ジャパリパーク内のあちこちで発生し、フレンズやヒトへの脅威となっている謎のモンスターたち。
「けものフレンズ」共通の敵キャラクターであり、フレンズは「サンドスター」によって発生するのに対し、
こちらは「サンドスター・ロウ」または「セルリウム」によって発生する。細かい設定は媒体によって差異がある。
NEXON版アプリ「けものフレンズ」では「大切なモノや場所、人々に宿る"輝き"を求めて突如現れ、その"輝き"を奪って性質をコピーする」。
アニメ「けものフレンズ」では「無規則にパーク中を徘徊しており、フレンズを捕食して"サンドスター"を奪う」。いずれもその目的のためにフレンズやヒトに危害を加えることとなる。
重傷のケースでは襲われたフレンズは元の動物に戻され(フレンズの時の記憶の一切も失う)、最悪の場合は元の動物ごと消滅する。ヒトの場合は昏睡状態に陥る。
以上ほどではない軽度の被害としては「輝き」を奪うことで突然としてそのフレンズが普段通りに得意なことができなくなったり不自然に疑心暗鬼に陥らせるなどの障害や二次災害も引き起こす。
極一部の個体を除いては意思疎通や生物感のようなものは感じ取れず交渉は不可能であり撃破するか逃げるしかなく、一種の自然災害そのもののように扱われることも。
しかし、撃破されると「パカァーン!(パッカーン!)」とブロックをまき散らして爆散する。動いているうちは脅威のはずだが散り際は妙にあっけなく、そしてコミカル。
また、個体によってはフレンズの会話が終わるまで襲い掛かるのを我慢したり一緒に温泉を満喫したりとやたら利口なものも存在する。変に憎めないところもあるやつら。

けもフレCMCにおいても敵キャラクターであり、突如大量発生したこのセルリアンたちの退治、根絶が本作のストーリーの趣旨である。
本作ではアニメ版、NEXON版の個体が入り混じるオールスター状態に加えて、実在する動物群の性質を模倣したされるけもフレCMCオリジナルのセルリアンも多数登場。
その総数は実に、本作中の出演フレンズたちのそれを優に超える力の入れよう。そして各マップには非常に強力なボスセルリアンが待ち構えている。
しかもその1体1体の作り込みは非常に精巧、生物学等に知識があればニヤりとさせられる芸コマ満載。
フレンズ達に数でも個性でも勝るとも劣らない「姿かたちも十人十色」な集団となってしまっている。
本作でのセルリアンは勢力があまりに巨大で、夥しく脅威的だからこそ、まさしくパークの危機なのだ!であり、立ち向かうフレンズたちに輝きを与え、
けものフレンズの二次創作としての、アクションゲームとしての魅力を最大限に演出してくれる。メタ的にはそんな感じのけもフレCMCにおける大事な功労者たち。
「けものフレンズ『Cellien』 May Cry」というタイトルに顕れている通り、本作はセルリアンについて特に踏み寄った作品である。

セルリアンたちのゲーム内名称は多くがモチーフ元の学名を引用したもので多くを占め、つまり長めのアルファベット表記でありいきなりは覚えにくいものばかり。
しかし、このけもフレCMCで数ステージに渡って何度も1体1体と向き合っていくことになるため、いつの間にか覚えてしまうようにもなっていたり。
もし名前だけでそのセルリアンの姿を思い浮かべられるようになったのなら、あなたは相当なけもフレCMC上級者であると共に少々マニアックな生物学的知見も身に着けたとも言えよう。(?)

けもフレCMCにおける各セルリアンの名称が元動物の学名を引用したもので統一されているのは、
BD付きオフィシャルガイドブック等の公式媒体においてNEXON版出展のセルリアンの正式名称の大部分が、
モチーフ元の微生物の学名を引用したものになっていることに基づいての設定になっている。
(例:アレキサンドリウムカネテラケラチウムトリポスなど)
モチーフ元が動物ではない、または学名由来ではない正式名称を持つセルリアンについては、
単純な英単語のみによる名称付けがなされていて、これらについては比較的覚えやすいものになっている。




このページでは、セルリアンに関する仕様などを記載しています。




石/弱点部位



それぞれのセルリアンの頭上には赤色のバーが表示されており、これはセルリアンの残HP。
攻撃を当てると減っていくが、普通の攻撃では何発も当ててもなかなか0にならない耐久をしており、
その間もセルリアンから反撃され続けることもあって真正面からの殴り合いでは1体倒すのでさえも苦戦を強いられる。
しかし、セルリアンのどこかにくっついている「石」に攻撃を当てると通常の3倍以上もの大ダメージが入り、
なおかつ与える衝撃力も通常の10倍以上になるためセルリアンは一撃で仰け反ったり倒れたりして大きな隙を晒し、その間に追い打ちをかけ、そのまま撃破してしまえる。
つまり、いかにセルリアンの石を的確に攻撃できるかがこのゲームの攻略上の肝であり、ゲームとしての特色である。
石の位置はセルリアンの種類によって異なり、中には最初は隠れており普通の攻撃を重ねて炙り出す必要があるタイプもいる。
相当な数が存在するセルリアンそれぞれの対処法を少しずつモノにしていくことが、そのままこのゲームの上達度の指標となる。

NEXON版出展のセルリアンについては「石」自体が存在しない。
その代わりに他のセルリアンと比べて普通の攻撃でもダメージが通りやすく、衝撃耐性も高くないため普通に攻撃しても仰け反らせやすい。
こちらに対しては単純に反撃の隙を与えぬ手数で圧倒しよう。



セルリアンによっては石とは別に「弱点部位」を持っていることがあり、その部位に攻撃を当てた場合は基本的にダメージこそ通常時と変わりないが、
ダメージ表示が石を攻撃した時とは別の薄い黄色になり、そのセルリアンは石ヒット時と同等かそれ以上にノックバック、ノックダウンしやすくなる。
この方法でなければ石を炙り出すのが難しいセルリアンや、石が無い代わりにこちらがそのセルリアンを攻略する上で無視できない要素となっているものもあり、
「弱点部位」が存在するセルリアンについては石だけでなくこちらもしっかり狙えるようにならなければ、そう簡単に倒させてはくれない。

「石」および「弱点部位」についての詳しい解説は別ページ「その他の仕様まとめ」の「弱点ヒット判定と弱点優先ヒット特性」を参照。



また、セルリアンの中には「石」や「弱点部位」とは真逆の「装甲」の判定を持っているものも存在し、この「装甲」に攻撃を当てた時は、
ダメージ表示が灰色の変化、SEも弾かれるような音色になり、与えるダメージが著しく落ち、衝撃力に至っては0にされてしまうためどれだけ強い攻撃を当てようと全く仰け反らない。
「装甲」を持つセルリアンについては「石」や「弱点部位」を狙うことに加えて「装甲」の部分にこちらの攻撃を防がれないように気を付ける必要がある。

セルリアンの接触判定



基本的にセルリアンの身体そのものには攻撃判定は無く、攻撃中でなければ接触によってダメージを受けるということは起こらない。
それどころかフロア内のオブジェクトと同じような接触判定を持っており、ジャンプしてそのセルリアンの上に飛び乗ることも可能。
一部の個体には「石」の位置へ急接近できる手段にもなるため、本作の戦闘においては「セルリアンの上に乗れる」ということは覚えておきたい。
例えば石が真上に付いているセルリアンなどはそのまま石がサーバルの足元に来る位置に乗り、そこで地上攻撃を繰り出し続ければ、
攻撃の度にジャンプをし直す必要がなくなることでスタミナ消費を抑えながら石を連続で攻撃し続けることができる。
特に図体が大きいボスセルリアンについては積極的に上に乗って戦うことを知らなければ大苦戦を強いられるほどには重要。
但し、セルリアンの中にはフレンズのいる高度に対応した対空性能に長けたカウンター技を所持しているものも少なくはない。
それだけでなく、乗っているセルリアンが激しく移動するなどして振り下ろされた場合は着地まで攻撃を全く回避できない隙だらけな状態になるというリスクもあるため、
上に乗ることは必要でも長居は無用である。上に乗ったら終わりではなく、一定間隔でドッジステップ等を使って自分から安全に降りる癖も付けたい。

アイテムドロップ



セルリアンを撃破すると確率でアイテム(もちもの)を落としてくることがある。
このアイテムの抽選方法には「固有ドロップ抽選」と「ランダムドロップ抽選」、そして「ジャパリまん抽選」の3種類があり、
「固有ドロップ抽選」と「ランダムドロップ抽選」については大抵のセルリアンはそれぞれ3.5%の確率で2つ同時に抽選され、
その確率に従ってアイテムのドロップ(撃破した際にアイテムを落とす)が発生する。
但し、抽選順は「固有ドロップ抽選」>「ランダムドロップ抽選」>「ジャパリまん抽選」でなおかつどれか1つでも決定した時点で移行の抽選離されなくなるため、
1体のセルリアンからドロップされるアイテムは1つのみ、なおかつ同じ確率設定でも「固有ドロップ抽選」のほうが僅かに抽選されやすいということになる。

「固有ドロップ」とは各セルリアンの種類、レベル別に1つだけ設定されている(※例外有り)アイテムのことで、
とりあえずはセルリアンそれぞれには落としやすいアイテムがあるということを覚えておこう。
「ランダムドロップ」はそのセルリアンの強さに応じてのランダムな抽選。
こちらについては種類を問わず、単純に強いセルリアンほど強力なアイテムを落としやすいということになる。
3.5%を2回という確率自体は極僅かなものであるが10体、20体と倒していくと自然と重要なアイテム供給手段になっていく。
EXP稼ぎ以外にも積極的にセルリアンを撃破していきたい要因の一つである。

セルリアンによっては「固有ドロップ」と「ランダムドロップ」のどちらか、或いは両方が3.5%よりも高い値に設定されていることがある。
具体例はAmbigolimax valentianusBirdlienなど。

セルリアンの初期配置/追加発生

フロアに突入した直後のセルリアンの総数はフロア別に定められており、基本的には「迷路レベル」に依存して定められる。
「迷路レベル」の詳細については別ページ「その他の仕様まとめ」の「迷路レベルとフロア構造性」を参照。
「迷路レベル」はマップ別で範囲が定まっているため序盤のマップでは7〜9体、中盤には9〜12体、終盤までくると14体…という具合に少しずつ増えていくものになる。
倒していくと実際にその数を減らしていくが、最後の1体を倒すとマップのどこかに必ず1体が追加発生するため0体になることは無い。
アイテム「案内の石版」を使用すると最後の1体を撃破すると同時に何もないスペースからセルリアンが発生しているその様子がはっきりとわかる。
それでもセルリアンの数を減らしておくとフロア探索が安全に行えるのは間違いない。

フロア探索中にセルリアンが追加発生する要因は4つ。
1つめは罠「セルリアンのわな」を踏んだ時で、罠を踏んだ瞬間にそのフロアに出現するセルリアンを3〜5体発生させる。
2つめはアイテム「黒の結晶」を使用した時で、使用した瞬間にそのフロアに出現するセルリアンを10〜12体発生させる。
3つめは壊したコンテナの中身がセルリアンだった場合で、そのフロアに出現するセルリアンを1〜4体発生させる。
最後の1つは時間経過による追加。そのフロアの初期配置総数を下回っている場合のみ、時間経過で1体ずつがフロアのどこかに出現する。
出現ペースはそのフロア内にいるセルリアンの残り数が初期配置総数に比べて少ないほど早くなり、最短で20秒、最長で45秒のペースで出現する。
ある程度倒した後でも木の上などであまりにじっとし続けているとセルリアンの数が元に戻ってしまう。安全地帯も長居は禁物。
また、そのフロアにいるセルリアンが全て撃破され0体になった時は瞬時に1体がどこかに追加されるようになっており、基本的にセルリアンが1体も居ない状況は作れない。

セルリアンのレベル



セルリアンには「レベル」の概念があり、そのレベルによって体色が変化するために概ねの手強さをその色から判別可能。
NEXON版出展のセルリアンであればレベル1が、2が、3が、4が
それ以外のセルリアンはレベル1が、2が、3が、4がとなっている。
レベルが1上がる際のステータスの伸び幅はフレンズたちのそれとは段違い。1段階上がるだけで飛躍的に強くなる。そして攻撃の種類や特性も増える。
具体的には同じ種類のセルリアンについて、レベル1の個体が出現するマップから2〜6つ先のマップで再登場という設定がなされているほど。
一度は軽くいなしたセルリアンも後のマップで再登場した時は侮れない。こちらも10〜20レベルアップしていて釣り合う程度。
その分、倒した時の獲得EXP値も1段階前の状態から、個体によって差はあるが2〜10倍と大幅に増えているため、倒せた時の見返りはとても大きい。



最も強いレベルである「レベル4」のセルリアンは極一部のマップを除いては最初からこのレベルで出現する個体がおらず、基本的に後述の「レベルアップ」で説明する方法でのみ発生する。
トップバッターのWing boltですらこのレベルに到達すれば終盤のマップのセルリアンと肩を並べるほどのステータスになっており、
加えてこのレベル4の個体のみが使う最後の追加の攻撃技も頭一つ抜けた性能に設定されていることが多く、どのセルリアンであっても総じて危険。

レベル別の差異にはステータスや攻撃技のほかに、レベルが高いほど怯みにくく(衝撃耐性が高く)、移動速度や振り向き速度が速く、攻撃頻度も多くなる。
更に、ノックダウンさせた時に起き上がるまでの間に攻撃を当てた際はレベルが高いほどこちらが与える衝撃力(ノックダウンさせやすさ)に軽減補正がかかる。
具体的にはレベル1の時は0.7倍、レベル2の時は0.6倍、レベル3の時は0.5倍、レベル4の時は0倍、
サーバルが野生解放を使っている時はレベル1の時は1倍、レベル2の時は0.9倍、レベル3の時は0.8倍、そしてレベル4の時は0.3倍。
レベルが低いうちは倒れているセルリアンに対して石や弱点部位を追い打ちし続けることで倒れてる最中にもう一度倒れさせ続けることを繰り返して完封してしまえるが、
レベルが上がるにつれてそれが難しくなり、レベル4については野生解放無しだと0%になるためノックダウン中はたとえ石を攻撃しても必ず起き上がられ、反撃が飛んでくるということを意味する。
黒いセルリアンは1体のみであっても相当厄介であることを覚えておこう。



レベル1のセルリアンに対してレベルを1段階下げるアイテム「青の結晶」を使用すると、
絶対に自然発生しない「レベル0」のセルリアンに弱体化する。
サンドスターのような虹色の体で見た目は奇抜だが全てのステータスがレベル1から半減しており非常に貧弱。
但し、獲得EXPはレベル1から更に1/5になっている上にアイテムドロップが全く起こらないようになっており、倒した時の見返りも貧弱。

セルリアンのレベルアップ



フレンズはセルリアンを倒すとEXPを獲得してレベルアップするが、セルリアンもまた、フレンズを倒すとレベルアップする。倒した瞬間その場で即座にレベルアップする。
重々しいSEと共にセルリアンが体の色を変えた時、それは、数マップ先での登場を想定した場違いな強さを持つ危険なセルリアンの発生を意味する。
通常フロア探索中においての最初のゲームオーバー要因となりやすい仕様であり、知らないとあまりに危険過ぎるペナルティ要素。
これを防止するにはとにかくフレンズたちの残りHPに注意を向けておくこと。
HPが減っていたら回復系アイテムを使うなり、倒される前にこちらから帰還させてあげるなどの対処が必要。
フレンズたちは大いにサーバルを助けてくれるが、サーバルもまたフレンズを助けることが大切。力を合わせよう。
もしレベルアップが起きてしまった場合は、アイテム放出で全力で撃破するか、直ぐに次のフロアまで逃げること。
尤も、後述の「最初からレベルが1上がったセルリアン」の存在もあるため、そちらを倒し慣れているプレイヤーであれば1度レベルアップされたくらいならば冷静に撃破にできなくもない。
そうして敵討ちを果たせたならば大量のEXPや希少なアイテムを獲得できる。しかしながら、2回以上レベルアップされてしまった場合は最早手に負えず敵討ちを考えない方が身のため。
そのため、わざとコストの低いフレンズを1度だけ食べさせてから倒す攻略法もあったりする
…ちなみにサーバルもフレンズなのでサーバルが倒されてもレベルアップをする。
その際は既にゲームオーバーになっていてそのレベルアップした個体との戦闘にはならないためゲーム的に意味は無いが失意を増幅させる演出のようにもなっていたり。くそぅ、くそぅ!



難易度EN(絶滅危惧)以上では全てのフロアにおいて1〜2体ほどの最初からレベルが1上がったセルリアンが出現する。
戦う際はできるだけ他のセルリアンと同時に相手にすることは避け、うまく誘導して1体だけの状態に持ち込まなければそれだけで非常に不利な状況に陥る。
そして、絶対にこのセルリアンにはレベルアップを許してはならない。
レベルが想定より2も上がられてはこちらの攻撃はまるで通らず、あちらの攻撃を1発受けただけでゲームオーバー直行コースとなる。
追いレベルアップなどされたものならその時点でリトライを覚悟しよう。

この最初からレベルが1上がるセルリアンについて、抽選される対象はランダム方式ではなくフロア別に固定されている。
よって事前セーブをし、特定のセルリアンがレベル+1になるのを避けるという手は通用しない。
具体的にはそのフロアの1番目に出現するよう設定されているセルリアン、16番目、31番目…と、15体に1体の周期で出現するよう設定されていて、
その1〜31体目まで(厳密には無限大まで)の出現順がフロアごとに固定であり、必ず同じセルリアンがその15体周期目にあてられるため。
ということは、セルリアンの初期配置総数はおおむね10体前後であるため初期配置時点でいるレベル+1のセルリアンは1フロアにつき1体のみであるが、
セルリアンのわな等でおよそ5体以上追加発生させるとその場で2体目のレベル+1セルリアンが追加出現することを意味する。
この仕様により難易度EN以上でのセルリアンのわなは難易度VUまでのそれとは比べ物にならない危険な代物になっている。

中ボスセルリアン/ハイセルリアン



一部のマップでは一般的なセルリアン(以下「一般セルリアン」と表記)よりも上位の規格に位置する「中ボスセルリアン」が出現する。
「中ボスセルリアン」は総じて周囲の一般セルリアンよりもサイズが大きく、「案内の石版」での地図表示上も一般セルリアンよりも大きな矢印で表示されるため特定しやすい。
かつ、「中ボスセルリアン」の名前の通り、一般セルリアンよりも頭一つ抜けた強さを持っている。特にHPについては桁が違い、石を何度攻撃しても直ぐには倒せない。
こちらは「最初からレベルが1上がったセルリアン」とは異なり先述の難易度に関わらず出現する上に、
「中ボスセルリアン」はサーバル以外のフレンズから受ける攻撃の与衝撃力を0.5倍に軽減する特性も付与されているため、サーバルが積極的に攻撃を仕掛けなければ押し負けやすい設計。
(難易度NTではフレンズ側の1.5倍補正と相殺されて0.75倍になる)
この「中ボスセルリアン」が居るマップでは難易度NTやVUであってもレベルが1高い個体に相当する、他のセルリアンと同時に相手をすることは避けたいこれらの強敵を相手にしなければならない。

一方、「中ボスセルリアン」にはその強さと引き換えに一般セルリアンには無い制約がいくつか課されている。
まずは、「中ボスセルリアン」はフロア毎の初期配置数が一般セルリアンよりも少ない数で設定されており、基本的に1〜2体を超えて配置されることはない。
次に、時間経過及び「セルリアンのわな」「黒の結晶」によって追加出現しない設定になっていて、一度倒せば基本的に復活しない。
(例外としてコンテナの中身がハズレ(セルリアンを発生させる)だった場合のみ、中ボスセルリアンが追加発生してしまうことがある)
倒せば復活しないこと、初期出現数が少ないことから撃破さえしてしまえば以降は安全にフロア探索をすることができる。
但し、2体が出現するフロアにおいては運が悪いとその2体が一緒にいる部屋に足を踏み入れてしまうこともある。その時はアイテムを出し惜しみせずにリカバリーしよう。

「中ボスセルリアン」にもレベルの概念が存在し、元から強いだけにレベルアップした際の各ステータスの伸び方は正に絶望そのもの。
1回でもレベルアップしてしまえばたとえアイテムを大放出しても勢いを止めるのは非常に難しく、それを阻止するため戦闘中は一般セルリアン以上にフレンズ達の残りHPに気を配る必要がある。
一方、「中ボスセルリアン」には先述の「最初からレベルが1上がったセルリアン」に選ばれないという制約も存在するため、(※極一部のマップでは例外有り)
難易度EN以上においてこの「中ボスセルリアン」の存在からゲーム難易度が異常に難しくなることにはならない配慮はなされている。レベル関係なく異常に強い中ボスセルリアンは存在するが
「中ボスセルリアン」をレベルアップさせてしまう方法はフレンズを倒されるか、「赤の結晶」を使った時だけである。
レベルアップしてしまった時の手の付けようのなさは折り紙付きであるため、「中ボスセルリアン」が出現するフロアでは「赤の結晶」の使用は基本我慢しよう。



この周囲より一回り強い「中ボスセルリアン」を撃破した時には一般セルリアンとは異なる撃破SEと共に高めのEXPを獲得できる。
加えて「中ボスセルリアン」はアイテムドロップの確率が25%(固有、ランダムの両方とも)とかなり高く設定されているために倒すことができれば高確率で何かしらのアイテムが手に入る。
強敵であるだけ倒した時の見返りも大きく設定されており、一度倒せば基本的に再出現しないことから安全に倒せる準備が整っていれば進んで撃破を狙いたい対象でもある。



「中ボスセルリアン」と一般セルリアンの中間の規格に位置する、所謂「中雑魚」に相当するセルリアンも存在し、当wikiでは「ハイセルリアン」という名称で扱っている。
「ハイセルリアン」は「中ボスセルリアン」程ではないが周囲より高めのステータスと巨体を持ち、サーバル以外のフレンズの与衝撃力を0.7倍に軽減する性質も持っている。
(難易度NTではフレンズ側の1.5倍補正と相殺されて1倍のままとなり、影響を受けない)
その代わり「中ボスセルリアン」フロア毎の初期配置数が他のセルリアンよりも少ない数で設定されている。
…といってもその制限は中ボスセルリアンほど厳しめではなくフロアによっては3体も出現し一般セルリアンと変わらない割合になることもある。
また、時間経過等による追加出現や「最初からレベルが1上がったセルリアン」への抽選については制限が無く、撃破後も再出現するしレベルが高い個体も出てくる。
初期配置数が低いこと以外は制限が無く、それでいて周囲より高めのスペックを持っているため単純に強めのセルリアンという立ち位置であり、
どのマップにおいても「中ボスセルリアン」に引きを取らぬ厄介な存在となる。
その代わり、撃破SEこそ一般セルリアンと一緒であるがアイテムのドロップ率も中ボスセルリアンほどではないが高めに設定されている。

セルリアンの索敵



フロア内のセルリアンは最初からフレンズたちの位置を見破っているわけではなく、フレンズを発見するまではフロア内を自由に徘徊している。
セルリアンが向いている方向から一定距離が索敵範囲であり、ここに侵入すればセルリアンはフレンズを追いかけて攻撃を開始するが、
(或いは先に攻撃を受けた時や一部のフレンズが特定の技を使った際にも気づく)
大抵のセルリアンは背の方向からならばどれだけ近づいても気付かない。ここから先手を取るも逃げるも自由。
遠くで先にセルリアンを見つけた時はじっくり狙ってみるのも良し。
但し、例外として「全方位索敵」の性質を持ち距離さえ合えば向きに関わらずこちらの存在に気付くセルリアンも存在する。

こちらに気付いたセルリアンはフレンズをしつこく追いかけてくるが、
一定以上距離を離すか壁の向こう側に入って視界の外から外れる状態を一定時間続けると追うのをやめる。
スタミナ残量に注意しながら全力で逃げ切れば振り切ることもできるということ。
多人数戦になりそうな場面でセルリアンをばらつかせるのにこの「逃げる」は有効な手。中ボスセルリアンに対しても有効である。
…難易度CR(絶滅寸前)でなければ。

サンドスター・ロウ警報



難易度EN(絶滅危惧)以上から追加されるペナルティ要素。
難易度EN以上からはフロア内の隠しステータスに「サンドスター・ロウ濃度」という制限時間のようなものが追加され、
時間経過及びセルリアンの撃破を重ねるごとに加算されていく。フロアを移動すると0に戻る。
フロア突入直後に0から始まり1秒経過に付き1カウント、セルリアン1体撃破につき25カウント進む。
(※Amoebaの「分裂」、Polistes rothneyiの「警報フェロモン」によって発生した個体については撃破してもカウントは進まない)
「サンドスター・ロウ濃度」が一定の値に達すると画面右上に警報のメッセージが発せられる。この時点では何も起きないが、
その後もフロア移動をせずセルリアンを撃破し続けていると2回目の警報が発生、フロア内に黒い霧のようなものが漂い出す。
そして、更にさらに長居を続けてカウントが合計1000を超えると「ペナルティボス」がそのフロア内に現れる。
「ペナルティボス」はマップによって種類が異なることがあるが、いずれも共通して法外なHPと攻撃力と防御力を持ち、
一撃でこちらのHPを1にしてくる上にこちらの攻撃で絶対に仰け反らない。石も基本的に出さない。そして他のセルリアンと比べ物にならない追跡性能を持つ。
立ち向かおうものなら一瞬でゲームオーバーにされる。現れてしまったら基本的に次のフロアへ避難するしかないが、そのゴール地点まで逃げ切ることさえ命懸けである。

時間経過によるカウントの進みは緩やかだが、セルリアン撃破によってカウントが急激に加速するというのがポイント。
普通にフロアを探索、見つけたセルリアンはとりあえず倒す程度のプレイなら基本引っ掛からないが、
わざとセルリアンの罠を踏んでみたり、先述の追加発生するセルリアンを必要以上に撃破し続けたり、
アイテム「黒の結晶」を使ったりするとカウントが数百秒、或いは一気に最大まで進行して即ペナルティボス出現の危険を伴う。
これらのプレイングに対しリスクを課す役物である。欲張りは厳禁。

ヤセイカイホウ



セルリアンの強化要素…を通り越した実質の強烈なペナルティ要素。基本的には難易度CR(絶滅寸前)でしか発生しない。
難易度CRではセルリアンがサーバルから30m以内の位置にいて、なおかつフレンズを発見するとその瞬間からHPバーの下に黒いゲージが表示され、時間経過によって上昇していく。
ゲージの上昇速度はセルリアンによって異なるが、そのセルリアンに対してフレンズ側のレベルが一定以上高いと上昇速度が速くなり、
複数のセルリアンが同時にフレンズを発見している場合は、フレンズの総コスト数より数が多ければ若干ゲージの上昇速度が遅くなる。
また、同じセルリアンであっても後半のマップでほどフレンズのレベルとは別にゲージの上昇速度に高速化の補正が入るようになっている。

この黒いゲージが最大まで溜まり切ると、セルリアンはHPを全回復すると同時に「ヤセイカイホウ」状態になる。
「ヤセイカイホウ」中のセルリアンは、攻撃力2倍、防御力2倍、移動速度1.5倍、攻撃後のインターバル期間が消失(すぐに次の攻撃へ移行可能)、一度フレンズを発見したら壁で隔てられても見失わなくなる、
常時被ダメージ補正と衝撃力補正が0.5倍(石ヒット時、アイテムによる攻撃含む)、サーバルが野生解放していなければ受ける衝撃力が0固定。
まとめると、フレンズ側の回避と攻撃の両立が間に合わない手数で暴れ続け、どこまでも追いかけ続けてきて、
こちらが野生解放できない状態では石を攻撃しようがノーリアクション、そのうえでレベル+1相当の攻撃力防御力と実質のHP2倍効果を押し付けてくる状態。
1体を相手するだけでも被ダメはとても避けられず、ましてや複数のセルリアンにやられたらもうゲームオーバー直行である。
そして、「ヤセイカイホウ」は時間経過で解除されない。その状態で「レベルアップ」しても継続される。
また、ゲージは一度上昇を始めるとその後セルリアンがフレンズを見失っても止まることはない。
自分から近付いてこないタイプのセルリアンを見逃すと、「ヤセイカイホウ」状態で再遭遇という状況が多々起こる…
…という具合で、「ヤセイカイホウ」はやべぇよ…レベルアップとか中ボスセルリアンとかよりもやべぇよ…である。

対策は「『ヤセイカイホウ』をさせない」。これに尽きる。「ヤセイカイホウ」させたらどうしても大ダメージを貰う。
難易度CR(絶滅寸前)においてはセルリアンは見つけ次第速やかに撃破し、そして撃破が間に合わないほど多くの数を一気に相手にしてはならないというゲーム性に変化する。
そのため、木登りをはじめとした「逃げる」に関する行為の一切が事実上の禁止となるモードとも言える。
(近くのゴール地点へ逃げ込む程度のものならば問題なし)
従来までなら時間をかけて分散させるべき多人数戦も相当な無理を伴うこと承知で真正面から処理しなければならない。
そのため多人数戦を強制的に起こす「セルリアンのわな」、意図しない戦線離脱を誘発する「突風のわな」がこの難易度においては格段に危険な存在と化す。

「ヤセイカイホウ」状態のセルリアンを何とか撃破すると獲得EXPが通常の3倍になるほか、
「ヤセイカイホウ」中はアイテムドロップ率が100%扱い(固有ドロップかランダムドロップかはそれぞれ1/2の確率で抽選)になっているために必ず何かしらのアイテムを落とす。
「ヤセイカイホウ」されてもほぼ負けることが無いくらいのレベル差になった後でならば、
そのセルリアンの固有ドロップアイテム目的で乱獲を狙う選択肢もできる。
難易度CRの攻略はこういったアイテム面での救済策をフルに活用すること前提の難易度に仕上がっている。
但し、この「ヤセイカイホウ」状態のセルリアンを倒した際は先述の「サンドスター・ロウ警報」のカウントが通常の2倍の50カウント分進むデメリットも付与される。
強力なアイテムに身を任せて意図的に「ヤセイカイホウ」させつつ倒す行動を何度も繰り返しているとあっという間にペナルティボスのお出ましとなる。

ボスセルリアン



各マップの最終フロアには「ボスセルリアン」が待ち構える。「ボスセルリアン」がこちらに気付くと大きなHPバーが画面中央に映り、このけもフレCMCにおけるボス戦の開始となる。
基本的に開けたフィールドでの戦闘となり移動の自由が利く反面、殆どの「ボスセルリアン」は中ボスセルリアン以上に巨体であり攻撃範囲もそれ相応に大きい。
通常フロア内の一般セルリアンたちと比べるとHPが桁違いに高く、その分攻撃される回数も多くなるため、とにかく攻撃と回避を交互にこなし続けることを、そしてスタミナゲージの管理が要求される。
そのHPも普通の攻撃ではまるで減らず、ある程度攻撃を当て続けて衝撃力を蓄積させて一時的に露出する石を攻撃することでまともにHPを削ることができる設計であることが多い。
つまり、撃破を早めるには与衝撃力の高い攻撃を効率よく当てることが最重要。野生解放にはこの衝撃力を一時的に底上げする効果も含まれるため、
多くのボスセルリアン戦では共有して石を露出させるまでこちらの野生解放を如何に長く維持し、石の露出を早めることができるかが勝利への最大の鍵となる。

サーバル以外のフレンズの攻撃による与ダメージや衝撃力蓄積も認められるため、ここでも「フレンズ呼び出し」はフル活用したい場面。
但し、この「サーバル以外のフレンズの攻撃」での与衝撃力はボスセルリアンに対してはボスセルリアン別で軽減補正がかかる。
最初の「サバンナ地方」では1/2、「ジャングル地方」では1/4、「高山地方」では1/5、「砂漠地方」では1/6、…と、こちらがフレンズを多く呼び出せるようになるにつれてそれを相殺するような補正がかかっていく。
(法則性としては1/[そのマップに到達した時点でのフレンズ同時呼び出しコスト上限値]で設定され、最終的には1/12になる。なお、サバンナ地方のみはチュートリアル的位置づけのため例外的に補正が軽い)
一緒に戦うに越したことはないものの、通常フロアでの戦闘と比較してサーバルが積極的に攻撃に参加しなければ戦闘が進行しにくい設計になっている。

一般セルリアンたちとは異なり「ボスセルリアン」にはレベルの概念が存在せず、サーバル以外のフレンズが倒されて急激に強くなったりはしないものの、
代わりにHP残量割合によって攻撃技が増えたり、攻撃速度&頻度が早くなるなど、追い詰めるほど手強くなっていくという性質を持つ。
具体的には大抵のボスセルリアンは残りHP2/3の時点で第二段階、HP1/3の時点で第三段階の強さに移行する。
(難易度NTに限っては残りHP1/2の時点で第二段階になるが、その後はいくらHPを減らしても第三段階に移行しない)
そのため、残りHPが少なくなった時のこの第三段階の状態での戦いをどれだけ長引かせずに済ませるかも非常に重要。
例を挙げるとこの時点から攻撃系アイテムを連続使用する、薬系のアイテムを使う、野生解放を解除せずに使いきるなど。



そして、どれだけHPを減らしても最後はサーバルの攻撃(アイテム含む)を弱点部位に当てなければHPが0にならない。
(「緑のかけら」等の広範囲にダメージを与えるアイテムによるダメージでも可)
HPゲージが空になって赤く点滅した状態はボスセルリアンが残りHP1で攻撃を耐え続けている状態であり、普通の攻撃によるダメージが全く通らなくなる。
同時に、以降はどの部位でもいいのでサーバルが攻撃を当てればボスセルリアンは確実にノックバックかノックダウン状態となって無防備になるため、この隙にトドメを刺したいところ。
(一部のボスセルリアンはノックダウンとも異なる長い硬直モーション、所謂ピヨリ状態になることがある)
但し、その弱点部位を他のフレンズが攻撃してもノーリアクションであるし、ノックバック(ノックダウン)前は他のフレンズの攻撃は基本全く効かないと言ってもいい。
ボスセルリアンのHPが残り1に近づいたらあとはサーバル自身が頑張らなければならない。道中での戦闘を他のフレンズ任せにし過ぎると躓きやすいポイントとなっている。

フロア内のセルリアンとは違い、難易度CR(絶滅寸前)でも「ヤセイカイホウ」のような強化要素は付与されず、
行動パターンなどは特に変化しないが、それを補って余りある程の強烈なステータス補正が付く。
具体的には難易度VU(危急)と比較してボスセルリアンのHPが2倍、フレンズの被ダメージが3.5倍になる。
より長い戦闘を強いられた上でこちらに許される被弾回数の猶予が激減する。
こうなるとボスセルリアンの行動一つ一つへの対処法を覚えきるくらいのプレイが要求される。
複数回の挑戦を想定して必ず最終フロア前のゴール地点でデータのセーブを行っておくように。



弱点部位にトドメの一撃を入れ、撃破した瞬間には右上に「ボスセルリアンを打ち破った!」というメッセージが出ると同時にフレンズ全員で勝利のポーズぅ!
この「ボスセルリアンを打ち破った!」については最高難易度であるCRでクリアした際のみ、赤文字で表示される。強敵打破の記念撮影としておこう。
その後は最後のゴール地点(及び、それを出現させる文書などのフラグ)が出現し、そこへの到達を以って晴れてマップクリアとなる。
その間にフィールドを散策するのも自由。アニメ作中などで見られた風景を再現したフィールドを思う存分に堪能するのもよし。
…長く散策を続けていれば何か発見があるかもしれない。
全てのボス戦フロアについて、「月刊『ズー』の断片」をはじめとした隠し文書がどこかに配置されている。
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