kagemiya@ふたば

アサシン怨京鬼は改造悪鬼である。彼を改造した藤原千方は、朝廷反逆を企む悪の妖術師である。

かつて、彼女はどこにでもいる普通の鬼であった。
戯れに人を殺し、犯し、喰らい、己のままに生きる、どこにでもいるような鬼である。それこそ、次の瞬間には名うての祓い師に討伐されてしまうような。
故に、手駒を欲した藤原千方に捕らえられ、怨京鬼と変じたのは偶然が生んだ不幸であり、同時に幸運であった。

改造された彼女は同時に洗脳されて自我を奪われ、藤原千方の手駒として数多くの官軍の兵を殺した。
その身に与えられた変幻と分身。その二つの力は無類のものであり、鬼の力を操る藤原千方の勢いはますます増大していった。
そして、それは気ままに、思うままに、己のままに殺す鬼であった彼女からすれば、屈辱的な事であった。

この状況を打破する為に当時の帝、天智天皇は右大将である紀友雄を派遣。
勅令を受けた紀友雄は、まず藤原千方の使役する鬼の事を徹底的に調べ上げた。
その鬼がどのような改造を受けたのか。その鬼がどのような術式で自我を奪われているのか…その洗脳解除の方法を。
そして、それを見つけた紀友雄は一首の和歌の中に、その洗脳の解除術式を仕込み、それを藤原千方へと…彼の傍らにいる鬼へと送り届けた。
その目論見は見事に成功し、洗脳を解かれた鬼は自我を取り戻して藤原千方の手より脱走。
戦力の要であった鬼を失った藤原千方は紀朝雄の手により討たれ、その首を断たれる事となる。

さて、藤原千方の元から脱走した鬼はどうなったか？
不幸な偶然とはいえ強大な力を手に入れた彼女は、その力をどう利用するか考えていた。
今までのように、ただ殺し、犯し、喰らう鬼のまま生きるのか？否、それでは折角の力も宝の持ち腐れである。
ならばどうする？その力を、どう使う？己の為だけに使うか？だが、これだけの力、自分の代で潰すのは勿体無い。
ならば、広めてみるのはどうだろう。道場でも開き、鬼を集め、この術理を授けてみるのはどうだろう。
そうして、己の術理を世に広めてみるのはどうだろうか。

…成る程、それは素敵だ。面白そうだ。


そうして、やがて鬼が広めた術理ミームは鬼だけでなく人にも感染し、更に拡散していく。
その過程で鬼と言う字は隠と代わり、そして隠者は忍者と姿を変えていった。
これこそが、忍者の原型の一つと伝えられるアサシンの、忍者真実である。

召喚：「アサシン怨京鬼、御前に。　さて、此度の主はマシだと良いのだが…」

レベルアップ：「ふむ、段が一つ上がったか？」
霊基再臨：「また、体を弄られるようなものかと思っていたが…成る程、これならば悪くは無い」
その2：「うむ、この甲冑の細工…忌々しい程に懐かしい。これはこれで悪くは無いな」
その3：「技は全盛期…には、まだ遠いが上々と言った所か。しかし、これをまた再び人の為に振るう日が来ようとはなぁ…」
最終：「一先ず、御主の従徒としては完成と言った所か？或いは、御主ならば更に先…忍術の原点と呼ばれた儂を完全に再現しうる…」
　　　「否、それすらも越えさせる日が来るやもしれぬな？　一先ずは、期待しておくぞ…我が主よ」

開始：「どうも…怨京鬼です」
その2：「恨みは無い。だが、御主は殺す」

スキル：「スゥー…　ハァー…」
その2：「隠ッ！！」
選択：「承知」
その2：「良かろう」
その3：「任せよ」
攻撃：「イヤーッ！」
その2：「ジャッ！！」
その3：「悪鬼ッ！」
EX：「イイイヤアーッ！」

宝具選択：「良かろう…目を回すなよ」
その2：「うむ、少々…手荒く行くぞ」
宝具：「悪鬼転身デビルトランス…　『金メタル』！『風ウィンド』！『『水アクア』！　…分身鬼法四鬼来臨デビルドライブ・ヘルファントムッ！　イイイイィヤァァァアァーーッッ！！」

小ダメージ：「ヌゥゥ…」
大ダメージ：「グワーッ！！」

戦闘不能：「…無念」
その2：「成る程、こう言うものか…討たれると言う事か」
勝利：「フゥゥ………」
その2：「子細無し…こんなものよ」

会話：「………　出んのか？　そうか」
その2：「御主には見込みがあるから、こうして仕えている。でなければ誰かに従うなど御免蒙る」
その3：「鬼を使役する…と言うのは千方を思い出して好かん。が、御主はあれとは違うのだろう？」
その4：「河勝か…あれも忍者の起源であり、お互いに時代も近い。意識するなと言う方が酷であろう」（対秦河勝）
その5：「ほぉ、伊賀の出身が居るのか。あの者らに儂の術理が受け継がれているのやもしれぬ…と、思うと、まるで我が子のように愛しく思えるな」（対伊賀忍者系サーヴァント所属）
その6：「天使ニンジェルだと…！そうか、そのような存在まで此処に居ると何たる僥倖！御主には感謝してもし切れぬ！！」（対ベアトリーチェ(拳)）
その7：「あの者の技は、もしや？　いや…そうか成る程、独力で己の術理へと完成せしめた者と言う事か。興味深い」（対ゴグ）

好きなこと：「技を以って殺し合うのも良いが、その技を誰ぞに授けるのもなかなかに股座が濡れる。術理の原型の、その特権とも言うべきかな」
嫌いなこと：「妖術頼り、或いは武の心得の無い者は好かんな。ああ言う手合いは上に昇れぬ…そういうものだ」
聖杯について：「聖杯か…受肉でもして、また道場でも開いてみるかな。ククッ…」

絆：「喚ばれた以上は仕事はする。代わりに報酬は…そうさな、自由気ままな時間としておこうか」
その2：「しかし御主も酔狂だな、儂のような悪鬼を喚ぶとは…　まっ、自我を奪わぬならば文句は言わぬよ」
その3：「暇をしているなら折角だ、御主らが言う所の忍術でも教えてやろうか。遠慮は要らん、ほれほれ…ほれ！」
その4：「泣きを言うと思えば、ついて来るか。成る程な…ならば、ギアを一つ上げていくとしよう」
その5：「ほぉほぉ…思った以上に筋が良いな！まったく御主と言う奴は、どうしてこの時代に生まれてしまった？」
　　　 「儂の生きた時代に生まれていれば、それはもう原初の忍者の一人として名を残す逸材に仕上げてやったものを…！」
　　　 「いや、御主…今から名を上げて現世の忍術再興者になれ。儂の目に狂いがなければ、御主ならば出来る！やれ！」

イベント：「祭りか？人が集まるのならば、道場のビラでも配りに行くとしよう」
誕生日：「本当ならば葦を植えてやりたい所だが…我慢するとしよう。さて、代わりは何が良い？カタナはまだ早い故、ヌンチャク辺りで良いか？」