最終更新:ID:4CGJE5QOCA 2023年11月09日(木) 21:58:09履歴
パワーなどの基本能力のみを持ち、他の効果を一切持たないカードを指す言葉。
トレーディングカードゲーム(TCG)における俗語として広く定着している。
由来はアイスクリームのバニラ味で、そこから転じて特徴がない・基本的なものを「プレーン」または「バニラ」と呼ぶスラングが英語圏で発祥。
そこからTCGの開祖と言えるマジック・ザ・ギャザリングにて能力を持たないクリーチャーの通称として定着、日本でも多数のTCGが作られる中で界隈全般の用語として広まっていった。
カードゲームにおけるバニラの存在価値はゲームによってさまざま。
何も効果を有しないことから耐性を持たない・他を強化する能力もない・相手を妨害する効果もない……といった形で、効果持ちに比べると厳しい立ち位置が目立つか。
一方、効果を持たない代わりに基礎パワーが高いという形で効果持ちと差別化するケースも多く、あるいはバニラのカードをサポートする効果を用意するなどして、
単純に効果を持たない=弱い、という形に収まらないよう調整するケースは珍しくもない。
うちのこカードバトルにおいても効果を持たないカードは複数作られており、それらを慣例に倣って「バニラ」と呼ぶことが多い。
うちのこカードバトルにおいては効果査定により、効果を積むとその内容に応じて基礎パワーが減少するという形式を取っているため、当然に効果のないバニラは基礎パワーそのまま。
このためバニラカードは効果を有するカードに比べてパワー数値=火力と防御力が高い、という立ち位置になっている。
デメリット効果を搭載すれば基礎パワーは増えるが扱いやすさが落ちることになり、強力な効果や耐性を持つとその分パワーが減る・コストが増えるため、
「状況を問わず呼び出せて安定したパワーを出せる」バニラカードは一定の需要を有していると言える。
また、所属・属性の使い分けにより、同コストのバニラでもデッキ適性は異なっている。
もちろん、バニラをデッキに投入しなければならないというルールはないので、目指すデッキ性質に応じて使い分けよう。
なお、帰属や進化などのデメリット・制約の効果を入れて他の効果を持たないケースは、基本的にはバニラと呼ばれない。
しかし、独自の特殊な効果を有しない、バニラに近いカードという扱いでまれに「準バニラ」という呼び方をするプレイヤーもいる。
ちなみに、他のゲームでは準バニラは「効果は持っているが使う機会に恵まれないためバニラと変わらない、そのくせ効果持ちなのでバニラサポートは受けられない」
というネガティブな用法で使われることも多いので、使う際には注意したほうがいいだろう。
カード制作的な面で見ると、設定上特に際立った能力を持たないキャラクターであればこれにする、というケースで作られることが多い。
カード枠の効果を書く欄にフレーバーテキストを入れたり、文章を全く何も書かなかったりとその辺りの表現も作者の特色が現れるところ。
上記の基礎パワーそのままになる性質から「パワーでごり押し」「脳筋」といったタイプが選ばれる傾向が強めか。
- 「効果を持たない(バニラ)」カードは、効果欄に効果が書かれていないカードのことである。
- 無意味な★0効果を持つ場合でも、バニラとして扱わない。
- 元々「効果を持たない(バニラ)」キャラクターが、効果を付与された場合、バニラとして扱わない。
- 性質上[付与]が下に重なっている元々がバニラのキャラクターは、バニラとして扱わない。
- 状態を付与されているだけでは効果として扱わないため、バニラとして扱うケースも多い。
元々「効果を持たない(バニラ)」キャラクターが「パワーを+する」状態を付与されている場合でも、バニラとして扱う。
- 効果を失ったキャラクターは、バニラである。
- 効果を無視されたキャラクターはバニラではない。
- 「効果を持たない(バニラ)」の呪文を唱えた場合、効果処理は行われないが、呪文を唱えたという事象は発生する。
- バニラの基礎パワーは以下の通りである。
コスト | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
パワー | 0 | 2 | 3 | 5 | 7 | 8 | 10 | 12 | 13 |
- 「効果を持たない(バニラ)」カードを指定する場合、属性指定と同じ扱いである(★−2)
- 0コストのカードはデメリット効果を持てないため、実質的にバニラしか作成できない。
- 《ワンダースイーツ・アイス試食品》・《ワンダースイーツ・ビッグアイス》 ←こちらは本当にアイスクリームのカード。TCG的なバニラとは無関係
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