kagemiya@ふたば

織姫/天探女が保有するスキル。「環境整備」の正体。巫女としての働きもあった天探女の逸話から来ている。

織姫/天探女が保有するスキル。「動画編集」の正体である。本来なら道具作成から派生させるスキルであるが、そもそもこのスキルも道具作成と錯覚させて保有していた経歴がある。彼らの動画に宿る洗脳に近い説得力の正体は神衣縫製の効果によるものであり、その発言の真偽が疑わしくても「神が言ったことだから」と納得させてしまう効力がある。

彦星(アクイラ)が持つスキルにして、きく7号としての彼らも保有するスキル。「ネットサーフィン」の正体でもある。
機神ゼウスより分たれたわし座の権能でもあり、地球を超えて闇の中でお互いを探し出すために必要な実験機としての重要な能力。

天探女とゼウスの一部を持った鷲を複合した事で発生したスキル。神霊複合体であることを示す。「ハイ。」の正体でもある。神霊複合体である事を示すという事実自体は、動画にされたところで何の意味も持たないのは仕方のない事である。というか動画の流れが止まる。

織姫/天探女のスキルであり、「時間泥棒」の正体。楽しいものを以って人を楽な方へと流していくスキルであり、決して害意は存在しないが人の世界をダメな方へダメな方へと誘導していく。

織姫/天探女のスキルであり、天邪鬼の大元ともされる彼女の側面を示すスキル。「バリエーション戦法」の正体でもある。彼女が手を変え品を変えるやり方を得意とするのはこのスキルがあるからこそとすら言える。

彦星(アクイラ)の持つスキルにして、機神ゼウスより引き継いだもの。「レスポンス・ファイター」の一要素でもある。

「レスポンス・ファイター」の構成要素。本来はスキルではなく織姫/天探女の第二宝具である。還矢伝説を基にしており、反撃するのにうってつけの宝具である。ただしレスポンスである以上常に受け身であるため、この速度を補う目的で雷の権能を複合している。

女神の神核及び鬼種の魔は織姫/天探女の、主神の神核は彦星(アクイラ)のスキルにして、コレら3つが「リスナー・コロニー」の正体。
信仰を集め、その分だけ存在として守られる。その上でリスナーたちの「戦意」を高揚させてしまうため、自然とアンチは殴られる。神としての性質が引き起こしてしまう対立煽り。
私たちは悪いことしてませんよ？

きく7号としての彼らの持つスキル。「夫婦漫才」の正体。
人工衛星きく7号のメインミッションである「宇宙空間での無人ランデヴー」を実験し、コレを無事成功させた事によるスキル。ぶつかればただ離れ合うしかない宇宙空間において、反発せずに「繋がる」方法を検証、技術として確立させた偉業。
このスキルによって本来共には有り得ないはずの「織姫」と「彦星」を同一霊基内に共存させている他、「他者を追跡し、繋がる事」「捕まえ、離さない事」において絶対とも言える能力を発揮する。

ランク：EX　種別：対理宝具　レンジ：1　最大捕捉：不明
人の手に寄らない、宇宙空間での機械同士のランデヴー、ドッキング。これの成功は後々の宇宙開発にも大きなものを残した。そしてそれを成し遂げた衛生に与えられた名は、共にある事を許されなかったはずの2人の星の名。人の技術の進歩は、神が定めた理を覆して2人を永久に結びつけた。
この宝具は、「2つの存在を結びつける」という1点において、如何な障害があってもそれを達成する。
転じて、本来共にあるはずのなかった2人分の霊基の宝具を複合した一撃。その威力は、神もその定めた理も撃ち壊す。

ランク：EX　種別：対人宝具　レンジ：無制限　最大補足：1人
願いを叶える七夕伝説、それに語られる夫婦。だが片や如何な場所からでもオーダーを見つける宝具、片や願いと共に相手の心を読む宝具の持ち主として顕現した。だがそれらが結びつき、限定的にだが真に願いを叶える…願望機と言っても過言ではない宝具がここに出来上がる。
彼らは何処からでも願いを見つけ出し、それを実現する。

織姫および彦星に関しては彼らの項目及びwikiなど。
人工衛星「きく7号」は、自動での衛星のランデヴー・ドッキングを行う実験のため、1997年に日本より打ち上げられた。
きく7号自体は1機の衛星であるものの、チェイサー衛星とターゲット衛星の2つから構成されており、チェイサーの方は「ひこぼし」、ターゲットの方は「おりひめ」の愛称が付けられた。
彼らに与えられたミッションは遠隔及び自動での宇宙空間における衛星同士の合体であり、実験中におけるトラブルから一度は───ある種七夕伝説そのものの再現とも言わんかのように───離れ離れになるものの、プログラムの改良などを伴って、再び2機は1機になり、計3度の実験を成功させた。そして、彼らの検証した技術は後の宇宙開発にも用いられている。
これが人工衛星きく7号……「おりひめ」と「ひこぼし」の実験した内容であるが、サーヴァントとしてのきく7号は少し事情が違う。
先に単独でサーヴァントとして成立していた「織姫」と「彦星」であったが、本来ならば彼らは(年1でしか)出会えない運命であるはずだったのだが、様々な事情から他の存在を巻き込んでサーヴァント化していた彼らをそのまま合体させる形できく7号の霊基が形成されてしまった。
かくして、仙女…精霊種とも目される「織姫」、一介の牛飼いである「彦星」の他に、神々への叛逆者にして鬼あるいは妖怪とも同一視される女神「天探女」、ゼウスの遣いとも、大神の一部そのものでもあると言われる「わし座」の4つの霊基を詰め込んだアルターエゴ「きく7号」が出来上がったのである。この詰め込みようには、その名前自身が持つ縁のほかに、きく7号の「合体させるミッションの成功」という要素も関係している。つまるところ、きく7号はサーヴァント化する過程においても「全く関係ない存在同士の結合」を成功させてしまったのだった。
エラい事になってんな。

基本はここも織姫と彦星に準ずる。
元は夫婦でありながら、全く別の神話系の存在をその核として霊基を構成した2人だったが、ここに1機の宇宙機が介入。切り捨てや再構成を一切行わず、プリテンダー「織姫」とルーラー「彦星」の霊基をその内に取り込んだ上で成立。そもそもこうなった彼らは「1機」というカウントになるため、彼ら2人は離れ得ない存在となってしまっている。その代わりとして宇宙機自身の人格は明確には存在しないのだが、彼らを離れさせないという意思、及び離れゆくものを再びその手で掴もうという行動原理はあるようで、ユーチューバーとしての彼らの行動もそれに突き動かされている面は存在する。
いや、私たち他人なんですけど！？

「マム」とは菊を指す「Chrysanthemum」から取られている。
だから私はマムじゃないんですって！マザーでもない！お母さんじゃなーい！


イメージカラー：星々の煌めき
特技：追跡
好きなもの：織姫…確かに嫌いではないな
嫌いなもの：こういう事サラッという彦星さんはちょっと嫌いですね
天敵：エラー

【一人称】私、俺　【二人称】あなた、お前　【三人称】彼、彼女、アイツ

織姫：片割れ。このきく7号の霊基の45%は彼女の成分。
天探女という女神が、彼女より派生した天邪鬼の逸話から「姫の皮を被る」という性質を保有し、この「姫」に天探女とも縁のある天の河というワードから織姫を選定し、女神でありながら織姫を演じる事でサーヴァントとして成立。その成り立ちからプリテンダーのクラスで現界したもの。
とにかく様々な要素をかき集めて作られた霊基を持つため、それをそのまま引き継ぐきく7号も過積載ギリギリの霊基となっている。
元々織姫と彦星が離れて暮らす事になった原因は、元々職務に忠実だった彼らが結婚した事で仕事もせずにイチャつき始めた事───即ちそれまでの自分達から逸脱してしまった事である。そんな彼らが(相当に回りくどい形であるとはいえ)再び1箇所に揃った時、彼らは、再び本来あるべき形から逸脱するだろう。
だからこそユーチューバー。人の願いを受けるもの、機を織るもの、牛を牽くもの。それらから最も遠い存在形質として、配信者という在り方に至ったのだった。


彦星：片割れ。残る55%のうち45%が彼の成分。
こちらは一介の牛飼いに過ぎなかった彦星と、サーヴァント化するためには人型の霊基が欲しかったゼウスの遣いの鷲がアルタイルとわし座の縁を辿って結合。鷲の能力をベースに彦星の殻を纏う事で成立した。鷲の「主神そのものだったのではないか」「主神がその一部を分けて作ったのではないか」という説から主神と同じルーラークラスを得ている。
実は様々なものから一部ずつかき集めて成立させる他のアルターエゴとは異なり、彼らの霊基をそのままきく7号という概念で束ねたような霊基を持つため、サーヴァントとしてのきく7号は純粋に神霊級2騎分の出力を保有する。ステータスはどちらか高い方のものを書き記しているが、スキルなどの多さからその性質は露見し得る。
ユーチューバーというクラスは、この異常ともいえるサーヴァントとしての出力を隠すための更なる殻という面も存在する。


サン・レイ：競合相手、というのは強ち間違いではない。
何せ別神話系の存在であるため、信者の取り合いという表現をすれば彼女とも争う事になるというのは特に語弊は存在しないのである。
が、太陽の女神である彼女と捻くれ者系女神+主神の御使いのコンビが明確に対立する場面があるかというと。
ない。


セルゲイ・コロリョフ：偉大なる先人。人間が宇宙へ旅立つ第一歩を作った人。
きく7号という存在によって1つに纏まっている彼らにとってはある種彼が居なければ今は無かったと言える。そのために、ユーチューバーとしての彼の過激なやり方にこそ賞賛などはしないが、彼の偉業は不可欠なものだと考えている。


月野ゆら：何らかの皮を霊基単位で被ってる仲間。
ユーチューバーとしての霊基を獲得する前の彼らにとっても霊基に他者の存在を複合する性質は共通しており、他人として振る舞う彼…彼女…うーん…いややっぱりちょっと違うんじゃない？
男性でありながら女性としての外殻を持つ彼と男性体と女性体を同時に持つきく7号という観点でも近い要素がないわけでもない。


猿叫：怪異。
正体に実体は無いとされる猿叫と、確かに妖怪の一種としてカウントされる天邪鬼には直接的な繋がりは無い。しかし、天邪鬼という言葉自体は人間に対しても使われ、捻くれ者の事を妖怪の名で称してしまうのである。人の絶叫を猿叫としてしまうのと、ともすれば同様に。
人が人を物の怪たらしめてしまう事がある、というちょっとした共通項。


天之御中主：ヤバい。
ちょっと話は変わるが、葦原中國平定において天探女…が従っていた天若日子を高天原から葦原中國に派遣した神は高木神といい、言ってしまえば天探女からすれば上司の上司辺りに位置する。この神は古事記に於いては高御産巣日神とも呼ばれ、高御産巣日神は日本神話において最初に現れた造化三神と呼ばれる神の1柱で、日本に2番目に現れた神である。
じゃあ1番目は何という神なのか。それが天之御中主である。
天探女からしてみると言ってしまえば社長と同期の人みたいな感じ。存在しているだけで重役なのは間違いがないのである。しかも社長に謀反起こした後で遭うのはとてもじゃないが恐ろしくて仕方がない。


ヘラ：危険。わし座の身体がそう訴えてくる。
ゼウスの鷲は「新しい給仕として美少年ガニュメデスを誘拐スカウトしてくる」仕事を負っていたのだが、わざわざそんなタスクが発生した原因は「ゼウスとヘラが和解したからヘラの息子のヘラクレスにゼウスの娘にして給仕の仕事をしていたへーベーを与えた」事である。言っては何だが無駄。そんな事で人生左右された上勝手に不死身にされる美少年の気持ちにもなれという話である。
まぁヘラよりゼウスに言うべきかもしれない。


ゼウス：彦星(アクイラ)からすれば上司。
にして、奇しくも今回の霊基においてはその主神と同じ「結合、分離を前提とした機械」としての性質を獲得。きく7号の片割れとして適性があったのは、大元に機神ゼウスの性質を受け継いでいた事も一因である可能性は存在する。


運命艦隊モイライ、ヘカテー〔機神〕：複数機での行動を前提に運用される機械。
とはいえ、単機で完結した機械の3機同時運用による連携に主眼を置いた彼女らとは違い、複数機を結合する行程の実験機として作られたきく7号では機械としてのベクトルが異なるのも事実ではある。


スプートニク1号：セルゲイ・コロリョフに同じ。
遥かな空を目指す第一歩を刻んだ先輩であり、打ち上げた人間と同様に重要な存在だと認識しているが、スプートニクに対して向ける感情はセルゲイに対するそれとは違い少しばかり感傷的。
彼女が「ただ在ること」に価値があるということを認めつつも、それで完結してしまう…それ以上を許されない事には思うところがあるようだ。
そこには「空を目指すもの」としての視点のほかに「目指される夜空の星」としての視点が介在してしまう。


スカイラブ計画：一つの霊基に複数の人格を収めるサーヴァント。
きく7号同様宇宙開発に関連したサーヴァントである事も共通しており、ステーションの代こそ変わるが「おりひめ」「ひこぼし」の検証したランデヴー・ドッキング技術は国際宇宙ステーションへの補給を行う機体「こうのとり」へと使われることになった。
言うなれば双方とも「今の宇宙開発の土台」である。


エクスプローラー1号：スプートニク1号に同じ。
いかに向こうが卑屈に思おうともきく7号としての彼らからすれば偉大な先輩であり、同時に自分たち……星を目指した者たちの先駆者にして、後輩を見守る者。
また、「磐石な技術」が求められる宇宙において、1番手によって「可能」だという事が示されてからその後に続き長く成果を上げたという観点で彼を見ている。

初宇宙機です
いいのか…はじめてがこれで…？
［11/17］スキル「ハイ・サーヴァント」を追加、「スペース・ランデヴー」の記述を変更、因縁欄を追加
［11/20］織姫側に合わせて「対人界」を「対摂理」に変更、他の表記も調整しました