしてしまう。
「アイツの子か。言っても無駄かも知れねえが…親父は労ってやれよ。この世に、わが子の思い出として残るなんざ…もう…見るのも御免だぜ…」
・ヘラクレス：
似た逸話を持つ者として、親近感を感じている。…口にこそ出さないが、「息子殺し」という点においても一致する。
言葉が通じなくとも構わず、見かければ話しかけに行くが、当然ながら会話は成立していない。
それでも穏やかに語り合うような仕草を見せるのは、恐らく言葉よりも深い所で、理解し合える部分があるのだろう。
・アキレウス：
生まれ落ちて聖水に付けられ、そして身体の一部分だけが不死性を得ていない…という点で、彼が止むを得ず誅したイラン王子、イスファンディヤールを思い出させる。
しかし青年期の彼にとって、そういった複雑な感情が絡み合うにはまだ早いらしく、似てるなという程度のもの。
その若々しい勇猛ぶりには自身と似た雰囲気を感じるところもあり、ライダーとしても親近感を感じる相手の一人。
・イスラム教徒：
彼より後の時代、イラン…ペルシアを征服したイスラム教、ひいてはアラブ人たち。
物語中の「蛇王ザッハーク」はアラブ人による侵攻の脅威を象ったものという意味もあった。
しかし彼は、後にイランを覇した民族に対して恨み節をぶつけるような真似はしない。
700年の生涯を生きた彼にとって、移ろいゆく世界とは、至極当然のものでもあるからだ。
・オスマン一世：
『王書』にて記載される、彼が一生涯にわたり戦い続けた敵、トゥーラーン。
其は「テュルク系民族」、即ち他ならぬトルコ周辺の民族を指し示す言葉であるとされる。
故に、その親玉らしく振舞うこの男に対して、密かにライバル的意識を向けている。
・マフムード：
ガズナ朝のスルターン。彼の事績が記された初版の『王書』を手に入れた人物。
ペルシア文化の保護者であった経緯もあり、惜しみない賛辞の言葉を向ける相手でもある。
それにしても何故ちんこを？
・クロイソス：
イラン王国における『人の時代』のおこり、アケメネス朝ペルシアの祖たるキュロス二世に仕えた人物。
異国人ではあっても、彼のイラン王国に捧げた功績と忠誠心には、その姿を自身と重ね、敬意を示している。
・イスカンダル：
かつてペルシアへと侵攻した征服王。
その果敢なる征服者としての在り方は、かつて彼が戦い続けたどのトゥーラーンよりも勇猛で高潔だと、高く評価している。
ライダーとしても気になる相手。いつかブケファラスとラクシュとの手合わせを願いたいと思っている。
なお、彼が生前仕えた王「ケイ・カーウース」の名は、まさしくペルシアにて『征服王』の意を表す。それゆえに、評価も自然と高くなってしまうのだろう。
それにしても、ペルシア人にやたらと目をつけられているような気がする王である。
・トーマス・エジソン：
獅子の顔を持つ者。彼も同様に獅子と呼ばれたのと、また肉体もなかなか仕上がっているので親近感がわく。そのナリで筋力E…？
発明品の電球に付けられた「マズダランプ」の名称は、彼の崇拝する善神の名を取った物。
言うなれば「信仰の火を世界に広めた」者として、満足げにその功績を讃えている。
・泥新宿のセイバー：
「閻魔」とはインド神話の「ヤマ」を起源に持ち、それは『アヴェスター』で言及のある「イマ」と同一と見做されている。
さらにこれは『王書』内で語られる神々の時代に在ったペルシア最古の王朝、ベーシュダート朝における聖王ジャムシードへと派生する。
これはヤマがインド・イラン同一時代からの古い神格の一つである事に由来するもの。
このジャムシードから王位を簒奪したのが他ならぬ蛇王ザッハークであり、それを発端としてフェリドゥーンの伝説が始まるため、彼女とは直接的な面識こそなくとも、あながち無関係という訳でもない。
ただし閻魔としてではなく「イマ」から派生したジャムシードとしての繋がりであるため、もし出会ったのなら、こちらの王と勘違いしてしまう事だろう。
サンウッド偽典戦争において
コメント
弱きを助け強きをくじくイケイケGOGOな高燃費にいちゃん。
終始頼りになる存在として居てくれる善玉無敵系サーヴァント。
特定神話体系での最大の英雄といったポジションが最終的にあまり報われないのは世界共通なのか、彼も御多分にもれず「天輪」に巻き込まれ、悲劇の道を歩んだ。
ライダーとしての召喚では、悲劇より前の青年期の肉体で召喚される。
他の側面はそれぞれ、弓の全盛期はイスファンディヤールを倒した頃の晩年期、狂の全盛期は息子を弑した老騎士の時期、剣の全盛期は七道程を達成したばかりの少年期(ゴリラ)、のように分けられる。
クラス適性は騎>>>狂>弓>剣ぐらいの順。
敵として出てきたらブレイクゲージ7回とかありそう。
終始頼りになる存在として居てくれる善玉無敵系サーヴァント。
特定神話体系での最大の英雄といったポジションが最終的にあまり報われないのは世界共通なのか、彼も御多分にもれず「天輪」に巻き込まれ、悲劇の道を歩んだ。
ライダーとしての召喚では、悲劇より前の青年期の肉体で召喚される。
他の側面はそれぞれ、弓の全盛期はイスファンディヤールを倒した頃の晩年期、狂の全盛期は息子を弑した老騎士の時期、剣の全盛期は七道程を達成したばかりの少年期(ゴリラ)、のように分けられる。
クラス適性は騎>>>狂>弓>剣ぐらいの順。
敵として出てきたらブレイクゲージ7回とかありそう。
FGO風セリフ
召喚：「やあやあ、俺こそが大イーラーンの守護者！大英雄ロスタム、此処に参上だ！！さあ、マスター。戦うべき戦場があるなら、何処なりとも駆り出してくれよ！」
レベルアップ：「まだまだ、行けるだろう？」
霊基再臨：「力がみなぎるぜ。ありがとうよ、マスター！」
その2：「また強化か。…いいね、体が軽くなったみてえだ。力をつけるのはいい事だぜ。…やりすぎはともかく、な」
その3：「絶好調だぜマスター！これなら俺も、存分に戦える！お前のため、この力を振るってやろうさ！」
最終：「マスター。俺の力はもはや、天にも届く勢いだ。この力があれば、俺たちの上に影はねえ。人理を護る、善を成す人よ。お前の頭上に、千の祝福があらんことを。」
開始：「しゃらくせえ…蹴散らしてやる！」
その2：「さあ、戦だ！俺と戦いたい奴は名乗り出な！！」
スキル：「善なる神よ、祝福を！」
その2：「さあ…行くぜっ！！」
選択：「ああ」
その2：「行くぞ！」
その3：「やってやるさ」
攻撃：「オラァ！！」
その2：「喰らえっ！！」
その3：「くたばれ！！」
EX：「さあ、もう一発だ！！」
宝具選択：「行くぜ…相棒！」
その2：「さあ、俺の竜馬を見せてやろう」
宝具：「来い━━━━━ラクシュ！！
ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおッ！！！！
『地平嘶く巨嶽の蹄』 ！！！」
宝具選択：「神よ…我を許したまえ」
その2：「了解だ。…それが、お前の望みなら」
宝具：「天に輝ける主の御使いよ。七色の善を敷く者たちよ！
我が為すべき事、我が使命、我が天命に以ってここに乞う！
我が身に在りしこの暴威、再び主の下僕へと帰したまえ！
七天の鎖を手繰るものよ。謗られるべき我が行いを見届けんことを！！
━━━━━━━『熾天に封鎖せ、我が暴威』 ！！」
小ダメージ：「ぐっ…！」
大ダメージ：「ちっ…！これは…！！」
戦闘不能：「避けられねえか…こいつ…だけは…」
その2：「気にするな…誰にでも…来る…ものだぜ…」
勝利：「陽が登ったのは俺たちの頭上だ！さあ、祝杯をあげようぜ！」
その2：「こんなもんか。さて…次の戦場はどこだ？」
会話：「マスター、ちょっくら狩りにでも出かけねえか。俺はまだ、戦いに飽いちゃあいないぜ？」
その2：「俺はお前の枝だ。だからこそお前には、俺の幹らしく在って欲しいもんだな。」
その3：「マスターは、サーヴァントが仕え、同時に護るべき拠り所。…だとするなら、お前は…言うなりゃ、イラン全国にも等しい存在ってわけだ。」
好きなこと：「火には、敬意を払うといい。俺たちを照らすお天道様、輝ける主を見いだす灯り。…それが、火だ。」
嫌いなこと：「嫌いなこと…？ああ。…親子喧嘩はよくねえ。…お前にも親がいるなら、間違っても…先に死なせる訳にはいかねえなあ…」
聖杯について：「聖杯…？ジャムシードの酒杯とは違うのか？どっちでもいいが、もし何でも願いが叶うってんなら…俺は…ソフラーブに…」
絆：「実のところ魔術使は好かねえんだが…それでも、俺の主には違いない。仲良くやっていこうや、マスター。」
その2：「此処はすごい場所だな。各地の勇者が勢ぞろいって訳だ。大戦場は嫌いじゃねえ。いいぜ、一肌脱いでやろうじゃねえか！」
その3：「此処は、親子間で争った…って奴も多いみてえだな。…何処でも、そうした悲劇は在るもん、か。…無慈悲に廻る天輪が、お前を包まない事を祈るぜ。」
その4：「…よう、最近調子いいみてえじゃねえか。なるほど、流石は俺を従えるだけの事はある。頭上に王冠がなくても、お前はそれに値するだろうさ」
その5：「人理のために駆けるお前の勇気、確かに見届けたぜ。それはあらゆる悪を払う輝き。そして何より、俺の力になる源だ。マスター、俺の主よ。善なる神が、お前を祝福で満たさん事を！」
イベント：「祭りか！面白れえ…支度だマスター！どんな冒険が待っているやら…」
誕生日：「誕生日、か。…誕生は祝福に満たされているべきだ。この石は縞めのう。世に隠れない石だ。これを取っておけ。…今度こそ…お前の行先が、栄光で満ちているようにな」
レベルアップ：「まだまだ、行けるだろう？」
霊基再臨：「力がみなぎるぜ。ありがとうよ、マスター！」
その2：「また強化か。…いいね、体が軽くなったみてえだ。力をつけるのはいい事だぜ。…やりすぎはともかく、な」
その3：「絶好調だぜマスター！これなら俺も、存分に戦える！お前のため、この力を振るってやろうさ！」
最終：「マスター。俺の力はもはや、天にも届く勢いだ。この力があれば、俺たちの上に影はねえ。人理を護る、善を成す人よ。お前の頭上に、千の祝福があらんことを。」
開始：「しゃらくせえ…蹴散らしてやる！」
その2：「さあ、戦だ！俺と戦いたい奴は名乗り出な！！」
スキル：「善なる神よ、祝福を！」
その2：「さあ…行くぜっ！！」
選択：「ああ」
その2：「行くぞ！」
その3：「やってやるさ」
攻撃：「オラァ！！」
その2：「喰らえっ！！」
その3：「くたばれ！！」
EX：「さあ、もう一発だ！！」
宝具選択：「行くぜ…相棒！」
その2：「さあ、俺の竜馬を見せてやろう」
宝具：「来い━━━━━ラクシュ！！
ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおッ！！！！
宝具選択：「神よ…我を許したまえ」
その2：「了解だ。…それが、お前の望みなら」
宝具：「天に輝ける主の御使いよ。七色の善を敷く者たちよ！
我が為すべき事、我が使命、我が天命に以ってここに乞う！
我が身に在りしこの暴威、再び主の下僕へと帰したまえ！
七天の鎖を手繰るものよ。謗られるべき我が行いを見届けんことを！！
━━━━━━━
小ダメージ：「ぐっ…！」
大ダメージ：「ちっ…！これは…！！」
戦闘不能：「避けられねえか…こいつ…だけは…」
その2：「気にするな…誰にでも…来る…ものだぜ…」
勝利：「陽が登ったのは俺たちの頭上だ！さあ、祝杯をあげようぜ！」
その2：「こんなもんか。さて…次の戦場はどこだ？」
会話：「マスター、ちょっくら狩りにでも出かけねえか。俺はまだ、戦いに飽いちゃあいないぜ？」
その2：「俺はお前の枝だ。だからこそお前には、俺の幹らしく在って欲しいもんだな。」
その3：「マスターは、サーヴァントが仕え、同時に護るべき拠り所。…だとするなら、お前は…言うなりゃ、イラン全国にも等しい存在ってわけだ。」
好きなこと：「火には、敬意を払うといい。俺たちを照らすお天道様、輝ける主を見いだす灯り。…それが、火だ。」
嫌いなこと：「嫌いなこと…？ああ。…親子喧嘩はよくねえ。…お前にも親がいるなら、間違っても…先に死なせる訳にはいかねえなあ…」
聖杯について：「聖杯…？ジャムシードの酒杯とは違うのか？どっちでもいいが、もし何でも願いが叶うってんなら…俺は…ソフラーブに…」
絆：「実のところ魔術使は好かねえんだが…それでも、俺の主には違いない。仲良くやっていこうや、マスター。」
その2：「此処はすごい場所だな。各地の勇者が勢ぞろいって訳だ。大戦場は嫌いじゃねえ。いいぜ、一肌脱いでやろうじゃねえか！」
その3：「此処は、親子間で争った…って奴も多いみてえだな。…何処でも、そうした悲劇は在るもん、か。…無慈悲に廻る天輪が、お前を包まない事を祈るぜ。」
その4：「…よう、最近調子いいみてえじゃねえか。なるほど、流石は俺を従えるだけの事はある。頭上に王冠がなくても、お前はそれに値するだろうさ」
その5：「人理のために駆けるお前の勇気、確かに見届けたぜ。それはあらゆる悪を払う輝き。そして何より、俺の力になる源だ。マスター、俺の主よ。善なる神が、お前を祝福で満たさん事を！」
イベント：「祭りか！面白れえ…支度だマスター！どんな冒険が待っているやら…」
誕生日：「誕生日、か。…誕生は祝福に満たされているべきだ。この石は縞めのう。世に隠れない石だ。これを取っておけ。…今度こそ…お前の行先が、栄光で満ちているようにな」
nevadakagemiya
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