異様な密度で草木が敷き詰められ天然迷路の様相を呈する、まるで樹海を思わせる地帯に変貌した森林地方の最奥地には…その前に、いくつかおさらいしておこう。
「異変」によって変形するエリア、変形しないエリアを分ける要因はその地に守護けものの「紋章」、または「人工アンチ・セルリウムフィルター」があり、
それが地形の変形を食い止めると共に多くのセルリアンを寄せ付けない効果を得ていたエリアであったため。
すると逆説的に、サーバルや博士助手たちが拠点として利用している「ジャパリ図書館」もそのエリアの一つに該当する。
そして「ジャパリ図書館」はアニメ作中で明らかにされている通り、「森林地方」の中にあるエリアである。
…ところで、けもフレCMCでは各マップは最深層エリアはお約束としてこれらの「異変」の影響を受けていないエリアであり、同時にボスセルリアンが必ず配置されている。
さて、ここにクイズの森の看板があるので読み上げる。『けもフレCMCの「森林地方」の最深層エリアはどこ?』



答えは、ジャパリ図書館…改め「森林・ジャパリ図書館」。この地も実はある守護けものの「紋章」が刻まれており、その力によって守られている地帯であった。
但し、ボスセルリアンと呼ばれるフィルターも跳ね除けてしまう強力な個体のみは退けられず侵入を許してしまうことはここも例外ではない。
…フレンズ達は一目散に建物の中へと避難している。既に何かがここに出没しているようであり、冒険の帰りを迎える拠点とは真逆の緊迫した雰囲気。
この場所、「ジャパリ図書館」にも発生し得るボスセルリアンの正体は…




ボスセルリアン(Cecky beast)

レベルHP攻撃力防御力衝撃耐性(※)獲得EXP適正レベル
BOSS65000119402810460036

表の説明

ジャパリパーク内に複数存在する、ヒトに対してのパークガイド及びパーク内の施設の整備等を行う自律型ロボット『ラッキービースト』を模倣したセルリアン。
ずっとずっと「ボス」って慕われ続けてたラッキーさんが遂に名実ともにボスになっちゃった!?
セルリアンとしての名称「Cecky beast(セッキービースト)」は別の二次創作品において同様にセルリアン化した個体に用いられている例が存在する。
(「けものフレンズ」公式作品においてラッキービーストがセルリアン化した例は今のところは無し)
本作においては森林地方に配置されていた型番「K-F-002」のラッキービーストがセルリアンになってしまったという設定で登場。
(「K-F-002」=「キョウシュウエリア-森林(Forest)地方-002号」、とのこと)

元々はフレンズの1/5くらいしかなかった小型ロボットだったのが逆にフレンズを足元に置くほどの巨大ロボットに変貌し、
ピポピポという愛らしかったあの足音もここまでのサイズとなれば、まるで石像が迫ってくるかのような物々しい振動音を立てる。
セルリアン化によってのサイズ変化は模倣元によってまちまちであるが、多くのフレンズにボスと慕われるラッキービーストだからこそ、
模倣によってボスセルリアンという強力な個体に変換されてしまうほどの強い「輝き」が込められていたのかもしれない。
本来はパークの整備や管理のための搭載機能のいくつかを攻撃手段に転用してフレンズに襲い掛かってくる。

図書館に移設した施設や救助されてここに集まるフレンズに見守られながらこの侵入者の撃退に挑むこととなる。
ここがフィールドである以上移動方面にかなり自由が利くが、このボスセルリアンもまたこのフィールドにしっかり適応した設計であり、
たとえライオン城であっても容易く登り詰め、建物で籠城しようとすればその対策のペナルティ攻撃を即使用してくるため、
基本的に地形利用による優位は得られず、結局真正面から戦うのが一番望ましい。
図書館の屋根の上まで行けば流石に追ってこないが、呼び出し中のフレンズを含めお互いに手を出せない(補助技も使えない)位置関係のためあまり意味がない。



拠点マップ「ジャパリ図書館」と同様に、このフィールドにはこれまで救出したフレンズが待機しているが、
状況が状況なだけに屋内だったり物陰だったりと、ボスセルリアンから身を隠すような位置に避難している。また、話しかけることはできない。
この「森林地方」攻略後に救助するフレンズについても個別に位置が設定されているのでクリア後も何度か再挑戦して確認しに行くのも一興。(?)
なお、あくまで「森林地方」内の1フロア扱いであるためフレンズ呼び出し時にはちゃんとジャパリまんを消費する。呼び出し放題ではないので注意。


特性

ボスセルリアン
ボスセルリアンの共通特性。
ボスセルリアンは一度戦闘が始まると索敵範囲が無限大になるため、「パンサーカメレオンの薬」などの特殊効果による方法以外で追跡を免れることができなくなる。
次にボスセルリアンは「毒状態」「酸状態」「減速状態」と、一部のフレンズが用いる特殊な状態異常の持続時間が一般セルリアンの1/2になる。
更にサーバル以外のフレンズの攻撃から受ける衝撃力が、このボスセルリアンの場合は通常の1/8になる。
その他、サーバルの攻撃かつ弱点部位ヒットではない攻撃は残りHP1で耐え続けるためにサーバルの手でトドメの一撃を入れなければ倒すことはできない。
攻撃熾烈化(ボスセルリアン)
ボスセルリアンにはレベルが存在しない代わり、HPが一定割合以下になるにつれて攻撃の熾烈度合いの形態移行をする。
このボスセルリアンは残りHP割合が2/3以上までの時は「第1段階」、2/3以下から1/3以上の時は「第2段階」、1/3以下の時は「第3段階」となる。
(難易度NTでのみ「第2段階」への移行タイミングが残りHP1/2以下に変化し、かつ「第3段階」には移行しなくなる)
「第1段階」から「第2段階」に移行した時はこのボスセルリアンの攻撃後に次の攻撃を繰り出すまでのインターバル期間が僅かに短縮、
「第3段階」に移行した時はインターバル期間がより急激に短縮される上に、「セルリまんガトリング」以外の全ての攻撃のモーション再生速度が速くなる。
モーション再生速度が速くなるということは単純に攻撃頻度が激しくなるのみでは済まず、攻撃判定の発生速度も速くなって回避が困難になるということ。
そして後述する「石が出ていても攻撃してくる」点や「セルリまんガトリング」解禁との相乗効果により、
HP1/3以下になったこのセルリアンは非常に強く、そしてそれを封じ込める術も用意されていない。
総じて、他のボスセルリアンよりも「第3段階」時の強化度合いが著しいボスセルリアンとなっている。
また、このボスセルリアンの攻撃の一部は形態移行によって強化版に変化するものが存在する。


最初は石が隠れており、その石が隠れている状態で攻撃を当て続けて「ノックバック耐性」を0にし、ノックバックさせた時に外殻が剥がれて石が露出する。
このボスセルリアンの「ノックバック耐性」は2810であり、スパーククローを装備したサーバルのコンボアタック44ヒットで到達する値。
石はこのボスセルリアン正面の「目」の真下(ラッキービーストの本体カメラに当たる位置?)に現れ、石にヒットした時のダメージ倍率は4倍、衝撃力倍率は20倍。
石は出現から約21秒経つか、石が出ている間に一定以上のダメージを与えてノックダウンさせると再び隠れる。
ノックダウンするまでの合計ダメージ限界値は難易度や石が露出してからの経過時によって変化し、与え切るまでの時間が短いほど限界値が大きくなる。
例えば難易度VUでは13秒間で合計12200ダメージほど与えるとノックダウンするが、
より短期間内に多くのダメージを蓄積させた場合はノックダウンするまでに合計14500ダメージ以上入れることも可能。
ボスセルリアンの最大HPが大きくなる高難易度ではこの限界値が更に伸び、難易度CRでは相当な攻撃密度を以てすれば19950ダメージ以上を与えることもできる。
とはいえ、その比率は最大HPにかかる倍率よりは小さいため、高難易度であるほど撃破までにかかる時間が長引くというバランス関係が崩れるほどではない。

石の位置は真正面であるため向き調整には困らないものの、フレンズの背より高い位置にあるため基本的にジャンプ攻撃やスクリューアタックでしか届かない。
コンボアタックやパイルアタックといった使い勝手の良い地上アクションでは通常ヒットにしかならず、ダメージを取るためにはリスク高めのアクション選択を強いられる。
かつ、このボスセルリアンは石を露出した状態でも攻撃を続ける上、
その攻撃動作中に石の位置も激しく動くため石に攻撃を当てる難易度がこれまでのボスセルリアンと比べて高い。
更に、ジャンプ攻撃1回を石に当てた程度ではノックバックにはならない衝撃耐性があり、中途半端な攻撃密度では攻撃の継続すらさせてもらえない。
攻撃熾烈化の「第3段階」に移行してからはこのボスセルリアンの攻撃が激しければ石も激しく動くと、逆に一方的にダメージを貰い続けて逆転負けしてしまう恐れさえある。
十分にダメージを与え切れずに時間切れになってしまうと攻撃中だろうとお構いなく石を隠されてしまい、
すると石を隠されたことでこちらの攻撃に一切仰け反らなくなるため、そのまま反撃に移行されてますます不利になってしまう。
Akulaの性質に「通常ヒット(カスあたり)の概念が存在する」「その石が動き回る」要素を付け加えた、更に厄介な性質になっている。

…一応、こちらの方が衝撃力倍率が高い(10倍→20倍)ことからヒットさせることができた時のノックバックさせやすさはあちらより高めであり、
「湖畔」の時点では未収得のアクションであるボルトアタックならば野生解放中でなくとも1ヒットでノックバックさせることができるため命中さえ安定すればかなり有効。
また、このボスセルリアンは発生保証付きの攻撃を持っていないためにノックバックさえさせれば反撃を受けずに済むためヒット成功時のリターンは高めに設定されている。
そうしてなんとか時間内に限界値以上の合計ダメージを与え切ることができれば石を隠す前にノックダウンし、石を完全に隠しきるまでの約1.5秒程度の無防備な状態を晒す。
他のボスセルリアンのノックダウン時のそれと比べると猶予は短いが、石が完全に隠れるまでは石ヒット判定が残っているのでこの間に少しでも追い打ちを入れてダメージを稼ぎたいところ。
そして残りHP1まで追い詰めると以降はサーバルがどの部位でもいいので攻撃をヒットさせれば必ず仰け反り、
石を露出すると共にラッキービースト特有のアワワワワなポーズで一定時間無力化するのでこの隙にトドメの一撃を石に叩きこもう。

攻撃

ジャンプ攻撃
ジャンプ攻撃通常高速化
解禁段階第1段階第3段階
威力120%
衝撃力
フレンズがいる位置へジャンプして踏みつぶす打撃攻撃。このボスセルリアンの攻撃の中では最も高威力。
同様の攻撃手段を持つボスセルリアンはこれまでに何体かいるようなスタンダードな攻撃であるが、その中でも特徴と言えるのがジャンプ高度の低さ。
サーバルのジャンプ1回よりちょっと高い程度までしか上昇せず、その分ジャンプ開始から攻撃判定発生までの猶予が短い。
距離を詰める目的としても用いてくるが、純粋な発生早めの攻撃技としても油断できない性能。
後述の「尻尾ホッピング」と比べると前側に攻撃判定が厚く、こちらのジャンプ中に合わせられると回避が難しい。
地上に居ればドッジステップか走行で容易く避けられるが、空中にいる時に使われた際はジャンプ攻撃で急降下→ドッジステップでの対処となる。

第3段階の状態では全体動作が早くなり、こちらのジャンプと同時に使われるとほぼ回避不可能な攻撃になる。石を攻撃する際には要警戒。
尻尾ホッピング
尻尾ホッピング通常高速化&サイズ強化
解禁段階第1段階第3段階
威力110%
衝撃力
フレンズがいる位置へジャンプして、足ではなく尻尾でバウンドしながら追いかける連続打撃攻撃。
「ジャンプ攻撃」と比べると攻撃判定が小さい代わりにバウントしながらフレンズを追いかけるように3回連続で攻撃する。
第2段階までは攻撃判定が小さく、ジャンプ中に使われても空中移動のみで回避が間に合うためサーバルにとっては「ジャンプ攻撃」よりも脅威ではないが、
連続攻撃である以上、サーバル以外のフレンズへの巻き込み性能では大きく勝り、そちら側へのHP削り性能は高い。
「引き寄せる」で回避を試みる際は当然3回連続をタイミングよくやる必要がある。

第3段階の状態では全体動作が早くなるのに加えて尻尾が太くなって判定が強化される。
動作が速くなることによってバウンドの間隔も短くなり、判定の強化と合わせてサーバルにとっても危険な攻撃となる。
こちらのパイルアタックが命中する前に使われてしまったり、スキの長いボルトアタックと同時に使われてしまった時は特に被弾してしまいやすい。
足プレス
足プレス通常高速化
解禁段階第1段階第3段階
威力100%
衝撃力
その場で仰向けに倒れ、そのまま足をプレス機の如く伸ばしてキックする打撃攻撃。近〜中距離でのみ使用する。
倒れることで石をこちらから遠ざける性質を持つ、石の攻撃中に使われると面倒くさい攻撃その1。
このボスセルリアンの攻撃の中で最も早い発生でありながらサーバルのスピンアタックの何倍ものリーチがあり、小ジャンプでは回避できない程度の高度も持つ。
しかしながら正面には攻撃判定が無い隙間が存在し、至近距離で攻撃中の時に使われた際はじっとしていることで回避も可能。
この性質上、至近距離では勝手に外れてくれやすいためあまり怖くないが中距離以上ではまっとうに長いリーチの攻撃として要警戒な攻撃。
特に、近くに建物などがあった際はそれを貫通してこちらの死角から攻撃判定を通してくるようになって危険。なるべく広い場所で戦いたい。
判定は一瞬なので基本的には無敵時間で回避する方法でのドッジステップによる対応が望ましい。

第3段階の状態では全体動作が早くなり、見てからドッジステップ等を間に合わせるのが難しく、真正面隙間でじっとしての回避に頼りがちになる。
それが失敗しやすくなる位置取りでは要注意。
耳カット
耳カット通常高速化
解禁段階第1段階第3段階
威力100%
衝撃力中+
その場でうつ伏せに倒れ、耳を変形させて前方をハサミのように切断する打撃攻撃。近〜中距離でのみ使用し、至近距離では使用時に若干間合いを取ってくる。
倒れることで石が地面方向に移動して攻撃が届かなくなるため、石の攻撃中に使われると面倒くさい攻撃その2。
発生は足プレスの次に早く、横側にも長いリーチがあり巻き込み性能も高い攻撃。
サーバルにとっては第2段階までならばまだ見てからの回避が難しくない程度。上方向には判定が薄いためジャンプによる回避が安定するが、
巻き込み性能はそれなりのためフレンズ全体へのHP消耗性能は高く、それでいて石露出時の時間稼ぎ的性質もあり連発されてしまうと状況が悪くなる。

ドッジステップでジャストドッジを決められた場合、そのままパイルアタックをキャンセル発動させるとこのボスセルリアンの起き上がりの最中にヒットし、
これを石が出ている時に行えば地上攻撃であるパイルアタックの攻撃判定とこのボスセルリアンの起き上がり中の石の高度がかち合い、命中させることができる。
成功すれば高い与衝撃力で1ヒットでノックバックさせやすく、更にボルトアタック等に繋げられる大きなリターンを得られるため、この攻撃に慣れてきたら成功させたいところ。
このカウンター攻撃を安定させられるようになれば、石の攻撃中に使われてもこちらの攻めを継続しやすい攻撃にパワーダウンさせることができる。

第3段階の状態では全体動作が早くなり、広攻撃判定かつ回避を間に合わせるのが困難な発生速度により後述の「除草ローラー」「セルリまんガトリング」に続く危険な攻撃になる。
除草ローラー
除草ローラー通常高速化
解禁段階第1段階第3段階
威力105%
衝撃力
前方足元に刈刃上の赤いローラーを発生させ、そのまま直線に高速移動して引き倒す突進打撃攻撃。
攻撃判定は突進開始前のSEと同時に既に発生しており、「足プレス」と同じくらいに早く発生。至近距離では発生が早い&持続が長い打撃攻撃のようにもなる。
かといって咄嗟のドッジステップで対応しようとするとそのワンテンポ後に来る突進時に捕まってしまう設計。
攻撃判定発生からワンテンポ置いて突進を開始するが、その速度は非常に速く、移動距離もまた非常に長い。
概ね「B-2」の「グライダー攻撃」から攻撃判定を小さくした代わりにスピードを強化したような性能。巻き込み性能も強力。
「ジャンプ攻撃」のように遠距離から距離を詰める目的でも使ってくるが、こちらについては移動速度の速さから遠距離からでも被弾までの猶予が決して長くない。
上方向には攻撃判定が薄いので回避方法はジャンプ。SEに反応する形で使いたいところだが、
至近距離ではSEが鳴る前にジャンプしておかなければならないため、近距離で使われた方がやっかいな攻撃。
色々と高性能なこの攻撃の強いての弱点を挙げるとすれば攻撃時に石の位置が激しく動かないため、
石が出ている最中は攻撃を続けていれば先に仰け反らせることが間に合って発生自体を防止しやすい。しかし他の攻撃が来た時のこと考えると思いきった攻めも難しい。

第3段階の状態では全体動作が早くなり、この攻撃は発生も移動速度も倍速化するため「攻撃熾烈化」で最も凶暴化する攻撃である。
後述の「セルリまんガトリング」と並んで運悪く連続使用されるとこちらが攻撃を当てることすら困難になる。



建物の屋根の上など高い位置に待機している状態でこの攻撃を使われた場合、その地点まで乗り上げるようにして攻撃判定を到達させられてしまうため、
高低差を利用しての攻略は基本的に成立しない設計。移動に伴うスタミナ消費のことを考えると潔く正面から挑むのがベター。

アニメ版「けものフレンズ」3話にて、フレンズと共同での草刈りをかばんにお願いされたラッキービーストは周囲を歩き回るだけで草を刈り取ってみせた。
その際は「除草…除草…」とつぶやきつつ機械的な駆動音を鳴らしていたため、パーク整備用機能の一環として小型の芝刈り機が足元あたりに搭載されていると思われる。

セルリまん発射
セルリまん発射1個3個セット5個セット
解禁HP100%〜80%80%〜50%50%〜
威力100%
衝撃力
頭上にジャパリまん型セルリアン(セルリまん)を生成し、発射する飛び道具攻撃。至近距離でも使用し、その際は攻撃前に若干間合いを取ってくる。
攻撃判定はフレンズと接触する(無敵時間含む)か、2〜3回ほどバウンドして速度が一定より遅くなると消滅する。
飛び道具としての弾速は標準的ながらサイズの大きさにより当たり判定は大きく、近距離でほど回避が難しい攻撃。
上方向のエイム能力にやたら優れ、近距離ではジャンプによる回避がほぼ不可能。前傾になって石も遠ざけてくるため石への攻撃中に最も使われたくない攻撃。
近距離で使われた際は発射に合わせて無敵時間をぶつけるようにドッジステップ。空中にいる際に使われたら急いでジャンプ攻撃で降りてドッジステップ。
発動時に飛び道具系攻撃に良く用いられるSEがなるため、それを察知の材料にするとこの攻撃の判別がしやすい。
或いはクイックエスケープを使うようにし、HP1/3になってこの攻撃の代わりに使用するようになる「セルリまんガトリング」の回避の練習台にしておくのもあり。
なお、このボスセルリアンの頭上に乗っている時に使われた際は振り落とされて強制的に空中状態に置かれてから撃ち落とされる形になり確定被弾する。
この攻撃の存在から、頭上での長居は禁物。

残りHP割合が一定を下回るにつれて発射する個数を増やし、攻撃判定及び巻き込み性能を強化してくる。
個数の区切りとなる残りHP割合は「攻撃熾烈化(ボスセルリアン)」のものとは別のものであり、
第2段階に入るより少し前の残りHP割合から3個に、まだ第3段階ではない残りHP50%以下の段階で5個に増える。
しかしながら全段をほぼ一斉に発射するため攻撃判定の大きさはともかく持続はそこまで変化せず、無敵時間による回避が依然として有効。

第3段階の状態になるとこの攻撃よりも「セルリまんガトリング」を優先して使用するようになる。

ラッキービーストの役割には「フレンズの生態系の維持」も含まれ、その一環としてフレンズ用完全食「ジャパリまん」の生産及び配給を業務として行っている。
アニメ「けものフレンズ」8話では実際にジャパリまんを配給する個体、ドラマCD「ジャパリまんがり」では生産過程の一部(及び盗難等への警備活動)が描写された。
この「フレンズの生態系の維持」を無償で享受しているからこそ、フレンズはラッキービーストを「ボス」と慕っているという考察が一般的である。
セルリまんガトリング
解禁段階第3段階
威力100%×n
衝撃力
頭上にセルリまんを多重に生成し、12連射する飛び道具攻撃。至近距離でも使用し、その際は攻撃前に若干間合いを取ってくる。
ボスセルリアンでは初めての第3段階で解禁される大技であり、これまでのどのボスセルリアンの攻撃よりも回避が困難な、全セルリアンの攻撃の中でも屈指の非常に凶悪な攻撃。
「セルリまん発射」は1〜5個を同時発射するが、こちらは全12個を1発ずつを連射する形であり、実に約2秒間、サイズの大きい飛び道具判定がフレンズを追いかけ続ける。
ドッジステップは動作後半に無敵時間が切れると同時に失速もするためこの攻撃に対しては自滅行為。普段から咄嗟に使用する癖をつけているほど危険。
(「ジャストドッジ」を安定して発動させられるのであればこの限りではないが、こちらもそれなりの難易度を伴う)
「衝撃耐性:大」設定のためサーバルには1発ヒット以上はしないが、野生解放状態の時やノックバック耐性がサーバルよりも高いフレンズ(カバジャガーなど)は2発ヒットしてしまい被害が更に増す。
距離が離れていれば走行での回避が間に合うが、至近距離で使われてしまった際の確実な回避方法は斜め後ろ方向にクイックエスケープ→空中ジャンプで遠くへ離れる方法のみ。
発射までの時間は「セルリまん発射」より遅くなっているので冷静にコマンド入力を成功させるようにしたい。
移動方向は斜め横でなければならず、真横でも真後ろでも捕まってしまう。精密な操作を求められるためこの攻撃のためだけの練習すら必要。
しかしサーバルが避けている間も他のフレンズへの流れ弾被害は完全に防げず、ましてや「引き寄せる」なんか使ってられる猶予もない。使えば全員同時に被弾するだけ。
避けた後は距離が離れた状態で基本的に反撃に向かえず、自動的にこのセルリアンに攻撃をもう一度攻撃を許すことになる。どう対処しようがただ使われただけで不利になる。
石が出ている最中に使われればそれだけで4〜5秒ほど潰され、何度も使用してきた時にはまるでHPを減らせずに石を隠されてしまう。

ここまでに完全なる出し得攻撃であるためか、この攻撃が終わってから10秒間はこの攻撃を再使用できず、「セルリまん発射」を代わりに使用する。
しかしながら、この攻撃を何回使ってきたかでボスセルリアンの撃破難易度を左右される程度には凶悪な攻撃であるのは確か。
使われたらひとまず回避に専念し、回避してしまえば2度目が来るまでにそれなりの猶予が生まれるため、そのうちに猛攻を仕掛けてもう一度使われる前に倒してしまいたいところ。
ゴーストセルリまんガトリング
解禁段階第1段階
威力100%×n
衝撃力
特殊条件下でのみ使用する強化版セルリまんガトリング。所謂ペナルティ攻撃である。
サーバルのウェーブアタックなど、フレンズが建物越しに中〜遠距離攻撃をヒットさせた際や、
アイテム「対セルリアン用爆弾」や「緑のかけら」等の攻撃系アイテムを建物内で使用した際、
トキの「トキの歌」、アリツカゲラの「素敵なお部屋」などのHP回復技を建物の中で使用した際に使用してくる。
上記の条件を満たすと残りHP関係なく使用し、地形を貫通する透明なセルリまんで建物内だろうと攻撃を通してくる。
ただでさえ回避が困難なセルリまんガトリングを移動の自由が利かない建物内で回避することなど絶対に不可能。
そして、このペナルティ攻撃版には再使用までの制限時間は存在せず、他の攻撃を挟まずに連パスし続けることも可能。使わせること自体が自滅行為。
建物から離れてこのボスセルリアンとの間を遮る壁などが無い位置に出ると使ってこなくなるが、それまでは連続で使用し続けて一方的にダメージを貰い続ける。
この攻撃の存在から建物利用の籠城戦は基本的に悪手、フレンズ側を不利にするだけのものになってしまう。やはり正面から挑むのがベター。

攻略

多彩な攻撃技にこちらの攻め継続が難しい独特な拒否性能を併せ持つ、「森林地方」を難関マップたらしめる要素の最後の1つを担う攻防共に高水準なボスセルリアン。
まずは攻撃技の種類が多く、死に技の類も存在しないためそれ全ての対処法を覚えるだけでも一苦労。しかし全てに対応できなければダメージを貰い続ける。
被弾できる猶予が少ない難易度CR(絶滅危惧)だと対処法を知らない状態での一発突破は困難を極めるため突入前の事前セーブは必須。何度かのリトライまで視野に入れよう。
個々への回避法を安定させてこそようやくボス戦の定石であるヒット&アウェーがとれるようになる。幸いフィールドは広々としているので逃げ先には困りにくい。
次に石露出時も易々と石へ攻撃させてくれない抵抗性。制限時間内にHP1/5分を削るのも一苦労で、失敗が続けばその分だけ戦闘が長引く。ここでのスタミナ切れは通常時以上に許されない。
石への与ダメージ性能が高い選択肢はスクリューアタック(低空ジャンプ)とボルトアタックだが、いずれもスタミナ消費量が多い、外した時のフォローが難しいという共通の難点があり、
このボスセルリアンも「ジャンプ攻撃」「セルリまん発射」など発生を合わせられると回避困難な攻撃も所持しているため、
寧ろこちらが石を攻撃しようとしている時こそ最も被弾の危険性が高まる。この時もヒット&アウェーを最低限守らなければ結局押し負ける。

石を露出させるまでの戦闘はジャパリ図書館というフィールドの広さを活かしての逃げパイル中心のヒット&アウェーがやはり有効。
但し、このボスセルリアンの多彩な所持攻撃の中にはパイルアタックと相性が悪い攻撃も備わっており、こちらで繰り出すタイミングには注意が必要。
まずは「除草ローラー」で、これを使われるとどれだけ間合いを取っても一瞬で距離を詰められ、こちらの攻撃とタイミングが合えば吸い込まれるように被弾になってしまう。
赤いローラーが見えたら必ず攻撃を止め、逃げる方向を真横に変更しよう。すると、勢い余って通り過ぎることで使用される前と同じくらいの間合いが生まれ、
その隙に背後から安全に最高速度のパイルアタックによるカウンターを入れることができる。
次に「セルリまん発射」で、飛び道具攻撃であるためこちらも逃げる方向は真横が望ましく、今度は遅過ぎず早過ぎずな反撃タイミングを求められる。
セルリまんはランダムで横方向によれ、バウンドによって更によれる上にまだ攻撃判定が残っているため、
かなり余裕をもって回り込んでからのパイルアタックでなければ除草ローラー同様に自分から被弾しに行く形になってしまいやすい。
尚且つ、除草ローラーと比べると後隙があまり長くないことから反撃が遅過ぎると至近距離状態から離れるよりも前に次の攻撃を繰り出される危険性がある。
その他には「尻尾ホッピング」もパイルアタック入力を早まらず、3回目のジャンプが終了するまでは逃げに徹するようにしたい。
それ以外の攻撃については十分に距離を取っていればリーチの外まで自動的に逃れられるため、ヒット&アウェーの恩恵のみで自動的に対策可能。
ボスセルリアンの追跡速度もあまり早くないことから立ち止まってスタミナ回復に時間を当てる余裕もある方で、
第2段階以前で、石が出ていない状態でならばどちらかというと他のボスセルリアンと比べて対処しやすい部類ではある。

石を露出させてからはこちらの攻撃手段にパイルアタックやウェーブアタックが高度の問題でほぼ使い物にならなくなり、ヒット&アウェーを継続するにしても戦闘中の間合いがぐっと短くなる。
推奨する攻撃方法は小ジャンプでのスクリューアタックで接近→(ヒットで接触を確認して)ボルトアタック。ボルトアタックが当たった後はノックバックしている隙に全力で後退、
攻撃をやり過ごしたら再びスクリューアタックで接近…これを繰り返すとダメージ稼ぎとその後の攻撃回避の両立がしやすく、サンドスターゲージの回収量も高め。
但し、単体でもスタミナ消費量の多い攻撃を連続で使っていることや時間制限の存在から悠長に立ち状態でスタミナ回復を選んでられずゲージ残量管理が難しいこと、
逃げパイルほど遠くへは逃げられないために発生の早い近〜中距離用の攻撃にも対処が必要なことから、同じヒット&アウェーでも難易度は急激に上がっている。
中でも「足プレス」は奥方向に、「耳カット」は横方向に攻撃範囲が広いため、走行開始が遅かったり逃げる方向がかち合ってしまうと回避動作を使わざるを得なくなる。
石露出前をいくらノーダメージで熟せてもここで被弾が続いたり、或いは被弾を恐れてダメージを殆ど与え切れない場合は戦闘を優位に進めにくくなってしまう。
このボスセルリアン戦は石が出てからが勝負のフェイズである。スタミナは枯渇しやすく、咄嗟にドッジステップやクイックエスケープを使う判断も必要。
故に、石が出ている間であっても野生解放を解かないことも選択肢の一つとも言える。
しかしながら、その為には石が出ている間にサンドスターゲージを溜めなければならないため、結局は素の状態でも的確に石を攻撃できるようにならなければならない。
そして何より、このボスセルリアンの第3段階をこちらのサンドスターゲージが枯渇した状態で迎えることは極力避けなければならない。

第3段階になってからは同じボスセルリアンとは思えない凶暴化を果たし、石露出前の状態ですら野生解放無しでは対処が困難。
頼みの逃げパイルを継続するにしても、攻撃のインターバルが大幅短縮されているために反撃を入れられる猶予が短く、
当てられたとしてもタイミングが少しでも遅ければヒット時と同時に次の攻撃が始まっていて、尚且つその攻撃の発生も高速化しているため、
間合いに関わらず第2段階までの石露出中と同様の咄嗟の回避アクション使用も交えたシビアな攻防が戦闘終了までずっと続くため、
尚且つ石が出ていない以上はノックバックもさせられないため、第3段階に入ってからは「石が出ていない時」の方が苦戦を強いられるようになる。
それに加えて、「セルリまんガトリング」の存在が何よりの大きな課題。これを何度も使わせないように早期撃破を目指したいほど。
これを使われる度、回避が難しくHPを奪われやすいだけにとどまらずその長い攻撃時間による時間稼ぎとスタミナ削りになり、更には周囲のフレンズへの流れ弾ととにかく良いことが無い。

第3段階になってからこちらもガン攻め気味にいかなければ埒が明かない。そのために、第3段階に入るタイミングに合わせてサンドスターゲージは満タンにしておきたい。
「セルリまんガトリング」は使われる回数が増えれば増えるほどこちらを大幅に不利にする。アイテムがあればここで全放出し、そのために第1〜2段階は温存しての通過を目指そう。
無論、各行動の倍速化によって石への攻撃が更に難しくなる点も非常に厄介。この際に非常に役立つのが「紫の結晶」で、手に負えないのであれば「平原地方」などで事前調達をお勧めする。
前回のボスセルリアン同様にHPバーが第3段階突入の割合に近付いて来たら野生解放を解いてリチャージを済ませるのがその後を有利にするコツ。
そして、石が出ても野生解放の任意解除は無理に使わず、野生解放中の恩恵をフル活用して封殺、倒し切りを狙う。とにかくこのボスセルリアンのHPを早く減らすことを最優先。
(難易度によってはサンドスターゲージ最大からでも撃破が間に合わない場合があり、その場合は石が出ているうちに一瞬だけ任意解除してリチャージを狙う判断も必要)
野生解放中の衝撃力補正を受けたスクリューアタックは連続ヒットし続けていればこのボスセルリアンのノックバックモーションが途切れないため、
ボルトアタックを使わずに小ジャンプスクリューアタック→空中小ジャンプスクリューアタックと繋げればより多くのダメージを与えられ、尚且つ着地まで反撃も受けないため非常に有効。
「石」の項目でも触れたがこのボスセルリアンは「サーバルが石に攻撃」でなければHP0にならず勝負がつかない。逆転負けにならないよう、最後の最後まで気を抜かないように。

呼び出すフレンズについてはこのマップで仲間になるアフリカオオコノハズクとワシミミズクが早速有効。
この2人自体が大抵のボスセルリアンに有効な性能をしているがこちらについては動きまわる石を的確に攻撃できる点が大きな評価点。
回避力のおかげで低HPのわりに長持ちし、サーバルのスタミナ回復の時間稼ぎにもなってくれる。ガン攻めで行きたい第3段階になってからは特に頼もしい。
他にはオグロプレーリードッグが役に立つ。「尻尾ホッピング」や「除草ローラー」で動き回るこのボスセルリアンには「生き埋め」をひっかけやすく、
ひっかけた際は僅か2秒間とはいえこのボスセルリアンの厄介なポイントである石露出時の抵抗性を封じてくれる。
特に、「除草ローラー」に対してはひっかけた際に強制的に移動速度を0に固定するため疑似的な攻撃の中断を成立させる。(※ローラーには攻撃判定が残っているため近づき過ぎると流石に被弾する)
相性が悪いボスセルリアンが2マップも続いてやっとの活躍場面である。いずれも第3段階に突入してから恩恵が大きくなる。

フィールド内にある建物等はなんとなく利用できそうにみえるだけで「除草ローラー」「ゴーストセルリまんガトリング」の存在から基本的に悪手。
寧ろ建物等が近くにないスペース、こちら側の移動面に支障が出ない位置での戦闘が一番望ましい。
つまりはこのボスセルリアンの初期位置周辺で戦えば自然と最善手を取れている。難しいことは考えない!










無事にボスセルリアンを倒せたのですか? まだなら、ここから先へ進むのは我慢するべきなのです。

ですね。無事にお前たちの力で乗り越えることができたなら、続きを聞かせてやってもよいのです。



















ボスになってしまったボス…Cecky beastをパカァーン!すると、図書館の入り口に「ゲンブの紋章」が姿を現す。
触れればアミュレットに刻まれると同時にゴール地点が現れる。ゴール地点の先はボスセルリアンがどこにもいない、いつもの平和なジャパリ図書館である。
ジャパリ図書館は「ゲンブの紋章」の加護によってこれまでも、そしてこれからも「異変」を退けフレンズ達の身を守ってくれるだろう。
そして、破壊されたCecky beastは「ラッキービーストの仕様書」を落とす。そこに「K-F-002」こと森林地方でサーバル一行の救助を待っていたであろうラッキービーストの姿はない。
残念ながら、かの尊き1機はセルリアンの犠牲から救われることはなかった。セルリアンの脅威はパークのみならず住民たちにも爪跡を残す。
「仕様書」であるため文書としては既知の情報だけが淡々とつづられているのみ。しかしこれが形見替わりということか、他の文書同様、丁重に図書館で保存されることになる。

隠し要素?


シン・ヤセイカイホウ戦

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