kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実/オカルト
【CLASS】セイバー
【真名】マクレガー・メイザース
【異名・表記揺れ】サミュエル・リデル・メイザース / S Rioghail Mo Dhream / Deo Duce Comite Ferro
【性別】男性
【身長・体重】185cm・72kg
【容姿】黒い紳士服を着た男
【地域】イギリス
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力：C 耐久：C 敏捷：B 魔力：A+ 幸運：B 宝具：A+

魔術に対する抵抗力。
一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
豊富な魔術知識と魔力により、瞬間的にであればさらに高い防御性能を得ることも可能。

騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

カバラ、占星術、錬金術、タロット等を始めとした各種魔術、及び儀式の実行。
その他、魔導書の解読や作成、軍学、語学、話術、暗号解読、学術一般などに長ける。
キャスターだったらもっと凄いとは本人の弁。

武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
特別な属性を持つわけではないが、黄金に輝く魔力を放つ。

魔術結社黄金の夜明け団を創立し、神秘の探求に生涯を懸けた精神と行動力がスキルとなったもの。
肉体的な強化効果は持たないものの、あらゆる魔術の行使に耐えうる超人的な精神を有する。

ランク：A 種別：対人(自身)宝具 レンジ：0 最大捕捉：1
魔導書『アブラメリン』に記された聖守護天使の加護と悪魔の喚起、使役。
これらによる精神防壁と肉体強化、及びいくつかのスキルの一時的な獲得。
ただし、ここで言う天使とは現実とは異なるどこかに存在する何者かではなく、術者自身の魂の中にある最も神聖な部分である。
そして悪魔と呼ばれるものも異界に潜む邪悪の化身などではなく、それもまた術者の中に潜むものである。
つまりこれは、儀式と、宣誓と、覚悟と、そして何よりも心に抱いた黄金の夢によって、一人の人間がその魂に持ち得る最高の、そして最大の力を発揮すると言う――ただそれだけのものである。
人間舐めんなオラー！

ランク：A+ 種別：対法宝具 レンジ：1〜2 最大捕捉：1
固有結界の亜種。
夜の終わりとその先にある朝の始まり、黄金の夜明けの夢を剣の形にしたもの。
あるいはカバラの奥義、人間がその先――完全な人間へと至るための意志であり可能性。

かつて『神代』と呼ばれた時代があった。
そしてそれはいつしか終わりを迎え、代わって『現代』が始まる。
神代の世界を動かしていたルールは無用のものとなり、世界は新たな法則によって覆われた。
――それから数千年。
『現代』のその次。未だ存在せず名前もないそれ――『新代』とでも呼ぶべきもの。
世界は新たに生まれ変わり、そこに生きる人間もまた新たな段階へと至るだろう。
そしてその進化の中で『現代』はかつての『神代』のように過去のものとなって行く。
新たな世界の始まりと共に、今ある世界は終わりを迎える。
それがこの宝具が持つ力である。

かつて『現代』が世界を塗り替え神代を終わらせたように、人間が階梯を昇ることで生まれた次代の人間と彼らによって作られる新しい世界は、古い時代を駆逐する力を持つ。
その『新世界』よりも古いもの――つまりは今ある全てに対し、新たな世界の新たな法則をぶつけることで特効ダメージを与える黄金に輝く剣。
ただし、その性質上『今の時代』から見れば敵と看做される可能性を持つ諸刃の剣でもある。
そのため使うとかなり本気で死にかける。

『剣』
いわゆるサーベル。特別なものではないが魔術的な加工により極めて頑丈。
魔術行使の際には杖の代わりとしても使用できる。
魔術だけではなくフェンシングの達人でもあったという。
『貧弱な魔術師なんて二十世紀にはとっくに流行遅れさ！　剣の一つくらい使えないとな！』

『拳』
鉄拳。魔術的な肉体強化を加えてあるためそれなりに硬い。
フェンシング同様、ボクシングも修めておりなかなかの腕前だったという。
『実はボクシングも出来るんだぜ？　ま、イギリス紳士の嗜みってやつだ』

『魔導書』
数々の魔導書。
記された魔術を行使する他に、自立した魔力炉としても機能する。
これにより、マスターへの負担を抑えて活動できる。
宝具の使用ともなるとさすがに厳しいが、現界を保つだけならば充分な程度の魔力は供給可能。

『その他霊装』
主に魔導書に記されたアミュレットやタリスマンの類。
『ソロモンの大いなる鍵』の七つの星の加護を得る護符や『アルマデル奥義書』の天使の護符など。
相応の手間はかかるが量産も可能。他者に使わせることもできるため、マスターを守るために用いることも。

本名サミュエル・リデル・メイザース。十九世紀から二十世紀初期の人物。
魔術結社『黄金の夜明け団』の設立者の一人であり魔術師。
結社設立の他に魔術師としての活動は、団の参入儀礼の構築、『アブラメリン』『ソロモンの大いなる鍵』『アルマデル奥義書』『ヴェールを脱いだカバラ』等いくつもの魔術書の翻訳や、アレイスター・クロウリーを弟子に迎えたことなどが挙げられる。
黄金の夜明け団についてであるが、クロウリー入団後しばらくして内紛により分裂。その際にはパリ、ロンドン間で大規模な一代魔術合戦が行われたという。
その後、メイザースとクロウリーは黄金の夜明け団を半ば追放のような形で脱退。
メイザースはその後も魔術研究と魔術書の翻訳に注力し、黄金の夜明け団メイザース派、後のA∴O∴アルファ・エト・オメガの指導者となる。
黄金の夜明け団設立前は英国薔薇十字協会やフリーメイソンの構成員でもあった。

魔術大好きで魔導書大好きの夢に生きる男。
魔術使いとしての実力は確かなものだが、それはともかく人間としては割とダメ人間の部類に入るタイプでもある(元ネタの人物からしてそんな感じである)。魔術師ってそんなもんですよね。
基本的にサーヴァントとしての、あるいは英霊としての仕事はあまりやる気がなく、趣味が優先遊びが優先。働きたくねえ！
……生前から労働とはあまり縁のない(※やや婉曲的な表現)人物なのだった。
だが仕事としてはさておき趣味としてならば話は全く別、サーヴァントや英霊というものはそれ自体が神秘の塊なので興味の対象なのである。
そのため結果として聖杯戦争に対しては積極的な姿勢を見せることとなる。
また、やる気がないとは言うが流石に全くやらないと言うわけではないし、気に入った相手であれば協力は惜しまない。
外見年齢は二十代前半頃。隠秘学研究に足を踏み入れたばかりの、つまりは最も夢に溢れていた時代のもの。

願い事は『不完全な人間』である現在の人類を『完全な人間』として新たなステージに立たせること――と言うのはあくまで大きな目標の一つ。
これはつまりカバラの奥義であり、その研究のために現世での活動基盤が欲しいと言うのが願いである。
壮大な夢を持ってはいるがそれは自分で叶えるので、そのための第二の人生を願うというスタイル。
聖杯の力があれば経過を飛ばすこともできるかもしれないが、基本的に趣味人であるためその辺りを自分でやるのも楽しみの一つだと思っている。

余談ではあるが、カバラの奥義の完成はあくまで目標の一つに過ぎない。
たとえば、黄金の夜明け団の再興だとか。
あるいは、旧友であり自慢の弟子であり終生のライバルであるアレイスター・クロウリーとの再会だとか。
もしくは、『完全な人間』が作る『新世界』の更にその先を目指すことだとか。
さもなくば、何事かを成し遂げるためにではなく、ただ好奇心と知識欲の赴くままに神秘を追い求めることだとか。
――他にもまだまだ、夢は尽きない。

アレイスター・クロウリー
自慢の弟子――そのものではないのかも知れないが、自分の知っているクロウリーも概ねこのような人物であった。
黄金の夜明け団脱退以降色々と揉めたりはしているのだが、しかしそれでもやはりその魔術の腕には一目置いている。と言うか、もうほとんど最高の評価を与えている。
……また何かろくでもないことやりやがったらしいなあいつ！
『二十世紀最高の魔術師が誰かと聞かれたら俺は自信をもってこう答えよう。
　それはアレイスター・クロウリーだ！　ってな。
　――ま、もちろん二番目は俺だが。
　……あと別の話だけどなんなんだお前、『何か大きなものの残骸』って』
(※クロウリーは自著の中でメイザース(をモチーフにしたキャラ)をそのように評している)

エイワス／コロンゾン
「ろくでもないこと」。
『人類の再定義とやらはごめんだがあの力は惜しいな……。
　なんとか捕まえて利用……難しそうだな』

ウィリアム・ウィン・ウェストコット
かつての友人であり同志であり、そして魔術の深奥への道を行く中で袂を別った相手。
『俺達はほんの一時同じ方向を見ていただけで、目指しているものは違っていたんだろうな。
　そして結局最後は分かり合えずに喧嘩別れときたもんだ。
　……だけど、今更言うようなことでもないけれど――俺は今でも、お前のことを友人だと思っているよ』

アレイスター・クロウリー(騎)
自慢の弟子……のような誰か。誰だお前。
『誰だお前……いや誰だお前！
　……え？　クロウ……リー？　嘘だろ……。
　えっ何……そっちの俺はどうなってるんだ……いやいいやっぱ聞きたくない怖い』

クリスチャン・ローゼンクロイツ
薔薇十字団の祖。カバリストとしても結社の首領としても偉大な先人に当たる人物。
『――かのローゼンクロイツ翁に会えるとは望外の喜び。
　貴方が遺した知識と御業は数知れず、その夢に惹かれたものもまた多く――そして俺もまたその一人。
　ありがとう、クリスチャン・ローゼンクロイツ。貴方の薔薇と十字の輝きに、最高の感謝を』

エリファス・レヴィ
オーケーちょっと待った一端落ち着こう。
魔術的な影響を多分に受けていることは認めざるを得ないがそれ以外は知らない。断じて知らない。ファンとかじゃねえ。絶対に違う。
って言うかなんだよアレはアレがあのエリファス・レヴィかよ。
『召喚術師としての観点で言うなら――そうだな。
　まずスコッチの風呂に頭まで浸かってアヘンを山ほどキメるだろ？
　その後ベッドから転げ落ちてカビ臭い床で寝ながら悪魔を呼んだらあんなのが出てくるんじゃないか？』

タイタス・クロウ
カバリストの後輩が何やら凄いことをやってるらしくて少し嬉しい。
『ああ、分かる分かる。楽しいよな暗号解読。
　俺も図書館漁って魔導書集めてよくやってたよ――ところで、魔導書と言えばなんだが。
　聞いた話じゃ色々持ってるらしいじゃないか――ネクロノミコンとか、妖蛆の秘密とか、水神クタアトとか！
　……少しでいいから読ませてくれないか？　大丈夫、精神防御なら心得がある方だ』

ウィルマース財団
聞いた話ではミスカトニック大学の図書館には数々の魔導書が所蔵されているらしい。
なんとかして潜り込めないものかと考えている。
『こっそり忍び込む……のは難しいか。
　かといって正面からってのも……』

新世界秩序同盟O-13
メイザースは一時期ではあるがフリーメイソン構成員の一人であった。
……当時から何か妙な動きを見せている奴がいた気はしていたのだ。
その後にも何やら色々あったようだが――どうやらまた妙な組織が発足したようだ。
なんだ忍者って。なんだ料理魔術って。
『あんなお笑い組織だったかなーフリーメイソンって。
　……いやよく考えたら完全には否定できないか、うん』

ジャック＝ド・モレー
フリーメイソンの危ない奴。
直接の面識はないが何かおかしいぞこの組織とは当時から思っていた。
『早いうちに抜け出せて助かったよ。
　あのまま居続けてたらどうなってたか……』

堕天使ルシファー
悪魔王サタン
『神聖なる天使と悪魔』によって召喚する悪魔――ではなく、それと同じ名を持つ怪物。
『あれが本物か……流石に桁が違うね。
　何かに使う……のは難しそうだな、こっちも』

サミィ・L・メイ
ある世界における可能性の一つ。
詳細は当該ページへ。

元フリーメイソン構成員で元英国薔薇十字協会員で黄金の夜明け団の創立者でアレイスター・クロウリーの師匠というやたらと凄い経歴を持った超凄い無職である
……まあ一応翻訳家とか作家とか言えなくもないけどね！