ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

概要

泥モザイク市の増加に伴ってまとめの内容が肥大化してきた為、関連の設定を別の記事に分割することにしました。
主に泥モザイク市関係の詳細設定、Requiem世界に関係する公式・泥用語の解説を此方で扱います。
まとめの方には泥一覧などへのハブと概要だけを残し、細かいことを知りたい場合は各モザイク市のページか此方へ、という形で選り分けています。


泥モザイク市関連地域

モザイク市予定地「青森」

モザイク市の一つとして開発される予定だったが、その開発計画は中途で放棄され札幌開発のためにリソースを一元化することとなった。
青森市とは言うものの、旧時代の青森県青森市よりは幾分南東にずれた場所に位置している。
開発が中止されて以降は無人の土地が広がっており、現在ではカリガネ・インダストリによる厳重な管理の下定期的な巡回警備が行われている。










……古い書類がある。



その他

特定の泥モザイク市に属さない、或いはあちこちを渡り歩くような泥は「その他」として扱われています。
その他モザイク市の泥一覧はこちら

泥モザイク市の泥組織

泥モザイク市に於ける各泥組織の設定です。特に、Requiem世界でのみ活発な活動が見られ、且つ都市横断的な性格のものを中心にまとめています。
公式に語られたものではない為、今後の原作展開いかんではガッツリ改変が加わる可能性があります。

『継承の王』

エンブレム

この世界において旧人類史に存在した「王政」を復活させることを目的とした秘密結社。旧ヨーロッパ地区を本部として各地で活動している。
価値観の多様化が進む現代を混沌の時代と嫌忌し、絶対的な能力を持つ優れた「王」による統一支配を目論んでいる。
一方で、表向きには社会モラルの向上を目的とする慈善組織として知られており、活動の資金源として一部の資産家をスポンサーに引き込んでいる。
実際の活動は、自らの手により優秀な王を擁立することにあり、王の候補者である「王器」一名につき一組のチームが結成され、各々の方針にそった訓練を行っていく。
「継承の王」王器名簿の泥一覧はこちら

用語集


◆『王佐の器』
 継承の王の下部組織。
 王を作るノウハウを活かし、王器を補佐できる人間を作る事を目的とする。
 現在は3つの派閥に分かれて活動を行っている。
 一部の例外を除いてほとんどが第3世代以後に作られている。
 王器ほど無茶な事をしておらず、王のカリスマ性に魅了される事も無いため割と無難に佐器が量産されている。
 「王佐の器」佐器・才器・改器名簿の泥一覧はこちら

詳細


『統合国家・日本』

 《聖杯》、そしてカレンシリーズを中心に独立性を強めたモザイク市を再統合し、国家を再建することを目指す組織。
 天王寺市議会議員である大野大作を首魁とし、都市戦争などの背後で暗躍する。

New嬰児ニューエイジ編集部』

 情報メディアポータルサイト『New嬰児』を運営する情報系企業。数多くのライターを抱え、真面目な奴からぶっとんだ奴まで、様々な記事を掲載している。
 魔術師向けサービスである“WIDOW”や、どちらかといえばアングラ向けである「シーランド=佐賀」の“ハイウェイ”とはまた別種の、モザイク市民の重要な情報源の一つ。詳細はこちら

『NCBG-ネイバーズ』

 各地のモザイク市に所属員を持つ、十五歳以下の青少年による連帯集団。而してその実態は、大人や家庭に反抗する子供達を中心とした寄り合い所帯である。
 「名古屋」の本拠地を中心に、全国に支部を持っており、珍走団の亜種といえる程チャチなものではない。詳細はこちら

『虚無機関Apo-Qlipha』

 嘗て梅田迷宮に拠点を構えていた魔術組織。既に壊滅しており、組織内部で実験体として扱われていた十人の人間達がモザイク市中に散らばっている。
 実験体達を使って「反魔力」の研究を行っていたとされるが……。詳細はこちら

『冥裏七式』

 全人類の英霊化計画を推進し、その為に無数のサーヴァント・レムナントを作り出している魔術組織。「新潟」のミタマ・アグリカルチュアをフロント組織とする。
 その目的は、人類を英霊として座に登録することによる、真なる不老不死であるとされる。詳細はこちら

『民間軍事会社GIGAS』

 モザイク市「名古屋」を拠点に活動する軍事企業。新世界が生み出した「一足飛びの技術」を忌み、それらの回収や破壊を旨とする危険な思想集団でもある。
 保有する移動要塞と正規軍にも匹敵する私兵によって、特にアンドロイドのような人工的生命の排斥を狙う。詳細はこちら

『カリガネ・インダストリ』

 戦後世界において、「札幌」を中心に全国規模に事業拡大した、重工業を中心とするメガコーポ。その食指は傘下組織を通じ大阪三都にまで伸びている。
 表立っては健全な企業イメージを喧伝するが、その実、黒い噂が絶えることはない。詳細はこちらこちらから。

『播磨企業連合/HCU』

 モザイク市「神戸」に嘗て存在した、現地の企業による連合組織体。嘗ては、戦争などを通じて発展した各種技術と、それを利用した産業を牽引していた。
 何年か前に「神戸」で発生したある事故により、事実上壊滅の憂き目に遭っている。詳細はこちら

『機動海中都市フロンティア』

 モザイク市に広がる都市伝説、「人を飲み込む海の魔物」の正体。モザイク市を含むあらゆる組織・共同体から独立した、移動型の海中都市。
 夢を追うあらゆる者を許容し、夢の追求を支援する学術研究機関であり、同時に、モザイク市にも匹敵する一個の都市でもある。詳細はこちら

『狂気信仰群衆ルナティクス』

 特定の中心を持たないとされる、不特定多数の“狂人”達の共同体ネットワーク。狂気という紐帯でのみ結びつけられた、狂乱の徒。
 お互いに食い潰し合いさえしながら、構成員の狂気を拡散する為だけに動く、テロリストよりなお悪質な集団。詳細はこちら

原作設定

Requiem原作で語られた設定です。都合上ネタバレを多数含みます
できる限り原作を読了した上で見た方が楽しみを損なわくていいと思います(ダイマ)。
現在未整理ですが今後綺麗に整えていこうと思います。

《聖杯》と“聖杯”

・“聖杯”は個人のもので、《聖杯》は街の中枢?
・街は《聖杯》に見守られている。
 →《聖杯》を含めモザイク市全域を監視する都市管理AIは、検閲などの行為も含めたネットワークの管理権限も握っている模様。
・個人用“聖杯”は終戦後に生まれた新人類は生まれつき心臓に備わり、戦前の生き残りも終戦直後に獲得機会を与えられている、「自分がさだめ持つ"運命"そのもの」でありサーヴァントを召喚「できる」もの
・“聖杯”は市民に不死をもたらした。旧世界の主たる死因───老衰、遺伝子劣化、感染症、ウイルス、悪性腫瘍といった生物学的疾患を克服した(それ以上の恩恵を能動的に得たり外傷を回復するには令呪消費が必要?)
 →病気に関しては、軽度のものであれば自動治癒され、重度のものであれば病院にいけば治療可能。
  また、事故による負傷についても、手足の欠損程度ならば復元可能であるとのこと。
・「市民」の中で“聖杯”を持たないのはエリセだけ。
・“聖杯”は、全モザイク市民が獲得こそするものの、その恩恵を受け入れるかどうかは任意選択らしい。
 カリンの両親は使用を拒み、令呪もサーヴァントも否定している(サーヴァントを召喚しなければ令呪を持てず、生活に聖杯から能動的に恩恵を受けるには令呪が必要な様子)。
・《聖杯》からの魔力供給は都市の霊脈を経由して行われる。サーヴァントについても同様だが、大出力宝具を解放できるほどのものではなく、何のバックアップもなしに一般市民が同様の事柄を行えば、死すらあり得る。
・宝具解放などの通常以上の魔力コントロールは、《聖杯》のコントロール下。
 →事実上、《聖杯》を管理するカレンシリーズの管理化であるとも言える。
・戦前の聖杯戦争を知る人々にとって、聖杯戦争における『聖杯』とは、「全世界の主要な霊脈の結節点に魔方陣を敷設して実行される、“奇蹟”を呼び起こす儀式そのもの」である。
 儀式の完遂によって『聖杯』は何かしらの依代に顕現し、それを獲得することで聖杯戦争の勝者として認定された。

《令呪》

・《令呪》はサーヴァント召喚により獲得し、サーヴァントが消滅すると消失する。再度召喚すれば《令呪》は回復する。
・《令呪》の大部分を消費した場合、回復にかかる日数は数日程。
・令呪は(都市の)《聖杯》からの魔力供給により回復する。魔術的素養に応じて、回復速度が早まることもある(誤差程度)。
・「一般市民、つまり後天的なマスター」の令呪はドットパターンの文様であることが特徴(「モザイク市の市民特有の文様」とも)。
一見すると三画に見えるが、実はより細かいパターン(=ドット単位の画数?)の集合となっていて、消費された魔力量によって消失の度合いが調整される。
・日常では素肌と変わらぬ見た目に透明化することも可能。その場合でも使用中は励起して視認できるようになる。
 →使用時以外でも、所有者の意志次第で視認状態に励起することは可能である模様。
・令呪の現在の主要な用途は、マスター自身への付加魔力源。
 つまり、魔術を使えない市民でも、令呪消費により似たようなことが可能。外傷の回復などでも消費する他、サーヴァントに魔術的効果を使用させた時も消費する。
・《令呪》によって、都市情報網を介し公的機関への通報なども可能。
 その他にもナビなど、街の《聖杯》と接続されている《令呪》が無かったら、どうやって生きていけばいい?というほどの様々な機能を持つ模様(=現代のスマホ相当?)。
・令呪によってサーヴァントを単独行動させることもできる(「単独行動の権限拡大」)。この機能を用いて、仕事中などにサーヴァントに単独行動させるマスターもいる。
・劇中の令呪大量消費例:重傷者への鬼女紅葉の治癒術行使、負傷したコハル自身の自己治癒など。
・ボイジャーと契約したエリセにも令呪が浮かび上がったが、これは《令呪》なのか、それとも聖杯戦争参加者に与えられる正規の令呪なのかはまだ不明。

サーヴァント

・都市の霊脈を介して《聖杯》から魔力を供給されており、通常の生活には不都合はない(それ以上の戦闘や魔術行使、宝具の全力行使などには令呪消費やマスターの生命力などを要する)。
・サーヴァントの召喚には、(都市の)《聖杯》が正常に動いている必要がある。
・街のサーヴァントは安全であるという幻想が、モザイク市民の間にはある。
・常識などのダウンロードは、《聖杯》を経由して行われる。また、マスターにもサーヴァントに関する知識が与えられる模様。
 どの程度の情報が与えられるかは人次第だが、場合によっては、ステータスなどを数値化して算出した戦闘力評価の具体的な数値が見えることもあるらしい。
・真名を明かさないのは最早プライバシーの問題であり、サーヴァントやマスター各個人の感性に由来する。
・サーヴァントの食事事情については、主義主張が分断されているが、基本的には摂取推奨と質の向上が図られている。
 摂取しなくとも魔力さえあれば現界可能なのは、これまでの作品と同様。
・サーヴァントは基本的にカレンに管理されており、召喚事例はほぼ全てが記録されている。
 →人間が新生児として出生した直後からサーヴァントが顕現することが比較的当然の事象として受け入れられており、その段階で情報網には記録される模様。
  →但し、サーヴァントが実際に姿を顕すタイミングについてはズレがあり、生まれてすぐに姿を見せることもあれば、14年間も顕現しないままであることもある。
   カリンのサーヴァントであるバーサーカー・鬼女紅葉は、彼女が14歳の時に初めて顕現した。
   →顕現以前から、曖昧な形ではあるが意思疎通は図れていたようで、実体がなくともある程度のやり取りは可能である模様。
 →クラスの違いはあれど、同一のサーヴァントが多数召喚されることはなくはない事例の模様。
  作中ではエリザベート・バートリーが同時に5騎揃って貸衣装を使った撮影会を開いていた。何度も出てきて恥ずかしくないんですか?
 →また、民間信仰における小神のような低等の神格であれば、一つのモザイク市に1人いるかいないかというレベルながら召喚事例がある。
・サーヴァントのクラスの判別は基本的につくものであり、つかないのは相当の例外。
 →フォーリナーのようなサーヴァントは霊基の在り方が特異とのこと。ボイジャーもまた、エクストラクラスを含めて他のサーヴァントとは違う霊基をしているらしい。
・フォーリナーは先の“戦争”においても極少数ながら召喚され、敵味方に対して甚大な被害を齎したらしい。
・商人のサーヴァントやキャスターが、店舗を営むこともある。作中の例としては、ボルジア兄妹の情報屋など。
・聖杯とゆかりの深い円卓の騎士は強い魔力を持ち、都市機能にすら影響を及ぼしうる。聖杯そのものに縁ある聖杯探索者などであれば尚のこと(エリセの主張)。
・マスターとサーヴァントは近くにいるのが基本という認識がある。
 →マスターからの魔力供給が到達する範囲には制限がある。
  つまり、都市霊脈を経由してサーヴァントに供給される魔力は、あくまでもマスターを仲立ちとして供給されるものである。
・違法召喚という概念が存在しており、未遂や失敗の場合でも都市情報網に記録されている(ただしプライバシー情報でもあるため、部外者が閲覧するのは重いペナルティ対象)。
 →違法召喚の具体例の一つとして「触媒を使った召喚対象の偏向」が挙げられており、これは明確に違法行為であるとされている。
  →しかし、実際には触媒の売買は盛んに行われており、それを用いた違法召喚もまた、それなりの数を数える。
 →これ以外に違法召喚に該当するような召喚行為があるのかは不明。
・サーヴァントの服飾は魔力で編むことで任意に変換可能だが、何かしらの衝撃で本来の服に戻ることもある。
 →霊基に対する魔術的“ハッキング”技術によって、一時的に服飾を変更する、サーヴァント向けの貸衣装屋が存在する。
  かなりの高等技術であり霊基への干渉行為であることから、嘗ては禁止されていたものの、現在ではやや規制が緩和されたらしい。
・サーヴァントを失うことを“サーヴァント・ロス”という。これによって心に深い傷を負い、違法召喚を含めた犯罪に奔る人もいる。
・サーヴァント・ロス後再召喚を行えるが、喚ばれるのが同一の英霊とは限らず、記憶を引き継がないという基本法則も適用される。
 ※記憶を引き継がないことへの言及はその場面でのある殺害方法のせいで霊核が座に還らないためであり、通常の消滅によるものについてはまだ不明。
  →再召喚について2巻で言及あり。再召喚がいつになるかは誰にも分からず、また「同一のサーヴァントが召喚されることはまずない」とのこと。
   “記憶が”同一ではないということなのか、“サーヴァント自体が”同一ではないということなのかは不明。
 →作中の最新時間において15日前=エリセの元にボイジャーが現れたまさにその日から、一度も再召喚が発生していない。
  また、前述した新生児によるサーヴァント召喚が、この日から一度も起こっていない。統計学的に異常な事態であるとの解析あり。
  →ボイジャーが文字通り、モザイク市で“最後のサーヴァント”になった可能性がある。
・聖杯トーナメントの襲撃者の一人(恐らくアヌビス)曰く、「座が歪」んでおり、「聖杯は欺瞞の泥で満たされた」、らしい。
・マスターの中にはサーヴァントと多重契約しているものもいる?
 →さまよえるユダヤ人とさまよえるオランダ人の契約状況を確認したエリセのセリフから推定。
  「(前略)ヘンドリック(=さまよえるオランダ人)以外とのサーヴァントと契約している様子はなかったから」
・サーヴァントの霊基に「識別タグ」を打ち込む技術が存在する。作中で侵入者に打ち込まれた識別タグは、街の中に滞在するだけで都市霊脈からの影響が毒のように蝕む凶悪なもの。
 一方で、迷子予防に「付け忘れた」と言及されることもあるので、識別タグの効果は使用時に選択できるようだ。

魔術

・通信用魔術回線という技術が存在し、自動筆記魔術の延長として内耳を経由する骨伝導通話術式がある
・独自の魔術文化が一般市民の間で浸透しつつあり、体内の聖杯の力を引き出して方向性を与えて簡易な効果を発揮する本物のおまじないグッズなどは一般人が立ち寄れる店でも売られている(ややアングラ)。
・バーサーカーなどの言語理解の為に、サンプリングやマスターからの情報提供を元に意思を読み取り提示する礼装アプリなるものが存在する
・街に潜み《聖杯》への干渉を試みる本物の魔術師が存在する。彼らによるサーヴァントへの扱いは、冷酷なものがある(エリセが過去に仕事として倒した事例)。
・電子的記録メディアにも、魔術に対応しているものがある(セキュリティ認証に使う魔術錠など)。
・「本物の魔術師」「本物のマスター」といった存在の実在性は一般市民にもある程度認知されているようだが、誰がそうなのかはほぼ知られていない様子。
・一般に認知されているかは不明だが、魔術協会の魔術師は“神々のごとき”と称される(エリセ視点)。
・エリセの前髪の一部(恐らく、イラストで確認できる、前髪につけたピンクのエクステ)は、身につけるタイプの魔術礼装。
 同様の装身具型魔術礼装を用いるものが他にも確認されている。

新人類

・“聖杯”は老衰、遺伝子劣化、感染症、ウイルス、悪性腫瘍といった人間の持つ生物学的欠陥を克服させ不死を齎しており、《令呪》により肉体の生理年齢のアレンジも可能。
 →新人類世代にとって、人間の外見年齢は《令呪》によってある程度アレンジ可能なのが当たり前である為、それに対する言及にあまり頓着がないことがある。
 →この生理年齢・外見年齢のアレンジを不老メトセラ処理と呼ぶ。
・死者の名前を聞くのは、ほとんど殺人犯罪による犠牲者達について知る時。
・“聖杯”の働きを意図的に抑制するような魔術的措置を取れば、聖杯による不死性は無力化され得る。

戦争(「大きな戦争」と「聖杯戦争」)

・失血や負傷創を経路とする炎症程度であれば、民間利用されている一般的な治療用器具(医療パッチ)で応急処置から根治可能。
 これらは戦争で培われた技術のおこぼれであるとされる。
・《聖杯》の獲得者、“聖杯戦争の”勝利者は真鶴チトセ。
・戦前から家系をつなぐ本物の魔術師≒先の聖杯戦争関係者であり、多くは本物のマスター(令呪3画)でもある?
・聖杯戦争はまだ終わっていない(幼少期のエリセがずっと知覚していた感覚)?
・この世界においては、聖杯戦争は、何年も前(恐らくはチトセによる世界改変・再構築が行われたであろう15年前(推定)よりも更に以前)から全世界で多発していたもの。
 主要な霊脈の結節点に魔方陣を敷き、其処で行われた儀式によって降臨した『聖杯』をサーヴァントを行使した戦闘で奪い合う。
 そして、一つの聖杯戦争の勝者は、また別の地で行われている聖杯戦争に赴き、再び殺し合う。
 →これらの行為を繰り返し、最終的に勝者となったのが真鶴チトセであり、彼女が獲得した“至高の”聖杯と現在の人類は接続している。
・フユキにおける聖杯戦争は、戦前の記録に残るレベルの激戦であったらしいが、儀式の規模としては小さく、集めた魔力も霧散してしまったとのこと。
 →真偽は不明。カレン・フジムラやチトセなどの関係者がフユキを気にかけていることから、ただそれだけの開催地であるとは考えがたい。
・これだけ多発した聖杯戦争であるが、発生当初はある程度存在が隠蔽されていた。それは、この段階で世界に広がっていた戦乱やテロの混乱に乗じたものである。
 →「聖杯戦争が先にあって、後からその隠蔽の為に戦争が引き起こされた」のか、「戦争が先に勃発し、それを利用する形で聖杯戦争が行われた」のかは不明。
・全世界を覆った戦争では、兵士1人に対し10000機とも言われる膨大な数の無人ドローン兵器が投入された。
 →動体識別によって無差別な破壊・殺戮を行うものであり、作中の描写を見る限り、IFFによる友軍・民間機などの識別機能は最初から持っていない模様。
 →ドローンの大きさや種類は千差万別。小さいものでは虫サイズ、大きいものでは航空機程度。また、飛行するものも潜水するものも、土の中を掘り進む地中戦車型のものもあった。
 →航空機が存在しないのは、これらのドローンによって撃墜されてしまう為。加えて、動体識別による無差別攻撃が原因で、イルカやクジラなどの大型海棲生物は絶滅したと推定される。
・都市外部には、未だにこれらのドローンが休眠状態であちこちに点在しており、都市結界外部に出ると起動したこれらの攻撃に晒される可能性が極めて高い。

モザイク市

・街には聖杯による魔力が霊脈の形で浸透しており、それは特殊な保護なく剥き出しである。
 →この為、霊脈に対する工作自体は容易である。
・モザイク市は都市結界によって守護されており、臨海都市もそれに倣う。
 →都市結界は、前述したドローンの侵入を防ぐ意味を持っており、この外部に出てはドローンの攻撃によって長くは生きられないと思われる。
・(夜警は)霊基に対し識別タグを打ち込むことが可能で、それによって都市の敵と認定されたサーヴァントにとっては、都市の霊脈からの魔力は霊基を汚染する毒に等しいものとなる。
・既存のモザイク市は《新宿》、《秋葉原》、《渋谷》、《多摩》、《東京》。《東京》が最初に成立し、次に《新宿》が出来たことが確認できている。
 →《東京》は何らかの理由によって放棄されており、現在では「冥府《東京》」と呼ばれる残骸となっている。
  東京タワーらしき建築物が「神の拳を喰らったかのように」へしゃげているのが確認されている。
・モザイク市は《聖杯》による都市再編により生まれ変わったもの。
 →現在判明しているモザイク市が関東圏の都市に集中していること、また登場人物の台詞から「モザイク市」という一つの共同体があるような認識があることが窺える。
  更に、近郊の都市間は電車で接続され、その路線も都市結界によって保護されている、保護される必要があるとも言及あり。
  因みに、都市間の海運は、この路線が走る高架の下に設定された航路を用いる細々としたものである。
  →何かしらの理由で関東圏以外の都市が全滅し、生き残った人々の生存圏として辛うじて各モザイク市が成立した可能性がある?(※編集者の考察)
 →モザイク市の再編時、魔術的に意味のある離れた土地を意図的に再編対象に含んで再構成したと思わしい事例が確認されている。
  →不確定ながら、モザイク市の再編にはある程度の意図が絡んでいる可能性がある。
・《秋葉原》の生涯学習における教養講座の教室は、公共施設が集まるビルのワンフロアにあり。エリセが学校代わりに通っている。
・市によっては過疎地区などが存在する。これらの地区名は、戦前の該当エリアにある地名を踏襲したものとなっている。
・モザイク市には都市情報網と呼ばれるネットワークがあり、個人の端末からアクセス可能。
 但し、夜警を始めとする一部の人間は、それらに対するアクセスや利用を制限・監視する「上位通信権限」というものを持っていることがある。
・「モザイク市の道徳の検察官ケンソル」と呼ばれる存在がいるらしいが、既存の役職を指しているのか、専用の役職があるのかは不明。
・都市結界はいくつかの霊地に基点を置いて形成されており、そのエリアは立ち入り禁止扱いとなっている。《秋葉原》では神田明神や湯島天満宮などが該当する。
・モザイク市は、成立直後から今と全く同じ体制だった訳ではなく、都市結界外部に多数の難民(戦争によるもの)を残していた。
 →ある時期までは彼らを市民として受け入れていたが、現在では受け入れは停止しており、さまよえるオランダ人のような例外以外で、都市結界外部からの来訪者は殆どない。
・都市結界外部では、《聖杯》から供給される魔力が途絶え、《令呪》による魔力供給に自動的に切り替わる。
 《令呪》の魔力も尽きた場合、サーヴァントは魔力枯渇状態に陥り、最悪の場合マスターに襲いかかることもある、という記録が存在する。

カレンシリーズ

・《聖杯》は都市管理AIの人型端末を形成して一つの都市に一人配備しており、そのオリジナルがカレン・フジムラ。
・秋葉原担当のカレン・フジムラが最上位の都市管理AI。
・現在確認された個体としては「カレン・フジムラ」「カレン・ヒムロ」「カレン・ゴトゥー」がいる。特にヒムロは、フジムラ死亡後に「秋葉原」の管理権限の移譲を受けている。
・各カレンシリーズは、各々別の役割を担っている。また、端末としての機能を行使する傍ら、教員や店舗経営なども行っているものもいる(全ての個体がそうかはわからない)。
・人型端末の体液はとろりとした透明な液体、またその依り代は光学結晶体を核とし、他端末へ移植が可能。
 →内包されるデータも他の個体との共有が可能だが、意図的に情報を共有しないでおくことも可能である模様。
・カレンシリーズの母は赦されない死に方をした(詳細不明)。
・都市管理AIは人間の何億倍とも言われる情報処理能力を持っており、擬似人格もその演算能力の一部を利用して形成されたものである。
・カレンシリーズの実装は、モザイク市の成立から少し時間が経った後である。

聖痕スティグマータ

・新宿には聖痕《スティグマータ》たる真鶴チトセがおり、管理AIにアポなしでアプローチできる扱いを受けている。
 更に、その行いは公務とされており、新世界を創り上げたものとして一部魔術世界関係者からは、無視できない重要な人物と見なされている。
・コード・クリムゾンの発令により聖痕とロンギヌスを招集し事態への対処が図られる
・非魔術関係者である一般人にはあまり(少なくとも顔や名前、素性などは)認知されていない様子

夜警ナイトウォッチ

・モザイク市運営側であるカレンシリーズの委託を受け、様々な治安維持業務を遂行する夜警ナイトウォッチと呼ばれる職業が存在する。
・表立って一般市民には知られていないものの、各モザイク市に最低でも1人はいる模様。エリセも《秋葉原》の夜警だった。
 この他、エリセが《秋葉原》を離れる際に後事を託した、聖杯トーナメント参加者で源九郎義経のマスターの「瑠璃姫」、《新宿》つきの「マッキ」などがいる。
・モザイク市成立当初からこう呼ばれていた訳ではなく、最初は、単なる業務委託を受けた「魔術使い」であったらしい(少なくともマッキについては確定)。
・瑠璃姫が魔術を行使する様子は読み取れないことから、魔術使いや魔術師でなくとも、それが務まるだけのサーヴァントを使役しているなどすれば任せられる仕事?
・夜警であれば、自身の情報を提示することで、年齢に関わらず歓楽街などにも立ち入ることができる。警備関係者にも顔を利かせることが出来る模様。
・マッキについては、都市結界外部へ出て、ドローン跋扈する外界を定期的に探索する任務を与えられていたらしい。

聖杯トーナメント

・聖杯トーナメントによる消滅は座への送還を伴わないが、霊基に残存すると思わしいほど酷い損傷を負うこともある。
・聖杯トーナメントにおける魔力は、神=霊体たるサーヴァントへ捧げる闘争に観客が抱く信仰=熱狂を媒介して回収している?
・プロモーターは魔術師の家系であるライデンフロース家。

交通網と航空宇宙産業

・海辺の停泊船舶からは廃油が漏れ出すことがある。
・秋葉原を起点とした際、新宿や渋谷へは海上橋による鉄道で接続されており、その距離は水平線を超えたさらに向こう側へ線路が続くほど離れている。
 →鉄道全体が都市結界で保護されていること、またその線路高架下には舟運用の海路が設定されていることも分かる。
・《聖杯》が世界を改変した際、航空機は飛ばなくなった(※1巻で判明しているのは現在飛んでいるものが無いというところまでで、能力として飛べないのか、なぜ飛ばないのか等は不明)
 →無人ドローンによって飛翔体が無差別に攻撃されるから。
・車両による交通網も普通に存在しているが都市を横断するかは不明。
 →描写を見る限り、鉄道高架の下部に自動車用道路がない限りは都市内部で完結するものであろう。

教育関係

・中学校には相変わらず定期試験はある。
・学校≠教養講座、義務教育はあるが学力評価を取り課外講座で単位を取れば必要最低限の登校日出席で足りる。
 →一般常識を持つ人々からは、学校に行かない子供はあまり良い目で見られないらしい(フォーリナー・エウクレイデスの指摘)。
・モザイク市における教育は退廃しているらしい(キャスター・キルケーの指摘)。
・子供の教育に向く市、向かない市がある。
・ソーシャルワーカーという概念は少なくとも存在しているが、社福協と関連があるかは不明。

インフラ・文化

情報網ネットなるものが張り巡らされていて、データや通信、動画などを共有できる(都市情報網、警備情報網などが登場)。
・秋葉原は海抜ゼロ以下に位置する地下12階層までが少なくとも存在し、スマホは当たり前に存在する。
・秋葉原については人工ビーチが存在し、ウィンドサーフィンを楽しむものもいる。
・秋葉原の広場では、フードトラックや大道芸人が闊歩する。
・CDは新人類には馴染みの薄いもので、渋谷に貸しレコード屋やプレーヤーをオシャレで下げる人間がいたりするくらい。
・同じくオタクも断絶が存在している。エリセはそれを知識でしか知らない存在として捉えていた。
・メイド喫茶は、新世代には全く未知のもの。知識だけはある程度の認識。
・洋画≒映画という概念は新人類にも存在し、それに物事を擬えることもある。
・戦後生まれ特有の感覚として、家族について語ろうとしない傾向がある。
・冷凍食品などは相変わらず流通しており、日常の食卓に並びうる。
・都市には救急チームが存在し、都市管理側によって派遣される。
・医療機関は少なくとも秋葉原においては存在している。
 →簡単に治癒できない程の重病・重傷については未だに医療機関での治療が必要であると思われる。
・旧世代、サーヴァントや魔術が当たり前ではなかった世代にとって、「戦争」やそこで使われたドローンは恐怖の対象である。
・同様に、それまでは当然の存在ではなかったサーヴァントに対して、一種の恐怖症フォビアを発症している人々もいる。
 →上記二項をあわせ、新世界にまだ馴染めない人々の為に、カレンが一種のグループセラピーを開催している。
  嘗てはエリセも其処に通っており、この時期に、アヴェンジャー・ルイ17世とそのマスターが引き起こした事件に巻き込まれている。
・大英博物館から借りた展示品を返却できず、それをそのまま転用して展示会を行っている博物館が存在する。
 →国外との連絡はほぼ完全に寸断されていると考えて差し支えない。但し、通信の類までが寸断されているかは不明。
・新人類は、“聖杯”の存在によって極めて満たされており、イジメなどによって優越感という麻薬を摂取する必要がない。
 この為、少なくともエリセが通っていた学校では、風変わりな子であったエリセに対するイジメらしいイジメは起きなかった。

その他

・海面上昇は神田川が運河化するほど。
 →モザイク市《多摩》が存在する武蔵野台地には海面上昇が及ばなかった、とされるが、逆に言えば其処まで迫りかける程海面は上昇している。
・新人類であるカリンは、鬼女紅葉由縁の地である「長野県」を「ナガノケン」と認識している。 つまり「ナガノケン」が「長野+県」という単語の合わさった語であるという認識が欠如している。
 また、エリセの言葉によれば、長野県にある戸隠山、鬼無里村、飯縄山は、嘗て「あった」ものである。
 →海面上昇、若しくは戦争によってこれらの地域が壊滅しており、また「県」の概念が失われるレベルで、既存の行政機構・国家体制が崩壊している可能性が高い。
・死神連中は人類への警告を発することを目的として事件を起こした?
・エリセは人間の父親とサーヴァントの母親を持つ存在(=準サーヴァント?)。父親の姓は宇津見、母親の名前はナミ。
 →母親の名前やFGOにおける服装、宝具、2巻表紙の漢字などから、母親は「伊弉諾尊」である可能性がある。
 →その影響かは不明だが、エリセは「都市結界の外に出ると数日で死ぬ」と、過去を知るマッキによって宣言されている。

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計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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