kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実
【CLASS】シールダー
【真名】コンスティチューション
【異名・別名・表記揺れ】オールド・アイアンサイズ、最古の艦船
【性別】女性
【身長・体重】121cm・20kg
【肌色】色白　【髪色】綺麗な金髪　【瞳色】赤と青のオッドアイ
【スリーサイズ】
【外見・容姿】古めかしい海軍服に星条旗を巻き付けた威厳のある幼女
【地域】アメリカ合衆国
【年代】近代-現代
【属性】秩序・善
【天地人属性】星
【ステータス】筋力：C　耐久：B　敏捷：C　魔力：D　幸運：A++　宝具：EX

　魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
　大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
　シールダーというクラス、そして「国を守る」という使命によりランクが向上している。
　

　「荒波を乗りこなす」、或いは「風に乗る」という帆船特有の騎乗スキル。
　帆を巧みに操り、風を拾って追手から逃げ延びた逸話を持つコンスティチューションは、ランクに多少の補正を得られる。

　味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
　防御限界値以上のダメージを軽減するが、自分は対象に含まれない。
　また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。

　一つの国家に対して発動される、カリスマに類似したスキル。
　国全体がその名を知り、その名を国の誇りとして捉え、途絶える事無き信仰を保ち続けた者だけが得られる。
　どのような条件下であっても知名度補正が揺らぐ事は無く、常に国の防人として……守護者として存在し続ける。
　EXランクなのは「まだ現存し、航行可能な状態で存在している」ため。
　艦艇でAランクとなれば、日本に於ける「大和?や合衆国でのエンタープライズレベルでなければ該当しない。

　驚異的なまでの往生際の悪さ。
　霊核が破壊された後でも、最大10ターンは戦闘行為を可能とする。
　または開示の判定は“運”の値によって行われ、その判定に失敗しない限りは決して消滅することがない。
　幾度と無く沈没、解体、処分の危機に瀕しながらも、200年以上が経過した今もなお「運用可能な状態で」存在している折り紙付きの存続能力。

　船と認識されるものを駆る才能。
　集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。

ランク：C　種別：対軍宝具　レンジ：1-20　最大捕捉：1隻
　その異名の由来ともなった出来事、イギリスの戦艦から受けた砲撃を“跳ね返した”という逸話に因む宝具。
　屈強な木材で作り上げられた装甲は至近距離からの砲撃も跳ね除け、尚且つ無傷で要られるほどの卓越した耐久力を生み出す。
　米英戦争で列強国であったイギリスの艦隊と撃ち合い、無傷あっただけでなく戦艦ジャバを航行不能なまでに滅多打ちにし、撃破せしめた。
　フランスとの擬似戦争に次ぐ勝利は合衆国に大きな信頼と戦意高揚をもたらし、その屈強さは“鉄の船腹アイアンサイズ”と呼ばれる程となった。
　旧式も旧式な軍艦でありながらB+ランクという高い耐久力を持っているのは、この宝具による恩恵が大きい。
　また同じく艦艇に属するもの……特に英国からの砲撃には強い耐久性能を発揮し、例え近代の主砲によるゼロ距離砲撃を受けたとしても無傷でいられるだろう。
　なおこの宝具はコンスティチューションそのもの、つまり“実物大”で判定が行われるので、範囲内の自軍を守る壁としても機能する。

ランク：E　種別：対人宝具　レンジ：2.5マイル　最大捕捉：1人
　マサチューセッツ州ボストンに存在する、アメリカに纏わる歴史を体験出来る「フリーダムトレイル」の終点。
　アメリカという国家の歴史を締めくくる存在として選ばれたコンスティチューションは、英霊としてアメリカという国家に寄り添う事を“義務付けられた”。
　例えその存在がまだ現代に在ろうとも、彼女の霊魂は既に座へと召し上げられて、国家を……ひいては世界を守護する抑止力として登録されたのである。
　とはいえサーヴァントと呼び出される際にはさほどメリットはなく、霊格を一段階引き上げる程度の効果しか持たない。
　なお性質上アメリカの歴史には詳しいので、「教えて」と頼むとうきうきしながら解説してくれる。ボストンであれば自ら手を引いて案内してくれる。

　当時の乗組員の平均的な武装。
　これだけでサーヴァントと渡り合える程の代物ではないが、応戦は出来る程度に白兵戦の心得を持つ。

　コンスティチューションの主砲。炸裂弾の発射を可能とする旧式の大砲。
　後の艦艇の主砲と比べればその性能は天と地ほどの差があるものの、まあマスケット銃よりは威力が高い。
　ちなみに使用する際は何処からともなくごろごろと転がしてきて、弾を込めてぶっ放す。とてつもなく時間がかかる。

アメリカ合衆国のフリゲート帆船、USSコンスティチューション。
現存する中で「航行可能であり」「現役で海軍に席を置き」「敵を撃破した経験を持つ」、世界最古の軍艦である。

1797年に就役したコンスティチューションは、当時のフリゲート艦としては大柄であり重武装な船であった。
フランスとの擬似戦争では沿岸の警備にあたり、オスマン帝国支配下とのバーバリ戦争では重要な戦力の象徴として機能。
終結後も航海を続けることで抑止力として他国を牽制し、やがて北大西洋の旗艦として海を駆けた。

やがて来るイギリス帝国との戦い、米英戦争でもその力を遺憾なく発揮した。
イギリス艦ゲリエールとの海戦はまさしくイギリスとアメリカの一騎打ちであり、お互い至近距離での大規模な撃ち合いが行われた。
大砲同士の撃ち合いだけでなく、乗組員同士のマスケット銃による押収もあって戦闘は熾烈を極め、幾度と無く衝突が巻き起こった。
その最中でコンスティチューションは砲撃を間近で受けるも、全くの無傷で砲弾を跳ね除けて見せ……ある乗組員はこう口走る。

「コンスティチューションは鉄で出来ている―――――鉄の船腹アイアンサイズだ！」、と。

結果としてコンスティチューションはゲリエールに勝利。
後に戦闘を行ったジャバも同様だったが、コンスティチューションと戦闘を行った艦はみな、曳航も不可能なほどに損傷していた。
それほどまでにコンスティチューションという船は、当時の技術水準から見ても突出した能力を持っていたのである。

やがて時は経ち、老朽化したコンスティチューションは戦線を離れ、解体処分もやむ無しという宣言を受ける。
だがその一報は船乗りだけでなく国民にも不満をもたらし、国に尽くした英雄を守るべく多くの者たちが声を上げた。
中でも詩人であったオリバー・ウェンデル・ホームズは彼女の生き様を語った詩「オールド・アイアンサイズ」を書き残し、これを公表。
多くの民衆の賛同を受け、世論に押された海軍は解体処分を撤回。再建予算を捻出し、地中海や南太平洋活動での旗艦として据えた。
その後は新型の武装を装備したり、世界一周旅行を達成するなど、単純に“帆船”としての艦生を歩んでいった。

更に年月は経ち、時代は木造船から蒸気船。蒸気船から鋼鉄の船―――戦艦の時代へと変わっていく。
20世紀初頭、再びコンスティチューションは解体の危機に瀕するも、学生たちを中心とした支援によってまたも維持が決定。
再就役を果たしたコンスティチューションは世界40ヵ国の港を訪れ、名実ともに「アメリカの象徴」としての地位を確立していったのである。
そして1940年、彼女のアメリカ海軍に於ける永久就役が決定。こうしてコンスティチューションという船は、その存在を現代に確立せしめたのだった。

二度の大戦を超えた後、大規模なオーバーホールを重ね十分に航行・航海が可能なほどまで状態が回復。
なんとミサイル艦に護衛されながら自走し祝砲を放つという軽快さを見せ……自分が“記念艦”ではなく、運用可能な“軍艦”であることを証明したのだ。

―――――そう。コンスティチューションという艦は、今もなお“現存している”。
“記念艦”として現存する船は数あれど……独力で航行可能で、かつ正式に就役している軍艦は世界でもこのコンスティチューション一隻のみ。
その役割は「国の顔として在り続けること」。フリーダムトレイルの終端にて浮かぶ彼女は、今もなお己の役割を担い、その任務をこなし続けているのである。


故に、サーヴァントとして……英霊として呼び出されるコンスティチューションは、正確にはコンスティチューションそのものではない。
言ってしまえば彼女の分霊。「国を守る」という側面が切り出され、英霊として登録された一側面であり、守護者として国を守り抜く霊的な抑止力である。
二度に渡る解体処分を「国民の民意」という形で退け、国を象徴する立場として存続が認められ、多くの名声を得ているからこそその存在が保たれている。
人々が憧れ、希望を抱き、誇ったもの――――――そういった人々の夢想を背負い、英霊コンスティチューションは存在している。

古めかしい物言いながら人柄は明朗で、良くも悪くもアメリカ人らしいさっぱりとした人物。
それでいて軍人としての誇り、年長者としての立場、国の象徴という自負は捨てておらず、芯の通った性格である。
多くの戦争を潜り抜け、二度に渡る大戦を経てなおその挟持は揺らいでおらず、常に自身に満ちた笑顔を絶やすことはない。
己を讃え、信じてくれる人がいる限り――――その者たちの前で、弱気な姿を見せることは許されない。それこそが彼女の意志、大きな存在理由レゾン・デートル。

老獪な雰囲気ながらも好奇心旺盛で、時折見た目相応の幼気さを見せることも。
新しいもの好きなことに加え、今もなお存在しているという事実もあって、現代知識にはとても詳しい。
世界情勢や流行、最新のガジェットはもちろん、映画やゲームなどの娯楽に至るまで興味を持っていたりするスーパーおばあちゃん。
ただアメリカ第一主義なせいか何かと自国の商品を使いたがるので、召喚された国によってはちょっと扱いに苦労するかも知れない。
近頃は艦艇を題材にしたゲームが多くあるが、自分をモデルにしたキャラクターは居ないのが唯一の不満だったりする。
なので最近、とある「核戦争後の交配した未来を描くオープンワールド」にて自分が登場し、活躍したのを見て大喜びしていた。


イメージカラー：星条旗
特技：長生き、地方巡業
好きなもの：アメリカ合衆国、水平線の向こうから昇る朝日、“スピリット”
嫌いなもの：「長生きしとると何が嫌いだったかも思い出せなくなってしもうたわ！ぬはは！」
天敵：特に無し
願い：アメリカという国が今後も存続し続けること



【一人称】儂　【二人称】お主　【三人称】あやつ

エンタープライズ：同じく合衆国の象徴として語られる空母。
　また同じ海軍所属という以外にも浅からぬ縁があったりするので、なにかと世話を焼いている。
　単純に人柄も好いており、娘に接するような……いや、孫に接するお婆ちゃんのような関係である。でもアイスは貰う側。
　共に「沈まないアンシンカブル」事を主とした宝具を持ち、高い戦闘続行スキルを持つため、二人合わさればとてつもなく厄介な同盟となる。
　……余談だが、エンタープライズという名の軍艦は現時点で8隻存在していて、そのうち6隻と面識がある。
　加えて建造予定の9代目とも同僚になる予定で、遠い未来のお話でも同じ艦級であったりと、やはり何かと縁のある船である。

　「おおエンタープライズ！息災じゃったか？つい最近就役したと思ったら、もうこんなに立派になって……うむ、儂は誇らしいぞ！」
　「しかし……そこは育っとらんようじゃな。まあよいよい！スレンダー美人もアメリカの華じゃ！あんまり気にするもんでないぞ？」
　「…………ところで最近、知名度が上がっただの後輩が就役するだので上機嫌だったと聞いたんじゃが、気は抜けとらんか？」


レキシントン：合衆国の空母で、彼女と同じ名の艦級に自分の名が使われる予定だった。
　単純に名前の繋がりがあるだけでなく、自分が「鉄の横腹を持つ」と謳われたのに対し、彼女は「腹を見せずに逝った」とどことなく似通った逸話を持つ。
　また例によって、遠い未来のお話で自分の艦級の後輩に同じ名前の船があるなど、エンタープライズほどではないにせよ少なからず縁を持つ相手。
　掴みどころの無い雰囲気を含めて受け入れており、よく肩車して貰っている。ちなみに、レキシントンが唯一敬語を用いる相手。

　「その気配は……後輩もおるようじゃの？やはり名前というものは、字面以上の意味合いを持つものなのじゃな！」
　「まあ、仇敵に執着するというのもわからんでもない。しかし合衆国の名を貶めるようなことだけはするんじゃないぞ、よいな？」


ヨークタウン、ポチョムキン?、コンゴウ、フッド：遠い未来で縁があるような、無いような。
　どちらにせよコンスティチューションの名前に関連する者なら皆姉妹だと思っているので、気安く接する。
　特に金剛とは「年長者でありながら小柄な体格」という共通点もあり、少なからずシンパシーを抱いているようである。

戦艦ウォースパイト：老嬢として知られる英国の戦艦。
　共に多くの戦場を駆け抜けた者同士話が合うようで、嘗て争い合った国同士ながら話は合う様子。
　文字通りに老嬢である彼女に驚きを隠せないが、精神では似た者同士なのであまり引きずらなかった。

戦艦三笠：現存する軍艦の中では古い部類に入る戦艦。
　「国を愛する」者として共通の話題が多く、日本の文化にも興味があるのでよく話を聞きに行く。
　一応コンスティチューションも自国の後輩たちは愛おしく思っているが、あちらほどの熱量はないのでもっぱら聞き専。

戦列艦ヴィクトリー：現存し、浮力を保っている艦艇としてはコンスティチューションよりも年上。
　ただあちらは艦艇としての役割を終えており、単純に記念艦として保存されているのに対して、コンスティチューションは今もなお現役である。
　ヴィクトリー本人ではないのが少々残念だが、近しい時代に生きた者としては興味を惹かれる人物である。

ヴァーサ：自分よりも一世紀近く年上の艦艇。
　儂よりも年上の艦艇がおるのか！と興味津々で会いに行き、根掘り葉掘り聞きまわった。
　なにげにコンスティチューションは「年上」というものに惹かれるようで、ヴァーサが開放されたのは邂逅を果たして10時間後のことだった。

艦泥にババアがいるならロリババアがいたっていいだろうがッッッ
一応シールダーだけど、その気になればストレンジャーにも該当しそうな経歴を持つ子

一応年齢？比較表を出すと
　
ヴァーサ　　　　　　　　就役1627年　沈没1628年　艦歴1年　　年齢392歳
ヴィクトリー　　　　　　就役1778年　現役　　　　艦歴241年　年齢241歳
コンスティチューション　就役1797年　現役　　　　艦歴222年　年齢222歳
三笠　　　　　　　　　　就役1902年　除籍1923年　艦歴21年　　年齢117歳
アヴローラ　　　　　　　就役1903年　退役1948年　艦歴45年　　年齢116歳
ポチョムキン　　　　　　就役1905年　除籍1925年　艦歴20年　　年齢114歳
金剛　　　　　　　　　　就役1913年　沈没1944年　艦歴31年　　年齢106歳
ウォースパイト　　　　　就役1915年　解体1950年　艦歴35年　　年齢104歳
ミズーリ　　　　　　　　就役1943年　退役1992年　艦歴49年　　年齢76歳

こうなる
古参組の中だと外見BBAが一番若い





















「……年甲斐もなくはしゃいでみるかの！」


「儂は最古にして“最新”！この名に付与された魂は、決して“オールド・アイアンサイズ”のみならず！」


「コンスティチューションという存在の、全ての魂じゃ！」