範浄レオン
最終更新：ID:aZQ6oCmnYA 2020年02月10日(月) 03:54:11履歴
基本情報 
【氏名】範浄レオン
【性別】男
【年齢】???歳
【出身】???
【身長・体重】182cm・72kg
【肌色】日焼け【髪色】黒【瞳色】黒
【外見・容姿】20代半ばほどに見える浅黒い肌をした陽気な男
【令呪の位置】左肩
【属性】中立・善
【魔術系統】なし（魔術師ではない）
【魔術属性】なし（魔術師ではない）
【魔術特性】なし（魔術師ではない）
【契約サーヴァント】???
【性別】男
【年齢】???歳
【出身】???
【身長・体重】182cm・72kg
【肌色】日焼け【髪色】黒【瞳色】黒
【外見・容姿】20代半ばほどに見える浅黒い肌をした陽気な男
【令呪の位置】左肩
【属性】中立・善
【魔術系統】なし（魔術師ではない）
【魔術属性】なし（魔術師ではない）
【魔術特性】なし（魔術師ではない）
【契約サーヴァント】???
魔術・特殊技能・特性など
ヨットの操縦
ヨットでモザイク市を渡り歩いているだけあって操舵技術はかなりのもの。
たったひとりでも帆を自在に張り、行きたい場所にはどこにでも行ってみせる。
どんな荒波を前にしても同乗者に不安を感じさせないくらいには信用が置ける腕前。
たったひとりでも帆を自在に張り、行きたい場所にはどこにでも行ってみせる。
どんな荒波を前にしても同乗者に不安を感じさせないくらいには信用が置ける腕前。
ギターの演奏
ギターが演奏できる。腕前はというとかなり上手い。
素人が聞いても一曲演奏を聞けば一流の奏者であることが分かる程度。
丈夫なケースに仕舞われた上等なギターを1本所有していて、時折持ち歩いている。
素人が聞いても一曲演奏を聞けば一流の奏者であることが分かる程度。
丈夫なケースに仕舞われた上等なギターを1本所有していて、時折持ち歩いている。
話術
レオンが持つ最大の武器。噺屋のように誰が相手でもとにかく舌が回る。
主に遠方で見聞きしたことや体験談を人に面白おかしく聞かせることに振るわれる。なるべく人を楽しませるために使いたいとレオンは考えている。
まるでほら話のような奇想天外な内容を身振り手振りでダイナミックに伝えるので、どんな鉄面皮も綻んでしまうこと請け合い。
しかし窮地においては舌先三寸で騙くらかすために使うこともたびたび。彼の言葉に聞き入ってしまった時点で人であれ英霊であれ彼の術中に嵌っている。
どちらにせよ、これらはとっさの観察眼や洞察力が優れていることの証左。相手がどんな言葉を欲しているかを瞬時に見抜く。
それは傷ついたり落ち込んでいる人間に対しても同様で、その時その人間に最も必要な言葉を自在に選択して投げかけることが出来る。
このような性質をして、ある英霊から「君は良い探偵になれる」と言われたことがある。
主に遠方で見聞きしたことや体験談を人に面白おかしく聞かせることに振るわれる。なるべく人を楽しませるために使いたいとレオンは考えている。
まるでほら話のような奇想天外な内容を身振り手振りでダイナミックに伝えるので、どんな鉄面皮も綻んでしまうこと請け合い。
しかし窮地においては舌先三寸で騙くらかすために使うこともたびたび。彼の言葉に聞き入ってしまった時点で人であれ英霊であれ彼の術中に嵌っている。
どちらにせよ、これらはとっさの観察眼や洞察力が優れていることの証左。相手がどんな言葉を欲しているかを瞬時に見抜く。
それは傷ついたり落ち込んでいる人間に対しても同様で、その時その人間に最も必要な言葉を自在に選択して投げかけることが出来る。
このような性質をして、ある英霊から「君は良い探偵になれる」と言われたことがある。
逃げ足
あえて特筆すべきほどの技能。速い。
ただ速いだけではなく、先述の高い観察力や洞察力で危機を察知し、得意の話術や機転で時間を稼ぎ、素早く逃走ルートを選定することまで含めて速い。
身体能力こそ人間の範疇だが、そうしたあらゆる要素を込みでサーヴァントからすら逃げ切ってみせる。
三十六計逃げるに如かずの体現者。ただし、その逃走は仲間も込みのもの。レオンは仲間だけ置いて我が身可愛さで逃げ出す卑怯者ではない。
何が何でも、あらゆる手を使って、彼が仲間と逃げ切ってみせる。
ただ速いだけではなく、先述の高い観察力や洞察力で危機を察知し、得意の話術や機転で時間を稼ぎ、素早く逃走ルートを選定することまで含めて速い。
身体能力こそ人間の範疇だが、そうしたあらゆる要素を込みでサーヴァントからすら逃げ切ってみせる。
三十六計逃げるに如かずの体現者。ただし、その逃走は仲間も込みのもの。レオンは仲間だけ置いて我が身可愛さで逃げ出す卑怯者ではない。
何が何でも、あらゆる手を使って、彼が仲間と逃げ切ってみせる。
礼装・装備など
ヨット「A-Z」
キャビン付きの比較的大型なヨット。船体は空色に塗られている。
船名の「A-Z」はアルファベットにおける最初のAと最後のZ、即ち「全て」という意味合いがある。何故そうした名前にしたかはレオンだけの秘密。
至って普通のヨットのように見えて、様々な部分で魔術的な加工が施されている代物。防錆や防黴など殆どがヨットの保全のためのもので生活感は見た目の通りの狭さ。
唯一トイレだけは清潔が保たれるよう細工がしてある。
船名の「A-Z」はアルファベットにおける最初のAと最後のZ、即ち「全て」という意味合いがある。何故そうした名前にしたかはレオンだけの秘密。
至って普通のヨットのように見えて、様々な部分で魔術的な加工が施されている代物。防錆や防黴など殆どがヨットの保全のためのもので生活感は見た目の通りの狭さ。
唯一トイレだけは清潔が保たれるよう細工がしてある。
外見・容姿の詳細など
浅黒い肌をした精悍な顔つきの青年。
常に表情豊かでややオーバーリアクションなので格好いいというよりは親しみやすさのほうが勝る。
邪魔になったら自分で切っていると言う通り髪型や髪の長さはまちまち。本人もあまりこだわりもない。そのうち誰かに切ってもらうイベントが発生する。
海の男らしく四肢の付け根を中心に全身がよく鍛えられている。トレーニングで無理やり鍛えたものではなく、洋上生活で培われた無駄のない筋肉。
ラフな格好を好み、アロハシャツにハーフパンツに草履という出で立ちでいることがほとんど。
本人曰く「スーツだって持っている」とのことだが着ている姿が目撃されたことはない。
常に表情豊かでややオーバーリアクションなので格好いいというよりは親しみやすさのほうが勝る。
邪魔になったら自分で切っていると言う通り髪型や髪の長さはまちまち。本人もあまりこだわりもない。そのうち誰かに切ってもらうイベントが発生する。
海の男らしく四肢の付け根を中心に全身がよく鍛えられている。トレーニングで無理やり鍛えたものではなく、洋上生活で培われた無駄のない筋肉。
ラフな格好を好み、アロハシャツにハーフパンツに草履という出で立ちでいることがほとんど。
本人曰く「スーツだって持っている」とのことだが着ている姿が目撃されたことはない。
人物像
来歴
経歴不詳。自前のヨットで航海し、モザイク市を渡り歩く男。
寄港先で金を振り撒き、そのうちどこからか金を手に入れ、次の港へと出向していく。
寄港先で金を振り撒き、そのうちどこからか金を手に入れ、次の港へと出向していく。
性格
細かいことを気にしない部分と深慮する部分が自然と両立する不思議な人物。
前者は特に生活の安定性を求めない部分として現れる。
とにかく「明日は明日の風が吹く」主義。明日のことは明日の自分が考えれば良い、という面が他人には自堕落に映ることもある。
金銭感覚が欠如しており、宵越しの銭は持たないタイプ。ヨットの修理代金などにも手を付けてしまってひとつのモザイク市での逗留が長引いてしまうのもしばしば。
日雇いの労働に従事して得た賃金をその日の内に飲む、打つ、買うで使い切ってしまうということもままある。
人を楽しませるのが好きな性質であり、生来の軽快なトークと合わせて持ち前の金もそうした用途で使ってしまうことも多い。
これだけ杜撰な生活をしておきながら基本的に善人なので慕われやすいのがレオンの人徳である。
後者はいざという時に垣間見せる博識さや頭脳の明瞭さという形で分かりやすく示される。
高い人間観察力や洞察力、それを無駄にしない論理的思考、日頃の適当さが嘘のような計画的行動。
これらが発揮される時、彼は陽気で豪放磊落なヨットマンとしての顔ではなく、どこか科学者めいた理知的な顔を見せる。
レオンの口が開くと繰り出される軽妙なトークはこの性質によってしっかり考えられた末に繰り出されているものだ。
まるで別人のよう………と周りの人間が驚くことは少ない。『本当は賢い人間だ』というのはレオンと接する多くの人が感じている。
根底にお人好しな部分を持ち、困っている人間がいればついつい声をかけてしまう性分。
しかしだからといって甘く接するのではなく、『それはおかしい』と感じれば厳しいことでも平気で言い放って両断する。
相手を思いやっての行動で、相手に嫌われるかも知れないけれど必要な選択肢を選べる人物。
仮にそれで嫌われたとしても大抵の場合はそれも良しとして受け入れるなど、どこか達観した部分もある。
自他問わず命の保全に躊躇がなく、例え全人類が心臓に聖杯を持ちそう簡単に死なないという状況でも危険な状況の相手には手をのばす。
まるで聖杯の不老不死は絶対ではないことをよく知っているかのように。
前者は特に生活の安定性を求めない部分として現れる。
とにかく「明日は明日の風が吹く」主義。明日のことは明日の自分が考えれば良い、という面が他人には自堕落に映ることもある。
金銭感覚が欠如しており、宵越しの銭は持たないタイプ。ヨットの修理代金などにも手を付けてしまってひとつのモザイク市での逗留が長引いてしまうのもしばしば。
日雇いの労働に従事して得た賃金をその日の内に飲む、打つ、買うで使い切ってしまうということもままある。
人を楽しませるのが好きな性質であり、生来の軽快なトークと合わせて持ち前の金もそうした用途で使ってしまうことも多い。
これだけ杜撰な生活をしておきながら基本的に善人なので慕われやすいのがレオンの人徳である。
後者はいざという時に垣間見せる博識さや頭脳の明瞭さという形で分かりやすく示される。
高い人間観察力や洞察力、それを無駄にしない論理的思考、日頃の適当さが嘘のような計画的行動。
これらが発揮される時、彼は陽気で豪放磊落なヨットマンとしての顔ではなく、どこか科学者めいた理知的な顔を見せる。
レオンの口が開くと繰り出される軽妙なトークはこの性質によってしっかり考えられた末に繰り出されているものだ。
まるで別人のよう………と周りの人間が驚くことは少ない。『本当は賢い人間だ』というのはレオンと接する多くの人が感じている。
根底にお人好しな部分を持ち、困っている人間がいればついつい声をかけてしまう性分。
しかしだからといって甘く接するのではなく、『それはおかしい』と感じれば厳しいことでも平気で言い放って両断する。
相手を思いやっての行動で、相手に嫌われるかも知れないけれど必要な選択肢を選べる人物。
仮にそれで嫌われたとしても大抵の場合はそれも良しとして受け入れるなど、どこか達観した部分もある。
自他問わず命の保全に躊躇がなく、例え全人類が心臓に聖杯を持ちそう簡単に死なないという状況でも危険な状況の相手には手をのばす。
まるで聖杯の不老不死は絶対ではないことをよく知っているかのように。
行動規範・行動方針
ヨットひとつでどんなモザイク市にも訪れる一人旅。いずれ二人旅にもなるのかもしれない。ならないのかもしれない。
でも「札幌」とかは勘弁な。寒いから。
ヨットが港につくなり散財してそのモザイク市で遊び倒し、素寒貧になっては日雇いの仕事など請け負い、出港の用意を整えて再び次のモザイク市を目指していく。
この行動ルーチンや積極的に交友を持とうとする姿勢により各モザイク市で知り合いが非常に多い。大抵は好意的な関係だが、中には恨まれている相手も。
寄港先のモザイク市では必ず一度はギターケースを担いでどこかに行き、帰りは大金を得て帰ってくるという謎の行動を取る。
でも「札幌」とかは勘弁な。寒いから。
ヨットが港につくなり散財してそのモザイク市で遊び倒し、素寒貧になっては日雇いの仕事など請け負い、出港の用意を整えて再び次のモザイク市を目指していく。
この行動ルーチンや積極的に交友を持とうとする姿勢により各モザイク市で知り合いが非常に多い。大抵は好意的な関係だが、中には恨まれている相手も。
寄港先のモザイク市では必ず一度はギターケースを担いでどこかに行き、帰りは大金を得て帰ってくるという謎の行動を取る。
サーヴァントへの態度
「契約はしている」と語るが頑なに喋りたがらないし、レオンの傍にもいない。
態度から察するにあまり良い関係ではないようだ。
態度から察するにあまり良い関係ではないようだ。
役どころ・コンセプトなど
剽軽者の兄ちゃん。朱音ちゃんの彼氏。
普段は三枚目だけれども要所で一枚目の片鱗を覗かせる。
某市某事件発生時の最前線で起きていた実情 を知る数少ない人物。
普段は三枚目だけれども要所で一枚目の片鱗を覗かせる。
某市某事件発生時の最前線で起きていた
因縁キャラ
お互いに運命の相手となる関係。割れ鍋に綴じ蓋。相棒というのがぴったり嵌る間柄。
出会いは劇的なものではなく、レオンがトークで盛り上げていた酒の席に朱音のサーヴァントであるセイバーがたまたま居合わせていたことから始まる。
レオンと意気投合していたセイバーに巻き込まれる形でちょくちょく夜の酒の席で顔を突き合わせるようになっていった。
転機は阿里洲加奈汰から戦闘術を教わるために(M)アリス・ショップを朱音が訪れたことから始まる。
たまたま訪れる道中をレオンに見つかり、付きまとってくるレオンを鬱陶しく追い払いながら朱音は(M)アリス・ショップへ。
レヴァナントといつになく真剣な顔で喋っているレオンへ小首を傾げながら加奈汰との訓練に臨んだ。
結局打ちのめされるも、その敗北は朱音の殻を破るには至らずむしろ意固地さを強めるものとなり、様子のおかしい朱音を心配して追ってくるレオンを振り払い帰路につく。
―――その中途の路地に、逃れられぬ運命が待っていた。
恐怖に身が竦み、闇雲に振るった刀はまるで刃が立たず、戦意を失って震える朱音の前へ突如として滑り込んでくるレオン。
「ばっっっかじゃねぇの何やってんだお前死ぬぞ死んじゃうぞこのままだと！誰だか知らないがどォォォォ考えてもあの姉ちゃんヤバいやつじゃねーか！オレは逃げるぞ逃げるからな！一緒に行くよな！？よし今頷いたオレにはそう見えた！ってオイオイオイあんた何しやがオァァァァァ」
………レオンは恐るべき騒々しさで脱兎の如く駆け出し、なんと藍依から逃げ切ることに成功する。
レオンが停泊させているヨット上で聖杯の力でもすぐには治しきれない傷の手当を受けながら、朱音はレオンから説教を受けるのだった。
「バーカ。お前が思うよか人間脆かねーよ。人間そう簡単に負けるように造られてはいないんだぜ？なあ？」
後日、これをレオン自らがとんでもない形で実証するとはこの時の朱音には想像もつかない話だった。
全ての因縁が片付いた後、朱音はレオンと彼のヨットで旅に出る。
しかし平穏は待っておらず、今度はレオンの逃れられぬ運命と対峙していくことになる。
レオンにとっては朱音のおっかない姉ちゃん。藍依にとっては朱音に近寄る害虫であると同時に、ある意味での天敵。
まるで因果律で定められているかのようにレオンを藍依は捕まえることが出来ない。どれだけ本気を出してもあと一歩のところで取り逃がしてしまう。
そればかりかレオンのトーク力に惑わされて喋らなくていいことも喋ってしまうことも多々。
2回目の邂逅はレオンと藍依による朱音を交えないふたりきりのものだったが、
・レオンが朱音から聞いた藍依評に対する自分の感想を躊躇なくぶち撒けたのに対しつい付き合ってしまい丁寧に回答
・返ってきた回答に対し常識に沿った実にまっとうなツッコミを一切の遠慮なく目一杯食らわされる
・返礼に本気で逃げるレオンを追ったがまたしても完膚なきまでに逃げ切られる
と、藍依はレオンに対しては全くいいところがない。
………そして、その模様をレオン自身の口から自慢の話術で臨場感たっぷりに聞かされた朱音は―――。
唖然とし。
頬を抓って夢かどうか確かめ。
涙を浮かべ。
レオンによる異様に精度の高い藍依のモノマネに思わず吹き出すのだった。
「なんだよお前それ……命知らずにもほどがあるぞ……！」
己の殻を破った朱音は、翌日セイバーに「修行をつけてくれ 」と話しかけるのだった。
レオンと朱音が交わるきっかけを作ったサーヴァント。飲み屋で酒を酌み交わし意気投合した相手。
出会った当初からレオンに対する評価が高く、レオンを「あれは宮廷道化師だ」と評する。
曰く、あれは命を賭して言うべき諫言を口にするからこそどのような相手を前にしても無礼講を赦されるのだと。
結局、ベイリンはレオンとは最期までただの良き飲み友達であった。
出会いは劇的なものではなく、レオンがトークで盛り上げていた酒の席に朱音のサーヴァントであるセイバーがたまたま居合わせていたことから始まる。
レオンと意気投合していたセイバーに巻き込まれる形でちょくちょく夜の酒の席で顔を突き合わせるようになっていった。
転機は阿里洲加奈汰から戦闘術を教わるために(M)アリス・ショップを朱音が訪れたことから始まる。
たまたま訪れる道中をレオンに見つかり、付きまとってくるレオンを鬱陶しく追い払いながら朱音は(M)アリス・ショップへ。
レヴァナントといつになく真剣な顔で喋っているレオンへ小首を傾げながら加奈汰との訓練に臨んだ。
結局打ちのめされるも、その敗北は朱音の殻を破るには至らずむしろ意固地さを強めるものとなり、様子のおかしい朱音を心配して追ってくるレオンを振り払い帰路につく。
―――その中途の路地に、逃れられぬ運命が待っていた。
恐怖に身が竦み、闇雲に振るった刀はまるで刃が立たず、戦意を失って震える朱音の前へ突如として滑り込んでくるレオン。
「ばっっっかじゃねぇの何やってんだお前死ぬぞ死んじゃうぞこのままだと！誰だか知らないがどォォォォ考えてもあの姉ちゃんヤバいやつじゃねーか！オレは逃げるぞ逃げるからな！一緒に行くよな！？よし今頷いたオレにはそう見えた！ってオイオイオイあんた何しやがオァァァァァ」
………レオンは恐るべき騒々しさで脱兎の如く駆け出し、なんと藍依から逃げ切ることに成功する。
レオンが停泊させているヨット上で聖杯の力でもすぐには治しきれない傷の手当を受けながら、朱音はレオンから説教を受けるのだった。
「バーカ。お前が思うよか人間脆かねーよ。人間そう簡単に負けるように造られてはいないんだぜ？なあ？」
後日、これをレオン自らがとんでもない形で実証するとはこの時の朱音には想像もつかない話だった。
全ての因縁が片付いた後、朱音はレオンと彼のヨットで旅に出る。
しかし平穏は待っておらず、今度はレオンの逃れられぬ運命と対峙していくことになる。
レオンにとっては朱音のおっかない姉ちゃん。藍依にとっては朱音に近寄る害虫であると同時に、ある意味での天敵。
まるで因果律で定められているかのようにレオンを藍依は捕まえることが出来ない。どれだけ本気を出してもあと一歩のところで取り逃がしてしまう。
そればかりかレオンのトーク力に惑わされて喋らなくていいことも喋ってしまうことも多々。
2回目の邂逅はレオンと藍依による朱音を交えないふたりきりのものだったが、
・レオンが朱音から聞いた藍依評に対する自分の感想を躊躇なくぶち撒けたのに対しつい付き合ってしまい丁寧に回答
・返ってきた回答に対し常識に沿った実にまっとうなツッコミを一切の遠慮なく目一杯食らわされる
・返礼に本気で逃げるレオンを追ったがまたしても完膚なきまでに逃げ切られる
と、藍依はレオンに対しては全くいいところがない。
………そして、その模様をレオン自身の口から自慢の話術で臨場感たっぷりに聞かされた朱音は―――。
唖然とし。
頬を抓って夢かどうか確かめ。
涙を浮かべ。
レオンによる異様に精度の高い藍依のモノマネに思わず吹き出すのだった。
「なんだよお前それ……命知らずにもほどがあるぞ……！」
己の殻を破った朱音は、翌日セイバーに「
レオンと朱音が交わるきっかけを作ったサーヴァント。飲み屋で酒を酌み交わし意気投合した相手。
出会った当初からレオンに対する評価が高く、レオンを「あれは宮廷道化師だ」と評する。
曰く、あれは命を賭して言うべき諫言を口にするからこそどのような相手を前にしても無礼講を赦されるのだと。
結局、ベイリンはレオンとは最期までただの良き飲み友達であった。
「天王寺」「梅田」「難波」
「御苑」
「名古屋」
「出雲」
「神戸」
nevadakagemiya
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