ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「偽りの神、暴食の罪、蠅の王たる我が命ず_____」

「_____喰らい、貪り、埋め尽くせ!我が我である限り、其の総てが赦されるだろう!」


基本情報

【元ネタ】新約聖書(+旧約聖書)
【CLASS】アーチャー
【真名】ベルゼブブ
【異名・別名・表記揺れ】蠅の王、偽神、魔界の君主、ベルゼバブ、ゼールゼブブ、ベルゼビュート、蠅のバアルバアル・ゼブブ
【性別】男性
【身長・体重】183cm・80kg
【髪色】白髪に鉛色のメッシュ 【瞳色】黒目に濁った深翠
【外見・容姿】捻じれた双角と虫の羽根を生やし、甲殻の鎧を纏った蠱惑的な男
【地域】地獄
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A++ 魔力:A+ 幸運:E 宝具:A+

【クラス別スキル】

対魔力:C

魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。
大魔術や儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:Ex

ベルゼブブは真性悪魔である。
人になど寄生せず、確固たる「魔」として確立した存在であるが故に、単独での活動が可能。
本来ならばマスターさえ必要とせず、召喚された時点で捕食するのだが、何故か彼は実行していない。
それどころか自ら魔力供給を求めており、マスターである鮮ヶ夜蓮に何らかの執着心を抱いているようだ。

【保有スキル】

蠅の王:Ex

変化、自己改造、天性の魔などを混合した、悪魔の異能と魔性を示す称号スキル。
ベルゼブブは個体でありながら群体でもあり、その肉体は無数の蠅によって構成されている。
故に如何なる姿形にも変化でき、どれだけ傷つこうとも魔力さえあれば直ぐに再生してしまう。
それどころか、魂喰らいや後述のスキルなどで魔力を捕食・摂取する度に蠅は増殖していき、その体積を恐るべきスピードで膨らませていく。
小手先の攻撃は意味をなさず、魔群総てを消滅させる広域攻撃がなければベルゼブブの討伐は不可能。

魔力侵蝕:A+

暴食の罪を司る悪魔としての特権。魔力放出が変異した亜種スキル。
何であれ魔力で構成されるものを汚染し蓄える。同ランク以下の魔力放出を打ち消す呪詛の顎。
放出することも可能で、纏わりついた魔力は周囲を蝕み、相手の肉体と霊核を爛れ落として凌辱する。

魔王権:A

地獄の大魔王サタンに次ぐ魔王、魔界の君主としての絶対的な権限。
魔性に属する者に対する絶対的な支配権。与する者の士気を高め、仇なす者を威圧する魔王の覇気。
また、ベルゼブブを悪魔たらしめる楔でもあり、このスキルがある限りデバフの類に対する高い耐性を得る。

【宝具】

嵐神堕天・暴蝕腐墜インフェクション・バアル・ゼブブ

ランク:A+ 種別:対軍/対神宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉:666人
疑似宝具たる二振りの槍『歪・撃ち牽く駆逐』と『歪・鳴り響く霹靂』を自身に突き立てることで発動する第一宝具。
魔戒の君主としての権限を行使し、自身の霊核に刻まれた暴食の大罪を鍵として地獄門ゲイツ・オブ・ヘルを開錠、眷属たる無数の蠅を招来する。
彼の内より溢れ出る蠅の大群は、天空を埋め尽くし、大地を喰い尽くす。遍く生命と信仰を貪る飢餓の波を引き起こす捕食宝具。
暴食故に敵味方の区別などなく、一度発動すれば範囲内に存在する総ての生命体に容赦なく襲い掛かり、その血肉を喰い潰すまで止まらない。
そうして捕食された相手の霊魂・霊核は魔力へと変換され、ベルゼブブ本体へと還元される。
一方的な生命の循環、醜き欲望を体現した、正しく悪魔の所業_____真性悪魔ベルゼブブに許された権能にして罪業である。

偉大なる嵐神バアルを冒し、貶め、穢し尽くした“神喰らい”としての本質からか、神格に対しては極めて強力な特攻性能を発揮する。
レンジ内に神性を持つ者がいる場合、魔群は対象を積極的に狙うようになる。また、神性持ちを捕食した場合の魔力変換率は通常の数倍に及ぶ。
もしもバアルに対して行使した場合、その残された英霊としての力をも凌辱し、ベルゼブブは真なる悪魔として再誕を果たすに至るだろう。
また、この宝具は「殺す」ものではなく「喰らう」ものであり、死を超越した者であってもこの侵蝕の嵐から逃れることは不可能。
……ちなみに槍を突き刺す必要はない。バアルの象徴である双槍を自身の血で穢すことで間接的にバアルを喰らった、という自己満足に過ぎない。

暴蝕化身・偽神再臨ベルゼビュート・ニベルコル

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ベルゼブブに取り憑かれた少女ニコール・オブリーと、彼女が生んだベルゼブブの子ニベルコルに由来する宝具。
対象の体内に自身の霊核から作り出した蠅を埋め込む。蠅は宿主の体力、魔力、知識、欲望、総てをエネルギーとして変換・捕食し成長していく。
やがて宿主の総てを喰らい尽くして孵化した蠅に本体の霊核を移植することで復活を果たすという、極めて悍ましい宝具。
孵化する前に蠅を摘出すれば宿主の死は回避できるが、それでも何らかの後遺症は残ってしまうという悪辣さも秘めている。

極めて強力かつ凶悪な宝具だが、「喰らう対象は拘らず、されど喰らうのは自分でなければならない」という彼の美学に反するため使用は極めて稀。
故にこの宝具を使うということは即ち、彼が自らの拘りを捨ててでも生きたいと思うような、余程切羽詰まった状況であることを示している。

【Weapon】

歪・撃ち牽く駆逐アィヤムル・シェケラ

悍ましい瘴気を纏った短槍。バアルの持つ二振りの槍が変質したもの。
元々厚みのあった矛先は捻じれ、無数の凹凸や枝先を形成しており、本物以上に槍らしさは損なわれている。
主に相手を圧し潰す鈍器、または相手の獲物を絡め取って圧し折る武器壊しとして使用される。
魔力侵蝕スキルとの併用により、相手の攻撃を受けると同時に魔力を削り取るという使い方も可能。

歪・鳴り響く霹靂ヤグルシュ・シェケラ

有機的な形状をとった長槍。バアルの持つ二振りの槍が変質したもの。
本来備わっていた雷電の機能は失われ、その代わりに身体を構成する蠅が移植されている。
敵を貫く槍としても機能する他、彼の意思で自在に飛び回り敵を撃ち落とす投擲武器としても扱われる。
更にベルゼブブ本体の持つ増殖機能も付加されており、魔力を供給することで矛先を分裂・射出することも可能。
ちなみに替えの利く武器だからか、或いは本来の持ち主への八つ当たりか、扱いは雑。

【解説】

新約聖書の『マタイ福音書』や『マルコ福音書』などに登場する悪魔。
その名はヘブライ語で「蠅の王」を意味し、七つの大罪の一つ「暴食」を司る悪魔として知られる。
魔王にして魔界の君主、あるいは王子とされ、地獄において大悪魔サタンに次いで罪深く、権力と邪悪さを兼ね備えているとされる。
実力面ではサタンをも凌ぐと伝える書物もあり、『地獄の辞典』ではサタンを差し置いて地獄を支配している。
また、実際に人間に取り憑いた事例も確認されており、世界的に強力かつ凶悪な悪魔として認識されていることは確か。
一方で神託を齎す悪魔ともされ、作物を荒らすハエの害から人間を守り救う力を持つなど友好的な一面も有する。

原典はウガリット神話に伝わる最高神、雷雨と暴風を司る嵐神バアル。
気高き神である彼を、イスラエルの地に入植してきたヘブライ人は嫌い、彼の尊称である崇高なるバアルバアル・ゼブルと語感の似た蠅のバアルバアル・ゼブブの名で呼び蔑んだ。
忌み名は聖書に記されたことで世に広まり、後に悪魔ベルゼブブとして確立。悪魔と同一視されたことでバアルの信仰は貶められたとされている。
しかしその実態は、類似性から来る収斂進化の利用*1により、バアルの信仰を簒奪するために創造されたイミテーション。
蔑称が悪魔を意味するものになったことでバアルが零落したのではなく、バアルを零落させるために悪魔として設計された存在。
意図的に似せながら、彼を貶めるために負の要素を詰め込まれた、即ち主によって「魔」と定義づけられ遣わされた本物_____真性悪魔である。
ベルゼブブはバアルと密接な関係にあるが、直接的な繋がりはない。反転存在オルタナティブでもなければ、霊核を共有した同一存在でもない。
しかし信仰者の、人の悪意によって結び付けられた「鏡の向こう側」であり、交わらずとも切り離せぬ表裏一体に位置する。
バアル無くしてベルゼブブは生じず、ベルゼブブ無しにバアルは語れない。互いに影響を与え、存在を証明しあうという極めて特殊な関係にあるのだ。

真性悪魔という性質上、『英霊の座』に存在しないベルゼブブを召喚することはほぼ不可能……と思いきや、実は気軽に召喚できる。
確かにベルゼブブは、神にも悪魔にも該当せず人の境界を彷徨うバアルと異なり、確固たる悪魔として存在を成立させている。
しかし人に取り憑いた逸話を持ち、更に人類史に深く関わってくる七つの大罪という概念を背負うベルゼブブは、人間と縁深い。
求める声があれば嬉々として地獄より召喚に応じるだろう。_____暴食の罪に従い、自らを呼び寄せたマスターを喰らうだろうが。
そのため、並大抵の人間では彼を御することができない。彼が喰いきれない程の輝きを持つ者だけが、真に彼を召喚する資格を有すると言える。
尤も、そんな悪魔が引くような人間がそうそう存在する筈はないのだが……

【人物・性格】

外見上は寡黙で冷静、威厳ある人物。理知的、或いは悪魔らしく狡猾な印象を受ける。
しかし内面は軽薄で即物的。紳士的に振る舞ってはいるが言動の節々に傲慢さが見え、欲望に非常に素直な刹那主義者。
暴風を司るだけあって常に餓えており、目に付いたもの総てにまず食欲を抱き、特別な理由がなければそのまま喰らってしまう。
軽率ではあるが短絡的な馬鹿ではなく、欲求を果たすために智謀策謀は尽くすタイプ。加えて逆境において幸運を掴むアドリブ力に長けている。
腹を満たすためならば如何なる非道をも躊躇なく行い、また人間が欲望に従い破滅していく様を喜ぶ、如何にも悪魔らしい性格をしている。

そんな魔性でありながら属性:中庸なのは、彼の行いの根幹にあるのが「食欲」だから。
七つの大罪は確かに人を堕落させる要因だが、決してそれだけで罪にはならない。それは罪源であり、罪へ導く可能性のあるもの。
むしろこれらの感情は、時に人に発展を齎すものになる。暴食の元となる食欲は、人間からは切り離せぬ三大欲求であるから。
故にその大罪の一つを背負う彼もまた、人間の悪性だけでなく善性にも関心を抱く。
悪に落ちぶれ破滅していく人間を嘲笑し、善を信じ邁進していく人間を賛美し、その両者を愛でて喰らおうとする。

また戦闘時には普段の軽い性格は鳴りを潜め、『失楽園』で描かれた、威厳ある魔王としての姿を見せる。
敵味方問わず屈服させる王威は決して演技ではなく、彼が確かに偉大なる悪魔であり、その自覚と素質を持っていることを示している。
だがその王らしさの発揮も場の流れに乗ってるだけの、一種の気まぐれのようなものであり、本質が刹那的であることに変わりはない。
結局のところ彼は、ただ在るがままに生き、有るがままに喰らう暴食の化身なのだ。

モザイク市において
モザイク市には、彼を呼び寄せるだけの深く強い縁があった。
一つ、彼の原典にして存在意義たる英雄神、“嵐”のランサーの召喚。しかし今回、こちらは副次的な理由となる。
そしてもう一つ、本題が……彼を現世に呼び寄せた業にして彼を召喚したマスター、鮮ヶ夜蓮の存在だ。
自身と同じ名を冠し、しかし自身とは異なる「魔」を宿しながら、しかして確固たる人間として確立した一人の少女。
面白い存在だ。喰い応えのありそうな人間だ。よし行こう。暴食を司る者であるが故に欲望に従い、斯くしてベルゼブブは地上に降臨する_____

が、召喚されて直ぐに、彼は恐ろしい体験をすることになる。
彼女という人間が背負う業の深さ、彼女を取り巻く環境の悍ましさは想像以上のものだった。だがこれは彼の期待通りだ。
真に恐ろしいのは、彼女そのもの。人間の宿業、罪業、悪性を煮詰めた地獄に突き落とされて、地獄を彷徨い続けてなお揺れぬ、彼女の精神性。
人間として完成しているわけではない。しかし彼女は決してブレない。自分の進む道を迷うことはあっても、自分自身を見失うことがない。
そんな聖人の如き精神性を、ありふれた日常を過ごしていた一般人が、地獄に落ちる前から持ち合わせていたという異常。
予想を遥かに上回る、芯の通った人間らしさに調子を崩されて以降、彼女(とその内に宿るもう一人の悪魔)に振り回される日々を送ることになる。
……その日々の中で、自分の内に未知なる感情が芽生えていることに、僅かな恐怖と、形容しがたき熱を抱いて……

モザイク市での関連キャラ



イメージカラー:濁った深翠
特技:暴飲暴食、人間の堕落、信仰の零落
好きなもの:暴食、真新しいもの、醜くも美しいものにんげん
嫌いなもの:我慢、古臭いもの、有り触れたもの
天敵:バアル
願い:総てを喰らい尽くしたい(→自分に芽生えたこの感情について知りたい)

【一人称】私 【二人称】君、お前(バアルと話す時のみ) 【三人称】彼、彼女


台詞集


【因縁キャラ】

バアル
不俱戴天の敵、相容れぬ存在。存在意義にして仇敵。
彼を否定するために創造された悪魔であるベルゼブブだが、彼に抱くのは食欲ではなく、ましてや憎悪ですらない。
……何もない。理性でも欲望でもなく、命に刻まれた本能に従い、ただそうあれかしと望まれたが故に彼に戦いを挑む。
「貶められたバアル」であるベルゼブブは、純粋な能力ではバアルに勝てない。蠅の群れは雷光で焼き尽くされ、魔力侵蝕も通用しない。
一方で「バアルを貶めるもの」として、宝具の特攻効果が最大限に発揮され、命中すれば確実に倒せるという、奇妙な力関係にある。
闘争本能さえ収まれば、バアルへの態度は極めて温厚なものになる。仇敵ではあるが嫌っている訳ではなく、むしろその在り方は好ましい。
血を分けた兄弟、双子のような関係性を築いており、戦闘後はバアル悪魔ベルゼブブが互いに腹を割って談笑するという奇妙な光景が広げられている。
基本的に相手を「君」と呼ぶ彼が唯一「お前」と呼ぶ存在でもあり、誰よりも気の置けない「友人」と呼べる相手なのかもしれない。
……ちなみに、彼を取り巻く事情及び博愛気質に関しては肯定的であり、彼の惚気話を望んで聞きに行く剛の者でもある。

「糞糞糞糞糞ォ!!!!!バアル、バアルゥ……やはり私たちは切っても切れぬ縁で結ばれてるみたいだなァ……?」
「出会ってしまった以上、最早抑えることなんてできないよなァ……私に喰われる覚悟は、できてるってことだよなァ!!!!!」
「優柔不断?私はそうは思わないが……バアル、お前に全員キッチリ満足させてやれる余さず喰らい尽くせる甲斐性があれば、何も問題はないんだよ」


アナト
宿敵バアルの妹にして妻、ということで幾分か面識のある相手。
殺戮衝動のままに鮮血の海を作りながらも決してブレない強烈な愛を貫くその在り方に、愛という感情の凄まじさを改めて考えさせられる。
また、そんな彼女を宿し得る器となった少女の人間性も気に入っており、できれば彼女の経歴について聞きたいところ。
……バアルを貶めた存在である自分が彼女の前に現れればどうなるかは目に見えているので、現状はバアルとの惚気を遠くから眺める程度。
バアルでも受け止め切れていない暴走状態の彼女が手に負える訳もなく、いざ戦うとなれば面倒なので少しばかり敬遠している。

「しかし……君の器となったその少女といい、彼女レンといい、現代には随分と業深い人間が多いな。悪魔としては喜ぶべき、なのか……?」
「愛、怖いなァ!?……とは言わないさ。私はあれよりも悍ましく理解しがたい、無償の愛とやらを知っているからな」
「確かに私はその特性上非常に死に難いがな、それでも痛覚は残っている。……アレは、そういう痛いところを的確に抉るタイプだからな」


アスタルテ
宿敵バアルの妹にして妻、ということで幾分か面識のある相手。
バアルの模造品として創造されたからか、彼と同じく、数多の信仰が混在する彼女の内からアスタルテ本当の彼女を見抜くことができる。
また、万象を嘲笑する存在である彼が彼女に向ける感情は“食欲”ではなく“憐憫”であり、出会う度に気遣うような、彼らしくない態度を取る。
……ベルゼブブベルゼビュートと、彼女に重ねられた悪魔アスタロトには、ルシファーと並ぶ地獄の支配者、そして邪悪の樹に宿る悪徳を司る者という関連性がある。
故に本物を知る彼は、決して彼女をアスタロトとは呼ばず、また同僚が迷惑をかけたとして何かと彼女に気を利かせているようだ。

「あぁ、アスタルテか。どうした?君の愛しいバアルは彼方にいるが……何だ、遠くから眺めているだけで満足できるのか?」
「しかし……どうして君とアスタロトが同一視されたのか、今でも疑問だとも。似ているのは名前だけで他はどう見ても違うのだが……」
「特にその胸、彼女には決して見せないほうがいい。神に胸囲で負けてると知ったらどうなるか分からないからなァ……」


ニコール・オブリー
自身の存在の確立、その犠牲となった哀れな少女。
彼の第二宝具は彼女に関する逸話が元となっており、少なくとも彼が一連の悪魔憑きに関わっていたことは間違いない。
しかし、実際に彼女の身に宿ったのがベルゼブブだったのか、バアルだったのか。或いは彼女の存在そのものが作り話だったのか……
真相を知る筈の彼は、決してそれを口にしない。……まるで、語ることを何者かによって禁じられているかのように。
彼から教えられる事実はたった一つ。_____自分ベルゼブブは、君の信じたバアルではない。

「ク、ハハハハハハハハハハ!!!!!誰かと思えば君が!まさか君が召喚されているとは思わなかったぞニコール・オブリー!」
「おいおいどうした、そんなに顔を曇らせて!一体何に懺悔しているんだ!……そんな君に朗報だ。実はな、私は_____」
「_____ああ、いい顔になったなニコール!そうだ、憎悪の炎を滾らせろ!そうでなければニベルコルも浮かばれないからなァ」


ニンジェルシフェル
正直よくわからん。君は本当にあのルシフェルなのか?
自分で変わったと発言してはいるが、どう見ても変わったとかそういうレベルじゃない。変化というか最早変態では?
……だがまあ、どれ程の変貌を遂げていようと彼と自分の間に結ばれた友情が切れる訳ではないし、彼を軽視することなど決してない。
むしろ、地獄より再起を誓った戦友である彼が、傲慢の罪を背負う悪魔らしく信ずる道を邁進している様に、安堵さえ覚える。
また肩を並べ、共に戦える日が来たことを純粋に喜んではいるようだ。……ところで、作風とかは合わせたほうがいいのだろうか。

「正直ニンジェルについては良く知らないからな……だがまあ君の頼みだ、付き合ってやるさ」
「何、私の肉体は無数の蠅で構成されているからな。変わり身とか分身ぐらいなら普通にできる。存分に頼って欲しい」
「……君に合わせて、私もニンジェルゼブブとでも名乗ったほうがいいか?」

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