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nevadakagemiya 2023年05月18日(木) 17:07:37履歴
「君の声を聞いた。私を呼ぶ声を。だから来た。──────君が私のマスターだね?」
騎乗の才能。
Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
ただしディートリヒは馬の姿を取っているものに限っては魔獣・聖獣ランクでも乗りこなすことが出来る。
Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
ただしディートリヒは馬の姿を取っているものに限っては魔獣・聖獣ランクでも乗りこなすことが出来る。
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
ディートリヒの場合は、生来からの能力によってあらゆる戦闘行動に炎を纏う。単純な炎熱ではなく、対象の概念的な防御を溶解させる能力を持つ。
ディートリヒの場合は、生来からの能力によってあらゆる戦闘行動に炎を纏う。単純な炎熱ではなく、対象の概念的な防御を溶解させる能力を持つ。
巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。
きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。吸収限界を上回る攻撃については魔力変換できず、そのダメージを受けることになる。
きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。吸収限界を上回る攻撃については魔力変換できず、そのダメージを受けることになる。
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1〜750人
由来:ディートリヒが巨人にして勇士たるエッケとの死闘により戦利品として手に入れ、以来生涯に亘って愛剣とした剣。
いかなる戦いにおいても刃こぼれせず、その鋭い切れ味はあらゆるものを断つと称されるこの魔剣は真名を解放することで文字通り万物を切断する剣気を放つ───それが割くのは空間も例外ではない。
「擬似的な時空断層の発生」がこの宝具の真価。物質ではなく空間そのものを切断しているために、対象の装甲の分厚さや堅さ、概念による回避、事象の書き換えなど、あらゆる防御の値を参照しない。
こと「切れ味」という点では唯一無二の宝具。数少ない例外を除いていかなる護りも許さず、剣筋の先にある物質や事象をその場の時空ごと両断する。斬れぬものなし、次元剣エッケザックス。
副次的な効果として、両断された時空が復元される過程で周囲の大量の空気と濃密な残留魔力の混合体が圧縮され大規模な魔力爆発を引き起こす。
この爆発は斬り裂く際のディートリヒのセンス次第である程度投射される方向を決定できるため、広範囲に大打撃を与える攻撃として使用することもできる。
ただしこちらはあくまでただの魔力爆発に過ぎないため、対処を講じれば防ぐことは容易。防御不可なのはあくまで斬撃の部分である。
欠点としては魔力の消費が激しいこと、実際に真価を発揮する剣気の射程はさほど長くないこと、範囲火力として用いた際は威力と有効範囲以外に目立った能力がないこと。
斬撃が確定するまでに該当する空間から退避されると(魔力爆発は別途対処する必要はあるが)斬り裂けないことなどいくつかあるが、その分決まった際の決定力はあらゆる宝具の中でも突出している。
この乾坤一擲の大切断を真っ向から完全に防ぐには対粛清防御クラスの護りを用意しなければならない。
また対象が蘇生などの復元手段を有していてもその手段そのものが「両断」されて機能を失うため、修復するには外部からの干渉が必要となる。
なお、この世界を分かつ剣は巨人でなければ扱うことができない。戦利品としてこれを得たディートリヒが巨人の因子を有していたため扱えたのは偶然だったのか、それとも。
由来:ディートリヒが巨人にして勇士たるエッケとの死闘により戦利品として手に入れ、以来生涯に亘って愛剣とした剣。
いかなる戦いにおいても刃こぼれせず、その鋭い切れ味はあらゆるものを断つと称されるこの魔剣は真名を解放することで文字通り万物を切断する剣気を放つ───それが割くのは空間も例外ではない。
「擬似的な時空断層の発生」がこの宝具の真価。物質ではなく空間そのものを切断しているために、対象の装甲の分厚さや堅さ、概念による回避、事象の書き換えなど、あらゆる防御の値を参照しない。
こと「切れ味」という点では唯一無二の宝具。数少ない例外を除いていかなる護りも許さず、剣筋の先にある物質や事象をその場の時空ごと両断する。斬れぬものなし、次元剣エッケザックス。
副次的な効果として、両断された時空が復元される過程で周囲の大量の空気と濃密な残留魔力の混合体が圧縮され大規模な魔力爆発を引き起こす。
この爆発は斬り裂く際のディートリヒのセンス次第である程度投射される方向を決定できるため、広範囲に大打撃を与える攻撃として使用することもできる。
ただしこちらはあくまでただの魔力爆発に過ぎないため、対処を講じれば防ぐことは容易。防御不可なのはあくまで斬撃の部分である。
欠点としては魔力の消費が激しいこと、実際に真価を発揮する剣気の射程はさほど長くないこと、範囲火力として用いた際は威力と有効範囲以外に目立った能力がないこと。
斬撃が確定するまでに該当する空間から退避されると(魔力爆発は別途対処する必要はあるが)斬り裂けないことなどいくつかあるが、その分決まった際の決定力はあらゆる宝具の中でも突出している。
この乾坤一擲の大切断を真っ向から完全に防ぐには対粛清防御クラスの護りを用意しなければならない。
また対象が蘇生などの復元手段を有していてもその手段そのものが「両断」されて機能を失うため、修復するには外部からの干渉が必要となる。
なお、この世界を分かつ剣は巨人でなければ扱うことができない。戦利品としてこれを得たディートリヒが巨人の因子を有していたため扱えたのは偶然だったのか、それとも。
己の宝具でもあるこの剣を普段も使用。
ディートリヒの身の丈ほどもある巨剣であり、幅広な両刃の直刀。柄頭に眩い宝石が埋め込まれている他、柄や剣身にも美麗な彫刻が施されている。
これだけの大きさながら金の鞘があるらしいが、霊体のこの身ではわざわざ鞘に収める必要性がないため見せる機会がないとディートリヒはぼやく。
現在でも十分に大きいが、巨人エッケが握っていた時はもっと大きかった。ディートリヒが手にした途端その大きさを変えたという。
見方によっては鉄塊とも呼べるこれをディートリヒは木剣でも取り扱っているかのように軽々と振り回す。それでいて質量は据え置きなのでその打ち込みは激烈に重い。
ディートリヒはこれを死闘の中で通じ合ったエッケとの友情の証と考えており、粗雑に扱わず相棒のように大事にしている。
なお、この剣は小人が山中で鍛えたもの。製作者はアルベリッヒという者であり、妖精王オベロンの原型となった人物である。
ディートリヒの身の丈ほどもある巨剣であり、幅広な両刃の直刀。柄頭に眩い宝石が埋め込まれている他、柄や剣身にも美麗な彫刻が施されている。
これだけの大きさながら金の鞘があるらしいが、霊体のこの身ではわざわざ鞘に収める必要性がないため見せる機会がないとディートリヒはぼやく。
現在でも十分に大きいが、巨人エッケが握っていた時はもっと大きかった。ディートリヒが手にした途端その大きさを変えたという。
見方によっては鉄塊とも呼べるこれをディートリヒは木剣でも取り扱っているかのように軽々と振り回す。それでいて質量は据え置きなのでその打ち込みは激烈に重い。
ディートリヒはこれを死闘の中で通じ合ったエッケとの友情の証と考えており、粗雑に扱わず相棒のように大事にしている。
なお、この剣は小人が山中で鍛えたもの。製作者はアルベリッヒという者であり、妖精王オベロンの原型となった人物である。
スクラマサクスと呼ばれる剣の原型たるもの。腰に2本帯びている。
エッケザックスでは取り回しが悪い場合や、ディートリヒが我が愛剣を振るうに値しないと判断した戦いにおいて使用。その他、牽制のために投擲したり工具として用いたりと便利に使い回している。
こちらは消耗品という感覚。喪失するたびに魔力で作り直している。槍があればそれも投げたり突いたりして同じ感覚で用いるのだが、さすがにセイバークラスでは持ち込めなかった。
エッケザックスでは取り回しが悪い場合や、ディートリヒが我が愛剣を振るうに値しないと判断した戦いにおいて使用。その他、牽制のために投擲したり工具として用いたりと便利に使い回している。
こちらは消耗品という感覚。喪失するたびに魔力で作り直している。槍があればそれも投げたり突いたりして同じ感覚で用いるのだが、さすがにセイバークラスでは持ち込めなかった。
ディートリヒ・フォン・ベルン。シドレクス・サガなど複数の叙事詩に語られる旧きベルンの帝王。ジークフリートなどと並んで北欧神話体系のサーヴァントの中でも最強の英雄の一騎。
かの有名な『ニーベルンゲンの歌』にあっても、佞臣の悪辣な奸計によって祖国を離れフン族の元へ亡命している身ながら全ての者たちから英雄たちの王と一目置かれる貴き存在。
宮廷に集ったあらゆる勇士たちまで利用して復讐へと突き進むクリームヒルトが唯一畏れ、敵に回すのではなく懐柔や助けを求めようとした勇士の中の勇士である。
その人生は大別して前半生と後半生に分けられる。
前半生はベルン(現在で言うところのイタリアはラヴェンナのあたり)の王子として生まれたディートリヒが多くの冒険を経て王としても勇士としても成長していく物語。
師には高名な騎士ヒルデブラントを与えられ、彼による厳しくも温かい教導を受けながら数々の武勇と名声を得ていく。
邪悪な障害や得難い好敵手として巨人が多く登場するのが特徴で、他にも竜や小人、精霊が登場するなど、色濃い神秘に彩られている。
最初の冒険の敵である巨人の夫妻グリムとヒルデとの戦い、巨人にして勇士であるエッケとの死闘、小人王ラウリンとの諍いなど、ディートリヒの前半生は若武者の綺羅びやかな戦いに満ちている。
またその過程で多くの特徴的な配下も増やしていき、やがて王位を継いだディートリヒの名は知らぬ者はいないほどに遠方まで轟いていた。
後半生ではこれまで順風満帆だったディートリヒの人生に翳りが生じる。
父の死後に正しくベルンの王となったディートリヒだったが、その玉座を叔父にして小国の群れを束ねるローマ王であったエルムリッヒに狙われる。
卑劣な奇襲を受けて戦力を分断され、自身の配下と民を人質に取られて圧倒的不利の立場に追い込まれたディートリヒは選択を迫られる。
即ち、敵わないと知りながらも挑んで得る誇り高い死か。玉座を捨てて国外へ逃げ去ることで恥辱に塗れた生を掴み取るか。
窮まったこの二者択一において、ディートリヒは歴史の中の多くの勇士たちと反して後者を選び遠い地の伝手の元へと身を寄せる。
挑めば配下の勇士たちも皆死ぬ。生きていればいつかは祖国を取り戻す機会も訪れよう。ディートリヒは己の誇りではなく、配下たちの命を救うことを選んだ。苦難の旅の始まりだった。
フン族の王アッティラの元まで辿り着いたディートリヒはそこで客将として扱われ、彼らが起こす多くの戦いに身を投じることになった。
その中にはエルムリッヒ王との戦いもあり、彼の側についた自らの腹心の勇士に弟を殺害されるという悲劇にも見舞われた。
やがて『ニーベルンゲンの歌』に描かれるクリームヒルトの復讐劇が起こり、巻き添えになる形でディートリヒは自分についてきた多くの勇士を失ってしまうのだった。
(なお、この際迎撃の主力部隊として活躍したのが本来全く因縁がないはずだったディートリヒの配下たちだった。それだけ精強な兵ばかりだったのであろう)
失意に暮れるもディートリヒはアッティラ王より軍勢を借り受け、祖国へと帰還。エルムリッヒ王を唆してディートリヒを放逐し、彼の死後はベルンの玉座を簒奪していた佞臣との決戦に挑んで鎧袖一触。
ついに玉座を取り戻し、ベルンの王として返り咲くのだった。その間、実に30余年。自らを唯一の王と慕った多くの勇士たちはその殆どが死去済みの、寂しい復権であった。
こうしてディートリヒはベルンの地のみならずエルムリッヒ王が有していたローマや、アッティラ王が亡くなったことで継承することになったフン族の領地も領土とする。
広範に渡る地域の支配者となったディートリヒはベルンの帝王として君臨し、名君となって民らに安寧をもたらしたのだった。
最期は森へ狩りへと赴いた際、やってきた漆黒の駿馬に跨って彼方へと走り去ったというもの。
この黒馬は主神オーディンの化身であり、ディートリヒは戦乙女を介してではなく直接かの神の手によって連れ去られていった。
ディートリヒはアーサー王らと同じく、いつか現世へと帰還する永遠の王となったのである。
かの有名な『ニーベルンゲンの歌』にあっても、佞臣の悪辣な奸計によって祖国を離れフン族の元へ亡命している身ながら全ての者たちから英雄たちの王と一目置かれる貴き存在。
宮廷に集ったあらゆる勇士たちまで利用して復讐へと突き進むクリームヒルトが唯一畏れ、敵に回すのではなく懐柔や助けを求めようとした勇士の中の勇士である。
その人生は大別して前半生と後半生に分けられる。
前半生はベルン(現在で言うところのイタリアはラヴェンナのあたり)の王子として生まれたディートリヒが多くの冒険を経て王としても勇士としても成長していく物語。
師には高名な騎士ヒルデブラントを与えられ、彼による厳しくも温かい教導を受けながら数々の武勇と名声を得ていく。
邪悪な障害や得難い好敵手として巨人が多く登場するのが特徴で、他にも竜や小人、精霊が登場するなど、色濃い神秘に彩られている。
最初の冒険の敵である巨人の夫妻グリムとヒルデとの戦い、巨人にして勇士であるエッケとの死闘、小人王ラウリンとの諍いなど、ディートリヒの前半生は若武者の綺羅びやかな戦いに満ちている。
またその過程で多くの特徴的な配下も増やしていき、やがて王位を継いだディートリヒの名は知らぬ者はいないほどに遠方まで轟いていた。
後半生ではこれまで順風満帆だったディートリヒの人生に翳りが生じる。
父の死後に正しくベルンの王となったディートリヒだったが、その玉座を叔父にして小国の群れを束ねるローマ王であったエルムリッヒに狙われる。
卑劣な奇襲を受けて戦力を分断され、自身の配下と民を人質に取られて圧倒的不利の立場に追い込まれたディートリヒは選択を迫られる。
即ち、敵わないと知りながらも挑んで得る誇り高い死か。玉座を捨てて国外へ逃げ去ることで恥辱に塗れた生を掴み取るか。
窮まったこの二者択一において、ディートリヒは歴史の中の多くの勇士たちと反して後者を選び遠い地の伝手の元へと身を寄せる。
挑めば配下の勇士たちも皆死ぬ。生きていればいつかは祖国を取り戻す機会も訪れよう。ディートリヒは己の誇りではなく、配下たちの命を救うことを選んだ。苦難の旅の始まりだった。
フン族の王アッティラの元まで辿り着いたディートリヒはそこで客将として扱われ、彼らが起こす多くの戦いに身を投じることになった。
その中にはエルムリッヒ王との戦いもあり、彼の側についた自らの腹心の勇士に弟を殺害されるという悲劇にも見舞われた。
やがて『ニーベルンゲンの歌』に描かれるクリームヒルトの復讐劇が起こり、巻き添えになる形でディートリヒは自分についてきた多くの勇士を失ってしまうのだった。
(なお、この際迎撃の主力部隊として活躍したのが本来全く因縁がないはずだったディートリヒの配下たちだった。それだけ精強な兵ばかりだったのであろう)
失意に暮れるもディートリヒはアッティラ王より軍勢を借り受け、祖国へと帰還。エルムリッヒ王を唆してディートリヒを放逐し、彼の死後はベルンの玉座を簒奪していた佞臣との決戦に挑んで鎧袖一触。
ついに玉座を取り戻し、ベルンの王として返り咲くのだった。その間、実に30余年。自らを唯一の王と慕った多くの勇士たちはその殆どが死去済みの、寂しい復権であった。
こうしてディートリヒはベルンの地のみならずエルムリッヒ王が有していたローマや、アッティラ王が亡くなったことで継承することになったフン族の領地も領土とする。
広範に渡る地域の支配者となったディートリヒはベルンの帝王として君臨し、名君となって民らに安寧をもたらしたのだった。
最期は森へ狩りへと赴いた際、やってきた漆黒の駿馬に跨って彼方へと走り去ったというもの。
この黒馬は主神オーディンの化身であり、ディートリヒは戦乙女を介してではなく直接かの神の手によって連れ去られていった。
ディートリヒはアーサー王らと同じく、いつか現世へと帰還する永遠の王となったのである。
すらりと伸びた長い手足、スレンダーな体躯から、衣装次第では男女の区別がつきにくい中性的な麗人。
髪質の柔らかそうなブロンドの髪は下ろすと肩まで伸びるが、普段は結ってポニーテールにしている。髪留めにあまり拘りはないらしく単なる紐であることが殆ど。
黒褐色の瞳はきらきらと光って強い生気と意志を感じさせる。稚気を帯びつつも高貴な者の品格も有しており、真名を看破する前でもディートリヒが貴き立場の者であることに思い至るのは難しくない。
肌色はコーカソイド系。脱ぐと細身ながらメリハリのある体つきをしているのがよく分かる。顔が小さく女性としての凹凸はほどほど。モデル体型。
近くで見ると分かるが結構筋肉質であり、肌に触れると薄っすらとした脂肪の層の下に束ねられた筋肉の質感がある。
表情は大変豊かであり、感情が顔に出やすい。隠せないのではなく隠そうというつもりがないというのが正しい。笑う時は大きく口を開けるし、ころころと表情を変える快活な人物である。
騎士であるため霊装は鎧姿であるが比較的軽装気味。肌こそインナーを着用して見せないが、機動性重視。本人曰く『ライダークラスだと馬に乗るからもっと重装………の予定。でも代わりにエッケザックスがな〜』とのこと。
ところどころに宝石が散りばめられ、そして緻密な彫刻の施された魔銀の鎧を着用し、ディートリヒがそれらを着込んで戦場に立つと高位のサーヴァントであるという威厳を隠せない。
しかし聖杯戦争に召喚された場合、鎧を纏うのは戦場にある時のみでその時代の人間の衣装を欲し、着たがる。
女物より男物を好む傾向にあるが、本人がいいと思ったものであればどちらにも忌避感はない。召喚者は彼女が服に使う料金を考慮しておく必要があるだろう。
明るく、元気よく、朗らか。人懐こく、それが味方であれ敵であれ、他者とのコミュニケーションを厭わない。
同時に我儘で高慢でもある。生まれた時から王となるべくして育ったので基本的な視点が王様視点。時に子供っぽく無茶振り気味。
サーヴァントでありながら自分が嫌だと思ったことは自分からは進んでしようとしないし、自分がしたいと思ったことは躊躇せず実行する。
自らの我儘に人を付き合わせようとし、どんどん引っ張っていく。己の興味を満たすことに余念がない。そしてそれにマスター含む周囲の人間を巻き込む。
気位が高く、侮られるのは決して許せない。侮蔑には怒りでもって応え、どういう形にせよその代償を払わせようとする。例え味方であってもその態度は変わらない。
自分の実力や能力に絶対の自信を持っていて、ややナルシスト気味。優れている自分のことが大好きだし、それを称えられるのも大好き。
何よりも勇士としての誉れを尊ぶため、誉れなき戦いには消極的。逆に言うと誉れが伴うならば不利な戦場を前にしても好戦的に動いてしまう。
こうしてみると扱いにくいサーヴァントのようで実際そういった面はあるが、一方で周囲に対する気遣いがなくとことん傍若無人かというとそうではない。
ディートリヒなりに周りに対して観察をしており、自らが優れているのを前提としてだが他者をよく褒め称える。他人への基本姿勢は好意である。
人間が好きでとても気さく。彼女の高慢さは自信の現れであり、多くを背負うが故の誇りである。なので驕りや嫌味がない。臆せず堂々と人に話しかけ、そうしていつの間にか人の輪の中心になっている。
したいことはするし、したくないことはしない人格だが、それらには巻き込む人間に対しての考慮が混じっている。我儘には付き合わせるが、配慮も同時に行う。
侮りは許さないが、遠慮のない態度はむしろ歓迎する。からかいや冗談を交わすような関係を好む。信頼すればそれ以上の信頼を投げ返してくれる。
秩序・善のアライメントの通り、善き人間の有り様を肯定するサーヴァントなのでそれに反するマスターとは滅法相性が悪いが正しさを認められるマスターならば抜群に相性はいい。
仕える者という立場で接するにせよ、対等の友人という立場で接するにせよ、互いの正しさを認めあえるならばディートリヒはマスターを友人と定め無類の力を発揮するサーヴァントである。
戦いにあっては愛剣であるエッケザックスを用いる。特筆するべきなのはディートリヒが放つ炎だろう。
単純な火炎の投射による攻撃から、炎を噴出させて推力にしたり、爆炎を発生させての攻撃的な防御を行ったりと、戦闘に関する多くの手段で自身が発生させる炎を用いる。
またそれと並んで強力なのがサーヴァントの基準でも非常に高い身体能力だ。細身の身体からは信じられないほどの剛力の持ち主であり、身の丈ほどの大きさの愛剣を軽々と振り回す。
膂力もだが防御力も高く、肌は相手の刃を通さない。この上に小人の王から奪ったルーン魔術も使いこなすという器用さの持ち主。
師から厳しく鍛えられた剣技や体術も強壮なものであり、愛剣が巨大であるが故に大味に見えるそれは実際には精緻な技術の組み立てを有している。
生前は多くの勇士との決闘を行い、それら全てを討ち果たしてきた。その経験値による冷静さもディートリヒの戦闘の力の一端となっている。
宝具の開帳による決定力を抜きにしても、北欧神話体系における最高位にあるサーヴァントとして全く恥じ入る部分のない強力なサーヴァントである。
しかしそれら全てを差し置いてもディートリヒというサーヴァントの最大の武器はその精神性だ。
諦念という言葉はこの英雄の脳内に存在しない。極限状況の中でも決して折れぬ胆力とド根性で緻密に抗い続ける。己の能力の何もかもが封じられようが砕けぬ魂こそがディートリヒの最も恐ろしい能力と言える。
勇士としての誉れを口にし、それが最も大事なものだと語るディートリヒだが、本当はそれよりも大切にしているものがある。
それが友だ。ディートリヒは己が友と認めた相手を何よりも大事にし、そのためならば自身の主義主張や誇りを曲げて泥に塗れることさえ厭わない。彼女の最大の弱点であり、最大の長所でもある。
明るく我儘で集団の中では常に中心にいるという人格を目にすると彼女のことを男性的な性格の持ち主だと間違えやすいが、よくよくディートリヒのことを観察すると女性的な一面も備えていると分かる。
人に対して調和と共感を重んじる。自らの主張で初動こそ担うものの、集団の中にいるとまず周囲の意見を伺い自らの意見は最後に回すことからそれが見て取れる。
我儘で相手を振り回すが、同時に振り回す相手へ気も遣う。一方的に楽しんでいる側のようで、共に同じ体験や同じ感情を抱かせて楽しませようとしている側であることが多い。
ひとりで愉しみを独占するより複数人で共有することに価値を見出すのでかなり気前が良い。大事なものは自分が大切にしているより親しい相手に託しておきたいタイプ。
友情に厚く、また裏切られたとしても怒りはするが憎みはしない。かつてそれを深く憎んだことを認めた上で「全てはそれぞれが己の果たすべきところのために選択した結果に過ぎない」と今では定めている。
人の善性を愛し、憚ることなく人間讃歌を謳う。勇気や優しさや愛、それらを遂行する不屈の意志を真正面から尊ぶ。
人間は時に弱さに堕し、悪意や理不尽に屈し、醜さを露呈させるものということを理解していながら、それでも最終的に敗北するようにはできていないと言う。
己の人生がその証明だとし、苦境にある友へこれらの前向きな意思を伝え、諦めるなと叱咤激励する。敵であってもこうした気高さを持った相手には称賛と敬意の念を惜しまない。
苦難や試練も含めたあらゆるものに愛された人生の末の結論であり、芯の部分に人間の誇り高さを煮詰めて注いだような英霊である。
また、個人的には好奇心旺盛で新しい体験をするのが好き。サーヴァントとして召喚されるというのはディートリヒにとっては異国への冒険に他ならず、聖杯戦争に直接関係しないことでも次々に興味を持つ。
どちらかというと形から入るタイプ。まずは当世の服を欲しがるのもその一端。知らない文化にとりあえず飛び込んでみるのは勇士に必要な資質だと語る。
人材コレクターな面があり、他人の才能を好む。生前から一癖や二癖あるようなタイプが配下に多かったこともあり、多少の玉の瑕は目を瞑る。
苦手なものは薔薇。嫌っているわけではなく、むしろ薔薇という花に対しては「これほど重厚な美しさを持った花は比類ない」と認めている。
ただ人生の中で薔薇に纏わることについてろくな思い出がなく、必要以上の労苦を味わったことからジンクス的に鬼門としている。
薔薇の花の装飾や意匠を自分から積極的に取り入れようとせず、薔薇園などにも近寄らない。薔薇の花束を受け取ったなら、それが悪意によるものでなければ困ったように苦笑いをするだろう。
また説教の多いタイプの人間も苦手。師を思い出すらしく、そういう人間にはなかなか頭が上がらない。
ただ、自分に対して真っ向からそうして意見を述べられる者は苦手ではあるが信用に値するともしており、仮に味方であれば人間であれサーヴァントであれ頼りにしようとする。
だが最もディートリヒが気もそぞろになるのは親しい者が危機に陥っている状況だ。表面上は平常を取り繕おうとするが誰がどう見ても胃に穴が空きそうなくらい心配しているのが見え見え。
「何なら裏切って敵についた、という方が安心する」とまで言ってのける。自らが常識外に強く、そして他者は自分ほど強くないということを痛いほどよく知っているため。
だからこそ、傷つけた相手に対して最大限の怒りをもって応える。応報である。友が流した血は我が炎へと変じた。容赦はなく、情けもない。これは応報である。
聖杯に対してこれという願いを持たないサーヴァントであり、しかし聖杯戦争には己の勇士たちとの再会を志して馳せ参じる。それが例え敵同士になろうと。
現代の人間が持つ幻想的な物語に対するイメージに対してど真ん中を貫くような勇気と勲に満ちた生涯を送り、その印象から外れない誇り高い英霊として顕現する。
その人生は北欧において脈々と受け継がれ、『エッダ』や『ニーベルンゲンの歌』にも紐付けられたことで西洋では高い知名度を持つ。
これは正しいサーヴァント。正しいマスターがその力の担い手となったならば、どんな難局であろうと不撓不屈の精神で跳ね除けて闇を照らしてくれるだろう。煌々と燃え盛る希望の明かりのように。
イメージカラー:赤
特技:剣を使わない体術
好きなもの:人間、冒険
嫌いなもの:薔薇、説教の多い人間
CV:渕上舞
【一人称】私 【二人称】君、お前、あなた、貴様 【三人称】彼、彼女
髪質の柔らかそうなブロンドの髪は下ろすと肩まで伸びるが、普段は結ってポニーテールにしている。髪留めにあまり拘りはないらしく単なる紐であることが殆ど。
黒褐色の瞳はきらきらと光って強い生気と意志を感じさせる。稚気を帯びつつも高貴な者の品格も有しており、真名を看破する前でもディートリヒが貴き立場の者であることに思い至るのは難しくない。
肌色はコーカソイド系。脱ぐと細身ながらメリハリのある体つきをしているのがよく分かる。顔が小さく女性としての凹凸はほどほど。モデル体型。
近くで見ると分かるが結構筋肉質であり、肌に触れると薄っすらとした脂肪の層の下に束ねられた筋肉の質感がある。
表情は大変豊かであり、感情が顔に出やすい。隠せないのではなく隠そうというつもりがないというのが正しい。笑う時は大きく口を開けるし、ころころと表情を変える快活な人物である。
騎士であるため霊装は鎧姿であるが比較的軽装気味。肌こそインナーを着用して見せないが、機動性重視。本人曰く『ライダークラスだと馬に乗るからもっと重装………の予定。でも代わりにエッケザックスがな〜』とのこと。
ところどころに宝石が散りばめられ、そして緻密な彫刻の施された魔銀の鎧を着用し、ディートリヒがそれらを着込んで戦場に立つと高位のサーヴァントであるという威厳を隠せない。
しかし聖杯戦争に召喚された場合、鎧を纏うのは戦場にある時のみでその時代の人間の衣装を欲し、着たがる。
女物より男物を好む傾向にあるが、本人がいいと思ったものであればどちらにも忌避感はない。召喚者は彼女が服に使う料金を考慮しておく必要があるだろう。
明るく、元気よく、朗らか。人懐こく、それが味方であれ敵であれ、他者とのコミュニケーションを厭わない。
同時に我儘で高慢でもある。生まれた時から王となるべくして育ったので基本的な視点が王様視点。時に子供っぽく無茶振り気味。
サーヴァントでありながら自分が嫌だと思ったことは自分からは進んでしようとしないし、自分がしたいと思ったことは躊躇せず実行する。
自らの我儘に人を付き合わせようとし、どんどん引っ張っていく。己の興味を満たすことに余念がない。そしてそれにマスター含む周囲の人間を巻き込む。
気位が高く、侮られるのは決して許せない。侮蔑には怒りでもって応え、どういう形にせよその代償を払わせようとする。例え味方であってもその態度は変わらない。
自分の実力や能力に絶対の自信を持っていて、ややナルシスト気味。優れている自分のことが大好きだし、それを称えられるのも大好き。
何よりも勇士としての誉れを尊ぶため、誉れなき戦いには消極的。逆に言うと誉れが伴うならば不利な戦場を前にしても好戦的に動いてしまう。
こうしてみると扱いにくいサーヴァントのようで実際そういった面はあるが、一方で周囲に対する気遣いがなくとことん傍若無人かというとそうではない。
ディートリヒなりに周りに対して観察をしており、自らが優れているのを前提としてだが他者をよく褒め称える。他人への基本姿勢は好意である。
人間が好きでとても気さく。彼女の高慢さは自信の現れであり、多くを背負うが故の誇りである。なので驕りや嫌味がない。臆せず堂々と人に話しかけ、そうしていつの間にか人の輪の中心になっている。
したいことはするし、したくないことはしない人格だが、それらには巻き込む人間に対しての考慮が混じっている。我儘には付き合わせるが、配慮も同時に行う。
侮りは許さないが、遠慮のない態度はむしろ歓迎する。からかいや冗談を交わすような関係を好む。信頼すればそれ以上の信頼を投げ返してくれる。
秩序・善のアライメントの通り、善き人間の有り様を肯定するサーヴァントなのでそれに反するマスターとは滅法相性が悪いが正しさを認められるマスターならば抜群に相性はいい。
仕える者という立場で接するにせよ、対等の友人という立場で接するにせよ、互いの正しさを認めあえるならばディートリヒはマスターを友人と定め無類の力を発揮するサーヴァントである。
戦いにあっては愛剣であるエッケザックスを用いる。特筆するべきなのはディートリヒが放つ炎だろう。
単純な火炎の投射による攻撃から、炎を噴出させて推力にしたり、爆炎を発生させての攻撃的な防御を行ったりと、戦闘に関する多くの手段で自身が発生させる炎を用いる。
またそれと並んで強力なのがサーヴァントの基準でも非常に高い身体能力だ。細身の身体からは信じられないほどの剛力の持ち主であり、身の丈ほどの大きさの愛剣を軽々と振り回す。
膂力もだが防御力も高く、肌は相手の刃を通さない。この上に小人の王から奪ったルーン魔術も使いこなすという器用さの持ち主。
師から厳しく鍛えられた剣技や体術も強壮なものであり、愛剣が巨大であるが故に大味に見えるそれは実際には精緻な技術の組み立てを有している。
生前は多くの勇士との決闘を行い、それら全てを討ち果たしてきた。その経験値による冷静さもディートリヒの戦闘の力の一端となっている。
宝具の開帳による決定力を抜きにしても、北欧神話体系における最高位にあるサーヴァントとして全く恥じ入る部分のない強力なサーヴァントである。
しかしそれら全てを差し置いてもディートリヒというサーヴァントの最大の武器はその精神性だ。
諦念という言葉はこの英雄の脳内に存在しない。極限状況の中でも決して折れぬ胆力とド根性で緻密に抗い続ける。己の能力の何もかもが封じられようが砕けぬ魂こそがディートリヒの最も恐ろしい能力と言える。
勇士としての誉れを口にし、それが最も大事なものだと語るディートリヒだが、本当はそれよりも大切にしているものがある。
それが友だ。ディートリヒは己が友と認めた相手を何よりも大事にし、そのためならば自身の主義主張や誇りを曲げて泥に塗れることさえ厭わない。彼女の最大の弱点であり、最大の長所でもある。
明るく我儘で集団の中では常に中心にいるという人格を目にすると彼女のことを男性的な性格の持ち主だと間違えやすいが、よくよくディートリヒのことを観察すると女性的な一面も備えていると分かる。
人に対して調和と共感を重んじる。自らの主張で初動こそ担うものの、集団の中にいるとまず周囲の意見を伺い自らの意見は最後に回すことからそれが見て取れる。
我儘で相手を振り回すが、同時に振り回す相手へ気も遣う。一方的に楽しんでいる側のようで、共に同じ体験や同じ感情を抱かせて楽しませようとしている側であることが多い。
ひとりで愉しみを独占するより複数人で共有することに価値を見出すのでかなり気前が良い。大事なものは自分が大切にしているより親しい相手に託しておきたいタイプ。
友情に厚く、また裏切られたとしても怒りはするが憎みはしない。かつてそれを深く憎んだことを認めた上で「全てはそれぞれが己の果たすべきところのために選択した結果に過ぎない」と今では定めている。
人の善性を愛し、憚ることなく人間讃歌を謳う。勇気や優しさや愛、それらを遂行する不屈の意志を真正面から尊ぶ。
人間は時に弱さに堕し、悪意や理不尽に屈し、醜さを露呈させるものということを理解していながら、それでも最終的に敗北するようにはできていないと言う。
己の人生がその証明だとし、苦境にある友へこれらの前向きな意思を伝え、諦めるなと叱咤激励する。敵であってもこうした気高さを持った相手には称賛と敬意の念を惜しまない。
苦難や試練も含めたあらゆるものに愛された人生の末の結論であり、芯の部分に人間の誇り高さを煮詰めて注いだような英霊である。
また、個人的には好奇心旺盛で新しい体験をするのが好き。サーヴァントとして召喚されるというのはディートリヒにとっては異国への冒険に他ならず、聖杯戦争に直接関係しないことでも次々に興味を持つ。
どちらかというと形から入るタイプ。まずは当世の服を欲しがるのもその一端。知らない文化にとりあえず飛び込んでみるのは勇士に必要な資質だと語る。
人材コレクターな面があり、他人の才能を好む。生前から一癖や二癖あるようなタイプが配下に多かったこともあり、多少の玉の瑕は目を瞑る。
苦手なものは薔薇。嫌っているわけではなく、むしろ薔薇という花に対しては「これほど重厚な美しさを持った花は比類ない」と認めている。
ただ人生の中で薔薇に纏わることについてろくな思い出がなく、必要以上の労苦を味わったことからジンクス的に鬼門としている。
薔薇の花の装飾や意匠を自分から積極的に取り入れようとせず、薔薇園などにも近寄らない。薔薇の花束を受け取ったなら、それが悪意によるものでなければ困ったように苦笑いをするだろう。
また説教の多いタイプの人間も苦手。師を思い出すらしく、そういう人間にはなかなか頭が上がらない。
ただ、自分に対して真っ向からそうして意見を述べられる者は苦手ではあるが信用に値するともしており、仮に味方であれば人間であれサーヴァントであれ頼りにしようとする。
だが最もディートリヒが気もそぞろになるのは親しい者が危機に陥っている状況だ。表面上は平常を取り繕おうとするが誰がどう見ても胃に穴が空きそうなくらい心配しているのが見え見え。
「何なら裏切って敵についた、という方が安心する」とまで言ってのける。自らが常識外に強く、そして他者は自分ほど強くないということを痛いほどよく知っているため。
だからこそ、傷つけた相手に対して最大限の怒りをもって応える。応報である。友が流した血は我が炎へと変じた。容赦はなく、情けもない。これは応報である。
聖杯に対してこれという願いを持たないサーヴァントであり、しかし聖杯戦争には己の勇士たちとの再会を志して馳せ参じる。それが例え敵同士になろうと。
現代の人間が持つ幻想的な物語に対するイメージに対してど真ん中を貫くような勇気と勲に満ちた生涯を送り、その印象から外れない誇り高い英霊として顕現する。
その人生は北欧において脈々と受け継がれ、『エッダ』や『ニーベルンゲンの歌』にも紐付けられたことで西洋では高い知名度を持つ。
これは正しいサーヴァント。正しいマスターがその力の担い手となったならば、どんな難局であろうと不撓不屈の精神で跳ね除けて闇を照らしてくれるだろう。煌々と燃え盛る希望の明かりのように。
イメージカラー:赤
特技:剣を使わない体術
好きなもの:人間、冒険
嫌いなもの:薔薇、説教の多い人間
CV:渕上舞
【一人称】私 【二人称】君、お前、あなた、貴様 【三人称】彼、彼女
ディートリヒにとって5歳の頃に従えた最初の配下であり、前半生の宮中を彩るメンバーの中が後半生で次々に散ったり行方をくらます中で最後まで仕えた忠臣であり、そして生涯に渡る師でもありもうひとりの父でもある。
信頼は厚く、有事の際の相談相手は常に彼であった。個性派揃いの臣下たちの纏め役も担い、ディートリヒにとっては掛け替えのない半身とも言うべき腹心の部下。
彼自身数々の武勇を得てきた伝説の勇士であり、現代の叙事詩には語られていないがそんなヒルデブラントの慧眼が己の才覚を見抜いたからこそ自分はベルンの後継者として選ばれたとディートリヒは語る。
そんなヒルデブラントに英霊となった今も変わらず信頼と敬意をディートリヒは抱いているが、一方でかつてから変わらず苦手意識も持っている。
「だっていちいちうるさいんだもん、お師さん。やれ勇士らしく振る舞えだの、やれ礼儀を失せぬようにせよだの、過保護なんだよね。私が信用できなくて横に立ってちくちく小言囁いてくるタイプなんだよ。ほら、面倒くさいでしょ?」
とのこと。これも立派な王となるためです、というのを建前にしてやることなすこと手加減無いんだなこれが………と呆れた素振りで言うが、語るディートリヒの口ぶりには親しみの情がある。
信頼は厚く、有事の際の相談相手は常に彼であった。個性派揃いの臣下たちの纏め役も担い、ディートリヒにとっては掛け替えのない半身とも言うべき腹心の部下。
彼自身数々の武勇を得てきた伝説の勇士であり、現代の叙事詩には語られていないがそんなヒルデブラントの慧眼が己の才覚を見抜いたからこそ自分はベルンの後継者として選ばれたとディートリヒは語る。
そんなヒルデブラントに英霊となった今も変わらず信頼と敬意をディートリヒは抱いているが、一方でかつてから変わらず苦手意識も持っている。
「だっていちいちうるさいんだもん、お師さん。やれ勇士らしく振る舞えだの、やれ礼儀を失せぬようにせよだの、過保護なんだよね。私が信用できなくて横に立ってちくちく小言囁いてくるタイプなんだよ。ほら、面倒くさいでしょ?」
とのこと。これも立派な王となるためです、というのを建前にしてやることなすこと手加減無いんだなこれが………と呆れた素振りで言うが、語るディートリヒの口ぶりには親しみの情がある。
ディートライプっていうの? あー、ビーテロルフ公の。遠いところからはるばるベルンまでご苦労さま。いーよいーよ、うちで面倒見てあげるよ。………などと鷹揚に口にしてしまったのが大失敗。
あの馬鹿はどこに行った!? 今日という今日は許さない、とっちめてやる! とディートリヒがキレるエピソード多数。天衣無縫にして予測不可能。どう見ても個性派揃いのディートリヒ配下に相応しい勇士です。本当にありがとうございました。
こう見えて複雑な立場であり厳密にはディートリヒの部下というわけではない。なんせ公爵の子供である。帰れば自前の領地を持っている立場だし、わざわざ仕えなくとも地位や財産を持っている身。
出会った時には既に勇士の中の勇士と称えられていたディートリヒと全く同じ立場というわけではないが、近い目線で遣り取りができる友人とも言うべき人物である。あれで根っからの天才型なのが始末に負えないよね。
本気を出すということが滅多になく、ディートリヒもディートライプが必死になったのを見たのは小人王ラウリンに自分の妹を攫われた時だけだったと語る。ちなみにその時憤るディートライプを宥めようとして喧嘩になった。まだ若かったなあの時の私。
ディートリヒにとって悩みのタネであると同時に良き友人であったのも事実であり、幾度も冒険へ誘っては共に同じ景色を見ている。あれで剣の腕前も本物なんだよ、あいつ。
あの馬鹿はどこに行った!? 今日という今日は許さない、とっちめてやる! とディートリヒがキレるエピソード多数。天衣無縫にして予測不可能。どう見ても個性派揃いのディートリヒ配下に相応しい勇士です。本当にありがとうございました。
こう見えて複雑な立場であり厳密にはディートリヒの部下というわけではない。なんせ公爵の子供である。帰れば自前の領地を持っている立場だし、わざわざ仕えなくとも地位や財産を持っている身。
出会った時には既に勇士の中の勇士と称えられていたディートリヒと全く同じ立場というわけではないが、近い目線で遣り取りができる友人とも言うべき人物である。あれで根っからの天才型なのが始末に負えないよね。
本気を出すということが滅多になく、ディートリヒもディートライプが必死になったのを見たのは小人王ラウリンに自分の妹を攫われた時だけだったと語る。ちなみにその時憤るディートライプを宥めようとして喧嘩になった。まだ若かったなあの時の私。
ディートリヒにとって悩みのタネであると同時に良き友人であったのも事実であり、幾度も冒険へ誘っては共に同じ景色を見ている。あれで剣の腕前も本物なんだよ、あいつ。
とある決闘において激突した相手。その際はジークフリートの竜の守りを己の放つ炎で溶解させ、ディートリヒが勝利を得ている。
この時の決闘に関してはディートリヒはあまり語りたくない事情があるらしく、今に伝わっている叙事詩も「この決闘があったことは確かだが内容そのものは正確ではない」と語る。勇士の沽券に関わるとし、はっきりと口にしようとはしない。
とはいえディートリヒとジークフリートが互角に渡り合ったことは認め、彼のことを「勇士の中の勇士だ」と称賛する。勝利も薄氷の上のものだったようだ。
そして「願わくば互いにしがらみ抜きでもう一度真っ向から武を競い合ってみたいものだけど、互いの本領がセイバークラスでは聖杯戦争の中で満足行く戦いを望むのは難しいだろうね」と苦笑するのだった。
この時の決闘に関してはディートリヒはあまり語りたくない事情があるらしく、今に伝わっている叙事詩も「この決闘があったことは確かだが内容そのものは正確ではない」と語る。勇士の沽券に関わるとし、はっきりと口にしようとはしない。
とはいえディートリヒとジークフリートが互角に渡り合ったことは認め、彼のことを「勇士の中の勇士だ」と称賛する。勝利も薄氷の上のものだったようだ。
そして「願わくば互いにしがらみ抜きでもう一度真っ向から武を競い合ってみたいものだけど、互いの本領がセイバークラスでは聖杯戦争の中で満足行く戦いを望むのは難しいだろうね」と苦笑するのだった。
まあ、そりゃ私も人の子だからね。顔も見たくない相手のひとりくらいはいるよ。憎みこそしないが永劫に許すことはないでしょう。私がそうだし、彼女もそう望んでいるはずだ。
───ただ、それでも再び彼女が助けを私に求めるならば応じちゃうだろうな〜。聡い彼女が厚顔無恥を知りながら私を頼るというのは、それ相応の事情があるということだろうからね。うん、その場合私の拘りに意味は無いでしょう。
───ただ、それでも再び彼女が助けを私に求めるならば応じちゃうだろうな〜。聡い彼女が厚顔無恥を知りながら私を頼るというのは、それ相応の事情があるということだろうからね。うん、その場合私の拘りに意味は無いでしょう。
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