ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

 We never sleep
「我々は決して眠らない――必ず、追い詰めてやる」

基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】ディテクティヴ
【マスター】
【真名】ピンカートンズ
【性別】男
【身長・体重】(平均値)177cm・75kg
【容姿】個体差はあるがおおよそ20〜50歳、総じて柄の悪い白人男性の姿。
    スーツとロングコート、ハットを好んで着る。
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:E 幸運:D 宝具:B

【クラス別スキル】

『単独行動:A』

 マスター不在でも行動できる。
 宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合でも、ほぼマスターのサポートを必要としない。
 もっとも、マスターのサポートを受けるほどの消費をしないが故のランクでもある。
 彼らはとても低コストなサーヴァントなのだ。
 ……ある一点を覗いては、の話だが……。

『調査続行:B++』

 調査に対する妨害を切り抜ける能力。あるいは性格の悪さ。
 ピンカートン探偵社のネットワークを駆使し、ありとあらゆる角度から標的を追い詰める。
 一人が失敗しても残りの“彼ら”が追い続ける事で調査を続行する人海戦術的なもの。
 能力だけではなく、その時々の運にも非常に強く左右される非常に泥臭い力技である。

【保有スキル】

『名探偵:C』

 無法を持って無法を裁く悪名高き探偵社。
 Dランク相当の人間観察、窮地の智慧、啓示、気配感知、蔵知の司書の複合スキル。
 彼らの場合、推理ではなく少々“乱暴な”交渉術などを用いた場合の成功率が上昇する効果も併せ持つ。
 無論、決して脅迫や拷問ではない。
 れっきとしたとした“情報収集術”であり、違法性は無い。
 無いのだ。
 たぶん。
 きっと。
 絶対。

『気配遮断:B--』

 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 気配を遮断すれば知覚はほぼ不可能。
 だが、ちょっとしたうっかりや油断、昨日抱いた女とか酒とか煙草の匂いとか……。
 そういうアクシデントによって感づかれる可能性がほんの少しだけ。
 そう、ほんの、少しだけ、高い。

『浪費家:A』

「カァーッ!畜生!やってられっか!」
 そう叫びながら彼らの一人が酒瓶に手を伸ばす。
 おそらくは対象の追跡に失敗したのだろう…マスターはその様子を遠巻きに見ていたが、口出しはしなかった。
 言っても聞きはしないだろうし、まさか貴重な令呪を『禁酒せよ、おっさん』で消費する訳にもいくまい。
 酒で機嫌が治るなら――、
「酒がねえぞ!誰か買ってこい!ウィスキーだ!」
 そう思っていた矢先、ガシャンという破壊音と同時に部屋中に怒声が響いた。
 マスターは顔を歪めて頭を抱えながら“また”殴られる前に財布を握り締めて家を出た。
 どうしてこう…これではマスターどころか小姓かなにかではないか。
「ついでに煙草も買ってこいよ!金髪女もだ!」
 背中から投げつけられる言葉に、マスターはこの役目を担ってしまった己の不幸を呪うのだった…。

 ……と、いうわけで、金銭を無駄に消費する才能を現すスキルである。
 彼らの場合は追加効果でCランク相当の女難の相も付随している。
 無法者の相手をする彼らにとって、嗜好は日々の癒やし、もしくは慰めである。
 無くては枯れる心のオアシス…それを満たす源泉は金、それに他ならない。
 だからといって浪費していいはずもないのだが、屈強な探偵紳士達に道理や理屈が通ずるわけもない。
 そういうわけで、いつの間にかマスターの貯金が酒や煙草、女に消えていくのであった。

【宝具】

『我々は決して眠らない(ザ・ピンカートンズ)』

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜500 最大捕捉:12
 “ピンカートン探偵社”そのものの理念、モットーが宝具として具現化したもの。
 召喚に応じた時点で発動し、座から転送されるサーヴァントを12人に増加させる。
 つまり、ピンカートンズを召喚した時点で12人のサーヴァントを手に入れる事ができるのだ。
 効果は消滅するまで消えること無く、維持にも魔力をほとんど必要としない。
 ただし令呪は三画のままで、一度減った数の補充も出来ない。

 12人は全員が独立した意志や知能を持ち、独自に行動が可能。
 町に散らばり、潜み、互いに情報共有をしながら探偵として対象を追い詰める。

 だが、調査のための人件費や経費はマスター持ち。
 金にがめつい彼らはしっかりと“依頼料”が払われなければ“仕事”に取り組むことさえしないだろう。
 もっとも、どれだけ大量の金を積もうともステータスには関与しない。
 ようは毎日酒が飲めるとか、女を抱けるとかで上下するモチベーションの問題なのだから。

 ちなみに、どうして12人かといえば、特に理由はない。というか、分からない。
 曰く「聖書で13っていや演技が悪ぃだろ、だから12だ…いやお前さんを入れたら13なのか…」だとか、
 曰く「そりゃお前、俺がカミさんと結婚したのが12月だからに決まってんだろ」だとか、
 曰く「オレがウンデッド・ニーで12人殺したからかもな」だとか、
 曰く「一度に12人女を抱いたって探偵の話を聞いたが…流石に関係ないって?はは、そりゃそうだ」だとか、
 ピンカートンズそれぞれによって回答が違うので参考にならない。
 そもそも酒浸り女浸りのおっさん達の冗談なので信じないほうがいい。
 つまり、真実は闇の中である。

【Weapon】

『銃火器』

 彼らはそれぞれ自分好みの拳銃を所持した状態で現れる。
 それらは大抵1850〜1900年代で開発、販売された古い拳銃、小銃である。
 魔力による多少の威力強化は可能だが、そもそも魔力が少ないためやや心もとない。
 最新の銃に交換することで多少の強化にはなるだろう。
 だが、気難しい彼らが納得するような銃を用意するまでに時間がかかってしまうかもしれない。
 それこそ、聖杯戦争が終わってしまう程度には……。

【解説】

 かつてアメリカに存在した私立探偵社の集合組織――それがピンカートン探偵社である。
 創設者はアラン・ピンカートン。
 創設のきっかけは彼が、大統領候補エイブラハム・リンカーンの暗殺を防いだ事による。
 この暗殺未遂を受け、雇用者の起こすトラブルを未然に防ぐ為にピンカートン探偵社の母体が設立された。

 彼らは“探偵”の称号を得てはいるが、実態としては民兵に近い存在だった。
 雇用者が起こすストライキの弾圧、政治家の護衛や、ワイルドバンチを始めとした西部のアウトロー達の追跡など、混沌の西武時代で様々な活躍を残すも、その印象は雇用者層からなる民間人達からは少々悪かったようだ。

 今回は、その“毒をもって毒を制す”とわんばかりの荒れくれ探偵達がサーヴァントとして召喚された。
 彼らは品がなく、短期で、暴力的で、酒癖や女癖、金遣いが荒い。生粋の荒くれ者達である。
 探偵というよりもマフィア、もっというならヤクザに近い。
 それでいて戦闘力は“屈強な成人男性”以上のものではない。
 結果としてサーヴァントとしての戦闘力は低く、英霊や魔術、宝具を前にしてはほぼ無力。
 鼻息のあらいおっさんが12人も徒党を組んでやってくるだけ、といえばそれまでのサーヴァント。
 だが、一応は彼らもプロの探偵であり、またそれ以上に義理人情に溢れた漢達だ。
 難度は高いが、決して御せない存在ではない。
 金と力――彼らの持つ荒くれの矜持を、何よりも心を持って乗り越え、真の探偵として目覚めさせた時にこそ、彼らは真に探偵としてボスに仕えるだろう。

【因縁の相手】

アーサー・コナン・ドイル
 ジョニー!ありゃコナンだ!コナン・ドイルだよ!すげえ!
 あぁ、ただの文字の塊だったのが二本足で歩いてるってのは、中々信じられねえがな。
 うーん、女のコナン・ドイルってのも、中々良いもんだよなぁ。
 あ、女だと?何言ってやがんだコナン・ドイルは男で…おぉっ?!
 どうしたジョニー?
 いい…ち、ちょっと待ってろよボビー“尋問”ってのをしてくるぜ…おーいそこの可愛いお嬢さん!お茶しない?!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニィイイイイ!!!!!

C・オーギュスト・デュパン
 ジョニー!アイツがデュパンって情報は確かなのか?!
 あぁ…まったくなんだってこう、架空の人物ってのが当たり前のようにいやがんだ?
 俺、ガキの頃モルグ街の殺人は何度も読んだなぁ、ありゃ名作だぜ。
 馬鹿、何思い出話に浸ってやがんだ、こうしてる間にも……。
 どうしたジョニー?
 お、オランウータンだ!オランウータンが街にいるぞ?!こっちに向かってくる!早く逃げろボビー!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニィイイイイ!!!!!

フランソワ・ヴィドック
 ジョニー!ありゃフランソワ・ヴィドックだぜ!肖像画とそっくりだ!
 あー…誰だそれ?
 えっ?!誰ってお前、世界初の探偵だよ!俺達の大先輩じゃねえか!
 ボビーよぉ、お前さんそんな事ばっか詳しくたって、どうする…ん、だ…?!
 どうしたジョニー?
 や、ヤロウあんなに可愛い子をナンパして…とっ止まれぇ!そのお嬢さんは俺のだぁ!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニイイイイイ!!!!!

アニー・オークレー
 ジョニー!アレってアニー・オークレーじゃねえのか?!
 何だよボビー、いきなり鼻息が荒いんだよ。
 うわぁすげえなぁ本物だ!お、俺、彼女に憧れてライフルを使い始めたんだよ!
 何うっとりしてんだ、そんなの知らねえ…よ…。
 どうしたジョニー?
 俺の好みだ…すみませんアニー・オークレーさんですね?僕貴方のファンなんです!!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニィイイイイ!!!!!

カラミティ・ジェーン
 ジョニー!じっじじじじぇジェーンだ!!カラミティ・ジェーンがいるぞ?!
 ったく、いちいち声がでけえんだよボビー。だから女にモテないんだぜ。
 で、でもよぉ…カラミティ・ジェーンなんだぜ…西部開拓時代最大のヒロインだぜ?!
 はっ、興味ないね、俺の生きてた時代じゃもうババァ、で…?!
 どうしたジョニー?
 なんていい体してやがるんだ…ハァイそこのお嬢さん!良かったら僕と一緒に熱い夜を過ごしませんか?!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニィイイイイ!!!!!

ジョン・モーゼス・ブローニング
 ジョニー!あいつがブローニングって本当なのかよ?!
 こ、今回ばかりはお前に合わせるぜボビー…ありゃ人間って言うより…。
 か、格好いいなぁ…!どうやって操縦するんだろうな?!
 ばっ、馬鹿野郎!あんな得体の知れない物に乗れるかよ!男ってのはなぁ、馬と女に…って…。
 どうしたジョニー?
 う、動くと格好いいじゃねえか…お、おい待て!俺も乗せてくれ!!おぉーい!!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニィイイイイ!!!!!

ビリー・ザ・キッド
 ジョニー!ビリー・ザ・キッドって二人もいたのか?!
 は?知らねえよ、アレだろ、俺達と同じで増えたんだろ、どうでもいいじゃねえか。
 だってよぉ、女のビリーもいるんだぜ?“キッド”なのに女っておかしくないか…?
 ったく細けえんだよボビー!ブタ箱にぶちこみゃ全部一緒だろうが!ん?待てよアイツは…。
 どうしたジョニー?
 女の方結構可愛いじゃねえか…よし絶対に捕まえるぞ!アイツにブチ込むのはブタ箱じゃなくて俺のマグナムだ!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニイイイイイ!!!!!

ブッチ・キャシディ
 ジョニー!ワイルドバンチのブッチだ!ヤバいやつがいたもんだなぁ!
 しっ!跡を着けてるのがバレんだろうが大声出すな!
 わ、悪ぃ、俺もアイツを追いかけてた一人なもんだからさ…因縁って奴なのかなぁ…。
 何感傷に浸ってやがんだ、今の俺達は…ん?
 どうしたジョニー?
 な、なぁボビー、ワイルドバンチって、何だっけ?いっいや!忘れたとかじゃなくてだな!!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニイイイイイ!!!!!

葛の葉
 ジョニー!なんだあの…なんだ?!
 おいおいボビー何ビビってんだよただの女…うぉおお?!
 何というか…凄い胸だ…冗談みたいだけどマジなんだよな?!
 …お、男として…あれは一回埋もれておくべきか…?
 どうしたジョニー?
 い…いや!迷ってる暇なんてないな男ならヤる事は決まってる!イクぞおおおおお!!!!
 ジョニー?!待てジョニー!ジョニイイイイイ!!!!!

ボビー&ジョニー

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http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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