ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「あー……辞めたいなぁこの仕事……」


基本情報

【氏名】アルメア・リーベルス
【性別】男
【年齢】28歳
【出身】バチカン市国
【身長・体重】175cm・57kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】紫

【所属】五の濠
【称号】災裾

魔術・特殊技能・特性など

なし

強いて言えばおべっかを使うのとサボリが上手い。

礼装・装備など

なし

魔術的素養も戦闘力も一切有していない。
第一爪の彼は『贖罪釘』も持たないため特筆するべき装備もない。

人物像

若々しく中性的な少年のような面立ちをした青年。
長い金髪を後ろでまとめたポニーテールのような髪型をしている。
これでも神父だがカソックではなくスーツ姿。

イメージカラー:黒
特技:早寝早起き
好きなもの:自分、薔薇、風呂、掃除
苦手なもの:汚いもの、臭いもの
天敵:ゴキブリ
願い:仕事やめたい

【一人称】私 【二人称】君 【三人称】〜クン

台詞例

来歴

教皇庁から『五の濠』に派遣される指導者、第一爪『災裾』。
『爪』の指揮権及び粛清権を教皇庁より預かる彼は教皇直属の代行者であり『五の濠』の監査役でもあるが……実際はお飾り役職。
『教皇庁の癌』とも呼ばれるリーベルス一族はどんな弱みを握っているのか聖堂教会の予算の多くを奪い取り屋敷を豪奢にするのが主な業務となる。
リーベルス一族の敷地への侵入は聖堂教会から様々な便宜を図られる『埋葬機関』さえも許されず、リーベルス一族の他には秘されているため謎は多い。
そんな彼らを表すに最たる役職が『五の濠』の『災裾』。
空席を時々尻で温めるだけで莫大な給与を貰えるこの役務はリーベルスでも垂涎の的であり、それを射止めたラッキーボーイこそアルメアである。

性格

第一にナルシスト。第二に怠惰。
口を開けば二言目には「仕事やめたい」とボヤき、『爪』たちを顎で使い、成果だけをかっ攫って自分はサボる。
その癖自分磨きは怠らないのでスタイルはいい。でも代行者としての訓練はしない。なぜならやりたくないから。
控えめに言っても無能。有り体に言えばクズ。上司としては最悪と言っていいだろう。
結婚願望は旺盛で神父でありながら度々合コン的なイベントに足繁く通うが極度のナルシスト故にベッドを共にすること無く破綻するのが常。

行動規範・行動方針

保身優先。『教皇庁の犬』とも称されるような働きぶりで『五の濠』については度外視。
教皇庁での立場が繰り上がることだけを望み、教皇庁に喜んで尻尾を振る。
一応『災裾』としての自負はあるのか『五の濠』の規範と戒律については普段の彼との乖離に違和感を覚えさせるほど酷く厳しい。
無論、『五の濠』からの信頼は絶無。


「あーはいはいなるほどね。あれか、最近流行りのルナティクス? とかいうやつ」
 ホールドアップした彼を拘束する五つの鎖を他人事のように眺めながら『災裾』は嘆きを吐息に変えた。
「我ながら情けない話だよ……ったく。いくらなんでも五人全員戒律違反とか聞いたことないよ私。前代未聞でしょ。信用問題でしょ。……う〜〜〜……これじゃあご先祖様に申し訳が立たないじゃんか……」
「知るものか。教皇庁の犬が」
「我々は正しい教えを得た。この『示現大罪』を活かし人々を導く未来も」
「力は使われてこそのものだろう。貴様ら旧態依然の教皇派には付き合ってられん」
「何が『爪』だ! 結局は異端者扱い。良い思いをするのは貴様だけだろう『災裾』!」
「救い主は平等だ……我らは救われた……そしてこれからは我らが救う番なのだ……」
 吐き捨てるように紡がれた言葉を浴びながら冷や汗混じりの『災裾』が尋ねる。
「もしかして……なんだけど、ね。君ら私のこと殺すつもりだったり?」
 『道化』がせせら笑う。
「何をいまさら。日頃から辞めたいと言っていただろう? その願いを叶えてやろうとも」
「あー……やっぱりかぁ……。えー、ついでに確認しとくけど『示現大罪』の封印解こうとか考えてないよね……?」
「それを貴様ら教皇庁が許さないからこそ我らは反旗を翻すと決めたのだ。粛清者を動かせる貴様を始末してな」
「はっはっはー。ここまで来ると笑うしかねーや! 戒律違反どころか異端丸出しじゃんか君ら!」
「笑え。笑え。貴様はそうして踏ん反り返ることしかできない無能なのだから。……死に際まで己の愚かさを笑うが良い!」
 すると『災裾』は鼻白んだように半眼になって『道化』を睨む。
 しかし、よく見ればその目は『道化』を哀れんでいるようにも見えるだろう。
 哀れみは当然。なぜなら本当に愚かだったのは『災裾』ではないのだから。
「ところで『道化』クン。君さ、十一番目の『示現大罪』の在処を知ってるかな?」
「…………なんだ? 命乞いでも申し出たつもりか?」
「最初の『示現大罪』。「終末の吹き手」モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼ。語ることさえ禁じられた彼を収める『爪』は『五の濠』の中でも最も厳重に隠される。君みたいなのに持ち出されては困るからね。奴を封じ込める第十二爪は『欠番』としてのみ力を振るい、『爪』の粛清の他には一切の行使を許されない。その正体を知るのは教皇様と私だけだ」
「それがどうした。そのくらいは噂の範疇だろう? 時間稼ぎのつもりならお笑いだ」
「いやいや重要なのはここからなんだ『道化』クン」
 『災裾』が声を潜めた。
 聞き耳を立てる『道化』へと『災裾』は薄っすらと微笑みながら囁く。
「実はね、その『欠番』というのは────私のことなんだ」
 刹那だった。
 ジャラ、ジャラリ。
 『道化』の身体が"消えた"。
 消失した肉体に追いつけず留まっていた意識の端に『災裾』がホールドアップした指先、そこに絡まる数本の鎖を捉えた。
 そしてようやく彼は気がついた。『道化』の周囲が静まり返っていたその理由。
 ああ、『道化』の他に誰が騒ぎ立てられるというのだろう。とっくの昔に、彼以外は物言わぬ肉塊になっていたのだから。
 瞬時の走馬灯が過ぎ去り『道化』の意識が拡散しきった直後に『災裾』の顔を返り血が彩った。『災裾』が気色悪そうに顔を歪める。
「うわっ……あーもう、くっついたじゃんか! チッ、馬鹿共が異端になんか堕ちやがって! これだから嫌なんだよ粛清役とか!」
 ローマの町並みに出来た暗がり。肉片と血痕が散らばる裏路地。
 ハンカチの端でゴシゴシと頬を拭いながら『災裾』────いや、『欠番』の第十二爪は天を仰ぎ嘯く。
「あー……辞めたいなぁこの仕事……」


基本情報

【氏名】アルメア・リーベルス
【性別】男
【年齢】28歳
【出身】バチカン市国
【身長・体重】175cm・57kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】紫

【属性】秩序・善
【魔術系統】霊媒魔術
【魔術属性】虚数
【魔術特性】封印
【魔術回路】質:A 量:A 編成:異常(二重)
【起源】合一

【所属】五の濠
【称号】欠番の愚者ルビカンテ・ノン・ヴォカヴィット

贖罪釘

リーベルス一族が代々受け継いできた二つの亜種魔術刻印。
あまりにも成体に近づきすぎたモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼの力を削ぐには二つの刻印に分けて封じる必要があった。
更に、仮に人柱が命を落とそうと『示現大罪』を封印するために『災裾』の『贖罪釘』を用いて平行世界の自分と接続し同一化している。
『五の濠』が『右手』と『左手』に分かれるのは二人で一人の『災裾』がそれぞれ五指の『爪』を監視することに端を発する。

遍在鎖ウービクィタス・カテナ

『災裾』の贖罪釘。同調を司り、平行世界一つのみだが第二魔法に近似した力を示す。
内部に封印するモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼは『示現大罪』の中で唯一顕現以前に封印した悪魔である。
故に被害は存在せず、被憑依者は存在せず、また被憑依者の願望も存在しない。
逆説的に言えば人理さえも顕現するより先に封じること以外の選択を許されなかったこの悪魔の力は未知数。
封じきれているのかも定かではなく実質的には『災裾』はモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼの被憑依者に近い。
リーベルス一族が『遍在鎖』を『災裾』同士の同調以外に利用しないのも内包する『示現大罪』に飲まれるのを忌避してのことである。
所有者は“あちら”のアルメア・リーベルス。

双追鎖デポジートム・カテナ

『愚者』の贖罪釘。乖離を司り、魔力だけではなくエネルギーや肉体のコンディションまでもをその内へと保存し蓄積することが可能。
『災裾』が粛清時に使用するのはこちらの『贖罪釘』で、鎖の触れた箇所を内部に保管することで対象を裁断できる……というのが通説。
あくまで予想であり、実際のメカニズムがどのようなものかは未だ明らかになってはいない。
が、認知と観測がモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼの目覚めを助ける可能性を考慮したため真実を追うことはないだろう。
リーベルス一族の役目は監査と粛清、及び封印。今の『双追鎖』が武器として事足りる以上彼らリーベルスが疑念を抱くことは許されない。
所有者は“こちら”のアルメア・リーベルス。

限定霊障

「君たち全員神の子の左側だね。悔い改めるには遅すぎる」

「吹き鳴らせ、モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼ」

リーベルス一族の『限定霊障』。封印を優先したい立場上滅多に使うことはないが粛清対象が手強ければ容赦なく解放する。
霊障の効力は四次元以下の遮断障壁を無効化する魂の剥奪。『贖罪釘』使いの処刑に特化された粛清専用奥義。
これでもオリジナルのモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼの能力からは程遠く、大きく力を抑えられている。
また仮の偶像を与えることも危険との判断から他の『爪』とは違い形ある生物ではなく実像のない『音』として顕現させており、
そのような意味でもこの奥義は準成体真性悪魔の顕現である『限定霊障』というよりも単なる魔の発散に近い。

人物

教皇のみに傅く"魔術騎師"。教皇直属の異端審問官にして特級の悪魔祓い。
監視者としての役目から無能を装うがその実は肩書に恥じない実力を持つ代行者である。
怠惰な一面や極度のナルシストとしてのアルメアは素の性格だが、それ故に稀代の『災裾』として完成している。
信仰に篤く、神と教皇の与えた秩序に忠実な彼は、いざ異端者を相手にすれば冷酷無比に処刑する。
ナルシスト故に他人への興味が薄く、数日前までの仲間であっても躊躇わず粛清できるアルメアは教皇からも大いに期待を寄せられており、
ルナティクスに宗旨変えした異端者五名を即座に処断し、就任から二年で早くも教皇への謁見を許されるリーベルス初の快挙を為した。

因縁キャラ(右手)

ネーナ・コウフウ・リカシャズィア
幼い頃に懐いてきて以来カルガモの雛のようにいつも自分の後ろをちょこちょこ歩きで付いて回ってきた十歳年下の妹分。
無口かつ無表情な彼女の為人や慕情はさっぱりわかっていないが、アルメアなりにネーナのことは可愛がっている。
その愛情は肉親に向けるものに近く実妹のように扱っているネーナの前では兄らしくしようとの気概を見せるほど。
ただし、仮にネーナが戒律を破れば一瞬の逡巡すらなく彼女を粛清するだろう。アルメアの冷酷を愛情が上回ることはない。
「……ったく、ネーナめ。『爪』に立候補するとは、さてはまた私の真似をしたがったんだな? ん〜〜、とはいえ代行者として優秀だしなぁ……リーベルスではないから無能である必要もないし……。よし。採用だ。『贖罪釘』は〜っと。どうしよっかなー。あー、ネーナは隠れんぼが得意だったから『犀牙』でいいかな。確か「被せ割く」ラーグ・ラーグへの願望は友人だったっけか。ん。あの子なら悪魔に誘惑されることは無さそうだ。ネーナは小柄だから破壊力が低いし戦闘力を補うにもぴったりだろう。いよしっ、一人目決定〜。この調子で埋まって欲しいもんだ」
 
イーサン・ヴォクシー・マックイーン
心優しい性格とストレスを溜め込んでしまう性分に付け込んで様々なタスクを押し付けている相手。
危険な任務でもおざなりな説明だけで派遣するし、イーサンの諫言には馬耳東風で聞く耳を持っていない。
それらの雑な仕事の押しつけはイーサンが備える判断力、実力、能力、そして信仰を高く評価しているということでもある。
……のだが、まあ、傍から見ればというか実質的にはただのクズ上司である。
「んっん〜。こいつは犯罪歴があるから飛ばして〜の。つ〜ぎ〜は〜、と、と、と、イーサン・ヴォクシー・マックイーンか。え〜とこのあたりに資料が…………ああ、あったあった。やはり前回の候補者だったか。あー、人種で大幅にってか埒外の減点受けて落選してはいるが戦闘力も信仰心も申し分ないっ、と。確か、教皇猊下はアフリカ方面への更なる進出を考えていたはずだから少なくともこの時期に悪い返事は来ないだろうが教皇庁はどうだろうな〜。まったく、個の能力を見ずに外見のみで判断するとはナンセンス極まりないというのに……。ま、私が『災裾』となったからには文句は言わせんがね。さて、彼の戦闘スタイルは近接型か。なら『愉霊』だな。「臨界突破」ア・ラオア・リラに捧げられた願いは満腹。仮にも神父なら暴食の誘惑くらい耐えきれるだろうし問題はない。よぅしっ! 採用! 二人目決定〜」
 
『道化』
アルメアが純粋に苦手とする相手。少女の外見を持つ彼女(?)に雑用を押し付けるのも気がひけるので何かとやりづらい。
彼女が宿す「嘲る」ムルルの力は対処が難しいため反逆時に対応できるように無意識下で警戒しながら常に距離を開く。
『道化』という存在自体については懐疑的。彼らの増殖を許している教皇庁に不満を抱いており、
バチカン襲撃事件も加味してアルメア自身は『五の濠』の『道化』を残してすべて粛清するべきと考えているが、
戒律を犯した『五の濠』だけを裁き、能動的介入を行わないことがリーベルスとしての使命であるため考えるだけに留めている。
「で、……『道化』かー。私あいつら苦手なんだよな……すぐ増えるし仕事増やすし内情わからないしオマケに粛清も面倒だしで……。……あー、いっそ全員まとめて粛清したくなってきた。えーと、『慣例通り長老派から代表を選出する』? んっんっ、ん〜。粛清した『道化』は若いグループの代表だったか確か。で、持ち回りで今度は長老派というわけね。……つーか、複写体の肉体年齢が十一歳というのはもしや媚を打っているつもりなのか、奴ら? 確かに反乱分子を輩出した直後なら非力な者を選ぶのも一種の道理だが…………いいや、気にするのも面倒くさいし。身体能力に懸念はあるが、ま、狂掻があるから戦闘力に不足はないだろ。長老派なら精神以外も成熟してるしフィジカルは補える。はい採用。三人目決定〜」
 
アーベーカ・デフギ
『五の濠』のバランサー。堅さを残しながら息詰まらない程度の雰囲気を醸し出す名ムードメーカー。
事務でも何でもとりあえずアーベーカに任せればまずまずの結果は約束されるため重用する。
彼の宿す「白痴」ペスターロ・ヴィ・デーロは「嘲る」ムルルや「逸脱」ファンドラッヘ・バーナードレーン、ルナティクスなど、
内在に作用する力を持つ者たちへのカウンターとなり得るため『五の濠』の中でも特に重要視している。
「さ〜て、残った二つは面倒だぞ〜。『道化』は忘れるとしてコイツら『爪』にまで影響与えやがるから厳しく行かなきゃな〜。一枚目、はいダメ〜。次もダメ〜。ダメ〜ダメ〜ダメ〜ダメ〜ダメ〜ダメ〜……ぶち殺すぞ人事部。(ここで彼は山と積まれた資料を投げ捨てた) やっぱ他薦はダメだね! ここはスカウトで行こう。……確か『蛮獣』には弟子がいたはず。おーい、ネーナ! ちょっと教皇庁から資料を──え? もう用意してる? お、おう。ありがとう。…………さて、あー、やっぱ弾劾裁判に拘束されてるね。うわ、処刑まで予定されてる。先代が異端者に堕ちたとなっちゃ仕方ないけどさぁ。解放するのは難しそ〜だが〜「白痴」ペスターロ・ヴィ・デーロは『蛮獣』以外の人間から継承者の記憶剥奪するし先に継承しちゃえばいっか。窮地を救うんだから文句もないだろ。採用! 四人目決定〜」
 
ドレンヴィデレー・ファーティデッター
『示現大罪』でも『爪』に与える負担が特に大きい「逸脱」ファンドラッヘ・バーナードレーンの人柱。
彼の悪魔は『右手』の中で継承難度が最も高く、先代『掻鉤犬』の継承には十八年の調査を必要としたほど。
代行者としての戦闘経験は言うに及ばず類稀なカリスマや優れた信仰によって「鋼の十字」と名高い彼は、
第八秘蹟会時代から教皇庁でも人気が高く『爪』となってからは『五の濠』とバチカンの関係性を円滑化するのに一役買っている。
アルメアに欠けているリーダーシップを補う彼はまとめ役としての適正を発揮し『五の濠』の中心人物となっている。
「…………まさか"あの"ドレンヴィデレー・ファーティデッターが立候補するとは。確かに「逸脱」ファンドラッヘ・バーナードレーンを御せるのは彼ほどの信徒以外の他にないだろう。ルナティクス堕ちが『掻鉤犬』からの伝染だと発覚した今は教皇庁でも『掻鉤犬』の引き継ぎに難色が見える、が、新たな『爪』が「鋼の十字」であれば彼らの反対も押し通せるはずだ。はずなんだが……困ったことに次期典礼秘跡省長官候補なんだよな〜この人……。ここで引き抜くと長官から反感買いかねないしリーベルスとしては彼には教皇庁で勢力伸ばして欲しいんだが……。とはいえ狂気拡散が盛んになりつつある今、下手な人間に引き継げば先代の二の舞だ。『爪』たちを望んで異端にするようなことは私が許せないし……。あ〜〜〜〜もういい! 封印が優先! 長官には後で便宜を図ろう! 責任は私が取る。『掻鉤犬』を任せられるのは彼しかいない! 採用! 五人目決定!」
 
五の濠
「さて、"Domine etiam daemonia subiciuntur nobis in nomine tuo. et ait illis videbam Satanan sicut fulgur de caelo cadentem. ecce dedi vobis potestatem calcandi supra serpentes et scorpiones et supra omnem virtutem inimici et nihil vobis nocebit. verumtamen in hoc nolite gaudere quia spiritus vobis subiciuntur gaudete autem quod nomina vestra scripta sunt in caelis.*1" …………『爪』よ、異端の烙印を受けながらも神に仕えし同胞よ。まずは君たちに祝福を。しかし忘るるなかれ。"nolite locum dare diabolo.*2" 力に溺れ、悪魔に飲まれ、神の『爪』たる君たちが異端の剣を取りし時、『欠番の愚者』はそれを滅ぼすだろう。故に。"sobrii estote vigilate quia adversarius vester diabolus tamquam leo rugiens circuit quaerens quem devoret. cui resistite fortes fide scientes eadem passionum ei quae in mundo est vestrae fraternitati fieri.*3" ──── Amen. 」
 

因縁キャラ(左手)

アルメア・リーベルス
平行世界のアルメア。瓜二つな姿をしているがこちらのアルメアとは違って女性な上に歳も十八歳。苦労人。
アルメア曰く「私の美貌に並び立てる唯一の人間」とのこと。
向こうでのリーベルス一族は教皇庁との繋がりが薄く、無能を装う必要がないためこちらのアルメアよりマトモな性格。
ナルシストでサボり癖があるのは変わらないが『五の濠』の責任者として成立する程度にはマシな人間に矯正されている。
 
スカルミリオーネ
『五の濠』きっての狂犬。コーヒーと美少年の尻をこよなく愛し同僚でも構わず毒牙にかける。
魔術師としての技能を『贖罪釘』の他に持たないにも関わらず三百年ほど軽く生きており、
ユートオルメア封印時には顕現した悪魔の半身を高出力の神代回帰によって"喰い千切った"正真正銘の異端なる化物。
強靭な肉体に宿す『示現大罪』の力も合わさり『左手』最強の『爪』として名高い。
 
クラリッサ・アーベルマン
謎の人物。向こうのアルメアも会ったことは無く手紙だけでやり取りしている相手。
任務ついでに世界を旅するのが趣味らしく報告書には必ず旅先の写真を添える。
そう聞くと風情のある人物のように思えるが、問題なのは彼女(?)が死体専門の写真家ということ。
誰が殺した、どうやって死んだかは関係なく死体があれば写真を撮り、厳選した一枚を送ってくる。
これで不真面目なら首も切れるが仕事には真面目なので始末に負えないタイプの趣味人。
 
ユーディ・コロン
かつて賢者型の魔術師の実験台にされていた少女。欲望を破壊されているため能動性が薄い。
言われたことはできるが、言われなかったことはできない超受動的性格をしている。
上手く命令しなければ明後日の方向に飛躍してしまうため扱いがこの上なく難しい。
食事の必要はないが燃料切れで度々リーベルス邸に倒れているのが見つかる。ちなみにロボット。
 
ハルゼガルド・ヴァルデンスィ・ルトミア・アルネードラ
弱冠十四歳にして『空際嵐』の役目に任命された"ユダヤ教徒"の少年。
実直で責任感が強く、魔術師として優れた素養を持つ彼は年若いながらも頼もしい。
向こうのアルメアとは歳が近いためか姉弟のような親しい関係性を作る。
平均より背が低いこととスカルミリオーネのセクハラが"主な"悩みのタネ。
 
ィーオル・マットハァント
変態。フィギュアをオーブンで熱して融けていくのを観察し性的興奮を覚えている変態。
昔は由緒正しい家柄の娘だったのだが、これでしか興奮できない出来ない変態性が露見したため、
彼女の婚約者を交えての一族会議に発展し、ややあって破局。ついでに実家から放逐された。
給料をすべてフィギュアに注ぎ込むため常に赤貧に喘いでおり、よくハルゼガルドに"たかる"。

因縁キャラ(他)

セオドア・リーベルス
八歳年下の妹。"セオ"と愛称で呼んで彼なりに可愛がっている。
リーベルスが世襲するもう一つの役目、『渡し守』を継いだ彼女は屋敷に幽閉されるため、
それを不憫がってついつい甘やかしてしまううちに約二十年。
気がつけばちょっと取り返しのつかないところに踏み込んできた気がして頭を抱える。
「……"omnis homo ad proximam sanguinis sui non accedet ut revelet turpitudinem eius ego Dominus","turpitudinem sororis tuae ex patre sive ex matre quae domi vel foris genita est non revelabis"……………………"temptatio vos non adprehendat nisi humana fidelis autem Deus qui non patietur vos temptari super id quod potestis sed faciet cum temptatione etiam proventum ut possitis sustinere"…………主よ、これはリーベルスの罪なのでしょうか? 主よ。もしも貴方がお与えになった試練ならば、どうか彼女を赦し、お救いください。あれは過ちを知れぬ盲人。罪は光を失うことを強要した私にこそあるのです」
 
『メリディアナ』
「気配……。『示現大罪』か……? …………いや、だがこれは『道化』でもなければリーベルスの知る色では……そう『示現大罪』ですら……」

因縁キャラ(先代)

オルトヴィーン・ヴァイスハウプト
裏切り者。先代『右手』へのルナティクス感染の中核。
バチカンへの反逆のみならず身に宿す悪魔を開放しようとした罪は重く、粛清者が与える刑罰で最も苛烈な物の一つ、剥奪刑*4が執行された。
モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼによって生涯を剥がし取られた彼らの死後には生来の資質以外存在せず、また得ることもない。
その魂は辺獄にすら辿り着けること無く、最後の審判が閉廷された後も標無きまま地上を彷徨い続けるだろう。
「面倒なことをしてくれたよ……。君のおかげでこの先一ヶ月は残業漬けだ。まったく、考えるだけでも嫌になってくる。……先だっては後片付けかな。君たちの『爪』としての存在全てを抹消する。それが私の結論だ。異論は認めない。なんかルナティクスとか後々まで遺恨ができそうで怖いしね。さ、起きろモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼ。食事の時間だ」
 

因縁キャラ(能無し曲馬団)

ロッソ・スケイル
「人間? 君が人か悪魔かなんて話、誰がした。私の基準は"人か、異端か"だ。『道化』クン。君たちは不触の戒を逸脱したに留まらず悪魔の誘惑に負け、「嘲る」ムルルを宿す者の使命を忘れ、人を殺め、人を喰らい、多くの罪なき仔羊たちへ異端の咎を背負わせた。よって私は父と子と精霊の御名において、道背きし『五の濠』に『欠番の愚者』を行使する。悔い改めることなかれ。祈りを捧ぐことなかれ。君たちの罪はその資格を持たぬ程に重い。"devorabis omnes populos quos Dominus Deus tuus daturus est tibi non parcet eis oculus tuus nec servies diis eorum ne sint in ruinam tui. si dixeris in corde tuo plures sunt gentes istae quam ego quomodo potero delere eas. noli metuere sed recordare quae fecerit Dominus Deus tuus Pharaoni et cunctis Aegyptiis. plagas maximas quas viderunt oculi tui et signa atque portenta manumque robustam et extentum brachium ut educeret te Dominus Deus tuus sic faciet cunctis populis quos metuis. insuper et crabrones mittet Dominus Deus tuus in eos donec deleat omnes atque disperdat qui te fugerint et latere potuerint. non timebis eos quia Dominus Deus tuus in medio tui est Deus magnus et terribilis. ipse consumet nationes has in conspectu tuo paulatim atque per partes non poteris delere eas pariter ne forte multiplicentur contra te bestiae terrae. dabitque eos Dominus Deus tuus in conspectu tuo et interficiet illos donec penitus deleantur. tradet reges eorum in manus tuas et disperdes nomina eorum sub caelo nullus poterit resistere tibi donec conteras eos. sculptilia eorum igne conbures non concupisces argentum et aurum de quibus facta sunt neque adsumes ex eis tibi quicquam ne offendas propter ea quia abominatio est Domini Dei tui. nec inferes quippiam ex idolo in domum tuam ne fias anathema sicut et illud est quasi spurcitiam detestaberis et velut inquinamentum ac sordes abominationi habebis quia anathema est"────来たれ、信仰無き魔の審判者。モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼ」
 
ダミーカラット・デッドコピー
「んっ、んっ、ん〜。"どうすればよかった"、ねぇ〜……。お悩み相談に答えたいのは山々だがヴァチカンを襲う異端のせいで懺悔室は絶賛閉室中だ。"omenes enim qui acceperint gladium gladio peribunt"*5────自業自得だ。君は、懺悔の機会を見落としたのさ、永遠に。さようなら、審判の日に会うこともないだろう」

コメント

昼行灯ナルシストな必殺仕事人。鋼糸みたいに鎖でズンバラリン。
リーベルスの人たちは全員が聖堂教会内を見張る御庭番衆のようなもので彼らの屋敷では日々特殊な代行者を育てられている。
モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼの封印に協力した魔術師が封印後に教皇に仕えたことがリーベルス一族の起こりだったり。

※devorabis omnes populos〜
あなたの神、主があなたに渡される国民を滅ぼしつくし、彼らを見てあわれんではならない。また彼らの神々に仕えてはならない。それがあなたのわなとなるからである。
あなたは心のうちで『これらの国民はわたしよりも多いから、どうしてこれを追い払うことができようか』と言うのか。
彼らを恐れてはならない。あなたの神、主がパロと、すべてのエジプトびととにされたことを、よく覚えなさい。
すなわち、あなたが目で見た大いなる試みと、しるしと、不思議と、強い手と、伸ばした腕とを覚えなさい。あなたの神、主はこれらをもって、あなたを導き出されたのである。またそのように、あなたの神、主はあなたが恐れているすべての民にされるであろう。
あなたの神、主はまた、くまばちを彼らのうちに送って、なお残っている者と逃げ隠れている者を滅ぼしつくされるであろう。
あなたは彼らを恐れてはならない。あなたの神、主である大いなる恐るべき神があなたのうちにおられるからである。
あなたの神、主はこれらの国民を徐々にあなたの前から追い払われるであろう。あなたはすみやかに彼らを滅ぼしつくしてはならない。そうでなければ、野の獣が増してあなたを害するであろう。
しかし、あなたの神、主は彼らをあなたに渡し、大いなる混乱におとしいれて、ついに滅ぼされるであろう。
また彼らの王たちをあなたの手に渡されるであろう。あなたは彼らの名を天の下から消し去るであろう。あなたに立ちむかうものはなく、あなたはついに彼らを滅ぼすにいたるであろう。
あなたは彼らの神々の彫像を火に焼かなければならない。それに着せた銀または金をむさぼってはならない。これを取って自分のものにしてはならない。そうでなければ、あなたはこれによって、わなにかかるであろう。これはあなたの神が忌みきらわれるものだからである。
あなたは忌むべきものを家に持ちこんで、それと同じようにあなた自身も、のろわれたものとなってはならない。あなたはそれを全く忌みきらわなければならない。それはのろわれたものだからである。
(引用:Deut7:16-26)

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※小数点以下切り捨て
 HP
初期HP
最大HP

 物理タイプATK
初期ATK
最大ATK

 魔術タイプATK
初期ATK
最大ATK

DL版HPATK計算機
計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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