kagemiya@ふたば

日本海側最大のモザイク市であるが、しかし日本のモザイク市としては最小レベルでもある都市。
「新潟」の由来は新潟市ではなく新潟県であり、モザイク市として必要な都市規模を確保するため、圏内のあらゆる市区町村を再構成する事となった。
水上部分は基本的には最上領域「下越」第二領域「中越」最下領域「上越」の三領域構造となっている他、衛星都市として「佐渡」が存在する。
更に各領域がそれぞれ10層程度で構成され、全体的には全31層となる。
他のモザイク市への人口流出が問題となっており、特に「中越」「上越」にはほぼ人が住んでいない階層も存在する。
水面下はそのほぼ全てが水田及び野菜の生産基地、魚介類の養殖基地、畜産類の飼育基地となっており、単一領域のみで50層存在する。
この領域で生産される作物は新潟で消費されるだけでなく、他のモザイク市へと輸出され、都市全体の資金源となっている。
一方でこの農産物生産システムはごく少数の穀物メジャーにおける寡占状態になっており、
最大企業「ミタマ・アグリカルチュア」を初めとするこれらの大企業は、市の運営に口を出すことができるほどの膨大な権力を得てしまっている。
また、農産物の生産基地はそのほぼ全域が魔術的にオートメーション化されており、ほとんど人が立ち入ることがないことから、
「犯罪者の隠れ家になっている」「怪しげな実験が行われている」などといったきな臭い噂が絶えない。
札幌の海水温低下の煽りを受けやはりかつての都市と比較して平均気温は低下。夏以外では雪が降り積もる寒冷な気候となっている。
中心を流れる「信濃川」は日本中を見ても数少ない現存する淡水河川である。

管理AIは「カレン・コトネ」と呼ばれ、コトネN、コトネG、コトネCの三つのアバターを持つ。
この三人で地元アイドルユニットを組み活動しているが、あくまでもアバターの使い分けであるため外見以外の違いはない。
Nは女子小学生、Gは女子中学生、Cは女子高校生の外見を模している。
同時に密かに「生徒会」新潟支部の「顔」としての役割を果たしており、メンバーに指示を与えたり、新メンバーを勧誘する役割も担っている。

かつての新潟の中心街がそのまま移設されており、市の最上層に存在する。
都市の規模は最大だが、どこか古臭かったり寂れた雰囲気の漂う施設が多い。
モザイク市再構成の記念として市民の希望が集まり、かつて解体された新潟市のシンボルの一つであった第二レインボータワーが再建された。
名前こそレインボータワーだが、移動式展望台ではなく複合商業施設となっており、この付近だけは他のモザイク市に劣らない程の隆盛ぶりを誇る。
日本海側の中では一番の繁華街である。

モザイク市「新潟」の水面下に存在する広大な農作物生産基地のうち、その七割を所有している超巨大穀物メジャー。
主に水稲の生産を行っているが、それ以外にも野菜や果物、畜産を初めとする様々な農産物を生産しており、これを他の市に輸出することで膨大な利益を得ている。
また第二レインボータワーの第一持ち株会社であると同時に管理会社でもあり、実質的に新潟の経済のほぼ全てを掌握していると言っても過言ではない。
設立から現在に至るまで不祥事を起こすようなことは一度も無く、また社会福祉への貢献度も高いため、基本的に市民からの高感度は高い。
一方でその莫大な権力から都市の運営に対しても強力な発言権を持っていること、またその経営形式に不透明な部分が多いことから疑いの目を向ける者もいる。
その巨大なイメージと裏腹に、本社ビルは5階建ての地味なもので、新潟市の中心部からほど離れたのどかな緑化地帯に存在する。
裏手には鮮やかな朱色の鳥居がいくつも並ぶ神社があり、癒やしを求める人々で賑わっている。
会社ぐるみでの緑化活動の成果として美しい清流が流れており、初夏には蛍の名所としてこの神社を訪れる人も多い。

遠距離のモザイク市同士を結ぶ超高速鉄道。動力源として魔力を使用しており、海底に走らせたチューブの中を音速に迫る速度で走行、最短距離でモザイク市同士を接続している。
「丸の内」〜「札幌」間:「ハヤテ」約20分
「丸の内」〜「仙台」間:「ハヤブサ」約10分
「丸の内」〜「天王寺」間:「ノゾミ」約25分
「丸の内」〜「新潟」間:「トキ」役15分
など。

モザイク都市「新潟」、その最下領域である「上越」にある風情を残した旅館。
新潟という場所は戦前から変わらず多くの流通が行き交う場所であり、トラックなどの貨物輸送車も頻繁に通る。
そういった輸送に携わる運転手や地元の事業に携わる人々の休息・憩いの場になっている道の駅である。

また加えて、日本各地を歩き続ける旅人のようなマスターやそのサーヴァント、
あるいはマスターの元を離れ一人旅をしているサーヴァントや、根無し草のマスターなどといった、
様々な人々も訪れることで有名。観光地の少ない新潟の、さらに閑静な上越では他に寄るところもなく、
また無駄に広いため此処を逃すとまともに泊まれる場所が無い事が理由の一つ。

開発が進んだモザイク都市新潟に珍しく、全く手の加えられていない砂浜を望むように建てられており、
そこから見える夕焼けを一望できる露天風呂は事業に携わる人々やさすらいの旅人サーヴァントの疲れを癒す。
そうした風景を見た旅人たちが、その美しさを日本全国で語り、そして人が集まる…といったこともよくある。

女将は忙しいのかあまり表には出てこない。
看板娘的立ち位置に立つのは女将のサーヴァント、紅い蝋燭の人魚。
自身の語られたこの上越の浜辺にて自分を売り物にするようなのは気が引けるが、
かつて実際に沈めかけたことに後ろ髪を引かれるためその贖罪がてら商売繁盛を手伝う。
現在は人類への怨嗟などはなく、純粋に老夫婦に拾われた時の温かい気持ちを取り戻している。

今まで訪れた様々な英霊、マスター、事業関係者他さまざま、
分け隔てなく記されている名簿。今日はそんな名簿の一部を覗いてみたいと思う。
最近は偽名を書いたりする客が多く看板娘兼女将代業の人魚も頭を抱えているとか

今まで彼女を手伝った客や、住み込みで働いている者。
あるいは気づいたらいた人まで、恩を忘れないために女将は逐一記録している。
女将が忙しそうにしているときは気軽に声をかけて手伝うとその日の宿泊費が割安になるという噂も。

サーヴァント名／マスター名	所属・拠点とする場所	簡易説明
"鴉"のセイバー/乾柳ヒカリ	新潟	学生による治安維持組織『生徒会』に所属する少女。サーヴァントとお揃いである日本刀と浄化の炎を操る魔眼が武器。 現在は『生徒会』の任務によりモザイク市『難波』へ出張中。
“育種”のハービンジャー/ドロテ・カルヴェル	新潟	ハービンジャー 新潟を拠点に多数のモザイク市の農業に携わる育種家 穀類の品種改良に精を出している 　 マスター 女神の手と呼ばれる凄腕のパン職人 傍らに奇怪なゴリラを従えている
“両面”のバーサーカー/雪二香澄	新潟	冥裏七式の一員。後式。仮面に支配された20面相と両面の怪物
“黄金”のエージェント/バース・V・フィッツジェラルド	新潟	冥裏七式の一員。後式補佐。苛烈なまでに英霊を否定する邪悪
“女将”の人魚/未定	新潟・上越地域	新潟上越で海の見える民宿を営んでいる 旅人のマスターやサーヴァントなどに非常に人気
“紅蓮”のバーサーカー/小澤陽透	新潟	公立直江津高業学園に通う深窓の令嬢の如き美少女。その実はかなりの寂しがりやで湿度が高い。 その正体は人間を神話の英雄に見立てた殺しを行う『神話の紡ぎ手(ミソロジー・テラー)』
"影響"のフェイカー／座抹流	新潟・中小IT企業	心の弱い、あるいは追い詰められた人間を自殺へと向かわせるフェイカーと、フェイカーと共犯し変わった世界へと僅かな復讐を果たしているサラリーマン
"水矛"のランサー／御珠伊耶	新潟	モザイク市『新潟』を牛耳る超巨大穀物メジャー『ミタマ・アグリカルチュア社』代表取締役社長。 その裏の顔は冥裏七式のリーダーたる央式の座に就いている男である。
なし／須賀原ヒガシ	新潟・上越地域	かつての報いをその身で償う生きるだけの屍。須賀原サネミの父。
"暗黒"のフォーリナー／須賀原サネミ	新潟・上越地域	痛みと生きる事を混同する狂人。須賀原ヒガシの娘。

お名前	クラス／年齢	性別	ご職業	連絡先	備考
東山西海	39歳	男性	運送業	別添付名刺参照 またはイングヴェイまで	「次はイングヴェイの旦那やら赤石のねえちゃんやらも連れてこようかねぇ…」 などと呟いていた為、次の来店は団体客が予想される。
坂上田村麻呂	セイバー	男性	征夷大将軍	マスターのスマホの番号を渡してきた	マスターと別ルートでそれぞれ東征(という名の北海道旅行)中だとかなんとか
九部　麗	女性に年を訪ねる等、失礼ではないかね君？ いや当然マスターだとも。サーヴァント？違う違う	女性	観測者…とでも言っておくか	さぁな。呼びたくなったら呼んでくれ	「支払いはこれでいいか？」などと金塊を置いていった。 換金が面倒なので次からは現金で払ってほしい
カドム・サース カナフ・サース	24歳 22歳	女性？ 女性	旅人	謎のアドレス	女性でありながら頑なに男湯に入ろうとしていたため従業員とひと悶着あり。 最終的には湯着とアイマスクを貸し出すことで解決。渋々女湯に入っていった 水源の豊富な場所故にハルの干渉が強まり、強制的にTSさせられていた模様。
ハトシェプスト	ランサー	女性	エジプト王	オベリスク(レインボータワー)	「なるほど、これが日本式オアシスというやつか！」 最近目立つために始めたInstagramに入浴中の写真を載せようとして怒られたとか。
井原　鉄子	に…にじゅうきゅ…いやいやさんじゅうろ…さん…よん…！よん…？ さっ…32歳ですわ！	女性	全国行脚中の薬売り	来店時は記載がなかったが、後々『雷尾の寝床』というレストランからお礼状と菓子折りが送られてきた	二週間ほどの滞在し、その最中何かの図面を作成していた。余談だが体型のせいで旅館の浴衣を着ることができなかったことが相当ショックだったらしい。

お名前	クラス／年齢	性別	備考

※どちらも随時募集中となります。偽名等可