基本情報
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アンナ・イヴァノヴナ・ロマノヴァ
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女
【身長・体重】170cm・同じ体積の氷と同じ
【肌色】白人 【髪色】水色 【瞳色】青
【スリーサイズ】90/60/90 身長・体重・および3サイズは計算しやすいようにキリのいい数値としている。
【外見・容姿】氷細工のように透き通った美白に氷のドレス
【地域】ロシア・イギリス
【年代】17〜18世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・氷・船
【ステータス】筋力:E 耐久:EX 敏捷:C 魔力:A 幸運:E 宝具:B
陣地作成:A
魔術師として自らに有利な陣地を作成する。
キャスターの場合、氷を用いた陣地の作成が可能。
芸術審美:B
芸術作品、美術品に対する深い造詣。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高確率で真名を看破することができる。
皇帝特権:B
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
天性の肉体(氷):EX
氷でできた完璧な肉体を有する。どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
肉体的な損傷を受けても空気中の水分を凍らせることで即座に修復が可能。
幻霊との融合により肉体が変化している。
自己改修(氷):EX
計画のみに終わった兵器――すなわち『未完成の兵器』であるがゆえに、
その兵装、外観、機能などを自在に変化させることが出来る。
ただし材料は氷。
『凍て付く移動城砦』
ランク:B 種別:対城宝具 レンジ:30 最大捕捉:50人
アンナが生前建造させた氷の宮殿。庭園の樹木、浴室、果ては家具調度までもが全て氷でできた宮殿である。
この宮殿と、イギリスで開発され、計画のみに終わった兵器、ハボクック――氷山空母の融合。
アンナの死後翌年に溶けたこの宮殿は、逆説的にアンナが生存している間は絶対に溶けないという性質を持ち、
それ故に氷山空母の持つ“損傷を海水を凍らせることで修復する不沈艦”という想定を現実のものとする。
基本的には水上と陸上を航行可能だが、魔力を大量に消費することで空を飛ぶこともできる。
アンナが現界し続ける限り融解せず、損傷を水分を凍らせることで修復できるこの宝具はまさに無敵の城塞と言うべき耐久性を発揮する。
アンナの天性の肉体はこの宝具が由来であり、
この宝具と同じくアンナが現界している限り溶けることがなく、損傷しても修復が可能。
『氷の武装』
道具作成スキルによって氷の武器を作成して戦う。
【解説】
英霊アンナ・イヴァノヴナ・ロマノヴァ。付随する幻霊は『氷山空母』――ハボクック。
アンナはロマノフ朝第4代のロシア皇帝であり、1730年に即位した。
その際、枢密院のメンバーが彼女を傀儡とすべく、君主権を大幅に制限する条約を飲ませようとした。
しかし彼女はモスクワに到着すると、一般貴族の支持を受けて条件に同意するための誓約書を破棄し、
最高枢密院を即座に廃止に追い込んで、皇帝による専制政治を復活させた。
政体をイギリス的な立憲君主制・貴族寡頭制に移行させようという試みはこれにより消え去った。
外交ではピョートル大帝以来の親オーストリア・反スウェーデン政策を継承し、
ポーランド継承戦争でもオーストリアが推すアウグスト3世を支援した。
内政では、首都モスクワを中心に消防署や郵便網を開始。
貴族についても国家への厳しい義務規定を緩めたり、
陸軍幼年学校を創設して貴族の子弟に教育を受ける機会を与えたりした。
しかし治世中は凶作や疫病が相次ぎ、税収の確保のため各地で厳しい取り立てを行った。
そのため彼女の治世は後の歴史家に「ロシア史の暗黒の10ページ」などと呼ばれた。
彼女の特徴的な逸話は、氷の宮殿の建設である。
中央アジアでの戦勝記念に、凍ったネヴァ川の上にパラディオ様式の氷製の宮殿を建設した。
3万ルーブルの巨費を投じたこの宮殿は、氷の彫像で飾られているのみならず、
庭園の樹木、浴室、家具調度に至るまですべてが氷で出来ていた。
この宮殿はアンナの死後翌年に溶けてしまったという。
ハボクックはイギリスで計画されていた兵器、航空母艦である。
手ごろな氷山を巨大空母として運用しようという構想であり、
当初はそのまま氷を使う構想だったが、耐久性に欠けるため、
水と木材パルプを混合した氷、パイクリートを使ったものに変えられた。
これは氷よりも強度と融点が高いという特徴を持つ。
パクリートと言えど時間経過とともに溶けるが、内部に冷凍機室を作って凍らせる構想だった。
これにより、損傷しても海水を凍らせることで修復される不沈空母となる予定だった。
しかし、コストがかかりすぎること、アイスランドの基地が使用可能になったこと、
航空機の航続距離が伸びたこと、Uボートを発見するためのレーダー性能が向上したことなどの戦局の変化、
兵器性能の向上により、空母の需要が著しく低下したため、1943年中に計画は中止された。
氷の宮殿を建てた女帝と、計画倒れの氷山空母。
二つが出会うことにより、全身氷の女帝、泥新宿の氷精が誕生したのである。
【人物・性格】
芸術作品は好きだが芸術家はそうでもなく、道化扱いする。
素晴らしいのは彼らが作る作品であり、彼ら自身はクズか変態だ、とのこと。
女帝らしく尊大ではあるが、自らの治める国をより良くしようと考えており、
国民の生活をよくしたいとも考えている。
しかし、持ち前の幸運の低さで災難を呼び寄せ、暗君の圧制のようになってしまう。
ハボクックとしての性格・人格も融合しており、
生まれなかった兵器であるためか戦場への憧れが強く、純真さを持つ。
全てが氷でできた国を作り、治めることが夢。
ちなみに普段の体型こそ巨大な氷山空母を思わせる大きさだが、
生まれなかった兵器という側面を前面に押し出すことで幼女体型にもなることができる。
イメージカラー:白
特技:氷細工
好きなもの:芸術品、氷
嫌いなもの:芸術家、夏
天敵:砂漠のような猛暑
願い:すべてが氷でできた国を作る
【一人称】妾 【二人称】そなた 【三人称】呼び捨て
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