コストHP
(衝撃耐性)
スタミナ攻撃力防御力回避力
(回避率)
仲間になるマップ
5200%120%230%120%4
(20%〜80%)
平原地方 3F

表の説明

北欧の複数の国で国獣(国の象徴動物)に指定されている世界最大のシカにして北半球で陸上最大の偶蹄類、クジラ偶蹄目シカ科ヘラジカ属の哺乳類動物『ヘラジカ』のフレンズ。
すこしカールのかかった茶黒の長髪に本種の象徴である巨大な枝角をどっしり備え、穂先が同じ形状をしている双頭刃の槍を武器として扱う。

NEXON版アプリ「けものフレンズ」ではシカ科のフレンズが集まるグループ『けも勇槍騎士団』の設立者にしてリーダーを務める冷静沈着なフレンズ。
実力だけでなく謙虚さとポジティブさを兼ね備える物腰柔らかなフレンズであり、それでいて武闘派が多いグループの同僚たちを見事にまとめ上げる総大将的存在でもある。
その飾らぬ態度と長所を見抜き遠慮なく賞賛する姿勢に多くのフレンズから信頼を寄せられており、
あの畜生鳥と悪名高い図々しいミミちゃん助手さえも手放しに褒めたたえさせてしまい、人たらしならぬ「けものたらし」の称号を与えられる程。

アニメ「けものフレンズ」では6話「へいげん」で初登場。同じく「ヘラジカ陣営」としてフレンズを率いているが、本人は打って変わって武将気質な猪突猛進フレンズとして出演。
強者であるライオンとの勝負を望み、そのためにライオン軍と城のなわばりをめぐって51戦にも及ぶ合戦を行っていた。
部下であるシロサイ、オオアルマジロ、パンサーカメレオン、アフリカタテガミヤマアラシ、ハシビロコウからは
「ヘラジカ様」と呼び慕われているが、これはヘラジカの力がとびぬけて強いことと、仲間の長所に素直に感心し褒める懐の広さ、
なにより自分を含む仲間への信頼を包み隠さずに示す度量を持ち合わせていることが要因である。
ただ、そのあまりにも強すぎる肯定力のせいで無策で突撃していたため51連敗を喫していた。
52戦目ではこっそりライオンが遣わしたかばんとサーバルによりライオンと勝負することが叶い、全力を尽くした勝負の末、ライオンとの友好関係を築いた。
黒セルリアン討伐後やパビリオン(第?世代)では腕っぷしの強いフレンズ(百獣の王の一族のメンバー)をヘラジカ軍に勧誘しようとする姿も散見される。

姿は同じもののNEXON版とアニメ版でまるっきり性格が違うフレンズだが、
これはNEXON版の落ち着いた方が通常時のヘラジカの精神状態をベースとしており、
アニメ版は繁殖期や子持ちになったことで興奮しているヘラジカの精神状態がベースとなっていると推測される。

けもフレCMCでのヘラジカはコスト4をすっ飛ばしての初の参入となるコスト5のフレンズ。
試しに呼び出してみて目を引くのはこれまでのフレンズとは明らかに違うHPの量。実にサーバルの2倍もあり、ヘラジカを呼び出した瞬間が初の4桁表示を拝む機会となったプレイヤーも多いだろう。
各ステータスを見ていくと全フレンズ中1位のHP(衝撃耐性)に全フレンズ中2位の攻撃力と防御力。
コスト5が何たるかを一目でわからせるHP、防御力による耐久性能、そして数字のみの飾りではなく実際に高い与ダメージ性能を有し、このステータス群でぶん殴りにいくゴリ押し気質のアタッカー。
そしてこれを「森の王」というスキル名で説明される、ヘラジカただ一人だけに個別設定された非常に高いノックバック耐性が後押し、
数値的な硬さに加えてこのずば抜けた衝撃耐性で殆どの攻撃をものともせず自分の攻撃技を押し通し、高火力と高耐久を両立した安定したパフォーマンスが売りのタンク性能が一番の特徴。
ステータス面のほかには全フレンズで唯一、地形破壊に関するスキルと技を持ち、総じて通常フロア内での戦闘において特に力を発揮するフレンズである。
しかしながら回避力は下から数えた方が早い上に、まるで敵の攻撃は避けるという概念を知らないようなガン攻め戦法も相まって被弾回数は他のフレンズと比べて多くなりがち。
それ故に衝撃耐性と防御力の強みが活きるものの、残りHPが少ない状態においては逆に他のフレンズより落ちやすい点には注意。
難易度VUにおいてはその恐れは非常に薄く、何も考えず自由に暴れさせるだけでも強力なフレンズであるが、
ヘラジカのHPでも決して小さいとは言えない被ダメージやスリップダメージが度重なる高難易度で連れる際は残りHP量を見放さないように。


スキル

森の王


ヘラジカ独自のノックバック耐性を指すスキル。本人のみ適応かつ解除条件が存在しないためスキルというよりは説明文に近い扱い。
フレンズの衝撃耐性のうち、ノックバック耐性はヘラジカ以外は25で統一されているためにどの攻撃に対してもノックバックして行動を中断してしまうが、
ヘラジカのノックバック耐性はその4倍の100である。素の状態でもセルリアンの衝撃力「小(30以上)」「中(50以上)」に設定された攻撃を受けてもノックバックを起こさない。
「大(100以上)」に設定された攻撃を受けた場合のみ流石に仰け反ってしまうが、ジャガーの「ずんぐりむっくり」で値を120にしてしまえばこれらに対しても仰け反らなくなる。
「大」よりも大きい衝撃力に設定された攻撃を持つセルリアンは少ないため基本的に単発攻撃では仰け反らず、常に「スーパーアーマー状態」を維持しているに近い。
上述の全フレンズ中2位の攻撃力による一撃一撃を妨害されることなく通すことができ、状況問わず高ダメージを安定して叩き出す。
ヘラジカの攻撃も衝撃力が高いため接近戦おいては自身は攻撃を止めず相手は倒され続けるという形になり、殴り合いが成立する相手にはべらぼうに強い。
攻撃を邪魔されない性質から「敵視値」も稼ぎやすい。こうしてヘラジカがセルリアンの気を引いている間にサーバルは別行動しやすく、多人数戦下での負担の分担もバッチリ。
ヘラジカはサーバルの2倍という全フレンズ最高のHPを持ち合わせており継戦能力もあるため、多少の無茶はきく。

「森の王」とはヘラジカの異名。生息圏である北欧諸国で人々からの畏怖の念で付けられたものが世界各国で知れ渡っている。
この異名はけものフレンズの世界でも周知されしばしばフレンズからもそう呼ばれ、NEXON版でのスキル名も「誇り高き森の王」である。
実際のヘラジカは最大で肩の高さは2.3m以上、体長は約3.4m、角の差し渡しが2m弱、体重820kgにもなる巨体を誇る、一見するとウシ科の動物と見紛う威圧的な風貌。
その威容が生み出すパワーはあまりにも絶大で、豪雪の中を何の障害もなく爆走し、自動車と衝突すれば車の方が大破してしまう。
そのため、北米の高級車にはヘラジカを指標とした安全基準が施され、ヘラジカ注意の道路標識があちこちに設置されている。
一見危ないように聞こえる動物だが、実際は人懐っこく街にしょっちゅう現れる。
また、爆走中も進行方向に人がいるとちゃんと避けてくれる優しさも併せ持っている。

走って突撃だ!


野生解放時のサーバルの走行に地形破壊効果を付与する独自系統のパッシブスキル。
「野生解放時限定」、つまりサンドスターゲージを消費しなければ恩恵を受けられないという厳しめの条件が付いているがそれだけに強力な効果。
狭い通路で周りの壁を破壊すればスペースを広げることができ、壁を壊して作ったスペースは絶対に罠が発生せず安全に戦えるスペースである。
探索においても中部屋と中部屋を無理やり繋げてショートカット通路を思うがままにつくれる。
特に、キタキツネの「磁場を感じる」と掛け合わせれば表示が刺す方角に走っていくだけでゴール地点へ直行が可能になる。
何物にもヘラジカの走ってまっすぐ突撃する意思を阻むことはできない。エリア限界の壁には阻まれるけども

「走って突撃だ!」とはアニメ版「けものフレンズ」作中でのヘラジカの台詞であり、ヘラジカ陣営の作戦名。
全文は「全員で城まで走って突撃だ!(集中線演出有り)」であり、具体的には「役割分担も何も考えず全員で1列に並んでまっすぐ走って向かう」こと。
それを実施し続けた結果長距離移動に向かないシロサイとパンサーカメレオンは行軍中にバテる、オオアルマジロは持ち前の防御力が持ち腐れ。
間違ってもけもフレCMC内でのそれのような優秀な戦法とかではなく、これがライオン陣営に51連敗を喫した最大の要因である。
この両陣営のチーム単位での圧倒的なまでの差が出てしまっているのは実際のヘラジカとライオンそれぞれの群れについて、
前者は個体同士で序列を持たない集団、後者は役割分担やチームワークが高度な集団であることの違いの表現とも考察されている。

勇槍の王
勇槍の王1発目2発目3発目4発目
威力100%100%115%130%+(25%×5)
衝撃力136136163.2272+(34.0×5)
消費スタミナ12121517
近距離で使用する、角状の槍を用いたヘラジカ版コンボアタック。
縦方向一振り→横方向一振り→回転振り払い、最後は全体重を乗せて繰り出すジャンプ切りに繋げる。
1発1発を繰り出す度に攻撃対象のセルリアンを追尾するような素早い接近移動を伴い、加えて槍自体がそこそこのリーチを持つために命中精度は高め。
特徴として、まずは与える衝撃力が高い。1発1発がジャンプ最高地点から放つサーバルのジャンプ攻撃並の重さを持ち、1発でも当たればセルリアンを仰け反らせやすい。
後述するDPS(秒間与ダメージ性能)についてもコスト5に相応しい値を誇るがそれ以上に衝撃力についてはコスト5であることを加味しても非常に大きく、
コスト1あたりの値で算出した場合も同様の衝撃力特化型であるカバを上回り、瞬間的にはDPSを上回るツチノコさえも衝撃力での勝負となるとヘラジカの半分くらいしかない。
そこに自身の「森の王」による疑似スーパーアーマー状態が加わることでほぼ確実に4発目まで当てに行ける攻撃の完遂性能もまた大きな特徴。
自身は横やりを入れられても攻撃が途切れず、目の前の敵は高い衝撃力を受け続けることで頻繁に仰け反り続けるという状況が出来上がり、殴り合い状態でもDPSが全く落ちない。



高い衝撃力と「森の王」の後ろ盾を得て繰り出される4発目は飛び上がってのフルパワー振り下ろし攻撃であり、3発目までとは別格の性能を誇る大技。
振り下ろし時の槍には打撃攻撃判定があり、これ自体には衝撃力が更に高いこととジャンプ動作を伴うことによる縦方向に少し長い程度の特徴しかないが、
同時に槍の穂先が地面に叩きつけられた時、地面を砕いて抉り飛ばされたように5つに別れた岩が一斉に撃ちげられる。そして、この岩にも攻撃判定がある。
打ち上げられた岩は振り下ろしを直に受けた対象にはほぼ必ず5つ全てが瞬時に同時ヒットし、
すると150%分のダメージがそのまま追加されることになり、合わせれば実質280%もの単発超威力となる。
素の攻撃力がサーバルの2.3倍もあるヘラジカが放つ合計280%の攻撃とはサーバルの通常攻撃6.44発分。単発与ダメージとしては全フレンズの攻撃技中2位の超威力。
与衝撃力に至ってはサーバルの通常攻撃の11発分を一気に与え、これを受けても全く仰け反らないセルリアンはボスセルリアンか石を持つ黒いセルリアンくらいのもの。
ヘラジカ版コンボアタックであるこの技の合計ダメージと衝撃力の大部分はこの4発目に集中しており、
ここまで当てきることでコスト3以下のフレンズたちを大きく突き放し、ヒグマリカオンに続くトップクラスのDPSとそれ以上の与衝撃力性能を記録する。

…それだけでなく、岩は上方向に打ち上げられるため、攻撃判定も別々に拡散しながら上方向に大きく伸びていく飛び道具としての性質も併せ持っており、
ヘラジカ自体は地上攻撃しか繰り出していないにもかかわらず宙を浮いているセルリアンに対しても問題なく攻撃が届く対空性能が備わっている。
加入マップで出くわすAedes albopictusを相手にさせると、1〜3発目は他の近距離アタッカー同様になかなか攻撃が届かず不利かと思いきや、
4発目が繰り出された途端に打ちあがった岩が全て空中でヒット、それも弱点部位や石を下方向から的確に捉えるために一気に形勢逆転することができる。
また、打ち上げられた岩は地面に着地するまで攻撃判定が持続するため、周囲に飛び散った岩が周囲のセルリアンにヒットすれば巻き込みダメージも狙える。
岩の軌道はランダム幅が大きいため巻き込み性能はあまり高いとは言えないが、「アミメキリンの薬」を使えば1つ1つが広範囲の攻撃判定となるため恩恵を強く受けられる。

まとめると、最初から衝撃力が高く、妨害されても途切れない完遂性能を持ち、最後まで繋がればDPSも非常に高く、そして対空性能まで備えているという具合。
コスト5のフレンズが繰り出すコンボアタックはここまで高性能であり、見た目の派手さも相まってヘラジカの頼もしさを大いに誇示する性能に仕上がっている。
その他、4発目の地面に叩きつける瞬間は周囲の壁を破壊する効果も持っているが、後述の「全身で突撃だ!」と比べると範囲が狭いためこちらではオマケ程度の要素。

ヘラジカが持つ特徴的な形状で、かつ巨大な1対の角は実在するヘラジカにとっても立派な武器。
ヒグマ、オオカミ、トラなどの大型肉食動物はヘラジカも捕食対象として狙わなければならないこともあるが、
その際には黙って身を差し出すわけもなく蹄による蹴りだけでなくこの角も使って応戦し、撃退或いは殺傷による返り討ちにすることもある。
これらの肉食動物についても捕食対象として狙えるのは子供か老体のみで、成獣の雄ヘラジカにはまるで敵わず、狙われることもない。
雄のヘラジカ同士での闘争にもこの角が使われ鍔迫り合いのようになるが、最悪の場合角と角が絡まって離れられなくなり共倒れになってしまうことがある。

全身で突撃だ!

威力110%
衝撃力176.8
消費スタミナ16
槍ではなく頭上の角を前に向けてタックルを繰り出す突進打撃攻撃技。
上述の「勇槍の王」とはランダムで繰り出される関係で、こちらの方が若干使用率が低めの設定であるが一度使用すると2、3回続けて連続で繰り出すことが多い。
性能はスピードブースター無しのサーバルのパイルアタックの速度最大時並みの威力と衝撃力を持ち、なおかつ連発が効くほどに後隙が短い。
かつ、パイルアタックとは異なりヒット後も停止しないため複数のセルリアンに同時ヒットする、移動面以外は大きく勝る部分が多い強力な突進攻撃にまとまっている。
突進技は接近前に攻撃で潰されると不発になるという弱点があるが、ヘラジカには「森の王」があるおかげでほぼ潰されず、相打ち上等で確実にダメージを通すことができる。
加えてこの攻撃中のヘラジカは全身に地形破壊属性が付き、こちらは移動しながらであるためそれなりに広い範囲の壁を壊すことができる。
この攻撃の直前で「引き寄せる」を使えば壁壊しの制御がある程度可能。ナニシテンダオマエ!!?ココハキチョウナイセキダゾホォ!?
総じて突進技としては十分に高性能であるが、先述の「勇槍の王」には超威力の4発目があり、その有無を考慮するとDPS及び与衝撃力の面では劣るし、
見た目通りの地上攻撃であるため宙を浮いているセルリアンにはヒットしない。
どちらを使うかはランダムでありヘラジカの気分次第だが、それらのセルリアン相手にはあまり連発してくれないことを祈ろう。

また、攻撃判定が持続する突進技であるために「ライオンの薬」とも高相性。
セルリアンのサイズにもよるが至近距離で繰り出せば3〜5ヒットを狙うことができ、その場合は与ダメージと衝撃力もそのまま3〜5倍に跳ね上がる。
「勇槍の王」も2〜3ヒット(4発目の岩のヒット分を含む)と他のフレンズよりヒット数の伸びが大きめであるため、「ライオンの薬」状態下では他のフレンズを大きく突き放す圧倒的な攻撃性能を発揮できる。

ヘラジカは体重800kgの巨体でありながら積雪の上を50km/h以上の速度で走る。乗用車並みの重量と速度から繰り出される突進の威力は言うに及ばず。
乗用車との衝突事故が起きた場合、足を折られて倒れ込んできたヘラジカの胴体と角がフロントガラスを突き破って運転手を死傷させてしまう危険性があり、
実際に北アメリカだけでも年間250人がヘラジカとの衝突事故による犠牲になっているという記録がある。


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