ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

[フリー素材]






「酔え、嗤え、歌え。人間は泣いて生まれてくるが、どれだけ笑えるかはその人間次第だ────」

「キ──、キ──、キ──…………。誰も彼も、みんな俺のように、皆等しく、平等にィ……」


「笑顔の陶酔に酔いしれるがいい。」



【基本設定】

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】霧六岡六霧(Requiem世界)
【真名】パブロ・エスコバル
【異名・別名・表記揺れ】『麻薬王』
【性別】男性
【身長・体重】173cm・83kg
【肌色】薄 【髪色】白 【瞳色】濁った黒にまだらに赤が混ざる
【外見・容姿】常に気味の悪い笑顔の、薄くひげを生やした男。基本的に立ち上がることは少なく、常に座して陶酔している。
       目は互い違いを向き続け、不気味に吊り上がった口端からは唾液が垂れ流されている。
【地域】コロンビア
【年代】20世紀後半
【属性】混沌・狂
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D 耐久:A++ 敏捷:C 魔力:D 幸運:A+ 宝具:C

【クラス別スキル】

狂化:Ex

パラメーターを大幅に上げることが出来るが理性の大半を奪われる。しかし、彼の場合は普通に会話も出来る。
だが、その彼の中の常識は薬物の影響で異常なまでに捻じ曲がっているため、通常の会話はほぼ不可能となっている。
例えるならば、すんでいる世界が違う。どれだけ会話を試みようとも暖簾に腕押し、糠に釘。どのような意見や言葉にも動じず、全てを受け流して取り込み、そして有耶無耶とする。
それどころか、会話をした場合彼の持つ精神汚染が流れ込んでくる危険性すらも孕む。その様は例えるなら、生きている麻薬そのもののような存在。

【保有スキル】

黄金律:B

人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指す。
大量の麻薬売買によって、彼は永遠に尽きぬと思われる程の財産を所有している。

アウトロー:A++ → 麻薬王:A+++

反英雄たる彼の生涯を象徴するスキル。このスキルは外せず、無効化できない。
何かとルールや人の道を外れた行為や作戦を取ろうとする。そこに理由はなく、ただ直感だけで人の道を外れる。
高いスキルランクに加え宝具が規模の大きい物の為、彼の行動すべてが何らかの悪影響を社会に与えると目されるほどに、彼の行動は危険。
また麻薬王と二つ名を冠するほどに多くのコカインを流通させたこと、並びにそれらによって世界中に広まった"麻薬への畏怖感情"を霊基に取り込んだ事に由来し、
霊基からコカインなどの彼が流通に関わった麻薬を際限なく生成し、それを自在に彼の意志で操作することが出来る。
戦闘時にはそれを用いた攪乱や各種デバフの他に、麻薬を使った痛覚遮断や筋力強化なども行う事が可能になる。

精神汚染(薬物):Ex

薬物により精神が錯乱しているため、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。
これは生前に流通させた薬物への畏怖や恐怖も信仰として取り入れているためであり、通常の彼はここまで薬物に依存した人格ではない。
組織の長やコロンビアにて住民の支持を得ていた側面で召喚されればまた違うのだろうが、"麻薬王"という側面で召喚されたため、彼は常に麻薬の酩酊状態下にある。
そういった状態の副作用により、彼は薬物の持つ幻覚や被害妄想などのデメリットを帳消しにすることが出来る。
またこのスキルは彼自身だけでなく、彼の周囲の人間にも大きく影響を及ぼし、会話をした相手に対してランダムで精神汚染を始めとしたデバフを付与する。
確率は低く抵抗手段も豊富にあるが、ノーデメリットかつローコストで連発することが出来る為、長期戦を行う場合は注意が必要である。

【宝具】

我は神となり、汝に死を命ずメデジン・カルテル

ランク:C 種別:対人 レンジ:1〜10 最大捕捉:100人
生前にパブロ・エスコバルという人間が創設したコロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」が宝具となった物。
霊基を分割する形で重火器を保有した武装集団や、移動に適した航空機など多種多様な武器や人員を召喚することを可能にする、非常に汎用性に富んだ宝具。
だがこれらは全てパブロ自身の霊基から分割される形で召喚されるため、数を出そうとすれば当然それに応じた魔力を消費するため通常のマスターならばあまり数は出せない。
加えて、召喚した人員や武器が破壊されればその失われたリソースは戻ることなくダメージもパブロ自身にフィードバックする。ので、多用や過信は禁物の宝具と言えるだろう。

召喚される人員は戦闘の他に麻薬の密売や流布なども行える。その場合は一般人に偽装する、疑似的な「無力の殻」スキルのような効力も持つ。
これにより流布された麻薬もまた、彼らと同じように元々はパブロ自身の霊基の一部であり、その麻薬を服用した者はパブロと魔力の経路が繋がる。
即ち麻薬の流布が拡がれば広がるほどパブロが持つ魔力タンクは増える事となり、それによってこの宝具で呼び出せる武器や人員の規模も大きくなっていく。
麻薬常習者の数が1000の大台を超えれば、生前に彼が作り上げた豪邸や動物園などすらも実体化させ、疑似的な陣地作成スキルに近い芸当も可能になる。
時間が経過すればするほどに力をつけ、同時に人々の生活の背後に隠れて見つかりにくいという、厄介な宝具である。

「見せてやるよ、みんなの笑顔を。みんなの夢を。お前に、笑顔のすばらしさを教えてやる」

「さぁ皆、夢を見せてくれ。みんなで一緒に笑い合おう。笑顔だけの世界へ。誰も悲しまない世界へ」

「さぁ、お前も、永劫の快楽へご招待だぁ……」

さぁ、君も永劫の快楽へスマイル・ワールド

ランク:A 種別:対軍 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000人
バーサーカーで召喚された彼────正確には、パブロ・エスコバルという英霊に加え"彼がばら撒いた麻薬に対する負の感情"という信仰もまとめて得た彼だけが持つ宝具。
常に酩酊状態にあるその精神状態に加え、現界してから霊基を分割して作り続けた麻薬に溺れた人々の精神状態を融和させ、1つの巨大な心象風景を編み上げて周囲に展開する。
彼が麻薬による酩酊を超えて、明確に自意識を以てして"敵意"を抱いた場合のみ、麻薬の素晴らしさを理解させるという手段で用いる。

効果範囲内にいる全ての知性生物を、展開した心象風景内に取り込んで麻薬の持つ"幻覚状態"に近い悍ましい光景を現実として反映する。
瑠璃色に輝く月に足元を隙間なく埋め尽くす蜘蛛や百足。皮膚の下を這いずり回る赤子の顔持つ蛆虫。常に耳元で囁かれ続かれる罵倒や人格否定。
それらは全て麻薬によって生み出される負の幻覚であるのだが、彼はそれを自身の周囲に収束させ敵意を向けた相手にぶつけて、「現実に或る苦痛」として説得に使う。
その幻覚は彼が現界後に麻薬を服用させた犠牲者の数に応じて増大し、その数によっては絶え間なく悍ましい幻覚が続くため、精神耐性を保持していない英霊の場合5分も保たない。
彼はこの幻覚群を「このような悍ましい物が現実にはたくさんある」「だから麻薬に溺れよう」と、自分に対して敵意を向けた相手を笑顔に溺れさせるための攻撃として使う。
無論これらは麻薬によって生み出された幻覚であり、彼の主張とはむしろ真逆の概念に当たる。だがそれを指摘したとしても全く彼には届くことはない。
「いやこれは現実だ」「現にお前は今傷ついている」など、どのような言葉を以てしても説得は無意味であり、結局はパブロを倒すしかない。

だがこの宝具を発動したパブロは、心象風景の現実への投影によって「麻薬によって無敵化された精神状態」がそのまま霊基に反映される。
痛覚の遮断に加えて筋力の強化や魔術に対する防御の所得など、非常に倒すのが厄介な状態になる。

【Weapon】

『笑顔』
「お前も、笑え。殺し合っても良い事など、何もない。傷つくだけだ。
 この現実など苦しいだけだ。夢の世界は気持ちがいい。ほら、お前も笑顔にしてやろうか」
その言葉は、理性を怪しく融かし、極彩色の夢を見せる。

【解説】

20世紀に名を馳せた、最大にして最悪の『麻薬王』。
コロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設し、アメリカをはじめとした世界中にコカインを売り渡してきた。
最盛期のメデジン・カルテルは、世界のコカイン市場の8割を支配したとまで言われ、それによって多くの悲劇や怒り、憎しみを生み出した。
そういった「彼が流通させた麻薬への負の感情」もまた『麻薬王』という二つ名へと収束されたため、バーサーカーの彼はその側面が非常に強く出ている。
そのため生前の彼そのものとは異なり、"パブロ・エスコバル"という人物に"麻薬"という属性が付随し、カリカチュアライズされたような英霊となっている。
具体例を挙げると、常に麻薬に酩酊している、その酩酊状態が会話を通じて周囲にも広がる、霊基から麻薬を生成できる、などの特性が付随する。
組織の長として立った判断力や手腕などは期待できないが、英霊としての強さは飛躍的に向上したと言えるだろう。

『麻薬王』と呼ばれるほどの存在だったため、裏社会においてその影響力は計り知れなかった。
彼の命令によって死んだ人間は3000人以上にのぼるとすら言われている。その犠牲者は敵対者のみに関わらず、政治家にも及んだ。
コカインの流布に頭を痛めたアメリカ政府がコロンビアに対して引き渡しを要求するも、多くの賄賂とテロリズム、大統領候補暗殺まで行ったほどに手段を選ばない人間だった。
彼の非道さを表す言葉として、彼は自分自身を「私は神になる。私が死を命じれば、その人間はその日のうちに死ぬからだ」とまで語った。

そういった手段の選ばなさから、コロンビアの当時の大統領は恐怖に屈服し、コロンビア内部において敵のいない状態となった。
彼によるコカイン流通を止めたいアメリカだったが、コロンビアは彼の身柄引き渡しを拒否。懲役5年という非常に軽い罰で済ませるなど、当時のコロンビアは完全に麻薬王に屈していた。
収監された施設すらもパブロ専用に作られた豪奢な刑務所であり、もはや警察や国が彼に対して強く出る事の出来ないという『麻薬王の支配』を表すものとなっていた。
だが刑務所内で殺人事件を起こした結果世論も沸騰。政府は別の刑務所への移管を命じるが、その移管中に堂々と逃げ出し、町へと潜伏した。
コロンビア政府、アメリカの諜報部隊、そしてパブロを私怨から狙うと称する集団から追われる身となり、町への潜伏を余儀なくされる。
携帯による通話の電波を察知したコロンビア治安部隊が彼の居場所を突き止め、一斉射撃を行って殺害という形で彼の人生は幕を閉じた。
コロンビア政府すらも一時は屈服させたという恐ろしさから、「史上最も凶悪非情な野心に満ちた男」と揶揄された。

だが、恐ろしい麻薬王であった事実とは裏腹に、彼はコロンビアにおいては非常に多くの市民の支持も受けていたという。
最盛期においては年間最大250億ドルの収入を得ていたとも目されており、彼はその潤沢な富を用いて貧困層の住宅建設、サッカースタジアム建設などの慈善事業に熱心だったという。
彼のこういった慈善事業は、後の分析においては「市民に自分を信用させ、コロンビア全体を自分にとって安全な領域とする為」であったと考察されている。
事実彼が治安部隊の特捜チームによって射殺された際には、大勢のコロンビア市民が悼み悲しんだという記録あり、彼の葬式には25000人が参列したという。
これらを総括し、当時のコロンビアの多くの人にとって彼は、「ロビンフッドのような人物だった」と評価される面も存在する。

【人物・性格】

幼少期は非常に優れた才能を持っていたらしく、故に自分以外の人間が何故自分のやるように上手く物事をこなせないのか疑問に思っていた。
その理由こそ「自分以外は生まれが不完全だから」と考えている。故にどんな境遇で生まれようと、どんなに成長や才能が劣等でも、みんなが平等に"幸せ"になれる手段を求めていた。
かつてはそれを『金』と考えていたが、金銭では結局格差を生むだけだと悟り、最終的に「物理的制約に囚われず、みんなが等しく笑顔になれる」麻薬という手段に行きついた。
麻薬を服用した人間はみんな揃って笑顔になり、自分だけの夢に酔い痴れる。それこそ人類のあるべき姿であり幸福の終着点だと、彼は信じて疑わない。
『麻薬王』の側面が強く出た結果得てしまった精神汚染により、その思考は更に拍車がかかっている。

史実においてコロンビアの貧困層へ住宅を建設するなど慈善事業に熱心であり、現地ではメデジン市民を中心に支持を得て英雄扱いされていた。
現代ではこの行為は安全を確保するための行為だったと分析されているが、これは彼なりに自分という存在と自分以外の劣等の格差を埋めるための慈善事業であった。*1
このように、根は(その根幹が狂っているとはいえ)非常に他人を慮る事の出来る人物。だがその手段も結局は、犯罪で稼いだ金による施しや麻薬の流通という行為へと至る。
天性の業か、あるいはそういった星の下に生まれているのか、彼はどこまでも犯罪として扱われる行為でしか他人を救う事が出来ずにいる。

と、ここだけ書けばまだ良い人物なのだが、これらは全て「他人は自分より劣っている」という極端な選民思想ゆえである。
聖人の如き言葉を謡うが、結局のところはまずパブロという人間が最初にあり、彼はそれを愛している。自分を愛しているからこそ、彼は他人を慮るのだ。
第一に自分、第二に全人類。そういう方程式が彼の中に成立している。だからこそ、『彼が考えた』麻薬の流布という救済を否定する人間には容赦しない。
麻薬を世界中に流通させるのは麻薬で幸せな人間を増やしたいがためであるが、それ以上に「そうする自分は美しい」と陶酔するためでもある。
故に、それを否定されると激昂し、そしてあらゆる手を使って排除を試みる。何故なら自分より劣っている他人が、自分を否定するなど有り得ないから。
表向きは聖人の如き存在だが、一皮めくればその内側にはどす黒い傲慢性と苛烈さが潜んでいる……というのが、生前の彼の本性である。

だが、現在の彼は『麻薬王』の側面で召喚された事により、恍惚の夢に酔い痴れ続けている。故に、基本的に全ての他者の言動を"肯定"としてのみ受け取る。
史実においては敵対者へのテロリズムなど過激な行為に走ることが多々あったが、現在の彼はそういった面は失われ、ただ笑顔という恍惚に溺れるだけの人格となっている。
生前のアウトローの王としての苛烈性は確かに身を潜めているが、その代わり常時酩酊状態によって得た痛覚などの感覚機能の麻痺と、他人の言動を都合良く曲解する感覚が非常に厄介。
それは即ち「説得の余地が皆無な状態」と言ってもよく、たとえどれだけ罵声を浴びようと、暴力を振るわれようと『自分に構って欲しいだけ』と聞く耳もたず解釈し、麻薬の餌食にされるであろう。
彼を相手取って説得を試みたり戦闘を行ったとしても、それは単なる独り芝居のパントマイムでしかない。肉体的頑丈性が近代英霊故に低いのが最後の救いと言えるだろう。
それでも尚も引き下がらず戦闘を続けていれば、酩酊が覚めて痛覚の遮断などは消え去るが、それは即ち最悪の宝具の引き金になる……という諸刃の剣の性質を持つ。

【因縁キャラ】

マーチヘア
最も気の合うサーヴァント。彼女と彼が揃えばもう悪夢。
人は快楽におぼれ苦痛に苦しみ、それでも笑顔の絶えない真の地獄が完成する。

メアリー・スー
『人を笑顔にする』という同じ目的を持っていながら、真逆に存在する英霊その1。
直接的でなく、物語で笑顔にしようとする彼女に対し、彼は強い不快感を示している。

ミュンヒハウゼン男爵
『人を笑顔にする』という同じ目的を持っていながら、真逆に存在する英霊その2。
"嘘"で笑顔にしようとするという行為を『笑顔への侮辱』と侮蔑し、同じように強く不快感を示している。

キルケー(弓)
同士にして同志。出会えば最悪のタッグとなるであろう。
互いに酔い痴れた笑いを響かせながら、世界中を笑顔で染め上げようと企む。

サルヴァトーレ・ルカーニア
優先順序の違う相手。向こうは商売を優先して麻薬を扱ったが、パブロは善意を以て麻薬を扱った。
だが正確にはそれは傲慢性から来る善意だったため、結局のところはどちらも悪人なのは変わらないだろう。
その善位によって何人もの人間が死んでいるわけでもあるのだから。

紀伊國屋文左衛門
根幹の違う相手。同じ商人ではあるが、パブロの場合はそこに治安の崩壊が挟まる。
どれだけ善意が根幹にあろうと、治安を乱した時点で彼とパブロは相入れない。

霧六岡六霧
ある可能性に於いてのマスター。非常に気が合い、そして共に語り合う。
彼らの根幹は致命的にずれているが、彼らの人柄だけは噛み合う為に、紙一重で関係が続いている。
原作で例えるなら、術ジルと竜之介のような関係である。

麻薬使いたちに一言

フランチェスカ・ヴィスコンティ
「龍の血から生まれた麻薬……さぞや、いい笑顔が見れるのだろう。
 それを寄越せ。俺が世界に広める。お前と共に、世界中が夢を見るんだぁ……」

ソニア・リーゼンニラヴァチ・グラズノヴァ
「ああ、俺と同じような耐性持ちかァ……。それは良い。一緒に夢に、酔い痴れよう」

皮裏景
「何を躊躇う? 何故逃げる? 笑顔になれる事から逃げるなど、生きる事の否定と変わらないぞ?」

フロート
「英霊と死徒……相反するらしいが関係はない。笑顔になる権利は皆平等だぁ……。
 お前と俺はよく似ている……。さぁ、共に手を取り合おう」

【その他情報】

イメージカラー:眼に痛い程の紫
特技:麻薬売買
好きなもの:笑顔、お金
嫌いなもの:痛み、自分を否定されること
天敵:警察、法
願い:笑顔

【一人称】俺 【二人称】お前 【三人称】アイツ、呼び捨て

【台詞】

「キ──、キ──、キ──。ああ、なんだぁ? 俺を、喚んだのかァ……。随分と、奇特な奴だぁ……。
 俺はパブロ。パブロ・エスコバル……。かつては"麻薬王"と呼ばれ……皆に愛されたものだ……。キキ────まぁ、最後には殺されたが。
 俺は全ての快楽を知っている。全ての悦楽を体験している。だが……何よりも至高の笑顔を、君に届けよう。俺は、快楽に愛されているのだから」

「いつの時代も、意味を求めようとするのは人の悪い癖だァ……。願い? そんなもの、どうだっていいだろう。
 ただ笑えていればそれでいい。そこに意味なんてない。生まれた意味? 努力した意味? そんなもの、笑顔を縛る枷でしかない。
 努力など放り投げればいい。絆など捨ててしまえばいい。永劫に快楽に酔い続けるのが、一番の幸せだろう?」

「人は哭きながらこの世に生を受ける。それは何故か分かるか? 分かっているからだ。この世界が、苦しみに満ちていると。
 怖いのだ。自完全な自分が、この世で生きていけるのかと。────そんな恐怖を無くすために俺はいる。人を苦しみから、開放するために。
 人は泣いて生まれるが、どれだけ笑っていきるかはその人次第だ。だから……笑顔は大切なんだ。笑顔は幸せの象徴だからぁ……」

「そうかそうかぁ……。俺を止めたいのかぁ。それがお前の願いかぁ。だが、それは本当に重要か?
 お前が生きるのは何のためだ? 幸せになる為だろう。幸せとはなんだ? そう、笑顔だぁ……。単純明快な道理だろう?
 俺はお前たちを笑顔にする術を知っている。常識も、しがらみも、摂理も超えた先に或る、本当の笑顔だ。
 俺を止めたところで、幾億幾兆の苦しみが待っているだけだぞ? そんなもの、投げ捨ててしまえばいい」

「そんなに怒るなよぉ。怒りは危険だ。人の道を簡単に踏み間違えさせる。
 俺だってそうだった。ほんの少しカッとなっただけで、友人の脳天を銃で撃ち抜いてしまったぁ……。悪い事をしたなぁ。
 怒るよりも断然、笑う方がいい。だって笑顔は幸せの象徴だ。ほら、お前も笑顔にしてやろうかぁ?」

【コメント】

(゚∀。)y─┛

冷静に考えれば近代過ぎるし、なれても幻霊だなこいつ?
……って練り直すときは思ってたんだけど、こいつ現地だとめっちゃ有名だった。
一応「彼がばら撒いた麻薬への負の感情も取り込んでいる」として、単体で英霊になれてる理由を追加。
それに付随する形で同時に性能もまぁまぁ盛った。


旧盤

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