kagemiya@ふたば

【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】レイバー（ライダー+バーサーカー）
【真名】マッハ
【異名・別名・表記揺れ】赤い鬣のマッハ、赤毛のマッハ。マハ、マカとも。
【性別】女性
【身長・体重】160cm・47kg
【スリーサイズ】92/52/85
【髪色】赤毛　【瞳色】銀色
【外見・容姿】血の色のライダースーツを着、赤いタイヤのワンホイールバイクにまたがった女性レーサー。
【地域】アイルランド
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・女性・女神・夢魔・母
【ステータス】筋力：D++　耐久：C--　敏捷：A++　魔力：A-　幸運：E--　宝具：A++

魔力放出の亜種。ファンダムオーバーロード。
何らかのエラーにより、魔力が圧縮・放出を続けている状態を示す。
能力への強化量は同ランクの魔力放出よりも高いが、オンオフ制御ができず肉体へのダメージも大きい。
このスキルのランクはスキルそのものの強力さではなく、制御手段の利便性。
C++ランクでは専用の対抗策さえあれば、無理矢理抑え込む形で制御が可能。
ライダーはこの暴走する魔力を、自らの宝具の動力源に変え続けることで制御としている。

生前のマッハが死に際に見出した戦士たちへの呪いの刻印。
この刻印を刻まれたものは、取り除くことの出来ない『陣痛』の痛みによって戦闘力を奪われる
効果があるのは男性のみ。その中でも特に戦いを生業とし、男女の境を強く意識する者たちに強く働く。
この『男女の境への意識』が、ある一定の許容量を越えた場合、呪いはオーバーフローを引き起こし、霊基を変質させる。

女神としての肉体を示す、神性スキルを含む複合スキル。
ただし現在のレイバーは、女神でありながら同時に一人の女としての側面が強い。
そのため、必要最低限の機能しか働いていない。

ランク：A++　種別：対界宝具　レンジ：1〜2　最大捕捉：0〜1000
レイバーの駆る愛機。
巨大な赤いタイヤの中身をくり抜き、内外にエンジン類や座席、馬型のカウル、スタビライザー等を取り付けたワンホイールバイク。
レイバーの持つ膨大な魔力の暴走により、猛烈な速度で戦場を駆け、怒りと呪いをばら撒きながら世界を汚染する。

レイバーが戦場をかける際に使用した『赤い一本足の馬に引かせた戦車』が宝具化したもの。
この赤馬と戦車の存在は、近代における創作であり、本来は所持していない物である。
だが狂神と化した女が、その狂った知性で得た『現代の速き乗り物』の情報と、この朧気な珍品の概念が混ざりあった結果――不明瞭な信仰は不明瞭なまま『赤い一輪だけで構築されたバイク』という姿を獲得するのだった。

ケルト神話に登場するトゥアハー・デ・ダナン三人の魔女神ハイヴ・カハの一柱。
カラスの姿で戦場を飛び回り、戦死者の血潮や生首を貪り、戦場に狂気を発症させる狂乱の女神。
しかし、彼女はそれ以外にも、豊穣や予見をもたらす母神の側面も持っている。
その生涯は三度の転生の度に預言者、女王、そして農民と変遷していく。
レイバーとしてのマッハが影響を受けているのは、この三相における農民のもの。

唐突に独身の農夫クルンチューの家に押しかけ、彼の身の回りの世話をするようになった女がいた。
その女こそ件の女神マッハなのだが、クルンチューはそうとは気付かずに、突如として現れた美女との同棲を続け、そのまま褥も共にする。二人が夫婦となるのにそう時間はかからなかった。
その後は特に大きな事件もなく、マッハはクルンチューの子を妊娠する。それからもしばらく平和な日々が続く。マッハの腹は次第に大きくなり、もう出産も間近に迫っていた。
しかしそんなある日、クルンチューがアルスターの首都で開かれる大集会に出席することとなった。
マッハはなぜかそれに反対するも、クルンチューは理由が分からず納得しない。
忠告を聞き入れず出かける夫へ、マッハはせめて自分の名を王に告げないことを懇願するのだった。

「もし、私の名を王に告げれば、それが今生の別れとなってしまうから」と。

王、コンホヴォル・マク・ネッサは集会で開催した競馬に、自慢の馬を出場させていた。
その見事な走りに民衆は酔いしれ、歓声を上げる。
しかしクルンチューはその競馬を見ても、なんの感慨も抱かないどころか、あまつさえ王に面と向かって、
これなら、私の妻の方がもっと早く走れる、と言ってしまったのだ。
公衆の面前での侮辱にコンホヴォルは怒り、実際に妻と馬を競争して見せろと言う。
しかし当のマッハはまだ身重、走れる状態ではないとコンホヴォルの要求を拒絶する。
だが結局、王の怒りと民衆の騒ぎを鎮めることは叶わず、マッハは身重のまま走ることを強いられるのだった。

クルンチューの言葉通り、マッハは自分の足で、コンホヴォルの馬を出し抜いてみせた。
しかし無理が祟り、ゴールと共にマッハは苦痛に絶叫し産気づく。
そしてその場で双子を産み落とすと『これから9代後まで、この国の戦士たちは最も強さを必要とされる時に、その力を失うでしょう』という不吉な予言と共に息絶えるのだった。

その後、王は首都の名前を『マッハの双子エウィン・マッハ』と改め、マッハを豊穣の女神として奉るほどに呪いの予言を恐れる。しかし予言は的中、敵国コナハト侵攻の際に、アルスターの戦士たちはありもしない陣痛に苦しみ、国難を迎える事となる。

この一連の呪いは後に、クー・フーリンが活躍する『クーリーの牛争い』のエピソードに繋がっていく。

生涯において、最も苦痛にまみれた瞬間を切り取られたサーヴァント。
出産の痛み、生んだばかりの子ども達との別離、そして男たちへの怒り。
それがひたすら思考を支配し、正気でいることを許さず、己が何者かすら忘れかけている。
唯一心を落ち着かせられるのは、全身を打ち付ける激しい風、速度の中に溶けていく風景。
行き着く先もいらない、ゴールなどあるはずもない。
ただこの胸の怒りを鎮めるため、女神は疾走る。

イメージカラー：鮮・血・真・紅！
特技：万・里・激・走！
好きなもの：疾・風・怒・濤！
嫌いなもの：男・性・諸・君！！
天敵：速・度・制・限！
願い：？？？？？？？

【一人称】不明　【二人称】不明　【三人称】不明

女性ということで、基本的に興味の対象外。
しかし自分の持つ能力の影響で女声になった元男性ということにも、もちろん気付いていない。

姉……のような誰か。
狂気に駆られていなければ気に留めたはずだが、今はそんな余裕はないのだ。

驚異の激痛コンビ『セイリ&ジン』の生理痛の方。
男に痛みを与えるものとしてどことなくシンパシー。
ただし男を女にするところを目撃すると理解が及ばず“？！”となる。

周回でスカスカで挟んだQ単体宝具持ちに轢き殺されまくるタイプのイベントボス。