ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。




その日、新世界秩序同盟O-13は平和であった。

そう、平和であるはずだったのだ。

─────────あの男が来るまでは…………


12月 24日


「やっほー! カールもみんなも元気ー!? 僕も超元気ー!!
鍋の材料買ってきたよー!! …………って、あれ? カール1人?」

女性と見間違うほどに美しき少年の英霊、アナンシが訪れると、
いつもならばO-13導き手が全員揃っているはずの黒き円卓には、彼のマスターたるカール意外誰一人として座ってなかった。
そのカールも、いつもならにやにや気味の悪い笑みを浮かべているのに今日はなんか落ち込んでいる様子。
両の掌で顔を覆ってむなしく湯気を立てる鍋を前にさめざめと泣いていた

「あれ!!? どうしたのカール!? 夏の時とはえらい違いだよ!?」

「第一位と第五位は飲み会、第二位は講演会、第三位は某議員の食事会の料理、第四位は部下の冬ごもり合宿の引率、
第六位は財界の大物たちと講和会、第七位と第八位は有給を使い第八位の冬服を買いに、第九位と第十一位は異聞帯の今後について話し合いの会食、
第十位は滝行、第十二位は路上演説、第十三位は大総監と共にショッピングです」
「あっ」

アナンシは何かを察した。彼にはもう何を言えばいいかわからなかった。
励ますべきか、慰めるべきか。いや明るく笑って盛り上げるべきか。それすらもアナンシにはわからなかった

「ああいいですよ。こんななら私もういいですよ。
新世界クリスマス終了のお知らせをここに公布します。
クリスマスに呪いあれ! その聖夜に災いアレ!!」

カールが悪酔いをして、鍋にそう願ったその時であった。

『卿の願い、この私がかなえよう。影之宮市にて、暇をしていたところだ』

声が、響いた

『隣の死を尊べ……。嗚呼、我が理念に基づくのならば、これ以上なくこのクリスマスは良き場だ。
隣に立つものがなく、ただひとり身で死んだように孤独を味わう。それこそ、我が爪牙(エインヘリヤル)にふさわしい』

「…………ねぇ、カール。その鍋の素材って」
「ああ、はい。聖杯ですが」
「バカ?」

『供物はささげられた。願いは聞き届けられた。
今宵私は貴様のサーヴァントとして、そして一人の神霊として、翼ある蛇に挑むと約束しよう。
孤独なるものたちを率いる、新たなるサンタクロースとして』

かくして、最強のサンタを決めるトーナメントに、北欧代表その23がノミネートされた。
子供にプレゼントを届けるサンタとしてではなく、孤独を率いて精神の死を救済する、軍勢の王として


「Frohe Weihnachten! さぁ、クリスマスを始めようか」


【基本情報】

【元ネタ】北欧神話……?
【CLASS】ライダー(扇動者的な意味で
【マスター】カール・クラフト?
【真名】マスクド・ヘルファズル[怒りのクリスマス]
【異名・別名・表記揺れ】ヘルファズル、ドラウガ・ドロッティン、オーディン、ほか諸々
【性別】男性
【身長・体重】187cm・71kg
【肌色】薄【髪色】黄金【瞳色】黄金
【外見・容姿】非常に長い金髪と、サンタっぽい赤と白のコートをたなびかせた男
       仮面をかぶっているが、それでも高いカリスマ性に遜色はない
【地域】北欧
【年代】BC1000
【属性】秩序・悪
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D- 宝具:A

【クラス別スキル】

対魔力:C+
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
が、彼が身に纏うクリスマスの負の波動の量によってはその限りではない。
状況によってBランク相当になったりAランクになったりEに下がったりする。

騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
それだけではない。彼は群衆の持つ圧倒的な波も乗りこなせる。
いうならばそれは、戦場の流れを読むことに似ている…というのだろうか
そうそれは例えるならプロレスラーが観客を味方につけることに似ている。
これはつまり、彼が今回のサンタバトルに参戦したことは必然であったといえるだろう。
ゆえに彼は仮面を被り孤独なるものたちを率いる百万と1人の軍勢となる。

【保有スキル】

扇動:A+
数多くの大衆・市民を導く言葉と身振りを習得できるスキル。個人に対して使用した場合はある種の精神攻撃として働く。
本来はカリスマと軍略で大勢を率いる軍勢の父であるが、此度の彼は(いろんな意味で)死した魂を救済し束ねる神であるため、
こちらのほうが都合がいいとこのスキルに転ぜさせた。これにより、クリスマスに孤独を味わう老若男女は須らく、
彼に付き従う暴徒、間違えた爪牙と化す。カップルの血、血、血、血が欲しい。

主神の贈り物:B
サーヴァントがサンタクロースになりきる事で取得したスキル。プレゼントを贈り、心を潤す。
なのだが、ヘルファズルの場合はカリスマと軍略が変な方向に変化したよくわからないものになっている。
孤独により魂が死んだエインヘリヤルは彼からのバックアップを受けてパワーアップする。

鑑識眼(孤独):A
人間観察・鑑識眼を更に更に狭くした特化・派生スキル。
対面した対象のクリスマスに対する怨念・憎悪・寂しさを見極め、そして引き出すことができる。
そういう素質があったら勧誘して己の軍勢の1人とする。逆にないようだったら? 卿ら、好きにしたまえ

【宝具】

『聖夜に溢れ出でよ、我が爪牙(ヘルファズル・エインヘリヤル)』

ランク:A 種別:対軍 レンジ:500 最大捕捉:1000

「集え、孤独に打ちひしがれ魂の死んだエインヘリヤルたちよ。
我が呼びかけに応じ、そしてその憎しみを、孤独を払う力とせよ。
あ、この呼びかけに応じなかった不届き者は全て敵と見なす」

彼の宝具、宮より溢れ出でよ我が総軍のクリスマス仕様。すべてを愛するが故に、
聖夜の愛を破壊するべく進撃をし続ける魔軍の顕現。クリスマスの孤独により死した魂を平等に愛し、包み込む。
彼が影之宮市で暇つぶしがてら始めたSNS、WIDOWを用いて総軍に伝達をすることで、彼に従属する聖夜に孤独な群衆を召喚する。

呼び出された軍勢は、聖夜を共に過ごすカップルに向けた狂おしい程の嫉妬、情念を増幅しあい、
その相克と相乗が無限に爆発を繰り返し、やがては宇宙を包み込む流出位階に移行。世界を飲み込む神威となる。
『肉体的な死』ではなく『孤独による魂の死』という観念に焦点を置いたが故に、その威力はオリジナルにも匹敵する。

男は軍勢の父と呼ばれたが故に、クリスマスに溢れる無数の嫉妬、敗北感、悲哀といった負の感情を、
生来のカリスマ性によって束ね上げ、そしてついには世界を包む爪牙に仕立て上げることを可能にした。
ゆえに彼は新たなる名を名乗る。軍勢の父にして孤独の味方なるサンタ、マスクド・ヘルファズル[怒りのクリスマス]と。

【解説】


2018年冬、ヘルファズルは退屈していた。

「ふむ。夏に出した同人誌に関わった者たちを招集しようにも、
ムスペルヘイム(エーレントラウトに彼が勝手につけた名前)は仕事だというし
フェンリスヴォルフ(よはん君に彼が勝手につ(ry)は何やら彼女が出来たそうだし
ミズガルズ(ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲンに彼が(ry)に至っては座に帰ってしまっていた。
ライヒハートもライヒハートで、マルグリットがいるからどうせ暇ではなかろう。ああ暇だ」

ふむ、と一呼吸置き、彼が気まぐれに始めたSNSであるWINDOWを見ると、クリスマスの孤独を嘆く声が

「なるほど、まるで戦場だな。卿ら人間共は、生きる場が変わってもやはり戦い続ける宿命にあるらしい。
踊り、そして謡え声高く。今宵は卿ら爪牙による演奏会と洒落込もう。その身は私を楽しませる楽器であろうが」

悪役らしい(主神なのに)ことを言ったりするがやはり退屈なのは変わりない。
そも、私はすべてを愛しているのに人間たちが勝手に互いを愛しあうとは何事か?
人ならば揃って主神の全霊の愛を受け止めるのが礼儀であろうぷんすかぷんとか思っていたその時であった。

「ほう、サンタバトルトーナメントか」

それは福音であった。人ならば我が全霊の愛を受け止められない。ならば英霊ならばどうか
どうも募集要項を見るに宝具持ち込み可能。ならば自分の総軍をほいほい連れていくことも可能ということか。

「よろしい。私はすべてを愛している。ゆえにすべてを破壊する。
私はこの闘争の場で再び我が愛を発露させよう。群衆を率いて、数でタッグトーナメントを蹂躙してやろう」

大人げない神である。
要は彼は、ただ数で蹂躙できる、破壊の限りを尽くせる場を探していただけなのだ。
全力出したい場が欲しいのである。子供か

「だがしかし、サンタとはなんだ? いつ発動する?」

子供以前の問題であった。
確かに北欧神話と聖人たるサンタクロース伝承は水と油であろう。
そして彼なりに調べた結果、サンタとはクリスマスにその身を粉にして施しを行う英霊と判断した。

「(なるほど、だが私は全てを愛し破壊する軍勢の父。施しなどできるはずがない。
 なぜなら私に出来る事は全て破壊でしかないからだ。闘争でしかないからだ。そのような物を、
 この聖夜に望むようなものたちなど……)」

そっと WINDOWを見る。

いた

クリスマスの破壊を望む者たちが

現代に生きる(いろんな意味での)死者たちが

「いいだろう。新たなる我が爪牙たちよ。
卿らのその怨念、その破壊の情。全てこの私に捧げてみろ!
ああそうだ! 卿らの妬み怒り辛みすらも私は抱擁してやろう!!
そうだ! 私はすべてを愛している!!」

そうして、「クリスマスの破壊を望む者たちにとってのサンタ」という、
主神オーディンの軍神としての側面らしき結論を出した彼は進軍を開始する。
彼の望みはただ一つ。暇(ゲットー)を超える全力を出して全てを愛(はかい)すること。
彼に付き従う、孤独により魂の死したエインヘリヤルたちの望みはただ一つ。リア充撲滅。
今宵、絶対に許してはならないサンタが誕生した。彼を倒せ各国のサンタたちよ。その命に賭けて!

「ああ、いいぞ。相手にとって不足はない。
良き闘争を。良き結末を。そして良き夜を。フローエ・ヴァイナハテン」

【人物・性格】

基本はヘルファズルと同じ。全ての人間を平等に尊び、そして愛する男。
しかしその愛を、軍勢の父という側面であるが故破壊でしか成せないことをちょっと悪いかなって考え始めてる人。
クリスマスに怒りを向ける多くの爪牙たちによって、軍団長とかではなくプロレスラー方面のカリスマが強まっている。
そのため若干テンションがおかしい。突然突飛なことをいきなり言い始める。

【因縁キャラ】

ヨハン・ライヒハート
「夏の同人誌作成の際には世話になったな。ああ、卿は我が総軍には入らないか。彼女連れだしな。
いや別にいい。私は妬みもしないし恨みもしない。なぜなら私は全てを愛しているからだ。さぁ、行きたまえ。
もっとも、彼らが君を許すかどうかは知らないがな。では良き夜を。フローエ・ヴァイナハテン」

エーレントラウト・グレーフェンベルク
「仕事か……なるほどそういう聖夜の過ごし方もあるわけか。いやはや参考になる。
ありがとう。人殺しである卿らは、我がエインヘリヤルにふさわしいため、特別愛している。
これからも一層、精進してくれたまえ。フローエ・ヴァイナハテン」

ヨハン
「死徒にも人間の彼女ができるのだな。ああ、それは今更であったか。
真祖が英霊と付き合っている時点で、もしくは真祖が眼鏡と付き合っている時点で。
その絆、その愛、大切にしてくれたまえ。フローエ・ヴァイナハテン」

ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン
「ふむ、座に帰っていてしまっては共に聖夜を過ごすこともできないか。
だがしかし、今は座にいてもコミュニケーションをとれる時代だ。見たまえこのSNSを。
座にいる我が片割れガグンラーズから返信が来たぞ?『面白いからもっとやれ』だそうだ。
良いだろう。まぁこれからもいろいろ続けてやろう。フローエ・ヴァイナハテン」

ブラザー・クレセント
「ふむ、通りすがっているところに何やらいい狂気を発見。我が総軍にふさわしい。
本来ならば是非、その殺戮の剣で我が総軍たる死者を増やしてほしいが今はちょっと申し訳ない。
その際の通り名は黄金聖餐杯とかでどうだろうか。え?ブラザー・クレセントのほうが気に入っている?そうか」

通りすがりのSHIT団
「ここは怒りに支配されている。だから私はすべての嘆きを愛することをここに誓おう。
その圧倒的なる怒り、嘆き、悲しみ、わが爪牙たちとなりて、晴らす気はないか? ない? あ…そう」

ヘルマン・サタン(サンタ)・クリスマスイヴ〔ィル〕
「なるほど。我が渇望を許さないというか。よろしい。ここに宣戦は受諾された。若きサンタよ。
来い。外宇宙よりの来訪者と、かつて世界を脅かした堕天使の残滓。一度言ってみたかったのだ。"相手にとって不足なし"と」

【その他情報】

イメージカラー:黄金
特技:扇動
好きなもの:群衆
嫌いなもの:一人鍋
天敵:愛とかでラスボスを倒す的なカップル
願い:全力で戦いたい。

【一人称】私【二人称】卿、貴公【三人称】人間、神、木っ端、敵(相手取るにふさわしい、と定めた相手のみ)

【コメント】

フローエ・ヴァイナハテンってドイツ語だった…

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