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nevadakagemiya 2020年10月28日(水) 00:26:47履歴
「分からない。わからないけど……」
「あなたがいなくなるのは、嫌だったから」
【氏名】鋳造番号419番→フォイン(Foine)※仮名です
【性別】無性→女性
【年齢】0歳
【出身】イタリア・ストゥーラ
【身長・体重】100cm・25kg→148cm・47kg
【肌色】白→コーカソイド
【髪色】白→青【瞳色】赤→グレー
【スリーサイズ】55/40/55→68/49/72
【外見・容姿】無色透明、あらゆる固有の要素が存在しない人形
→刺々しく陰気な少女
【令呪の位置】額中央
【属性】中立・中庸
【魔術系統】錬金術
【魔術属性】なし→空
【魔術特性】ムータフォルマ(擬似)
【魔術回路】質:E 量:A 編成:特殊(魔力の運用性能には優れているが、『魔術』として構築する能力は皆無に等しい)
【起源】無常
【所属】黒の陣営、アーキペラゴ、フォスキーア・ファミリー→フリー
![](https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/bjF5_R_62e-s.png)
picrew「少年少女好き?2」で作成:https://picrew.me/image_maker/190588
【契約サーヴァント】
なし→"黒"のアサシン
【性別】無性→女性
【年齢】0歳
【出身】イタリア・ストゥーラ
【身長・体重】100cm・25kg→148cm・47kg
【肌色】白→コーカソイド
【髪色】白→青【瞳色】赤→グレー
【スリーサイズ】55/40/55→68/49/72
【外見・容姿】無色透明、あらゆる固有の要素が存在しない人形
→刺々しく陰気な少女
【令呪の位置】額中央
【属性】中立・中庸
【魔術系統】錬金術
【魔術属性】なし→空
【魔術特性】ムータフォルマ(擬似)
【魔術回路】質:E 量:A 編成:特殊(魔力の運用性能には優れているが、『魔術』として構築する能力は皆無に等しい)
【起源】無常
【所属】黒の陣営、アーキペラゴ、フォスキーア・ファミリー→フリー
![](https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/bjF5_R_62e-s.png)
picrew「少年少女好き?2」で作成:https://picrew.me/image_maker/190588
【契約サーヴァント】
なし→"黒"のアサシン
元々はヒトですらない、「魔力榴弾 」鋳造番号419番。
「魔力榴弾 」とは、フォスキーア・ファミリーが使用する、敵陣に特攻し、自身の魔術回路を暴走させて自爆するのが役目であるホムンクルスによる特攻兵器を示す名称である。
簡単に言えばいわゆる「鉄砲玉」であり、またデコイとして使用されることも多い。
量だけは上等な魔術回路の複製品を軸に、必要最低限の可動性と寿命を持たせて鋳造される。
敵地へと移動する能力と自爆する機能さえ備えられていればよいため、容姿どころか性別すら未確定のヒトガタにすぎない。
完成した後は生命活動を停止した状態で冷凍保存され、必要とされたら覚醒しその日のうちに自爆するため、基本的に生物として覚醒している時間は丸一日あれば長い方である。
その上、その期間も赤ん坊同然の自己認識に特攻に必要な知識だけがインストールされているという、粗製濫造品同然の扱いである。
鋳造番号419番もまた、他の「魔力榴弾 」と同じく、ただの使い捨ての爆弾として用意された存在であった。
当然のように「順番」が来たため目覚めさせられ、当然のように特攻し自爆する……それだけの存在であるはずだった。
「
簡単に言えばいわゆる「鉄砲玉」であり、またデコイとして使用されることも多い。
量だけは上等な魔術回路の複製品を軸に、必要最低限の可動性と寿命を持たせて鋳造される。
敵地へと移動する能力と自爆する機能さえ備えられていればよいため、容姿どころか性別すら未確定のヒトガタにすぎない。
完成した後は生命活動を停止した状態で冷凍保存され、必要とされたら覚醒しその日のうちに自爆するため、基本的に生物として覚醒している時間は丸一日あれば長い方である。
その上、その期間も赤ん坊同然の自己認識に特攻に必要な知識だけがインストールされているという、粗製濫造品同然の扱いである。
鋳造番号419番もまた、他の「
当然のように「順番」が来たため目覚めさせられ、当然のように特攻し自爆する……それだけの存在であるはずだった。
何者でもない少女。空っぽのカスパー・ハウザー。
第一印象ではどんな相手にも刺々しく、他者との関わり合いを嫌う性格だと受け止められることがほとんど。
実際のところは敵対や憎悪といった類いのコミュニケーション以外を学べていないため、それ以外の選択肢が取れないに過ぎない。
第一印象ではどんな相手にも刺々しく、他者との関わり合いを嫌う性格だと受け止められることがほとんど。
実際のところは敵対や憎悪といった類いのコミュニケーション以外を学べていないため、それ以外の選択肢が取れないに過ぎない。
鮮やかなブルーブラックの髪を乱雑に短く切り落とした、小柄な少女。
この艶やかな髪の毛は元来白色だったが、ジョヴァンナの姿を元に変化した際、変色したもの。所々に白髪が入り交じる。
前髪がやや長く、俯くと両目が隠れてしまうほどであるが、下記の変身能力を使用する際は令呪から魔力の嵐が湧き上がることで髪が持ち上がり、額の令呪が露わになる。
輝きの宿らない灰色の瞳孔に見つめられると、心の底まで暴かれてしまいそうな感覚を覚える。
外見年齢は小学生〜中学生ほどであり、その出自ゆえ男性にも女性にも見える。
無口で言葉数が少なく、そして常に周囲へ警戒心を張り巡らせ続けているため、非常に刺々しい印象を受ける。
一方でその体つきは幼く、とても未成熟であるため威圧感はない。
全体的には「子猫が毛を逆立てて威嚇しているよう」と形容される。
なお、服装には頓着しない。周囲に止められるため普段は服を着ているが、全裸だとしても特に気にしない。
初登場時は全裸であり、アサシンから貰った黒いマントを一枚羽織っただけの姿。
その後はルーラーから支給されたサイズの合わない男性ものの洋服を身に纏うようになる。
中盤を過ぎた小康状態の時期になって、ようやくまともな衣服に袖を通す。
この艶やかな髪の毛は元来白色だったが、ジョヴァンナの姿を元に変化した際、変色したもの。所々に白髪が入り交じる。
前髪がやや長く、俯くと両目が隠れてしまうほどであるが、下記の変身能力を使用する際は令呪から魔力の嵐が湧き上がることで髪が持ち上がり、額の令呪が露わになる。
輝きの宿らない灰色の瞳孔に見つめられると、心の底まで暴かれてしまいそうな感覚を覚える。
外見年齢は小学生〜中学生ほどであり、その出自ゆえ男性にも女性にも見える。
無口で言葉数が少なく、そして常に周囲へ警戒心を張り巡らせ続けているため、非常に刺々しい印象を受ける。
一方でその体つきは幼く、とても未成熟であるため威圧感はない。
全体的には「子猫が毛を逆立てて威嚇しているよう」と形容される。
なお、服装には頓着しない。周囲に止められるため普段は服を着ているが、全裸だとしても特に気にしない。
初登場時は全裸であり、アサシンから貰った黒いマントを一枚羽織っただけの姿。
その後はルーラーから支給されたサイズの合わない男性ものの洋服を身に纏うようになる。
中盤を過ぎた小康状態の時期になって、ようやくまともな衣服に袖を通す。
排他的であらゆることに懐疑的。
自分自身が脆く壊れやすい命であることを自覚しており、初めて対面する相手はまず敵ではないかを確認し、安全であると確認できるまでは近づこうとすらしない。
行動指針はとにかく自らの存在の保全であるが、その理由はあくまでもジョヴァンナの遺言に従っているだけであるとも言え、自我を得ながらも未だ「命令されたままに動く人形」から脱しきれていないところがある。
その行動原理は敵であるか否か、だけ。敵と認識すれば速やかにその戦力を計算し、排除可能であれば殺害を、不可能であると判断すれば逃走を選択する。
一方で敵意がないと認識した存在への対応は自身でも決めかねており、この時のみ人見知りの少女であるような人間らしさを垣間見せる。
やがて多くのマスターやサーヴァントとの触れ合いにより数多の価値観に触れ、時に理解を示し、時にどうしても受け入れられず対立してゆくうちに、自分にとって一番「大切なもの」が何であるのか苦悩するようになる。
なお、ジョヴァンナの存在の影響により自らの肉体の性を『女性』と定めたが、ジェンダー的には男性でも女性でもない中性的な存在のままである。
自分自身が脆く壊れやすい命であることを自覚しており、初めて対面する相手はまず敵ではないかを確認し、安全であると確認できるまでは近づこうとすらしない。
行動指針はとにかく自らの存在の保全であるが、その理由はあくまでもジョヴァンナの遺言に従っているだけであるとも言え、自我を得ながらも未だ「命令されたままに動く人形」から脱しきれていないところがある。
その行動原理は敵であるか否か、だけ。敵と認識すれば速やかにその戦力を計算し、排除可能であれば殺害を、不可能であると判断すれば逃走を選択する。
一方で敵意がないと認識した存在への対応は自身でも決めかねており、この時のみ人見知りの少女であるような人間らしさを垣間見せる。
やがて多くのマスターやサーヴァントとの触れ合いにより数多の価値観に触れ、時に理解を示し、時にどうしても受け入れられず対立してゆくうちに、自分にとって一番「大切なもの」が何であるのか苦悩するようになる。
なお、ジョヴァンナの存在の影響により自らの肉体の性を『女性』と定めたが、ジェンダー的には男性でも女性でもない中性的な存在のままである。
最初期は思考こそ機械的ながらそれなりの知能を持っているが、基本的に二語文しか話せない。
人との関わりにおいて少しずつ言葉数が増えていく。
中盤以降は「〜だね」「〜だよ」といった一般的な砕けた口調になる。
人との関わりにおいて少しずつ言葉数が増えていく。
中盤以降は「〜だね」「〜だよ」といった一般的な砕けた口調になる。
「自身の生存」が最初の行動規範。
しかし聖杯戦争を通じて様々な価値観に触れ、だれもが「大切なもの」のために戦っていることを知る。
そして彼女自身もまた、「大切なもの」が何かを見いだしていく。
命じられるだけの人形 ではなく、自分で決断の出来る人間として。
しかし聖杯戦争を通じて様々な価値観に触れ、だれもが「大切なもの」のために戦っていることを知る。
そして彼女自身もまた、「大切なもの」が何かを見いだしていく。
命じられるだけの
自身を鋳造していたフォスキーア・ファミリーから脱走したため、その追っ手から逃げるために聖杯戦争に巻き込まれてしまう。
偶然サーヴァントを得たことから、自分が戦う理由を彼女に導かれる。
そして、"赤"の陣営の野望に向き合い、これを否定すべく立ち向かってゆく。
偶然サーヴァントを得たことから、自分が戦う理由を彼女に導かれる。
そして、"赤"の陣営の野望に向き合い、これを否定すべく立ち向かってゆく。
その存在の消失を止めるため契約を結んだが、それはあくまでも相手の求めに応じたからであり、当初は主従関係どころか人間関係を築く気がない。
しかしアサシンの側が積極的に近づいてくるため、なし崩し的に行動を共にすることになる。
幾度も戦場を共に駆け抜け、また何でもない日常を共に過ごすことで、彼女もまたフォインにとってかけがえのない存在として愛情を抱くようになる。
しかしアサシンの側が積極的に近づいてくるため、なし崩し的に行動を共にすることになる。
幾度も戦場を共に駆け抜け、また何でもない日常を共に過ごすことで、彼女もまたフォインにとってかけがえのない存在として愛情を抱くようになる。
フォインが鋳造された目的を果たすために備わっている特異体質。
元来存在する神代の名残のマナや魔術使用時の余剰分などといった大気中に遊離している魔力を自動で吸収し蓄積してゆく。
魔力の自動回復のスピードが尋常ではなく速い一方、定期的に意図的に放出しなければ蓄積しすぎた魔力がパンクしてしまうリスクもある。
ある程度であれば魔術や呪いに対して吸収することで対処できる対魔力に近い性質を兼ね備える。
元来存在する神代の名残のマナや魔術使用時の余剰分などといった大気中に遊離している魔力を自動で吸収し蓄積してゆく。
魔力の自動回復のスピードが尋常ではなく速い一方、定期的に意図的に放出しなければ蓄積しすぎた魔力がパンクしてしまうリスクもある。
ある程度であれば魔術や呪いに対して吸収することで対処できる対魔力に近い性質を兼ね備える。
鋳造が未完成であったため、ヒトとして存在が安定していない。
魔術回路を軸に肉体が形作られているに過ぎないため、大まかに人型のシルエットを保ったままであれば、ある程度の変化が可能。
フラスコから解放された直後のような、性別すら定まっていないような状態であれば、鳥や獣のような姿にすら変化が可能であった。
ただし、この力はフォインが自己同一性を獲得していくにつれて失われてゆく。
それゆえ、万能とも呼べる応用可能範囲があるのは時期は物語の序盤も序盤のみ。
だんだんとその自由度は失われ、両手を刃に変える、指をヒモのように伸ばすなどが限度になってくる。
本来のムータフォルマ(シェイプシフト)は錬金術に分類される魔術の一つである。
自分自身を、物理化学的存在ではなくエーテルと五大元素を魔力で練り上げた魔術物質構築体と再定義。
これにより、肉体をあくまでも魂の器としての役割しか持たない物体であると捉える。
そしてその「器」における構築成分を同一に保ったまま、その「組み合わせ」を転換することにより自らの肉体を別質のものへと再構成する。
これにより魂の同一性を維持したまま肉体のみを異なった形状・性質のものへと「変身」させるのである。
ただし、肉体と魂は相互干渉し合っているため、あまりにも元来の形状と異なった姿へ転換してしまうと、たとえ直接魂に手を加えることがなくとも肉体に魂が「引きずられ」、不可逆の変質へと繋がりかねない。
どれだけ「ヒト」から本質的に乖離した姿へと変身できるかが、この魔術を使用する術者の熟練度を測る尺度たりうる。
一度でも失敗すると自己を失い、自分自身どころかそれまで積み重ねた一族の魔術刻印さえ確実に取り返しが付かなくなるという、あまりにもハイリスクな魔術体系であるため、現代において積極的にムータフォルマを研究しようとしている魔術師は少ない。
しかし、フォインは元より錬金術にて構築された人工の産物であるため、この第一段階である自己の再定義を行う必要がなくなっている。
このため、他の物体を錬金術にて転換するのと同様の感覚でムータフォルマを行うことが可能となっている。
魔術回路を軸に肉体が形作られているに過ぎないため、大まかに人型のシルエットを保ったままであれば、ある程度の変化が可能。
フラスコから解放された直後のような、性別すら定まっていないような状態であれば、鳥や獣のような姿にすら変化が可能であった。
ただし、この力はフォインが自己同一性を獲得していくにつれて失われてゆく。
それゆえ、万能とも呼べる応用可能範囲があるのは時期は物語の序盤も序盤のみ。
だんだんとその自由度は失われ、両手を刃に変える、指をヒモのように伸ばすなどが限度になってくる。
本来のムータフォルマ(シェイプシフト)は錬金術に分類される魔術の一つである。
自分自身を、物理化学的存在ではなくエーテルと五大元素を魔力で練り上げた魔術物質構築体と再定義。
これにより、肉体をあくまでも魂の器としての役割しか持たない物体であると捉える。
そしてその「器」における構築成分を同一に保ったまま、その「組み合わせ」を転換することにより自らの肉体を別質のものへと再構成する。
これにより魂の同一性を維持したまま肉体のみを異なった形状・性質のものへと「変身」させるのである。
ただし、肉体と魂は相互干渉し合っているため、あまりにも元来の形状と異なった姿へ転換してしまうと、たとえ直接魂に手を加えることがなくとも肉体に魂が「引きずられ」、不可逆の変質へと繋がりかねない。
どれだけ「ヒト」から本質的に乖離した姿へと変身できるかが、この魔術を使用する術者の熟練度を測る尺度たりうる。
一度でも失敗すると自己を失い、自分自身どころかそれまで積み重ねた一族の魔術刻印さえ確実に取り返しが付かなくなるという、あまりにもハイリスクな魔術体系であるため、現代において積極的にムータフォルマを研究しようとしている魔術師は少ない。
しかし、フォインは元より錬金術にて構築された人工の産物であるため、この第一段階である自己の再定義を行う必要がなくなっている。
このため、他の物体を錬金術にて転換するのと同様の感覚でムータフォルマを行うことが可能となっている。
フォインの鋳造された本来の目的、「魔力特攻爆弾」としての機能。
体内に蓄積された魔力を全て魔術回路に通し、暴走させた上で自らの肉体ごと全方位に放出する。
当然のことながら自己複製機能などは持ち合わせていないため、使用者はそのまま死亡する。
その上放出されるのは量こそ膨大ではあるが質の悪い魔力と、後はせいぜいヒトと組成の変わらない血液や肉片であるため、ある程度の魔術を修めている魔術師であれば完全に防御が可能。
「正面からの魔術師の殺傷」や「サーヴァントへの攻撃」という観点に立つと全く意味のない自爆であり、専ら物理的な障壁の破壊や地形の変化などに使用される。
自我を確立した以上、そして自らの行動理由を「自己の生存」とする以上、フォインが使用する必要はない魔術である。
体内に蓄積された魔力を全て魔術回路に通し、暴走させた上で自らの肉体ごと全方位に放出する。
当然のことながら自己複製機能などは持ち合わせていないため、使用者はそのまま死亡する。
その上放出されるのは量こそ膨大ではあるが質の悪い魔力と、後はせいぜいヒトと組成の変わらない血液や肉片であるため、ある程度の魔術を修めている魔術師であれば完全に防御が可能。
「正面からの魔術師の殺傷」や「サーヴァントへの攻撃」という観点に立つと全く意味のない自爆であり、専ら物理的な障壁の破壊や地形の変化などに使用される。
自我を確立した以上、そして自らの行動理由を「自己の生存」とする以上、フォインが使用する必要はない魔術である。
フォインの肉体を固定化している、竜の心臓。
そして同時に、サーヴァントたるドブルィニャ・ニキーティチの霊核の性質をも持つ。
ゴールィニシチェが宣言したとおり、フォインの心臓として動き続けながらもその意識を保ち続けている。
一方、もはやドブルィニャの意識は遺されていないが、彼の輝かしい英雄譚は夢という形でフォインに示唆を与え続ける。
そして、僅かながら彼の善性もまた。
今のフォインはまだ、「人間」たる英雄のあり方よりも「獣」たる邪竜のあり方に近いと言えよう。
悪と善、二つの要素を秘めたこの心臓は、やがてフォインという人格そのものを大きく揺さぶることとなる。
そして同時に、サーヴァントたるドブルィニャ・ニキーティチの霊核の性質をも持つ。
ゴールィニシチェが宣言したとおり、フォインの心臓として動き続けながらもその意識を保ち続けている。
一方、もはやドブルィニャの意識は遺されていないが、彼の輝かしい英雄譚は夢という形でフォインに示唆を与え続ける。
そして、僅かながら彼の善性もまた。
今のフォインはまだ、「人間」たる英雄のあり方よりも「獣」たる邪竜のあり方に近いと言えよう。
悪と善、二つの要素を秘めたこの心臓は、やがてフォインという人格そのものを大きく揺さぶることとなる。
ジョヴァンナが遺したスペサルティン・ガーネットの埋め込まれた指輪。
エスプレッシーヴォ家に伝わるものであるとフォインは推測しているが、詳細は不明。
「オッセオ」という呼び名もそう指輪に刻まれている銘を読んだだけである。
魔術的な効果は一切ないが、フォインはこれを自分の基準点と定めており、変身から元のカタチに戻る際の指標としている。
イメージカラー:クリア
特技:正直な感想
好きなもの:一人でいること
苦手なもの:馴れ馴れしい相手、スキンシップ
天敵:クリスティーナ・アレクサンドラ
願い:生存する→???
【一人称】わたし 【二人称】あなた 【三人称】呼び捨て
エスプレッシーヴォ家に伝わるものであるとフォインは推測しているが、詳細は不明。
「オッセオ」という呼び名もそう指輪に刻まれている銘を読んだだけである。
魔術的な効果は一切ないが、フォインはこれを自分の基準点と定めており、変身から元のカタチに戻る際の指標としている。
イメージカラー:クリア
特技:正直な感想
好きなもの:一人でいること
苦手なもの:馴れ馴れしい相手、スキンシップ
天敵:クリスティーナ・アレクサンドラ
願い:生存する→???
【一人称】わたし 【二人称】あなた 【三人称】呼び捨て
ジョヴァンナ・エスプレッシーヴォ:
恩人であり、フォインの感情形成の第一歩を担った人物。
ただし、割と彼女の思いはフォインに伝わっていない。結構かわいそうな人。
![](https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/vVZLfSbBtw-s.png)
イタリア系の7代を数える魔術師の家系、エスプレッシーヴォ家の出身。
28歳。両親は既になく、親族もいない天涯孤独の身。彼女の死亡によりエスプレッシーヴォ家は断絶した。
最終的にはフォスキーア・ファミリーに出向させられるほどにまで落ちぶれていたが、本来のエスプレッシーヴォ家の魔術はムータフォルマであった。
受け取った生き方は「愛情」。
当然と受け止めていた現実の中にも、ふと振り返れば大切なものはいくらでもある。人は、なんのためにだって命をかけられるのだ。
"黒"のセイバー:
自分という見ず知らずの命のためにその身を邪竜にすら捧げたサーヴァント。
そして、人として、英雄として生きることを彼女に示した張本人。
その信条を全く理解できないと思いながらも、しかしその最後の後ろ姿がフォインにしこりを残す。
受け取った生き方は「正義」。
誰かが生きるために自分の身を捧げる。そんなフォインの考える正義は彼の生き方に由来している。彼から託されたものは、いつか自分にとっても大切なものになっていたのだ。
ズメイ・ゴールィニシチェ:
その心臓を取り込んだことにより、フォインの心の中に巣喰い続けているはずの邪竜。
未だにその思念を保っているはずにも関わらず、不気味なほどの沈黙を続ける。
従順にフォインに従っているのではない。虎視眈々とその時を待っているのだ。
受け取った生き方は「諦念」。
星に手を伸ばすよりも他の手を撃ち落とすことを選んだとき、ヒトはケモノに成り果てる。自分自身が掴もうとしない限り、星に手は決して届かない。
ルーラー:
フォインが何も持たない者であるなら、彼は持っているものを失った者。
何かと自分を助けようとしてくるものの、初期はその行為に自分という存在を見ていないと感じ反発してしまう。押しつけの気遣いは、フォインにとっては敵意に等しかった。
"黒"のアサシン:
恩人。そして、初めて救いたいと思った、信じたいと思った人物。
彼女に導かれ、少しずつフォインは他者への警戒心を解き、人間らしさを身につけていくこととなる。
サーヴァントへの態度の項にも書いたがフォインの側は上下関係を築くつもりはなく、可能な限り彼女が最も多く使用した偽名である「レイ」と呼ぶ。
受け取った生き方は「信条」。
自分が心から信じる生き方を貫き通す強さを、フォインは彼女から学んだ。それはきっと誰もが持つ、けれどもその多くが成し遂げられない尊い強さなのだ。
フランチェスカ・ヴィスコンティ:
自らを追い、そしてジョヴァンナを殺めたアーキペラゴのリーダーということもあり最初期には復讐対象として憎悪の炎を燃やす。
序盤のフォインは生存への使命感と彼女への復讐心で動いていると言っても過言ではない。
しかし、中盤で邪竜の力にて暴走した自身を止めてくれたことで、頑なな態度が軟化する。
そして彼女もまた父親とロドルフォに導かれるままに生きてきたことを知り、むしろ自らに近い「定められた道しかない」人生であったことを知る。
受け取った生き方は「選択」。
自分の生き方を変えられるのは自分だけなのだと、彼女の背を眩しく思うようになる。そしてやがて、フォインにもその時は訪れる。
于齒听
中盤で顔を合わせるまでは、「自身に"黒"のセイバーを差し向け、その目を虚ろへと落とさせた敵」という認識。
フランチェスカに次ぐ復讐対象である。そして時が過ぎついに対面し、戦闘を行うこととなる。
そこで感じたのは、実直な組織への忠義心。そしてなによりも、自分自身の起こした失策への正直さだった。
受け取った生き方は「仁義」。
交わした約束は決して違えない。立てた誓いは決して裏切らない。彼のそんな生き方は、もしかしたらセイバーに近いものなのかもしれないと思うのだった。
ヴィオラ・フォスキーア
恩人たる"黒"のアサシンの主であるが、彼女とは向く方向が異なってしまったマスター。
そしてその恩人をその令呪にて始末しようとした「敵」として、陰陽反転・矛盾回路 の力を初めて向ける相手となる。
自分という存在を捨て、主のために全てを捧げる道を自ら選択した彼という生き方を、フォインは理解できないだろう。しかしそれでも、感じ入るものは間違いなくあった。
受け取った生き方は「奉仕」。
自分自身よりも特定の誰か一人を何よりも優先する、"黒"のセイバーとはまた異なった彼の「正義」の存在もまたフォインは受け入れてゆかねばならない。
ロドルフォ・フェッツクオーレ
フォスキーア・ファミリーの相談役 としてフランチェスカ同様元よりフォインの中にインストールされていた存在。
始めに抱いていた憎悪は、ただ自分自身を使い捨てにし、そして恩人たるジョヴァンナを殺めた存在であるという二つが理由の個人的な物だった。
しかし、物語中盤。追い詰められた彼の変貌により、無数の無辜なる人々の断末魔を全身で浴びることとなったフォインは――。
受け取った生き方は「利己」。
自分自身が向けたい、押しつけたい一方的な感情。愛であろうと憎悪であろうと、彼と邪竜と化したフォインの思考はきっと同じものだったのだ。
"黒"のランサー
怨敵であるフランチェスカ・ヴィスコンティのサーヴァント。そして、憎悪に呑み込まれたフォインを救済してくれた恩人でもある。
やがて彼らと和解した後、彼女が抱えていた苦悩を知ることになる。それは叶えたかった理想と、喚ばれた現実との乖離。
そして彼女は、自分が正しいと思った道を選んだのだ。
受け取った生き方は「自問」。
自分は何がしたいのか。どのように生きればいいのか。その答えを導き出せるのは、結局自分自身しかいないのだ。
クラリス
彼女という存在と、フォインの歩む道が交差することはほとんどない。幾度か顔を合わせたとしても、フォインが彼女の存在を認識するのは決戦の時を待つこととなるだろう。
しかし、一度道が交わったのであれば、彼女らはどこまでも互いに引かれ合い、そして互いに相容れない存在となる。
自分という存在に悩み続け、だからこそ自分という存在を無意識に定義し続けてしまった彼女は、間違いなくフォインが到達しうる可能性の一つだったのだから。
受け取った生き方は「選択」。
彼女は選べなかった。だからこそ、フォインは自分が自分の意志で選ばなければならないことを学ぶのだ。
"赤"のランサー
"黒"のセイバーが因縁を結んだ好敵手。それは霊核を通してフォインにまで影響を及ぼすこととなる。
敵対時には容赦なく自らの命を奪いに来た恐るべき敵でありながら、偶然出会えばフォインの問いに真剣に向き合ってくれる彼とは、奇妙な縁が結ばれることとなる。
そしていつか、真正面から彼と対峙する時が来る。
受け取った生き方は「意志」。
どんな行動であっても、それを起こすのは本人の意志一つ。自分の行動に向き合えない限りは、何も選ぶことなどできないのだ。
恩人であり、フォインの感情形成の第一歩を担った人物。
ただし、割と彼女の思いはフォインに伝わっていない。結構かわいそうな人。
![](https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/vVZLfSbBtw-s.png)
イタリア系の7代を数える魔術師の家系、エスプレッシーヴォ家の出身。
28歳。両親は既になく、親族もいない天涯孤独の身。彼女の死亡によりエスプレッシーヴォ家は断絶した。
最終的にはフォスキーア・ファミリーに出向させられるほどにまで落ちぶれていたが、本来のエスプレッシーヴォ家の魔術はムータフォルマであった。
受け取った生き方は「愛情」。
当然と受け止めていた現実の中にも、ふと振り返れば大切なものはいくらでもある。人は、なんのためにだって命をかけられるのだ。
"黒"のセイバー:
自分という見ず知らずの命のためにその身を邪竜にすら捧げたサーヴァント。
そして、人として、英雄として生きることを彼女に示した張本人。
その信条を全く理解できないと思いながらも、しかしその最後の後ろ姿がフォインにしこりを残す。
受け取った生き方は「正義」。
誰かが生きるために自分の身を捧げる。そんなフォインの考える正義は彼の生き方に由来している。彼から託されたものは、いつか自分にとっても大切なものになっていたのだ。
ズメイ・ゴールィニシチェ:
その心臓を取り込んだことにより、フォインの心の中に巣喰い続けているはずの邪竜。
未だにその思念を保っているはずにも関わらず、不気味なほどの沈黙を続ける。
従順にフォインに従っているのではない。虎視眈々とその時を待っているのだ。
受け取った生き方は「諦念」。
星に手を伸ばすよりも他の手を撃ち落とすことを選んだとき、ヒトはケモノに成り果てる。自分自身が掴もうとしない限り、星に手は決して届かない。
ルーラー:
フォインが何も持たない者であるなら、彼は持っているものを失った者。
何かと自分を助けようとしてくるものの、初期はその行為に自分という存在を見ていないと感じ反発してしまう。押しつけの気遣いは、フォインにとっては敵意に等しかった。
"黒"のアサシン:
恩人。そして、初めて救いたいと思った、信じたいと思った人物。
彼女に導かれ、少しずつフォインは他者への警戒心を解き、人間らしさを身につけていくこととなる。
サーヴァントへの態度の項にも書いたがフォインの側は上下関係を築くつもりはなく、可能な限り彼女が最も多く使用した偽名である「レイ」と呼ぶ。
受け取った生き方は「信条」。
自分が心から信じる生き方を貫き通す強さを、フォインは彼女から学んだ。それはきっと誰もが持つ、けれどもその多くが成し遂げられない尊い強さなのだ。
フランチェスカ・ヴィスコンティ:
自らを追い、そしてジョヴァンナを殺めたアーキペラゴのリーダーということもあり最初期には復讐対象として憎悪の炎を燃やす。
序盤のフォインは生存への使命感と彼女への復讐心で動いていると言っても過言ではない。
しかし、中盤で邪竜の力にて暴走した自身を止めてくれたことで、頑なな態度が軟化する。
そして彼女もまた父親とロドルフォに導かれるままに生きてきたことを知り、むしろ自らに近い「定められた道しかない」人生であったことを知る。
受け取った生き方は「選択」。
自分の生き方を変えられるのは自分だけなのだと、彼女の背を眩しく思うようになる。そしてやがて、フォインにもその時は訪れる。
于齒听
中盤で顔を合わせるまでは、「自身に"黒"のセイバーを差し向け、その目を虚ろへと落とさせた敵」という認識。
フランチェスカに次ぐ復讐対象である。そして時が過ぎついに対面し、戦闘を行うこととなる。
そこで感じたのは、実直な組織への忠義心。そしてなによりも、自分自身の起こした失策への正直さだった。
受け取った生き方は「仁義」。
交わした約束は決して違えない。立てた誓いは決して裏切らない。彼のそんな生き方は、もしかしたらセイバーに近いものなのかもしれないと思うのだった。
ヴィオラ・フォスキーア
恩人たる"黒"のアサシンの主であるが、彼女とは向く方向が異なってしまったマスター。
そしてその恩人をその令呪にて始末しようとした「敵」として、
自分という存在を捨て、主のために全てを捧げる道を自ら選択した彼という生き方を、フォインは理解できないだろう。しかしそれでも、感じ入るものは間違いなくあった。
受け取った生き方は「奉仕」。
自分自身よりも特定の誰か一人を何よりも優先する、"黒"のセイバーとはまた異なった彼の「正義」の存在もまたフォインは受け入れてゆかねばならない。
ロドルフォ・フェッツクオーレ
フォスキーア・ファミリーの
始めに抱いていた憎悪は、ただ自分自身を使い捨てにし、そして恩人たるジョヴァンナを殺めた存在であるという二つが理由の個人的な物だった。
しかし、物語中盤。追い詰められた彼の変貌により、無数の無辜なる人々の断末魔を全身で浴びることとなったフォインは――。
受け取った生き方は「利己」。
自分自身が向けたい、押しつけたい一方的な感情。愛であろうと憎悪であろうと、彼と邪竜と化したフォインの思考はきっと同じものだったのだ。
"黒"のランサー
怨敵であるフランチェスカ・ヴィスコンティのサーヴァント。そして、憎悪に呑み込まれたフォインを救済してくれた恩人でもある。
やがて彼らと和解した後、彼女が抱えていた苦悩を知ることになる。それは叶えたかった理想と、喚ばれた現実との乖離。
そして彼女は、自分が正しいと思った道を選んだのだ。
受け取った生き方は「自問」。
自分は何がしたいのか。どのように生きればいいのか。その答えを導き出せるのは、結局自分自身しかいないのだ。
クラリス
彼女という存在と、フォインの歩む道が交差することはほとんどない。幾度か顔を合わせたとしても、フォインが彼女の存在を認識するのは決戦の時を待つこととなるだろう。
しかし、一度道が交わったのであれば、彼女らはどこまでも互いに引かれ合い、そして互いに相容れない存在となる。
自分という存在に悩み続け、だからこそ自分という存在を無意識に定義し続けてしまった彼女は、間違いなくフォインが到達しうる可能性の一つだったのだから。
受け取った生き方は「選択」。
彼女は選べなかった。だからこそ、フォインは自分が自分の意志で選ばなければならないことを学ぶのだ。
"赤"のランサー
"黒"のセイバーが因縁を結んだ好敵手。それは霊核を通してフォインにまで影響を及ぼすこととなる。
敵対時には容赦なく自らの命を奪いに来た恐るべき敵でありながら、偶然出会えばフォインの問いに真剣に向き合ってくれる彼とは、奇妙な縁が結ばれることとなる。
そしていつか、真正面から彼と対峙する時が来る。
受け取った生き方は「意志」。
どんな行動であっても、それを起こすのは本人の意志一つ。自分の行動に向き合えない限りは、何も選ぶことなどできないのだ。
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