追い剥ぎソロヴェイ
最終更新：ID:SysXr+T6Pg 2017年08月24日(木) 16:03:14履歴
[フリー素材]
基本情報
クラス別スキル
気配遮断：D
単独行動：C
保有スキル
魅惑の美声／鬱屈の暴声：A++
動物会話：D
金品強奪：B+
宝具
『
『
武装
『うぐいすの喉』
『小夜の笛』
『盗賊ナイフ』
『
容姿
解説
人物・性格
因縁キャラ
コメント
FGO風セリフ
FGO風ステータス
基本情報 
【元ネタ】民話
【CLASS】アサシン
【真名】追い剥ぎソロヴェイ
【異名・別名・表記揺れ】盗賊うぐいす丸
ソロヴェイ=ラズボーイニク
【性別】男性
【身長・体重】177cm・53kg
【地域】ロシア
【属性】混沌・善
【好きなもの】追い剥ぎ、金品、歌を歌うこと
【嫌いなもの】脳筋、イリヤー・ムーロメツ
【一人称】俺様／俺
【二人称】てめえ／お前さん
【三人称】アイツ／あの野郎／やっこさん
【ステータス】筋力：C 耐久：E 敏捷：B++ 魔力：D 幸運：D 宝具： C+
【CLASS】アサシン
【真名】追い剥ぎソロヴェイ
【異名・別名・表記揺れ】盗賊うぐいす丸
ソロヴェイ=ラズボーイニク
【性別】男性
【身長・体重】177cm・53kg
【地域】ロシア
【属性】混沌・善
【好きなもの】追い剥ぎ、金品、歌を歌うこと
【嫌いなもの】脳筋、イリヤー・ムーロメツ
【一人称】俺様／俺
【二人称】てめえ／お前さん
【三人称】アイツ／あの野郎／やっこさん
【ステータス】筋力：C 耐久：E 敏捷：B++ 魔力：D 幸運：D 宝具： C+
クラス別スキル
気配遮断：D
自らの気配を断ち、攻撃に移るまで察知されにくくなるスキル。
アサシンとしてはランクが低いが、彼の展開する領域型宝具、『旅路途絶える伽藍洞』内においてはBランク相当まで上昇する。
アサシンとしてはランクが低いが、彼の展開する領域型宝具、『旅路途絶える伽藍洞』内においてはBランク相当まで上昇する。
単独行動：C
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
彼は追い剥ぎとして完全に独立した生活を送っており、それゆえか人に頼る事ない生存能力を持っている。
後述の宝具もあり、マスター不在でも限界する能力自体は実際に備えている。
彼は追い剥ぎとして完全に独立した生活を送っており、それゆえか人に頼る事ない生存能力を持っている。
後述の宝具もあり、マスター不在でも限界する能力自体は実際に備えている。
保有スキル
魅惑の美声／鬱屈の暴声：A++
彼は聞くものを癒す麗しい声と、聞くものの精神を削る呪いの声、双方のスキルを身につけている。
彼は時にうぐいすのように美しい鳴き声を上げ、人々を誘う。かと思えば、時に狼のような恐慌もたらす絶叫をも上げる。
特に「鬱屈の暴声」は物理ダメージを与える程の非常にすさまじい衝撃波にすらなり、その劈く聲は彼の宝具、『小夜吼鳥』として昇華した。
様々な種の声を上げて人を惑わせる彼ではあるが、最終的な目的はただひとつ━━━━━殺し、奪い取る事だけだ。
彼は時にうぐいすのように美しい鳴き声を上げ、人々を誘う。かと思えば、時に狼のような恐慌もたらす絶叫をも上げる。
特に「鬱屈の暴声」は物理ダメージを与える程の非常にすさまじい衝撃波にすらなり、その劈く聲は彼の宝具、『小夜吼鳥』として昇華した。
様々な種の声を上げて人を惑わせる彼ではあるが、最終的な目的はただひとつ━━━━━殺し、奪い取る事だけだ。
動物会話：D
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
彼、追い剥ぎソロヴェイに関して残るいくつかの伝承によると、彼は半人半鳥であったとされる。
彼の三人の娘とその婿たちもまた鷲や鷹に姿を変えることが出来、それゆえに彼は鳴き真似を利用した鳥類との潤滑なコミュニケーションを可能としている。
獣の類ともある程度意思疎通ができるが、彼らに対しては簡単な命令と喜怒哀楽の感情程度しか伝えられない。
彼、追い剥ぎソロヴェイに関して残るいくつかの伝承によると、彼は半人半鳥であったとされる。
彼の三人の娘とその婿たちもまた鷲や鷹に姿を変えることが出来、それゆえに彼は鳴き真似を利用した鳥類との潤滑なコミュニケーションを可能としている。
獣の類ともある程度意思疎通ができるが、彼らに対しては簡単な命令と喜怒哀楽の感情程度しか伝えられない。
金品強奪：B+
彼の盗賊としての技術。
殺害した／されている対象から、如何に効率よく物品を回収できるかの度合い。
ソロヴェイの場合、ただの一般人を殺害する事によっても、魔力供給として十分なだけの生命力を吸い出せる。
またサーヴァントを殺害した場合、潤沢な魔力だけでなく、その身につける武装の所有権を強奪する事も出来る。
一部の使い慣れた武装種(ナイフなど)の宝具であれば擬似的な真名解放すら可能だが、反面、主兵装レベルの宝具の場合は奪取も不可能となっている。
殺害した／されている対象から、如何に効率よく物品を回収できるかの度合い。
ソロヴェイの場合、ただの一般人を殺害する事によっても、魔力供給として十分なだけの生命力を吸い出せる。
またサーヴァントを殺害した場合、潤沢な魔力だけでなく、その身につける武装の所有権を強奪する事も出来る。
一部の使い慣れた武装種(ナイフなど)の宝具であれば擬似的な真名解放すら可能だが、反面、主兵装レベルの宝具の場合は奪取も不可能となっている。
宝具
『小夜吼鳥 』
ランク：C+ 種別：対人宝具 レンジ：1〜50 最大捕捉：100人
�爐Δ阿い拘櫃�さえずり
狼のごとく吼えたてれば、
緑の草葉は打ちしおれ
るり色の花々は散り落ちて
お暗い森は頭をたれて
人は残らず気絶し果てる��
彼の武器。それは剣でも弓でもない、彼自身の『声』そのものである。
半人半鳥である彼は、常人と比較しておよそ異常といえる肺活量を持つ。其処一杯に空気を入れて、あらん限りの「鬱屈の暴声」を放てば━━━━
其はまさしく、名だたる英雄すら吹き飛ばす暴風。耳を潰し、慄かせる爆音波となって放出される。
彼が樫の木から削り取った「小夜の笛」と併用する事で、その声の指向性はより限定させる事が出来る。
笛の中で圧縮され、前方一直線へと飛んでいく音の衝撃波はまさに、殺傷能力すら持つ「矢」となって敵対者を傷付けるのだ。
この宝具には物理ダメージ、風による吹き飛ばし効果に加え、耳を裂く爆音によるスタン効果も内包されている。
また応用として、ひたすらに神を冒涜する内容の呪歌を歌唱する事により、対象に極度の精神不安、恐慌などを引き起こす事も可能となっている。
火酒、ウォッカを飲むことによって威力は跳ね上がる。脳を揺らすその攻撃は、あるいは剣よりも脅威となり得るだろう。
ただしイリヤー・ムーロメツには効かない。
�爐Δ阿い拘櫃�さえずり
狼のごとく吼えたてれば、
緑の草葉は打ちしおれ
るり色の花々は散り落ちて
お暗い森は頭をたれて
人は残らず気絶し果てる��
彼の武器。それは剣でも弓でもない、彼自身の『声』そのものである。
半人半鳥である彼は、常人と比較しておよそ異常といえる肺活量を持つ。其処一杯に空気を入れて、あらん限りの「鬱屈の暴声」を放てば━━━━
其はまさしく、名だたる英雄すら吹き飛ばす暴風。耳を潰し、慄かせる爆音波となって放出される。
彼が樫の木から削り取った「小夜の笛」と併用する事で、その声の指向性はより限定させる事が出来る。
笛の中で圧縮され、前方一直線へと飛んでいく音の衝撃波はまさに、殺傷能力すら持つ「矢」となって敵対者を傷付けるのだ。
この宝具には物理ダメージ、風による吹き飛ばし効果に加え、耳を裂く爆音によるスタン効果も内包されている。
また応用として、ひたすらに神を冒涜する内容の呪歌を歌唱する事により、対象に極度の精神不安、恐慌などを引き起こす事も可能となっている。
火酒、ウォッカを飲むことによって威力は跳ね上がる。脳を揺らすその攻撃は、あるいは剣よりも脅威となり得るだろう。
ただしイリヤー・ムーロメツには効かない。
『旅路途絶える伽藍洞 』
ランク：B 種別：結界宝具 レンジ：50〜500 最大捕捉：50人
�狄邑討鵑任�の＜黒沼＞のふち
オジマンチイの子、盗賊うぐいす丸が
樫の木の上で待ち伏せている��
彼の追い剥ぎとしての逸話。
キエフからチェルニーゴフへ続くまっすぐな道の最中に住処を作り、30年間に渡ってその道の通行を途絶えさせた悪行の結集。
これは真名解放時、一本に繋がった"街路"全体を彼の領域と定める、古びた八端十字架の姿を取る。
適当な街路にこの宝具を設置すれば、そのすぐそばに樫の大樹が生えてきて、彼のねぐらとなる巨大なうろが形成される。
それと同時にドス黒色の濁った沼と、樫を取り囲むように白樺の林が出現してきて、たちまちその街路全体が、不気味で薄暗い森のような様相になってしまう。
この森には認識歪曲、及び人払いの呪いが内包されており、余程の呪耐性を有しない限りはこの地形変化に気付くことさえできない。
此処は、彼自身の内包する「旅を阻むもの」という概念に基づいて練り上げられた領域。
この道においてあらゆる「前に進もうとする」行為は阻まれ、踏み入った他のサーヴァントの敏捷を2ランク削ぎ落とし、一方で彼自身の全ステータスは1ランク上昇する。
薄暗く視界の悪い森と、曲がりくねった木々の生い茂る中に、彼の幻惑の声は木霊する。
それはまさに、かつての旅人の前に立ちはだかる恐怖の体現。暗闇と獣、そして追い剥ぎの姿そのものである。
彼はこの森の中において、一般人や魔術師などを襲う。一切の魔力と金目のものを剥ぎ取られて残った死体は、淀んだ黒沼の中に投げ入れられ、ついには死んだという証拠さえ残らなくなってしまうのだ。
ただしイリヤー・ムーロメツには効かない。
�狄邑討鵑任�の＜黒沼＞のふち
オジマンチイの子、盗賊うぐいす丸が
樫の木の上で待ち伏せている��
彼の追い剥ぎとしての逸話。
キエフからチェルニーゴフへ続くまっすぐな道の最中に住処を作り、30年間に渡ってその道の通行を途絶えさせた悪行の結集。
これは真名解放時、一本に繋がった"街路"全体を彼の領域と定める、古びた八端十字架の姿を取る。
適当な街路にこの宝具を設置すれば、そのすぐそばに樫の大樹が生えてきて、彼のねぐらとなる巨大なうろが形成される。
それと同時にドス黒色の濁った沼と、樫を取り囲むように白樺の林が出現してきて、たちまちその街路全体が、不気味で薄暗い森のような様相になってしまう。
この森には認識歪曲、及び人払いの呪いが内包されており、余程の呪耐性を有しない限りはこの地形変化に気付くことさえできない。
此処は、彼自身の内包する「旅を阻むもの」という概念に基づいて練り上げられた領域。
この道においてあらゆる「前に進もうとする」行為は阻まれ、踏み入った他のサーヴァントの敏捷を2ランク削ぎ落とし、一方で彼自身の全ステータスは1ランク上昇する。
薄暗く視界の悪い森と、曲がりくねった木々の生い茂る中に、彼の幻惑の声は木霊する。
それはまさに、かつての旅人の前に立ちはだかる恐怖の体現。暗闇と獣、そして追い剥ぎの姿そのものである。
彼はこの森の中において、一般人や魔術師などを襲う。一切の魔力と金目のものを剥ぎ取られて残った死体は、淀んだ黒沼の中に投げ入れられ、ついには死んだという証拠さえ残らなくなってしまうのだ。
ただしイリヤー・ムーロメツには効かない。
武装
『うぐいすの喉』
彼の保有する風変わりな声帯。様々な獣の声を出して人を驚かせたり、逆に澄みわたるような美しい鳥の声を出して人を誘ったりと、幅広い声帯模写を可能としている。
もちろん人の声も再現可能で、老若男女を問わぬ自在な声の操作ができる。
追い剥ぎなどしなくとも、現代においてその能力は各方面から引っ張りだこであろうが、その三枚目なビジュアルはネックとなるだろう。
もちろん人の声も再現可能で、老若男女を問わぬ自在な声の操作ができる。
追い剥ぎなどしなくとも、現代においてその能力は各方面から引っ張りだこであろうが、その三枚目なビジュアルはネックとなるだろう。
『小夜の笛』
彼の武器でもある追い剥ぎの笛。此処に口笛を吹き込む事で、音波を矢のようにして「飛ばす」事で使用する。
生前の彼はまずこの笛をもって人を驚かせ、夜な夜な道行く旅人を襲った。
生前の彼はまずこの笛をもって人を驚かせ、夜な夜な道行く旅人を襲った。
『盗賊ナイフ』
普通のナイフ。斬れ味するどいが、正面戦闘で使用するのは主に『小夜の笛』の方である。
これは主に確実に息の根を止めるために使用され、彼の声で混乱し、スキを見せた相手に後ろから飛びかかり、首をかき切るために使われる。
これは主に確実に息の根を止めるために使用され、彼の声で混乱し、スキを見せた相手に後ろから飛びかかり、首をかき切るために使われる。
『畔の十字 』
第二宝具によって顕現する、ボロボロな木製の八端十字架。
彼の住処の目印であり、宝具の本体であるため、この十字架を破壊する事でも森は消え去る。ただし通常は巧妙に隠されており、また逸話を知らなければ、これが宝具の起点だと気がつく事さえ難しいだろう。
同様に、この十字架を抜き差しする事によっていつでも彼の森は折りたたんだり、再展開したりでき、気軽な拠点の移動が可能となっている。
「レワニード」が何を指す語かは不明。
彼の住処の目印であり、宝具の本体であるため、この十字架を破壊する事でも森は消え去る。ただし通常は巧妙に隠されており、また逸話を知らなければ、これが宝具の起点だと気がつく事さえ難しいだろう。
同様に、この十字架を抜き差しする事によっていつでも彼の森は折りたたんだり、再展開したりでき、気軽な拠点の移動が可能となっている。
「レワニード」が何を指す語かは不明。
容姿
身だしなみが成っておらず、下賤な印象を与える男。
ぼろ布を身に纏いながらも、多くの装飾品や道具を装備している。それらは各々がちぐはぐな色合いの、統一性のないものであり、生前の犠牲者らの存在を静かに物語っている。
半人半鳥の存在とされており、背中には翼らしきものが垂れ下がっていて、下半身が羽毛に覆われており、足は鳥のツメのように硬質化している。
多少の飛行が可能であり、また非常に軽い身のこなしを持つ。高い敏捷ステータスを保有するのはこのため。同様に耐久が低いのも、デリケートな鳥の側面に影響されている。
肺の容積が常人と比べて異常に大きく、彼の出す想像を絶する爆音はこの肺活量から来るものである。
声を出すとき胸が膨らむのが見た目的に気持ち悪い。
ぼろ布を身に纏いながらも、多くの装飾品や道具を装備している。それらは各々がちぐはぐな色合いの、統一性のないものであり、生前の犠牲者らの存在を静かに物語っている。
半人半鳥の存在とされており、背中には翼らしきものが垂れ下がっていて、下半身が羽毛に覆われており、足は鳥のツメのように硬質化している。
多少の飛行が可能であり、また非常に軽い身のこなしを持つ。高い敏捷ステータスを保有するのはこのため。同様に耐久が低いのも、デリケートな鳥の側面に影響されている。
肺の容積が常人と比べて異常に大きく、彼の出す想像を絶する爆音はこの肺活量から来るものである。
声を出すとき胸が膨らむのが見た目的に気持ち悪い。
解説
中世口伝叙事詩「ブィリーナ」中の伝説、「イリヤー・ムーロメツと追い剥ぎソロヴェイ」に名がある人物。
その存在はいくつか神話的な要素を孕んでいながらも、徹底して反英雄的なものとして描かれている。
ムーロムの街を出、チェルニーゴフの街にたどり着いたイリヤー・ムーロメツは、まっすぐの道を通って、太陽公ウラジーミルの座すキエフの街に向かおうとする。
しかし住民たちは口々にイリヤーを止めた。その理由こそが、道の中途に何十年も住処を構えて人々を襲う追い剥ぎ、盗賊ソロヴェイ…すなわち、彼の存在であった。
しかしイリヤー・ムーロメツはその武勇を以って彼を仕留め、キエフの街まで連行し王の前につきだす…という、ありふれた勧善懲悪的な英雄譚の、悪役としての役割を果たしている。
彼は打ち倒される下賎な存在にしか過ぎないように見えるが、その存在にはきちんとした意味がある。
ひとつは英雄の道を阻もうとする、乗り越えるべき障害としての側面。もうひとつは、古い旅人の前に常に立ちはだかった、「旅先への恐怖」そのものの具現としての側面である。
暗い森に潜む追い剥ぎ、そこかしこで唸る危険な獣たち、ちょっとした鳥の羽音すら恐怖を掻き立てる夜。そうした様々な要素が混ざり合って、彼という「旅を阻む象徴」は創り上げられ、同時に打ち倒されるようになった。
だからこそ彼は、反英雄でありながら座へと押し上げられ、そしてこの世に顕現する。
この世に旅がある限り、彼の恐怖は振るわれ得る。英雄たちの道を妨げ閉ざそうとする、邪悪な存在の姿として。
…それゆえだろうか、「ブィリーナ」に登場する人物は大抵の場合主役として描かれる事もあるのだが、彼だけは常に、脇役としての存在にすぎない。
その存在はいくつか神話的な要素を孕んでいながらも、徹底して反英雄的なものとして描かれている。
ムーロムの街を出、チェルニーゴフの街にたどり着いたイリヤー・ムーロメツは、まっすぐの道を通って、太陽公ウラジーミルの座すキエフの街に向かおうとする。
しかし住民たちは口々にイリヤーを止めた。その理由こそが、道の中途に何十年も住処を構えて人々を襲う追い剥ぎ、盗賊ソロヴェイ…すなわち、彼の存在であった。
しかしイリヤー・ムーロメツはその武勇を以って彼を仕留め、キエフの街まで連行し王の前につきだす…という、ありふれた勧善懲悪的な英雄譚の、悪役としての役割を果たしている。
彼は打ち倒される下賎な存在にしか過ぎないように見えるが、その存在にはきちんとした意味がある。
ひとつは英雄の道を阻もうとする、乗り越えるべき障害としての側面。もうひとつは、古い旅人の前に常に立ちはだかった、「旅先への恐怖」そのものの具現としての側面である。
暗い森に潜む追い剥ぎ、そこかしこで唸る危険な獣たち、ちょっとした鳥の羽音すら恐怖を掻き立てる夜。そうした様々な要素が混ざり合って、彼という「旅を阻む象徴」は創り上げられ、同時に打ち倒されるようになった。
だからこそ彼は、反英雄でありながら座へと押し上げられ、そしてこの世に顕現する。
この世に旅がある限り、彼の恐怖は振るわれ得る。英雄たちの道を妨げ閉ざそうとする、邪悪な存在の姿として。
…それゆえだろうか、「ブィリーナ」に登場する人物は大抵の場合主役として描かれる事もあるのだが、彼だけは常に、脇役としての存在にすぎない。
人物・性格
反英雄であり、紛れもない悪党。
盗賊稼業を当然のものとして捉えており、常に自身の利益の事しか頭にない。
誰かに味方していたとしても、それはたまたま利害が一致した場合のみ。意見が少しでも食い違ったのなら、それがマスターであろうと躊躇なく切り棄てる、非常に危険な側面を持つ。
それは彼自身の非情さという訳ではない。ただ彼自身の物差しこそが、彼にとって絶対のものであるというだけの話である。
戦法は、アサシンとしては珍しい待ち伏せ型。
真正面から戦うことなく、木々に隠れて「魅惑の美声」で以って自身の領域宝具内へと人を誘い込み、追い剥ぎ行為を行う。
それは魔力供給などの目的ある行為だけでなく、単なる彼自身の趣味、暇潰しとしても為される。
彼にとって人は「お宝が動いている」ようなものに過ぎず、だからこそその行動は━━━━━彼曰く"下らない"━━━━━善を重んじるサーヴァントや人間にとっては、とても許しがたいものであろう。
そのような非道、悪事を良しとする一方で、自身がどうしようもない「悪」であることの自覚はある。
例えば自身がどうしても打ち倒されてしまうような状況になった際は、素直に負けを認め、相手の強さを讃えるような、妙な潔さにそれは現れている。
多くの英雄にとって理解しがたい価値観ではあるが、それもまた、反英雄流の「矜持」というものなのだろうか。
そんな彼ではあるが、現代に召喚された事で、大きく発達した音楽ジャンルに深く感銘を受ける。
自由自在に声を操る彼はたちまちその趣味に傾倒し、日夜ボイトレに励むようになった。絶賛バンドメンバー募集中。
ボーカルの見た目がこれでは人気は出ない…というのは禁句である。
盗賊稼業を当然のものとして捉えており、常に自身の利益の事しか頭にない。
誰かに味方していたとしても、それはたまたま利害が一致した場合のみ。意見が少しでも食い違ったのなら、それがマスターであろうと躊躇なく切り棄てる、非常に危険な側面を持つ。
それは彼自身の非情さという訳ではない。ただ彼自身の物差しこそが、彼にとって絶対のものであるというだけの話である。
戦法は、アサシンとしては珍しい待ち伏せ型。
真正面から戦うことなく、木々に隠れて「魅惑の美声」で以って自身の領域宝具内へと人を誘い込み、追い剥ぎ行為を行う。
それは魔力供給などの目的ある行為だけでなく、単なる彼自身の趣味、暇潰しとしても為される。
彼にとって人は「お宝が動いている」ようなものに過ぎず、だからこそその行動は━━━━━彼曰く"下らない"━━━━━善を重んじるサーヴァントや人間にとっては、とても許しがたいものであろう。
そのような非道、悪事を良しとする一方で、自身がどうしようもない「悪」であることの自覚はある。
例えば自身がどうしても打ち倒されてしまうような状況になった際は、素直に負けを認め、相手の強さを讃えるような、妙な潔さにそれは現れている。
多くの英雄にとって理解しがたい価値観ではあるが、それもまた、反英雄流の「矜持」というものなのだろうか。
そんな彼ではあるが、現代に召喚された事で、大きく発達した音楽ジャンルに深く感銘を受ける。
自由自在に声を操る彼はたちまちその趣味に傾倒し、日夜ボイトレに励むようになった。絶賛バンドメンバー募集中。
ボーカルの見た目がこれでは人気は出ない…というのは禁句である。
因縁キャラ
・イリヤー・ムーロメツ：
宿敵ですらない、天敵。
いかに運命が彼を味方したとしても、この勇士には絶対に勝つことが出来ない。
何故ならば、他の"宿敵"という関係を持つ英霊たちとは異なり、彼は常に倒される側の存在であると規定されているからだ。
特に「イリヤー・ムーロメツに殺される」という筋書きだけは、登場人物にすぎない彼には変えられない。同じ聖杯戦争で鉢合わせた場合、彼は口を開くより早く負けを認めるだろう。
・泥新宿のアサシン(2)、金烏、フラフナグズ、モモ
同じく、鳥の因子を持つ者たち。
特に泥新宿のアサシン(2)はスキル構成も性質も似通っており、かなり相性がいいサーヴァント同士と思われる。
・黄金律持ちサーヴァント
いい獲物。聖杯戦争においては優先的に狙うが、スキル性質上権力者が非常に多いため、リスキーなものとなっている。
と言ってもカルデアにおいての悪事はスリ程度に止まるため、バレても吊るされる程度で済むだろうか。
・ナイチンゲール(原作)
「ソロヴェイ」というのは実のところ、ロシア語で「ナイチンゲール」…小夜啼鳥として有名な、鳥の名前である。
つまり彼女と同じ名前なのだが、まったくもって在り方が異なるのはどこか数奇な運命を感じさせる。
・オジマンディアス(原作)
オヤジに名前が似ている。
・ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ、グロース=アンディライリー
歌うまロシア人。
しかし前者とは思想、後者とは在り方の面で噛み合わないか。
・アイドル系サーヴァント
組まねえか！？
ビジュアルの問題は彼も自覚しており、それゆえにビジュアル面をウリとする彼女らはいいデュエット相手。
ただ同様に、大抵はビジュアルの問題で拒否される。
・泥新宿の人魚
アサシン！森！歌！俺たちゃ無敵のコンビだぜ！
危うく死にかけたため音楽性の違いで解散した。(そもそも組んでいない)
・ローレライ
同じく歌を使うアサシン。
今度こそはと思ったがやはり死にかけたため音楽性の違いで解散した。(そもそも組んでいない)
・Ceithre seoda
おお…これぞ完成されたロックの姿…
既に結成されたバンドな事もあり、彼からの羨望のまなざしは絶えない。
ライブの際にはステージ上まで飛行し、文字通りの飛び入りデュエットを目論んでいる。
おそらく3秒で撃ち落とされる。でんき→ひこうの相性は覆せないのだ。
・忍者系サーヴァント
うぐいす丸ってなんか忍者っぽいよね
宿敵ですらない、天敵。
いかに運命が彼を味方したとしても、この勇士には絶対に勝つことが出来ない。
何故ならば、他の"宿敵"という関係を持つ英霊たちとは異なり、彼は常に倒される側の存在であると規定されているからだ。
特に「イリヤー・ムーロメツに殺される」という筋書きだけは、登場人物にすぎない彼には変えられない。同じ聖杯戦争で鉢合わせた場合、彼は口を開くより早く負けを認めるだろう。
・泥新宿のアサシン(2)、金烏、フラフナグズ、モモ
同じく、鳥の因子を持つ者たち。
特に泥新宿のアサシン(2)はスキル構成も性質も似通っており、かなり相性がいいサーヴァント同士と思われる。
・黄金律持ちサーヴァント
いい獲物。聖杯戦争においては優先的に狙うが、スキル性質上権力者が非常に多いため、リスキーなものとなっている。
と言ってもカルデアにおいての悪事はスリ程度に止まるため、バレても吊るされる程度で済むだろうか。
・ナイチンゲール(原作)
「ソロヴェイ」というのは実のところ、ロシア語で「ナイチンゲール」…小夜啼鳥として有名な、鳥の名前である。
つまり彼女と同じ名前なのだが、まったくもって在り方が異なるのはどこか数奇な運命を感じさせる。
・オジマンディアス(原作)
オヤジに名前が似ている。
・ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ、グロース=アンディライリー
歌うまロシア人。
しかし前者とは思想、後者とは在り方の面で噛み合わないか。
・アイドル系サーヴァント
組まねえか！？
ビジュアルの問題は彼も自覚しており、それゆえにビジュアル面をウリとする彼女らはいいデュエット相手。
ただ同様に、大抵はビジュアルの問題で拒否される。
・泥新宿の人魚
アサシン！森！歌！俺たちゃ無敵のコンビだぜ！
危うく死にかけたため音楽性の違いで解散した。(そもそも組んでいない)
・ローレライ
同じく歌を使うアサシン。
今度こそはと思ったがやはり死にかけたため音楽性の違いで解散した。(そもそも組んでいない)
・Ceithre seoda
おお…これぞ完成されたロックの姿…
既に結成されたバンドな事もあり、彼からの羨望のまなざしは絶えない。
ライブの際にはステージ上まで飛行し、文字通りの飛び入りデュエットを目論んでいる。
おそらく3秒で撃ち落とされる。でんき→ひこうの相性は覆せないのだ。
・忍者系サーヴァント
うぐいす丸ってなんか忍者っぽいよね
コメント
反英雄かつゲスな悪党。声と歌で戦うアサシン。
勝ち残ってはいけないタイプだし、実際ほぼ不可能であると思われる。
搦め手に全振りなぶん、耐久と筋力でゴリ押してくる英霊相手にはめっぽう弱い。
イリヤー・ムーロメツは死因そのものであるため、絶対に何もできない。鉢合わせた場合は自害するか投げられるかしかないため、会わない事を祈るのみである。
勝ち残ってはいけないタイプだし、実際ほぼ不可能であると思われる。
搦め手に全振りなぶん、耐久と筋力でゴリ押してくる英霊相手にはめっぽう弱い。
イリヤー・ムーロメツは死因そのものであるため、絶対に何もできない。鉢合わせた場合は自害するか投げられるかしかないため、会わない事を祈るのみである。
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