ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

[フリー素材]



「糞……クソ!! なんで……なんでワシが…キャスター……!!

 魔術で痛い目を見て……死ぬ思いまでして……死んだ後に…キャスター……!?

 ふざけている…馬鹿げている……!! 今すぐに自害させろ…! さもなくば聖杯だ! 聖杯をよこせ!!」



「聖杯でこのワシを……座から消滅させろ……!! 今すぐに……!!」



【基本情報】

【元ネタ】史実、黄金の夜明け
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ウィリアム・ウェン・ウェストコット
【性別】男性
【身長・体重】168cm・71kg
【肌色】灰に近い白【髪色】白【瞳色】黒
【外見・容姿】気苦労の多そうなあんちゃん。眉間の皺が取れない
【地域】イギリス・ウォリックシャー州
【年代】20世紀前半
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・魔術師
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:C 幸運:EX 宝具:C

【クラス別スキル】

陣地作成:C

「魔術師」のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。
かつて彼が作り出した黄金の夜明け団の支部である"神殿"を模した領域を作成できる。

道具作成:B

「魔術師」のクラス特性。魔力を帯びた器具を作成可能。
黄金の夜明け団に儀礼に用いた祭祀道具を霊基から再現し、作成することができる。

【保有スキル】

数秘術:C

魔術系統の一つであるカバラを使用できることを表す。
ノタリコンによる短縮詠唱と、ゲマトリアによる暗号解読を得意とする。
これら組み合わせることにより、彼に解けない暗号はない。後述のスキルに+補正も加える。

人体理解:D+

精密機械としての人体を正確に把握していることを示す。治癒系のスキルや魔術の行使にプラス補正。
相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。
ウェストコットは表向き職業として検死官に属しており、加えてカバラにおける人体相関魔術を得意としたためこのスキルを持つ。

術理解明:B+

術式と呼ばれるおよそ全ての式を解明し、これを修復する技術。
彼は法政科に所属しつつ、数多の魔術結社に顔を出すパイプ役でもあった。
そのため数多くの魔術基盤に触れる機会が多く、必然的に知識も増えた。
加えて生来の勘の良さから、術式解明に強く秀でている。

戦闘続行:C

名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、
瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。
ウェストコットの場合、ブライスロードの決闘後にも生き延びた事や、彼の魔法名である
『我未だ滅びる事非じ』に由来するスキルとして持つ。

「やめろ……やめるんだ……!! ワシに……"知"らせるな……!」


【宝具】

不滅なりし黄金の夜明けノン・オムニス・モリア

ランク:C++ 種別:対神秘 レンジ:1〜10 最大捕捉:1
魔術を解析し、暗号解読を得意とする彼が持つ宝具にして、彼の生涯の象徴たる黄金の夜明けが宝具になったもの。
それが魔術ならば、例え神代の大魔術であろうとも、それを解き明かし、再解釈し、そして神秘を薄れさせ、現代魔術として対抗可能な物に"堕とす"。
そもそも魔術とは信仰により成り立つ。その神秘への畏敬、恐怖、未知が力を生む。彼はその未知を既知へ転換し、ありきたりな"Magic"へ書き換える。
似たような宝具で"メンロパークの魔術師"トーマス・エジソンの宝具もあるが、あれとは結果は同じだが過程は異なる。

エジソンは神秘を"ありきたりな物"として大衆に浸透させることで無力化する。
対してウェストコットは、神秘に対して"理解する事"で対抗可能にし、事実上無力化させる。
故に魔術以外には対抗することができず、また神霊の権能などといった存在には対抗できない。
エジソンの宝具というよりかは、時計塔のロード・エルメロイ2世の魔術解体に近いと言えるだろう。
黄金の夜明けを切り開いた魔術の開拓者と、魔術の破壊者とまで揶揄された新世代のロード。
それらが似通ったのは、果たして偶然か否か。

【Weapon】

『魔術知識』

筆は剣よりも強し。魔術とは法則と信仰によって成り立つモノ、故に道理に縛られる。
逆に言えば、魔術程嘘のつける領域は存在せず、同時に嘘に支配される分野も存在しないと言える。
故にこそ、魔術の世界に於いて最も恐ろしいのは"知識"に他ならない。敵を知り、己を知れば百戦危うからず。
まさしくそういった点で言えば、ウェストコットは最強の"魔術"へのカウンターと言えるだろう。
黄金で積み上げた魔術知識と、先天性の類稀なる解読能力と観察眼。まさしく神秘の解体業者。
本気で目を"開いた"彼を前にして、生きていられる魔術は存在しない。
────それが、法を外れた魔法というのなれば、話は別だが。

【解説】

近代最大の魔術結社、黄金の夜明け団を設立した3人の魔術師の1人。
元々黄金の夜明け団とは、彼が60枚の暗号文書を解読し、"秘密の首領"と接触したのがきっかけである。
その"秘密の首領"から授かった秘奥を基に、魔術師メイザースと、英国薔薇十字協会の重鎮ウッドマンの2人に声をかけ、
魔術結社を作らないかと誘ったのが始まりである。すなわち、実質黄金の夜明け団という組織を創り出した、始まりの魔術師と言える。

黄金の夜明け以外にも、フリーメーソンや神智学、英国薔薇十字協会、ヘルメス協会、八人会といった
様々な魔術結社に所属し、講演なども多く開いていた所から顔の知れた魔術師であったと伝えられている。
オカルト仲間達からは「Dr.Westcott(ウェストコット博士)」などとも呼ばれ、信頼も厚く、よく後輩達の様々な悩みの相談にのっていたと言われている。
黄金の夜明け団もまた、彼の人脈やメイザースの喧伝により各地に神殿(支部のようなもの)を作り、順調に勢力を伸ばしていた。
勢力を伸ばしたところで、彼は"秘密の首領"からの連絡が途絶えたと発表し、黄金の夜明けは新しい領域へ進むはずだった…。

だがある日、それと同時にメイザースが、新しい"秘密の首領"と接触したと発表。
同時に稀代の魔術師アレイスター・クロウリーの入団と共に、団の中に亀裂が発生してゆく。
その後理由は不明だがアレイスターの位階昇格を拒み、側近のフローレンス・ファーを通じて妨害を続けた。
組織内の亀裂はどんどんと広がってゆき、最終的にはメイザース派とフローレンス派が対立する結果を生み、
『ブライスロードの決闘』と呼ばれる事件を引き起こす。結果、空中分解するという末路を黄金の夜明けは迎え、
暁の星やA∴O∴、独立修正儀礼といった様々な組織に団員たちは分かれた。ウェストコット自身はというと、
まるで逃げ出すように黄金の夜明け団を退団。家族と共に南アフリカのダーバンに移住し、
現地の魔術結社の支部に顔を出しつつ、1925年にこの世を去った。

■泥来歴

実は元・時計塔法政科所属の魔術師。
表向きの職業として検死官を演じつつ、魔術の事件の証拠を隠蔽する役職についていた。
それに加え、様々な魔術結社と法政科をつなぐ、いうなればパイプ役のような仕事も兼任していた。
安定した生活ではあったが、彼自身はその板挟みの中間管理職的な生活に色々と疲弊していた。
そして常々思っていた。「今までと違う、未知が見たい」と────。

そんな中、彼の人生を……そして魔術世界を変える契機が訪れる。
1887年8月、彼は薔薇十字団を通して知り合ったある魔術師から60枚の暗号文書を貰う。
それを暇つぶしに解読したところ、その正体はアヴィケブロン以前の神秘思想カバラの思想であると判明した。
彼は考える。「これは法制科に持ち込むべきか…?」 だがしかし、彼の魔術師としての本能に魔が差した。

「俺は俺だけの魔術結社が前から作りたかったんだ!」と

彼にとって、様々な魔術結社に所属し続ける日々は非常に窮屈だった。
確かに魔術師としては異端である時計塔法政科に立つ彼だが、それでも好奇心がないわけではない。
言うならば……そう、彼は法政科に合わなかったのだ。結果彼は、好奇心に負けてその暗号文書を自分のものにした。

カバラとは、様々な神秘の融合土台……、いうなら接着剤のように用いることができると考えたウェストコットは、
新しい魔術基盤すら作れるのではないかと有頂天に。アンナ=シュプレンゲルの名を捏造し、メイザースに声をかける。
そしてウェストコットとメイザース、名義貸しとして話に乗ったウッドマンの3人が黄金を設立した…………。
これが、近代最大と謡われる魔術結社誕生の経緯である。

黄金の夜明けは、ウェストコットが紐解いた神秘の一端であるセフィロト・ツリーを基礎に、
世界各国の魔術基盤や神話、伝承に象徴(シンボル)を与え、当て嵌めてゆくという形式を取っていた。
いってしまえば、各国の魔術の良いとこどり。最初は完成度は低かったが次第にそれらは洗練されていった。
さながら大学の研究室のようで、加えてどこか、社会人サークルのような余裕があった。だからこそなのか、
多くのアマチュア魔術師たちが黄金の夜明けに集っていった。ウェストコットはその集まった者たちに等しく、
平等に神秘を扱えるように教授した。「選ばれた物だけが魔術を使えるのは間違っている」は彼の口癖だった。

だからこそなのだろう。彼は最初こそ詭弁であった"秘密の首領"アンナ・シュプレンゲルは死んだと発表した。
いつまでも正体不明の権威に頼ってはいられない。魔術とは普遍的に利用されるべきだ。そのためには首領は不要だとしたのだろう。
だからこそ彼は、男女性差のあったフリーメイソンなどの魔術結社とは異なり、男女平等を謡った。門戸を叩く者たちには、等しく神秘を教えた。
大英博物館周囲での勧誘も功を奏し、順調に団員が増えていった。時計塔やフリーメイソンに並び立てる日々を夢見ていた時、"それ"は訪れた。

後に世界最悪の男、あるいは20世紀最大の魔術師と謡われる、黄金の夜明け団きっての麒麟児、アレイスターである。
彼は黄金の夜明け団が集めた世界各国の魔術基盤や知識を吸収し、ほんの数ヶ月で既存魔術を応用した召喚術"杯の業"を提唱。
その後メキメキと才覚を伸ばし、発揮し、ものの1年という速さで彼はアデプト*1に手を掛けるという異常事態になった。
アデプトは言うならば、黄金の夜明け団の魔術師としての第二段階。そこまで駆け上がるには、常人なら5年以上はかかる位階であった。
アレイスターは、あまりにも魔術師として才能がありすぎて、同時にあまりにも"新しすぎた"。普通魔術とは過去に縛られるもの。
だが彼は、過去に縛られず眼前だけを捉えて進み続ける。過去の基盤を踏み躙った上でその上に新たなる神殿を作り上げる。
まさしくアレイスターにとって、黄金の夜明けは最高の居場所であった。だが、ウェストコットはそれが恐ろしかった。

ウェストコットは日々魔術知識を吸収していくアレイスターが恐ろしくてたまらなかった。
アレイスターの能力は常軌を逸している。本当に1つの魔術基盤すら作れるのではないか?
いや……それ以上に、もしかすれば奴は"神話"を創り出すことすら、可能なのではないか?
そうすれば魔術協会が黙っているか? 聖堂教会が黙っているか? ────フリーメイソンは……!?
もしや自分は、何か恐ろしい魔術結社を作り上げてしまったのではないか? と

彼の当初の目的は、「非日常が見たい」というささやかな物であった。
だが今突き進んでいる道は、明らかにその範疇を超えている。時計塔を、メイソンを、
ひいてはこの世界の既存魔術体系全てを敵に回しかねないと、彼は考えた。

言うなれば彼は、魔術師をやるにはあまりにも感性が常識人に過ぎた。
法政科のままでいるには冷徹が足りず、魔術師として在るには知識欲が足りない。
故に、求められる限り智を探求し続けるメイザースやアレイスターと肌が合わなかったのは必然であったのだろう。

だからこそ思った。此れを奴らに渡してはならない。奴らだけには見せてはならない。
これはワシのものだ。これだけはワシの力だ。────この、カバラの最奥たるセフィロトの"原典"だけは…!!

側近であった魔術師、フローレンス・ファーを用いてアレイスターのアデプト昇格を防ごうとするが、失敗。
メイザースは独自にアレイスターをアデプトへ昇格させ、尚且つ新たにアンナ・シュプレンゲルと接触を果たしたと宣言し、
ウェストコットが隠している"真実"を引きづりだそうと工作をし始める。それに対してフローレンスもまた対立。
黄金の夜明け団は、メイザース派とフローレンス派という2つの派閥に分かれた。

焦ったウェストコットは表向きには黄金の夜明け団を離れ、フローレンスを通じ工作をする。
それに対抗する形で、メイザースは黄金の夜明けの持つ真実を暴こうと動く。ウェストコット1人だけの探求は許さない、と。
そうして膨れ上がった両派閥の闘争は、『ブライスロードの決闘』という形で爆発するのであった。

表向きは「儀礼道具を奪還し、フローレンス派閥の根城たる神殿を機能停止させる」というもの。
だがその真実は、「ウェストコットを表舞台に出し、彼が使う魔術から彼が解き明かした真実を逆算する」という、
余りにも人並み外れた魔術観察能力による計画であった。────そしてそれは、成功した。

ウェストコットに非はなかった。
彼自身も、まさかアレイスターがたった一目で"最奥"を知ることができるとは思わなかった。
だが、"最奥"が流出したと分かった時には既に遅かった。彼は黄金の夜明け団を分裂させ、そして秘奥も盗まれた。
更に悪い事に、ブライスロードの決闘によって時計塔法政科に彼が暗号文書を隠し持っていたことがバレてしまい、
彼は職を失った挙句追われることになる。逃走劇の末、南アメリカでメイソンに匿ってもらう事で彼は安息を得たのであった。

【人物・性格】

面倒見がよく、他人の事をよく考える性格。それ故に選民思想な魔術社会を嫌う。
「馬鹿が……! 魔術が選ばれた者のみの特権というのならば……! 全人類が使えて当然…! "選ばれぬ"人間など…おらん!!」
と、魔術師らしくない理論を展開しては法政科で奇異な目で見られていた。魔術師として、という冠詞はつくが、
言うなれば人が好過ぎたと言えるだろう。だが最後には自分優先するタイプでもある。

人に教えるのが上手く、また理解するのも速い。
これは彼がもつ暗号解読能力によるものであり、生来の才能。
一般的な感性を持ちながら魔性渦巻く法政科で生き残れたのもこの才能の賜物である。
一言で言うなら、空気の読める世渡り上手。加えて事務的能力も高かったことも功を奏した。
結果として様々な魔術結社とのパイプ役を任され、それが胃痛の種となって未知を求める欲求へ走らせたのは運が悪かったとしか言えない。
事実黄金の夜明け団においても、教義的な面はメイザースに任せ自分は運営方面に携わったことから、
彼が魔術的人間でなく一般的な人間として生きる能力が高いのがわかる。

生前の反省から、厄介ごとには一切首を突っ込まない信条をもつ。
だが不幸なことに、生前の持っていた性質が特化され厄ネタ誑しともいえるスキルを持ってしまい、
望まずとも周囲から神秘的な厄ネタがわんさか訪れるハーレム系主人公のような生活を余儀なくされる。
こういったことから、英霊の座からの消滅を願いとして持っている。

【泥レクイエムに於いて】


「神よぉ……!! 何故ワシを……このような仕打ちにぃ……!!」


モザイク都市「出雲」にて、住民にサーヴァントとして召喚される。
神が集うモザイク都市だけあり、町中に神霊や神くずれの妖怪たちが住まう。
彼はそれらを余すことなく、スキル"黄金の夜明け"により惹きつけてしまってそれはもうエキサイティングな日々を送っている。

ある日ちょっと怪我をしたというだけで謎のサソリに冥界のアヌビスまで送られるわ、
図書館で黄金の夜明け以降の魔術体系を学ぼうとしたら謎の女性に執拗に絡まれるわ、
たまの休みに公園で休もうとしたら謎の犬とナマモノに夕暮れまで遊びに付き合わされるわ、
ちょっと欲を出して出会いを求めたら骸骨とブティック巡りをする羽目になるわ、
非常に神霊やそれらに連なる存在と縁が深い日常を送っている。

だがこれでも彼が生前の反省から学んだ危機回避能力で回避している状態であり、
もし彼が"黄金の夜明け"スキルをフルで活用しようとなれば、おそらく出雲は週刊世界の危機となるだろう。
それほどまでに彼の魔術解明能力は高い。だが彼はあえて見てみぬふりをして目を背けているのだ。
背けた先に創造神が手を振っているような土地だが、それでも彼は真実から眼を背け続ける。
何故ならそうでもしないと世界がもたないからだ。それでも彼は神々に絡まれ続ける。
頑張れ、耐えろ、世界を平和に維持し続けるために。

ちなみに普段は魔術系統の非常勤講師をしている。
魔術の使いやすい術式や、簡単な魔術基盤の理解の仕方、
魔術回路の開き方などを実践的に、かつ分かりやすく説明している。

【因縁キャラ】

生前

アレイスター・クロウリー
「────化け物が……!!」
自分の居場所を壊した怨敵ともいえる存在。
だがその才能は掛け値なしに認めている。だからこそ、届かないと嫉妬する。
ある意味では日常の中で満足していた(非日常を求めたが、"それだけ"であった)ウェストコットと、
既存体系という名の日常に憎悪と呼ぶに等しい嫌悪を抱き、総て破壊し尽くさんと願ったアレイスター。
その両者が出会い、そして衝突したことで黄金の夜明けは砕け散った。この2人が出会ったことは、
果たして両者にとって幸であったか、不幸であったか────。1つ言えることは、
両者が出会わなければ魔術世界の進展は数十年は遅れていただろう。

マクレガー・メイザース
「気狂いめが……! そんなに魔術を探求して何になる……!
 根源など行けるはずがない……! それなのになぜそこまで求める……!!」
仲は良かった魔術師。なのだが、心の奥底では分かり会えていなかった。むしろ対照とすら言えるだろう。
ウェストコットは日常の中の非日常を求めた。対してメイザースは非日常から更なる非日常を求めた。
ウェストコットは根源など行けるはずがないと知り、メイザースはそれでも探求をし続けた。
二人は最初こそ意気投合していたが、その根幹はまったく交わらぬ者であったのだろう。

アンナ・シュプレンゲル
「(紅茶を噴き出す音)」
まさかのご本人登場。いや待って、まさか、え?
「馬鹿なぁ……! いや…そんな……! お前はワシの捏造のはず……!!」
『ポリグラフィアに由来する換字暗号か……ああ、"我ながら"よく考えた物だな、なぁウェストコットの坊や?』

フローレンス・ファー
側近であった黄金の夜明けの魔術師の1人。何かと気にかけた相手であり、同時に慕われていた。
メイザースとの対立に利用するような真似をしたことは、心底申し訳ないと感じている。
「まぁ……すこし、その、熱心すぎたのが玉に瑕だったな…。真面目過ぎる、とでもいうのだろうか…。
 何? お前が言うなだと? 何を言うか。ワシのどこが真面目過ぎるという」

ジャック・ド=モレー
「やれやれ、あんな化け物が上に立っていたというのか。時計塔の方がマシだったな」
時計塔所属の魔術師の大半が時計塔学長の正体を知らないのと同じように、フリーメイソンの大半は"彼"を知らない。
ましてやその正体が堕天使であることなど知る由もない。だが知っていれば、おそらく黄金の夜明け設立前の彼は"挑戦"していただろう。
『"アレ"を知りたい』と。そうなれば魔術の歴史は変わっていたと断言できる。もしかすれば、全魔術師が悪魔を召喚使役できる
可能性がどこかに在ったのかもしれない。

クリスチャン・ローゼンクロイツ
「初めまして……。薔薇十字の祖よ。祖の残した叡智の末端に所属させていただいております。お見知りおきを」
先達にして偉大なる魔術師の1人と認識している。彼が所属する魔術結社、薔薇十字団の始祖と言える存在。
心の底から敬意を払っている相手であり、出会えば頭を下げ名刺交換を行う。彼は魔術師であるが故に、
先達には最大の敬意を払う。どこぞのアレイスターとは違うのだ。

エリファス・レヴィ
「────────────────。偉大なるや近代魔術の象徴よ。
 貴方の残した遺産を、我らは継いで神秘を紡いでおります。ご安心ください」
一瞬思考停止した後に丁寧に頭を下げる。どのような形であれ、先達は先達。
どれだけ頭がゆだっているようなイロモノ英霊でも、それが魔術の祖であるというのならば敬意を払う。
それがウェストコットという人間なのだ。魔術師より社会人のほうが似合っていると思う。
だからこそ法政科などに所属していたのだろうが…。

エリファス・レヴィ〔疑似サーヴァント〕(術)
「流石はかのエリファス殿。人の身を借りての顕現もお手の物というわけですね?
 これは…インヴォケーションの応用でしょうか? 確か英霊召喚は召喚と喚起の二重適用でしたね?
 その喚起の手順を省略し、英霊としての力を召喚手順のみに集中させることで霊基の構築を────」
割と出会うとテンションが上がる方のエリファス。疑似サーヴァントという存在自体初めて出会うので、
そういった希少事例にウェストコットは目がない。きっと早口になって魔術を解明してくる。

モザイク都市「出雲」

天之御中主
「なんだ貴様……見世物じゃないぞ…あっちに行け…! なんだ何も面白い本などない!
 やめろひっつくんじゃあない……!」
図書館に行くと高頻度で出くわす謎の女性。サーヴァントというのは分かるんだが、正体がわからない。
自分の知らない近代以降の英霊なのか、それとも黄金の夜明けですら辿り着けなかった最奥なのか……。
調べたいが調べると死ぬと直感で分かるので口頭質問に抑えているが、逆にはぐらかされて遊ばれてしまう。

スコル
「なんだワン公……。遊んで欲しいのか……?
ワシも日々忙しい身……! お前など構っている暇は────」
,;゙ ・ω・;, ジー
「……………少しだけだ。このジャーキーを…… そぉれ取ってこい!」
講演帰りに公園で缶コーヒーを飲んでいたら絡まれた(?)相手。後で正体を知り度肝抜かれた。
二度と関わるかあんな化け物! と思ったが気に入られてしまい懐かれた。

埋火
「貴様この犬の飼い主か……! この犬……体力があり余り過ぎている……!
 どれだけワシのジャーキーを貪れば……! "自分も欲しい"ではない! やめんかひっつくな!!」
スコルと一緒に懐かれてしまったナマモノ。見つからないように別の公園に逃げても気づいたら、いる。
まるで多重影分身でもしているかのように先回りされ、そして餌食にされてしまう。子供の相手をしているようで疲れるようだ。
……というか、実際増えてた。解明したい魔術師心が疼いてしまうがそれ以上に一緒にいると疲れる相手。

セルケト
「いや…大丈夫だ。少し蹴躓いただけだ。本当だ擦り傷だってやめろホントぐあああ!!」
一度軽い怪我をしただけで冥界に送られたサソリ。サソリという容姿と送られた冥界のイメージから、
すぐに真名を看破した。エジプトには碌な思い出がないと愚痴る。(黄金の夜明け崩壊の原因を思い出しながら)

アイコさん/アイギス
「オイ、この前貸した本は面白かったか? そうか良かった。
 次はこれはどうだろう? ギリシャ神話だ。お前の会話の節々からこの神話の比喩がうかがえる。
 もしかすれば、ギリシャ神話に連なる英霊かもしれん。お前の記憶が戻るのを祈っているぞ」
よく図書館で会うので、おすすめの魔術資料や彼女の記憶の手がかりになるであろう資料をオススメしている。
生来の面倒見の良さから、記憶喪失でドジな彼女を放っておけないらしい。

八束水臣津野命
「テクスチャをむやみやたらにひっくり返すな……! シールじゃないのだぞ…!
 世界がひっくり返るんだぞ…! というかワシ自身がひっくり返ったわ!」
一度だけ遠出してみた時に彼女の地形変動にうっかり巻き込まれたことがある。
やっていることのスケールの大きさと驚きが合わさって頓珍漢な注意をした。

サンタ・ムエルテ
「畜生……!! なんでワシはちょっと神秘に近づこうとすればああいうのしか出会えないのだ……!」
ちょっとたまには魔術師らしいことをしようとした結果出会ってしまった骸骨。
しかもノリが彼に似合わないパリピ一直線だったので根っから合わないタイプ。
なのだが向こうからは気に入られてしまい、ちょくちょく連絡を取り合う仲に。

宮盛博之
「まったく……貴様もこのような場所でよく神主をやれているな……。
 東洋の魔術はよくわからんが、その落ち着いた精神も日本流か? 少し分けてくれ」
割とよく話している姿が見かけられる相手。ひょっとしたらマスターかもしれない。

【その他情報】

イメージカラー:グレイ
特技:暗号解読、人に物を教える
好きなもの:人の話を聞く人、ちょっと驚かせてくれる非日常
嫌いなもの:非日常を超えた"危機"
天敵:アレイスター・クロウリー
願い:英霊の座から自分を消してくれ…! もう永遠など懲り懲りだ!

【一人称】ワシ【二人称】お前、貴様【三人称】○○、○○殿

【コメント】

イメージとしては ロード・エルメロイ2世の外見と能力を持つ中間管理職トネガワ。
そしてハーレム系不幸主人公体質。なお好かれるのは女の子ではなく厄ネタたちにである。

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